JPH10139335A - エレベーターの乗場枠 - Google Patents

エレベーターの乗場枠

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JPH10139335A
JPH10139335A JP29400196A JP29400196A JPH10139335A JP H10139335 A JPH10139335 A JP H10139335A JP 29400196 A JP29400196 A JP 29400196A JP 29400196 A JP29400196 A JP 29400196A JP H10139335 A JPH10139335 A JP H10139335A
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JP
Japan
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frame
landing
fixed
main body
wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP29400196A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Hayase
一久 早瀬
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、乗場壁の取り壊しをせずに、乗場
枠本体の取替作業を低コストで容易に実施することを目
的とするものである。 【解決手段】 固定枠21のみを乗場壁1の鉄筋2に溶
接し、乗場枠本体23は固定枠21に対してボルト27
及びナット28で締結する構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベーターの
乗場枠に関し、特に取替作業の容易化に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のエレベーターの乗場を示す
正面図、図8は図7のVIII−VIII線断面図であ
る。図において、1は開口部1aが設けられている乗場
壁であり、この乗場壁1は、鉄筋2が埋設された建築駆
体壁3と、この建築駆体壁2の表面に施工されている建
築仕上壁4とを有している。5は鉄筋2に溶接されてい
る取付金具、6は取付金具5に溶接され、かご(図示せ
ず)に対する出入口7を形成する乗場枠であり、この乗
場枠6は、乗場枠本体8と乗場枠補強板9とを一体溶接
した組立品である。10は出入口7を開閉する乗場の
戸、11は乗場の戸10の下端部を案内する乗場敷居で
ある。
【0003】上記のような従来の乗場枠6を設置する場
合、開口部1aの周縁部から鉄筋2を予め掘り起こして
おく。次に、乗場枠6を開口部1a内に配置し、前後・
左右・水平の位置調整を行う。この後、取付金具5を介
して乗場枠6を強固に溶接固定する。最後に、建築仕上
壁4を施工する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の乗場枠6においては、破損等のために取替が必
要となった場合、まず乗場枠6の周囲の建築仕上壁4及
び建築駆体壁3を必要量取り壊し(はつり)、取付金具
5を溶断する必要があり、また新しい乗場枠6を設置す
る際には、取付金具5の溶接や建築仕上壁4の施工(埋
め戻し)などをする必要がある。従って、乗場枠6の取
替には、多種の工具や段取り実施作業を必要とし、コス
ト及び時間がかかるなどの問題点があった。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、乗場壁の取り
壊しを必要とせず、容易に交換をすることができるエレ
ベーターの乗場枠を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るエ
レベーターの乗場枠は、乗場壁に対して固定されている
固定枠と、この固定枠との間に形成される空間部内で固
定枠に対して締結具により締結され、昇降路側に空間部
に連通する開放部を形成している乗場枠本体と、開放部
を閉塞するように乗場枠本体に取り付けられている乗場
枠裏板とを備えたものである。
【0007】請求項2の発明に係るエレベーターの乗場
枠は、昇降路側で開放部の幅が広くなるように固定枠が
折り曲げられているものである。
【0008】請求項3の発明に係るエレベーターの乗場
枠は、固定枠の乗場側端部に、180°折り返された折
曲部が設けられているものである。
【0009】請求項4の発明に係るエレベーターの乗場
枠は、固定枠に対する乗場枠本体の固定位置が調整可能
になっているものである。
【0010】請求項5の発明に係るエレベーターの乗場
枠は、固定枠に固定された支持腕と、乗場枠本体に固定
された固定腕とが締結具により締結されているととも
に、支持腕と固定腕との間に、乗場枠本体の位置を調整
するための調整座板が介在されているものである。
