JP2016020022A - 工具機のサーボ駆動アンクランプシステム - Google Patents

工具機のサーボ駆動アンクランプシステム Download PDF

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ユー−チュアン チウ
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Abstract

【課題】工具の変換時間を短縮し、スループットを向上させる工具機のサーボ駆動アンクランプシステムを提供する。【解決手段】工具機のサーボ駆動アンクランプシステムは、工具交換アームユニット10、工具アンクランプユニット20及びサーボ制御ユニットを備えるとともに、2つの工具を操作する。工具交換アームユニット10は、カムボックス11と、カムボックス11を駆動する第1のサーボモータ12と、カムボックス11により駆動される駆動シャフト13と、駆動シャフト13により駆動される工具交換アームとを有する。第1のサーボモータ12は、カムボックス11及び駆動シャフト13を順次駆動し、工具交換アームの工具交換作業を制御する。工具アンクランプユニット20は、主軸21と、伝動部材と、第2のサーボモータとを有する。第2のサーボモータは、伝動部材を駆動し、主軸21から工具をアンクランプ・クランプする。【選択図】図2

Description

本発明は、工具機のアンクランプシステムに関し、特に、数値制御により工具交換アームの作動を実行し、主軸に工具をクランプ・アンクランプさせる運動軌跡の工具機のアンクランプシステムに関する。
従来の工具機の工具自動交換システムは、カムボックス内のローラギヤカムにより従動ローラセットを駆動し、工具交換アームを回転させ、2組のローラギヤカムによりコンロッドアセンブリを駆動し、工具交換アームを上下に移動させることができる上、工具交換アームが主軸の下方に達するまで回転すると、主軸上で工具がクランプ・アンクランプされ、センサにより工具交換アームの位置を検出し、工具交換アームが所定位置に達したときにセンサが確認信号を発信し、主軸上の油圧シリンダ又は気圧シリンダを駆動し、油圧シリンダ又は気圧シリンダによりクランプ機構のクランプ軸を作動し、主軸上で工具がアンクランプされ、工具交換アームの工具交換を行っていた。
しかし、センサにより位置検出する制御方式の場合、工具機は工具のクランプ・アンクランプを行い、主軸上で工具をクランプ・アンクランプし、工具交換アームの回転、上下移動の動作を行うが、それらの動作を同期で行うことはできなかった。また、センサが信号の発生を確認すると、工具の交換過程で数回ほど停止することがあり、工具の交換にかかる時間が延びてしまう欠点があった。特に、工具機が多軸式の同期加工を行う場合、工具の交換にかかるのに延びる時間は僅かであるが、僅かでもその回数が増えれば最終的に製造時間が長くなってしまう虞があった。さらに重要なこととしては、従来の工具自動交換システムの交換アームと主軸のツールアンロック機構とが、機械構造又は油圧構造により連動されるため、工具機が初めて工具の自動交換を行う前には、現場のスタッフにより調整を複数回行う必要があり、自動的に微調整することはできず、非常に不便であった。また、工具交換アームと主軸の工具ロック機構との間の連結機構は、非常に大きくて複雑なため、占有空間が大きくメンテナンスは容易でなかった。
また、従来のアンロック機構のシリンダは、その工具アンクランプ行程において、ワッシャなどを加えるだけで駆動ポストとプルスタッドとの間の間隔を調整することができる。この機構は複雑であり、分解方式が複雑なだけでなく、提供可能な調整制度には限界があった。
本発明の目的は、数値制御により工具変換アームの作動と、主軸のツールクランプ・アンクランプの運動軌跡とを利用し、工具変換ユニットと工具アンクランプユニットとを同期で運動させ、工具のアンクランプ操作を行い、工具の変換時間を短縮し、スループットを向上させる工具機のサーボ駆動アンクランプシステムを提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、サーボモータにより伝動部材を直接駆動し、伝動部材の付勢部材を同期で作動させ、引き上げ位置とアンクランプ位置との間でプッシュステムを直線的に運動させることができる上、構造が簡素で、小型であり、反応が素早く、速度が速い長所を有する工具機のサーボ駆動アンクランプシステムを提供することにある。
