JPH09314572A - 金型洗浄装置とその洗浄方法 - Google Patents

金型洗浄装置とその洗浄方法

Info

Publication number
JPH09314572A
JPH09314572A JP15623496A JP15623496A JPH09314572A JP H09314572 A JPH09314572 A JP H09314572A JP 15623496 A JP15623496 A JP 15623496A JP 15623496 A JP15623496 A JP 15623496A JP H09314572 A JPH09314572 A JP H09314572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
nozzle
pressure water
cleaning
rotating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15623496A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichiro Kamei
健一郎 亀井
Mitsuru Nomiyama
充 野見山
Shiro Fukuda
士郎 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuboshi Belting Ltd filed Critical Mitsuboshi Belting Ltd
Priority to JP15623496A priority Critical patent/JPH09314572A/ja
Publication of JPH09314572A publication Critical patent/JPH09314572A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 円筒状の金型をサイズに関係なく確実に、し
かも短時間に洗浄することができる金型洗浄装置とその
洗浄方法を提供するものである。 【解決手段】 高圧水を噴射して汚れた金型を洗浄する
装置1であり、金型7を設置する回転可能な支持部材2
と、回転もしくは旋回可能な棒状の回転軸13の先端に
装着した高圧水を噴射するノズル3と、ノズル3に高圧
水を供給する高圧水発生用ポンプ4と、ノズル3を移動
させる昇降機5を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金型洗浄装置とその
洗浄方法に係り、成型後の汚染された金型を高圧水を用
いてサイズに関係なく短時間に洗浄することができる金
型洗浄装置とその洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂製品の成形法では、ポリウレ
タン等の樹脂原液を金型に注型して成型を終えた後、成
形体を金型から脱型している。この注型法においては、
再度金型を使用するためにも金型表面を洗浄して残留異
物を除去しておかなければ、この金型を用いた成形体の
表面精度やコーナー部の成形が悪くなって、不良品にな
り、清掃工程は必須になっていた。
【0003】このため、従来から回転ブラシによって自
動洗浄したり、超音波洗浄槽に金型を漬けて洗浄するこ
とが提案されてきた。しかし、回転ブラシでは、コーナ
ー部等の残留する小さな異物を除去することが困難であ
り、また超音波洗浄槽では設備が大がかりなるなどの問
題を含んでいた。このため、最近では汚れた金型を高圧
ジェット水(高圧水)を用いて洗浄する方法、具体的に
は搬送ベルトに乗せた金型を洗浄室へ送り、金型を移動
させながら高圧ジェット水を噴射して洗浄する方法が用
いられ、例えば特開平7−136602号公報に開示さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の高圧水
の洗浄方法では、例えば円筒状の外型の凹条部および凸
条部をもった内周面を洗浄する場合には、単に高圧水を
特定の領域に噴射するだけでは凹条部のコーナー部まで
満遍なく洗浄することが困難であり、コーナー部に異物
が残留することがあった。特に、外型のサイズが小さく
なってくると、噴射用のノズルを外型内へ挿入すること
が困難であった。
【0005】本発明は、以上の現状に鑑み、従来の問題
点を改善するものであり、従来から洗浄が困難であった
円筒状の金型をサイズに関係なく確実に、しかも短時間
に洗浄することができる金型洗浄装置とその洗浄方法を
