JPH10138073A - 自動工具交換装置 - Google Patents

自動工具交換装置

Info

Publication number
JPH10138073A
JPH10138073A JP8298953A JP29895396A JPH10138073A JP H10138073 A JPH10138073 A JP H10138073A JP 8298953 A JP8298953 A JP 8298953A JP 29895396 A JP29895396 A JP 29895396A JP H10138073 A JPH10138073 A JP H10138073A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
rotation
shaft
motion
rotary shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8298953A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3669793B2 (ja
Inventor
Heizaburo Kato
平三郎 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Manufacturing Co Ltd filed Critical Sankyo Manufacturing Co Ltd
Priority to JP29895396A priority Critical patent/JP3669793B2/ja
Priority to US08/965,165 priority patent/US5876316A/en
Priority to IT97UD000207A priority patent/IT1296712B1/it
Priority to KR1019970059188A priority patent/KR100436469B1/ko
Priority to DE19749937A priority patent/DE19749937B4/de
Publication of JPH10138073A publication Critical patent/JPH10138073A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3669793B2 publication Critical patent/JP3669793B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q5/00Driving or feeding mechanisms; Control arrangements therefor
    • B23Q5/22Feeding members carrying tools or work
    • B23Q5/34Feeding other members supporting tools or work, e.g. saddles, tool-slides, through mechanical transmission
    • B23Q5/341Feeding other members supporting tools or work, e.g. saddles, tool-slides, through mechanical transmission cam-operated
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q3/00Devices holding, supporting, or positioning work or tools, of a kind normally removable from the machine
    • B23Q3/155Arrangements for automatic insertion or removal of tools, e.g. combined with manual handling
    • B23Q3/157Arrangements for automatic insertion or removal of tools, e.g. combined with manual handling of rotary tools
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q5/00Driving or feeding mechanisms; Control arrangements therefor
    • B23Q5/02Driving main working members
    • B23Q5/04Driving main working members rotary shafts, e.g. working-spindles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T483/00Tool changing
    • Y10T483/17Tool changing including machine tool or component
    • Y10T483/1733Rotary spindle machine tool [e.g., milling machine, boring, machine, grinding machine, etc.]
    • Y10T483/1748Tool changer between spindle and matrix
    • Y10T483/1752Tool changer between spindle and matrix including tool holder pivotable about axis
    • Y10T483/1755Plural tool holders pivotable about common axis
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T483/00Tool changing
    • Y10T483/17Tool changing including machine tool or component
    • Y10T483/1733Rotary spindle machine tool [e.g., milling machine, boring, machine, grinding machine, etc.]
    • Y10T483/1748Tool changer between spindle and matrix
    • Y10T483/1752Tool changer between spindle and matrix including tool holder pivotable about axis
    • Y10T483/1755Plural tool holders pivotable about common axis
    • Y10T483/1767Linearly movable tool holders

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)
  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力軸に対する必要スペースを削減し装置の