上記課題を解決するために、工具交換アームユニット、工具アンクランプユニット及びサーボ制御ユニットを備えるとともに、2つの工具を操作する工具機のサーボ駆動アンクランプシステムであって、前記工具交換アームユニットは、カムボックスと、前記カムボックスを駆動する第1のサーボモータと、前記カムボックスにより駆動される駆動シャフトと、前記駆動シャフトにより駆動される工具交換アームと、を有し、前記第1のサーボモータは、前記カムボックス及び前記駆動シャフトを順次駆動し、工具交換アームの工具交換作業を制御し、前記工具アンクランプユニットは、主軸と、伝動部材と、第2のサーボモータとを有し、前記第2のサーボモータは、前記伝動部材を駆動し、前記主軸から工具をアンクランプ・クランプし、前記サーボ制御ユニットは、メインコントローラと、前記メインコントローラと電気的に接続された2つのサーボ駆動器と、を含み、前記2つのサーボ駆動器には、前記第1のサーボモータ及び前記第2のサーボモータと電気的に接続され、プログラムにより前記工具交換アームユニット及び前記工具アンクランプユニットを数値制御し、前記工具交換アームの動作と、前記主軸のクランプ・アンクランプの動作及び運動軌跡とを実行することを特徴とする工具機のサーボ駆動アンクランプシステムが提供される。
前記第2のサーボモータは、伝動軸を有し、前記工具アンクランプユニットは、前記伝動部材を収容する筐体と、駆動アセンブリとを有し、前記伝動部材は、前記第2のサーボモータと接続された前記伝動軸のギヤセットと、前記ギヤセットと同期で運動する付勢部材と、を有し、前記付勢部材は、非円形経路の外周面を有し、前記駆動アセンブリは、前記主軸の上方に配設されるとともに、前記主軸の軸方向に沿って摺動可能なプッシュステムと、前記プッシュステムに外嵌された弾性部材と、を有し、前記プッシュステムは、互いに対をなす頂端と底端とを有し、前記底端は、前記主軸上のプルスタッドに対応し、前記頂端は、前記付勢部材の外周面に対応し、前記弾性部材により前記付勢部材に当接され続けることが好ましい。
ギヤセットは、互いに噛合される第1の歯車と第2の歯車とを有し、前記第2の歯車は、前記第2のサーボモータの伝動軸に軸着され、前記第1の歯車は、筐体内に枢着されて歯車減速システムが形成され、前記第1の歯車の外側面には、同軸で付勢部材が着脱自在に取り付けられていることが好ましい。
前記伝動部材の前記付勢部材は、外周面上に形成された凹部と、前記凹部の一側に隣接した突出部とを有することが好ましい。
前記駆動アセンブリは、前記プッシュステムの底端に軸着され、前記プルスタッドに押圧される押圧台を有することが好ましい。
前記駆動アセンブリの前記プッシュステムは、前記頂端上に枢着された転動体を有し、前記プッシュステムにより前記転動体と前記付勢部材とが線状接触されることが好ましい。
前記駆動アセンブリは、前記筐体の底部に収容された受け筒と、前記受け筒の底部に設置された底蓋と、を有し、前記プッシュステム及び前記弾性部材が前記受け筒内に収容されることが好ましい。
図1は、本発明の一実施形態に係る工具機のサーボ駆動アンクランプシステムを示すブロック図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る工具機のサーボ駆動アンクランプシステムを示す側面図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る工具アンクランプユニットが初期位置にあるときの状態を示す、工具アンクランプユニットの伝動部材及び駆動アセンブリとが主軸の工具アンロック機構に接続された状態を示す断面図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る工具機のサーボ駆動アンクランプシステムを示す斜視図(1)である。 図5は、本発明の一実施形態に係る工具機のサーボ駆動アンクランプシステムを示す斜視図(2)である。 図6は、本発明の工具アンクランプユニットがアンクランプ動作を開始するときの、付勢部材と駆動アセンブリとの相対関係を示す、図3の構造のもう一つの断面図である。 図7は、本発明の工具アンクランプユニットがアンクランプ動作を終了したときの状態を示す、図3の構造のさらにもう一つの断面図である。 図8は、主軸から工具をアンクランプした後、工具交換アームが工具をクランプするときのタイミング図であり、(8a)は、工具交換アームの回転を表す曲線図であり、(8b)は、工具交換アームの駆動軸で上下に変位するときの動作を表す曲線図であり、(8c)は、工具のアンクランプ・クランプ動作を表す曲線図である。 図9は、工具交換アームの動作を示す説明図であり、(9a)は、工具交換アームが元の場所に位置している状態を示し、(9b)は、工具交換アームが逆時計回りで65度回転したときの状態を示し、(9c)は、工具交換アームが114mm下降したときの状態を示し、(9d)は、工具交換アームが逆時計回りで180度回転したときの状態を示し、(9e)は、工具交換アームが114mm上昇したときの状態を示し、(9f)は、工具交換アームが時計回りで65度回転したときの状態を示す説明図である。 