JPH10135496A - 光電変換モジュールの製造装置 - Google Patents

光電変換モジュールの製造装置

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JPH10135496A
JPH10135496A JP8289664A JP28966496A JPH10135496A JP H10135496 A JPH10135496 A JP H10135496A JP 8289664 A JP8289664 A JP 8289664A JP 28966496 A JP28966496 A JP 28966496A JP H10135496 A JPH10135496 A JP H10135496A
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protective film
photoelectric conversion
unit
heating roll
mounting
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JP8289664A
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Hitoshi Shimizu
均 清水
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】光電変換ユニットの裁断時の騒音、振動が少な
く、安定してユニットの供給が行える生産効率の高い光
電変換モジュールの製造装置を提供する。 【解決手段】複数の光電変換ユニット1uが形成されて
いる可撓性のフィルム基板1sを搬送する第1の搬送ラ
インと保護フィルム12を搬送する第2の搬送ラインと
を有し、第1の搬送ライン上でフィルム基板から前記ユ
ニットを裁断する裁断手段と、裁断された前記ユニット
を吸着テーブル32tに吸着した後、第2の搬送ライン
上で前記ユニットを保護フィルム上に搭載する搭載手段
と、重ねられた前記ユニットと保護フィルムを熱接着す
る加熱ロール22とを有する光電変換モジュールの製造
装置であって、前記搭載手段は前記吸着テーブルと、フ
ィルム基板と光電変換ユニットを前記吸着テーブルとの
間に挟み仮熱接着する前加熱ロール22kからなること
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可撓性のフィルム
基板上に形成されている太陽電池素子などの光電変換素
子の複数個を、両面の保護のため、可撓性の耐侯性フィ
ルムで挟み込む光電変換モジュールの製造装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】高分子材料フィルムのような可撓性のフ
ィルム基板上に第1電極層、光電変換層および第2電極
層を積層してなる光電変換素子の複数個からなる光電変
換ユニットを接続導線により接続し、両面を保護フィル
ム等により被覆することによって外気の水分やガスの影
響より保護してモジュール化することは公知である。図
3は裏面に取り出し電極を有する光電変換ユニットの1
例を示し、(a)は平面図、(b)は(a)におけるX
X断面図である。可撓性のフィルム基板1sの表(おも
て)面上に、第1電極層1a、光電変換層1pおよび第
2電極層1bが順に積層され、裏面には第3電極層1c
および第4電極層1dが積層されている。各電極層と光
電変換層はマスク成膜と成膜後の切断により個別化(島
化)されて電極とされている。表の任意の(n番目の)
島(電極としては符号Eを用いる)En にはフィルム基
板1sを貫通する第1の孔h1および第2の孔h2が開
けられている。第1の孔h1の内面では第1電極層1a
が第3電極層1cに接続され、これを介して取り出し電
極層Un (第4電極層の島)に接続されている。第2の
孔h2の内面では第2電極層1bが取り出し電極層U
n+1 に接続されている。表から裏への接続箇所はこれら
の孔だけに限られている。こうして、裏側の電極は交互
に光電変換素子を直列接続していることになる。図3
(b)では同じ電位となる電極は同じハッチングを施し
てある。図3の場合は、フィルム基板の幅方向に3段の
直列接続が形成されている。この直列接続された光電変
換素子の組が(フィルム基板を含めて)ユニットであ
る。
【0003】フィルム基板両端でユニットの同じ側の裏
側の電極を接続すれば、ユニットの並列接続が形成で
き、所定の段数のモジュールを形成できる。可撓性フィ
ルム基板1としては、エチレンナフタレート(PE