小型化を達成できるとともに、かつ工具保持アームを往
復直線運動する際の慣性力を減少させて装置の高速運転
を可能とする自動工具交換装置を提供する。 【解決手段】 リフト用回転軸22の回転運動を直線運
動に変換する運動変換カム38にアーム支持部材40の
カムフォロワ42を係合する。リフト用回転軸と旋回用
回転軸24との相対揺動回転運動が生じると、運動変換
カムに対しカムフォロワが往復直線運動を行い、スプラ
イン結合44を介して旋回用回転軸に対し軸方向に相対
移動可能なアーム支持部材が工具保持アーム26を往復
直線運動させる。リフト用回転軸と旋回用回転軸が同期
回転する際には、運動変換カムとカムフォロワとの相対
変位は発生せず、アーム支持部材および工具保持アーム
は旋回用回転軸によって旋回運動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アームを旋回運動
および往復直線運動させることにより、該アームに支持
される工具を自動的に交換する自動工具交換装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の自動工具交換装置としては、実
開昭60−31545号公報(Int.Cl.F16H 37/16 )お
よび実開昭61−187641号公報(Int.Cl.B23Q 3/
157 )に開示されたものが従来から知られている。即
ち、かかる自動工具交換装置は入力回転を揺動回転に変
換するドラム状カムを備え、このドラム状カムで変換さ
れた揺動回転を出力軸に伝達して、この出力軸を所定の
タイミングをもって回転するようになっている。
【0003】一方、前記ドラム状カムの一側面にカム溝
が形成され、このカム溝によってリンクを揺動運動させ
るようになっており、このリンクの揺動運動を前記出力
軸に伝達して、この出力軸を所定のタイミングをもって
軸方向に往復直線運動させるようになっている。そし
て、前記出力軸の回転により、この出力軸に設けた工具
保持アームを旋回して工具を選択し、この出力軸の軸方
向運動により工具の脱着が自動的に行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の自動工具交換装置にあっては、上述したように出
力軸は回転するだけでなく、それ自体が軸方向へも移動
する構造となっていて、したがってハウジング内にはこ
の出力軸の軸方向運動スペースをも確保する必要があ
り、このためハウジングの大型化を余儀なくされて、自
動工具交換装置のコンパクト化を達成することができな
かった。
【0005】また、工具を脱着するための前記出力軸の
軸方向往復運動は上記のようにリンクの揺動運動によっ
て得られるが、該リンクは一端部を回動可能な支点、他
端部を前記出力軸に係合する作用点、中間部を前記カム
溝に係合する力点とする構成であって、このようなリン
ク構成では力の伝達に際して著しく大きな負荷が発生す
ると共に、出力軸と工具保持アームとが一体となって軸
方向に移動するために大きな慣性力が発生し、これらの
影響で自動工具交換装置の高速運転を実現することが著
しく困難であるという各種課題があった。
【0006】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、出力軸をその軸方向に往復直線運動させることなく
工具保持アームのみを往復直線運動させるようにして、
出力軸に対する必要スペースを削減し装置の小型化を達
成できるとともに、かつ工具保持アームを往復直線運動
する際の慣性力を減少させて装置の高速運転を可能とす
る自動工具交換装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに請求項1に示す本発明の自動工具交換装置は、第1
のタイミングをもった回転運動が入力される第1回転軸
と、該第1回転軸と同軸で互いに相対回転可能に設けら
れ、第2のタイミングをもった回転運動が入力される第
2回転軸と、前記第1回転軸に設けられ、その軸周りの
回転運動を軸方向直線運動に変換する運動変換カムと、
該運動変換カムに係合されるカムフォロワを有し、かつ
前記第2回転軸にその軸方向に沿って相対移動可能にス
プライン結合されて設けられるアーム支持部材と、該ア
ーム支持部材に設けられ、工具を着脱可能に支持する工
具保持アームと、を備えたことを特徴とする。
【0008】また、請求項2に示す本発明の自動工具交
換装置は、前記第1回転軸に入力される第1のタイミン
グをもった回転運動は、入力軸に設けられた第1カム
と、該第1カムに係合するカムフォロアを設けた第1タ
ーレットとを備えた第1変換機構で作り出すことを特徴
とする。
【0009】更に、請求項3に示す本発明の自動工具交
換装置は、前記第2回転軸に入力される第2のタイミン
グをもった回転運動は、入力軸に設けられた第2カム
と、該第2カムに係合するカムフォロアを設けた第2タ
ーレットとを備えた第2変換機構で作り出すことを特徴
とする。
【0010】また、請求項4に示す本発明の自動工具交
換装置は、前記第1のタイミングをもった回転運動は、
前記第1回転軸に連結したサーボモータを回転制御する
ことにより作り出すことを特徴とする。
【0011】さらにまた、請求項5に示す本発明の自動
工具交換装置は、前記第2のタイミングをもった回転運
動は、前記第2回転軸に連結したサーボモータを回転制
御することにより作り出すことを特徴とする。
【0012】以上の構成による本発明の自動工具交換装
置の作用を以下に述べると、請求項1の自動工具交換装
置は、第1回転軸がこれに入力される第1のタイミング
をもった回転運動によって回転されるとともに、第2回
転軸はこれに入力される第2のタイミングをもった回転
運動によって回転され、これに伴って運動変換カムは第
1回転軸によってその軸周りに回転され、またアーム支
持部材はこれがスプライン結合された第2回転軸によっ
てその軸周りに回転される。この際、第1回転軸の軸周
りの回転運動を軸方向直線運動に変換する運動変換カム
にアーム支持部材のカムフォロワが係合されていること
から、上記第1及び第2のタイミングの回転運動の設定
に従ってこれら第1回転軸と第2回転軸との間に相対回
転が生じると、運動変換カムに対してカムフォロワが変
位して直線運動を行うこととなり、これによりスプライ
ン結合を介して第2回転軸に軸方向に沿って相対移動可
能に設けられたアーム支持部材が工具保持アームを直線
運動させることになる。
【0013】他方、第1回転軸と第2回転軸が同期して
回転する際には、運動変換カムとカムフォロワとの間に
相対変位は発生せず、アーム支持部材は第2回転軸によ
って単に回転され、工具保持アームは単純に旋回運動さ
れることになる。
【0014】このようにこれら第1回転軸および第2回
転軸が複合して、工具保持アームに軸方向直線運動や旋
回運動を生じさせる出力軸としての機能を発揮するが、
本発明にあっては、第1回転軸に設けられその軸周りの
回転運動を軸方向直線運動に変換する運動変換カムと、
運動変換カムに係合されるカムフォロワを有し、かつ第
2回転軸にその軸方向に沿って相対移動可能にスプライ
ン結合されて設けられるアーム支持部材とを備えたこと
により、出力軸を構成するこれら第1回転軸および第2
回転軸の両者、特に工具保持アームに軸方向直線運動を
生じさせる第1回転軸をなんらその軸方向に運動させる
ことなく、工具保持アームのみを軸方向に直線運動させ
