JPH10138952A - 自動車のディファレンシャル取付部構造 - Google Patents

自動車のディファレンシャル取付部構造

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JPH10138952A
JPH10138952A JP29533996A JP29533996A JPH10138952A JP H10138952 A JPH10138952 A JP H10138952A JP 29533996 A JP29533996 A JP 29533996A JP 29533996 A JP29533996 A JP 29533996A JP H10138952 A JPH10138952 A JP H10138952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
differential
suspension member
suspension
stay
differential mount
Prior art date
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Pending
Application number
JP29533996A
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English (en)
Inventor
心一 ▲吉▼岡
Shinichi Yoshioka
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP29533996A priority Critical patent/JPH10138952A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディファレンシャル、サスペンションリンク
の取付剛性を高めてデフノイズの抑制と操安性能の向上
とを図る。 【解決手段】 ディファレンシャル3を支持するデフマ
ウントステイ5の端部にデフマウントロアフレーム8を
連結し、該デフマウントロアフレーム8でサスペンショ
ンメンバ1の下側開放部を閉塞して、デフマウントステ
イ5の連結部分からサスペンションメンバ側部のサスペ
ンションリンク10を連結した部分に亘る領域を閉断面
に構成して該サスペンションメンバ1の剛性を高めるこ
とにより、ディファレンシャル3、サスペンションリン
ク10の取付剛性を高められて、デフノイズの抑制と操
安性の向上とを実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のディファレ
ンシャル取付部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディファレンシャル取付部構造と
しては、例えば実開平4−3872号公報に示されてい
るように、ディファレンシャルの上側に跨ってデフマウ
ントステイを車幅方向に締結固定し、このデフマウント
ステイを左右のリヤサイドメンバに跨って結合した下側
開放のコ字形断面のサスペンションメンバの内側にブラ
ケットを介して収容して、該デフマウントステイの両側
端部をブラケットを介してサスペンションメンバに締結
支持したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】サスペンションメンバ
およびブラケットは何れも下側開放のコ字形断面に形成
してあって、サスペンションリンクの端部もこのブラケ
ットの端部に締結支持するようにしており、デフマウン
トステイおよびサスペンションリンクの取付部は何れも
閉断面になっているため、デフノイズの抑制や操安性能
を向上するためには、これらサスペンションメンバ、ブ
ラケットを断面拡大や板厚増大して剛性を高める必要が
あって、重量的におよびコスト的に不利となってしま
う。
【0004】そこで、本発明はサスペンションメンバの
断面拡大や板厚増大を伴うことなくディファレンシャル
取付剛性はもとよりサスペンションリンクの取付剛性を
高められて、デフノイズの抑制と操安性能の向上とを図
ることができる自動車のディファレンシャル取付部構造
を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、デ
ィファレンシャルの上側に跨ってデフマウントステイを
車幅方向に締結固定し、左右のリヤサイドメンバに跨っ
て結合した下側開放のコ字断面のサスペンションメンバ
の内側に前記デフマウントステイを収容して、該デフマ
ウントステイの両側端部をサスペンションメンバに締結
固定するようにしたディファレンシャル取付部構造にお
いて、前記デフマウントステイの両側端部にデフマウン
トロアフレームを連結し、該デフマウントロアフレーム
をサスペンションメンバの下側前後縁部に締結固定し
て、サスペンションメンバの下側開放部を閉塞し、該サ
スペンションメンバを、そのデフマウントステイ端部の
連結部分からサスペンションメンバ側部のサスペンショ
ンリンクを連結した部分に亘って閉断面に構成したこと
を特徴としている。
【0006】請求項2にあっては、請求項1に記載のデ
フマウントステイの端部とデフマウントロアフレームと
を、インシュレータラバーを介して一体的に連結したこ
とを特徴としている。
【0007】請求項3にあっては、請求項1,2に記載