N)、ポリイミド樹脂あるいはポリアミド樹脂などから
なるシートが用いられる。第1、2および取り出し電極
層Uとしては銀あるいはアルミニウムなどの単体金属が
用いられている。光電変換層1pの代表例はアモルファ
スシリコンを主成分とするpn接合である。第3電極層
1cとしては透明導電材料、例えばインジウムスズ酸化
物などが用いられている。
【0004】図4は保護フィルムで被覆された光電変換
モジュールを示し、(a)は平面図であり、(b)は
(a)におけるXX断面図である。上記のユニット1u
の両側の取り出し電極Uは導電性テープ1kにより並列
接続され、さらに両面から中間フィルム11、第1保護
フィルム12および第2保護フィルム13によりラミネ
ートされた耐候性のモジュールM(図5の場合は4つの
ユニットがモジュールとされている)とされている。中
間フィルム11としてはエチレンビニルアセテート(E
VA)などの透明で熱接着性樹脂が、保護フィルムとし
てはポリアミド樹脂やポリイミド樹脂などの透光性の耐
侯性樹脂が用いられる。
【0005】このようなユニット複数個を保護フィルム
でラミネートする光電変換モジュール(以下、モジュー
ルと略す場合もある)の製造装置を次に説明する。図5
は従来の光電変換モジュールの製造装置を示し、(a)
は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。こ
の装置はユニットが形成されているフィルム基板の搬送
ラインと保護フィルムの搬送ラインと、これらの交差す
る位置にあるユニットの保護フィルムへの供給等を行う
供給装置からなっている。
【0006】フィルム基板の搬送ラインでは(図5
(a)、(c))、送り出しロール1Lから繰り出され
るフィルム基板1sの光電変換素子側に、送り出しロー
ル11Lから供給される熱接着性樹脂よりなるフィルム
11が重ねられ、加熱ロール21により熱接着される。
供給装置30でユニット1uが裁断されたあと、残りフ
ィルム基板1sは巻き取りロール1Rに巻き取られる。
【0007】フィルム基板の搬送ラインに直交している
保護フィルムの搬送ライン(図5(a)、(b))で
は、送り出しロール12Lから繰り出される搬送基体で
もある保護フィルム12は、供給装置30でユニット1
uが所定数並べられて搭載された後、送り出しロールk
Lから繰り出される導電性テープ1kが裏面電極に重ね
られ、さらに送り出しロール13Lから繰り出される保
護フィルム13が重ねられ、加熱ロール22により加熱
され、フィルム基板1sと保護フィルム12は熱接着性
の中間フィルム11を介して、また保護フィルム13は
フィルム基板1sに直接熱接着されて、3フィルムのラ
ミネートされたモジュールが形成される。同時に電極の
表面上にコートされたハンダを溶かして導電性テープ1
kは接続固定される。こうして、保護フィルム12を搬
送基体とするモジュールは巻き取りロール12Rに巻き
取られる。
【0008】フィルム基板の搬送ラインと保護フィルム
の搬送ラインの交差する位置にある供給装置30では、
フィルム基板1sに記されたモジュール良品マーカー1
mを読み取り良品の場合に以下の裁断、合わせ工程を行
う。所定位置に停止しているフィルム基板1sは、フィ
ルム基板1sを挟んで同時に移動するロールカッター3
1と吸着ロール32により挟まれ、これらロールが位置
P1からP2までフィルム基板1sの幅だけ移動すると
き、ユニット1uはロールカッター31で裁断され、同
時に吸着ロール32に真空吸着して巻き取られる。フィ
ルム基板1sから外れた位置P3で、吸着ロール32は
保護フィルム12上に降ろされ、その搬送に従ってユニ
ット1uは保護フィルム12上に伸ばされて搭載され
る。ユニット1uは複数並べられモジュール化される。
【0009】この装置を用いれば,特性不良のユニット
を除いてユニットをラミネートした熱接着性樹脂フィル
ムごとに裁断し、受光面に熱接着性のフィルム12を介
して耐侯性の保護フィルム13をラミネートすることに
より、保護フィルムによって薄い可撓性フィルム基板1
sを補強し、露出した補助電極を用いての素子間の接続
し、不良素子を含まないモジュール化が容易にできる。
また、保護フィルム搬送ラインとフィルム基板の搬送ラ
インとが直交した装置構成とすることにより、モジュー
ル組立が両ラインで連続して実施でき、高い生産効率で
光電変換モジュール製造が可能である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の光電変換モジュ
ールの製造装置においては、光電変換ユニットの裁断工
