JPH10305544A - ロールラミネート装置 - Google Patents

ロールラミネート装置

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JPH10305544A
JPH10305544A JP9119156A JP11915697A JPH10305544A JP H10305544 A JPH10305544 A JP H10305544A JP 9119156 A JP9119156 A JP 9119156A JP 11915697 A JP11915697 A JP 11915697A JP H10305544 A JPH10305544 A JP H10305544A
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    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】緩くロール状に捲かれたEVAなどの伸縮性の
熱接着フイルムを捲き出して安定に搬送し、良質のラミ
ネートが行えるロールラミネート装置を提供する。 【解決手段】別々の供給源4r、11r から供給される少な
くとも熱接着性フィルム4 と樹脂フィルム11の2枚のフ
ィルムを重ねて挟み、回転しながら、連続して加圧およ
び加熱してラミネートする、少なくとも2本のプレスロ
ール10a 、10b を備え、プレスロールのうち少なくとも
1本は加熱源であり、いずれかはフィルム搬送の駆動源
であるロールラミネート装置において、前記熱接着性フ
ィルムを、前記熱接着性フィルムの供給源から引出し、
前記プレスロールに同調して同じ搬送速度で熱プレスロ
ール部に繰り出す繰り出しロール1 を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続した熱接着性
フィルムと樹脂フィルムを供給し基材を加圧・加熱して
貼り合わせるロールラミネート装置に関し、特に可撓性
の薄膜光電変換素子(セル)の複数個を熱接着性フィル
ムにより包み込んで密封した可撓性太陽電池モジュール
を製造するロールラミネート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】可撓性太陽電池モジュール(以下モジュ
ールと略記する)の製造方法としては、モジュール構成
材料をロールフィルムの状態で供給し、配線接続、樹脂
フィルムによる封止、保護材料フィルムの接着などを行
い、再びロール状態に巻き取るロールツーロール方式ま
たはステップロール方式の製造方法が提案されており、
その量産性の高さと、そのための低コスト化に期待が寄
せられている。
【0003】このようなフィルムを取り扱う製造方法で
は、構成材料の供給ロールから製品の巻き取りロールま
での間の工程をすべてロールを介して行うロールラミネ
ート装置が必要である。先ず、従来一般的に行われてい
るロールツーロール方式のロールラミネート装置の基本
型として2枚の樹脂フィルムを貼り合わせる装置につい
て説明する。図2は従来のロールラミネート装置の側面
を示す模式図である。
【0004】熱反応性接着剤を塗布した第1の樹脂フィ
ルム21は、送り出しロール21rに捲かれた状態から
搬送方向D1に捲き出され、張力検出器22を介した
後、プレスロール10aに抱かれた状態でプレスロール
10bとのプレスロール対10の加圧部分に供給され
る。プレスロールは少なくともどちらかは加熱源であ
る。なお、抱かれた状態とは、フィルムがロールに接触
開始してから2本のロールに挟まれ(加圧され)るまで
の捲き付いた状態をいう。フィルムの搬送はプレスロー
ル10a、10bの駆動によって行われているので、抱
かれた状態が長ければフィルムを捲き出す(引き出す)
張力は強い。張力検出器22は第1の樹脂フィルム21
の張力値をモニターし張力制御器23に信号を送り、張
力制御器23は一定の張力を保つようにロール駆動モー
ター21mの回転力または回転速度を制御している。
【0005】同様に、送り出しロール24rに捲かれた
第2の樹脂フィルム24は搬送方向D2に捲き出され、
張力検出器25を介した後、プレスロール10bに抱か
れた状態でプレスロール対10の加圧部分に供給され
る。張力検出器25は第2の樹脂フィルム24の張力値
をモニターし張力制御器26に信号を送り、張力制御器
26は一定の張力を保つようにロール駆動モーター24
mの回転力または回転速度を制御している。
【0006】プレスロール10aは加圧シリンダ10p
によりプレスロール10bに押し付けられて加圧部分を
