JPH07148747A - 金型の離型剤等の除去方法および金型の離型剤等の除去装置 - Google Patents
金型の離型剤等の除去方法および金型の離型剤等の除去装置Info
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- JPH07148747A JPH07148747A JP28768493A JP28768493A JPH07148747A JP H07148747 A JPH07148747 A JP H07148747A JP 28768493 A JP28768493 A JP 28768493A JP 28768493 A JP28768493 A JP 28768493A JP H07148747 A JPH07148747 A JP H07148747A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は金型の離型剤等を作業環境を悪化さ
せたり、金型の成型面を研摩摩耗することなく、効率よ
く短時間に除去することができるとともに、成型機に取
付けた状態の金型でも離型剤等の除去が可能な金型の離
型剤等の除去方法および金型の離型剤等の除去装置を得
るにある。 【構成】 金型の離型剤等の塗布面にコンプレッサ―か
らのエア―を用いて噴射ノズルよりドライアイスを音速
で噴射して離型剤等を除去するドライアイス噴射工程と
で金型の離型剤等の除去方法を構成している。
せたり、金型の成型面を研摩摩耗することなく、効率よ
く短時間に除去することができるとともに、成型機に取
付けた状態の金型でも離型剤等の除去が可能な金型の離
型剤等の除去方法および金型の離型剤等の除去装置を得
るにある。 【構成】 金型の離型剤等の塗布面にコンプレッサ―か
らのエア―を用いて噴射ノズルよりドライアイスを音速
で噴射して離型剤等を除去するドライアイス噴射工程と
で金型の離型剤等の除去方法を構成している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金型の成型面に付着した
成型品の炭化物、高分子化物、残渣あるいは金型の成型
面に塗布した離型剤等を除去する金型の離型剤等の除去
方法および金型の離型剤等の除去装置に関する。
成型品の炭化物、高分子化物、残渣あるいは金型の成型
面に塗布した離型剤等を除去する金型の離型剤等の除去
方法および金型の離型剤等の除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金型に塗布した離型剤は所定ショ
ット毎に金型の塗布面より完全に除去し、再塗布して使
用しなければ成型品の仕上がり面が悪くなる。このた
め、成型機より金型を外し、サンドブラスト等の処理に
より金型の成型面に塗布した離型剤を除去していた。
ット毎に金型の塗布面より完全に除去し、再塗布して使
用しなければ成型品の仕上がり面が悪くなる。このた
め、成型機より金型を外し、サンドブラスト等の処理に
より金型の成型面に塗布した離型剤を除去していた。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】従来の金型の成型面
に塗布された離型剤等の除去作業は成型機より金型を外
して行なわなければならず、その作業に手数と時間がか
かり、成型機の稼働率が低下するという欠点があった。
また、金型の成型面へのサンドブラスト処理では周囲に
投射材が飛散して、作業環境が悪化したり、専用の処理
室を設置しなければならない等の欠点があるとともに、
ブラスト処理によって金型の成型面が研摩摩耗してしま
うため、頻繁に離型剤等の除去作業ができず、成型品の
仕上がり面が悪くなりやすいという欠点があった。
に塗布された離型剤等の除去作業は成型機より金型を外
して行なわなければならず、その作業に手数と時間がか
かり、成型機の稼働率が低下するという欠点があった。
また、金型の成型面へのサンドブラスト処理では周囲に
投射材が飛散して、作業環境が悪化したり、専用の処理
室を設置しなければならない等の欠点があるとともに、
ブラスト処理によって金型の成型面が研摩摩耗してしま
うため、頻繁に離型剤等の除去作業ができず、成型品の
仕上がり面が悪くなりやすいという欠点があった。
【0004】本発明は以上のような欠点に鑑み、成型機
より金型を外さなくても成型面の離型剤等を除去するこ
とができるとともに、金型の成型面の研摩摩耗が生じた
り、周囲の作業環境を悪化したりするのを効率よく阻止
することができ、かつ楽に確実に短時間で離型剤等の除
去を行なうことができる金型の離型剤等の除去方法およ
び金型の離型剤等の除去装置を提供することを目的とし
ている。
より金型を外さなくても成型面の離型剤等を除去するこ
