JPH10138141A - ドライアイスを噴射させて塗膜の剥離・洗浄を行う噴射装置におけるドライアイスの噴射加速方法及びその装置 - Google Patents

ドライアイスを噴射させて塗膜の剥離・洗浄を行う噴射装置におけるドライアイスの噴射加速方法及びその装置

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JPH10138141A
JPH10138141A JP31017296A JP31017296A JPH10138141A JP H10138141 A JPH10138141 A JP H10138141A JP 31017296 A JP31017296 A JP 31017296A JP 31017296 A JP31017296 A JP 31017296A JP H10138141 A JPH10138141 A JP H10138141A
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JP
Japan
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dry ice
injection
accelerating
spraying
nozzle
Prior art date
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Application number
JP31017296A
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English (en)
Inventor
Kentaro Komatsu
健太郎 小松
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Maintech Co Ltd
Original Assignee
Maintech Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝撃力が低下せずドライアイスペレットが詰
まることなく、また、圧損の生じない新規なドライアイ
スを噴射させて塗膜の剥離・洗浄を行う。 【解決手段】 ドライアイスペレット(X)を第1次高
圧エアーで押し出し噴射する噴射機本体(1)と、該本
体と噴射口(3a)との間の移送管(2)に、第2次高
圧エアーを噴射する加速手段を付加することを特徴とす
るドライアイスを噴射させて塗膜の剥離・洗浄を行う装
置におけるドライアイスの噴射加速方法及びその装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドライアイスを噴
射させて塗膜の剥離・洗浄を行う装置におけるドライア
イスの噴射加速方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、塗装設備や塗装作業に使用した治
具等に付着した廃塗料を剥離し、洗浄するメンテナンス
作業や、あるいは、高速道路のトンネル内、ガードレー
ル防音壁、照明器具の洗浄作業は、手作業が中心であ
り、付着した塗料を剥ぎ落としたり、ウエスで拭き取り
を行っていたり、一部はウォータージェット等の高圧水
流洗浄を行っている。
【0003】しかしながら、これらの作業は、煩雑であ
り、作業環境も悪く、場所によっては危険な作業でもあ
り、しかも、手作業のため作業効率が悪く、また、作業
の完成度も低く、熟練作業者の定着率も悪いものであっ
た。
【0004】しかも、このウオータージェット等の高圧
水流洗浄では、この処理水の処理が煩雑であり、そのま
ま放置すると公害の原因となる等問題があった。そこ
で、これに代わるものとして、近年ドライアイスショッ
トを吹きつけ、機械的に剥離させる方法が登場してい
る。
【0005】この方法は、ドライアイスペレットを付着
塗料表面に噴射し、強力な物理的剥離力を与えると共
に、極低温のドライアイスによる温度低下をもたらし、
塗料を脆しくし、表面層の破壊を容易にするものであ
り、このドライアイスペレットをブラスト材として使用
すれば、ドライアイスペレットは作業終了後には気化し
てしまい、後処理の問題はないため、有効と考えられる
がこれにも問題があった。
【0006】即ち、現在提案されている,ドライアイス
を使用するブラスト装置およびブラスト方法は、種々の
欠点があり、広く普及していないのが現状である。これ
らの欠点は、 噴射ガンからの距離が長くなると、ドライアイスの
衝撃力が著しく低下すること。 ドライアイスの冷却伝熱でノズルが凍結してペレッ
トがしばしば詰まる。 ドライアイスの噴射機本体と噴射口(ガン先)まで
の距離が長い(作業上、止むを得ない場合が多い)た
め、圧損が大きく衝撃力が低下する、ということなどで
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
このような事情に鑑みてなされたものであり、ドライア
イスを高圧エヤーで噴射する方式であっても、衝撃力が
低下せずドライアイスペレットが詰まることなく、ま
た、圧損の生じない新規なドライアイスを噴射させて塗
膜の剥離・洗浄を行う装置におけるドライアイスの噴射
加速方法及びその装置を開発することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、噴射機本体からドライアイスペレットを第一次高圧
エヤーにより押し出し移送する装置において、該装置本
体から噴射口(ガン先−ペレットを噴射する先端)まで
の移送管の中途に、横方向からより高圧の第二次加圧空
気を高速送入することにより、エジェクターノズル〔よ
り望ましくはスパイラルフローノズル(旋回流を発生す
るノズル)〕でドライアイスペレットを加速する方法と
装置を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明を詳述す
ると、噴射機本体(1)は、上部にホッパー(1a)を
設けており、該ホッパー(1a)には、搬送されたドラ
イアイスコンテナ(A)を嵌着しており、ドライアイス
