JPH10137158A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

Info

Publication number
JPH10137158A
JPH10137158A JP30155496A JP30155496A JPH10137158A JP H10137158 A JPH10137158 A JP H10137158A JP 30155496 A JP30155496 A JP 30155496A JP 30155496 A JP30155496 A JP 30155496A JP H10137158 A JPH10137158 A JP H10137158A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor case
vacuum cleaner
electric blower
main body
exhaust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30155496A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomomi Mitani
知巳 三谷
Ryuichi Yasunaga
柳一 安永
Masafumi Yamamoto
雅史 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP30155496A priority Critical patent/JPH10137158A/ja
Publication of JPH10137158A publication Critical patent/JPH10137158A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Suction Cleaners (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低騒音の電気掃除機を提供する。 【解決手段】 モーターケースウエ51とモーターケー
スシタ52との2部品で電動送風機60を覆うモーター
ケース61を構成し、モータケース61内の電動送風機
60の排気口付近に複数の屈曲部を設け、前記電動送風
機60からの排気に伴う騒音を、複数の屈曲部62で減
衰し、また本体55の外郭とモーターケース61の二重
壁によって遮音することから、排気に伴う騒音を大きく
低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気掃除機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気掃除機は実開昭58
−12550号に示されるものが一般的であった。以下
図16を用いて説明する。
【0003】電気掃除機本体1の前部にホース(図示せ
ず)の一端が接続される吸込口2、塵埃を捕集する集塵
室3が設けられ、後方には電動送風機室4が配され、そ
の電動送風機室4内には通気性のある防音材5を介して
カバー体6で覆われた電動送風機7が収納されている。
【0004】本体1の後部には外気と連通する排気格子
8が設けられ、その排気格子8の前部には細塵を捕集す
るフイルター9が取りつけられている。10は電動送風
機7に設けられた排気孔で、11は前記排気孔10と排
気格子8とを連通する排気通路である。12は電動送風
機室4と集塵室3とを仕切る隔壁で、電動送風機7の吸
気口13と対向する位置に開口部14が配されている。
【0005】以上の構成により、電動送風機7を運転す
ると塵埃を含んだ空気は吸込口2より集塵室3内に入
り、そこで塵埃が捕集された後、空気は開口部14、吸
気口13、排気孔10、防音材5、排気通路11を経て
フイルター9を通って排気格子8より外部に排出され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような構成
では、排気通路11を本体に一体に形成しているので電
動送風機7から排出される排気に伴う騒音は、本体1の
外郭のみによる遮音となり、騒音低減には限度があっ
た。JIS方式で測定した騒音のレベルは、図17に示
されるように、上側および横側とも特に耳障りな500
Hz〜6KHzの間で非常に大きかった。
【0007】また、排気通路11を本体に一体的に形成
することから本体の金型構造が複雑になったり又、排気
風をスムーズに排出させるためのスムーズな曲面を形成
することが困難であった。さらに本体外郭に排気孔を設
けていることから排気通路を通った排気が本体外へ勢い
よく排出されることがあり、これらもまた騒音の低減を
難しくしていた。
【0008】本発明は上記問題点を解決するもので、安
価にかつ低騒音の電気掃除機を提供する事を目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、本体に設けられ外気と連通する排気孔と、