ることができる。このため、出力軸であるこれら第1回
転軸および第2回転軸に対する必要スペースを回転運動
のみに要する最小限に止めることができて、装置の小型
化を達成することができる。
【0015】また、工具保持アームを直線運動させるた
めの運動変換カムと、この運動変換カムに係合するカム
フォロワを有するアーム支持部材のスプライン結合部分
以外の運動系がすべて回転運動系で構成され、また直線
運動を得る構成部分もカム機構のみで構成しているの
で、運動が滑らかで負荷の発生が小さく、そしてまた直
線運動する要素がアーム支持部材と工具保持アームのみ
であるため発生する慣性力を減少させることができ、装
置の高速運転化を実現することができる。
【0016】また、請求項2に示す本発明の自動工具交
換装置では、前記第1回転軸に入力される第1のタイミ
ングをもった回転運動は、入力軸に設けられた第1カム
と、該第1カムに係合するカムフォロアを設けた第1タ
ーレットとを備えた第1変換機構で作り出すようにした
ので、入力軸と共に第1カムが回転されると、この第1
カムに沿ってカムフォロアが変位し、これに伴ってこの
カムフォロアを備える第1ターレットがその中心軸周り
に回転され、この第1ターレットの回転が第1回転軸に
入力されることになる。そして、前記第1カムのカム形
状によって第1のタイミングをもった回転運動が設定さ
れる。
【0017】さらに、請求項3に示す本発明の自動工具
交換装置では、前記第2回転軸に入力される第2のタイ
ミングをもった回転運動は、入力軸に設けられた第2カ
ムと、該第2カムに係合するカムフォロアを設けた第2
ターレットとを備えた第2変換機構で作り出すようにし
たので、入力軸と共に第2カムが回転されると、この第
2カムに沿ってカムフォロアが変位し、これに伴ってこ
のカムフォロアを備える第2ターレットがその中心軸周
りに回転され、この第2ターレットの回転が第2回転軸
に入力されることになる。そして、前記第2カムのカム
形状によって第2のタイミングをもった回転運動が設定
される。
【0018】そして、上記第1変換機構と併用して、同
一の入力軸から第1および第2のタイミングをもった回
転運動を取り出して第1回転軸および第2回転軸を回転
させることにより、これら各回転軸に設けた運動変換カ
ムとアーム支持部材との相互作用によって得られる工具
保持アームの作動の正確性を高めることができ、より高
速な運転を実現することができる。
【0019】また、本発明の請求項4および5に示す自
動工具交換装置では、前記第1のタイミングをもった回
転運動、並びに第2のタイミングをもった回転運動が、
第1回転軸および第2回転軸それぞれに連結したサーボ
モータを回転制御することにより作り出されるようにな
っていて、ハウジング内の装置構成がシンプルかつコン
パクトとなり、さらなる装置の小型化を達成することが
できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。図1から図9は本発明の
自動工具交換装置の第1実施形態を示し、図1は断面正
面図、図2は図1中A−A線断面図、図3は図1中B−
B線断面図、図4は図2中C−C線断面図、図5
(イ),(ロ)はリフト用カムおよび旋回用カムのカム
形状を展開した説明図、図6は運動変換カムのカム形状
を展開した説明図、図7は工具保持アームの旋回および
軸方向直線運動のタイミング線図、図8は作動状態を示
す断面正面図、図9は工作機械への取付状態を示す正面
図である。
【0021】本実施形態は基本的には、第1のタイミン
グをもった回転運動が入力される第1回転軸としてのリ
フト用回転軸22と、リフト用回転軸22と同軸で互い
に相対回転可能に設けられ、第2のタイミングをもった
回転運動が入力される第2回転軸としての旋回用回転軸
24と、リフト用回転軸22に設けられ、その軸周りの
回転運動を軸方向直線運動に変換する運動変換カム38
と、運動変換カム38に係合されるカムフォロワ42を
有し、かつ旋回用回転軸24にその軸方向に沿って相対
移動可能にスプライン結合44されて設けられるアーム
支持部材40と、アーム支持部材40に設けられ、工具
72を着脱可能に支持する工具保持アーム26とを備
え、リフト用回転軸22に入力される第1のタイミング
をもった回転運動は、入力軸16に設けられた第1カム
としてのリフト用カム46と、リフト用カム46に係合
するカムフォロア58を設けた第1ターレットとしての
リフト用ターレット56とを備えた第1変換機構18で
作り出され、また旋回用回転軸24に入力される第2の
タイミングをもった回転運動は、入力軸16に設けられ
た第2カムとしての旋回用カム48と、旋回用カム48
に係合するカムフォロア62を設けた第2ターレットと
しての旋回用ターレット60とを備えた第2変換機構2
0で作り出されるように構成される。
【0022】そして、リフト用回転軸22がこれに入力
される第1のタイミングをもった回転運動によって回転
されるとともに、旋回用回転軸24はこれに入力される
第2のタイミングをもった回転運動によって回転され、
これに伴って運動変換カム38はリフト用回転軸22に
よってその軸周りに回転され、またアーム支持部材40
はこれがスプライン結合44された旋回用回転軸24に
よってその軸周りに回転される。この際、リフト用回転
軸22の軸周りの回転運動を軸方向直線運動に変換する
運動変換カム38にアーム支持部材40のカムフォロワ
42が係合されていることから、上記第1及び第2のタ
イミングの回転運動の設定に従ってこれらリフト用回転
軸22と旋回用回転軸24との間に相対な揺動回転運動
が生じると、運動変換カム38に対してカムフォロワ4
2が変位して往復直線運動を行うこととなり、これによ
り、スプライン結合44を介して旋回用回転軸24に軸
方向に沿って相対移動可能に設けられたアーム支持部材
40が工具保持アーム26を往復直線運動させることに
なる。
【0023】他方、リフト用回転軸22と旋回用回転軸
24が同期して回転する際には、運動変換カム38とカ
ムフォロワ42との間に相対変位は発生せず、アーム支
持部材40は旋回用回転軸24によって単に回転され、
工具保持アーム26は単純に旋回運動されることにな
る。
【0024】以下に詳述すると、本実施形態の自動工具
交換装置10は、図1,図2に示すようにハウジング1
2にボールベアリング14,14を介して回転自在に取
付けられた入力軸16の回転を、第1変換機構18およ
び第2変換機構20を介して第1回転軸としてのリフト
用回転軸22および第2回転軸としての旋回用回転軸2
4へ、所定のタイミングをもった揺動回転および間欠回
転に変換して伝達し、これら揺動回転および間欠回転に
よって工具保持アーム26を旋回および軸方向移動させ
るようになっている。
【0025】前記リフト用回転軸22および前記旋回用
回転軸24は、リフト用回転軸22が中心部に配置さ
れ、旋回用回転軸24がその外側に同軸で相対回転可能
に設けられている。そして、これらリフト用回転軸22
および旋回用回転軸24は、図中水平方向に配置された
前記入力軸16の配置方向に対して直角方向となるよう
に垂直に配置される。外側の旋回用回転軸24は、ハウ
ジング12の上側にこれを貫通して固定される外筒30
に、ボールベアリング32,32を介して回転自在に支
持されると共に、内側のリフト用回転軸22は旋回用回
転軸24に対し、その上端部に配置されるニードルベア
リング34および下端部に配置されるボールベアリング
