JPH10148188A - スクロール流体機械 - Google Patents

スクロール流体機械

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JPH10148188A
JPH10148188A JP30772696A JP30772696A JPH10148188A JP H10148188 A JPH10148188 A JP H10148188A JP 30772696 A JP30772696 A JP 30772696A JP 30772696 A JP30772696 A JP 30772696A JP H10148188 A JPH10148188 A JP H10148188A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
scroll
intermediate pressure
crankshaft
crank shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP30772696A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Imamura
浩幸 今村
Takahiro Tamura
貴寛 田村
Kazuo Sakurai
和夫 櫻井
Shigeji Miyake
成志 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Shimizu Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Shimizu Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Shimizu Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH10148188A publication Critical patent/JPH10148188A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】密閉形スクロール圧縮機の軸受装置に係り、軸
の傾きを少なくすることで、軸受の片当りを防止すると
共に、ラップの径方向すきまを小さくし、性能の向上を
図る。 【解決手段】フレーム14とクランク軸15,17およ
び18で支持し、中間圧力と密閉容器8内の吐出圧力を
シールするためのシール装置を第3のころがり軸受とモ
ータの間に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は密閉形スクロール圧
縮機に係り、特にその軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スクロール圧縮機は渦巻状のラップを備
える固定スクロール部材と、同様な渦巻状のラップを備
える旋回スクロールとを噛み合わせ、旋回スクロールを
固定スクロールに対して旋回させて流体を圧縮し吐出す
るため、旋回スクロールを旋回させるためのクランク軸
を備えている。このクランク軸を支持する支持構造は特
開昭59−115488号公報に記載されているように旋回スク
ロールとクランク軸のクランク部と旋回スクロールとの
間に設けた第1のすべり軸受とクランク軸のシャフト部
とフレームとの間に設けた第2のころがり軸受と第3の
すべり軸受とによって支持する構造となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術で
は、固定スクロール,旋回スクロールにより形成される
圧縮室内の流体圧力及び旋回スクロールの遠心力の作用
により、クランクシャフトはクランク軸と軸受との間に
存在するすき間の範囲で傾く。また第3のすべり軸受に
作用する荷重に対応する適切な油膜圧力を発生するため
には、クランク軸との間にある程度以上のすき間を必要
とする。従ってクランク軸の傾きを小さくすることがで
きず、片当りが生じ、軸受の信頼性を低下させていた。
【0004】また、モータのロータとステータとの間の
エアギャップ、及び固定スクロールと旋回スクロールの
渦巻のラップ半径方向のすきまをある程度以下に小さく
することができず、スクロール圧縮機の効率を向上させ
ることができなかった。
【0005】本発明の目的は、クランク軸の傾きを小さ
くし、軸受の片当りを防止し、信頼性の向上を図ると共
に、モータのロータとステータとの間のエアギャップ及
び固定スクロールと旋回スクロールのラップ間の半径方
向のすきまを小さく設定することにより、高い効率を有
する密閉形スクロール流体機械を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の目的は、
密閉したチャンバ内に固定スクロールと旋回スクロール
とからなる圧縮機要素と、モータを配置し、旋回スクロ
ールとクランク軸の係合部に設けられた第1の軸受と、
旋回スクロールに近い側に設けられた第2の軸受と、モ
ータに近い側に設けられた第3の軸受で支承し、第2及
び第3の軸受をころがり軸受とし、第3の軸受のモータ
の近い側にシール軸受を設け、第2及び第3の軸受を中
間圧室に連通させる。
【0007】潤滑油供給手段は、第1の軸受を介して中
間圧室に連通する第1の給油通路から分岐し、シール軸
受を介して第2及び第3の軸受を給油し中間圧室に連通
