JPH08245142A - エレベータの出入口装置 - Google Patents

エレベータの出入口装置

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Publication number
JPH08245142A
JPH08245142A JP4965395A JP4965395A JPH08245142A JP H08245142 A JPH08245142 A JP H08245142A JP 4965395 A JP4965395 A JP 4965395A JP 4965395 A JP4965395 A JP 4965395A JP H08245142 A JPH08245142 A JP H08245142A
Authority
JP
Japan
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hanger
door
door panel
roller
sided frame
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Application number
JP4965395A
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English (en)
Inventor
Takeshi Miyata
毅 宮田
Eiichi Nomura
栄市 野村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Elevator Door Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成体の隙間,寸法管理を容易にし、組み立
て作業性の簡便化を実現することにある。 【構成】 乗り場開口部を構成する三方枠17に固定され
たハンガーレール4 をもつヘッダーケース3 と、三方枠
後方のシル溝にそって移動するドアパネル6 と、ハンガ
ーレール上面を転動するハンガーローラ9 により吊下さ
れ、鉛直下方に延長してドアパネルの背面に重ね合わ
せ、下端部に折曲部を設けたドアハンガー21と、予めド
アハンガー面部のハンガーレールの上面相当位置,ドア
パネルの上面相当位置に付したマーク22,23 と、ドアパ
ネル背面側にドアハンガーの下端部面と接する位置関係
で取り付け、ドアハンガー下部面がネジ止め固定される
横補強材25と、ドアハンガーの折曲部から横補強材の下
部面に当接し、ドアパネルの上下位置を調整する調整部
材29とを備えたエレベータの出入口装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベーターの出入口
装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベーター出入口装置は図5に
示すように構成されている。なお、同図(a)はエレベ
ーターの昇降路側から見た出入口装置の背面図、同図
(b)はその側面図である。
【0003】このエレベーターの出入口装置は、建屋の
各階の床に固定されたシル1の両側にバックアングル2
を立設するととともに、そのアングル上端が昇降路壁に
固定されている。そして、一対のバックアングル2,2
間の上部位置にはヘッダーケース3が横架され、このヘ
ッダーケース3内に設けたハンガーレール4にドア吊り
用ドアハンガー5を介してドアパネル6が開閉可能に支
持され吊下されている。なお、ドアパネル6は、その下
面部側にガイドシュー7が取り付けられ、前記シル1の
シール溝にそってスライドする構成となっている。
【0004】次に、図6および図7はドアハンガー5と
ドアパネル6の接続関係を詳細に示す図である。なお、
図6は1つのドアハンガー5により1つのドアパネル6
を支持している状態を示し、また図7は図6の側面の状
態を示している。
【0005】このドアハンガー5は、その下部側が直角
に折り曲げられ、その下部側の2ヶ所に開口部8が形成
されている。このドアハンガー5の上部側には所定間隔
をもって前記ハンガーレール4上面を転動するハンガー
ローラ9が取り付けられ、また、ドアハンガー5の下部
側にはハンガーローラ9とほぼ同じ間隔および位置関係
をもってハンガーレール4の下面と対峙もしくは近接す
るごとく押えローラ10が取り付けられている。なお、
この押えローラ10はドアパネル6の浮き上がりを防止
する役割をもっている。11はローラ中心軸、12はロ
ーラ固定軸である。これらローラ中心軸11とドアハン
ガー5への固定軸12とは偏心させた状態になってい