ペレット(X)が充填されている。
【0010】尚、ドライアイスペレット(X)は、棒
状、球状、あるいはシャーベット状でもよいものであ
り、さらに、該ドライアイスペレット(X)には、金
属、ガラス、セラミック等の無機物質、あるいは他の有
機物質を混ぜたものであってもよいものである。
【0011】そしてホッパー(1a)の底部より移送さ
れるドライアイスペレット(X)は移送管(2)を通っ
て、先端部の噴射ガン(3)の噴射口(3a)まで移送
され、外部に噴射されるものであり、その推進力とし
て、コンプレッサー(4)にて加圧空気を第一次高圧エ
ヤーを使用するものである。
【0012】コンプレッサー(4)は、6.5kg/c
m2の圧力にて途中で枝分かれし一方は、噴射機本体
(1)に連通し、該噴射機本体(1)からは5.5kg/
cm2 の圧力にて噴射口(3)にドライアイスペレット
(X)を押し出し、他方は、噴射口(3a)の手前にて
6.5kg/cm2 の圧力でエジェクターノズル(5)〔よ
り望ましくはスパイラルフローノズル(6)(旋回流を
発生するノズル)〕に連通するものである。
【0013】そして、スパイラルフローノズル(旋回流
を発生させるノズル)(6)とは、特開昭62−581
00号に記載された『管路に螺旋流体流を生成させる装
置』のことであり、ドライアイスペレット(X)を加速
して移送するものである。
【0014】
【発明の効果】本発明によると、ドライアイスペレット
をブラスト材として噴射する場合、第一高圧エアーで噴
射機本体より押圧し、さらに、噴射口付近では、第二高
圧エアーで加圧あるいは吸引して噴射口より外部に噴射
するため、圧損がなく、下記の表1に示す効果を奏する
ものである。尚、表1中の*印は、噴射ガンの噴射口
(3a)(ノズル)と塗膜との有効距離であり、即ち、
噴射機本体が有効な衝撃力をもって塗膜を剥離できる有
効距離の事である。
【0015】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す説明図である。
【図2】本発明の要部拡大説明図である。
【図3】本発明に使用するスパイラルブローノズルの要
部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 噴射機本体 1a ホッパー 2 移送管 3 噴射ガン 3a 噴射口 4 コンプレッサー 5 エジェクター(圧縮)ノズル 6 スパイラルブロー(旋回流)ノズル A ドライアイスコンテナ X ドライアイスペレット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライアイスを噴射させて塗膜の剥離・
    洗浄を行う装置において、ドライアイスペレットを第1
    次高圧エアーで押し出し噴射する噴射機本体と、該本体
    と噴射口との間の移送管に、第2次高圧エアーを噴射す
    る加速手段を付加することを特徴とするドライアイスを
    噴射させて塗膜の剥離・洗浄を行う装置におけるドライ
    アイスの噴射加速方法及びその装置。
  2. 【請求項2】 加速手段が、エジェクターノズル、また
    はスパイラルフローノズルか、あるいはこれらの両方を
    備えたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のド
    ライアイスを噴射させて塗膜の剥離・洗浄を行う噴射装
    置におけるドライアイスの噴射加速方法及びその装置。
  3. 【請求項3】 噴射するドライアイスペレットの形態
    は、棒状、球状、あるいはシャーベット状であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のドライアイスを
    噴射させて塗膜の剥離・洗浄を行う噴射装置におけるド
    ライアイスの噴射加速方法及びその装置。
  4. 【請求項4】 ドライアイスペレットに、金属、ガラ
    ス、セラミック等の無機物質、あるいは他の有機物質を
    混ぜたものであることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項または第3項記載のドライアイスを噴射させて塗膜の
    剥離・洗浄を行う噴射装置におけるドライアイスの噴射
    加速方法及びその装置。
JP31017296A 1996-11-05 1996-11-05 ドライアイスを噴射させて塗膜の剥離・洗浄を行う噴射装置におけるドライアイスの噴射加速方法及びその装置 Pending JPH10138141A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101225693B1 (ko) * 2010-06-04 2013-01-31 이노크린 주식회사 친환경적인 재도장 시공방법
US8574375B2 (en) * 2005-04-08 2013-11-05 Fraunhofer Gesellschaft Zur Forderung Der Angewandten Forschung E.V. Component for a painting installation and device for removing paint therefrom
WO2017194175A1 (de) * 2016-05-13 2017-11-16 Alfred Kärcher Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zur herstellung von co2-pellets aus co2-schnee und reinigungsgerät
KR20190093336A (ko) * 2018-02-01 2019-08-09 (주)하이첸 소형 드라이아이스 세척기
CN116603717A (zh) * 2023-06-14 2023-08-18 安徽天钧焊接技术有限公司 一种提高电池托盘喷漆表面附着力及表面质量的工艺方法

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