程や搭載工程時には、保護フィルムの搬送ラインを停止
するので、その時は加熱ロールの温度を下げて、熱接着
性フィルムが過熱されないようにしなければならない。
そのためこの製造装置を連続して稼働できず、モジュー
ル製造の生産性が向上しないという問題点がある。ま
た、大面積のユニットを裁断する場合、ロールカッタの
重量が重くなる他、高裁断力が必要となり、騒音、振動
が発生し、これらを許容範囲内に抑える対策が必要とな
る。
【0011】また、ユニットの大きさや形状に対応する
ロールカッタを準備しておく必要があり、また、ロール
カッタの交換等のメンテナンスが煩雑である等の問題も
あった。モジュール受光面のゴミの付着防止や水切り性
の向上等のため表面が凹凸化された保護フィルムを用い
る場合がある。この場合、保護フィルム上に搭載したユ
ニットは吸着ロールの加圧だけでは保護フィルムに密着
して搭載できないことがあり、さらに吸着ロールに巻か
れていたために、剥離し易く、搬送時の慣性力によって
ユニットが位置ずれを起こしたり、ユニットの耳端が起
き上がってしまい熱接着を行う加熱ロールを通過する
際、耳が折り重ねられてラミネートされてしまう問題が
あった。
【0012】本発明の目的は、保護フィルムの搬送ライ
ンを連続して繰り出し、モジュールを連続して形成が行
え、素子の裁断時の騒音、振動を少なく、安定してユニ
ットの供給が行える生産効率の高い光電変換モジュール
の製造装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、複数の光電変換ユニットが形成されている可撓性
のフィルム基板を搬送する第1の搬送ラインと保護フィ
ルムを搬送する第2の搬送ラインとを有し、第1の搬送
ライン上でフィルム基板から前記ユニットを裁断する裁
断手段と、裁断された前記ユニットを吸着テーブルに吸
着した後、第2の搬送ライン上で前記ユニットを保護フ
ィルム上に搭載する搭載手段と、重ねられた前記ユニッ
トと保護フィルムを熱接着する加熱ロールとを有する光
電変換モジュールの製造装置であって、前記搭載手段は
前記吸着テーブルと、フィルム基板と光電変換ユニット
を前記吸着テーブルとの間に挟み仮熱接着する前加熱ロ
ールからなることとする。
【0014】前記搭載手段において、搭載時には、前記
吸着テーブルと保護フィルムは相対的に静止しており、
前加熱ロールは前2者に大して相対的に転がって所定の
移動速度で移動していると良い。前記搭載手段におい
て、搭載時には、前記吸着テーブルは第2の搬送ライン
の搬送方向に所定の移動速度で移動し、前加熱ロールは
停止していると良い。
【0015】前記搭載手段において、搭載時には、前記
吸着テーブルは停止しており、前加熱ロールは第2の搬
送ラインの搬送方向に所定の移動速度で移動していると
良い。前記移動速度は第2の搬送ラインの搬送速度に等
しいと良い。前記第2の搬送ライン上の前記搭載位置
と、搭載された前記ユニットと前記保護フィルムを熱接
着する前記加熱ロール間に、アキュームレータを備えて
おり、このアキュームレータは搭載手段の搬送速度に関
わらずに、アキュームレータ以降の搬送速度を一定に維
持すると良い。
【0016】前記前加熱ロールと前記吸着テーブルとの
接触時の前加熱ロールに持ち上げられた前記保護フィル
ムは第2の搬送ラインの搭載位置付近における頂点にあ
ると良い。前記裁断手段は第1の切れ目を入れるための
2つの第1の裁断刃と、第1の搬送ラインに垂直な第2
の切れ目を入れるための2つの第2の裁断刃であり、こ
れらの裁断刃はその間隔を変更できるガイドに取り付け
られていると良い。
【0017】前記第1の裁断刃または前記第2の裁断刃
は1軸駆動装置または2軸駆動装置のヘッドに取り付け
られ、基板フィルムに付された形状認識用マーカーを識
別し、これに対応して前記ヘッドの駆動信号を出力する
制御装置を備えていると良い。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明においては、従来の重いロ
ールカッターに換えて、軽量の裁断刃としたため、ユニ
ットの裁断、搭載が素早く行えるようになり、次の保護
フィルムが所定の位置に送られてくるまでに次の素子を
裁断し、吸着テーブルに吸着、搭載位置に移動し、搭載
準備を完了させることにより、保護フィルムの搬送ライ
ンを間欠送りせず、連続して繰り出すことが可能とな
る。
【0019】仮に、保護フィルムの搬送ラインを間欠送
りした場合でもユニット搭載位置と熱接着工程の加熱ロ
ール間に、ユニット搭載終了毎に保護フィルムを繰り出
し、加熱ロールへ連続に供給できる余裕長を常に保つア
