JPH0120037B2 - - Google Patents

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JPH0120037B2
JPH0120037B2 JP10674785A JP10674785A JPH0120037B2 JP H0120037 B2 JPH0120037 B2 JP H0120037B2 JP 10674785 A JP10674785 A JP 10674785A JP 10674785 A JP10674785 A JP 10674785A JP H0120037 B2 JPH0120037 B2 JP H0120037B2
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JP
Japan
Prior art keywords
air
supply device
abrasive material
air supply
pipe
Prior art date
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Expired
Application number
JP10674785A
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English (en)
Other versions
JPS61265275A (ja
Inventor
Eikichi Yamaharu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAMAKI KOGYO KK
Original Assignee
YAMAKI KOGYO KK
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Publication date
Application filed by YAMAKI KOGYO KK filed Critical YAMAKI KOGYO KK
Priority to JP10674785A priority Critical patent/JPS61265275A/ja
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Publication of JPH0120037B2 publication Critical patent/JPH0120037B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、ワークに対して研掃材を高速で吹
き付けてワークのブラスト処理を行なうためのブ
ラスト装置に関し、空気供給装置としてのブロア
あるいはコンプレツサの昇温を抑制することがで
きるとともに、研掃材の研掃能力アツプ、あるい
はブラスト処理品位の向上を図りうるように改良
されたものに関する。
【従来の技術】
ブラスト処理は、ワークの各所で平均的な研
削効果が得られる、脱脂や酸洗処理のように廃
液公害が生じない、無方向研削なので応力集中
を避けることができる、素材の研削量が少な
く、材料が無駄にならない、等の種々の利点があ
るため、金属素材表面のスケール除去、下地形
成、あるいはバリ取り等に多く用いられ、さらに
は、比較的簡易に硬質の材料を研削することがで
きることから、石材彫刻、木材彫刻、ガラス表面
への梨地絵模様形成等の美術工芸の一手段として
も応用されている。 このようなブラスト装置は、コンプレツサやブ
ロアなどの空気供給装置から送られる空気流をブ
ラストノズルに導き、この空気流によつて発生さ
せられる負圧によつてノズル内に導入された研掃
材供給管から研掃材をを吸引し、そしてこのよう
にして研掃材が適度に混入された空気がノズル先
端から高速で吹き出すように構成されている。
【発明が解決しようとする問題点】
ところで、上記の従来のブラスト装置において
空気供給装置として使用されるコンプレツサやブ
ロアは、運転中高温を発生し、長時間運転するこ
とができないという問題があるとともに、空気供
給装置からブラストノズルまで空気を送るための
パイプあるいはホースが、昇温された空気に接触
することにより劣化が早められるという問題もあ
つた。 この発明は、このような事情のもとで考えられ
たものであつて、簡単な構成により空気供給装置
自体の昇温、あるいは、空気供給装置によつて発
生させられた空気、ないしこの空気を送るための
ホース等の昇温を抑制しうるようにしたブラスト
装置を提供することをその課題とする。
【問題を解決するための手段】
上記の問題を解決するため、本発明では、次の
技術的手段を講じている。 すなわち、研掃材供給装置と、空気供給装置
と、研掃材供給装置から送られる研掃材を空気供
給装置から送られる空気流に乗せてこの研掃材混
じりの空気を高速で噴出するように構成されたブ
ラストノズルとを備えるブラスト装置において、
上記空気供給装置とブラストノズルとの間に介在
する送気管もしくは上記空気供給装置の吸気管
に、液体注入霧化手段を設けている。 この液体注入霧化手段としての一般的な構成と
しては、ベンチユリ管の縮径部内面に液体注入口
