JP3056987U - バレル式ブラスト装置 - Google Patents
バレル式ブラスト装置Info
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- JP3056987U JP3056987U JP1998006525U JP652598U JP3056987U JP 3056987 U JP3056987 U JP 3056987U JP 1998006525 U JP1998006525 U JP 1998006525U JP 652598 U JP652598 U JP 652598U JP 3056987 U JP3056987 U JP 3056987U
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- nozzle
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バレル式研掃装置において、バレルの取付
け、取出しを容易に行う。 【解決する手段】 キャビネット1内に回転可能に配備
されたバレル支持体2にバレル9を載置し、該バレルの
前面開口近傍配備した研掃材噴射ノズル4から研掃材を
噴射してバレル9内の被研掃物を研掃するバレル式ブラ
スト装置において、ノズル4をバレル9開口近傍の作業
位置と、バレルの取出し路の外側の待避位置に切り換え
てロックできる。
け、取出しを容易に行う。 【解決する手段】 キャビネット1内に回転可能に配備
されたバレル支持体2にバレル9を載置し、該バレルの
前面開口近傍配備した研掃材噴射ノズル4から研掃材を
噴射してバレル9内の被研掃物を研掃するバレル式ブラ
スト装置において、ノズル4をバレル9開口近傍の作業
位置と、バレルの取出し路の外側の待避位置に切り換え
てロックできる。
Description
【0001】
本考案は、バレルを回転させつつ研掃材を噴射してバレル内の被研掃物を研掃 するバレル式研掃装置において、バレルの取外しに支障のない様にノズルを待避 させる装置に関するものである。
【0002】
バレル式研掃装置は、キャビネット内にて鉛直面から少し傾いた面内でバレル を回転させ、バレルの前面開口近傍に配備したノズルからバレル内へ研掃材を噴 射して、バレル内の被研掃物を研掃する。 研掃作業が終了すれば、被研掃物をバレルに容れたまま取り出す。
【0003】
ノズルは、バレルの前面開口近傍に位置して、バレル支持体からのバレルの取 出し路内にあるため、バレルを支持ブロックから外す際にノズルが邪魔になり、 バレルをそのままの姿勢で取り外すことはできない。 バレルを更に傾けてノズルをかわしながら取り出すか、或いは、ノズルをバレ ル取出し路の外側に待避させねばならない。
【0004】 前者の場合、被研掃物の量が多ければ、無理な姿勢でのバレルの取出しは困難 である。 後者の方法として、キャビネット天井を貫通した昇降棒にノズルを取り付け、 ノズルをバレル高さよりも上方まで持ち上げることが実施されている。しかし、 この場合、ノズルを真っ直ぐ持ち上げて作業位置から待避位置へ移動させるため 、ノズルに繋ぐホース長さが大きくなってその分重くなり、ノズルを手動で上昇 させるのに大きな力が必要である。 本考案は、作業位置のノズルを円弧を描く様に回転して待避位置に移動させる ことにより上記問題を解決できるブラスト装置を明らかにするものである。
【0005】
本考案のバレル式ブラスト装置は、キャビネット(1)内に回転可能に配備され 回転駆動装置を連繋したバレル支持体(2)にバレル(9)を載置し、バレル(9)の 前面開口近傍に研掃材噴射ノズル(4)を配備し、バレル(9)を回転させながノズ ル(4)から研掃材を噴射してバレル(9)内の被研掃物を研掃するバレル式ブラス ト装置において、バレル(9)の取出し路の外側に支持ブロック(5)を配備し、該 支持ブロック(5)に接続筒(51)を回転可能に取り付け、接続筒(51)とノズル(4) とを研掃材供給ホース(44)で繋ぐとも共に、接続筒(51)とノズル(4)とをアーム (8)にて連結し、接続筒(51)に連繋したロック手段(6)により、ノズル(4)をバ レル(9)開口近傍の作業位置と、ノズル(4)、該ノズルに接続したホース及びア ーム(8)をバレルの取出し路の外側の待避位置に切り換えてロックできることを 特徴とする。
【0006】
作業位置のノズル(4)は、回転するバレル(9)内に研掃材を噴射してバレル内 の被研掃物を研掃する。 研掃作業が終了して、バレル(9)に収容したまま被研掃物を取り出すには、ロ ック手段(6)を解除して接続筒(51)を中心にアーム(8)を回転させる。これによ り、アーム(8)と一緒にズル(4)及びノズル(4)に繋がったホースも変位する。 アーム(8)の長さによって、接続筒(51)からノズル(4)までの距離は一定とな るから、接続筒(51)とノズル(4)を繋ぐホースは必要最小限の長さで済み、ノズ ル(4)を移動させるときの重量が軽減できる。
【0007】 ロック手段(6)によってノズル(4)を待避位置で保持する。 これによって、バレル(9)の取出し路は開放され、バレル支持体(2)に載置し た姿勢のままバレル(9)を楽に取出しできる。
【0008】
