JPH10215680A - 接ぎ木用接合具 - Google Patents
接ぎ木用接合具Info
- Publication number
- JPH10215680A JPH10215680A JP9021166A JP2116697A JPH10215680A JP H10215680 A JPH10215680 A JP H10215680A JP 9021166 A JP9021166 A JP 9021166A JP 2116697 A JP2116697 A JP 2116697A JP H10215680 A JPH10215680 A JP H10215680A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seedling
- grafting
- clip
- forming
- projection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cultivation Of Plants (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】接ぎ木クリップは硬い弾力性のない合成樹脂で
形成しているので、挟持力が強いと台木苗あるいは穂木
苗を傷つけ、反対に弱いと苗の脱落や接合部の外れ等を
生じ、接合率・活着率の低下を引き起こす。 【解決手段】可撓性の樹脂材で一体成形した互いにはめ
合い可能な凹部１と凸部２を両端部に設け、中央部には
接ぎ木苗３の接合部を押える湾曲部４を設け、該湾曲部
４の中央部に先端部を球状に形成した突起５を前側に向
けて設け、この突起５を挟んで左右両側位置に内側前方
に向かう突起５を設けてなる一対のクリップ片からなる
接ぎ木用接合具。
形成しているので、挟持力が強いと台木苗あるいは穂木
苗を傷つけ、反対に弱いと苗の脱落や接合部の外れ等を
生じ、接合率・活着率の低下を引き起こす。 【解決手段】可撓性の樹脂材で一体成形した互いにはめ
合い可能な凹部１と凸部２を両端部に設け、中央部には
接ぎ木苗３の接合部を押える湾曲部４を設け、該湾曲部
４の中央部に先端部を球状に形成した突起５を前側に向
けて設け、この突起５を挟んで左右両側位置に内側前方
に向かう突起５を設けてなる一対のクリップ片からなる
接ぎ木用接合具。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、台木苗と穂木苗
とを接合して接ぎ木苗を製造する接ぎ木用接合具に関す
る。
とを接合して接ぎ木苗を製造する接ぎ木用接合具に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】中間部に非リング状の弾性体を設けた一
対のクリップ片よりなる接ぎ木クリップや内側に凹部・
凸部を有する矩形上の一対のクリップ片からなる接ぎ木
クリップと該接ぎ木クリップを押し出すクリップハンド
で構成した接ぎ木用クリップがある。
対のクリップ片よりなる接ぎ木クリップや内側に凹部・
凸部を有する矩形上の一対のクリップ片からなる接ぎ木
クリップと該接ぎ木クリップを押し出すクリップハンド
で構成した接ぎ木用クリップがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記接
ぎ木クリップは硬い弾力性のない合成樹脂で形成してい
るので、挟持力が強いと台木苗あるいは穂木苗を傷つ
け、反対に弱いと苗の脱落や接合部の外れ等を生じ、接
合率・活着率の低下を引き起こす。
ぎ木クリップは硬い弾力性のない合成樹脂で形成してい
るので、挟持力が強いと台木苗あるいは穂木苗を傷つ
け、反対に弱いと苗の脱落や接合部の外れ等を生じ、接
合率・活着率の低下を引き起こす。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は、接合率等を
向上する接ぎ木装置を提供するものであって、つぎの技
術的手段を講じた。即ち、両端部に互いにはめ合い可能
な凹部１と凸部２を有すると共に中央部には接ぎ木苗の
接合部３を押える湾曲部４を有し、該湾曲部４に凸部５
を設けてなる接ぎ木用接合具とする。
向上する接ぎ木装置を提供するものであって、つぎの技
術的手段を講じた。即ち、両端部に互いにはめ合い可能
な凹部１と凸部２を有すると共に中央部には接ぎ木苗の
接合部３を押える湾曲部４を有し、該湾曲部４に凸部５