構成し、プレスロール10bはプレスロールモーター1
0mにより所定の速度で回転しており、両フィルムの捲
き出し張力源である。加圧部分に供給された第1の樹脂
フィルム21と第2の樹脂フィルム24は加熱・加圧に
よる熱反応性接着剤の熱反応により接着され接着フィル
ム17とされ、張力検出器18を介して巻き取りロール
17rに巻き取られる。張力検出器18は接着フィルム
17の張力値をモニターし張力制御器19に信号を送
り、張力制御器19は一定の張力を保つようにロール駆
動モーター17mの回転力を制御している。この張力制
御により、接着フィルム17は、弛みやしわなく巻き取
りロール17rに巻き取られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】例えば、可撓性の太陽
電池モジュールには、薄膜光電変換素子(セル)を包み
込んで密封するための熱接着性フィルムとしてエチレン
ビニルアセテート(EVA)が用いられている。EVA
のフィルムはロール状巻かれた状態で供給されている。
EVAの弾性係数は25℃で8×107 Pa/cm2と小さ
く、70〜80℃程度の融点付近では3×106 Pa/cm2
まで低下する。また、また常温でも粘着性があり、フィ
ルム同志または他の材料とは滑りあうことがない。
【0008】このように、ロール状に捲かれた、弾性係
数が小さく伸縮性の大きく、粘着性がある材料のフィル
ムを捲きだして供給、搬送しラミネートするためには以
下のような問題がある。第1の問題として、EVAフィ
ルムには製造上の理由から、フィルムの幅方向(巻き取
りロールの軸方向)に厚さムラがあり、弾性率が小さい
ためロールに捲く際にも張力を掛けて緻密に捲くことが
できず、剥離紙を重ね合わせて緩く、隙間がある状態に
捲き取ったものがロール供給されている。従って、ロー
ル状に捲かれたEVAを捲き出して搬送する際にも、従
来の技術で示した一般的な樹脂フィルムを搬送するため
の張力制御器による供給では、捲き締まりが突発的にお
こり、突発的な張力変化を起こすので、張力を一定に制
御することは難しく安定な供給は困難である。また、E
VA材料は弾性係数が小さく伸縮性のある柔らかい材料
であるため、張力を掛けすぎるとフィルムが伸び発生し
安定した供給ができない。
【0009】第2の問題として、離型紙を重ね合わせて
緩く捲き取られているため、ロールを回転させて捲き出
す際に、フィルムが幅方向に移動して捲きずれが生じ、
捲き出し位置(供給位置)が安定しないという問題があ
る。第3の問題としては、EVAをプレスロール対の加
圧部分に供給する際に、加圧される前にプレスローラに
接触すると材料の温度上昇により熱変形が起こるためE
VA材料に搬送方向に沿ってしわが発生し、しわのまま
プレスロール対に送り込まれるため良質のラミネートを
行うことができないという問題がある。特にロール表面
が金属のように熱伝導が良い材料の場合は、フィルム温
度上昇は早く、接着する前に伸びてしまい、厚さむらを
生ずるなどラミネートに与える影響は大きい。
【0010】上記の問題点に鑑み、本発明の目的は、緩
くロール状に捲かれたEVAなどの伸縮性の熱接着フイ
ルムを捲き出して安定に搬送し、プレスロールの加圧部
分にしわの無い状態で供給し、良質のラミネートが行え
るロールラミネート装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、別々の供給源から供給される少なくとも熱接着性
フィルムと樹脂フィルムの2枚のフィルムを重ねて挟
み、回転しながら、連続して加圧および加熱してラミネ
ートする、少なくとも2本のプレスロールを備え、プレ
スロールのうち少なくとも1本は加熱源であり、いずれ
かはフィルム搬送の駆動源であるロールラミネート装置
において、前記熱接着性フィルムを、前記熱接着性フィ
ルムの供給源から引出し、前記プレスロールに同調して
同じ搬送速度で熱プレスロール部に繰り出す繰り出しロ
ールを備えることとする。
【0012】前記繰り出しロールの表面は鏡面仕上げさ
れた金属であると良い。前記プレスロールに対する前記
熱接着性フィルムの幅方向の供給位置が一定になるよう
に制御する制御手段を備えると良い。前記制御手段は前
記熱接着性フィルムの幅方向端部位置を検出する光電検
出器と、その出力信号に対応して前記繰り出しロールを
幅方向に移動させるモータからなると良い。
【0013】前記熱接着性フィルムを前記2本のプレス
ロールのなす接平面に沿って、送り込むための熱接着性
フィルムの位置調整手段を備えると良い。前記位置調整
手段は少なくとも2本のガイドロールであり、前記プレ
