JP2507459B2 - 光ファイバコネクタの心線固定方法 - Google Patents

光ファイバコネクタの心線固定方法

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JP2507459B2 JP19645187A JP19645187A JP2507459B2 JP 2507459 B2 JP2507459 B2 JP 2507459B2 JP 19645187 A JP19645187 A JP 19645187A JP 19645187 A JP19645187 A JP 19645187A JP 2507459 B2 JP2507459 B2 JP 2507459B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は光通信ケーブルにおける、単心コネクタのフ
ェルールに光ファイバ心線を固定する方法に関する。
(従来の技術) 第4図は通信回線のケーブル(光ファイバケーブル)
故障に際して、応急に回線を復旧させる状態を示す概要
図である。
第4図に示すように、故障ケーブル1の代わりに応急
光ファイバケーブル2を布設し、これと本ケーブル3を
接続するときに、第5図に示すように、本ケーブル側に
応急光クロージャ4内に集合アダプタ5に嵌合して設け
る単心コネクタ6を作成する。
第6図は第5図に示す単心コネクタの拡大図であっ
て、単心コネクタ6はフェルール7に本ケーブル3の光
ファイバ心線8を挿入し、ねじ9で固定することによっ
て作成されたものをセットしたものである。なお10はば
ねである。
従来のフェルールに光ファイバ心線を固定する技術
は、第8図に示す光ファイバ心線8の被覆を除去し、所
定長にカットしたファイバ11を、第9図に示す矢印のよ
うにフェルールに挿入し、フェルール端面から突き出し
たファイバ先端12を、フェルール内にわずかに引き戻
し、軽くフェルールのねじ9をしめて仮固定する。13は
ストッパーである。
次にその仮固定したフェルールを第7図に示す組立て
治具の突き当て具14を挿入し、フェルール後端をクラン
プ15で固定し、仮固定したねじ9をゆるめて、ファイバ
心線8を軽く押し込み、ファイバ先端を突き当て具14の
内部端面に突き当てる。その状態のまま反対の手でフェ
ルール後端のねじ9を完全に締め込んででき上がる。あ
とはクランプ15を開放して、フェルールを取り出す。16
はクランプの締めねじである。
以上が従来の方法であるが、この方法では一度フェル
ール先端から突き出したファイバをフェルール内に引き
戻し、仮固定しなければならない。
また、突き当て具の内部端面にファイバを突き当てる
のに、当っているかどうか、手での感覚では判断がむず
かしい。また押しすぎるとファイバが簡単に折れる。こ
の時点で折れないものは、フェルール内でファイバがし
なり、ねじ固定する時に折れる。
このように手での感覚的な調整固定は非常にむずかし
い。
またでき上りのファイバの突出し量は、従来の経験則
から「ファイバ径の半分までを良とする」となってい
る。このことはファイバ径が125ミクロンであるので約6
2ミクロンまでが良となる。
ファイバ先端がフェルール先端から突き出ていない時
は不良である。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、フェルール先端に押し込み具の突き当て面
を突き合せることをもって、フェルール内でのファイバ
の断線防止とファイバの適正な突出し量の確保、作業の
迅速化の点を解決した光ファイバコネクタの心線の固定
方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) ストッパで被覆を除去し光ファイバカッタでファイバ
を所定長カットした光ファイバを用意し、該光ファイバ
をフェルールのねじの方から挿入し、先端からファイバ
が突き出た状態で、該フェルールを単心コネクタ組立て
治具のクランプに固定し、次に該フェルールに挿入した
光ファイバをファイバ押え台の置き台にのせて蓋をし、
該フェルールの先端から押し込み具の突き当て面に該フ
ェルールの先端が突き当たるまで該押し込み具を押し込
み、該フェルールのねじをきつく締めた後、ファイバ押
え台の蓋を開き、前記クランプを開放して前記押し込み
具を引きはずして、単心コネクタのフェルールを作成
し、このフェルール内に光ファイバ心線を固定する。
すなわち、本発明は第1図(I)に示すフェルール先
端に、第1図(II)に示すように、押し込み具20を挿入
してフェルールの先端から突き出たファイバ12をフェル
ールに押し戻し、第2図に示す突き当て面24とフェルー
ルの先端面を接合させた状態で、光ファイバをフェルー
ルに固定する。
また、本発明では第1図(II)に示すファイバ押え台
17の作用により押し込み具20によってわずかに押し戻さ
れた時に生ずるファイバ自体のばねで、光ファイバが押
し込み具の突き当て面に押し当ったままの状態となる。
従来の技術とはフェルール先端から突き出したファイ
バをフェルール内に引き戻し、仮固定したものを第7図
に示す単心コネクタ組立て治具の突き当て具14に挿入し
フェルール後端をクランプ15で固定し、仮固定したねじ
9をゆるめて、ファイバ心線8を軽く押し込み、ファイ
バ先端を突き当て具14に突き当てていたのと異なる。
またファイバを手で第7図に示す突き当て具8に突き
当て、そのまま調整固定していた従来の方法と異なる。
(実施例) 第1図(I),(II)は本発明の一実施例の作業過程
を示す図であって、10はばね、12は光ファイバ、15はク
ランプ、16は締めねじ、17はファイバ押え台、18は光フ
ァイバ心線を置く置き台、19は蓋、20は押し込み具、21
は台である。
第2図(a)は押し込み具の部分断面を示した平面図
であって、フェルール先端から突き出ているファイバを