36を介して相対回転自在に支持される。
【0026】前記リフト用回転軸22の上端部には、回
転運動を軸方向運動に変換する運動変換カム38が軸方
向に設けられる。この運動変換カム38はリフト用回転
軸22周りに、図6(イ)または(ロ)に示すような所
定の螺旋形状に形成されたカム溝38aを備え、このカ
ム溝38aに係合するカムフォロワ42は、アーム支持
部材40が設けられた旋回用回転軸24に対する当該リ
フト用回転軸22の相対揺動回転によって、軸方向に往
復直線運動を行うようになっている。
【0027】図6(イ)に示すような蛇行する形態のカ
ム曲線に設定した場合には、移動開始初期はゆっくり
と、そして中間にあっては早く、そしてまた停止する際
にはまたゆっくりとした速度の動きをカムフォロワ4
2、ひいては工具保持アーム26に与えることができ
る。他方、図6(ロ)には、工具保持アーム26を等速
で駆動させることができるリニアな形態のカム曲線を設
定した場合が示されている。このようにカム曲線の設定
で移動速度を制御することができて、各種仕様の工具保
持アーム26それぞれに適した運動を設定することがで
きる。一般に、等速度的な動きを設定した場合には起動
時および停止時の慣性力の影響が非常に大きく、工具保
持アーム26の振動の発生が問題となるが、カム曲線を
用いた駆動では慣性力の影響を小さく押さえることがで
き、高速で滑らかな作動を実現することができる。
【0028】このように構成した前記運動変換カム38
の外側には、相対移動および相対回転可能に筒状のアー
ム支持部材40が設けられる。該アーム支持部材40の
上端部には前記工具保持アーム26が一体に形成される
ようになっている。また、該アーム支持部材40にはそ
の内側の対向位置に一対のカムフォロア42,42が取
付けられ、これらカムフォロア42,42は前記運動変
換カム38のカム溝38aに係合される。
【0029】前記アーム支持部材40の下端部は、前記
旋回用回転軸24の上端部外側にスプライン結合44さ
れる。該スプライン結合44は、図3に示すように旋回
用回転軸24の上端部外側を断面方形状に形成する一
方、アーム支持部材40の嵌合穴を旋回用回転軸24の
外側形状に沿って形成し、これらを互いに嵌合すること
により構成される。従って、前記スプライン結合44部
分を介して、アーム支持部材40は旋回用回転軸24と
一体に回転される一方、軸方向に相対移動が可能となっ
ている。前記スプライン結合44は、軸方向への相対移
動を許容し、かつ軸周りの相対回転を規制できる機構で
あれば良い。
【0030】前記入力軸16には、それぞれがグロボイ
ダルカムとして形成される第1カムとしてのリフト用カ
ム46および第2カムとしての旋回用カム48が一体回
転可能に設けられる。リフト用カム46および旋回用カ
ム48の外周にはテーパリブ46a,48aがそれぞれ
所定の形状をもって形成される。
【0031】前記リフト用カム46の片側には図4に示
すように、入力軸16に対して直角方向に垂直配置され
る支軸52が、ボールベアリング54,54を介してハ
ウジング12に回転自在に支持され、この支軸52に第
1ターレットとしてのリフト用ターレット56が設けら
れる。該リフト用ターレット56の外周には、前記リフ
ト用カム46のテーパリブ46aの両側を挟むように係
合されるカムフォロア58が設けられる。該カムフォロ
ア58はリフト用ターレット56の外周に等間隔に4個
が設けられ、そのうちの隣設される2個が前記テーパリ
ブ46aの両側に係合されるようになっている。そし
て、前記リフト用カム46とカムフォロア58を設けた
前記リフト用ターレット56とによって、前記第1変換
機構18が構成される。
【0032】一方、前記旋回用回転軸24の下端部は第
2ターレットとしての旋回用ターレット60として形成
され、該旋回用ターレット60の外周には、前記旋回用
カム48のテーパリブ48aに係合されるカムフォロア
62が設けられる。該カムフォロア62は前記リフト用
ターレット56と同様に旋回用ターレット60の外周に
等間隔に4個が設けられ、そのうちの隣設される2個が
テーパリブ48aの両側に係合される。そして、前記旋
回用カム48とカムフォロア62を設けた前記旋回用タ
ーレット60とによって、前記第2変換機構20が構成
される。
【0033】前記リフト用ターレット56を支持する支
軸52の下端部に第1ギア64が設けられる一方、前記
リフト用回転軸22の下端部は前記旋回用ターレット6
0の下端から突出され、この突出部分に前記第1ギア6
4に噛合される第2ギア66が設けられる。そして、こ
れら第1,第2ギア64,66を介して前記リフト用タ
ーレット56の回転がリフト用回転軸22に伝達される
ようになっている。本実施形態では前記第1ギア64と
前記第2ギア66とのギア比は2:1に設定され、リフ
ト用ターレット56の回転がリフト用回転軸22に増速
されて伝達されるようになっている。
【0034】ここで、前記第1変換機構18を構成する
リフト用カム46のテーパリブ46aは、図5(イ)に
示す蛇行形状をもって形成されてリフト用ターレット5
6に変位を生じさせ、第1ギア64および第2ギア66
を介してリフト用回転軸22に第1のタイミングをもっ
た揺動回転を伝達する一方、前記第2変換機構20を構
成する旋回用カム48のテーパリブ48aは、図5
(ロ)に示す螺旋形状をもって形成され、旋回用ターレ
ット60に変位を生じさせて旋回用回転軸24に第2の
タイミングをもった間欠回転を伝達するようになってい
る。
【0035】以上の構成により本実施形態のカム式の自
動工具交換装置10にあっては、入力軸16が回転駆動
されると、これに伴ってリフト用カム46,旋回用カム
48が回転される。すると、リフト用カム46の回転に
よって、これのテーパリブ46aに沿ってカムフォロア
58が入力軸16の軸方向に沿って移動され、リフト用
ターレット56は支軸52周りに第1のタイミングをも
って揺動回転され、この揺動回転は第1,第2ギア6
4,66を介してリフト用回転軸22に伝達される。一
方、旋回用カム48の回転によって、これのテーパリブ
48aに沿ってカムフォロア62がこれも入力軸16の
軸方向に沿って移動され、旋回用ターレット60は旋回
用回転軸24を第2のタイミングをもって間欠回転させ
る。
【0036】前記リフト用回転軸22の揺動回転は、こ
のリフト用回転軸22の上端部に設けられた運動変換カ
ム38に伝達され、この運動変換カム38の揺動回転
は、カム溝38aに係合されたカムフォロア42を介し
てアーム支持部材40の往復直線運動、具体的には上下
方向へのリフト運動に変換され、図8に示すように工具
保持アーム26を上下にリフトさせる。このリフト運動
の際には、前記アーム支持部材40は旋回用回転軸24
とのスプライン結合44部分を介して摺動されるように
なっている。一方、前記旋回用回転軸24の間欠回転
も、スプライン結合44部分を介して前記アーム支持部
材40に伝達されるようになっており、工具保持アーム
26はこのアーム支持部材40と共に間欠的に旋回運動
する。
【0037】本実施形態では図9に示すように、このカ
ム式の自動工具交換装置10は図1とは逆さの向きにし
て工作機械70に取付けられ、この工作機械70に用い
られる工具72を交換するようになっている。即ち、前
記工具保持アーム26は両端部で工具72を着脱可能に
保持するようになっており、工具保持アーム26の一端
部に新たな工具72を保持させるとともに他端部に不要