のデフマウントロアフレームを、デフマウントステイ端
部を連結した部分と、サスペンションメンバ側部にサス
ペンションリンクを連結した部分とで、該サスペンショ
ンメンバの下側前後縁部に締結固定したことを特徴とし
ている。
【0008】
【発明の効果】請求項1によれば、デフマウントステイ
の端部をサスペンションメンバの下側開放部を閉塞した
デフマウントロアフレームに連結してあって、このデフ
マウントロアフレームによってサスペンションメンバの
デフマウントステイ端部の連結部分からサスペンション
メンバ側部のサスペンションリンクを連結した部分に亘
る範囲を閉断面に構成して剛性を高めているため、サス
ペンションメンバの断面拡大や板厚増大を伴うことなく
ディファレンシャルおよびサスペンションリンクの取付
剛性を高めることができ、従って、重量的におよびコス
ト的に有利にデフノイズの抑制と操安性の向上とを図る
ことができる。
【0009】請求項2によれば、請求項1の効果に加え
て、デフマウントステイの端部をインシュレータラバー
を介してデフマウントロアフレームに一体的に連結して
あるため、防振性能を高められてデフノイズの抑制効果
をより一層高めることができる。
【0010】請求項3によれば、請求項1,2の効果に
加えて、サスペンションメンバの下側前後縁部のデフマ
ウントロアフレーム締結固定点を、ディファレンシャル
からの振動入力点となるデフマウントステイ端部の連結
部分、およびサスペンションリンクからのサスペンショ
ン入力点となる該サスペンションリンクの連結部分とに
設定してあるため、これらディファレンシャルおよびサ
スペンションリンクの取付剛性をより一層高めることが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に詳述する。
【0012】図1〜4において、1はリヤフロアサイド
の前後方向骨格部材である左右のリヤサイドメンバ2に
跨って結合したサスペンションメンバで、該サスペンシ
ョンメンバ1は下側開放のコ字形断面に形成してあると
共に、中央部分はその下側に配置されるディファレンシ
ャル3を跨ぐように上向きに弯曲形成してある。
【0013】ディファレンシャル3の左右両側部にはス
テイ取付座4を一体に形成してあり、該ディファレンシ
ャル3の上側を跨いでデフマウントステイ5を車幅方向
に配置して、該デフマウントステイ5をこのステイ取付
座4上にボルト6により締結固定してある。
【0014】デフマウントステイ5はその前後側縁にフ
ランジ5aを立上がり形成して補強してあり、該デフマ
ウントステイ5の両側端部にインシュレータラバー7を
介してデフマウントロアフレーム8を一体的に連結して
ある。
【0015】インシュレータラバー7はこの実施形態に
あっては方形のブロックとして形成してあり、該インシ
ュレータラバー7はデフマウントステイ5とデフマウン
トロアフレーム8とに加硫接着してある。
【0016】デフマウントロアフレーム8は上側開放の
コ字形断面に形成してあって、該デフマウントロアフレ
ーム8の上側前後縁のフランジ8aをサスペンションメ
ンバ1の下側前後縁のフランジ1aの下面に重合してボ
ルト・ナット9により締結固定し、該デフマウントロア
フレーム8によりサスペンションメンバ1の下側開放部
を閉塞して該サスペンションメンバ1を閉断面に構成し
てある。
【0017】サスペンションメンバ1の左右両側部に
は、サスペンションリンク10の端部の防振ブッシュ部
11を収容して、該防振ブッシュ部11を支軸12によ
り前後壁に連結支持してあるが、前記デフマウントロア
フレーム8はこの防振ブッシュ部11の連結部分の下側
を覆う長さに形成してあって、サスペンションメンバ1
をその前記デフマウントステイ5の連結部分からこの防
振ブッシュ部11を連結した部分に亘る領域を閉断面に
構成している。
【0018】また、前記ボルト・ナット9によるデフマ
ウントロアフレーム8の固定点は、該デフマウントロア
フレーム8にデフマウントステイ5の端部をインシュレ
ータラバー7を介して一体的に連結した部分と、サスペ
ンションメンバ1の側部にサスペンションリンク10の
防振ブッシュ部11を連結した部分とそれぞれ前後方向
で略合致した位置に設定してある。
【0019】以上の実施形態の構造によれば、デフマウ
ントステイ5の端部をサスペンションメンバ1の下側開
放部を閉塞したデフマウントロアフレーム8に連結して
あって、このデフマウントロアフレーム8によってサス
ペンションメンバ1のデフマントステイ端部の連結部分
から、サスペンションメンバ側部のサスペンションリン
ク端部の防振ブッシュ部11を連結した部分に亘る範囲
を閉断面に構成して剛性を高めているため、剛性向上の
ためサスペンションメンバ1の断面を拡大したり、板厚
を増大しなくてもディファレンシャル3およびサスペン
ションリンク10の取付剛性を高めることができ、従っ
て、重量的におよびコスト的に有利にデフノイズの抑制
と操安性の向上とを図ることができる。
【0020】特に本実施形態にあっては、デフマウント
ステイ5の端部をインシュレータラバー7を介してデフ
マウントロアフレーム8に一体的に連結してあるため、
ディファレンシャル3の防振性能を高められてデフノイ
ズの抑制効果を高められることと、サスペンションリン
ク10はその端部の防振ブッシュ部11を介してサスペ
ンションメンバ1の前後壁に連結支持してあって、これ