とができるとともに、金型の成型面の研摩摩耗が生じた
り、周囲の作業環境を悪化したりするのを効率よく阻止
することができ、かつ楽に確実に短時間で離型剤等の除
去を行なうことができる金型の離型剤等の除去方法およ
び金型の離型剤等の除去装置を提供することを目的とし
ている。
【0005】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は次の説明を添付図面と照し合せて読むと、よ
り完全に明らかになるであろう。ただし、図面はもっぱ
ら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定する
ものではない。
規な特徴は次の説明を添付図面と照し合せて読むと、よ
り完全に明らかになるであろう。ただし、図面はもっぱ
ら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定する
ものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は金型の離型剤等の塗布面にコンプレッサ―
からのエア―を用いて噴射ノズルよりドライアイスを音
速で噴射して、離型剤等を除去するドライアイス噴射工
程とで金型の離型剤等の除去方法を構成している。
に、本発明は金型の離型剤等の塗布面にコンプレッサ―
からのエア―を用いて噴射ノズルよりドライアイスを音
速で噴射して、離型剤等を除去するドライアイス噴射工
程とで金型の離型剤等の除去方法を構成している。
【0007】また、本発明はコンプレッサ―と、このコ
ンプレッサ―からのエア―をエア―ホ―スを介して金型
の離型剤等の塗布面へ噴射する噴射ノズルと、この噴射
ノズルに接続された該噴射ノズルを流れるエア―によっ
て吸引力が作用するドライアイス供給ホ―スと、このド
ライアイス供給ホ―スの後端部の吸引ノズルにドライア
イスを供給するドライアイスが収納されるドライアイス
収納容器とで金型の離型剤等の除去装置を構成してい
る。
ンプレッサ―からのエア―をエア―ホ―スを介して金型
の離型剤等の塗布面へ噴射する噴射ノズルと、この噴射
ノズルに接続された該噴射ノズルを流れるエア―によっ
て吸引力が作用するドライアイス供給ホ―スと、このド
ライアイス供給ホ―スの後端部の吸引ノズルにドライア
イスを供給するドライアイスが収納されるドライアイス
収納容器とで金型の離型剤等の除去装置を構成してい
る。
【0008】
【作用】上記のように構成された金型の離型剤等の除去
装置は、噴射ノズルよりコンプレッサ―のエア―を噴射
させることにより、ドライアイス収納容器内のドライア
イスをドライアイス供給ホ―スによって吸引し、エア―
と一緒に音速で噴射されるため、金型の成型面に噴射す
ることにより、その衝撃力で離型剤等を除去するととも
に、低温のドライアイスの吹き付けにより、金型の成型
面にサ―マルショックが発生し、離型剤等を効率よく除
去される。
装置は、噴射ノズルよりコンプレッサ―のエア―を噴射
させることにより、ドライアイス収納容器内のドライア
イスをドライアイス供給ホ―スによって吸引し、エア―
と一緒に音速で噴射されるため、金型の成型面に噴射す
ることにより、その衝撃力で離型剤等を除去するととも
に、低温のドライアイスの吹き付けにより、金型の成型
面にサ―マルショックが発生し、離型剤等を効率よく除
去される。
【0009】
【本発明の実施例】以下、図面に示す実施例により、本
発明を詳細に説明する。
発明を詳細に説明する。
【0010】図1ないし図5の本発明の第1の実施例に
おいて、1は金型の離型剤等の除去装置で、この金型の
離型剤等の除去装置1はコンプレッサ―2と、このコン
プレッサ―2からのエア―をエア―ホ―ス3を介して成
型機4の金型5の離型剤等の塗布面へ噴射する噴射ノズ
ル6と、この噴射ノズル6に接続された該噴射ノズル6
を流れるエア―によって吸引力が作用するドライアイス
供給ホ―ス7と、このドライアイス供給ホ―ス7の後端
部の吸引ノズル8が内底近傍に位置するペレット状ある
いは所定の大きさの塊になったドライアイス9が収納さ
れるドライアイス収納容器10とで構成されている。
おいて、1は金型の離型剤等の除去装置で、この金型の
離型剤等の除去装置1はコンプレッサ―2と、このコン
プレッサ―2からのエア―をエア―ホ―ス3を介して成
型機4の金型5の離型剤等の塗布面へ噴射する噴射ノズ
ル6と、この噴射ノズル6に接続された該噴射ノズル6
を流れるエア―によって吸引力が作用するドライアイス
供給ホ―ス7と、このドライアイス供給ホ―ス7の後端
部の吸引ノズル8が内底近傍に位置するペレット状ある
いは所定の大きさの塊になったドライアイス9が収納さ