スロールに最も近く配置された第1のガイドロールは前
記接着性フィルムの加熱源であるプレスロール側、また
はプレスロールが共に加熱源である場合は表面の熱伝導
の高い方のプレスロール側に配置され、その表面は前記
接平面に接しており、第2のガイドロールは前記プレス
ロールから第1のガイドロール以遠に、また熱接着性フ
ィルムの第1のガイドロールとは反対側に配置されると
良い。
【0014】前記位置調整手段は少なくとも1本のガイ
ドロールであり、前記プレスロールは熱伝導の高い表面
を有する第1のプレスロールと第1のプレスロールより
熱伝導の低い表面を有する第2のプレスロールとの2本
であり、前記熱接着性フィルムがこれら2本のプレスロ
ールの加圧部分に供給される前段で前記第1のプレスロ
ールに接触することを防止する位置に、前記ガイドロー
ルを配設してなると良い。
【0015】前記第1のプレスロールの表面は金属表面
であり、前記第2のプレスロールの表面はゴム表面であ
ると良い。前記接平面は鉛直方向内にあると良い。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るロールラミネ
ート装置を模式的に示し、( a) は平面図、( b) は側
面図である。送り出しロール11rに捲かれた耐候性フ
ィルム11は搬送方向D1に捲き出され、張力検出器1
2を介した後、プレスロール10aに抱かれた状態でプ
レスロール10bとなすプレスロール対の加圧部分に供
給される。張力検出器12は耐候性フィルム11の張力
値をモニターし張力制御器13に信号を送り、張力制御
器13は一定の張力を保つようにロール制動モーター1
1mの回転力を制御している。
【0017】同様に、送り出しロール14rに捲かれた
剥離フィルム14は搬送方向D2に捲き出され、張力検
出器15を介した後、プレスロール10aの駆動軸と同
一水平面上に駆動軸を持つプレスロール10bに抱かれ
た状態でプレスロール対10の加圧部分に供給される。
張力検出器15は剥離フィルム14の張力値をモニター
し張力制御器16に信号を送り、張力制御器16は一定
の張力を保つようにロール制動モーター14mの回転力
を制御している。なお、剥離フィルム14は以下に述べ
る接着フィルムを捲き取ったとき耐候性フィルムと熱接
着性フィルムが粘着しないように接着フィルム間に介在
させるものである。
【0018】捲き出しロール4rに剥離紙5と合わせて
捲かれた熱接着性フィルム4は、本発明に係る熱接着性
フィルム4が粘着し易い表面を有する繰り出しロール1
に抱かせて熱接着性フィルム4と繰出しロール1の表面
との粘着力により搬送方向D3に捲き出しロール4rか
ら捲き出し、繰り出す。繰り出しロール1を駆動するロ
ール駆動モーター1mは速度制御器2により制御されプ
レスロール10bを駆動するプレスロールモーター10
mに同調して、繰出しロール1の表面速度とプレスロー
ル10bの表面速度は等しくなるように、回転してい
る。
【0019】剥離紙5は繰出しロール1表面上で熱接着
性フィルム4と分離させ捲き取りロール5rで捲き取り
回収している。鏡面加工された熱接着性フィルムと繰り
出しロールの表面の粘着力を確かめる実験をおこなっ
た。繰り出しロールの表面を鏡面仕上げした金属とした
場合、熱接着性フィルム4として幅1000mmのEVA
フィルムを使用し、EVAフィルムと繰出しロールの接
触面積が1280cm2 の時、4kg/幅以上の送り出し力
が得られる粘着力があり、これは捲き出しロール4rか
ら剥離紙と合わせて捲かれた熱接着性フィルムを捲き出
すのに十分な力であり、また、捲き出しロールで生じた
突発的な捲き締まりによる張力変化やフィルムの揺れな
どを繰出しロール以降に伝達しなかった。
【0020】捲き出しロール4rと繰出しロール1を塔
載した移動ステージ7は、本発明に係る熱接着性フィル
ム4の幅方向W1に移動可能な状態で駆動ベース6に取
り付けられており、駆動ベース6に取り付けた光電セン
サー8a、8bにより熱接着性フィルム4の両側端位置
を検出し、リニアモーター9により移動ステージ7すな
わち繰り出しロール1を幅方向W1に移動させ熱接着性
フィルム4が常時所定の位置にくるように位置制御して
いる。
【0021】繰出しロール1から送り出された熱接着性
フィルム4は本発明に係るガイドロール3a、3bを介
してプレスロール対の加圧部分に対して鉛直方向下向き
に供給される。ここでプレスロールが共に加熱源であ
り、プレスロール10aがゴム表面を持つゴムロールで
あり、プレスロール10bが金属表面を持つ金属ロール
とした場合、ガイドロール3bの位置を調整して、熱接