る。
【0006】そして、ドアハンガー5の下部折り曲げ部
分とドアパネル6が片ライナー13、複数枚のシム14
を挟み、かつ、ドアパネル内側の補強材15を介してボ
ルト16で固定されている。前記ヘッダケース3と建屋
床面の乗り場開口部を構成する三方枠17とは固定金具
18により固定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エレベータ
の出入口装置は、昇降路と各階の乗り場とを隔てる防火
区画の役割を果たす必要から、建築基準法施行令に基づ
いて乗り場三方枠17およびドアパネル6の材料,構
造,隙間等に関して細かい規定が設けられている。例え
ば隙間については、ドアパネル6と三方枠17やシル1
との隙間が6mm以下とすること、三方枠17とドアパ
ネル6との重なり寸法が一定以上確保されていること等
が義務付けられている。
【0008】一方、シル1,ドアパネル6および三方枠
17等は工場から現場に搬入され、その後,現場作業の
段階で組み立てることから、前記各部材の寸法は現場作
業者が相当な注意を払いながら組み立てているのが現状
である。
【0009】しかし、現場作業の段階で例えばドアパネ
ル6と三方枠17との隙間を調整する場合、ドアハンガ
ー5に形成された開口部8から工具を入れて固定ボルト
16を緩めたり、ドアパネル6を三方枠方向に前後させ
ながら位置を調整し、さらに固定ボルト16を締め付け
る等の作業を行わなければならない。
【0010】また、シル1とドアパネル6下部との隙間
は、ドアハンガー5とドアパネル6の間に挿入されてい
るシム14の枚数を変えながらドアパネル6の上下位置
を調整しなければならない。
【0011】また、ドアハンガー5とドアパネル6の相
互の固定部分は、厚板のドアハンガ−5および厚板の補
強材15のそれぞれの直角曲げ部分を相互に突き合わせ
た後、ボルト16で固定しているので、このボルト16
を締付けたとき、直角曲げの加工精度に応じてドアパネ
ル6が三方枠17の方向に寄ったり、離れたりすること
がある。その結果、ボルト16の固定後、隙間を確認し
て必要に応じて片ライナー13を挿入して曲りを強制す
る作業が必要になってくる。
【0012】従って、以上のような出入口装置は、建築
基準法で要求される防火扉としての機能を満足させる必
要から、現場作業の段階で多く労力を費やすことにな
る。さらに、補強材15は、ドアパネル6の表面側の意
匠面に固定されているので、ドアの自重がかかったり、
開閉中の慣性力が作用するなど、特に鏡面仕上げなどの
場合に意匠面の歪みが現れるなどの問題があった。ま
た、ドアハンガー5には固定用ボルト16を締め付ける
ための開口部8が必要となるなど、製造コスト面でも不
利である。
【0013】ゆえに、従来のエレベータの出入口装置で
は、据付作業,機能,意匠,コスト面で多くの課題を残
しているのが現状である。本発明は上記実情に鑑みてな
されたもので、各種構成体の隙間および寸法管理を容易
にし、組み立て作業性にすぐれ、コスト的にも安価に実
現するエレベ−タの出入口装置を提供することを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、建屋床面の乗り場開口
部を構成する三方枠と、この三方枠に位置決め固定され
たハンガーレールを有するヘッダーケースと、前記三方
枠後方側の建屋床面に設置されたシルのシル溝にそって
移動可能に立設されたドアパネルと、前記ハンガーレー
ル上面を転動するハンガーローラが取り付けられ、鉛直
下方に延長して前記ドアパネルの背面と重なるように吊
下されたドアハンガーと、前記ドアパネルの背面側に前
記ドアハンガーの下端部面と接する位置関係で取り付け
られ、前記ドアハンガーの下部面が固定される補強材と
を備えたエレベータの出入口装置である。
【0015】次に、請求項2に対応する発明は、建屋床
面の乗り場開口部を構成する三方枠と、この三方枠に位
置決め固定されたハンガーレールを有するヘッダーケー
スと、前記三方枠後方側の建屋床面に設置されたシルの
シル溝にそって移動可能に立設されたドアパネルと、前
記ハンガーレール上面を転動するハンガーローラが取り
付けられ、鉛直下方に延長して前記ドアパネルの背面と
重なるように吊下されたドアハンガーと、このドアハン
ガーに対して前記ハンガーローラを、ハンガーローラ中
心軸とハンガーローラ固定軸とが偏心するように取り付
けるローラ取り付け手段と、予め前記ドアハンガーの面
部の前記ハンガーレールの基準面相当位置に付した位置
合わせマークと、前記ドアパネルの背面側に前記ドアハ
ンガーの下端部面と接する位置関係で取り付けられ、前