図10は、本発明の一実施形態に係る工具機のサーボ駆動アンクランプシステムは、まず、工具交換アームに工具をクランプしてから、主軸から工具をアンクランプする動作を示す説明図であり、(10a)は、工具交換アームの回転動作を示すタイミング図であり、(10b)は、工具回転アームの駆動軸が上下に上昇・下降する動作を示すタイミング図であり、(10c)は、工具アンクランプユニットにより工具のアンクランプ・クランプ動作を行う説明図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、これによって本発明が限定されるものではない。
図1及び図2を参照する。図1及び図2に示すように、本発明の一実施形態に係る工具機のサーボ駆動アンクランプシステムは、2つの工具100を操作するために用いる。本実施形態のサーボ駆動アンクランプシステムは、工具交換アームユニット10、工具アンクランプユニット(tool unclamp unit)20及びサーボ制御ユニット30を含む。
工具交換アームユニット10は、カムボックス11と、カムボックス11を駆動するために用いる第1のサーボモータ12と、カムボックス11により駆動される駆動シャフト13と、駆動シャフト13により駆動される工具交換アーム14と、を有する。第1のサーボモータ12は、カムボックス11及び駆動シャフト13を順次駆動させ、工具交換アーム14の工具交換作業を制御する。実際に使用する際、工具交換アームユニット10は、工具マガジンユニット40(図2参照)の側面のいずれか1つに対して設置される。
図3を参照する。図3に示すように、工具アンクランプユニット20は、主軸21、筐体22、伝動部材23、駆動アセンブリ24及び第2のサーボモータ25を有する。第2のサーボモータ25は、伝動部材23を駆動し、主軸21から工具100をアンクランプ・クランプする。
サーボ制御ユニット30は、メインコントローラ31と、メインコントローラ31と電気的に接続された2つのサーボ駆動器32,33と、を含む。これら2つのサーボ駆動器32,33には、前述のサーボモータ12,25と電気的に接続され、プログラムにより工具交換アームユニット10及び工具アンクランプユニット20を数値制御し、工具交換アーム14の動作と、主軸21のクランプ・アンクランプの動作を実行し、主軸21のアンクランプの運動軌跡を制御する。
図3及び図4を参照する。図3及び図4に示すように、本実施形態の工具アンクランプユニット20の主軸21は、工具アンロック機構210、プルスタッド211及び締付あご212を有する。工具アンロック機構210は、本発明の主な特徴ではないため、ここでは詳しく述べない。
第2のサーボモータ25は、伝動軸251を有する。
筐体22は、収容空間221を有する。実際に使用する際、筐体22の外側には、収容空間221を封止する外カバー(図示せず)が設置されている。
伝動部材23は、収容空間221内に収容されている。伝動部材23は、第2のサーボモータ25に接続された伝動軸251のギヤセット230と、ギヤセット230と同期で運動する付勢部材231と、を有する。付勢部材231は、非円形経路の外周面2311を有する。ギヤセット230は、互いに噛合される第1の歯車232と第2の歯車233とを有する。第2の歯車233は、第2のサーボモータ25の伝動軸251上に軸着され、第1の歯車232は、筐体22内に枢着されて歯車減速システムが形成されている。付勢部材231は、第1の歯車232と同軸設置されている。本実施形態の付勢部材231は、プレートカムであり、複数のロック部材234により第1の歯車232に螺着されている。付勢部材231の外周面2311上には、凹部2312と、凹部2312に隣接した突出部2313とが形成されている。
駆動アセンブリ24は、主軸21の上方に配設されるとともに、主軸21の軸方向Xに沿って摺動可能なプッシュステム241と、プッシュステム241に外嵌された弾性部材242と、プッシュステム241の底端に軸着された押圧台243と、を有する。弾性部材242は、圧縮ばね、ベルビルワッシャ又は弾性ゴムである(図面では圧縮ばねで例示されている)。プッシュステム241は、反対方向へ設けられた頂端2411と、底端2412と、頂端2411上に枢着された転動体2413と、を有する。底端2412は、主軸21上のプルスタッド211に対応する。頂端2411は、付勢部材231の外周面2311に対応し、弾性部材242により付勢部材231に当接され続ける。転動体2413の設置により、プッシュステム241により転動体2413と付勢部材231とを線状接触させ、付勢部材231とプッシュステム241との接触摩損を防ぐ。駆動アセンブリ24は、筐体22の底部の受け筒222内に収容される。受け筒222の底部には、弾性部材242が外れて落下することを防ぐために、底蓋223が設けられている。