を設けてなる接ぎ木用接合具とする。
【０００５】
【作用】接ぎ木に用いる台木苗と穂木苗を切断し、夫れ
夫れの切断面を合わせる。つぎに、該苗を挾んで対向す
る接合具を接近させ、凹部１と凸部２とを互いにはめ合
う。中央部の湾曲部１０に設けた凸部５が台木苗と穂木
苗の接合部を押える。
夫れの切断面を合わせる。つぎに、該苗を挾んで対向す
る接合具を接近させ、凹部１と凸部２とを互いにはめ合
う。中央部の湾曲部１０に設けた凸部５が台木苗と穂木
苗の接合部を押える。
【０００６】
【効果】苗の軸の押しつぶれがなく、接合率を高めるこ
とができる。
とができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
面に基づいて具体的に説明する。まず、その構成につい
て説明すると、接合具である接ぎ木用クリップ６は、一
対のクリップ片７，８で構成され、可撓性の樹脂材によ
り中央部を外側に向けて弧状に湾曲した湾曲部４と、こ
の湾曲部４の横方向の一端部に一体で前側に設けた凹部
１と、その横方向の他端部に一体で前側に設け且つ相手
の凹部１に入って略密着する凸部２とを設けている。
そして、該クリップ片７，８の凹部１と凸部２の夫れ夫
れの背面にクリップハンド９の先端左右両端面１２ａと
当接する平らな受け面１０、１１を設け、中央部にクリ
ップハンド９の先端中央端面１２ｂに接当する受け面１
３を設けている。なお、クリップ片７，８は分解する素
材で形成してもよく、これで形成すると環境にも優れて
いる。
面に基づいて具体的に説明する。まず、その構成につい
て説明すると、接合具である接ぎ木用クリップ６は、一
対のクリップ片７，８で構成され、可撓性の樹脂材によ
り中央部を外側に向けて弧状に湾曲した湾曲部４と、こ
の湾曲部４の横方向の一端部に一体で前側に設けた凹部
１と、その横方向の他端部に一体で前側に設け且つ相手
の凹部１に入って略密着する凸部２とを設けている。
そして、該クリップ片７，８の凹部１と凸部２の夫れ夫
れの背面にクリップハンド９の先端左右両端面１２ａと
当接する平らな受け面１０、１１を設け、中央部にクリ
ップハンド９の先端中央端面１２ｂに接当する受け面１
３を設けている。なお、クリップ片７，８は分解する素
材で形成してもよく、これで形成すると環境にも優れて
いる。
【０００８】そして、該湾曲部１０の前面の中央部に先
端部を球状に形成した突起５を前方に向けて設け、該突
起５を挟んで左右両側に先端部を球状に形成した突起５
を内側斜め前方に向けて設けている。また、クリップ片
７，８は紐状でロ−ル状に連続して形成しており、繰り
出し装置（図示せず）によって繰り出されると共に切断
装置（図示せず）により一回（一接ぎ木作業）毎に切断
されて所定位置に供給される構成である。また、該ロ−
ル状の紐クリップは夫れ夫れのクリップハンド側に繰り
出されるべく２個設けている。３は穂木苗１４と台木苗
１５の両切断面を接合した接木苗である。
端部を球状に形成した突起５を前方に向けて設け、該突
起５を挟んで左右両側に先端部を球状に形成した突起５
を内側斜め前方に向けて設けている。また、クリップ片
７，８は紐状でロ−ル状に連続して形成しており、繰り
出し装置（図示せず）によって繰り出されると共に切断
装置（図示せず）により一回（一接ぎ木作業）毎に切断
されて所定位置に供給される構成である。また、該ロ−
ル状の紐クリップは夫れ夫れのクリップハンド側に繰り
出されるべく２個設けている。３は穂木苗１４と台木苗
１５の両切断面を接合した接木苗である。
【０００９】つぎに、その作用について説明する。ま
ず、所定位置で切断した穂木苗１４と台木苗１５とを接
合場所に搬送し夫れ夫れの切断面を合わせる。また、紐
状のクリップ片７，８は切断装置により一作業分の一個
毎切断されて各クリップハンド９，９側に供給される。
つぎに、両クリップハンド９が接近する側の予め設定し
た位置まで前進すると、各クリップハンド９の先端部の
端面１２ａ，１２ｂがクリップ片７，８の受け面１０，
１１，１３を押してその移動と同方向にクリップ片７，
８を移動するので、クリップ片７，８の凸部２が他方の
凹部１に押し込む。その後、両クリップハンド９は元の
位置に向けて後退する。
ず、所定位置で切断した穂木苗１４と台木苗１５とを接
合場所に搬送し夫れ夫れの切断面を合わせる。また、紐
状のクリップ片７，８は切断装置により一作業分の一個
毎切断されて各クリップハンド９，９側に供給される。