着性フィルム4をより熱伝導の高い金属表面を持つプレ
スロール10b側に接触させないでプレスロール対の加
圧部分に挿入できる位置にしている。こうして、熱伝導
のよい金属表面に抱かれた状態を防止し、熱軟化して伸
びやすい熱接着性フィルム4に厚さむらなどが生じない
ようにした。プレスロールの1本のみが加熱源の場合
は、そのロールに抱かれた状態にしないように、ガイド
ロール3aは加熱源であるプレスロール側に配置すれば
よい。
【0022】一般化すれば、2本のプレスロールのなす
接平面(必ずしも鉛直面ではない)に沿って、あるい
は、この接平面の低温の方のまたは熱伝導の低い方のプ
レスロール側からプレスロール対に熱接着性フィルムを
送り込まれれば、ラミネートは良好に行われる。ここ
で、この接平面を鉛直面とすれば、熱接着性フィルムは
プレスロールの熱を最も受けにくくなる。
【0023】またガイドロール3bの高さは、プレスロ
ール対10の加圧部分により近い所に設置する方が位置
調整は容易であるが、プレスロールにより加熱されない
ように、その距離はプレスロール対の加圧部分から30
0mm程度が適切であった。プレスロール10aは加圧シ
リンダ10pによりプレスロール10bに押し付けらて
加圧部分を構成し、プレスロール10bはプレスロール
モーター10mにより所定の搬送速度となるように回転
している。加圧部分に供給された耐候性フィルム11と
剥離フィルム14および熱接着性フィルム4は加熱・加
圧による熱反応性接着剤の熱反応で接着され接着フィル
ム17となり、搬送方向D4に搬送され張力検出器18
を介して捲き取りロール17rに捲き取られる。張力検
出器18は接着フィルム17の張力値をモニターし張力
制御器19に信号を送り、張力制御器19は一定の張力
を保つようにロール駆動モーター17mの回転力を制御
している。
【0024】上記の装置にさらに、本発明に係る上記の
繰り出しロールを備えた熱接着性フィルムの搬送系、太
陽電池セル供給装置および配線リボンの供給装置を付加
し、耐候性フィルム11および剥離フィルム14として
厚さ50μm のポリアミドフィルムを用いて、熱接着性
フィルム4として厚さ400μm のEVAフィルムを用
いて、ラミネートを行った。長さ200m にわたって、
しわや偏肉の無い良質のラミネートを遅滞なく行うこと
がで、良好な太陽電池モジュールを得ることができた。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、別々の供給源から供給
される少なくとも熱接着性フィルムと樹脂フィルムの2
枚のフィルムを重ねて挟み、回転しながら、連続して加
圧および加熱してラミネートする、少なくとも2本のプ
レスロールを備え、少なくとも1本は加熱源であり、い
ずれかはフィルム搬送の駆動源であるロールラミネート
装置において、前記熱接着性フィルムを、前記熱接着性
フィルムの供給源から引出し、前記プレスロールに同調
して同じ搬送速度で熱プレスロール部に繰り出す繰り出
しロールを備えたため、また特に繰り出しロールの表面
を鏡面仕上げされた金属としたため、供給源に起因する
搬送の不整をプレスロールに伝えなくなり、EVA等の
伸縮性のある柔らかい材料を安定してプレスロールに供
給することが可能となり、安定したラミネートが可能と
なった。
【0026】また、前記プレスロール対に対する前記熱
接着性フィルムの幅方向の供給位置が一定になるように
制御する制御手段、特に熱接着性フィルムの幅方向端部
位置を検出する光電検出器と、その出力信号に対応して
前記繰り出しロールを幅方向に移動させるモータを備え
たため、ロール状に巻かれ捲きずれが生じた前記熱接着
性フィルムを捲き出して供給する際に、幅方向の供給位
置が安定し良質のラミネートを行うことができる。
【0027】また、前記プレスロール対の2本の回転軸
を水平面上に配置し、プレスロール対の接平面に沿って
熱接着性フィルムを供給するようにしたため、また特に
接平面を鉛直面としたため、温度上昇による熱変形を起
こさない状態で熱接着性フィルムをプレスロール対の加
圧部に挿入できるため、しわや偏肉の無い良質のラミネ
ートを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロールラミネート装置を模式的に
示し、( a) は平面図、( b)は側面図
【図2】従来のロールラミネート装置の側面を示す模式
【符号の説明】