キュームレータを配置することにより保護フィルムを間
欠送りした場合でも連続してモジュールを製作すること
ができる。 実施例1 図1は本発明に係る実施例の光電変換モジュール製造装
置を示し、(a)は平面図、(b)は正面断面図、
(c)は右側面断面図である。この光電変換モジュール
の製造装置においてはフィルム基板の搬送ライン、保護
フィルムの搬送ラインおよび加熱接着工程は従来例とほ
とんど同じなので説明を省略する。
【0020】本発明に係る光電変換モジュールの製造装
置においても、供給装置はフィルム基板の搬送ラインと
保護フィルムの搬送ラインの交差する位置にある。供給
装置では、フィルム基板に記されたユニットの形状認識
マーカーと良品マーカーを読み取り、良品の場合に形状
認識マーカーに対応した裁断工程を行う。この供給装置
30では、フィルム11が既に熱接着されたフィルム基
板1sの裁断は第1の裁断刃33と第1の裁断刃34に
よって行われる。この実施例では両裁断刃として超音波
カッターを用いた。第1の搬送ライン(フィルム基板の
搬送)の上手側に設置されている第1の裁断刃33はフ
ィルム基板搬送方向に垂直方向のガイド3gに取り付け
られており、その位置変更を行うことができる。フィル
ム基板搬送に従い、その方向に先ず2本の切れ目を入れ
る。超音波カッター以外にも丸刃から構成されるスリッ
ターを用いることもできる。
【0021】この後、フィルム基板1sの切れ目を入れ
たユニット1u部分を、フィルム基板1sと保護フィル
ム12の対向する位置まで搬送し、停止し、ユニット1
u部分を吸着位置P1に停止した吸着テーブル32tに
真空吸着させ、固定する。フィルム基板搬送方向に垂直
に移動する2個の超音波カッターで、先の切れ目の間に
次の切れ目を入れて、ユニット1uを裁断する。ユニッ
ト1uは裁断と同時に吸着テーブル32tに真空吸着さ
れる。
【0022】吸着テーブル32tを、加熱ロール22k
より保護フィルム12の搬送方向上手の位置P2まで移
動し、吸着テーブル32tの吸着面が加熱ロール22k
に接する高さまで降ろした後、保護フィルム12の搬送
速度と等速で移動する。保護フィルム12は加熱ロール
22kで持ち上げられており、ユニット1uと保護フィ
ルム12は吸着テーブル32tと加熱ロール22kとの
はぼ接線上でしか接触せず、この接線上で搭載、熱接着
される。この熱接着は加熱ロール22までユニット1u
を保護フィルム12に固定するための仮接着である。こ
のように接線上で接触することにより、保護フィルム1
2に皺が発生することを防止できる。
【0023】吸着テーブル32tが加熱ロール22kを
通過した位置P3で、吸着テーブル32tを上昇させ、
位置P1に戻す。以降、この操作を繰り返す。この後、
保護フィルム12上には、ユニット1uを接続する配線
1kを供給し、これらに保護フィルム13を被せ、加熱
ロール22で熱接着しモジュールとする。モジュールは
ロール12Rに巻き取られる。ユニット1uは1ないし
複数並べられモジュール化される。
【0024】熱仮接着中に、フィルム基板1sは搬送さ
れ、次のユニットに切れ目が入れられる。中空な箱であ
る吸着テーブルは軽量なので、保護フィルム12の搬送
を停止させずに、モジュールの長さを保護フィルムが搬
送される時間内に複数のユニットの裁断と搭載を行うこ
とができる。従って、また加熱ロール22を所定の接着
温度に保持した状態で、モジュールを連続して製造する
ことができ、稼働効率が向上した。 実施例2 図2は本発明に係る他の実施例の光電変換モジュールの
製造装置を示し、(a)は平面図、(b)は右側面断面
図である。
【0025】この実施例において実施例1と異なる点
は、ユニット1uを搭載する部分では、保護フィルム1
2の搬送ラインを間欠送りし、停止している吸着テーブ
ル32tに対して加熱ロール22kを移動させ、加熱ロ
ール22の前で間欠送りを解消することである。実施例
1と異なる部分のみを説明する。
【0026】吸着テーブル32tを、加熱ロール22k
より保護フィルム12の搬送方向上手の位置P2まで移
動し、位置P1でユニット1uを吸着した吸着テーブル
32tを保護フィルム12上に搭載する位置P2に移動
させ、吸着面を保護フィルム12の搬送面より少し高い
位置まで下降させ停止する。同時に保護フィルム12の
搬送も停止する。吸着面の搬送方向下手の端の位置Q1
で加熱ロール22kを上昇させ、保護フィルム12を吸
着面(ユニット1u)に押しつける。加熱ロール22k
を搬送方向下手の端の位置Q2まで所定の速度で移動さ
せ、保護フィルム12とユニット1uの仮接着を行う。
