JPH071730U - 接ぎ木具 - Google Patents

接ぎ木具

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JPH071730U
JPH071730U JP3243593U JP3243593U JPH071730U JP H071730 U JPH071730 U JP H071730U JP 3243593 U JP3243593 U JP 3243593U JP 3243593 U JP3243593 U JP 3243593U JP H071730 U JPH071730 U JP H071730U
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JP
Japan
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holding
main
stem
knobs
holding body
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Pending
Application number
JP3243593U
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English (en)
Inventor
延浩 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Original Assignee
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yanma Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication of JPH071730U publication Critical patent/JPH071730U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】接ぎ木のための台木及び穂木の茎を別別に抱持
し、且つ茎の軸線方向に接合力を付与して、活着性を向
上させる。 【構成】上下一対の主摘み体2,3と、その主摘み体の
先端に固着し、且つ筒状の一側に切離し部6を有する抱
持体4,5とにより構成し、各抱持体4,5は、茎a,
bをその外周から抱持するように当該抱持体の筒直径方
向に弾性変形するように構成し、各抱持体の外面には、
それ自身の弾性力に抗して切離し部6の間隔を拡げるた
めの副摘み片7,7を突設する一方、上下一対の主摘み
体2,3を、その両者の長手方向中途部箇所を中心に相
互に上下回動自在となし、該両主摘み体2,3には、そ
の両者に跨がって装架したばね体12の付勢力にて、上
下の抱持体4,5の上下間隔が接近するように構成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、台木の茎と穂木の茎とを、その両者の切断面箇所にて接合(重ね合 わせ)して固定する接ぎ木具の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、台木の茎と穂木の茎とをその両者の切断面箇所にて固定するための接ぎ 木具としては、特開平2−107125号公報、特開平4−304817号公報 、特開平5−30856号公報等に開示されているように、洗濯挟み状の接ぎ木 クリップや熱収縮性のチューブ片が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、洗濯挟み状のクリップは、その左右一対の抱持部の間隔が狭ま るとき茎を外周から挟んで固定するように構成されたものであり、台木の茎部と 穂木の茎の両方に跨がって抱持するので、両方の茎の直径に大小があるときには 、大径の茎を挟持する箇所ではクリップの挟持力が強すぎて茎を傷めるし、反対 に小径の茎に対しては挟持力が弱すぎ、茎同士の固定が不完全となって接ぎ木作 用が果たせないという問題がある。
【0004】 この問題を解消するには挟持する茎の直径に適合するように、クリップの抱持 部の内周円弧形状を種々のものを準備する必要がある。 他方、熱収縮性のチューブ片にて茎を抱持するものでは、固定作業に際して熱 を加える必要があるため、台木及び穂木に当たる熱エネルギーにより茎内の水分 が放出されるから、固定作業後直ちに茎の接合部への水分の追加作業を行わなけ ればならず手間が掛かるという問題があった。
【0005】 また、台木と穂木の両茎を予め同軸線上に位置合わせした状態で、前記熱収縮 性のチューブ片をその接合部に接近させる作業が必要で、しかもこれら固定手段 は寸法の小さいものであるから、接ぎ木作業を手作業で実行する場合の取扱いが 面倒である等の問題を生じていた。 さらに、前記のクリップは台木と穂木との両茎の外周を挟持するだけであるか ら、両茎をその接合面(切断面)に向けて茎軸線方向に押圧する作用がなく、両 茎の接合面に隙間が出来たままの状態で挟持すると活着率が低下すると言う問題 もあった。
【0006】 本考案は、前記従来技術における問題を解決した接ぎ木具を提供することを目 的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本考案の接ぎ木具は、上下一対の主摘み体と、該各 主摘み体の先端に固着し、且つ筒状の一側を切離してなる抱持体とにより構成し 、各抱持体は、茎をその外周から抱持するように当該抱持体の筒直径方向に弾性 変形するように構成し、各抱持体の外面には、それ自身の弾性力に抗して前記切 離し部の間隔を拡げるための副摘み片を突設する一方、前記上下一対の主摘み体 を、その両者の長手方向中途部箇所を中心に相互に上下回動自在となし、該両主 摘み体には、その両者に跨がって装架したばね体の付勢力にて、前記上下の抱持 体の上下間隔が接近するように構成したものである。
【0008】
【実施例】
次に本考案を具体化した実施例について説明すると、図1は接ぎ木具1の一部 断面側面図、図2は平面図を示し、接ぎ木具1は、図示したように、上下一対の 主摘み体2,3と、該各主摘み体2,3の先端に固着し、且つ筒状の一側に切離 し部6を有する抱持体4,5とにより構成されている。
【0009】 各抱持体4,5は、台木Aの茎a及び穂木Bの茎bを、それぞれその外周から 抱持するように、当該各抱持体の筒直径方向に弾性変形可能な材料からなり、例 えば、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン 樹脂、ポリアミド樹脂等の材料を使用する。この場合、一方の主摘み体2と抱持 体4、他方の主摘み体3と抱持体5をそれぞれ射出成形にて一体的に形成しても 良いし、主摘み体と抱持体とを別材料とし、いわゆる2色成形を実行しても良い 。