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は高圧水を
噴射して汚れた金型を洗浄する装置であり、金型を設置
する回転可能な支持部材と、回転もしくは旋回可能な棒
状の回転軸の先端に装着した高圧水を噴射するノズル
と、ノズルに高圧水を供給する高圧水発生用ポンプと、
該ノズルを移動させる昇降機を備えた金型洗浄装置にあ
る。
【0007】また、本発明は、汚れた金型を支持部材に
設置した後、高圧水を噴射するノズルを回転もしくは旋
回させるとともに昇降させながら高圧水発生用ポンプか
ら高圧水を金型内面へ噴射する金型洗浄方法を含む。更
に、本発明は、支持部材が高圧水を噴射するノズルの回
転方向と反対方向に回転する場合や、汚れた金型が筒状
の外型であって内周面を洗浄する際には、ノ1ルを該外
型へ挿入する場合も含む。
【0008】
【作用】本発明の金型洗浄装置とその洗浄方法によれ
ば、高圧水を噴射するノズルを棒状の細長い回転軸の先
端に装着しているため、円筒状の金型サイズが小さくな
ってもこの中に挿入して金型の凹凸をもった内周面をき
め細かに洗浄することができ、ノズルを回転あるいは特
定範囲の角度だけ旋回し、更に上下方向へ昇降させるよ
うに多方向へ移動させるため、金型の凹凸をもった内周
面をきめ細かにかつ短時間に洗浄することができる。し
かも、支持部材がノズルの回転方向と反対方向に回転し
て洗浄する場合には、更に洗浄時間を短縮することがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る金型洗浄装置
の斜視図である。これによると、本発明の金型洗浄装置
1は、金型を設置する回転可能な支持部材2と、回転も
しくは旋回可能な棒状の回転軸の先端に装着した高圧水
を噴射するノズル3と、ノズルに高圧水を供給する高圧
水発生用ポンプ4と、該ノズルを上下動させる昇降機5
を備えている。
【0010】支持部材2は金型7を設置して回転する機
能を具備し、回転可能なテーブル8が支持脚9に設置さ
れている。原動機10は減速機11から中心軸を経由し
て所定の速度でテーブル8を回転させる。テーブル8の
中心部に窪み、突起、マーク材を設けて金型7の設置場
所の目印にしている。
【0011】ノズル3は噴射口が1つもしくは2つある
ものが使用され、高圧水を通すパイプを入れた棒状の回
転軸13の先端に取り替え可能に装着し、高圧水発生用
ポンプ4から供給された高圧水を設定された吐出圧と吐
出量で噴射する。回転軸13は高圧水発生用ポンプ4と
パイプ16によって連結されている。上記ノズル3を装
着した回転軸13は、他端をエヤーモーターのような回
転機6に連結し、該回転機6を回転させることにより回
転軸13とともに高圧水噴射ノズル3を回転させる。む
ろん、回転機6を所定角度だけ、繰り返し旋回させるこ
ともできる。上記ノズル3は回転軸13の先端に装着さ
れているため、特に小さな内径をもった筒状の金型7内
へ挿入して、洗浄することができる。回転軸13の長さ
は洗浄する金型7の高さに応じて設定される。無論、本
発明では筒状の金型7である外型に限定されず、内型の
洗浄にも適用できることは言うまでもない。
【0012】昇降機5は、回転機6を装着した把持材1
9を、固定された支柱20に取り付けたボールネジ21
とこの両側に設けたガイド部材22に嵌入したヘッド2
3に固定し、上記ボールネジ21をカップリング24を
介して連結した原動機25の回転によって昇降させる。
これにより、ノズル3は金型7の軸方向へ移動する。
【0013】本発明の金型洗浄装置1の動作では、まず
昇降機5を上昇させてノズル3を高位置に移動した後、
金型7を支持部材2の回転可能なテーブル8の所定位置
に設置する。テーブル8を回転させた後、昇降機5を下
降して回転軸13の先端に装着したノズル3を金型7の
底付近まで移動させる。金型7の大きさに応じて、高圧
水発生用ポンプ15による高圧水の吐出圧、吐出量、回
転機6の回転速度、昇降機5の上昇速度が決定される。
一般に、筒状の金型7の内径が小さくなるにつれて、そ
れぞれ吐出圧、吐出量、回転機6の回転速度、昇降機5
の上昇速度も小さくなる。ノズル3を回転し、かつ上昇
させながら、高圧水を金型7の内周面に高圧水を噴射し
て、金型7を洗浄する。洗浄し終わった金型7は、自然
乾燥あるいは熱風乾燥される。
【0014】
【実施例】以下に本発明に係る金型洗浄装置を用いた洗
浄方法を以下に示す。金型7として注型ウレタン製Vリ
ブドベルトの外型を用意した。この型の内周面には内周