【考案の実施の形態】 図1に示す如く、前面に扉(11)を具えたキャビネット(1)内に、バレル支持体 (2)を配備し、キャビネット(1)の後部に配備した回転駆動装置(3)の回転軸(3 1)をキャビネット後壁を貫通させ、該回転軸にバレル支持体(2)を取付けている 。
【0009】 回転軸(31)は前端が上方に傾いており、バレル支持体(2)は、該軸と直交する 面内、即ち、鉛直面に対して25〜30°傾いた面内を回転する。 バレル支持体(2)は、中心に回転軸が繋がった円板(21)に90゜の角度を存し て4本の抱え片(22)を突設している。 各抱え片(22)は円板(21)から少し前方に傾斜し、更に回転軸と平行に前方に屈 曲している。
【0010】 バレル支持体(2)上に、バレル(9)が傾いた状態で載置される。 バレル(9)は、多数の小孔が規則的に開設されたパンチングメタルにて形成さ れ、外周八角形で底部はバレル支持体(2)の抱え片(22)の傾斜に対応して外周側 が傾斜しており、前部も外周側が傾斜して、中央に八角形の開口を有している。
【0011】 キャビネット(1)の上方に研掃材ホッパー(7)が配備され、該ホッパー(7)の 下端に分岐部材(71)を介して左右2つの支持ブロック(5)(5)が扉(11)側に向け て接続される。 各支持ブロック(5)には前端面から後部上面に至る供給路(53)が開設され、該 供給路(53)の上端入口が分岐部材(71)に連結され、前端出口に接続筒(51)及び研 掃材供給ホース(44)を介してノズル(4)が接続される。
【0012】 接続筒(51)は、支持ブロック(5)に対して回転を阻止するためのロック手段( 6)が連繋されている。実施例のロック手段(6)は、支持ブロック(5)に螺合し たクランプネジ(61)であって、該クランプネジ(61)の締付けによりネジ先端で接 続筒(51)を押圧し、回転を阻止するものである。
【0013】 ノズル(4)は噴射口(40)、圧力空気流入口(42)、研掃材流入口(41)を具えて三 つ股状に形成され、研掃材流入口(41)に前記研掃材供給ホース(44)が接続されて いる。 圧力空気流入口(42)には圧力空気ホース(43)が接続されている。
【0014】 前記接続筒(51)とノズル(4)は剛体アーム(8)によって連結される。 アーム(8)は複数のアーム片(81)、実施例では2本のアーム片(81)(81)を角度 調節可能に枢支連結したものであり、アーム(8)両端に設けたリング(84)(85)の 一方のリング(84)を前記接続筒(51)に嵌め、他方のリング(85)に研掃材流入口(4 1)の外筒を嵌め、夫々ロックボルト(図示せず)等によって着脱可能に固定してい る。
【0015】 各支持ブロック(5)の下面には前方に向けて棒状ストッパ(52)が突設されてい る。 アーム(8)が自重で下向き回転してストッパ(52)に当たった状態で、ノズル( 4)の噴射口(40)がバレル(9)の開口内に少し臨出し、バレル(9)内の被研掃物 を最適角度で狙う様に、アーム(8)のアーム片(81)(81)の接続角度、アーム(8) に対するノズル(4)の取付位置、取付角度が予め調節される。
【0016】 然して、ノズル(4)を待避位置にロックした状態で、バレル支持体(2)に空の バレル(9)を載置し、バレル(9)に被研掃物を投入する。 キャビネット(1)外で予めバレル(9)に被研掃物を収容しておき、これをバレ ル支持体(2)に載置してもよい。
【0017】 アーム(8)のロックを解除して、接続筒(51)を中心にアーム(8)を自重で円弧 を描く様に下向き回転させ、ストッパ(52)に当てると、アーム(8)先端のノズル (4)は、バレル(9)の開口に少し侵入して、バレル(9)内の被研掃物に研掃材を 効果的に噴射する位置、角度に自動的に設定される。 ロック手段(6)により、アーム(8)をロックする。
【0018】 バレル(9)を回転させながら、ノズル(4)の圧力空気流入口(42)へ圧力空気を 供給する。ノズル(4)内で生じるエゼクター作用により、ホッパー(7)から研掃 材供給ホース(44)を経てノズル(4)へ研掃材が供給され圧力空気と一緒に噴射さ れる。 バレル内の被研掃物をバレル(9)の回転で掻き回しながら研掃することになり 、均一に研掃できる。
【0019】 研掃作業が終了して、バレル(9)に収容したまま被研掃物を取り出すには、先 ず、ロック手段(6)を解除して接続筒(51)を中心にアーム(8)を上向き回転させ 、アーム(8)と一緒にズル(4)及びノズル(4)に繋がったホースをバレル(9)の 取出し路の上方に位置させ、この状態でロック手段(6)によりアーム(8)を固定 する。 これによって、バレル(9)の取出し路は開放され、バレル支持体(2)に載置し た姿勢のままバレル(9)を楽に取り出しできる。
【0020】 接続筒(51)からノズル(4)までの距離は一定であり、接続筒(51)とノズル(4) を繋ぐホースは必要最小限の長さで済み、ノズル(4)を移動させるときの重量が 軽減できる。 ロック手段(6)によってノズル(4)を待避位置で保持する。
【0021】 上記実施例では、アーム(8)を先端のノズル(4)をキャビネット(1)の天井側 に待避させたが、これに限定されることはなく、アーム(8)をキャビネット(1) の側壁に近づく様に待避させることもでき、要は、ノズル(4)、アーム(8)、ホ ースをバレル(9)の取出し路の外側に待避させることができれば、待避位置は問 わない。