第2のサーボモータ25により伝動部材23を駆動させると、付勢部材231が同期で作動し、プッシュステム241が軸方向で往復変位し、プルスタッド211が引き上げ位置(図3参照)と、アンクランプ位置(図7参照)との間で線状接触され、工具アンクランプユニット20によりクランプ・アンクランプの動作を行う。以下、付勢部材231の回転位置により、工具アンクランプユニット20と工具アンクランプユニット210との対応関係を説明する。
図3を参照する。図3に示すように、常態下では第2のサーボモータ25は作動せず、駆動アセンブリ24と工具エアロック機構210とが所定距離で離され、押圧台243がプルスタッド211に接触されることはなく、主軸21上の工具100は、締付あご212により固定されるとともに、付勢部材231が凹部2312によりプッシュステム241頂端の転動体2413上に当接され、弾性部材242は伸び切った状態となる。
図6を参照する。図1中のサーボ駆動器33により工具アンクランプユニット20を作動する際、第2のサーボモータ25により伝動部材23が駆動されて付勢部材231が回転すると(図面では逆時計回りに回転されている)、駆動アセンブリ24底部の押圧台243がプルスタッド211の頂端に当接され、工具100は工具アンロック機構210の締付あご212により固定されている。
図7を参照する。図7に示すように、付勢部材231の回転角度が大きくなるに従い、伝動部材23の付勢部材231が逆時計回りで回転し続け、付勢部材231の突出部2313が転動体2413上に当接され、押圧台243により工具アンクランプユニット210が下向きに押圧され、プルスタッド211はこのとき連動して締付あご212が工具100をアンクランプし、弾性部材242が最短距離で圧縮される。
図8を参照する。図8に示すように、横向き座標の角度は、モータの回転サイクル時間(cycle time)の角度であり、垂直方向座標により工具交換アーム14の回転角度8a、上下移動距離8b及びアンクランプ距離8cが表されている。
本発明のサーボ駆動工具アンクランプシステムの同期の工具アンクランプの第1種操作方式は、まず、主軸21から工具をリリースした後、工具交換アーム14の再クランプを行う。その後、図1、図2、図8及び図9に示すように、サーボ制御ユニット30のメインコントローラ31の制御により、サーボ駆動器32が第1のサーボモータ12を起動し、工具交換アーム14を回転させる。工具交換アーム14は、図9の(9a)から(9b)のように逆時計方向で回転する。回転中の工具交換アーム14は、主軸21上の工具100に近づく前に、サーボ駆動器33が第2のサーボモータ25を起動し、工具アンクランプユニット20により主軸21のアンクランプを開始する。図8の(8c)に示すように、モータのサイクル時間が41度に達すると、主軸21上の工具100の箇所がアンクランプされて取り外し可能な状態となり、工具のアンクランプをゆっくりと開始する。工具交換アーム14が主軸21上の工具100に達すると、工具アンクランプユニット20が完全にアンクランプされ、工具100に工具交換アーム14がロックされる(サイクル時間は60.5度である)(図2参照)。続いて、図8の(8b)及び図9の(9c)に示すように、カムボックス11により工具交換アーム14を114mm下降させ(サイクル時間は83度である)、下死点(サイクル時間は139度である)(図9dを参照)に達すると、図9の(9d)及び図8の(8a)に示すように、工具交換アーム14が逆時計方向で180度回転してから、114mm上昇し、上死点に戻り(サイクル時間は277度である)(図9の(9e)を参照)、工具のアンクランプ作業が完了する。最終的に、工具交換アーム14から工具がリリースされると(アンクランプの距離は12mmである)、順時計方向で65度回転し(図9の(9f))、この構成により工具交換アーム14の作動と、主軸21のアンクランプとが同期で行われる。
図10を参照する。図10に示すように、横座標の角度は、モータ回転のサイクル時間(cycle time)角度を表し、縦座標は、工具交換アーム14の回転角度(10a)、上下移動距離(10b)及びアンクランプ距離(10c)を表す。