となった工具72を保持させ、次いでこの工具保持アー
ム26を180°旋回させ、その後工具保持アーム26
を上方へリフト運動させて新たな工具72を工作機械7
0にセットするとともに、不要となった工具72を工具
ラック74へ戻し、その後さらに工具保持アーム26を
下方へリフト運動させることにより、工具72の交換が
行われるようになっている。
【0038】ところで、リフト用ターレット56および
旋回用ターレット60によって生じる工具保持アーム2
6の動作は、図7に示すタイミングをもって行われるこ
とになる。工具保持アーム26の旋回は、旋回用回転軸
24の回転により行われるが、この際、アーム支持部材
40は、その内側に設けたカムフォロア42が運動変換
カム38のカム溝38aに係合した状態で回転するた
め、工具保持アーム26は旋回に伴ってリフト運動をも
行い得るが、本実施形態では前記工具保持アーム26の
旋回運動とリフト運動とを分けるように上記回転運動の
タイミングを設定しており、すなわちリフト用ターレッ
ト56、延いてはリフト用回転軸22を旋回用回転軸2
4の回転と同期して回転させるようにしている。
【0039】即ち、上記タイミング線図に沿ってカム式
の自動工具交換装置10の作動を述べると、まず、入
力軸16の回転角0°〜90°では、入力軸16の回転
が第1変換機構18を介してリフト用ターレット56に
第1のタイミングをもった90°戻す回転として入力さ
れ、この回転はギヤ比2:1の第1,第2ギア64,6
6を介してリフト用回転軸22に入力されて運動変換カ
ム38を180°戻すように回転する。この回転により
工具保持アーム26は図8に示したように下方に移動
(移動量は50mm)する。このとき、旋回用ターレッ
ト60は回転されない。
【0040】入力軸16の回転角90°〜270°で
は、入力軸16の回転が第2変換機構20を介して旋回
用ターレット60に第2のタイミングをもった180°
進める回転として入力され、この回転で旋回用回転軸2
4が180°進む回転をし、この旋回用回転軸24の回
転により工具保持アーム26が180°旋回する。この
とき、上述したように運動変換カム38がアーム支持部
材40に対して相対回転して工具保持アーム26がリフ
ト運動するのを防止するため、リフト用ターレット5
6、ひいてはリフト用回転軸22も同期して180°進
む回転をする。
【0041】入力軸16の回転角270°〜360°
では、入力軸16の回転が第1変換機構18を介してリ
フト用ターレット56に、前記の0°〜90°の場合
とは逆方向の90°進める回転として入力され、この回
転は第1,第2ギア64,66を介してリフト用回転軸
22と共に運動変換カム38を180°進めるように回
転する。これによって工具保持アーム26はの場合と
は逆に上方に移動されて初期状態に戻される。このと
き、旋回用ターレット60は回転されない。
【0042】本実施形態のカム式の自動工具交換装置1
0では、リフト用回転軸22および旋回用回転軸24が
複合して、工具保持アーム26にリフト運動や旋回運動
を生じさせる出力軸としての機能を発揮するが、本実施
形態にあっては、リフト用回転軸22に設けられその軸
周りの回転運動をリフト運動に変換する運動変換カム3
8と、運動変換カム38に係合されるカムフォロワ42
を有し、かつ旋回用回転軸24にその軸方向に沿って相
対移動可能にスプライン結合44されて設けられるアー
ム支持部材40とを備えたことにより、出力軸を構成す
るこれらリフト用回転軸22および旋回用回転軸24の
両者、特に工具保持アーム26にリフト運動を生じさせ
るリフト用回転軸22をなんらその軸方向に運動させる
ことなく、工具保持アーム26のみをリフト運動させる
ことができる。このため、出力軸であるこれらリフト用
回転軸22および旋回用回転軸24に対する必要スペー
スを回転運動のみに要する最小限に止めることができ
て、自動工具交換装置10の小型化を達成することがで
きる。
【0043】また、工具保持アーム26をリフト運動さ
せるための運動変換カム38と、この運動変換カム38
に係合するカムフォロワ42を有するアーム支持部材4
0のスプライン結合44部分以外の運動系がすべて回転
運動系で構成され、またリフト運動を得る構成部分もカ
ム機構のみで構成しているので、運動が滑らかで負荷の
発生が小さく、そしてまたリフト運動する要素がアーム
支持部材40と工具保持アーム26のみであるため発生
する慣性力を減少させることができ、自動工具交換装置
10の高速運転化を実現することができる。
【0044】また、本実施形態ではリフト用カム46を
備えた第1変換機構18および旋回用カム48を備えた
第2変換機構20によって、入力軸16の回転からリフ
ト用回転軸22および旋回用回転軸24に入力される第
1のタイミングをもった揺動回転および第2のタイミン
グをもった間欠回転を作り出すようになっている。
【0045】そしてまた、同一の入力軸16から第1お
よび第2のタイミングをもった回転運動を取り出してリ
フト用回転軸22および旋回用回転軸24を回転させる
ことにより、これら各回転軸22,24に設けた運動変
換カム38とアーム支持部材40との相互作用によって
得られる工具保持アーム26の作動の正確性を高めるこ
とができ、より高速な運転を実現することができる。
【0046】図10は本発明の第2実施形態を示す自動
工具交換装置10aの断面正面図で、前記第1実施形態
と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略
して述べる。
【0047】即ち、この実施形態の自動工具交換装置1
0aは、リフト用回転軸22に入力される第1のタイミ
ングをもった揺動回転と、旋回用回転軸24に入力され
る第2のタイミングをもった間欠回転とを、それぞれに
連結した第1サーボモータ80および第2サーボモータ
82の回転制御により作り出す構成となっている。
【0048】前記第1サーボモータ80は、前記リフト
用回転軸22の直下となるハウジング12の底部12a
に取付けられると共に、第2サーボモータ82は、前記
第1サーボモータ80の外周を囲繞するように配置され
た筒状台座84の上側に、この第1サーボモータ80と
同軸に取付けられる。第2サーボモータ82には、中心
部に前記リフト用回転軸22を挿通する中空孔82aが
形成され、リフト用回転軸22はその下端部が該中空孔
82aに挿通されて第1サーボモータ80に連結され
る。
【0049】一方、前記第2サーボモータ82は中空孔
82aを囲繞するように出力部82bが設けられるよう
になっており、そして、旋回用回転軸24の下端部に設
けたフランジ部24aを該出力部82bにボルト86を
介して連結するようになっている。
【0050】そして、前記第1サーボモータ80の回転
を、第1のタイミングをもって正逆回転制御することに
より、リフト用回転軸22に入力される揺動回転を得、
また前記第2サーボモータ82の回転を、第2のタイミ
ングをもって間欠回転制御することにより、旋回用回転
軸24に入力される間欠回転を得るようになっている。
【0051】従って、この実施形態にあっては前記第1
実施形態と同様に、リフト用回転軸22に入力される揺
動回転を運動変換カム38を介して軸方向直線往復運動
に変換して、工具保持アーム26をリフト運動させると
共に、旋回用回転軸24に入力される間欠回転により工
具保持アーム26を旋回させて、工具の交換を行うこと
ができる。そして、第1のタイミングをもった揺動回転
