JP2015186883A - 積層体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】バネ定数が異なる少なくとも2枚のシートを貼り合わせる積層体の製造方法であって、2枚のシートがバネ定数の大きい方のシートS1とバネ定数の小さい方のシートS2からなり、(1)2本のニップロール間に少なくとも2枚のシートを挟み、シートS1に接するニップロールbを周速Vbで駆動させ、シートS2に接するニップロールtを周速Vtで駆動させて、シートを貼り合わせる工程、(2)ニップロール上流側でシートS2の搬送速度V2を検出する工程、(3)工程(2)で検出するV2が設定値となるようにニップロールtの周速Vtおよびニップロールbの周速Vbの少なくとも一方を連続制御する工程、を含む積層体の製造方法。
【選択図】図1
Description
(1)2本のニップロール間に少なくとも2枚のシートを挟み、シートS1に接するニップロールbを周速Vbで駆動させ、シートS2に接するニップロールtを周速Vtで駆動させて、シートを貼り合わせる工程、
(2)(2a)ニップロール上流側でシートS2の搬送速度V2を検出する工程、(2b)ニップロール上流側でシートS2の搬送速度V2を検出し、ニップロール下流側で積層体の搬送速度V3を検出する工程、(2c)ニップロール上流側でシートS2の搬送速度V2およびシートS1の搬送速度V1を検出する工程、から選ばれるいずれかの工程、
(3)工程(2a)で検出するV2、工程(2b)で検出するV2およびV3、あるいは工程(2c)で検出するV2およびV1に基づき、V2/Vb、V2/Vt、V2/V3およびV2/V1のいずれかが設定値となるようにニップロールtの周速Vtおよびニップロールbの周速Vbの少なくとも一方を連続制御する工程、を含む積層体の製造方法である。
・ニップロールt:弾性ゴム被覆ロール
・ニップロールb(基準ロール):ロール内部を熱媒で加熱可能な金属製ロール
・モーター15、14:減速機付き誘導電送機
・速度調整機構35:変速機“ヘリカルギアヘッド”(ツバキエマソン社製)
・速度調整機構34:ギアモーター(住友重機械工業社製)
・搬送速度検出器22:ロールエンコーダーおよびFVコンバーター
・コントローラー33:検出器22で測定したV2、および図示しないニップロールbの周速測定装置で測定したVbを元に予め設定したV2/Vb値と比較し、Vtに対し加減速指令を出すコントロールパネル。
マイクロメーターを用いてシートS1、シートS2をそれぞれ直接挟み込み、シートS1、シートS2の膜厚を測定した。
巻き尺を用いてシートS1、シートS2それぞれの全幅を測定した。
シートS1、S2のそれぞれについて、テンシロン万能試験機(RTM−100、(株)オリエンテック製)を使用し、荷重200N、引っ張り速度100mm/分の条件で垂直方向の引っ張り弾性率を測定してヤング率を算出した。
シートS1、S2のそれぞれについて、下記式によりバネ定数(N/m)を算出した。
バネ定数(N/m)=ヤング率(Pa)×シート幅(m)×シート膜厚(m)。
(1)各実施例および比較例において作製された作製後3日以内の積層体S3を、シートS2側から円盤カッター(“C−1500P”NTカッター社製)を押し当てて、カバーフィルムごとφ50mmに断裁し測定サンプルとした。
(2)上記(1)で得られた測定サンプルを平坦な台の上に置き、150mmまで測定できるステンレス製定規(“TZ−RS15” KOKUYO社製)にて、平坦な台からシートS1とS2の接合面までの浮き量を測定し、初期カール量とした。このとき、測定サンプルがインカールしている場合は、シートS2を下側にして置き、アウトカールしている場合は、シートS1を下側にして置いた。また、カール量は、シートS1側にカールしていれば+(プラス)、シートS2側にカールしていれば−(マイナス)として表記した。
シートS1として、PETフィルム(“ルミラー”188S10、東レ(株)製)の上に接着層を塗布したフィルムを用いた。シートS1の膜厚は240μm、シート幅は1000mm、ヤング率は約4000MPaであり、バネ定数は960kNであった。