【0027】保護フィルム12は加熱ロール22kで持
ち上げられており、ユニット1uと保護フィルム12は
吸着テーブル32tと加熱ロール22kとのはぼ接線上
でしか接触せず、この接線上で搭載、熱接着される。熱
仮接着した後、吸着テーブル32tをユニット1uを吸
着する位置P1に戻し、位置Q2で加熱ロール22kを
降下させ、位置Q1に戻す。この動作を繰り返す。
【0028】加熱ロール22の温度を変化させるには時
間を要するので、加熱ロール22には連続して必要材料
を供給する必要があり、仮接着時の間欠送りを解消する
必要がある。加熱ロール22の搬送方向上手にアキュー
ムレータとして、ロール4を設けた。アキュームレータ
より上手で、保護フィルム12が停止している間は、ロ
ール4を上昇させ、また搬送している間はロール4を停
止させ、ロール4以降の保護フィルム12の搬送を常に
所定の速度に維持した。
【0029】このようにして実施例1と同様に、モジュ
ールを連続して製造することができ、稼働効率は向上し
た。実施例1および2の光電変換モジュールの製造装置
の第1の裁断刃33および第2の裁断刃34をそれぞれ
1軸駆動装置または2軸駆動装置のヘッドに取り付け、
形状認識マーカー1mを読み取り、これを予め記憶させ
ておいた演算方法により演算してユニットのサイズや形
状に対応した信号を出力する制御装置(図示してない)
により各駆動装置のヘッドを操作できるようにした。
【0030】ユニットのサイズや形状が変わっても、従
来のようにロールカッターの交換は不要となり、また、
裁断刃の裁断方向に垂直方向の位置変更を手動で行わな
くても良くなり、装置の稼働効率は向上した。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、複数の光電変換ユニッ
トが形成されている可撓性のフィルム基板を搬送する第
1の搬送ラインと保護フィルムを搬送する第2の搬送ラ
インとを有し、第1の搬送ライン上でフィルム基板から
前記ユニットを裁断する裁断手段と、裁断された前記ユ
ニットを吸着テーブルに吸着した後、第2の搬送ライン
上で前記ユニットを保護フィルム上に重ねる搭載手段
と、重ねられた前記ユニットと保護フィルムを熱接着す
る加熱ロールとを有する光電変換モジュールの製造装置
であって、前記搭載手段は前記吸着テーブルと、フィル
ム基板と光電変換ユニットを前記吸着テーブルとの間に
挟み熱接着する前加熱ロールからなることとしたため、
保護フィルム搬送時の慣性力が起因するユニットの位置
ずれ、耳捲れ等がなくなり、ユニットと保護フィルムを
ラミネートする際の位置ずれ、耳端折れを防止でき、安
定してラミネートを行うことができる。
【0032】また、第2の搬送ライン上にユニットを搭
載する位置と熱接着する加熱ロール間にユニット搭載終
了毎、保護フィルムを繰り出し、搭載時の間欠送りとの
差を除き、常に加熱ロールへ連続供給できるアキューム
レータを設け余裕長を保つこととしたため、ユニット搭
載を間欠送りで行った場合でも連続してラミネートを行
うことができる。
【0033】また、裁断手段を、裁断手段は第1の切れ
目を入れるための2つの第1の裁断刃と、第1の搬送ラ
インに垂直な第2の切れ目を入れるための2つの第2の
裁断刃であり、これらの裁断刃はその間隔を変更できる
ガイドに取り付けられているようにしたため、異なる形
状のユニットの裁断は裁断刃の位置を変更するだけで実
施でき、段取りが簡単になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の光電変換モジュールの製
造装置を示し、(a)平面図、(b)正面断面図、
(c)右側面断面図
【図2】本発明に係る他の実施例の光電変換モジュール
の製造装置を示し、(a)は平面図、(b)右側面断面
図、(c)右側面断面図
【図3】フィルム基板上の光電変換ユニットの1例を示
し、(a)は平面図、(b)は(a)におけるXX断面
【図4】保護フィルムで被覆された光電変換モジュール
を示し、(a)は平面図であり、(b)は(a)におけ
るXX断面図
【図5】従来の光電変換モジュールの製造装置を示し、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図
【符号の説明】