する第2の給油通路を構成することにより達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1お
よび図2により説明する。
【0009】図1は本発明の縦置き形の密閉形スクロー
ル圧縮機の全体構造断面図を示す。
【0010】図1で、密閉容器8内の上方には圧縮機部
9が、下方には電動機10がそれぞれ配設されている。
【0011】密閉容器8の底部には潤滑の油溜り11が
形成されている。圧縮機部9は、鏡板12b上にうず巻
状のラップ12aを有する固定スクロール12と、同じ
く鏡板13b上にうず巻状のラップ13aを有する旋回
スクロール13と、固定スクロール13を支持するフレ
ーム14とを備え、固定スクロール12および旋回スク
ロール13のラップ同志を噛合わせた構成となってい
る。
【0012】また旋回スクロール13とフレーム14と
の間には、旋回スクロール13の自転を防止するオルダ
ム機構15が設けられている。
【0013】電動機10は密閉容器8に圧入締結され、
クランク軸16を介して旋回スクロール13を旋回運動
させるようになっている。
【0014】クランク軸16の軸部16aはフレーム1
4に設けたころがり軸受17ところがり軸受18とで支
持されている。
【0015】ころがり軸受18の下方には、密閉容器8
内の吐出圧力ところがり軸受17およびころがり軸受1
8が中間圧室22に連通しており、中間圧力となってい
るこの吐出圧力と中間圧力をシールするためのシール装
置23を配設している。
【0016】クランク軸16のクランク部16bは旋回
スクロール13の背面に設けた軸受19と嵌合されてい
る。なお、これらの軸受はフレームに間接的に支持して
もよい。
【0017】クランク軸16内にはころがり軸受17,
ころがり軸受18,シール装置23および軸受19へ潤
滑油を導く給油通路20がクランク軸16の軸部16a
の軸線に沿って設けられている。また軸部16aに延長
している電動機10の軸端には油溜り11の潤滑油を吸
い上げて給油通路20へ送り込む給油装置21が設けら
れている。
【0018】圧縮機部9は、旋回スクロール13が電動
機10で駆動されているクランク軸16を介して旋回運
動すると、旋回スクロール13,固定スクロール12に
より形成される空間(圧縮室)がスクロール中心方向に
移動するに従って容積を減少して、吸入した冷媒ガスを
圧縮する。圧縮された冷媒ガスは固定スクロールの鏡板
12bの中央に設けられた吐出口24から密閉容器内の
上部空間25へ吐出される。
【0019】また、旋回スクロールの背面には、圧縮行
程途中のガスを導かれる中間圧室22が形成されてい
る。中間圧室22の圧力は冷媒ガスの吸入圧力と吐出圧
力の中間の圧力となっている。
【0020】図2は軸受構成をさらに詳しく説明するた
めの拡大図である。
【0021】ころ軸受17は外輪17a,内輪17b,
ころ17c等からなるころがり軸受であり、内輪17b
の下には、これを支持するためのスラストリング26を
クランク軸16に設置している。
【0022】ころ軸受18は外輪18a,内輪18b,
ころ17c等からなるころがり軸受であり、内輪18b
の下にはクランク軸16を支えるためスラスト軸受27
を設けてある。スラスト軸受27の表面には溝が設けら
れている。
【0023】クランク軸16は、ころ軸受17を支持す
る部分の軸径d17ところ軸受18を支持する部分の軸
径d18をφ17>φ18とし、ころ軸受18の内輪1
8bの上端の位置決めをしている。
【0024】軸受の給油は、吐出圧力Pdと中間圧力P
bとの差圧によって行われる。
【0025】また、シール装置23と摺動するクランク
軸16の表面には軸方向溝28が設けられている。シー
ル装置26の下端部の近くまで設けられた軸方向溝28
の下端部には給油通路20と連通するように給油穴29
が設けられている。
【0026】又、軸方向溝28の上端はシール装置23
の上方のフレーム14とクランク軸16との間に形成さ
れる空間に連通している。従って、シール装置23の上
端面部すなわち、ころがり軸受17およびころがり軸受
18とシール装置23との間には中間圧部20aが形成
され、その中間圧部20aは中間圧室22の圧力より少
し高い状態の圧力Pb1 になっており、シール装置23
の下端部の圧力は吐出圧力Pd状態になっている。
【0027】潤滑油は給油装置21より給油通路20を
通り吐出圧力Pdと中間圧力Pbとの差圧によって給油
穴29および軸方向溝28を流れてシール装置に流入
し、吐出圧力と中間圧力のシール材および潤滑を行った
後、スラスト軸受27を中間的圧力Pb1 と第3のころ
がり軸受18の圧力Pb2(Pb1/Pb2)の差圧によ
り、ころがり軸受をころがり軸受の圧力Pb3(Pb2
Pb3)の差圧により、ころがり軸受を中間圧室の圧力
Pb(P≫Pb)の差圧力により潤滑を行った後中間圧
室22へ、他方は軸受19を潤滑した後、中間圧室22
へ流入する。すなわち、各軸受の潤滑油の流入部と中間
圧室とは全て連通するように設定しており、各軸受を給
油した潤滑油は全て中間圧室へ流入する。中間圧室22
へ流入した潤滑油は中間穴13bを介して圧縮室に流入
し、冷媒ガスと混合した状態で固定スクロール12の中
央に設けた吐出口24より密閉容器8内の上部空間25
へ吐出する。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、クランク軸の傾きを小
さくすることができ、軸受の信頼性が向上し、さらに、
モータのステータとロータの間のエアギャップ及び固定