に一定間隔で設けた複数の凹条部を有している。この金
型7をテーブル8の中央部に設けたマークを目印として
設置し、該テーブル8を右回りに20rpm回転させ
た。昇降機5の原動機25を回転させて把持材19を下
降させて回転軸13の先端に装着したノズル3を金型7
の底部近くまで位置させた。
【0015】高圧水発生用ポンプ4を作動させて高圧水
の吐出圧を800kgf/cm2 、吐出量1.2l/分
を設定し、かつノズル3を左方向へ回転数600rp
m、上昇速度60mm/分に設定して高圧水を金型7内
面へ噴射して洗浄した。洗浄時間は6分であり、金型内
面は綺麗であった。
【0016】一方、比較例としてノズル3を回転させず
に、テーブル8の回転数を30rpmに高め、他は同じ
条件で洗浄したところ、洗浄時間を実施例と同じ6分に
設定したところ、金型7の凹条部の内面が充分に洗浄さ
れておらず、付着物が残留していた。このため、洗浄時
間を30分に延長した結果、金型7内面は充分に洗浄さ
れていた。
【0017】
【発明の効果】本発明の金型洗浄装置とその洗浄方法に
よれば、高圧水を噴射させるノズルを回転軸の先端に装
着しているため、円筒状の金型サイズが小さくなっても
この中に挿入して金型の凹凸をもった内周面をきめ細か
に洗浄することができ、ノズルを回転あるいは特定範囲
の角度だけ旋回し、更に上下方向へ昇降させるように多
方向へ移動させるため、金型の凹凸をもった内周面をき
め細かにかつ短時間に洗浄することができ、支持部材が
ノズルの回転方向と反対方向に回転して洗浄する場合に
は、更に洗浄時間を短縮することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る金型洗浄装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 金型洗浄装置 2 支持部材 3 ノズル 4 高圧水発生用ポンプ 5 昇降機 6 回転機 7 金型 13 回転軸 19 把持材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧水を噴射して汚れた金型を洗浄する
    装置であり、金型を設置する回転可能な支持部材と、回
    転もしくは旋回可能な棒状の回転軸の先端に装着した高
    圧水を噴射するノズルと、ノズルに高圧水を供給する高
    圧水発生用ポンプと、該ノズルを移動させる昇降機を備
    えたことを特徴とする金型洗浄装置。
  2. 【請求項2】 汚れた金型を支持部材に設置した後、高
    圧水を噴射するノズルを回転もしくは旋回させるととも
    に昇降させながら高圧水発生用ポンプから高圧水を金型
    内面へ噴射することを特徴とする金型洗浄方法。
  3. 【請求項3】 支持部材がノズルの回転方向と反対方向
    に回転する請求項2記載の金型洗浄方法。
  4. 【請求項4】 汚れた金型が筒状の外型であって内周面
    を洗浄する際には、ノズルを該外型へ挿入する請求項2
    記載の金型洗浄方法。
JP15623496A 1996-05-27 1996-05-27 金型洗浄装置とその洗浄方法 Pending JPH09314572A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15623496A JPH09314572A (ja) 1996-05-27 1996-05-27 金型洗浄装置とその洗浄方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15623496A JPH09314572A (ja) 1996-05-27 1996-05-27 金型洗浄装置とその洗浄方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09314572A true JPH09314572A (ja) 1997-12-09

Family

ID=15623309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15623496A Pending JPH09314572A (ja) 1996-05-27 1996-05-27 金型洗浄装置とその洗浄方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09314572A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012020251A (ja) * 2010-07-16 2012-02-02 Nihon Sharyo Senjoki Kk ベアリング洗浄装置