二分割された部品で形成され電動送風機を覆うモーター
ケースとを備え、前記モーターケースと前記排気孔とを
少なくとも1ケの屈曲部を有するダクトで接続したもの
で、電動送風機からの排気は、モーターケース、ダクト
を経て排気孔より排気されるが、その排気に含まれる騒
音はダクト内の複数の屈曲部で減衰され、さらに排気
は、本体の外郭とモーターケース、本体の外郭とダクト
の二重壁によって遮音されることから、さらに騒音が低
減されるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
前方に集塵室、後方に電動送風機を内蔵する電動送風機
室をそれぞれ有する本体と、前記集塵室と電動送風機室
を仕切る隔壁と、本体に設けられ外気と連通する排気孔
と、二分割された部品で形成され前記電動送風機を覆う
モーターケースとを備え、前記モーターケースと排気孔
とを少なくとも1ケの屈曲部を有するダクトで接続した
もので、電動送風機からの排気は、モーターケース、ダ
クトを経て排気孔より排気されるが、その排気に含まれ
る騒音はダクト内の屈曲部で減衰され、さらに排気は、
本体の外郭とモーターケース、本体の外郭とダクトの二
重壁によって遮音されることから、さらに騒音が低減さ
れるものである。
【0011】本発明の請求項2記載の発明は、ダクトを
モーターケースに一体的に形成したもので、ダクトとモ
ーターケースを接続する作業が不要となる上、部品点数
が減少することから、組立性が向上する。
【0012】本発明の請求項3記載の発明は、排気孔を
電動送風機室の上部に設けるとともに、前記排気孔と対
向する部位に、略平面部を有するカバー体を前記排気孔
との間に所定の空隙を設けて配したもので、外部より異
物が排気孔に侵入して掃除機本体が故障することもな
く、排気孔から排出される排気風はカバー体の略平面部
に衝突した後、スムーズに空隙から外部に排出されさら
に、外観上も見栄えがよくなる。
【0013】本発明の請求項4記載の発明は、カバー体
を上下動自在のスイッチ等の操作ペダルとしたもので、
請求項3記載の発明による作用に加え、操作ペダルでカ
バー体を兼ねることで、部品点数が削減できるものであ
る。
【0014】本発明の請求項5記載の発明は、モーター
ケースを形成する2部品の一方の端面に凸状のリブを、
他方の端面に前記凸状のリブに嵌まり合う溝部を設け、
前記凸状のリブを溝部に嵌合させたもので、2部品のモ
ーターケースを組み合わせたとき、凸状のリブと溝部が
嵌合し、ラビリンス効果でその部分での排気漏れ並びに
騒音漏れを防止出来るものである。
【0015】本発明の請求項6記載の発明は、本体底面
に孔を設け、モーターケースの前記孔に対面する位置に
第2孔を設け、前記第2孔の周囲に筒体を一体的にかつ
下方に突出するように設け、前記筒体の下端と本体内底
面との間の距離を本体内の電気部品を接続する電気配線
材料の外径より小さく設定したもので、電気配線材料が
筒体の下端と本体内底面との間に入りこむことがないの
で、絶縁性能試験時に試験指が電気配線材料に触れるこ
とはない。
【0016】本発明の請求項7記載の発明は、電動送風
機の前部を、モーターケースを形成する2部品で直接又
は別部材を介して間接的に支持し、同電動送風機の後部
をモーターケースを形成する2部品のいずれか一方のみ
で直接または別部材を介して間接的に支持するようにし
たもので、電動送風機の後部をあらかじめ一方のモータ
ーケースにて支持することで、他方のモーターケースと
電動送風機の後部の組み立てについて特に気にすること
なく容易に組み立てる事ができ、この後、電動送風機の
前部を直接または別部材を介してモーターケースにて支
持できるものである。
【0017】また、組み立て後誤ってモーターケースを
電動送風機と共に落下しても、電動送風機後部をモータ
ーケースを形成する2部品のいずれか一方で支持するこ
とで落下の衝撃に耐するモーターケースの強度を高く維
持できる。
【0018】本発明の請求項8記載の発明は、電動送風
機の後部を、モーターケースの2分割部品の内の下側部
品のみで直接あるいは間接的に支持したもので、組み立
ての際、最初に電動送風機の後部をモーターケースの下
側部品で支持できるので、モーターケースウエを組み込
むために、モーターケースをひっくり返すといった余計
な作業が不要で、又万が一モーターケースを落下して
も、下側部品で支持しているので落下衝撃に対し強度的
にも有利である。
【0019】本発明の請求項9記載の発明は、排気孔の
上方に設けられたカバー体の端部をやや斜め下方もしく
は下方へ屈曲させることにより、排気孔から排出される
電動送風機の排気が本体斜め下方へ排出され、排気を使
用者に直接当てないと同時に、使用者に対して聴覚的な
騒音を低減することができる。
【0020】本発明の請求項10記載の発明は、排気孔
の上方に設けられたカバー体の裏面にウレタン材等の吸
音材を設けたもので、排気孔から排出された排気は、そ
の対面したカバー体の略平面部に衝突すると同時に、吸
音材によってその音を減衰することができる。
【0021】本発明の請求項11記載の発明は、二分割
したダクトの一部に開口部を設け、さらに本体外郭に前
記開口部と同等もしくはやや大きい第2開口部を前記開
口部に対向させて設け、前記第2開口部をフィルター枠
の挿入口としたもので、フィルター枠の本体からの出し
入れが容易で、かつモーターケース内にフィルター枠を
収納することに成るので、別途フィルター枠収納用のス
ペースが不要になるものである。
【0022】本発明の請求項12記載の発明は、本体の
外郭の一部で、フィルター枠の近傍に位置する部分に凹
部を設けたもので、前記凹部より指を挿入してフィルタ
ー枠の装着、取り出しが極めて容易で、しかもフィルタ
ーの交換も簡単になるものである。
【0023】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例を図1〜7に
もとづいて説明する。なお、従来例と同一部品について
は、同一符号を付して説明を省略する。
【0024】55は本体で、61は排気口60aを有す
る電動送風機60を覆うモーターケースで、モーターケ
ースウエ51、モーターケースシタ52の2部品から形
成されている。53はダクトウエ、54はダクトシタ
で、それぞれ前記モーターケースウエ51、モーターケ
ースシタ52の側方から後部にわたり一体的に形成され
ている。
【0025】56はモーターケース61で覆われた電動
送風機60を収納する電動送風機室で、57は排気孔、
59は上下動自在のスイッチペダル、76は集塵室3と
電動送風機室56を仕切る隔壁である。58は本体55
の端部とスイッチペダル59の端部で形成される本体排
気部で、外気と排気孔57とを連通している。
【0026】図2〜図4に示すように、モーターケース
ウエ51とモーターケースシタ52は電動送風機60を
覆った後、それぞれに設けられた引っ掛け部74と穴部
75によって係止されモーターケース61が形成され
る。
【0027】ここで電動送風機60の吸気口13側の外
周部は、隔壁76に当接するゴム等の弾性材からなる支
持部品77で支持され、一方後部の外周部はゴム等の弾
性材からなる第2支持部品78で支持されている。又モ
ーターケース61の前部は支持部品77、後部は第2支
持部品78にそれぞれ気密に嵌合されている。
【0028】ダクトウエ53とダクトシタ54との間の
一部に通気性のあるフィルター72を保持したフイルタ
ー枠73が取り付けられている。
【0029】ダクトウエ53には屈曲部62を設け、こ
の屈曲部62の内側63にはスムースな曲面を設ける。
【0030】同様にダクトシタ54にも屈曲部64を設
け、この屈曲部64の内側65にもスムーズな曲面を設
ける。またダクトウエ53、ダクトシタ54の反モータ
ーケース61側の端部は前記排気孔57に気密に嵌合さ
れている。
【0031】前記排気孔57と対面する部位に略平面部
59aを有するスイッチペダル59を排気孔57より上
方に空隙を有して設け、このスイッチペダル59の端部
66は本体55の外郭から空隙を設けて取り付けられて
いる。
【0032】以上の構成によって、隔壁76を通して集
塵室から流れこむ吸気は支持部品77と隔壁76が圧接
され、支持部品77とモーターケース61が嵌合されて
いるので漏れることなく、電動送風機60に吸引され
る。
【0033】電動送風機60の排気口60aから排出さ
れる排気はモーターケースウエ51、モーターケースシ
タ52からなるモーターケース61からモーターケース
61と一体的に形成されたダクトウエ53、ダクトシタ
54内を流れる。この際、ダクトウエ53、ダクトシタ
54は複数の屈曲部62、63を設けていることから、
排気は屈曲部62、63の外側壁に当たりながら下流側
に流れるので、排気に伴う騒音は減衰され、さらに屈曲
部62、63の内側に尖頭部を有しないスムースな曲面
を設けたことから、屈曲部62、63による排気の風切
り音も低減されていく。
【0034】ダクトウエ53、ダクトシタ54の下流側
端部は排気孔57に接続されているので、最終的に排気
は排気孔57を経て排気部58より外部に排出される。
【0035】以上により、電動送風機60からの排気に
伴う騒音は、本体55外郭とモーターケース61もしく
はダクトウエ53及びシタ54の二重壁によって遮音さ
れるので大幅に低減される。
【0036】さらに排気部58を通り排気孔57から排
出された排気は、その対面したスイッチペダル59の略
平面部59aに衝突してその音を減衰すると同時に、そ
の方向を変えてスイッチペダル59の端部66と本体5
5の外郭との空隙すなわち排気部58から排出される。
【0037】この結果、JIS方式で測定した騒音のレ
ベルは図7に示すように、聴覚的にもっとも耳障りな5
00〜6000Hzの広い周波数範囲で騒音が低減され
る。なお、屈曲部62、63を電動送風機60の排気口
60a付近に設けた例を示しているが、ダクト内のいず
れかに屈曲部を設ければ騒音の低減を図ることができる
ものである。
【0038】又図2〜4に示されるようにモーターケー
スウエ51の端面に凸状のリブ81を、モーターケース
シタ52の端部に前記凸状のリブ81が嵌まり合う溝部
82を設けたものである。
【0039】以上の構成によって、モーターケースウエ
51とモーターケースシタ52を組み合わせたとき、凸
状のリブ81と溝部82が嵌合し、ラビリンス効果でそ
の部分での排気漏れ並びに騒音漏れを防止出来るもので
ある。
【0040】さらに、図1に示すように、79は製造ラ
インでの電動送風機60の絶縁性能試験時の試験指(図
示せず)を挿入するための孔で、本体55の底部に設け
られている。そして孔79に対面するモーターケースシ
タ52の位置に、その孔79の径と同等、もしくはやや
大きい第2孔79aを設け、その第2孔79aの周囲に
筒体80をモーターケースシタ52に一体的に設け、さ
らに前記筒体80と本体55の底面との隙間Gを、本体
内の電気配線材料90の外径より小さく設定したもので
ある。
【0041】以上の構成によって、絶縁性能試験時に試
験指を孔79より筒体80を通って電動送風機60に当
て試験を行うが、筒体80と本体55の底面との隙間G
を電気配線材料90の外径より小さく設定しているの
で、電気配線材料が孔79の上部に入りこむことがない
ので、絶縁性能試験時に試験指が電気配線材料90に触
れることはない。
【0042】また、図5に於いて、83は、モーターケ
ースシタ52に一体的に形成され電動送風機60の後部
を支える支持部品78の外周を支持する支持部である。
【0043】これにより、モーターケースウエ51、モ
ーターケースシタ52の突き合わせ部で支持部品78を
支持するのに比べより高い強度で支持することができる
のものである。又組み立ての際、モーターケースシタ5
2に電動送風機60を組み込んだ状態で本体55に組み
込み、この後、モーターケースウエ51をモーターケー
スシタ52に組み立てることができ、組立作業がより容
易になるものである。
【0044】本実施例ではモーターケースを上下に二分
割しているが、左右に二分割して、いずれか一方に電動
送風機60の後部を支持する部分を設けることで同様の
効果が得られる事は言うまでもない。
【0045】(実施例2)次に本発明の第2の実施例を
図8〜11を用いて説明する。上記実施例と同一部品に
つきては、同一符号を用いて説明を省略する。
【0046】図に示すように、スイッチペダル59にリ
ブ状の引っ掛け部67を一体的に垂下させ、その先端に
前方に突出する突出部68を設けたものである。さらに
電動送風機室56の上部のこの引っ掛け部67に相対し
た部位に、前記電動送風機室56の内方で前記突出部6
8を係止する貫通孔69を設ける。
【0047】また前記スイッチペダル59の下方に、前
記突出部68が貫通孔69に係止されている時、前記電
動送風機室56の上部に触れない程度の長さを有する略
十字形の断面形状を有するリブ体70を設ける。さらに
このリブ体70に内接するコイルばね70aが設けら
れ、そのコイルばね70aの自然長は前記突出部68が
貫通孔69を貫通して係止されている時、前記電動送風
機室56の上壁の上面に当接する長さに設定されてい
る。
【0048】以上の構成によって、スイッチペダル59
を押すと、リブ体70に内接するコイルばね70aが圧
縮されながら降下し、引っ掛け部67が貫通孔69を貫
通して前記突出部68が電動送風機室56内方で係止さ
れ、掃除機本体へスイッチペダル59の組込みが完了す
る。したがって電動送風機室56の上部を覆う部品はス
イッチペダル59のみの一部品とすることができ、組み
立て性を大いに簡素化することができる。
【0049】さらに、図11に示すように、スイッチペ
ダル59の端部66をやや斜め下方に傾斜もしくは下方
へ屈曲させて設けたものである。
【0050】それにより、排気孔57から排出された排
気は一旦スイッチペダル59の裏面に衝突し、その後、
端部66の形状に沿って本体55の斜め下方へ排出さ
れ、排気風が使用者に直接当り不快感を与えることがな
くさらに、使用者に対する聴覚的な騒音をも低減するこ
とができる。
【0051】(実施例3)本発明の第3の実施例を図1
2、図13を用いて説明する。上記実施例と同一部品に
つきては、同一符号を用いて説明を省略する。
【0052】図12に示すように、第2の実施例に示し
たスイッチペダル59の排気孔57と対面する部位にウ
レタン材等から成る防音材71を設けたもので、排気孔
57から排出された排気は、その対面したスイッチペダ
ル59の裏面に衝突する際、吸音材71によって排気風
に含まれる音を減衰することができ、この結果、JIS
方式で測定した騒音のレベルは図13に示すように、2
50〜16000Hzの広い範囲で低減できる。
【0053】(実施例4)本発明の第4の実施例を図1
1、図14及び図15を用いて説明する。上記実施例と
同一部品につきては、同一符号を用いて説明を省略す
る。
【0054】ダクトウエ53とダクトシタ54のそれぞ
れの一部で形成される開口部90を設け、さらに本体5
5の外郭55aに、前記開口部90と同等もしくはやや
大きい第2開口部55bを設け、その第2開口部55b
をフィルター枠73の挿入口としたものである。
【0055】またフィルター枠73は、排気を流すべく
一方が開口部で他面の一部に複数の孔部84を設けたそ
の形状を略箱体にし、かつ第2開口部55bよりやや小
さく設定している。さらにこのフィルター枠73には、
第2開口部55bより挿入し、前記ダクトウエ53、ダ
クトシタ54の奥の壁に当接させた時、本体の外壁の一
部となるような蓋部91を一体に設けている。
【0056】又、本体55の外郭の一部で、フィルター
枠73の近傍に位置する部分に凹部85を設けている。
【0057】以上の構成によって、本体55に設けた凹
部85に指を入れることで、フィルター枠73を容易に
脱着することができ、フィルター枠73に保持されたフ
ィルター72の交換も極めて容易になるものである。
【0058】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明によれば、
掃除機本体に設けられた排気部と、電動送風機を覆うモ
ーターケースとを備え、前記モーターケースと排気部と
を少なくとも1ケの屈曲部を有するダクトで接続し、前
記電動送風機からの排気をダクトを通して前記排気部よ
り外部に排出するようにしたもので、電動送風機から排
出される排気は屈曲部に当たりながら排出されるので、
排気に含まれる音が減衰され、さらに本体外郭とモータ
ーケースもしくは本体外郭とダクトの二重壁によってよ
り遮音され、本体の外に出る騒音を大幅に低減できるも
のである。
【0059】本発明の請求項2記載の発明によれば、ダ
クトをモーターケースに一体的に形成することにより、
ダクトとモーターケースを接続する作業が不要となる
上、部品点数が減少することから、金型費、部品管理費
が削減できる。
【0060】本発明の請求項3記載の発明によれば、電
動送風機室の上部に設けられた排気孔と対向する部位
に、略平面部を有するカバー体を前記排気孔との間に所
定の空隙を設けて配したことにより、外部より異物が排
気孔に侵入して掃除機本体が故障することもなく、排気
孔から排出される排気風はカバー体の略平面部に衝突し
た後、スムーズに空隙から外部に排出されさらに、外観
上も見栄えがよくなる。
【0061】本発明の請求項4記載の発明によれば、カ
バー体を上下動自在のスイッチ等の操作ペダルとしたも
ので、請求項3記載の発明による効果に加え、操作ペダ
ルでカバー体を兼ねることで、部品点数が削減できるも
のである。
【0062】本発明の請求項5記載の発明によれば、モ
ーターケースを形成する2部品の一方の端面に凸状のリ
ブを、他方の端面に前記凸状のリブに嵌まり合う溝部を
設けてそれぞれを嵌合させることによりその部分でラビ
リンス効果により排気漏れ並びに騒音漏れを防止出来る
ものである。
【0063】本発明の請求項6記載の発明によれば、モ
ーターケースに設けた第2孔の周囲に設けた筒体の下端
と本体内底面との間の距離を本体内の電気部品を接続す
る電気配線材料の外径より小さく設定したことにより、
配線材料が孔の上部に入りこむことがないので、絶縁性
能試験時に試験指が配線材料に触れることはない。
【0064】本発明の請求項7記載の発明によれば、電
動送風機の前部を二分割して形成するモーターケースの
双方で直接あるいは間接的に支持し、後部をいずれか一
方のみで直接あるいは間接的に支持することから、重量
物である電動送風機の支持部での強度を上げることがで
きる。
【0065】本発明の請求項8記載の発明によれば、電
動送風機の後部を上下に二分割して形成するモーターケ
ースの下側のみで直接あるいは間接的に支持することか
ら、重量物である電動送風機の支持部の強度を上げると
ともに、あらかじめ下側のモーターケースに電動送風機
を組み込んだ状態で本体に組み込み、この後上側の部位
を組み立てることができ、組立作業がより容易になる。
【0066】本発明の請求項9記載の発明によれば、排
気孔の上方に設けられたカバー体の端部をやや斜め下方
もしくは下方へ屈曲させることにより、排気孔から排出
される電動送風機の排気が本体斜め下方へ排出され、排
気を使用者に直接当てないと同時に、使用者に対して聴
覚的な騒音を低減することができる。
【0067】本発明の請求項10記載の発明によれば、
排気孔の上方に設けられたカバー体の裏面にウレタン材
等の吸音材を設けたことにより、排気孔から排出された
排気は、その対面したカバー体の略平面部に衝突すると
同時に、吸音材によってその音を減衰することができ