押し込める押し込み具を示し、22は押し込み具本体、23
はねじ、24は突き当て面、25はフェルール先端入口面、
26は孔である。第2図(b)は第2図(a)の側面図で
ある。第2図(a)に示す突き当て面24とフェルール先
端入口面25の間の長さLは、フェルール先端から第9図
に示すストッパー13までの長さ以内の長さである。
第3図(a),(b)は単心コネクタ組立て治具の側
面図、平面図であって、台21の上にフェルールを固定す
るクランプ15があり、ある程度離れた位置にファイバ押
え台17が固定されている。クランプ15は上蓋が半開きす
る構造で閉じた時締ねじ16でフェルールを固定する構造
になっている。ファイバ押え台17は蓋19が半開きする構
造で、光ファイバを蓋19で押さえる構造になっている。
実施例はまずストリッパーで被覆を除去し光ファイバ
カッタでファイバを所定長カットした光ファイバ(第8
図と同様のもの)を用意する。その光ファイバを第9図
に示すように、フェルールのねじの方から挿入し先端よ
りファイバが突き出た状態でフェルールを第1図(I)
に示す単心コネクタ組立て治具のクランプ15に固定す
る。
次にフェルールに挿入した光ファイバ心線をファイバ
押え台17の置き台18にのせ蓋19をする。フェルールの先
端から第1図(II)に示す押し込み具20を第2図に示す
突き出て面24にフェルールの先端が突き当たるまで押し
込んだ後、フェルールのねじ9をきつく締める。
次にファイバ押え台17の蓋18を開き、クランプ15を開
放して押し込み具20を引きはずしてでき上る。
本発明は前述のような方法であるので、最初、フェル
ール先端からファイバが長く突き出ていても、ファイバ
押え台17の右の位置でファイバを引くこともできるし、
クランプの右の位置でファイバを押し込むこともでき
る。そして第1図(II)に示す押し込み具20で、フェル
ール先端面からわずかに突き出ている第1図(I)に示
すファイバ12を押し込んでも、ある程度離れた位置に、
第1図(II)に示すファイバ押え台17で、ファイバを押
えているので、フェルール内でファイバがしなうこと
も、折れることもない。また押された分がばねになり、
第2図に示す押し込み具の突き当て面24よりファイバが
離れることがない。本発明の方法により実施した実験デ
ータを次頁に表にして示す。
実験方法は光ファイバの片端に光源を接続し、反対端
にパワーメータを接続しておく。そして中央部分で単心
コネクタの作成を行い、導通確認をした。
所要時間は光ファイバの被覆除去から単心コネクタ作
成までの時間、測定数は所要時間に作成した総本数であ
る。
断線数は光が通るか通らないかにより判定し、その通
らない数である。
完成数は光が通った数である。
実験結果は、前頁の表に示す通り新しい組立て治具を
用いた場合は、所要時間と完成数を見ればわかるよう
に、単心コネクタの作成時間は1/2の時間であり、断線
は1本もなかった。
(発明の効果) 以上のような結果から明らかなように、本発明の光フ
ァイバの心線固定方法は、従来の技術に比べて手でファ
イバを調整することなく、固定できるので、誰でも短時
間に、心線を折ることなく、適度な突出し量を有し、し
たがって接続損失の少ないコネクタ用フェルールが得ら
れるので、短時間で復旧せねばならない光線路の応急工
事に好適な固定方法である。
またそのための作業人員が少なくて済むので、経済化
を図ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図(I),(II)は本発明の一実施例の作業過程を
示す図、 第2図(a)は押し込み具の部分断面を示した平面図、 第2図(b)は第2図(a)の側面図、 第3図(a)は単心コネクタ組立て治具の側面図、 第3図(b)は第3図(a)の平面図、 第4図は通信回線のケーブル故障に際して、応急に回線
を復旧させる状態を示す概要図、 第5図は応急光クロージャ内の単心コネクタを示す図、 第6図は第5図に示す単心コネクタの拡大図、 第7図はフェルール端面よりファイバをわずかに引き戻
したフェルールを突き当て具に挿入しクランプで固定し
た状態の単心コネクタ組立て治具を示す図、 第8図は光ファイバおよび光ファイバ心線を示す図、 第9図はフェルールに光ファイバを挿入した状態を示す
図である。 1……故障ケーブル(光ファイバケーブル) 2……応急光ファイバケーブル 3……本ケーブル、4……応急光クロージャ 5……集合アダプタ、6……単心コネクタ 7……フェルール、8……光ファイバ心線 9……ねじ、10……ばね 11……ファイバ、12……ファイバ先端 13……ストッパ、14……突き当て具 15……クランプ、16……締めねじ 17……ファイバ押え台、18……置き台 19……蓋、20……押し込み具

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストリッパで被覆を除去し光ファイバカッ
    タでファイバを所定長カットした光ファイバを用意し、
    該光ファイバをフェルールのねじの方から挿入し、先端
    からファイバが突き出た状態で、該フェルールを単心コ
    ネクタ組立て治具のクランプに固定し、次に該フェルー
    ルに挿入した光ファイバをファイバ押え台の置き台にの
    せて蓋をし、該フェルールの先端から押し込み具の突き
    当て面に該フェルールの先端が突き当たるまで該押し込
    み具を押し込み、該フェルールのねじをきつく締めた
    後、ファイバ押え台の蓋を開き、前記クランプを開放し
    て前記押し込み具を引きはずして、単心コネクタのフェ
    ルールを作成し、このフェルール内に光ファイバ心線を
    固定することを特徴とする光ファイバコネクタ心線固定
    方法。
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