れるドライアイス収納容器10とで構成されている。
【0011】前記噴射ノズル6は図2に示すように、水
平通路11および該水平通路11のほぼ中央部と連通す
るようにほぼ直角方向あるいは供給側と鋭角となるよう
に形成された垂直通路12が形成されたノズル本体13
と、このノズル本体13の水平通路11の供給側に小径
寸法の先端部が該水平通路11のほぼ中央部に位置する
ように螺合され、ロックナット14で固定された前記エ
ア―ホ―ス3に必要に応じて取付けられる開閉弁15を
備える接続金具16を介して接続されるベンチュリ―管
17と、前記ノズル本体13の水平通路11の排出側に
螺合固定された小径部18を有するノズル筒19と、前
記ノズル本体13の垂直通路12と前記ドライアイス供
給ホ―ス7とを接続するように取付けられた必要に応じ
て取付けられる開閉弁20を有する接続金具21とで構
成されている。
平通路11および該水平通路11のほぼ中央部と連通す
るようにほぼ直角方向あるいは供給側と鋭角となるよう
に形成された垂直通路12が形成されたノズル本体13
と、このノズル本体13の水平通路11の供給側に小径
寸法の先端部が該水平通路11のほぼ中央部に位置する
ように螺合され、ロックナット14で固定された前記エ
ア―ホ―ス3に必要に応じて取付けられる開閉弁15を
備える接続金具16を介して接続されるベンチュリ―管
17と、前記ノズル本体13の水平通路11の排出側に
螺合固定された小径部18を有するノズル筒19と、前
記ノズル本体13の垂直通路12と前記ドライアイス供
給ホ―ス7とを接続するように取付けられた必要に応じ
て取付けられる開閉弁20を有する接続金具21とで構
成されている。
【0012】前記ドライアイス収納容器10は図3ない
し図5に示すように、下部に床面を走行させる少なくと
も3個以上のキャスタ―22が取付けられた上部開口の
収容容器23と、この収納容器23の内底部に下部一側
部に該収納容器23内に収納されたドライアイス9を導
くように形成されたシュ―ト24と、このシュ―ト24
で前記該収納容器23の下部一側部へ導かれたドライア
イス9を吸引できるように該収納容器23の内壁面に複
数個取付けられたスリ―ブ25を有する取付け金具26
に上下移動可能に取付けられた上部がほぼ直角に折曲げ
られた前記ドライアイス供給ホ―ス7に接続されたパイ
プ状の吸引ノズル8と、この吸引ノズル8の先端部寄り
の部位および該先端部寄りの部位よりも上方部位に該吸
引ノズル8の内径寸法よりも小さな内径寸法の上下空気
供給孔27、28で空気を供給できるように取付けられ
た空気取入れ口29が前記収納容器23の上端部よりも
上方に位置する空気供給パイプ30と、前記吸引ノズル
8を上下移動させる前記収納容器23に取付けられた吸
引ノズル上下移動装置31とで構成されている。
し図5に示すように、下部に床面を走行させる少なくと
も3個以上のキャスタ―22が取付けられた上部開口の
収容容器23と、この収納容器23の内底部に下部一側
部に該収納容器23内に収納されたドライアイス9を導
くように形成されたシュ―ト24と、このシュ―ト24
で前記該収納容器23の下部一側部へ導かれたドライア
イス9を吸引できるように該収納容器23の内壁面に複
数個取付けられたスリ―ブ25を有する取付け金具26
に上下移動可能に取付けられた上部がほぼ直角に折曲げ
られた前記ドライアイス供給ホ―ス7に接続されたパイ
プ状の吸引ノズル8と、この吸引ノズル8の先端部寄り
の部位および該先端部寄りの部位よりも上方部位に該吸
引ノズル8の内径寸法よりも小さな内径寸法の上下空気
供給孔27、28で空気を供給できるように取付けられ
た空気取入れ口29が前記収納容器23の上端部よりも
上方に位置する空気供給パイプ30と、前記吸引ノズル
8を上下移動させる前記収納容器23に取付けられた吸
引ノズル上下移動装置31とで構成されている。
【0013】前記吸引ノズル上下移動装置31は前記吸
引ノズル8の前記収納容器23の開口部より外方へ突出
する部位に一端が取付け金具32を介して取付けられ、
該部と対応する前記収納容器23の外壁面に他端が取付
け金具33を介して取付けられた吸引ノズル8を常時下
方へ位置するように付勢する付勢スプリング34と、こ
の付勢スプリング34が位置している部位の前記収納容
器23の下部外壁面に固定された支持金具35と、この
支持金具35に取付けられた支持軸36に回動可能に取
付けられた足踏みペダル37と、この足踏みペダル37
と一体成型された該足踏みペダル37の作動によって上
下方向に回動する回動バ―38に回動可能に取付けられ
たロッド39と、このロッド39の先端部に取付けられ
た前記吸引ノズル8に固定された連結金具40とで構成
されている。