1s 基板性フィルム h1 第1の孔 h2 第2の孔 1a 第1電極層 1b 第2電極層 1p 光電変換層 1c 第3電極層 1d 第4電極層 1k 導電テープ 1m マーカー 1u ユニット M モジュール 11 中間フィルム 12 保護フィルム 13 保護フィルム 1L 送り出しロール 11L 送り出しロール 12L 送り出しロール 13L 送り出しロール 11R 巻き取り 12R 巻き取り 21 加熱ロール 22 加熱ロール 22k 前加熱ロール 23 加熱ロール 30 搭載装置 31 ロールカッター 32 吸着ロール 32t 吸着テーブル 33 第1の裁断刃 34 第2の裁断刃 4 アキュームレータ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の光電変換ユニットが形成されている
    可撓性のフィルム基板を搬送する第1の搬送ラインと保
    護フィルムを搬送する第2の搬送ラインとを有し、第1
    の搬送ライン上でフィルム基板から前記ユニットを裁断
    する裁断手段と、裁断された前記ユニットを吸着テーブ
    ルに吸着した後、第2の搬送ライン上で前記ユニットを
    保護フィルム上に搭載する搭載手段と、重ねられた前記
    ユニットと保護フィルムを熱接着する加熱ロールとを有
    する光電変換モジュールの製造装置であって、前記搭載
    手段は前記吸着テーブルと、フィルム基板と光電変換ユ
    ニットを前記吸着テーブルとの間に挟み仮熱接着する前
    加熱ロールからなることを特徴とする光電変換モジュー
    ルの製造装置。
  2. 【請求項2】前記搭載手段において、搭載時には、前記
    吸着テーブルと保護フィルムは相対的に静止しており、
    前加熱ロールは前2者に大して相対的に転がって所定の
    移動速度で移動していることを特徴とする請求項1に記
    載の光電変換モジュールの製造装置。
  3. 【請求項3】前記搭載手段において、搭載時には、前記
    吸着テーブルは第2の搬送ラインの搬送方向に所定の移
    動速度で移動し、前加熱ロールは停止していることを特
    徴とする請求項2に記載の光電変換モジュールの製造装
    置。
  4. 【請求項4】前記搭載手段において、搭載時には、前記
    吸着テーブルは停止しており、前加熱ロールは第2の搬
    送ラインの搬送方向に所定の移動速度で移動しているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の光電変換モジュールの
    製造装置。
  5. 【請求項5】前記移動速度は第2の搬送ラインの搬送速
    度に等しいことを特徴とする請求項2ないし4に記載の
    光電変換モジュールの製造装置。
  6. 【請求項6】第2の搬送ライン上の前記搭載位置と、搭
    載された前記ユニットと前記保護フィルムを熱接着する
    前記加熱ロール間に、アキュームレータを備えており、
    このアキュームレータは搭載手段の搬送速度に関わらず
    に、アキュームレータ以降の搬送速度を一定に維持する
    ことを特徴とする請求項1ないし5に記載光電変換モジ
    ュールの製造装置。
  7. 【請求項7】前記前加熱ロールと前記吸着テーブルとの
    接触時の前加熱ロールに持ち上げられた前記保護フィル
    ムは第2の搬送ラインの搭載位置付近における頂点にあ
    ることを特徴とする請求項1ないし6に記載の光電変換
    モジュールの製造装置。
  8. 【請求項8】前記裁断手段は第1の切れ目を入れるため
    の2つの第1の裁断刃と、第1の搬送ラインに垂直な第
    2の切れ目を入れるための2つの第2の裁断刃であり、
    これらの裁断刃はその間隔を変更できるガイドに取り付
    けられていることを特徴とする請求項1ないし7に記載
    の光電変換モジュールの製造装置。
  9. 【請求項9】前記第1の裁断刃または前記第2の裁断刃
    は1軸駆動装置または2軸駆動装置のヘッドに取り付け
    られ、基板フィルムに付された形状認識用マーカーを識
    別し、これに対応して前記ヘッドの駆動信号を出力する
    制御装置を備えていることを特徴とする請求項1ないし
    8に記載の光電変換モジュールの製造装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1220329A3 (en) * 2000-12-25 2006-10-25 Kaneka Corporation Sheet set and output lead wire set apparatuses for sealing and sealing apparatus

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