【図1】研掃装置の要部断面図である。
【図2】ノズル取付部を下から斜め下方から見上げた斜
面図である。
面図である。
【図3】バレルをセットする前の研掃装置の内部斜面図
である。
である。
【図4】バレルをセットした状態の研掃装置の内部斜面
図である。
図である。
【図5】ノズルを作業位置にセットした研掃装置の内部
斜面図である。
斜面図である。
(1) キャビネット (2) バレル支持体 (4) ノズル (44) 研掃材供給ホース (5) 支持ブロック (52) ストッパ (6) ロック手段 (7) ホッパー (8) アーム
Claims (2)
- 【請求項1】 キャビネット(1)内に回転可能に配備さ
れ回転駆動装置を連繋したバレル支持体(2)にバレル
(9)を取外し可能に載置し、バレル(9)の前面開口近傍
に研掃材噴射ノズル(4)を配備し、バレル(9)を回転さ
せながノズル(4)から研掃材を噴射してバレル(9)内の
被研掃物を研掃するバレル式ブラスト装置において、バ
レル(9)の取出し路の外側に支持ブロック(5)を配備
し、該支持ブロック(5)に接続筒(51)を回転可能に取り
付け、接続筒(51)とノズル(4)とを研掃材供給ホース(4
4)で繋ぐとも共に、接続筒(51)とノズル(4)とをアーム
(8)にて連結し、接続筒(51)に連繋したロック手段(6)
により、ノズル(4)をバレル(9)開口近傍の作業位置
と、ノズル(4)、該ノズルに接続したホース及びアーム
(8)をバレルの取出し路の外側の待避位置に切り換えて
ロックできることを特徴とするバレル式ブラスト装置。 - 【請求項2】 支持ブロック(5)はバレル(9)よりも高
位置にあって、内部に研掃材の供給路(53)を有してお
り、該供給路(53)の出口に接続筒(51)を、入口に研掃材
ホッパー(7)を連繋し、アーム(8)は複数のアーム片(8
1)(81)を角度調節可能に連結して形成されており、支持
ブロック(5)にはノズル(4)の作業位置を決めるための
アーム(8)に対するストッパ(52)を有している請求項1
に記載のバレル式ブラスト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998006525U JP3056987U (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | バレル式ブラスト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998006525U JP3056987U (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | バレル式ブラスト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3056987U true JP3056987U (ja) | 1999-03-09 |
Family
ID=43190927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998006525U Expired - Lifetime JP3056987U (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | バレル式ブラスト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3056987U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014025585A (ja) * | 2012-07-25 | 2014-02-06 | Do Hee Kim | ディスクブレーキ用パッドスプリング及びその製造方法 |
KR20160031050A (ko) * | 2010-08-09 | 2016-03-21 | 신토고교 가부시키가이샤 | 블라스트 가공장치 |
CN109108833A (zh) * | 2018-11-08 | 2019-01-01 | 杨丽玉 | 一种竹筷加工用边角抛光装置 |
-
1998
- 1998-08-25 JP JP1998006525U patent/JP3056987U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160031050A (ko) * | 2010-08-09 | 2016-03-21 | 신토고교 가부시키가이샤 | 블라스트 가공장치 |
JP2014025585A (ja) * | 2012-07-25 | 2014-02-06 | Do Hee Kim | ディスクブレーキ用パッドスプリング及びその製造方法 |
CN109108833A (zh) * | 2018-11-08 | 2019-01-01 | 杨丽玉 | 一种竹筷加工用边角抛光装置 |
CN109108833B (zh) * | 2018-11-08 | 2023-08-25 | 湖南鑫峰竹业科技有限公司 | 一种竹筷加工用边角抛光装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |