JPH10136777A - 苗接ぎ木におけるクリップの構造 - Google Patents

苗接ぎ木におけるクリップの構造

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JPH10136777A
JPH10136777A JP8294115A JP29411596A JPH10136777A JP H10136777 A JPH10136777 A JP H10136777A JP 8294115 A JP8294115 A JP 8294115A JP 29411596 A JP29411596 A JP 29411596A JP H10136777 A JPH10136777 A JP H10136777A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
seedling
pieces
clip pieces
stem
Prior art date
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Pending
Application number
JP8294115A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Koga
治夫 古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 苗接ぎ木に際して、その接合部をクリップに
て挟持する場合において、前記クリップの軽量化すると
共に、前記クリップを取り外すことを不必要にする。 【手段】 苗茎部Aの左右両側に、合成樹脂製にて断面
略U字状に形成したクリップ片1を、当該両クリップ片
が互いに向かい合うように配設し、この両クリップ片1
を、その左右両端に設けた組み継ぎ部1a,1bの嵌ま
り合いによって互いに結合して、苗茎部を挟持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台木用苗における
茎部に対して、穂木用苗から切り取った穂木を接合して
接ぎ木するに際して、その接合した状態に挟持するため
のクリップの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】一般に、
苗の接ぎ木は、台木用苗における茎部を斜めに切断する
一方、穂木用苗からその茎部を斜めに切断することによ
って穂木を切り取り、この穂木を、前記台木用苗におけ
る茎部に対して、切断面を合わせるように接合したの
ち、この接合状態に挟持することによって行うものであ
り、従来は、台木用苗と穂木との接合部分を、例えば、
特開平8−51864号公報等に記載されているよう
に、洗濯鋏等のように、金属ばねを使用したクリップに
て挟み付けることにより、前記した接合状態に挟持する
ようにしている。
【0003】しかし、この従来におけるクリップは、ば
ね式であるから、茎部における直径の変化に対応するこ
とができるものの、接ぎ木が完了すると、このクリップ
を取り外さなればならず、このクリップの取り外しに多
大の手数を必要とするのであり、しかも、ばね式である
ことにより重いから、苗の茎に曲がりが発生するおそれ
があると言う問題があった。
【0004】本発明は、これらの問題を解消したクリッ
プを提供することを技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「苗茎部の左右両側に、合成樹脂製に
て断面略U字状に形成したクリップ片を、当該両クリッ
プ片が互いに向かい合うように配設し、この両クリップ
片における左右両端の各々に、互いに嵌まり合うように
構成した組み継ぎ部を設ける。」と言う構成にした。
【0006】
【発明の作用・効果】この構成において、苗茎部の左右
両側に向かい合わせに配設した両クリップ片を、互いに
接近するように押圧することにより、この両クリップ片
は、その左右両端における組み継ぎ部が互いに嵌まり合
うようにして結合されるから、その間における苗茎部を
確実に挟持できる。
【0007】つまり、本発明のクリップは、両クリップ
片における組み継ぎ部の嵌まり合いによって苗茎部を挟
持するものであって、両クリップ片における組み継ぎ部
の嵌まり合いは、苗茎部の成長につれて次第に外れるこ
とになるから、従来のクリップのように、苗茎部から取
り外すことを必要としないのである。しかも、本発明の
クリップは、合成樹脂製であって、従来のように金属製
ばねを必要とせずに軽いから、苗の茎に曲がりが発生す
ることを確実に低減できる効果を有する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1及び図2の図面について説明する。この図において、
符号1は、左右一対のクリップ片を示し、この両クラン
プ片1は、合成樹脂にて断面略U字状に形成されてい
る。前記両クリップ片1における一端を、二つの突起1
a′を有する雌型の組み継ぎ部1aに形成する一方、他
端を、前記雌型の組み継ぎ部1aにおける二つの突起1
a′間に嵌まり係合する一つ突起1b′を有する雄型の
組み継ぎ部1bに形成する。
【0009】そして、前記両クリップ片1を、苗茎部A
の左右両側に、互いに対称形に向かい合うように配設し
たのち、互いに接近するように押圧する。すると、両ク
リップ片1は、その一方の雌型組み継ぎ部1aにおける
切り込み溝1a′内に他方の雄型の組み継ぎ部1bにお
ける突起1b′が嵌まり係合すると言うように、その左
右両端における組み継ぎ部1a,1bが互いに嵌まり合
うようにして結合されるから、その間における苗茎部A
を確実に挟持できるのである。
【0010】この場合において、前記実施形態は、組み
継ぎ部1a,1bを、雌型の組み継ぎ部1aに二つの突
起1a′を雄型の組み継ぎ部1bに一つの突起1b′を
設けた三枚型に形成した場合を示したが、本発明は、こ
れに限らず、雌型の組み継ぎ部1aに三つの突起1a′
を雄型の組み継ぎ部1bに二つの突起1b′を設けた五
枚型に形成しても良いことは言うまでもない。
【0011】また、前記両クリップ片1のうちいずれか
一方又は両方を、透明合成樹脂製にすることにより、こ
れによって挟持した苗茎部の状態を外側から透視するこ
とができる。なお、前記両クリップ片1にて苗茎部Aを
挟持するに際しては、以下に述べるような装置を適用す
ることが好ましい。
【0012】すなわち、前記苗茎部Aにおける左右両側
の各々に、図3及び図4に示すように、ホルダーBを、
苗茎部Aに向かって前進動したのち後退動するように配
設して、この両ホルダーBにおける前端面に、前記クリ
ップ片1を、当該クリップ片1の背面に一体的に設けた
リブ1cを溝bに嵌める等の手段にて係止したのち、前
記両ホルダーBを、図5及び図6に示すように、苗茎部
Aに向かって同時に前進動することにより、この両ホル
ダーBの前端面に係止したクリップ片1は、その左右両
端における組み継ぎ部1a,1bが互いに嵌まり合うよ
うにして結合されることになるから、前記苗茎部Aを挟
持することができる。
【0013】なお、この両クリップ片1による挟持に際
しては、前記苗茎部Aのうち前記クリップ片1より上方
の部分と下方の部分とを、図3に二点鎖線で示すように
クランプ機構F,Gにてクランプする。また、両ホルタ
ーBを前進動するに際しては、その前進動したときにお
けるその間の間隔寸法Sを、前記苗茎部Aにおける直径
dに合わせて調節することにより、苗茎部Aを常に適当
な力で挟持できるようにする。
【0014】更にまた、前記両ホルダーBの前端面に対
してクリップ片1を供給するに際しては、以下に述べる
二つの方法がある。すなわち、その一つは、図7に示す
ように、図示しないホッパーに入れたクリップ片1をパ
ーツフィーダーにて一列状に整列したのちシュートCを
介して、後退位置における両ホルダーBに供給すると言
う方法である。
【0015】また、他の方法は、図8に示すように、ク
リップ片1の多数個を、その背面におけるリブ1cにて
一列状に一体的に連ねた形態にして、その先端における
一つのクリップ片1を、シュートDを介して後退位置に
おける両ホルダーBに供給したのち、当該一つのクリッ
プ片1におけるリブ1cをカッターEにて切断すると言
う方法であり、これらの方法によると、両ホッパーBに
対してクリップ片1を供給することを自動化することが
できるから、ひいては、両クリップ片1にて苗茎部Aを
挟持することを自動化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリップの実施形態を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明のクリップにて苗茎部を挟持した状態を
示す斜視図である。
【図3】本発明のクリップにて苗茎部を挟持するために
使用する装置を示す縦断正面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】前記装置の作用状態を示す図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】前記装置の変形例を示す図である。
【図8】前記装置の更に別の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 クリップ片 1a,1b 組み継ぎ部 1a′,1b′ 突起 A 苗茎部 B ホルダー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】苗茎部の左右両側に、合成樹脂製にて断面
    略U字状に形成したクリップ片を、当該両クリップ片が
    互いに向かい合うように配設し、この両クリップ片にお
    ける左右両端の各々に、互いに嵌まり合うように構成し
    た組み継ぎ部を設けたことを特徴とする苗接ぎ木におけ
    るクリップの構造。
JP8294115A 1996-11-06 1996-11-06 苗接ぎ木におけるクリップの構造 Pending JPH10136777A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8294115A JPH10136777A (ja) 1996-11-06 1996-11-06 苗接ぎ木におけるクリップの構造

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JP8294115A JPH10136777A (ja) 1996-11-06 1996-11-06 苗接ぎ木におけるクリップの構造

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JPH10136777A true JPH10136777A (ja) 1998-05-26

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ID=17803491

Family Applications (1)

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JP8294115A Pending JPH10136777A (ja) 1996-11-06 1996-11-06 苗接ぎ木におけるクリップの構造

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JP (1) JPH10136777A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1022993C2 (nl) * 2003-03-21 2004-09-22 H B Engineering B V I O Houder voor plantenstekken en inrichting voor de vervaardiging van een dergelijke houder.
NL1023590C2 (nl) * 2003-03-21 2004-09-22 H B Engineering B V I O Inrichting voor het poten van plantenstekken en houder voor plantenstekken.

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1022993C2 (nl) * 2003-03-21 2004-09-22 H B Engineering B V I O Houder voor plantenstekken en inrichting voor de vervaardiging van een dergelijke houder.
EP1459619A1 (en) * 2003-03-21 2004-09-22 H.B. Engineering B.V. Holder for plant cuttings and device for manufacturing such a holder
NL1023590C2 (nl) * 2003-03-21 2004-09-22 H B Engineering B V I O Inrichting voor het poten van plantenstekken en houder voor plantenstekken.

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