記ドアハンガーの下端部面が固定される補強材とを備え
たエレベータの出入口装置である。
【0016】さらに、請求項3に対応する発明は、建屋
床面の乗り場開口部を構成する三方枠と、この三方枠に
位置決め固定されたハンガーレールを有するヘッダーケ
ースと、前記三方枠後方側の建屋床面に設置されたシル
のシル溝にそって移動可能に立設されたドアパネルと、
前記ハンガーレール上面を転動するハンガーローラが取
り付けられ、鉛直下方に延長して前記ドアパネルの背面
と重なるように吊下され、下端部側に折り曲げ部を形成
したドアハンガーと、予め前記ドアハンガー面部の前記
ドアパネルの上面相当位置に付した位置合わせマーク
と、前記ドアパネルの背面側に前記ドアハンガーの下端
部面と接する位置関係で取り付けられ、前記ドアハンガ
ーの下部面がネジ止め固定される補強材と、前記ドアハ
ンガーの折り曲げ部から前記補強材の下部面に当接する
ように設けられ、前記ドアパネルの上下位置を調整する
押し上げ調整部材とを備えたエレベータの出入口装置で
ある。
【0017】なお、請求項4に対応する発明は、前記ハ
ンガーレールの表面を凸状に形成し、前記ハンガーロー
ラの表面を凹状に形成するものである。さらに、請求項
5に対応する発明は、建屋床面の乗り場開口部を構成す
る三方枠と、この三方枠に位置決め固定されたハンガー
レールを有するヘッダーケースと、前記三方枠後方側の
建屋床面に設置されたシルのシル溝にそって移動可能に
立設されたドアパネルと、前記ハンガーレール上面を転
動する表面凹状のハンガーローラが取り付けられ、鉛直
下方に延長して前記ドアパネルの背面と重なるように吊
下され、下端部側に折り曲げ部を形成したドアハンガー
と、このドアハンガーに対して前記ハンガーローラを、
ハンガーローラ中心軸とハンガーローラ固定軸とが偏心
するように取り付けたローラ取り付け手段と、予め前記
ドアハンガー面部の前記ハンガーレールの基準面相当位
置および前記ドアパネルの上面相当位置に付した位置合
わせマークと、前記ドアパネルの背面側に前記ドアハン
ガーの下端部面と接する位置関係で取り付けられ、前記
ドアハンガーの下部面がネジ止め固定される補強材と、
前記ドアハンガーの折り曲げ部から前記補強材の下部面
に当接するように設けられ、前記ドアパネルの上下位置
を調整する押し上げ調整部材とを備えたエレベータの出
入口装置である。
【0018】
【作用】従って、請求項1に対応する発明は、以上のよ
うな手段を講じたことにより、ヘッダケースに固定され
たハンガーレール上にハンガーローラを介してドアハン
ガーを吊下されるが、このときドアハンガーと三方枠の
位置関係は据え付け状態に拘らず一定の位置関係に保持
されており、しかもドアハンガーが鉛直下方に延長して
ドアパネルの背面と重なるように配置し、またドアパネ
ル背面側に横架される補強材の面が前記ドアハンガー下
端部面と接するように配置したので、これらドアハンガ
ー下端部面と補強材とを固定すれば、ドアパネルと三方
枠とが確実に所定の隙間に設定でき、ドアパネルと三方
枠との隙間管理が非常に容易になる。
【0019】請求項2に対応する発明は、予めドアハン
ガー面部のハンガーレールの例えば上面相当位置に位置
合わせマークを付しているので、出入口装置の組み立て
段階でドアパネルと三方枠との上下方向の重なり寸法に
ずれが生じたとき、ローラ取り付け手段によるハンガー
ローラ中心軸とハンガーローラ固定軸との偏心関係を利
用してハンガーローラの位置を可変すれば、ドアハンガ
ーの上下位置を調整でき、ひいてはドアハンガーの位置
合わせマークとハンガーレールの上面位置とを容易に合
わせることができ、これによってドアパネルと三方枠と
の上下方向の重なり寸法を容易に規定寸法に納めること
が可能となる。
【0020】次に、請求項3に対応する発明は、ドアハ
ンガーの折り曲げ部から補強材の下部面に当接する押し
上げ調整部材を調整すれば、ドアパネルの上下位置を容
易に調整でき、ひいてはドアハンガー面部の位置合わせ
マークとドアパネル上面位置とを容易に位置合わせで
き、ドアハンガーとドアパネルとの上下調整が簡単に行
なうことができ、作業性の向上に大きく貢献する。
【0021】さらに、請求項4に対応する発明は、ハン
ガーレール表面の凸状部分にハンガーローラを乗せれ
ば、ハンガーレール表面の凸状部分にハンガーローラの
凹状部分が自動的に嵌合し、前述したようにドアパネル
と三方枠との隙間管理その他の寸法管理に貢献する。
【0022】さらに、請求項5に対応する発明は、請求
項1ないし請求項4に対応する発明の構成要素全部を備
えることにより、当該請求項1ないし請求項4に対応す
る発明の奏する作用を得ることができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明に係わるエレベーターの出入
口装置の一実施例を示す構成図である。なお、同図にお
いて図5と同一部分には同一符号を付して説明する。
【0024】このエレベーターの出入口装置は、建屋の
各階の床に固定されたシル1の両側にバックアングル2
を立設し、そのアングル上端が昇降路壁に固定されてい
る。この一対のバックアングル2,2間の上部位置には
ヘッダーケース3が横架され、このヘッダーケース3内
にハンガーレール4が取り付けられている。
【0025】このハンガーレール4の上面には転動可能
な少くとも2個以上のハンガーローラ9を介してドア吊
り用ドアハンガー21が支持され吊下されている。ま
た、従来装置と同様にドアハンガー21の下部側に当該
ハンガーローラ9とほぼ同じ間隔および位置関係をもっ
てハンガーレール4の下面と対峙もしくは近接するよう
に押えローラ10が取り付けられている。この押えロー
ラ10はドアパネル6の浮き上がりを防止する役割をも
っている。
【0026】前記ドアハンガー21は、ハンガーレール
4にハンガーローラ9を介して吊下された状態となって
ドアパネル面まで鉛直下方に延在され、そのドアハンガ
ー21下部面がドアパネル6の背面に接する状態に設定
されている。
【0027】次に、ドアハンガー21とドアパネル6と
の関係について図2ないし図4で詳細に説明する。ドア
ハンガー21は、具体的には、ドアパネル幅よりも多少
狭い幅に形成され、しかもハンガーレール4上面を転動
するハンガーローラ9に支持されつつ、鉛直下方に吊下
してドアパネル背面まで延長され、その下端部がドアパ
ネル表面側方向に直角に折り曲げられている。さらに、
ドアハンガー21の面部には予めハンガーレール4の例
えば上面位置およびドアパネル6の上面位置と位置合わ
せ可能なように位置合わせマーク22,23が付されて
いる。
【0028】一方、ドアパネル6は、そのパネル左右背
面側に折り返し部分24が形成され、この両側の折り返
し部分24の上部位置に跨がるように横補強材25がボ
ルトなどの締付け金具26により固定されている。な
お、この横補強材25は、図4に示すようにドアハンガ
ー21の対向面と接するようにスペーサ27を介して位
置合せ可能に前記折り返し部分24に固定されている。
【0029】そして、ドアハンガー21と横補強材25
とは複数のドアパネル固定ボルト28により強固に固定
されている。さらに、ドアハンガー21の下部折り返し
部分には下方から押上げボルト29が横補強材25の下
部面に当接するように設けられている。
【0030】従って、以上のような構成によれば、次の
ような実施例上の作用・効果を奏する。 (1) ドアパネル6と三方枠17の相互位置合わせ調
整が不要になること。
【0031】先ず、ヘッダーケース3と三方枠17は固
定金具18で位置決め固定されている。そして、このヘ
ッダーケース3に取り付けられたハンガーレール4上に
ハンガーローラ9を介してドアハンガー21が吊下され
ている。以上相互の部材はボルトで強固に固定され、し
かもレール4側が凸状、ローラ9側が凹状に形成されて
いるので、ハンガーレール4の接触面中心にハンガーロ
ーラー9の接触幅面中心が自動的に一致させることがで
き、ドアハンガー21と三方枠17の位置関係は据付け
状態に拘らず常に一定の位置関係となる。 (2) ドアパネル6と三方枠17との隙間管理が非常
に容易になること。
【0032】従来装置で説明したように、ドアパネル6
と三方枠17との隙間は6mm以下(5±1mm)に調
整することが重要である。本装置においては、ドアパネ
ル6の背面の折り返し部分24にスペーサ27を介して
横補強材24がドアハンガー21の面に丁度接する位置
に調整し設置してある。このスペーサ27および横補強
材25は、工場内でドアパネル6にセットした状態で出
荷でき、またドアパネル6の製造時の厚さ変動は製造工
程上の管理で最小となるように管理可能であり、しかも
スペーサ22の必要寸法は予め設計段階で決定できる。
【0033】従って、据付け工事の段階では、ドアパネ
ル6の横補強材25にドアハンガー21をボルトで固定
するだけで、ドアパネル6と三方枠17との隙間を6m
m以下に設定可能となり、隙間管理が非常に容易にな
る。 (3) ドアパネル6と三方枠17との重なり寸法の管
理,つまり正面からみたときの上下方向の寸法の管理が
容易になること。
【0034】ハンガーレール4と三方枠17との位置関
係は前述したように一定に保たれている。次に、ドアハ
ンガー21とハンガーレール4との位置関係はドアハン
ガー背面に付された位置合わせマーク22を基準にして
迅速に位置合わせ可能である。このとき、ドアハンガー
21とハンガーローラー9は、ハンガーローラー9のロ
ーラ中心軸11とローラ固定軸12とが偏心しているこ
とから、ローラ固定軸中心に回転させるとハンガーロー
ラ9が上下動し、ハンガーレール4の上面位置に位置合
わせマーク22の位置を容易に合致させることができ
る。
【0035】通常、ドアハンガー21、ハンガーレール
4およびヘッダーケース3は工場でセット後に出荷され
るので、前記調整作業は工場内で可能となり、据付け作
業時には位置合わせマーク22とハンガーレール4の上
面位置とを確認する作業だけとなり、ドアパネル6と三
方枠17との上下方向の寸法を迅速に所要寸法内に納め
ることができる。 (4) ドアハンガー21とドアパネル6との上下調整
が容易であること。
【0036】このドアハンガー21とドアパネル6との
上下調整は、固定ボルト28によりドアハンガー21と
ドウパネル6とを仮固定した後、押し上げボルト29に
よりドアパネル6を上下調整すれば、位置合わせマーク
23がドアパネル6の上面に容易に位置合わせでき、迅
速に位置調整を完了できる。
【0037】従って、前記(1)〜(4)の調整は、従
来シム14,片ライナー13を出し入れして実施してい
る隙間調整作業がボルト固定だけで簡便に終了できる。 (5) さらに、ドアパネル6の補強の構成であるが、
従来は補強材15をドアパネル6表面上に固定していた
ので、固定に使用する接着剤や溶接などの歪みの影響が
パネル表面の意匠面に生じ、修正や補修作業を余儀なく
されることがあったが、本装置によれば、横補強材25
をドウパネル6の折り返し部分24に配置するので、意
匠面への影響がなく、良好な製品を安定して供給でき
る。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような種々の効果を奏する。請求項1の発明において
は、ドアパネルと三方枠とが確実に所定の隙間に迅速に
設定でき、ドアパネルと三方枠との隙間管理が簡便化で
きる。
【0039】請求項2の発明では、ドアパネルと三方枠
との上下方向の重なり寸法を容易に規定寸法に設定でき
る。次に、請求項3の発明では、位置合わせマークとド
アパネル上面位置とを位置合わせすることにより、ドア
ハンガーとドアパネルとの上下調整を簡便化できる。
【0040】さらに、請求項4の発明では、ハンガーレ
ール上にハンガーローラを乗せるだけ自動的に位置決め
でき、構成体の隙間湯寸法管理に大きく貢献できる。さ
らに、請求項5の発明では、請求項1ないし請求項4の
効果を併せもつことができる。従って、これら請求項全
体に言えることは、各種構成体の隙間および寸法管理が
容易であり、組み立て作業性にすぐれ、コスト的にも安
価に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるエレベータの出入口装置の一実
施例を示す構成図であって、同図(a)は昇降路からみ
た出入口装置の背面図、同図(b)はその側面図。
【図2】ドアハンガーとドアパネルとの接続関係を示す
背面図。
【図3】図2に示す構成物を側面からみた図。
【図4】ドアハンガーとドアパネルと横補強材との位置
関係を説明する図。
【図5】従来のエレベータの出入口装置を示す構成図で
あって、同図(a)は昇降路からみた出入口装置の背面
図、同図(b)はその側面図。
【図6】ドアハンガーとドアパネルとの接続関係を示す
背面図。
【図7】図6に示す構成物を側面からみた図。
【符号の説明】
1…シル、3…ヘッダーケース、4…ハンガーレール、
6…ドアパネル、9…ハンガーローラ、11…ローラ中
心軸、12…ローラ固定軸、17…三方枠、21…ドア
ハンガー、22,23…位置合わせマーク、24…ドア
パネル背面の折り曲げ部分、25…横補強材、28…ボ
ルト、29…押し上げボルト。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建屋床面の乗り場開口部を構成する三方
    枠と、 この三方枠に位置決め固定されたハンガーレールを有す
    るヘッダーケースと、 前記三方枠後方側の建屋床面に設置されたシルのシル溝
    にそって移動可能に立設されたドアパネルと、 前記ハンガーレール上面を転動するハンガーローラが取
    り付けられ、鉛直下方に延長して前記ドアパネルの背面
    と重なるように吊下されたドアハンガーと、 前記ドアパネルの背面側に前記ドアハンガーの下端部面