【0010】 前記各抱持体4,5の外面には、それ自身の弾性力に抗して前記切離し部6の 間隔を拡げるための左右一対の副摘み片7,7が各々突設されている。従って、 左右一対の副摘み片7,7の外側を指で摘んで力を入れると、各抱持体4,5の 切離し部6の間隔が広がり、力を緩めると各抱持体4,5の筒直径(D)は元に 戻ることになる。
【0011】 上下の主摘み体2,3にはその長手方向中途部に凸円弧部8,8を形成し、そ の一方に突起9を、他方には突起9に揺動可能で位置ずれ不能に嵌合する嵌合凹 所10を形成する。また、コ字型の付勢ばね体12はその中途部が貫通孔11を 通過し、付勢ばね体12の自由端が前記上下一対の主摘み体2,3の外側の溝部 13,13の箇所内にて前記抱持体4,5に接近するように挟みつけ装架するこ とより、前記凸円弧部8,8箇所を中心に主摘み体2,3が相互に上下回動自在 で、且つ抱持体4,5の上下間隔が互いに接近するように付勢される。
【0012】 また、両主摘み体2,3の内面側には前記両抱持体4,5に近い部位に接近規 制用の凸部14を一体的に造形してある。この構成により、上下一対の主摘み体 2,3の自由端側を外から指で挟んで外力を加えると、前記ばね体12のばね力 に抗して、抱持体4,5の上下間隔を拡げることができ、指の力を解除すると、 抱持体4,5の上下間隔が狭まるが、凸部14,14同士が接当すると、それ以 1の接近は規制されるのである(図1の状態参照)。
【0013】 接ぎ木作業を実行するには、まず、上側の抱持体4における副摘み片7,7を 指で摘んで力を入れ切離し部6の間隔を拡げた状態にして穂木の茎bを抱持体4 の筒部内に軸線方向に沿って挿入したのち、副摘み片7,7の指の力を緩める。 これにより抱持体4には穂木Bがずれ落ち不能に抱持されたことになる。 次いで、上下両主摘み体2,3の自由端側に指の力を入れて上下の抱持体4, 5の間隔を拡げた状態のまま、下側の抱持体5の副摘み片7,7に指の力を入れ 、台木Aの茎aを下側抱持体5の筒部内に軸線方向に沿って挿入して力を緩める と、台木の茎aはずれ落ち不能に抱持されることになる。
【0014】 次に上下両主摘み体2,3の自由端側の指の力を緩めると(図3参照)、下側 の抱持体5に抱持された台木の茎aと上側の抱持体4に抱持された穂木の茎bの 切断面(接合面)同士が茎の軸栓方向に強く押圧された状態に保持できることに なる(図4参照)。なお、そのようにするためには、抱持させる茎a,bの切断 面が上下両抱持体4,5間に適当に出ているようにセットすることを要する。
【0015】 前記実施例では、接ぎ木具1における上下両主摘み体2,3の凸円弧部8,8 を中心に回動するように構成したが、枢着ピンにて上下両主摘み体2,3の長手 方向中途部を回動可能に連結しても良いのである。 なお、図示しないが、トレイに台木を植えたままで本考案の接ぎ木具を使用し て穂木を接合することができることはいうまでもない。 活着作用が昂進させることができる。
【0016】
【考案の作用・効果】
以上に説明したように、本考案の接ぎ木具は、上下一対の主摘み体と、該各主 摘み体の先端に固着し、且つ筒状の一側を切離してなる抱持体とにより構成し、 各抱持体は、茎をその外周から抱持するように当該抱持体の筒直径方向に弾性変 形するように構成し、各抱持体の外面には、それ自身の弾性力に抗して前記切離 し部の間隔を拡げるための副摘み片を突設する一方、前記上下一対の主摘み体を 、その両者の長手方向中途部箇所を中心に相互に上下回動自在となし、該両主摘 み体には、その両者に跨がって装架したばね体の付勢力にて、前記上下の抱持体 の上下間隔が接近するように構成したものであるから、上下の各抱持体に穂木の 茎と台木の茎とを各々独立的に抱持することができ、従って、台木と穂木の各茎 の直径が異なっていても、それぞれ確実に茎を抱持することができるという効果 を奏する。
【0017】 また、上下両主摘み体は、その長手方向中途部箇所を中心に相互に上下回動自 在となし、該両主摘み体には、その両者に跨がって装架したばね体の付勢力にて 、前記上下の抱持体の上下間隔が接近するように構成したものであるから、各抱 持体に抱持された茎をその軸線方向に強く接合させることができることになり、 活着性を格段に向上させることができるという顕著な効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】接ぎ木具の一部断面側面図である。
【図2】平面図である。
【図3】接ぎ木作業状態を示す説明図である。
【図4】接ぎ木作業完了状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 接ぎ木具 2,3 主摘み体 4,5 抱持体 6 切離し部 7 副摘み片 12 ばね体 a 台木の茎 b 穂木の茎

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】台木の茎と穂木の茎とを、その両者の切断
    面箇所にて接合して固定する接ぎ木具であって、上下一
    対の主摘み体と、該各主摘み体の先端に固着し、且つ筒
    状の一側を切離してなる抱持体とにより構成し、各抱持
    体は、茎をその外周から抱持するように当該抱持体の筒
    直径方向に弾性変形するように構成し、各抱持体の外面
    には、それ自身の弾性力に抗して前記切離し部の間隔を
    拡げるための副摘み片を突設する一方、前記上下一対の
    主摘み体を、その両者の長手方向中途部箇所を中心に相
    互に上下回動自在となし、該両主摘み体には、その両者
    に跨がって装架したばね体の付勢力にて、前記上下の抱
    持体の上下間隔が接近するように構成したことを特徴と
    する接ぎ木具。
JP3243593U 1993-06-16 1993-06-16 接ぎ木具 Pending JPH071730U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5016289A (ja) * 1973-06-20 1975-02-20

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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