を開口させることが考えられる。しかしながら、
管内を通る空気流速が十分速い場合には、単に管
の内面に液体注入口を開口させるだけでも、管内
壁の負圧によつて液体注入口から液体が吸い出さ
れ、そしてこの液体は高速空気流に吹かれて霧化
する。 液体としては、水、帯電抑制材が混入された
水、ないし艶出し材等が使用される。
【作用および効果】
上記送気管内に注入され、かつ霧化された液体
は、それのみで送気管の冷却効果を発揮する。そ
してこの液体が気化しうるものであれば、周囲か
ら気化熱をうばうので、その冷却効果は一層顕著
となる。このような液体注入霧化手段が空気供給
装置の吸気管に設けられている場合には、さらに
この空気供給装置の昇温が抑制される。 また、従来、ブラストノズルから噴射される空
気は昇温して乾燥していたため、研掃材ないしこ
の研掃材が高速で接触するワークが帯電し、ブラ
スト処理後のワークが微細な塵によつて汚れると
いうことがあつたが、本発明によれば、ブラスト
ノズルから噴射される空気は低温の湿つた空気と
なるため、従来のような研掃材ないしワークの帯
電による不都合が解消される。このような効果
は、液体注入霧化手段によつて注入される液体
に、帯電防止材を混入しておくと一層顕著なもの
となる。 さらに、たとえば胡桃やコーン、あるいはナイ
ロンの粒で構成されるソフト研掃材が湿つた空気
に触れることにより重くなり、これによりこのソ
フト研掃材の研削能力が向上するという効果もあ
る。 さらに、液体にたとえば艶出し材等の混入物を
容易に混入することができ、このようにすれば、
研掃材がワークにぶつかるときに研掃作用と艶出
し作用を同時になす。 以上のように本発明によれば、空気供給装置な
いしこれからブラストノズルに至る送気管ないし
この送気管内の空気の昇温を効果的に抑制して装
置の長時間連続運転を可能にするとともに、送気
管としてそれほど高温に耐える必要のないものを
使用することができ、さらに、ワークの帯電を防
止してブラスト処理品位を向上させることができ
る。
【実施例の説明】
以下、本発明の実施例を図面を参照して具体的
に説明する。 第1図は、いわゆるバレル式ブラスト装置に本
発明を適用した例の全体構成図である。 1はブラスト室であり、この内部に、ワークを
入れて回転させながら撹はんするための上開放状
の網状篭(バレル)が、軸A回りに回転するよう
にして配置されている。なお、この例においてバ
レル2は、これを支持するフレーム3が軸B回り
に回動することにより、その傾斜角度を変更しう
るように構成されている。このバレル2には、ブ
ラスト室1の側壁1aの上部に設けられたワーク
投入シユート4からワークが投入され、そしてブ
ラスト処理の終わつたワークは、バレル2を軸B
まわりに反転させることによりブラスト室の下部
に設けられたワーク排出シユート5上に落とさ
れ、そして外部に排出されるようになつている。 ブラスト室1の上記バレル2の上には、このバ
レル2の開口内を向くブラストノズル6が設けら
れている。このブラストノズル6には、ブラスト
室1の上部に設置された、研掃材供給装置として
の研掃材貯留ホツパ7から研掃材Sを導入するた
めのホース8と、外部の空気供給装置としてのル
ーツ・ブロア9から空気を導入するための送気管
10ないしホース11がそれぞれつながれてい
る。このブラストノズル6の内部は、上記のホー
ス11から送られた空気に上記のホース8から送
られた研掃材を吸引混入させ、研掃材の混じつた
空気を高速で噴出させるようになつており、この
ようにしてノズル6から噴出される研掃材は、バ
レル2内で回転撹はんされるワークに向かつて吹
き付けられる。 こうしてノズルから噴出させられ、かつワーク
に対するブラスト処理を終えた塵混じりの研掃材
は、研掃室1の下部に一時貯留された後、あらバ
リ除去手段12を介して研掃材溜り13に落とさ
れ、そして上部研掃材貯留ホツパ7に付設された
サイクロンセパレータ14に吸い上げ管15を通
つて送られる。このサイクロンセパレータ14の
ブロア14aで吸い上げられた塵混じりの研掃材
は、重力でホツパ7に落ちる研掃材と、強い塵と
に分けられ、塵は、ブロア14aを通つて集塵機
16に集められる。 さて、本発明では、空気供給装置9の吸気管1
7、またはこの空気供給装置9からブラストノズ
ル6に至る送気管10に液体注入霧化手段18が
設けられるが、本例では、この液体注入霧化手段
18を、ルーツ・ブロア9の吸気管17にベンチ
ユリ部19を設けるとともに、このベンチユリ部
19の縮径部19aの内面に液体注入口20を開
口させることにより構成している。この液体注入
口20は、管21によつて液槽22につながれて
おり、そして管21には、液体注入量を調節する
ための流量調節バルブ23が設けられている。ベ
ンチユリ部19の縮径部では空気の高速流れが形
成されるので、この縮径部の内壁の静圧は非常に
低くなる。したがつて液体注入口20から液体が
負圧によつて吸い出され、かつこの液体は縮径部
19aでの高速空気流に吹かれて霧化する。この
ようにして、吸気管17内の空気は霧化された液
によつて冷却され、さらにこれがルーツ・ブロア
9の昇温を防止する。さらに、ノズル6に送られ
る空気は湿つた低温の空気となるので、送気管1