    と接する位置関係で取り付けられ、前記ドアハンガーの
    下部面が固定される補強材と、 を備えたことを特徴とするエレベータの出入口装置。
  2. 【請求項2】 建屋床面の乗り場開口部を構成する三方
    枠と、 この三方枠に位置決め固定されたハンガーレールを有す
    るヘッダーケースと、 前記三方枠後方側の建屋床面に設置されたシルのシル溝
    にそって移動可能に立設されたドアパネルと、 前記ハンガーレール上面を転動するハンガーローラが取
    り付けられ、鉛直下方に延長して前記ドアパネルの背面
    と重なるように吊下されたドアハンガーと、 このドアハンガーに対して前記ハンガーローラを、ハン
    ガーローラ中心軸とハンガーローラ固定軸とが偏心する
    ように取り付けるローラ取り付け手段と、 予め前記ドアハンガーの面部の前記ハンガーレールの基
    準面相当位置に付した位置合わせマークと、 前記ドアパネルの背面側に前記ドアハンガーの下端部面
    と接する位置関係で取り付けられ、前記ドアハンガーの
    下端部面が固定される補強材と、 を備えたことを特徴とするエレベータの出入口装置。
  3. 【請求項3】 建屋床面の乗り場開口部を構成する三方
    枠と、 この三方枠に位置決め固定されたハンガーレールを有す
    るヘッダーケースと、 前記三方枠後方側の建屋床面に設置されたシルのシル溝
    にそって移動可能に立設されたドアパネルと、 前記ハンガーレール上面を転動するハンガーローラが取
    り付けられ、鉛直下方に延長して前記ドアパネルの背面
    と重なるように吊下され、下端部側に折り曲げ部を形成
    したドアハンガーと、 予め前記ドアハンガー面部の前記ドアパネルの上面相当
    位置に付した位置合わせマークと、 前記ドアパネルの背面側に前記ドアハンガーの下端部面
    と接する位置関係で取り付けられ、前記ドアハンガーの
    下部面がネジ止め固定される補強材と、 前記ドアハンガーの折り曲げ部から前記補強材の下部面
    に当接するように設けられ、前記ドアパネルの上下位置
    を調整する押し上げ調整部材と、 を備えたことを特徴とするエレベータの出入口装置。
  4. 【請求項4】 前記ハンガーレールは表面凸状に形成さ
    れ、前記ハンガーローラは表面凹状に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1つに
    記載のエレベータの出入口装置。
  5. 【請求項5】 建屋床面の乗り場開口部を構成する三方
    枠と、 この三方枠に位置決め固定されたハンガーレールを有す
    るヘッダーケースと、 前記三方枠後方側の建屋床面に設置されたシルのシル溝
    にそって移動可能に立設されたドアパネルと、 前記ハンガーレール上面を転動する表面凹状のハンガー
    ローラが取り付けられ、鉛直下方に延長して前記ドアパ
    ネルの背面と重なるように吊下され、下端部側に折り曲
    げ部を形成したドアハンガーと、 このドアハンガーに対して前記ハンガーローラを、ハン
    ガーローラ中心軸とハンガーローラ固定軸とが偏心する
    ように取り付けたローラ取り付け手段と、 予め前記ドアハンガー面部の前記ハンガーレールの基準
    面相当位置および前記ドアパネルの上面相当位置に付し
    た位置合わせマークと、 前記ドアパネルの背面側に前記ドアハンガーの下端部面
    と接する位置関係で取り付けられ、前記ドアハンガーの
    下部面がネジ止め固定される補強材と、 前記ドアハンガーの折り曲げ部から前記補強材の下部面
    に当接するように設けられ、前記ドアパネルの上下位置
    を調整する押し上げ調整部材と、 を備えたことを特徴とするエレベータの出入口装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006335496A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Hitachi Building Systems Co Ltd エレベーターのドアレール清掃装置
JP2020059597A (ja) * 2018-10-12 2020-04-16 フジテック株式会社 エレベータ用ドア装置
WO2024121883A1 (ja) * 2022-12-05 2024-06-13 三菱電機株式会社 エレベータのかごドア装置

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