および第2のタイミングをもった間欠回転を前記第1,
第2サーボモータ80,82で発生させることができる
ため、ハウジング12内の構造をシンプルかつコンパク
ト化することができて、延いては、自動工具交換装置1
0aを小型化することができる。
【0052】図11は本発明の第3実施形態を示す自動
工具交換装置10bの断面正面図で、前記第1,第2実
施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明
を省略して述べる。
【0053】即ち、この実施形態の自動工具交換装置1
0bは、前記第2実施形態と同様にリフト用回転軸22
に入力される揺動回転を第1サーボモータ90で作り出
すと共に、旋回用回転軸24に入力される間欠回転を第
2サーボモータ92で作り出すようになっている。
【0054】第1サーボモータ90は、リフト用回転軸
22から離れた部位においてハウジング12の底部12
aに取付けられると共に、第2サーボモータ92はハウ
ジング12の天井部12bに、前記第1サーボモータ9
0と対向して取付けられる。そして、前記第1サーボモ
ータ90の出力回転を、第1,第2リフト用ギア94,
94aを介してリフト用回転軸22に出力すると共に、
第2サーボモータ92の出力回転を、第1,第2旋回用
ギア96,96aを介して旋回用回転軸24に出力する
ようになっている。
【0055】そして、前記第2実施形態と同様に前記第
1サーボモータ90の回転を、リフト用回転軸22に入
力される第1のタイミングをもった揺動回転に制御し、
かつ、前記第2サーボモータ92の回転を、旋回用回転
軸24に入力される第2のタイミングをもった間欠回転
に制御するようになっている。
【0056】従って、この実施形態にあっては前記第2
実施形態と同様に、リフト用回転軸22に入力される揺
動回転によって工具保持アーム26をリフト運動させ、
旋回用回転軸24に入力される間欠回転によって工具保
持アーム26を旋回させることができるとともに、自動
工具交換装置10bの小型化を達成することができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
示す自動工具交換装置にあっては、第1回転軸および第
2回転軸が複合して、工具保持アームに軸方向直線運動
や旋回運動を生じさせる出力軸としての機能を発揮する
が、本発明にあっては、第1回転軸に設けられその軸周
りの回転運動を軸方向直線運動に変換する運動変換カム
と、運動変換カムに係合されるカムフォロワを有し、か
つ第2回転軸にその軸方向に沿って相対移動可能にスプ
ライン結合されて設けられるアーム支持部材とを備えた
ことにより、出力軸を構成するこれら第1回転軸および
第2回転軸の両者、特に工具保持アームに軸方向直線運
動を生じさせる第1回転軸をなんらその軸方向に運動さ
せることなく、工具保持アームのみを軸方向に直線運動
させることができる。このため、出力軸であるこれら第
1回転軸および第2回転軸に対する必要スペースを回転
運動のみに要する最小限に止めることができて、装置の
小型化を達成することができる。
【0058】また、工具保持アームを直線運動させるた
めの運動変換カムと、この運動変換カムに係合するカム
フォロワを有するアーム支持部材のスプライン結合部分
以外の運動系がすべて回転運動系で構成され、また直線
運動を得る構成部分もカム機構のみで構成しているの
で、運動が滑らかで負荷の発生が小さく、そしてまた直
線運動する要素がアーム支持部材と工具保持アームのみ
であるため発生する慣性力を減少させることができ、装
置の高速運転化を実現することができる。
【0059】また、本発明の請求項2に示す自動工具交
換装置にあっては、前記第1回転軸に入力される第1の
タイミングをもった回転運動を、入力軸に設けられた第
1カムと、該第1カムに係合するカムフォロアを設けた
第1ターレットとを備えた第1変換機構で作り出すよう
にしたので、カムとカムフォロワとの転がり接触により
高い伝達効率を確保できて運転効率を向上することがで
きるとともに、カム曲線により動作の制御が自在で、自
動工具交換装置の起動・停止時にあっても滑らかな動作
を与えることができる。
【0060】さらに、本発明の請求項3に示す自動工具
交換装置にあっては、前記第2回転軸に入力される第2
のタイミングをもった回転運動を、入力軸に設けられた
第2カムと、該第2カムに係合するカムフォロアを設け
た第2ターレットとを備えた第2変換機構で作り出すよ
うにしたので、カムとカムフォロワとの転がり接触によ
り高い伝達効率を確保できて運転効率を向上することが
できるとともに、カム曲線により動作の制御が自在で、
自動工具交換装置の起動・停止時にあっても滑らかな動
作を与えることができる。
【0061】そしてまた、上記第1変換機構と併用し
て、同一の入力軸から第1および第2のタイミングをも
った回転運動を取り出して第1回転軸および第2回転軸
を回転させることにより、これら各回転軸に設けた運動
変換カムとアーム支持部材との相互作用によって得られ
る工具保持アームの作動の正確性を高めることができ、
より高速な運転を実現することができる。
【0062】また、本発明の請求項4および5に示す自
動工具交換装置にあっては、前記第1のタイミングをも
った回転運動、並びに第2のタイミングをもった回転運
動を、第1回転軸および第2回転軸それぞれに連結した
サーボモータを回転制御することにより作り出すように
したので、ハウジング内の装置構成をシンプルかつコン
パクト化することができ、さらなる装置の小型化を達成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す断面正面図であ
る。
【図2】図1中のA−A線断面図である。
【図3】図1中のB−B線断面図である。
【図4】図2中のC−C線断面図である。
【図5】リフト用カムおよび旋回用カムのカム形状を展
開した説明図である。
【図6】運動変換カムのカム形状を展開した説明図であ
る。
【図7】本発明の第1実施形態に用いられる工具保持ア
ームの旋回および軸方向移動のタイミング線図である。
【図8】本発明の第1実施形態における作動状態を示す
断面正面図である。
【図9】本発明の第1実施形態の取付状態を示す正面図
である。
【図10】本発明の第2実施形態を示す断面正面図であ
る。
【図11】本発明の第3実施形態を示す断面正面図であ
る。
【符号の説明】
10,10a,10b 自動工具交換装置 12 ハウジング 16 入力軸 18 第1変換機構 20 第2変換機構 22 リフト用回転軸(第1回転軸) 24 旋回用回転軸(第2回転軸) 26 工具保持アーム 38 運動変換カム 38a カム溝 40 アーム支持部材 42 カムフォロア 44 スプライン結合 46 リフト用カム(第1カム) 46a テーパリブ 48 旋回用カム(第2カム) 48a テーパリブ 56 リフト用ターレット(第1ターレット) 58 カムフォロア 60 旋回用ターレット(第2ターレット) 62 カムフォロア 80,82,90,92 サーボモータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のタイミングをもった回転運動が入
    力される第1回転軸と、 該第1回転軸と同軸で互いに相対回転可能に設けられ、
    第2のタイミングをもった回転運動が入力される第2回
    転軸と、 前記第1回転軸に設けられ、その軸周りの回転運動を軸