KR20200011886A (ko) * 2018-07-25 2020-02-04 주식회사 케이오씨솔루션 광학렌즈용 몰드 또는 렌즈의 자동 세척장치 및 세척방법
CN111558580A (zh) * 2020-05-23 2020-08-21 张家港市科达超声有限公司 一种自动化移取多臂旋转式超声清洗机
KR20220115354A (ko) * 2021-02-10 2022-08-17 (유) 천진기업 펠렛 코크스 성형 다이의 다이홀 세척용 다이 턴 테이블 이송장치
KR20220115353A (ko) * 2021-02-10 2022-08-17 (유) 천진기업 펠렛 코크스 성형 다이의 다이홀 세척용 압착물 제거제 분사구
CN117227098A (zh) * 2023-11-16 2023-12-15 常州瑞璐塑业有限公司 一种注塑用喷涂装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012020251A (ja) * 2010-07-16 2012-02-02 Nihon Sharyo Senjoki Kk ベアリング洗浄装置
KR20200011886A (ko) * 2018-07-25 2020-02-04 주식회사 케이오씨솔루션 광학렌즈용 몰드 또는 렌즈의 자동 세척장치 및 세척방법
CN111558580A (zh) * 2020-05-23 2020-08-21 张家港市科达超声有限公司 一种自动化移取多臂旋转式超声清洗机
KR20220115354A (ko) * 2021-02-10 2022-08-17 (유) 천진기업 펠렛 코크스 성형 다이의 다이홀 세척용 다이 턴 테이블 이송장치
KR20220115353A (ko) * 2021-02-10 2022-08-17 (유) 천진기업 펠렛 코크스 성형 다이의 다이홀 세척용 압착물 제거제 분사구
CN117227098A (zh) * 2023-11-16 2023-12-15 常州瑞璐塑业有限公司 一种注塑用喷涂装置
CN117227098B (zh) * 2023-11-16 2024-02-06 常州瑞璐塑业有限公司 一种注塑用喷涂装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960012623B1 (ko) 부착판 세정장치
US6106635A (en) Washing method and washing apparatus
JPH09314572A (ja) 金型洗浄装置とその洗浄方法
JPH10308374A (ja) 洗浄方法及び洗浄装置
JP2017202469A (ja) 被洗浄物の洗浄方法及びその装置
JP2002205257A (ja) 研磨定盤の洗浄方法及びその洗浄装置
JP2001009846A (ja) 金型洗浄装置とその洗浄方法
JP2012061505A (ja) 離型剤スプレーカセットの洗浄装置及びそれを用いた離型剤スプレーカセットの洗浄方法
KR102165462B1 (ko) 컵 자동 세척 시스템
JPS63294498A (ja) 筒状体内壁の洗浄方法及び装置
JP2988366B2 (ja) 洗浄装置
CN113458916A (zh) 一种工件的无尘打磨加工装置
TWI494172B (zh) A fiber head cleaning device and a fiber head grinding machine for disposing the cleaning device
JPH09314469A (ja) 中子砂除去装置及び除去方法
JPH09276747A (ja) 容器洗浄ノズル及び容器洗浄・殺菌方法
CN108202039B (zh) 盆齿加工用清洗装置
JP4229265B2 (ja) 研磨粉除去装置
JP3188438B2 (ja) 筒形ワークの洗浄装置
CN214445617U (zh) 一种家具制造用新型喷砂机
JPS60255405A (ja) 加硫モ−ルドの洗浄装置
CN219967505U (zh) 花岗岩提锈机
CN218257383U (zh) 一种可自动清洗喷头的喷码机
CN213001699U (zh) 一种注射液生产用原料存放桶清洗装置
JP2005087804A (ja) 容器及び管状体の洗浄方法
CN210187987U (zh) 一种离心清洗机