また、本発明のサーボ駆動工具アンクランプシステムの同期工具アンクランプの第2種操作方式は、まず、工具交換アーム14から工具をリリースした後、主軸21が工具をリリースする実施形態である。図1、図2、図9及び図10に示すように、主軸21は、サーボ制御ユニット30のメインコントローラ31により制御され、サーボ駆動器32により第1のサーボモータ12を起動して工具交換アーム14を回転させる。工具交換アーム14は、図9の(9a)から(9b)へ向かって逆時計方向で回転する。工具交換アーム14が主軸21上の工具100上まで回転されると、工具100にロックされる(図2参照)。サーボ駆動器33が第2のサーボモータ25を同時に起動し、工具アンクランプユニット20が主軸21のアンクランプを実行すると、図10の(10c)に示すように、モータのサイクル時間が60度に達し、主軸21上の工具100のアンクランプを開始する。アンクランプが終了した後(サイクル時間が100度である)、図10の(10b)及び図9の(9c)に示すように、カムボックス11により工具交換アーム14を114mm下降させる(サイクル時間は102度である)。下死点(サイクル時間は158度である)(図9の(9d)参照)に達すると、図9の(9d)及び図10の(10a)に示すように、工具交換アーム14が逆時計方向で180度回転し、114mm上昇し、上死点に戻る(サイクル時間は277度である)(図9の(9e)参照)。これと同時に工具のアンクランプ作業が完了する。最後に、工具交換アーム14から工具がリリースされると(アンクランプ距離は12mm)、順時計方向で65度回転し(図9の(9f)参照)、この構成により工具交換アーム14の作動と、主軸21のアンクランプとを同期で行うことができる。
図8の(8b)及び(8c)、図10の(10b)及び(10c)、並びに図9の(9c)及び(9e)に示すように、工具交換アーム14が114mm下降する前と、114mm上昇した後とのそれぞれ角度2度のアンクランプ距離(時間差、サイクル時間)を得て、上昇する前に、工具交換アーム14が主軸21上の工具100にロックされ、下降した後、工具交換アーム14が工具100を再びアンクランプし、工具に衝突してしまうことを防ぐ。
続いて、図9に示すように、工具交換アーム14のクランプ・アンクランプの回転角度が64度である場合、実際には角度60〜90度の許容範囲が設定されている。
上述したように、本発明の工具機のサーボ駆動アンクランプシステムは、以下(1)〜(5)の長所を有する。
(1)工具交換アームユニット10及び工具アンクランプユニット20がそれぞれサーボ駆動器32,33により独立制御されるため、メインコントローラ31により所定の工具交換アーム14の作動をデジタル制御し、主軸21のアンクランプの運動軌跡を制御し、工具交換アーム14の動作と、主軸21のアンクランプの動作とを同期で実行することができる。
(2)工具交換アーム14の作動、主軸21のアンクランプ動作の運動軌跡は、主軸21を、まずアンクランプした後に工具交換アーム14をクランプするか、或いは、まず工具交換アーム14をクランプした後に主軸21のアンクランプを行う方式を採用することができ、工具交換アーム14及び主軸21の運動軌跡を異なる順序で変化させ、前述と同様の制御と、同期動作とを行うことができる。
(3)センサにより工具交換位置を検出する従来技術の場合、工具交換過程において複数回の停止時間が発生し、動作時間が長くなってしまう問題があった。本発明は、工具交換アーム14の作動、主軸21のアンクランプ動作の運動軌跡の数値制御がプログラム化されており、数値制御により正確かつ連続的にクランプ・アンクランプの動作を行うため、クランプ・アンクランプ作業を停止させずに、作業時間を短縮し、生産効率及びスループットを高めることができる。
(4)第2のサーボモータ25により伝動部材23を直接駆動し、伝動部材23の付勢部材231を同期で運動させ、プッシュステム241が引き上げ位置とアンクランプ位置との間で直線的に運動し、主軸21上の工具100を速やかにクランプ・アンクランプするため、本発明の工具機のサーボ駆動アンクランプシステムは、構造が簡素で、小型であり、高速で反応する。
(5)本発明は付勢部材231を取り外すことが可能な構造と伝動部材23とが連結されているため、筐体22の外カバーを開いてロック部材234を緩めるだけで、異なる運動軌跡を有する付勢部材231を交換することができ、プッシュステム241のアンクランプ行程を変化させることができる。そのため、本発明の工具アンクランプユニット20は、駆動アセンブリ24のアンクランプ行程を微調整して様々なメーカの工具アンロック機構に適用することができる。
当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本発明の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本発明を限定するものではない。本発明の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本発明の特許請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