引ノズル8の前記収納容器23の開口部より外方へ突出
する部位に一端が取付け金具32を介して取付けられ、
該部と対応する前記収納容器23の外壁面に他端が取付
け金具33を介して取付けられた吸引ノズル8を常時下
方へ位置するように付勢する付勢スプリング34と、こ
の付勢スプリング34が位置している部位の前記収納容
器23の下部外壁面に固定された支持金具35と、この
支持金具35に取付けられた支持軸36に回動可能に取
付けられた足踏みペダル37と、この足踏みペダル37
と一体成型された該足踏みペダル37の作動によって上
下方向に回動する回動バ―38に回動可能に取付けられ
たロッド39と、このロッド39の先端部に取付けられ
た前記吸引ノズル8に固定された連結金具40とで構成
されている。
【0014】上記構成の金型の離型剤等の除去装置1
は、成型機4に取付けられている金型5を型開き状態に
し、接続金具21の開閉弁20を開状態にすることによ
り、ノズル本体13の水平通路11を流れるエア―によ
って垂直通路12に吸引力が作用し、ドライアイス供給
ホ―ス7、吸引ノズル8を介してドライアイス収納容器
10内のドライアイス9が吸引され、ノズル筒19内で
攪拌混合され超音速あるいは音速でノズル筒19より金
型5の成型面に噴射され、該成型面の汚れや離型剤が衝
撃力やサ―マルショックによって効率よく、短時間に除
去するドライアイス噴射工程を行なう。
は、成型機4に取付けられている金型5を型開き状態に
し、接続金具21の開閉弁20を開状態にすることによ
り、ノズル本体13の水平通路11を流れるエア―によ
って垂直通路12に吸引力が作用し、ドライアイス供給
ホ―ス7、吸引ノズル8を介してドライアイス収納容器
10内のドライアイス9が吸引され、ノズル筒19内で
攪拌混合され超音速あるいは音速でノズル筒19より金
型5の成型面に噴射され、該成型面の汚れや離型剤が衝
撃力やサ―マルショックによって効率よく、短時間に除
去するドライアイス噴射工程を行なう。
【0015】しかる後、必要に応じて開閉弁20を閉
じ、エア―だけをノズル筒19より噴射して、金型を乾
燥させる乾燥工程を行なう。
じ、エア―だけをノズル筒19より噴射して、金型を乾
燥させる乾燥工程を行なう。
【0016】また、ドライアイス9は吸引ノズル8を吸
引ノズル上下移動装置31によって上下移動されること
により、吸引ノズル8が詰まったり、該吸引ノズル8に
ドライアイス9が供給されなくなるのを確実に防止する
ことができる。
引ノズル上下移動装置31によって上下移動されること
により、吸引ノズル8が詰まったり、該吸引ノズル8に
ドライアイス9が供給されなくなるのを確実に防止する
ことができる。
【0017】
【本発明の異なる実施例】次に図6ないし図10に示す
本発明の異なる実施例につき説明する。なお、これらの
本発明の異なる実施例の説明に当って、前記本発明の第
1の実施例と同一構成部分には同一符号を付して重複す
る説明を省略する。
本発明の異なる実施例につき説明する。なお、これらの
本発明の異なる実施例の説明に当って、前記本発明の第
1の実施例と同一構成部分には同一符号を付して重複す
る説明を省略する。
【0018】図6および図7の本発明の第2の実施例に
おいて、前記本発明の第1の実施例と主に異なる点はド
ライアイス収納容器10Aと、エア―ホ―ス3に該エア
―ホ―ス3を流れるエア―を乾燥エア―にするドライヤ
―41を介装させた点で、前記ドライアイス収納容器1
0Aは収納容器23に固定的に先端部に流入規制フラン
ジ42が形成された吸引ノズル8Aを取付けるととも
に、起振機43によって収納容器23を振動できるよう
に形成されている。このように構成された金型の離型剤
等の除去装置1Aにしても前記本発明の第1の実施例と
同様な作用効果が得られる。
おいて、前記本発明の第1の実施例と主に異なる点はド
ライアイス収納容器10Aと、エア―ホ―ス3に該エア
―ホ―ス3を流れるエア―を乾燥エア―にするドライヤ
―41を介装させた点で、前記ドライアイス収納容器1
0Aは収納容器23に固定的に先端部に流入規制フラン
ジ42が形成された吸引ノズル8Aを取付けるととも
に、起振機43によって収納容器23を振動できるよう
に形成されている。このように構成された金型の離型剤
等の除去装置1Aにしても前記本発明の第1の実施例と
同様な作用効果が得られる。
【0019】図8ないし図10の本発明の第3の実施例
において、前記本発明の第1の実施例と主に異なる点は
ドライアイス製造供給装置44を用いるとともに、該ド
ライアイス製造供給装置44からのドライアイス9が混
合されたエア―を開閉弁45を備える噴射ノズル6Aで
金型の成型面に超音速で噴射できるようにした点で、こ
のように構成された金型の離型剤等の除去装置1Bにし