る。
【0068】本発明の請求項11記載の発明によれば、
二分割したモーターケースの接合部に開口部を設け、本
体外郭にはこの開口部と同等もしくはやや大きい第2開
口部を設けてそれをフィルター枠の挿入口としたもの
で、フィルター枠の本体からの出し入れが容易で、かつ
モーターケース内にフィルター枠を収納することに成る
ので、別途フィルター枠収納用のスペースが不要になる
ものである。
【0069】本発明の請求項12記載の発明によれば、
フィルター枠近傍の本体の外郭の一部に凹部を設けたこ
とから、フィルター枠の装着、取り出しが極めて容易
で、しかもフィルターフィルターの交換も簡単になるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示した電気掃除機の要
部断面図
【図2】同電気掃除機のモーターケースウエの電動送風
機装着側から見た平面図
【図3】図2のA−A断面図
【図4】同電気掃除機のモーターケースシタの電動送風
機装着側から見た平面図
【図5】図4のB−B断面図
【図6】同モーターケースを組み立てた状態の外観斜視
【図7】同電気掃除機の騒音測定グラフ
【図8】本発明の第2の実施例を示した電気掃除機の要
部断面図
【図9】同電気掃除機のスイッチペダルの平面図
【図10】同スイッチペダルの要部断面図
【図11】同電気掃除機の要部断面図
【図12】本発明の第3の実施例を示したスイッチペダ
ルの受排気部の平面図
【図13】同電気掃除機の騒音測定グラフ
【図14】本発明の第4の実施例を示したフィルターケ
ースの平面図
【図15】同フィルターケースの外観斜視図
【図16】従来の電気掃除機の一部破断側面図
【図17】同電気掃除機の騒音測定グラフ
【符号の説明】
53 ダクトケースウエ(ダクト) 54 ダクトケースシタ(ダクト) 55 本体 55b 第2開口部 56 電動送風機室 57 排気孔 59 スイッチペダル(カバー体) 61 モーターケース 62 屈曲部 64 屈曲部 71 吸音材 73 フィルター枠 79 孔 79a 第2孔 80 筒体 81 凸状のリブ 82 溝部 85 凹部 90 開口部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方に集塵室、後方に電動送風機を内蔵
    する電動送風機室をそれぞれ有する本体と、前記集塵室
    と電動送風機室を仕切る隔壁と、本体に設けられ外気と
    連通する排気孔と、二分割された部品で形成され前記電
    動送風機を覆うモーターケースとを備え、前記モーター
    ケースと排気孔とを少なくとも1ケの屈曲部を有するダ
    クトで接続した電気掃除機。
  2. 【請求項2】 ダクトをモーターケースに一体的に形成
    した請求項1記載の電気掃除機。
  3. 【請求項3】 排気孔を電動送風機室の上部に設けると
    ともに、前記排気孔と対向する部位に、略平面部を有す
    るカバー体を前記排気孔との間に所定の空隙を設けて配
    した請求項1又は2記載の電気掃除機。
  4. 【請求項4】 カバー体を上下動自在のスイッチ等の操
    作ペダルとした請求項3記載の電気掃除機。
  5. 【請求項5】 モーターケースを形成する2部品の一方
    の端面に凸状のリブを、他方の端面に前記凸状のリブに
    嵌まり合う溝部を設け、前記凸状のリブを溝部に嵌合さ
    せてモーターケースを形成した請求項1〜4のいずれか
    1項記載の電気掃除機。
  6. 【請求項6】 本体底面に孔を設け、モーターケースの
    前記孔に対面する位置に第2孔を設け、前記第2孔の周
    囲に筒体を一体的にかつ下方に突出するように設け、前
    記筒体の下端と本体内底面との間の距離を本体内の電気
    部品を接続する電気配線材料の外径より小さく設定した
    請求項1〜5のいずれか1項記載の電気掃除機。
  7. 【請求項7】 電動送風機の前部を、モーターケースを
    形成する2部品で直接又は別部材を介して間接的に支持
    し、同電動送風機の後部をモーターケースを形成する2
    部品のいずれか一方のみで直接または別部材を介して間
    接的に支持した請求項1〜6のいずれか1項記載の電気
    掃除機。
  8. 【請求項8】 電動送風機の後部をモーターケースの2
    分割部品の内の下側部品のみで直接あるいは間接的に支
    持した請求項7記載の電気掃除機。
  9. 【請求項9】 排気孔の上方に設けられたカバー体の端
    部をやや斜め下方もしくは下方へ屈曲させた請求項3記
    載の電気掃除機。
  10. 【請求項10】 排気孔の上方に設けられたカバー体の
    裏面にウレタン材等の吸音材を設けた請求項3記載の気
    掃除機。
  11. 【請求項11】 二分割したダクトの一部に開口部を設
    け、さらに本体外郭に前記開口部と同等もしくはやや大