シートS2の搬送速度V2を測定せず、Vb=2.90m/分、Vt=3,02m/分に固定して、実施例1と同様にシートS1長100mを連続で貼り合わせを行った。得られた積層体S3を1m長に1サンプルの割合でカール量測定用のサンプルを採取し、最初の10サンプルを除く全90サンプルについて、カール量を測定したところ、平均値−0.03mm(ややアウトカール)、標準偏差0.55mmの結果となり、カール量にばらつきがあり、安定したカール量の積層体の製造ができなかった。これは、シートS2の膜厚が流れ方向に780〜800μmと20μmのバラツキがあり、ニップロール通過時の応力が流れ方向で変動したためと予想される。
S1:バネ定数の大きい方のシート
S2:バネ定数の小さい方のシート
S3:積層体
b:ニップロール
t:ニップロール
11:ニップロールbを駆動するモーター
12:ニップロールtを駆動するモーター
13:ニップロールbを駆動するモーター
14:ニップロールbを駆動するモーター
15:ニップロールtを駆動するモーター
21:シートS1の搬送速度を検出する検出器
22:シートS2の搬送速度を検出する検出器
23:積層体S3の搬送速度を検出する検出器
30:ニップロールbの速度調整機構
31:ニップロールbの速度調整機構
32:ニップロールtの速度調整機構
33:V2とVbの検出値を元にVtの設定値を指令するコントローラー
34:ニップロールbの速度調節機構
35:ニップロールtの速度調節機構
36:V2とV3の検出値を元にVbとVtの設定値を指令するコントローラー
37:V2とV1の検出値を元にVbとVtの設定値を指令するコントローラー
V1:シートS1の搬送速度
V2:シートS2の搬送速度
V3:積層体S3の搬送速度
Vb:ニップロールbの周速
Vt:ニップロールtの周速
Claims (2)
- バネ定数が異なる少なくとも2枚のシートを貼り合わせる積層体の製造方法であって、2枚のシートがバネ定数の大きい方のシートS1とバネ定数の小さい方のシートS2からなり、少なくとも、
(1)2本のニップロール間に少なくとも2枚のシートを挟み、シートS1に接するニップロールbを周速Vbで駆動させ、シートS2に接するニップロールtを周速Vtで駆動させて、シートを貼り合わせる工程、
(2)(2a)ニップロール上流側でシートS2の搬送速度V2を検出する工程、(2b)ニップロール上流側でシートS2の搬送速度V2を検出し、ニップロール下流側で積層体の搬送速度V3を検出する工程、(2c)ニップロール上流側でシートS2の搬送速度V2およびシートS1の搬送速度V1を検出する工程、から選ばれるいずれかの工程、
(3)工程(2a)で検出するV2、工程(2b)で検出するV2およびV3、あるいは工程(2c)で検出するV2およびV1に基づき、V2/Vb、V2/Vt、V2/V3およびV2/V1のいずれかが設定値となるようにニップロールtの周速Vtおよびニップロールbの周速Vbの少なくとも一方を連続制御する工程、を含む積層体の製造方法。 - シートS2に接するニップロールtの周速Vtが、シートS1に接するニップロールbの周速Vbより大きいことを特徴とする、請求項1に記載の積層体の製造方法。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019163618A1 (ja) * | 2018-02-21 | 2019-08-29 | 日本ゼオン株式会社 | 偏光板の製造方法及び偏光板 |
CN114261086A (zh) * | 2021-12-17 | 2022-04-01 | 石狮华用新材料科技有限公司 | 一种面料贴合高透白膜加工装置及其加工工艺 |
JP7389703B2 (ja) | 2019-12-25 | 2023-11-30 | 住友化学株式会社 | 積層体の製造方法、及び、貼合装置 |
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JP2013132840A (ja) * | 2011-12-27 | 2013-07-08 | Toray Ind Inc | レリーフ印刷版原版の製造方法およびレリーフ印刷版原版 |
-
2014
- 2014-03-27 JP JP2014065361A patent/JP6295771B2/ja active Active
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