らインシュレータラバー7と防振ブッシュ部11によっ
て、サスペンションメンバ2の防振特性のチューニング
を容易に行えるため、音振性能を著しく向上することが
できる。
【0021】また、デフマウントロアフレーム8のボル
ト・ナット9によるサスペンションメンバ1への固定点
を、前述のディファレンシャル3からの振動入力点とな
るデフマウントステイ5の端部の連結部分、およびサス
ペンションリンク10からのサスペンション入力点とな
る防振ブッシュ部11の連結部分と前後方向で略合致し
た位置に設定してあるから、これらディファレンシャル
3およびサスペンションリンク10の取付剛性をより一
層高められて、インシュレータラバー7および防振ブッ
シュ部11の防振機能を十分に発揮させることができ
る。
【0022】図5は本発明の第2実施形態を示すもの
で、デフマウントロアフレーム8のデフマウントステイ
連結側の端部に横向きの円筒部13を一体成形して、こ
の円筒部13内に円柱状に形成したインシュレータラバ
ー7Aを嵌入して加硫接着してある一方、デフマウント
ステイ5の端部にロッド部5bを一体成形し、該ロッド
部5bをインシュレータラバー7Aの中心部に圧入して
締結固定することにより、該デフマウントステイ5とデ
フマウントロアフレーム8との連結部分を、サスペンシ
ョンリンク10の端部の防振ブッシュ部11と同様のブ
ッシュタイプとしてある。
【0023】従って、この実施形態によれば円筒部13
に圧入固定されるインシュレータラバー7Aの選択によ
って、上下方向および前後方向の防振特性のチューニン
グを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す平面図。
【図2】同実施形態の正面図。
【図3】図1のA−A線に沿う断面図。
【図4】同実施形態の要部を示す分解斜視図。
【図5】本発明の第2実施形態の要部を示す分解斜視
図。
【符号の説明】
1 サスペンションメンバ 2 リヤサイドメンバ 3 ディファレンシャル 5 デフマウントステイ 7 インシュレータラバー 8 デフマウントロアフレーム 10 サスペンションリンク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディファレンシャルの上側に跨ってデフ
    マウントステイを車幅方向に締結固定し、左右のリヤサ
    イドメンバに跨って結合した下側開放のコ字形断面のサ
    スペンションメンバの内側に前記デフマウントステイを
    収容して、該デフマウントステイの両側端部をサスペン
    ションメンバに締結固定するようにしたディファレンシ
    ャル取付部構造において、前記デフマウントステイの両
    側端部にデフマウントロアフレームを連結し、該デフマ
    ウントロアフレームをサスペンションメンバの下側前後
    縁部に締結固定して、サスペンションメンバの下側開放
    部を閉塞し、該サスペンションメンバを、そのデフマウ
    ントステイ端部の連結部分からサスペンションメンバ側
    部のサスペンションリンクを連結した部分に亘って閉断
    面に構成したことを特徴とする自動車のディファレンシ
    ャル取付部構造。
  2. 【請求項2】 デフマウントステイの端部とデフマウン
    トロアフレームとを、インシュレータラバーを介して一
    体的に連結したことを特徴とする請求項1記載の自動車
    のディファレンシャル取付部構造。
  3. 【請求項3】 デフマウントロアフレームを、デフマウ
    ントステイの端部を連結した部分と、サスペンションメ
    ンバ側部にサスペンションリンクを連結した部分とで、
    該サスペンションメンバの下側前後縁部に締結固定した
    ことを特徴とする請求項1,2記載の自動車のディファ
    レンシャル取付部構造。
JP29533996A 1996-11-07 1996-11-07 自動車のディファレンシャル取付部構造 Pending JPH10138952A (ja)

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JPH10138952A true JPH10138952A (ja) 1998-05-26

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ID=17819343

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JP29533996A Pending JPH10138952A (ja) 1996-11-07 1996-11-07 自動車のディファレンシャル取付部構造

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JP (1) JPH10138952A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100376423C (zh) * 2004-10-07 2008-03-26 现代自动车株式会社 差速器安装结构

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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