【0011】請求項6の発明に係るエレベーターの乗場
枠は、固定枠に固定された支持腕と、乗場枠本体に固定
された固定腕とが締結具により締結されているととも
に、支持腕及び固定腕の少なくともいずれか一方に設け
られた締結具用の孔が長孔になっているものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。図1はこの発明の実施の形態の一例
によるエレベーターの乗場を示す正面図、図2は図1の
II−II線断面図であり、図7及び図8と同一又は相
当部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0013】図において、21は取付金具5の端部に溶
接されている固定枠であり、この固定枠21の乗場側端
部には、180°折り返された折曲部21aが設けられ
ている。また、固定枠21の昇降路側端部21bは、Z
字状に折り曲げられている。22は固定枠21に溶接さ
れている支持腕であり、この支持腕22の乗場側端部に
は、乗場壁1の壁面と平行に折り曲げられたストッパ部
22aが設けられている。
【0014】23は支持腕22に支持され、出入口7を
形成する乗場枠本体(三方枠)であり、この乗場枠本体
23及び固定枠21の昇降路側端部には、両者の間の空
間部24に連通する開放部25が形成されている。26
は乗場枠本体23の中央部に溶接されている固定腕であ
り、この固定腕26は、締結具としてのボルト(六角ボ
ルト)27及びナット(六角ナット)28により支持腕
22に締結されている。また、図4に示すように、支持
腕22に設けられたボルト27用の孔22bは、出入口
7の前後方向(奥行き方向)へ長くなっている。29は
支持腕22と固定腕26との間に必要な枚数だけ介在さ
れている調整座板である。
【0015】30は開放部25を閉塞する乗場枠裏板、
31は乗場枠裏板30に溶接されている裏板取付金具、
32は裏板取付金具31を乗場枠本体23に昇降路側か
ら取り付けるための皿ボルト、33は固定枠21と乗場
枠本体23との間に設けられているコーキング目地であ
る。
【0016】次に、この例の乗場枠の設置方法について
説明する。まず、従来と同様に建築駆体壁3内の鉄筋2
に取付金具5を溶接し、その取付金具5の先端部に固定
枠21を溶接する。また、固定枠21には、支持腕22
を溶接により固定しておく。そして、図3及び図4に示
すように、建築仕上壁4を施工して、固定枠21を強固
に固定してしまう。一方、乗場枠本体23には、図5に
示すように、固定腕26を溶接しておく。
【0017】図3に示すように、固定枠21を乗場壁1
に固定した後、図6に示すように、乗場枠本体23の組
立体をボルト27及びナット28で支持腕22に締結す
る。この締結作業は、開放部25から空間部24内に手
を差し入れて行うことができる。このとき、ボルト27
用の孔22bとストッパ22の許容する範囲内で乗場枠
本体23の位置を出入口7の前後方向(図6の上下方
向)へ調整する。また、出入口7の間口方向(図6の左
右方向)への乗場枠方向23の位置は、調整座板29の
枚数により調整する。このような位置決め固定は、出入
口7の左右及び上部の乗場枠本体23について同様に行
う。
【0018】上記のように乗場枠本体23の位置決め固
定が完了した後、乗場側からコーキング目地33を施す
とともに、昇降路側からは皿ボルト32により乗場枠裏
板30を取り付け、開放部25を閉じる。これにより、
乗場枠の設置が完了する。
【0019】また、破損等により乗場枠本体23を取り
替える場合には、コーキング目地33を取り除くととも
に、乗場枠裏板30を取り外して開放部25を開き、ボ
ルト27及びナット28を外して乗場枠本体23を支持
腕22から取り外す。この後、上記の設置時と同様の手
順で新しい乗場枠本体23を取り付ける。
【0020】このような乗場枠では、固定枠21は乗場
壁1に固定したままで、乗場壁1を取り壊すことなく乗
場枠本体23のみを取り替えることができる。従って、
乗場枠本体23の取替作業は、特別な工具等を用いずに
容易に低コストで行うことができる。また、建築化粧壁
4のはつり作業が省略できるため、それに伴う騒音の発
生も防止される。
【0021】さらに、この例では、支持腕22のボルト
27用の孔22bを長孔としたので乗場枠本体23の取
付位置の調整を容易に行うことができる。さらにまた、
支持腕22にストッパ22aを設けたので、このストッ
パ22aを基準として乗場枠本体23の位置決めを容易
にすることができる。
【0022】また、開放部25の幅が昇降路側で広くな
るように、固定枠21を折り曲げた形状21bとしたの
で、ボルト27及びナット28の着脱作業が容易であ
る。さらに、固定枠21の乗場側の端部に折曲部21a
を設けたので、乗場に露出した固定枠21の端部を容易
に曲面化することができる。
【0023】さらにまた、この折曲部21aの折り曲げ
長さLを十分にとることにより、建築仕上壁4の仕上げ
厚さの変化に対応することができる。また、折曲部21