    方向直線運動に変換する運動変換カムと、 該運動変換カムに係合されるカムフォロワを有し、かつ
    前記第2回転軸にその軸方向に沿って相対移動可能にス
    プライン結合されて設けられるアーム支持部材と、 該アーム支持部材に設けられ、工具を着脱可能に支持す
    る工具保持アームと、を備えたことを特徴とする自動工
    具交換装置。
  2. 【請求項2】 前記第1回転軸に入力される第1のタイ
    ミングをもった回転運動は、入力軸に設けられた第1カ
    ムと、該第1カムに係合するカムフォロアを設けた第1
    ターレットとを備えた第1変換機構で作り出すことを特
    徴とする請求項1に記載の自動工具交換装置。
  3. 【請求項3】 前記第2回転軸に入力される第2のタイ
    ミングをもった回転運動は、入力軸に設けられた第2カ
    ムと、該第2カムに係合するカムフォロアを設けた第2
    ターレットとを備えた第2変換機構で作り出すことを特
    徴とする請求項1または2に記載の自動工具交換装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のタイミングをもった回転運動
    は、前記第1回転軸に連結したサーボモータを回転制御
    することにより作り出すことを特徴とする請求項1に記
    載の自動工具交換装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のタイミングをもった回転運動
    は、前記第2回転軸に連結したサーボモータを回転制御
    することにより作り出すことを特徴とする請求項1また
    は4に記載の自動工具交換装置。
JP29895396A 1996-11-11 1996-11-11 自動工具交換装置 Expired - Fee Related JP3669793B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29895396A JP3669793B2 (ja) 1996-11-11 1996-11-11 自動工具交換装置
US08/965,165 US5876316A (en) 1996-11-11 1997-11-06 Automatic tool changer
IT97UD000207A IT1296712B1 (it) 1996-11-11 1997-11-10 Cambiautensili automatico
KR1019970059188A KR100436469B1 (ko) 1996-11-11 1997-11-11 자동 공구교환기
DE19749937A DE19749937B4 (de) 1996-11-11 1997-11-11 Automatische Werkzeugwechselvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29895396A JP3669793B2 (ja) 1996-11-11 1996-11-11 自動工具交換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10138073A true JPH10138073A (ja) 1998-05-26
JP3669793B2 JP3669793B2 (ja) 2005-07-13

Family

ID=17866326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29895396A Expired - Fee Related JP3669793B2 (ja) 1996-11-11 1996-11-11 自動工具交換装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5876316A (ja)
JP (1) JP3669793B2 (ja)
KR (1) KR100436469B1 (ja)
DE (1) DE19749937B4 (ja)
IT (1) IT1296712B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6601470B2 (en) 2000-06-26 2003-08-05 Sankyo Manufacturing Co. Cam mechanism
JP2016020022A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 イノサーブ エフエー インク.Innoserv Fa Inc. 工具機のサーボ駆動アンクランプシステム

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW374343U (en) * 1997-08-04 1999-11-11 Nat Science Council Cutter shaping and pulling apparatus for the automatic cutter replacing structure
JPH11138377A (ja) * 1997-11-13 1999-05-25 Toshiba Mach Co Ltd 自動工具交換装置
US6099448A (en) * 1999-08-26 2000-08-08 Sun; Ho Wei Knife picking device and knife receiving unit for a cutting center machine
WO2004038255A1 (ja) * 2002-10-23 2004-05-06 Sankyo Manufacturing Co., Ltd. カム装置
US7710511B2 (en) * 2004-10-15 2010-05-04 3M Innovative Properties Company Liquid crystal displays with laminated diffuser plates
DE102008006175B4 (de) * 2008-01-26 2012-01-19 Karl Keppler Maschinenbau Gmbh Werkzeugwechselvorrichtung
CN101949647B (zh) * 2010-09-02 2012-07-04 武汉钢铁(集团)公司 大型冶金同步摆动装置的制造方法
KR101247386B1 (ko) 2013-01-08 2013-03-25 이병운 전후진 왕복 운동장치
JP6078413B2 (ja) * 2013-04-30 2017-02-08 Dmg森精機株式会社 工具交換方法及び工作機械
WO2015145201A1 (en) * 2014-03-25 2015-10-01 Inman S.R.L. Globo-conical cam device
CN105965303A (zh) * 2016-07-01 2016-09-28 精益恒准(天津)数控设备股份有限公司 一种数控机床
JP6746429B2 (ja) * 2016-08-17 2020-08-26 Dmg森精機株式会社 工具交換装置
DE102019115715A1 (de) * 2019-06-11 2020-12-17 Gebr. Heller Maschinenfabrik Gmbh Wechselvorrichtung zum Auswechseln von Werkzeugen und/oder Werkstücken