10 工具交換アームユニット
11 カムボックス
12 第1のサーボモータ
13 駆動シャフト
14 工具交換アーム
20 工具アンクランプユニット
21 主軸
22 筐体
23 伝動部材
24 駆動アセンブリ
25 第2のサーボモータ
30 サーボ制御ユニット
31 メインコントローラ
32 サーボ駆動器
33 サーボ駆動器
40 工具マガジンユニット
100 工具
210 工具アンクランプユニット
211 プルスタッド
212 締付あご
221 収容空間
222 受け筒
223 底蓋
230 ギヤセット
231 付勢部材
232 第1の歯車
233 第2の歯車
234 ロック部材
241 プッシュステム
242 弾性部材
243 押圧台
251 伝動軸
2311 外周面
2312 凹部
2313 突出部
2411 頂端
2412 底端
2413 転動体
X 軸方向

Claims (7)

  1. 工具交換アームユニット、工具アンクランプユニット及びサーボ制御ユニットを備えるとともに、2つの工具を操作する工具機のサーボ駆動アンクランプシステムであって、
    前記工具交換アームユニットは、カムボックスと、前記カムボックスを駆動する第1のサーボモータと、前記カムボックスにより駆動される駆動シャフトと、前記駆動シャフトにより駆動される工具交換アームと、を有し、前記第1のサーボモータは、前記カムボックス及び前記駆動シャフトを順次駆動し、工具交換アームの工具交換作業を制御し、
    前記工具アンクランプユニットは、主軸と、伝動部材と、第2のサーボモータとを有し、前記第2のサーボモータは、前記伝動部材を駆動し、前記主軸から工具をアンクランプ・クランプし、
    前記サーボ制御ユニットは、メインコントローラと、前記メインコントローラと電気的に接続された2つのサーボ駆動器と、を含み、前記2つのサーボ駆動器には、前記第1のサーボモータ及び前記第2のサーボモータと電気的に接続され、プログラムにより前記工具交換アームユニット及び前記工具アンクランプユニットを数値制御し、前記工具交換アームの動作と、前記主軸のクランプ・アンクランプの動作を実行し、前記主軸のアンクランプの運動軌跡を制御することを特徴とする工具機のサーボ駆動アンクランプシステム。
  2. 前記第2のサーボモータは、伝動軸を有し、
    前記工具アンクランプユニットは、前記伝動部材を収容する筐体と、駆動アセンブリとを有し、
    前記伝動部材は、前記第2のサーボモータと接続された前記伝動軸のギヤセットと、前記ギヤセットと同期で運動する付勢部材と、を有し、前記付勢部材は、非円形経路の外周面を有し、
    前記駆動アセンブリは、前記主軸の上方に配設されるとともに、前記主軸の軸方向に沿って摺動可能なプッシュステムと、前記プッシュステムに外嵌された弾性部材と、を有し、前記プッシュステムは、互いに対をなす頂端と底端とを有し、前記底端は、前記主軸上のプルスタッドに対応し、前記頂端は、前記付勢部材の外周面に対応し、前記弾性部材により前記付勢部材に当接され続けることを特徴とする請求項1に記載の工具機のサーボ駆動アンクランプシステム。
  3. ギヤセットは、互いに噛合される第1の歯車と第2の歯車とを有し、
    前記第2の歯車は、前記第2のサーボモータの伝動軸に軸着され、前記第1の歯車は、筐体内に枢着されて歯車減速システムが形成され、
    前記第1の歯車の外側面には、同軸で付勢部材が着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の工具機のサーボ駆動アンクランプシステム。
  4. 前記伝動部材の前記付勢部材は、外周面上に形成された凹部と、前記凹部に隣接した突出部とを有することを特徴とする請求項2に記載の工具機のサーボ駆動アンクランプシステム。
  5. 前記駆動アセンブリは、前記プッシュステムの底端に軸着され、前記プルスタッドに押圧される押圧台を有することを特徴とする請求項2に記載の工具機のサーボ駆動アンクランプシステム。
  6. 前記駆動アセンブリの前記プッシュステムは、前記頂端上に枢着された転動体を有し、前記プッシュステムにより前記転動体と前記付勢部材とが線状接触されることを特徴とする請求項2に記載の工具機のサーボ駆動アンクランプシステム。
  7. 前記駆動アセンブリは、前記筐体の底部に収容された受け筒と、前記受け筒の底部に設置された底蓋と、を有し、
    前記プッシュステム及び前記弾性部材が前記受け筒内に収容されることを特徴とする請求項2に記載の工具機のサーボ駆動アンクランプシステム。
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