スクロールと旋回スクロールの半径方向のギャップを小
さく設定できるので、性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の密閉形スクロール圧縮機の全体構造の
断面図。
【図2】本発明の軸受部構造の拡大を示す断面図。
【符号の説明】
16…クランク軸、17,18…ころがり軸受、19…
軸受、20…給油通路、20a…中間圧部、21…給油
装置、22…中間圧室、23…シール装置、26…スラ
ストリング、27…スラスト軸受、28…軸方向溝、2
9…給油穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫻井 和夫 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内 (72)発明者 三宅 成志 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定スクロールと、これに噛み合わされた
    旋回スクロールと、前記旋回スクロールに係合したクラ
    ンク軸と、このクランク軸を支持する複数の軸受と、前
    記クランク軸を駆動するモータと、これらを吐出圧力が
    作用する密閉空間内に収納し、前記密閉容器内に潤滑油
    を貯溜又は吐出圧力が作用する別容器に潤滑油を貯溜
    し、前記複数の軸受に供給する潤滑油供給手段と、前記
    旋回スクロールの背面に吐出圧力と吸入圧力との中間的
    な圧力を作用させる中間圧室とを備えたスクロール流体
    機械において、前記クランク軸は前記中間圧力室内にあ
    って、旋回スクロールとクランク軸の係合部に設けられ
    た第1の軸受と旋回スクロールとに近い側に設けられた
    第2の軸受と、モータに近い側に設けられた第3の軸受
    で支承し、前記第2及び第3の軸受をころがり軸受と
    し、前記第3の軸受のモータの近い側にシール軸受を設
    け、前記第2及び第3の軸受を前記中間圧室に通連して
    中間圧部とし、前記潤滑油供給手段はクランク軸の一端
    が前記密閉容器内又は前記吐出圧力が作用する別容器内
    の潤滑油に連通し、第1の軸受を介し他端が前記中間圧
    室に開口する第1の給油通路と、前記給油通路から分岐
    し、前記シール軸受を介して第3及び第2の軸受を給油
    し中間圧室に連通する第2の給油通路とを有することを
    特徴とするスクロール流体機械。
JP30772696A 1996-11-19 1996-11-19 スクロール流体機械 Pending JPH10148188A (ja)

Priority Applications (1)

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JP30772696A JPH10148188A (ja) 1996-11-19 1996-11-19 スクロール流体機械

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JP30772696A JPH10148188A (ja) 1996-11-19 1996-11-19 スクロール流体機械

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10148188A true JPH10148188A (ja) 1998-06-02

Family

ID=17972523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30772696A Pending JPH10148188A (ja) 1996-11-19 1996-11-19 スクロール流体機械

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JP (1) JPH10148188A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007192071A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Hitachi Ltd ヘリウム用密閉形スクロール圧縮機
WO2014155546A1 (ja) * 2013-03-27 2014-10-02 日立アプライアンス株式会社 スクロール圧縮機

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JP2007192071A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Hitachi Ltd ヘリウム用密閉形スクロール圧縮機
JP4674812B2 (ja) * 2006-01-18 2011-04-20 日立アプライアンス株式会社 ヘリウム用密閉形スクロール圧縮機
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US9879678B2 (en) 2013-03-27 2018-01-30 Johnson Controls-Hitachi Air Conditioning Technology (Hong Kong) Limited Scroll compressor

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