つぎに、両クリップハンド９が接近する側の予め設定し
た位置まで前進すると、各クリップハンド９の先端部の
端面１２ａ，１２ｂがクリップ片７，８の受け面１０，
１１，１３を押してその移動と同方向にクリップ片７，
８を移動するので、クリップ片７，８の凸部２が他方の
凹部１に押し込む。その後、両クリップハンド９は元の
位置に向けて後退する。
【００１０】この作業によって、各クリップ片７，８の
湾曲部４の突起５が穂木苗１４と台木苗１５の接合面を
挟持して接ぎ木苗３を製造し接ぎ木作業を完了するが、
クリップ片７，８は可撓性の素材で形成されているの
で、接ぎ木苗３の胚軸がつぶれることがなく活着率を高
め得る。また、苗の接合面を湾曲部４の全面でなく突起
５のある複数箇所（実施例では３か所）で挟持するの
で、苗の胚軸の形状に対する適応性を高めうる。そし
て、該湾曲部４の内面の中央部に設けた突起５を前方に
向け、この突起５の横側方に設けた突起を内側斜め前方
に向けているので、穂木苗１４と台木苗１５の胚軸部の
横方向への移動を規制し接合面の外れを防止し得る。ま
た、クリップ片７，８は紐状で略同一の形状を用いるの
で、クリップハンド９の共用化を図れると共にクリップ
片３，４の取り扱いも便利である。そして、クリップ片
７，８の凹部１と凸部２の背面に一体に受け面１０，１
１，１３を設けているので、凹部１と凸部２にかかる力
が略一定になり苗の胚軸のつぶれがなく活着率を高め
る。
湾曲部４の突起５が穂木苗１４と台木苗１５の接合面を
挟持して接ぎ木苗３を製造し接ぎ木作業を完了するが、
クリップ片７，８は可撓性の素材で形成されているの
で、接ぎ木苗３の胚軸がつぶれることがなく活着率を高
め得る。また、苗の接合面を湾曲部４の全面でなく突起
５のある複数箇所（実施例では３か所）で挟持するの
で、苗の胚軸の形状に対する適応性を高めうる。そし
て、該湾曲部４の内面の中央部に設けた突起５を前方に
向け、この突起５の横側方に設けた突起を内側斜め前方
に向けているので、穂木苗１４と台木苗１５の胚軸部の
横方向への移動を規制し接合面の外れを防止し得る。ま
た、クリップ片７，８は紐状で略同一の形状を用いるの
で、クリップハンド９の共用化を図れると共にクリップ
片３，４の取り扱いも便利である。そして、クリップ片
７，８の凹部１と凸部２の背面に一体に受け面１０，１
１，１３を設けているので、凹部１と凸部２にかかる力
が略一定になり苗の胚軸のつぶれがなく活着率を高め
る。
【図１】クリップ片の接合状態の平面図。
【図２】接合前のクリップ片の平面図
【符号の説明】 １ 凹部 ２ 凸部 ３ 接木苗 ４ 湾曲部 ５ 凸部
Claims (1)
- 【請求項１】 両端部に互いにはめ合い可能な凹部１と
凸部２を有すると共に中央部には接ぎ木苗３の接合部を
押える湾曲部４を有し、該湾曲部４に突起５を設けてな
る接ぎ木用接合具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9021166A JPH10215680A (ja) | 1997-02-04 | 1997-02-04 | 接ぎ木用接合具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9021166A JPH10215680A (ja) | 1997-02-04 | 1997-02-04 | 接ぎ木用接合具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10215680A true JPH10215680A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12047337
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9021166A Pending JPH10215680A (ja) | 1997-02-04 | 1997-02-04 | 接ぎ木用接合具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10215680A (ja) |
-
1997
- 1997-02-04 JP JP9021166A patent/JPH10215680A/ja active Pending
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