1 繰出しロール 1m ロール駆動モーター 2 速度制御器 3a ガイドロール 3b ガイドロール 4 熱接着性フィルム 4r 捲き出しロール 5 剥離紙 5r 捲き取りロール 6 駆動ベース 7 移動ステージ 8a 光電センサー 8b 光電センサー 9 リニアモーター 10 プレスロール対 10a プレスロール 10b プレスロール 10p 加圧シリンダ 10m プレスロールモーター 11 耐候性フィルム 11r 送り出しロール 11m ロール制動モーター 12 張力検出器 13 張力制御器 14 剥離フィルム 14r 送り出しロール 14m ロール制動モーター 15 張力検出器 16 張力制御器 17 接着フィルム 17r 捲き取りロール 17m ロール駆動モーター 18 張力検出器 19 張力制御器 21 樹脂フィルム 21r 捲き取りロール 21m ロール駆動モーター 22 張力検出器 23 張力制御器 24 熱接着性フィルム 24r 捲き取りロール 24m ロール駆動モーター 25 張力検出器 26 張力制御器 W1 幅方向 D1 搬送方向 D2 搬送方向 D3 搬送方向 D4 搬送方向

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】別々の供給源から供給される少なくとも熱
    接着性フィルムと樹脂フィルムの2枚のフィルムを重ね
    て挟み、回転しながら、連続して加圧および加熱してラ
    ミネートする、少なくとも2本のプレスロールを備え、
    プレスロールのうち少なくとも1本は加熱源であり、い
    ずれかはフィルム搬送の駆動源であるロールラミネート
    装置において、前記熱接着性フィルムを、前記熱接着性
    フィルムの供給源から引出し、前記プレスロールに同調
    して同じ搬送速度で熱プレスロール部に繰り出す繰り出
    しロールを備えたことを特徴とするロールラミネート装
    置。
  2. 【請求項2】前記繰り出しロールの表面は鏡面仕上げさ
    れた金属であることを特徴とする請求項1に記載のロー
    ルラミネート装置
  3. 【請求項3】前記プレスロールに対する前記熱接着性フ
    ィルムの幅方向の供給位置が一定になるように制御する
    制御手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に
    記載のロールラミネート装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は前記熱接着性フィルムの幅
    方向端部位置を検出する光電検出器と、その出力信号に
    対応して前記繰り出しロールを幅方向に移動させるモー
    タからなることを特徴とする請求項3に記載のロールラ
    ミネート装置。
  5. 【請求項5】前記熱接着性フィルムを前記2本のプレス
    ロールのなす接平面に沿って、送り込むための熱接着性
    フィルムの位置調整手段を備えたことを特徴とする請求
    項1ないし4に記載のロールラミネート装置。
  6. 【請求項6】前記位置調整手段は少なくとも2本のガイ
    ドロールであり、前記プレスロールに最も近く配置され
    た第1のガイドロールは前記熱接着性フィルムの加熱源
    であるプレスロール側、またはプレスロールが共に加熱
    源である場合は表面の熱伝導の高い方のプレスロール側
    に配置され、その表面は前記接平面に接しており、第2
    のガイドロールは前記プレスロールから第1のガイドロ
    ール以遠に、また熱接着性フィルムの第1のガイドロー
    ルとは反対側に配置されたことを特徴とする請求項5に
    記載のロールラミネート装置。
  7. 【請求項7】前記位置調整手段は少なくとも1本のガイ
    ドロールであり、前記プレスロールは熱伝導の高い表面
    を有する第1のプレスロールと第1のプレスロールより
    熱伝導の低い表面を有する第2のプレスロールとの2本
    であり、前記熱接着性フィルムがこれら2本のプレスロ
    ールの加圧部分に供給される前段で前記第1のプレスロ
    ールに接触することを防止する位置に、前記ガイドロー
    ルを配設してなることを特徴とする請求項5に記載のロ
    ールラミネート装置。
  8. 【請求項8】前記第1のプレスロールの表面は金属表面
    であり、前記第2のプレスロールの表面はゴム表面であ
    ることを特徴とする請求項7に記載のロールラミネート
    装置。
  9. 【請求項9】前記接平面は鉛直方向内にあることを特徴
    とする請求項5ないし8に記載のロールラミネート装
    置。
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