0の昇温も抑制され、かつ、ノズル6でこの空気
に混入された噴射される研掃材の帯電を防止す
る。 また、本例では、上記ベンチユリ部19をルー
ツ・ブロア9の吸気管に設けているが、上記送気
管10に中間部に設けてもよい。この場合、送気
管内壁の静圧が比較的高くなるので、必要に応じ
て液体圧送手段を用いてベンチユリ管内に液体を
強制的に噴射するようにすればよい。また、上記
吸気管17または送気管10内を流れる空気の流
速が十分速い場合には、とくにベンチユリ部を設
けなくとも、十分液化は霧化される。 上記吸気管17ないし送気管10内に注入され
る液としては、単なる水でもよいし、必要に応じ
て帯電防止材や艶出し材を混入した水を用いるこ
ともできる。また、オイルを適宜注入するように
すると、ルーツ・ブロアのロータの回転の円滑性
を向上させるという効果もでる。 第2図に、本発明における液体注入霧化手段1
8の別の実施例を示す。 この例も、ルーツ・ブロア9の吸気管17の途
中に液体注入口20′を開口させているが、とく
にベンチユリ部を設けていない。この場合、吸気
管17内に入り込んだ液体は即座に霧化されない
が、ルーツ・ブロア9内に到達した時点で、高速
回転するロータ24にぶつかり、撹はんされて霧
化する。すなわちこの例では、ルーツ・ブロアの
ロータ24が液体霧化手段を兼ねることになる。
そしてこの例では、上記液体注入口20′と液体
タンク25をつなぐ管26の途中に、バルブ27
と点滴部28を設け、吸気管17に注入される液
体の量を目視により調節しうるようにしている。
なお液体注入量の調節は、電気的に所定時間間隔
で開くように制御される電磁弁(図示略)を上記
管26の途中に設けておこなつてもよい。 もちろん、本発明の範囲は上述した実施例に限
定されるものではない。たとえば、実施例のブラ
スト装置はバレル式ブラスト装置であるが、ブラ
スト装置の形式は問われない。すなわち、バレル
がなく、ブラスト室の内部に設けられた作業台上
で作業者がブラストノズルをマニユアル操作する
もの、ワークをブラスト室内に連続的に送るよう
にしたもの、壁面などをブラスト処理するように
したもの、シヨツトピーニング装置と称されるも
の、空気供給装置としてターボ・ブロア等、ルー
ツ・ブロア以外の他のブロア、あるいはコンプレ
ツサを使用するもののすべてに本発明を適用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体構成図、第2
図は本発明の要部の他の実施例の断面図である。 6……ブラストノズル、7……研掃材供給装
置、8……空気供給装置(ブロア)、10……送
気管、17……吸気管、18……液体注入霧化手
段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 研掃材供給装置と、空気供給装置と、研掃材
    供給装置から送られる研掃材を空気供給装置から
    送られる空気流に乗せてこの研掃材混じりの空気
    を高速で噴出するように構成されたブラストノズ
    ルとを備えるブラスト装置において、上記空気供
    給装置とブラストノズルとの間に介在する送気管
    もしくは上記空気供給装置の吸気管に、液体注入
    霧化手段を設けたことを特徴とする、ブラスト装
    置。
JP10674785A 1985-05-17 1985-05-17 ブラスト装置 Granted JPS61265275A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10674785A JPS61265275A (ja) 1985-05-17 1985-05-17 ブラスト装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP10674785A JPS61265275A (ja) 1985-05-17 1985-05-17 ブラスト装置

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JPS61265275A JPS61265275A (ja) 1986-11-25
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6253952U (ja) * 1985-09-24 1987-04-03
JPS62150058U (ja) * 1986-03-18 1987-09-22
JPS63212469A (ja) * 1987-02-24 1988-09-05 Eikichi Yamaharu ブラスト装置
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CN102990525A (zh) * 2012-10-31 2013-03-27 萧县佳诚造纸机械有限责任公司 一种新型吹沙机

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JPS61265275A (ja) 1986-11-25

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