てもよい。
において、前記本発明の第1の実施例と主に異なる点は
ドライアイス製造供給装置44を用いるとともに、該ド
ライアイス製造供給装置44からのドライアイス9が混
合されたエア―を開閉弁45を備える噴射ノズル6Aで
金型の成型面に超音速で噴射できるようにした点で、こ
のように構成された金型の離型剤等の除去装置1Bにし
てもよい。
【0020】なお、前記ドライアイス製造供給装置44
は炭酸ガスタンク46から供給される炭酸ガスをオイル
ポンプ47の作動によって、ペレット状のドライアイス
にするペレタイザ―48と、このペレタイザ―48で製
造されたペレット状のドライアイスを収納するホッパ―
49と、コンプレッサ―2からのエア―を乾燥させるド
ライヤ―50と、このドライヤ―50からの乾燥エア―
を前記噴射ノズル6Aへ供給するエア―通路51に介装
された、図10に示すような前記ホッパ―49のドライ
アイス9を所定量ずつ該エア―通路51へ供給するモ―
タ―52等で回転されるロ―タリ―バルブ53を備える
フイ―ダ―54とで構成されている。
は炭酸ガスタンク46から供給される炭酸ガスをオイル
ポンプ47の作動によって、ペレット状のドライアイス
にするペレタイザ―48と、このペレタイザ―48で製
造されたペレット状のドライアイスを収納するホッパ―
49と、コンプレッサ―2からのエア―を乾燥させるド
ライヤ―50と、このドライヤ―50からの乾燥エア―
を前記噴射ノズル6Aへ供給するエア―通路51に介装
された、図10に示すような前記ホッパ―49のドライ
アイス9を所定量ずつ該エア―通路51へ供給するモ―
タ―52等で回転されるロ―タリ―バルブ53を備える
フイ―ダ―54とで構成されている。
【0021】なお、前記本発明の実施例ではドライアイ
ス収納容器10の内底近傍に位置するペレット状のドラ
イアイス9を吸引ノズル8で吸引するものについて説明
したが、本発明はこれに限らず、ドライアイス収納容器
10に収納されたペレット状のドライアイス9の上面か
ら吸引ノズル8で吸引できるようにしたものを用いても
良い。
ス収納容器10の内底近傍に位置するペレット状のドラ
イアイス9を吸引ノズル8で吸引するものについて説明
したが、本発明はこれに限らず、ドライアイス収納容器
10に収納されたペレット状のドライアイス9の上面か
ら吸引ノズル8で吸引できるようにしたものを用いても
良い。
【0022】
【本発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発
明にあっては次に列挙する効果が得られる。
明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0023】(1)金型の離型剤等の塗布面にコンプレ
ッサ―からのエア―を用いて噴射ノズルよりドライアイ
スを音速で噴射して離型剤等を除去するドライアイス噴
射工程とからなるので、噴射ノズルより音速で噴射され
るドライアイスの衝撃力および超低温の吹付けによるサ
―マルショックの発生により、金型に塗布された離型剤
等を効率よく、短時間に除去することができる。
ッサ―からのエア―を用いて噴射ノズルよりドライアイ
スを音速で噴射して離型剤等を除去するドライアイス噴
射工程とからなるので、噴射ノズルより音速で噴射され
るドライアイスの衝撃力および超低温の吹付けによるサ
―マルショックの発生により、金型に塗布された離型剤
等を効率よく、短時間に除去することができる。
【0024】(2)前記(1)によって、ドライアイス
を音速で噴射させるため、従来のサンドブラストのよう
に投射材が飛散して、周囲の作業環境を悪化させたりす
るのを阻止することができる。
を音速で噴射させるため、従来のサンドブラストのよう
に投射材が飛散して、周囲の作業環境を悪化させたりす
るのを阻止することができる。
【0025】(3)前記(1)によって、噴射されたド
ライアイスは大気中に昇華してしまうので後に残ること
がなく、後片付けが不要で効率よく作業を行うことがで
きる。
ライアイスは大気中に昇華してしまうので後に残ること
がなく、後片付けが不要で効率よく作業を行うことがで
きる。
【0026】(4)前記(1)によって、ドライアイス
を金型の成型面に音速で噴射するため、従来のサンドブ
ラストのように成型面が研摩摩耗するのを効率よく阻止
することができる。
を金型の成型面に音速で噴射するため、従来のサンドブ
ラストのように成型面が研摩摩耗するのを効率よく阻止
することができる。
【0027】(5)前記(1)によって、金型を成型機
より外さなくても、ドライアイスを成型面に音速で噴射
して離型剤等を除去することができる。したがって、成
型機の稼働率を向上させることができるとともに、気軽
に離型剤等の除去ができるため、きれいな表面の成型品
を成型することができる。
より外さなくても、ドライアイスを成型面に音速で噴射
して離型剤等を除去することができる。したがって、成
型機の稼働率を向上させることができるとともに、気軽
に離型剤等の除去ができるため、きれいな表面の成型品
を成型することができる。
【0028】(6)請求項2、3、4も前記(1)〜
(5)と同様な効果が得られる。
(5)と同様な効果が得られる。
【図1】本発明の第1の使用状態の説明図。
【図2】噴射ノズルの説明図。
【図3】ドライアイス収納容器の一部破断面図。
【図4】ドライアイス収納容器の側面図。
【図5】ドライアイス収納容器の平面図。
【図6および図7】本発明の第2の実施例を示す説明
図。
図。
【図8ないし図10】本発明の第3の実施例を示す説明
図。
図。
1、1A、1B:金型の離型剤等の除去装置、2:コン
プレッサ―、 3:エア―ホ―ス、4:成
型機、 5:金型、6、6A:噴
射ノズル、 7:ドライアイス供給ホ―ス、
8、8A:吸引ノズル、 9:ドライアイ
ス、10:ドライアイス収納容器、 11:水平通
路、12:垂直通路、 13:ノズル
本体、14:ロックナット、 15:開閉
弁、16:接続金具、 17:ベンチ
ュリ―管、18:小径部、 19:
ノズル筒、20:開閉弁、 21:
接続金具、22:キャスタ―、 23:
収納容器、24:シュ―ト、 25:
スリ―ブ、26:取付け金具、 27:
上空気供給孔、28:下空気供給孔、 2
9:空気取入れ口、30:空気供給パイプ、
31:吸引ノズル上下移動装置、32:取付け金具、
33:取付け金具、34:付勢スプリ
ング、 35:支持金具、36:支持軸、
37:足踏みペダル、38:回動バ
―、 39:ロット、40:連結金
具、 41:ドライヤ―、42:流入
規制フランジ、 43:起振機、44:ドライ
アイス製造供給装置、 45:開閉弁、46:炭酸ガス
タンク、 47:オイルポンプ、48:ペレ
タイザ―、 49:ホッパ―、50:ドラ
イヤ―、 51:エア―通路、52:モ
―タ―、 53:ロ―タリ―バルブ、
54:フイ―ダ―。
プレッサ―、 3:エア―ホ―ス、4:成
型機、 5:金型、6、6A:噴
射ノズル、 7:ドライアイス供給ホ―ス、
8、8A:吸引ノズル、 9:ドライアイ
ス、10:ドライアイス収納容器、 11:水平通
路、12:垂直通路、 13:ノズル
本体、14:ロックナット、 15:開閉
弁、16:接続金具、 17:ベンチ
ュリ―管、18:小径部、 19:
ノズル筒、20:開閉弁、 21:
接続金具、22:キャスタ―、 23:
収納容器、24:シュ―ト、 25:
スリ―ブ、26:取付け金具、 27:
上空気供給孔、28:下空気供給孔、 2
9:空気取入れ口、30:空気供給パイプ、
31:吸引ノズル上下移動装置、32:取付け金具、
33:取付け金具、34:付勢スプリ
ング、 35:支持金具、36:支持軸、
37:足踏みペダル、38:回動バ
―、 39:ロット、40:連結金
具、 41:ドライヤ―、42:流入
規制フランジ、 43:起振機、44:ドライ
アイス製造供給装置、 45:開閉弁、46:炭酸ガス
タンク、 47:オイルポンプ、48:ペレ
タイザ―、 49:ホッパ―、50:ドラ
イヤ―、 51:エア―通路、52:モ
―タ―、 53:ロ―タリ―バルブ、
54:フイ―ダ―。
Claims (4)
- 【請求項1】 金型の離型剤等の塗布面にコンプレッサ
―からのエア―を用いて噴射ノズルよりドライアイスを
音速で噴射して離型剤等を除去するドライアイス噴射工
程とを含むことを特徴とする金型の離型剤等の除去方
法。 - 【請求項2】 金型の離型剤等の塗布面にコンプレッサ
―からのエア―を用いて噴射ノズルよりドライアイスを
音速で噴射して離型剤等を除去するドライアイス噴射工
程と、このドライアイス噴射工程後に離型剤等を除去し
た部位の金型にドライエア―を噴射ノズルより噴射して
乾燥させる乾燥工程とを含むことを特徴とする金型の離
型剤等の除去方法。 - 【請求項3】 コンプレッサ―と、このコンプレッサ―
からのエア―をエア―ホ―スを介して金型の離型剤等の
塗布面へ噴射する噴射ノズルと、この噴射ノズルに接続
された該噴射ノズルを流れるエア―によって吸引力が作
用するドライアイス供給ホ―スと、このドライアイス供
給ホ―スの後端部の吸引ノズルにドライアイスを供給す
るドライアイスが収納されるドライアイス収納容器とを
備えることを特徴とする金型の離型剤等の除去装置。 - 【請求項4】 コンプレッサ―と、このコンプレッサ―
からのエア―をエア―ホ―スを介して金型の離型剤等の
塗布面へ噴射する噴射ノズルと、前記エア―ホ―スに介
装された該エア―ホ―スを流れるエア―中にドライアイ
スを供給するフイ―ダ―、このフイ―ダ―にドライアイ
スを供給するホッパ―および、このホッパ―へドライア
イスを供給する炭酸ガスタンクからの炭酸ガスをペレッ
ト状のドライアイスに形成するペレタイザ―とからなる
ドライアイス製造供給装置とを備えることを特徴とする
金型の離型剤等の除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5287684A JP2696158B2 (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | 金型の離型剤等の除去方法および金型の離型剤等の除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5287684A JP2696158B2 (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | 金型の離型剤等の除去方法および金型の離型剤等の除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07148747A true JPH07148747A (ja) | 1995-06-13 |
JP2696158B2 JP2696158B2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=17720394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5287684A Expired - Fee Related JP2696158B2 (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | 金型の離型剤等の除去方法および金型の離型剤等の除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2696158B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6024304A (en) * | 1993-10-22 | 2000-02-15 | Cold Jet, Inc. | Particle feeder |
JP2013173295A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Sekisui Kaseihin Sakura:Kk | 型内発泡成形型の洗浄方法 |
JP2017104988A (ja) * | 2015-12-07 | 2017-06-15 | トヨタ自動車東日本株式会社 | 射出成形金型におけるシボ模様転写面の製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6067077A (ja) * | 1983-09-19 | 1985-04-17 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 被研掃物の研掃方法及び装置 |
JPS61133185A (ja) * | 1984-11-01 | 1986-06-20 | ユニオン・カ−バイド・コ−ポレ−シヨン | 管の内壁面から油状付着物の現場除去方法 |
-
1993
- 1993-10-21 JP JP5287684A patent/JP2696158B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6067077A (ja) * | 1983-09-19 | 1985-04-17 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 被研掃物の研掃方法及び装置 |
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JP2013173295A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Sekisui Kaseihin Sakura:Kk | 型内発泡成形型の洗浄方法 |
JP2017104988A (ja) * | 2015-12-07 | 2017-06-15 | トヨタ自動車東日本株式会社 | 射出成形金型におけるシボ模様転写面の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2696158B2 (ja) | 1998-01-14 |
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