aが建築仕上壁4の表面から突出しているため、乗場枠
と建築仕上壁4とが折曲部21aによって仕切られ、建
築仕上壁4の損傷が防止される。
【0024】なお、上記の例では締結具としてボルト2
7及びナット28を示したが、これに限定されるもので
はない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
エレベーターの乗場枠は、固定枠のみを乗場壁に強固に
固定し、乗場枠本体は固定枠に対して締結具で締結する
構造としたので、乗場枠本体の取替には乗場壁の取り壊
しを必要とせず、取替作業を低コストで容易に実施する
ことができる。
【0026】請求項2の発明のエレベーターの乗場枠
は、昇降路側で開放部の幅が広くなるように固定枠を折
り曲げたので、固定枠と乗場枠本体との間の空間部内で
の締結作業を容易に行うことができる。
【0027】請求項3の発明のエレベーターの乗場枠
は、固定枠の乗場側端部に、180°折り返された折曲
部を設けたので、固定枠の端部による損傷を容易に防止
することができる。
【0028】請求項4の発明のエレベーターの乗場枠
は、固定枠に対する乗場枠本体の固定位置が調整可能に
なっているので、乗場枠本体の取替を行っても所望の位
置に乗場枠本体を設置することができる。
【0029】請求項5の発明のエレベーターの乗場枠
は、調整座板の枚数や厚みを選択することにより、乗場
枠本体の位置を容易に調整することができる。
【0030】請求項6の発明のエレベーターの乗場枠
は、締結具の位置を長孔に沿って移動させることによ
り、乗場枠本体の位置を連続的に容易に調整することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態の一例によるエレベー
ターの乗場を示す正面図である。
【図2】 図1のII−II線断面図である。
【図3】 図1の乗場枠の設置途中の状態を示す断面図
である。
【図4】 図3の矢印A方向から見た固定枠の正面図で
ある。
【図5】 図1の乗場枠本体及び固定腕の組立品を示す
断面図である。
【図6】 図5の組立品を図3の支持腕に取り付けた状
態を示す断面図である。
【図7】 従来のエレベーターの乗場を示す正面図であ
る。
【図8】 図7のVIII−VIII線断面図である。
【符号の説明】
1 乗場壁、21 固定枠、21a 折曲部、22 支
持腕、22b 孔、23 乗場枠本体、24 空間部、
25 開放部、26 固定腕、27 ボルト(締結
具)、28 ナット(締結具)、29 調整座板、30
乗場枠裏板。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗場壁に対して固定されている固定枠
    と、 この固定枠との間に形成される空間部内で上記固定枠に
    対して締結具により締結され、昇降路側に上記空間部に
    連通する開放部を形成している乗場枠本体と、 上記開放部を閉塞するように上記乗場枠本体に取り付け
    られている乗場枠裏板とを備えていることを特徴とする
    エレベーターの乗場枠。
  2. 【請求項2】 昇降路側で開放部の幅が広くなるように
    固定枠が折り曲げられていることを特徴とする請求項1
    記載のエレベーターの乗場枠。
  3. 【請求項3】 固定枠の乗場側端部には、180°折り
    返された折曲部が設けられていることを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載のエレベーターの乗場枠。
  4. 【請求項4】 固定枠に対する乗場枠本体の固定位置が
    調整可能になっていることを特徴とする請求項1ないし
    請求項3のいずれかに記載のエレベーターの乗場枠。
  5. 【請求項5】 固定枠に固定された支持腕と、乗場枠本
    体に固定された固定腕とが締結具により締結されている
    とともに、上記支持腕と上記固定腕との間には、上記乗
    場枠本体の位置を調整するための調整座板が介在されて
    いることを特徴とする請求項4記載のエレベーターの乗
    場枠。
  6. 【請求項6】 固定枠に固定された支持腕と、乗場枠本
    体に固定された固定腕とが締結具により締結されている
    とともに、上記支持腕及び上記固定腕の少なくともいず
    れか一方に設けられた上記締結具用の孔が長孔になって
    いることを特徴とする請求項4又は請求項5記載のエレ
    ベーターの乗場枠。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1295839A1 (de) * 2001-09-24 2003-03-26 Inventio Ag Verfahren und Einlegerahmen zur Installation einer Schachttür einer Aufzugsanlage
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