    きい第2開口部を前記開口部に対向させて設け、前記第
    2開口部をフィルター枠の挿入口とした請求項1〜10
    のいずれか1項記載の電気掃除機。
  12. 【請求項12】 本体の外郭の一部で、フィルター枠の
    近傍に位置する部分に凹部を設けた請求項1〜11のい
    ずれか1項記載の電気掃除機。
JP30155496A 1996-11-13 1996-11-13 電気掃除機 Pending JPH10137158A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30155496A JPH10137158A (ja) 1996-11-13 1996-11-13 電気掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30155496A JPH10137158A (ja) 1996-11-13 1996-11-13 電気掃除機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10137158A true JPH10137158A (ja) 1998-05-26

Family

ID=17898347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30155496A Pending JPH10137158A (ja) 1996-11-13 1996-11-13 電気掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10137158A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011224249A (ja) * 2010-04-22 2011-11-10 Hitachi Appliances Inc 電気掃除機
JP2015066121A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 株式会社東芝 電気掃除機
CN110165831A (zh) * 2018-06-25 2019-08-23 宁波洒哇地咔电器有限公司 电机结构及吸尘器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011224249A (ja) * 2010-04-22 2011-11-10 Hitachi Appliances Inc 電気掃除機
JP2015066121A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 株式会社東芝 電気掃除機
CN110165831A (zh) * 2018-06-25 2019-08-23 宁波洒哇地咔电器有限公司 电机结构及吸尘器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960014807B1 (ko) 전기청소기
US5720074A (en) Vacuum cleaner having a noise reduction system
JPH01305916A (ja) 電気掃除機
JPH10137158A (ja) 電気掃除機
US20030115712A1 (en) Motor housing for vacuum cleaner
KR20090035551A (ko) 진공 청소기
CN220365777U (zh) 一种风机及表面清洁设备
JPS5938212Y2 (ja) 電気掃除機
JPS6110586Y2 (ja)
KR0148955B1 (ko) 조립이 용이한 흡음방구조
JPH0547204B2 (ja)
JP2513840B2 (ja) 電気掃除機
JPS6332687Y2 (ja)
KR930008363B1 (ko) 저소음 진공청소기
JP2024031544A (ja) 電気掃除機
KR100231436B1 (ko) 진공청소기의 흡음방
JPH09149867A (ja) 電気掃除機
CN116696859A (zh) 一种风机及表面清洁设备
JPS6112917Y2 (ja)
JPS642690Y2 (ja)
JP2629453B2 (ja) 電気掃除機
JP2002136458A (ja) 電気掃除機
JP2558866B2 (ja) 同時給排式ダクト用換気扇
JPS6130426Y2 (ja)
JPH01268524A (ja) 電気掃除機

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050623

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060822

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061219