KR102378611B1 (ko) * 2021-12-08 2022-03-25 (주)한국에프에이산업 자동 공구 교환 장치

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4036374A (en) * 1975-11-04 1977-07-19 Amc Industries, Inc. Multi-motion parts handler
US4384397A (en) * 1980-04-22 1983-05-24 Giddings & Lewis, Inc. Tool changing machining center with swing spindle
JPS6031545A (ja) * 1983-07-29 1985-02-18 Toyobo Co Ltd エラストマ−組成物
SU1144844A2 (ru) * 1983-12-28 1985-03-15 Предприятие П/Я Р-6930 Автооператор дл металлорежущих станков
JPS6176244A (ja) * 1984-09-20 1986-04-18 Toshiba Mach Co Ltd 工作機械の工具交換装置
JPS61187641A (ja) * 1985-02-15 1986-08-21 Hitachi Ltd マルテンサイト系合金鋼中のδフエライト検出法
JPH0417312Y2 (ja) * 1985-05-14 1992-04-17
JPS61270047A (ja) * 1985-05-22 1986-11-29 Honda Motor Co Ltd 工作機械における工具交換装置
JPS62120935A (ja) * 1985-11-20 1987-06-02 Kira Tekkosho:Kk 自動工具交換装置
JPS63123646A (ja) * 1986-11-12 1988-05-27 Brother Ind Ltd 工具交換装置を備えた工作機械
JPS63179038U (ja) * 1987-05-12 1988-11-18
JP2642655B2 (ja) * 1988-02-26 1997-08-20 ヤマザキマザック株式会社 工作機械用駆動機構
US5081762A (en) * 1989-09-01 1992-01-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tool exchange device for a machine tool
GB2259034A (en) * 1991-08-29 1993-03-03 Leadwell Cnc Machines Mfg Corp Cutter exchanging apparatus incorporated in a machine
JP2545344Y2 (ja) * 1992-09-30 1997-08-25 株式会社イトーキクレビオ 机、テーブル及び折畳み椅子の組合せ家具
US5337623A (en) * 1993-09-15 1994-08-16 Industrial Technology Research Institute Automatic tool switching mechanism

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6601470B2 (en) 2000-06-26 2003-08-05 Sankyo Manufacturing Co. Cam mechanism
JP2016020022A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 イノサーブ エフエー インク.Innoserv Fa Inc. 工具機のサーボ駆動アンクランプシステム

Also Published As

Publication number Publication date
KR100436469B1 (ko) 2004-08-16
JP3669793B2 (ja) 2005-07-13
DE19749937A1 (de) 1998-05-14
KR19980042271A (ko) 1998-08-17
ITUD970207A1 (it) 1999-05-10
US5876316A (en) 1999-03-02
IT1296712B1 (it) 1999-07-15
DE19749937B4 (de) 2008-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10138073A (ja) 自動工具交換装置
JP2006026807A (ja) ロボットハンド等の関節機構
JP2002005255A (ja) カム装置
US20020035881A1 (en) Cam apparatus and pick and place apparatus utilizing the same
JP2006026806A (ja) ロボットハンド等の関節機構
CN210654962U (zh) 往复运动装置
CN208322818U (zh) 自动换刀机构的换刀轴传动装置
US3974705A (en) Mechanism for moving slides in machine tools
JP2002013606A (ja) ハウジング揺動式カム装置、及びこれを用いたワークシフター
US5943915A (en) Two-dimensional motion producing apparatus
US5226337A (en) Slide driving apparatus of press machine
KR101968050B1 (ko) 직선 및 회전 왕복 구동장치
KR20090068779A (ko) 공작기계용 atc에서의 공구교환 및 도어개폐 연동장치
KR100635008B1 (ko) 회동 및 요동 병행 배럴캠 및 이를 이용한 인덱스 장치
JPH0426420Y2 (ja)
EP1300609B1 (en) Cam apparatus and pick and place apparatus utilizing the same
CN210015318U (zh) 用于智能微投影的光机调焦机构
JP3624287B2 (ja) タップ加工装置
EP1300610B1 (en) Housing oscillating type cam apparatus, and work shifter using such apparatus
JP3465118B2 (ja) 機械式制御ユニット
CN112573119A (zh) 往复运动装置
KR100521874B1 (ko) 와이퍼 구동장치
JPH08197480A (ja) 産業用ロボットの手首機構
JPH02298451A (ja) 複合運動アクチュエータ
KR100407854B1 (ko) 캠장치 및 이것을 이용한 픽 앤드 플레이스장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080422

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110422

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees