JP2015186883A - 積層体の製造方法 - Google Patents

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【課題】バネ定数が異なる少なくとも2枚のシートを貼り合わせた積層体において、カール量が一定の積層体を安定的に製造するラミネート方法を提供する。
【解決手段】バネ定数が異なる少なくとも2枚のシートを貼り合わせる積層体の製造方法であって、2枚のシートがバネ定数の大きい方のシートS1とバネ定数の小さい方のシートS2からなり、(1)2本のニップロール間に少なくとも2枚のシートを挟み、シートS1に接するニップロールbを周速Vbで駆動させ、シートS2に接するニップロールtを周速Vtで駆動させて、シートを貼り合わせる工程、(2)ニップロール上流側でシートS2の搬送速度V2を検出する工程、(3)工程(2)で検出するV2が設定値となるようにニップロールtの周速Vtおよびニップロールbの周速Vbの少なくとも一方を連続制御する工程、を含む積層体の製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明はバネ定数が異なる少なくとも2枚のシートを貼り合わせた積層体の製造方法に関する。
従来、少なくとも2枚のシートを貼り合わせて積層シートを形成する積層シートの製造方法として、例えば表面に接着剤が塗布されたプラスチックフィルムと、もう1枚のフィルムと重ね合わせて圧着する方法が知られている。このような製造方法を利用することで、例えば基板上に反射層が形成されたシートと光拡散シートとを貼り合わせて反射型スクリーンを、あるいは接着層付きの基板と感光性樹脂シートとを貼り合わせて感光性レリーフ印刷版原版を製造することが可能である。
2枚のシートを貼り合わせる積層シート製造装置の従来構造を図6に示す。図6は、一対の上下に配置されたニップロールbおよびtのうち、下方のニップロールbをモーター13で駆動し、上方のニップロールtを下方のニップロールbに押し付ける構造である。この2本のニップロールbとtの間に、2枚のシートS1およびS2を挟み込むことで、シートS1およびS2はロール回転によって引き込まれつつ連続的に貼合される。
このようにニップロールで貼り合わせる場合、圧着時に2枚のシートに対して応力がかかり、シートが変形して貼り合わされることになる。2枚のシートのバネ定数が同一であれば、ニップ圧着時のシートの変形量は同一となるが、2枚のシートのバネ定数が異なる場合、バネ定数が小さい方のシートがニップロールによる貼り合わせ時に伸ばされやすく、貼り合わせ後に、伸びたシートが弾性回復して収縮するため、バネ定数が低い方のシートの方にカールしやすい。
このようなカールを解消する積層体の製造方法として、図7に示すような、少なくとも一対のニップロールを回転させながら2枚のシートを挟み込み、シートを貼り合わせて積層体とする積層体を製造するに当たり、ニップロールをそれぞれ強制駆動させ、双方のニップロールの回転速度に速度差を持たせて貼り合わせ、平坦(フラット)な積層体を形成する製造方法が提案されている。(特許文献1参照)。
また、厚み0.2〜3mmの厚い感光性樹脂シートを貼り合わせて製造するレリーフ印刷版用途においては、ラミネート直後はフラットな積層体である感光性レリーフ印刷版原版を製造しても、顧客でレリーフ印刷版に製版する作業工程中に、感光性樹脂シートが露光されることにより硬化収縮すると共に、シート中の残存水分が揮発することにより乾燥収縮するため、圧着された支持体と感光性樹脂シートとの間で応力歪みが生じ、レリーフ印刷版にカールが発生することになる。このカールは支持体と反対側の面にカールする方向(インカール)で発生し、印刷を行う際にレリーフ印刷版を版胴へ貼り付ける方向(支持体側にカールする方向(アウトカール))とは逆方向のカールであるため、版胴への貼り付け作業が困難になる。また、強制的に巻き付けた時に感光性樹脂層内に残留する応力により、例えば、印刷中に版胴から剥がれやすいと言う問題や、貼り付けたレリーフ印刷版の端部が浮き上がった状態で印刷されると、印刷時にギアマークや掠れが生じ、印刷品質が低下する問題が発生する。そこで、特許文献2では、バネ定数が小さく伸びやすいシートS2に接するニップロールtの周速Vtを、バネ定数が大きく伸びにくいシートS1に接するニップロールbの周速Vbに対し、1.03〜1.50倍に設定することで、伸びやすいシートS2のシート供給量をシートS1対比で増加させ、意図的にアウトカールした積層体である感光性レリーフ印刷版原版を製造し、顧客での製版作業後のレリーフ印刷版のインカールを低減させる方法が紹介されている。
特開2005−305756号公報 特開2013−132840号公報(第13頁の表2)
しかし、特許文献2に記載された積層体の製造方法では、カール量を変化させることは容易にできるが、カールの程度を一定にして長時間操業することが困難であった。というのも、ニップロールによる圧着によりシートにかかる応力は、実際には多くの因子の影響を受けて決まる。例えば、シートS2とニップロールtの摩擦係数が大きいと、ニップロールtの駆動力がシートS2に伝わりやすく、シートに対する応力が大きくなる。また、シートS2に膜厚のバラツキがあると、例えば膜厚が10μm増加しただけでも、ニップロールによるニップ圧が高くなるので、シートに対する応力が大きくなる。
これらのプロセス条件や物性の僅かな変動により、シートの伸び易さおよびニップロールによる増速駆動によるシート押し込まれ易さが時間とともに変化するので、伸びやすいシートS2のシート供給量が安定せず、カールの程度を定量的に表すカール量が一定の積層体を連続で得ることが困難であった。
本発明ではバネ定数が異なる少なくとも2枚のシートを貼り合わせ積層体を製造するに当たり、カール量が一定の積層体を安定的に製造するラミネート方法を提供する。
すなわち本発明は、バネ定数が異なる少なくとも2枚のシートを貼り合わせる積層体の製造方法であって、2枚のシートがバネ定数の大きい方のシートS1とバネ定数の小さい方のシートS2からなり、少なくとも、
(1)2本のニップロール間に少なくとも2枚のシートを挟み、シートS1に接するニップロールbを周速Vbで駆動させ、シートS2に接するニップロールtを周速Vtで駆動させて、シートを貼り合わせる工程、
(2)(2a)ニップロール上流側でシートS2の搬送速度V2を検出する工程、(2b)ニップロール上流側でシートS2の搬送速度V2を検出し、ニップロール下流側で積層体の搬送速度V3を検出する工程、(2c)ニップロール上流側でシートS2の搬送速度V2およびシートS1の搬送速度V1を検出する工程、から選ばれるいずれかの工程、
(3)工程(2a)で検出するV2、工程(2b)で検出するV2およびV3、あるいは工程(2c)で検出するV2およびV1に基づき、V2/Vb、V2/Vt、V2/V3およびV2/V1のいずれかが設定値となるようにニップロールtの周速Vtおよびニップロールbの周速Vbの少なくとも一方を連続制御する工程、を含む積層体の製造方法である。
本発明によれば、バネ定数が異なる少なくとも2枚のシートを貼り合わせ、カール量が一定の積層体を安定的に製造することができる。
本発明で好ましく用いられる第1の形態の積層体の製造装置を示す概略図である。 本発明で好ましく用いられる第2の形態の積層体の製造装置を示す概略図である。 本発明で好ましく用いられる第3の形態の積層体の製造装置を示す概略図である。 本発明でいうインカールおよびアウトカールした積層体の断面図である。 実施例におけるシートS2の搬送速度と積層体S3のカール量の関係を示したものである。 積層体の製造装置の一例を示す概略図である。 積層体の製造装置の一例を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
本発明は、バネ定数の異なる少なくとも2枚のシートS1、S2を貼り合わせる積層体の製造方法であって、(1)2本のニップロール間に少なくとも2枚のシートを挟み込み、シートS1に接するニップロールbおよびシートS2に接するニップロールtを駆動させて貼り合わせる工程を含む。シートS1およびシートS2は、複数の層で構成された積層体であってもよい。
従来技術である図7に示した積層体の製造装置は、一対の上下に配置されたニップロールt、bと、駆動源の一様態であるモーター12、11と、ニップロールt、bの周速Vt、Vbを調整する速度調整機構32、31とを備え、ニップロールt、bのいずれか一方を基準側ロールとして周速を固定して強制駆動し、他方のニップロールをその基準側ロールの周速よりも加減速されるロールとして強制駆動する構成となっている。S1およびS2はシートを示し、S3はS1とS2の積層体を示す。シートS2のバネ定数は、シートS1のバネ定数より小さい。
ここで言うバネ定数とは、伸びやすさの指標であり、数値が低い程伸びやすいと言える。バネ定数は、その素材のヤング率と断面積の積で計算できる。例えば、ヤング率が1.0MPa、膜厚が1.0mm、幅が1.0mの感光性樹脂シートと、ヤング率が5GPa、膜厚が0.20mm、幅が1.0mのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを貼り合わせる場合、感光性樹脂シートのバネ定数は1MPa×0.0010m×1.0m=1.0kN、PETフィルムのバネ定数は5GPa×0.00020m×1.0m=1000kNとなり、バネ定数が低い感光性樹脂シートの方がシートS2となり、PETフィルムの方がシートS1となる。これら感光性樹脂シート(S2)とPETフィルム(S1)をニップロールでラミネートすることで、各々に同じ応力が掛けられた場合、感光性樹脂シートS2の方が伸びやすく、PETフィルムS1はほとんど伸びない。ここで、シートS1のバネ定数:シートS2のバネ定数の比が100以上:1の場合、同一応力時のシート伸び率の比は0.01以下:1となり、シートS1はほとんど伸びないと見なすことができる。シートS1あるいはシートS2が複数のシートの積層体である場合は、そのバネ定数は、積層体のヤング率および積層体の断面積の積で計算できる。
バネ定数の異なる少なくとも2枚のシートをニップロールで貼り合わせる場合、バネ定数の小さい方のシートS2と接するニップロールtの周速Vtと、バネ定数が大きい方のシートS1と接するニップロールbの周速Vbとが等速だと、ニップロール通過時にシートS1とS2にほぼ同程度の応力がかけられ、シートS2が流れ方向に多く伸ばされる形でシートS1と貼り付けられる。シートS1も応力の量次第では伸ばされるがバネ定数がシートS2より大きいため、流れ方向の伸び率は僅かのはずである。例えば上記のバネ定数1.0kNの感光性樹脂シートS2と、バネ定数1000kNのPETフィルムS1の貼り合わせのケースを考えてみると、貼り合わせ時の応力が100Nの場合、感光性樹脂シートS2の流れ方向伸び率は10%、PETフィルムS1は0.01%と見積もることができる。貼り合わせ時の応力が仮に100kNの場合、PETフィルムS1は10%伸びることになるが、感光性樹脂シートS2は101倍に伸びてしまう計算となり、積層体S3の実質貼り合わせ条件としては不適である。延伸させながら積層する必要性がなければ、積層体S3の寸法安定性の観点から、積層体S3の搬送速度V3は、伸びにくく支持体として機能するシートS1の搬送速度V1の0.98〜1.05倍の範囲内とすることが好ましく、1.00倍〜1.02倍の範囲内とすることがより好ましい。
このようにVtとVbを等速駆動した場合、シートS2が伸ばされた形の積層体S3が得られ、積層体S3に対する流れ方向の応力が解除されると、積層体のシートS2部分が弾性回復して、図4(a)の様にシートS2側が内側になるカール(以後、インカールと呼ぶ)が発生してしまう。
VtをVbよりも大きくする、つまり増速駆動することで、ニップロールによる貼り合わせ応力を相殺し、さらにはシートS2がシートS1より流れ方向に過剰供給されることになる。得られる積層体S3は、図4(b)の様にS2側が外側になる方向にカール(以後、アウトカールと呼ぶ)しやすくなる。フラットな積層体を得るには、ニップロールによる貼り合わせ応力が相殺されるVt/Vb比率を選べば良い。特許文献2に述べられた課題を解決するため、フラットな積層体で設定したVt/Vbよりも、Vtを増速することで敢えてアウトカールした積層体を得ることも可能である。
このように理論的には、周速Vbに対する周速Vtの比を変更することで、積層体S3のカール状態を制御することが可能である。しかし、この積層体の製造方法では、カールの程度を一定にして長時間操業することが困難であった。というのも、ニップロールによる圧着でシートにかかる応力は、シートS2とニップロールtの摩擦力、シートS1とニップロールbの摩擦力、シートS1とシートS2の接着速度、ニップロールt、bの径および周長、シートS1、S2の膜厚精度など、多くの因子の影響を受けて決まる。これらプロセス条件や物性の僅かな変動により、シートS2の伸び易さおよびニップロールtの増速駆動によるシートS2の過剰供給量が時間で変化するので、伸びやすいシートS2のシート供給量が安定せず、カールの程度を定量的に表すカール量が一定の積層体を連続で得ることが困難となる。
本発明ではバネ定数が異なる少なくとも2枚のシートを貼り合わせるに当たり、カール量が一定の積層体を安定的に製造するラミネート方法を提供する。その製造方法は、(2)(2a)ニップロール上流側で、シートS2の搬送速度V2を検出する工程を含む。搬送速度V2を検出することにより、ニップロール間に供給されるシート量の定量的な情報を得ることができる。発明者らは、伸びやすいシートS2のニップロール前後の供給量変化率に着目し、シートS2のニップロールへの供給量がカール量にかなり強い一次関数の相関を示すことをつかんだ。シートS2の供給量が多いと、アウトカール量が多くなり、シートS2の供給量が少ないと、インカール量が多くなる。この現象を定量的手法として利用することで、積層体S3のカール量をほぼ正確に予想できる。
本発明の第2の態様として、(2)(2b)ニップロール上流側でシートS2の搬送速度V2を検出する工程に加えて、ニップロール下流側で積層体の搬送速度V3を検出する工程を含む。 シートS2のニップロール手前、つまり上流側の搬送速度V2を測定し、ニップロール通過後、つまり下流側の積層体S3の搬送速度V3の測定値より大きければ、積層体S3はアウトカールとなり、そのアウトカール量はV2/V3にほぼ比例する。逆に、下流側の積層体S3の搬送速度V3が、上流側の搬送速度V2より大きければ、積層体S3はインカールとなり、そのインカール量はV3/V2にほぼ比例する。よって、V2/V3比(あるいはV3/V2比)と積層体S3のアウトカール量(あるいはインカール量)に関係について予め検量線を測定しておけば、V2/V3比を制御することで、アウトカール量が一定の積層体を連続的に製造することが可能となる。また、ラミネート後に積層体S3の後処理工程でカール量にバイアスがかかる場合、例えば感光性樹脂層のような露光収縮や乾燥収縮でインカールが発生する場合、後処理工程後のカール量とV2/V3などの本発明の積層体を製造する工程で得られた工程値との検量線を測定しておくことが好ましい。
また、V3については、別の速度値で代用することも可能である。本発明の第3の態様として、(2)(2c)ニップロール上流側でシートS2の搬送速度V2を検出する工程に加えて、ニップロール上流側でシートS1の搬送速度V1を検出する工程を含む。例えば、シートS1のバネ定数がシートS2に比べて有意に大きければ、シートS1はほとんど伸びないので、上流側のシートS1の搬送速度V1と下流側の積層体S3の搬送速度V3は等しいと見なすことができる。また、シートS1がほとんど伸びることがなければ、上流側のシートS1の搬送速度V1とシートS1が接する方のニップロールの周速Vb(あるいはVt)が等しいと見なすこともできる。したがって、V3の代わりに、V1やVb(あるいはVt)を用いても、積層体のカール量を一定に制御することができる。
本発明の好ましい第1の形態ではV2/Vb比(あるいはV2/Vt比)で、第2の形態ではV2/V3比で、第3の形態ではV2/V1比で、積層体のカール量を一定に制御する。
好ましい第1の形態では、(3)工程(2a)で検出するV2に基づき、V2/Vbが設定値となるようにニップロールtの周速Vtを連続制御する工程、またはV2/Vtが設定値となるようにニップロールbの周速Vbを連続制御する工程の少なくとも一方を含む。図1に示す好ましい第一の形態では、積層体の製造装置は、一対の上下に配置されたニップロールt、bと、駆動源の一態様であるモーター15、14と、シートS2の搬送速度V2を測定する検出器22と、搬送速度V2の検出値とニップロールbの周速Vbを元に、ニップロールtの周速Vtの設定値を決定するコントローラー33、ニップロールt、bの周速Vt、Vbに速度差を持たせる速度調整機構35、34とを備え、ニップロールbを基準側ロールとして強制駆動し、ニップロールtは基準ロール(ニップロールb)に対し周速に加減速をかけた強制駆動する構成となっている。図1はニップロールtとシートS2が接し、ニップロールbとシートS1が接する例を示しているが、シートの上下およびニップロールの上下を入れ替えた構成でも良く、その場合の製造装置は図1を上下反転した構成となる。
ニップロールt、bは弾性体からなり、表面がシートの貼り合わせに適した表面に仕上げられている。例えば金属ロール表面が弾性ゴムで被覆された表面の平滑なロールである。あるいはニップロールt、bの一方が弾性体からなるロールで、他方が貼りつけ時にニップ部でシートS1および/あるいはシートS2を加熱するための加熱金属ロールであってもよい。
基準ロールであるニップロールbの周速Vbは、速度調整機構34の指令に基づきモーター14の駆動で与えられる。ニップロールtの周速Vtは、速度調整機構35の指令に基づきモーター15の駆動で与えられる。さらに、ニップロールtはニップロールbに押し付けられるが、一定の押付力Lで押し付けることができる構成であればよく、例えば、ニップロールtの両端を支持する支持台でニップロールtを上下移動可能とし、弾性バネの弾性力あるいはエアシリンダーの圧空により、ニップロールtをニップロールbに押し付けてもよい。
モーター14はニップロールbだけでなく、ニップロールt、b共通の駆動源であってもよく、減速機付き誘導電送機を用いても良い、モーター15はモーター14を基準にニップロールtを回転駆動させるための駆動源であり、減速機付き誘導電送機を用いても良い。
速度調整機構35、34はニップロールt、bの駆動系に備えられており、モーター15、14の駆動力により回転されるニップロールt、bの周速を加減速調整する変速機である。このような変速機として、例えばプーリー比により減速する機構の精密変速機が挙げられる。かかる精密変速機としては、例えば、ツバキエマソン社製の“ヘリカルギアヘッド”が挙げられる。
シートS2の搬送速度V2を測定する検出器22は、ニップロール手前側(つまり上流側)に設置される。搬送速度V2の測定方法として、シートS2にロールエンコーダーを接触させて周速を測定する方法、シートS2に接触させたフリーロールにロールエンコーダーを接触させて、フリーロールの周速を測定する方法、シートS2に接触させたフリーロールにローラーエンコーダーを取り付けて、フリーロールの回転速度を測定する方法などが挙げられる。搬送速度V2が時間軸に対し細かく振動する、いわゆる「ビビリ」が起きる場合には、ある所定時間に対する平均値を演算してV2の測定値としても良い。図示していないが、ニップロールt、bの周速を計測し、表示する回転数検出器を備えることが好ましい。
ニップロールtの周速Vtの設定値を決定するコントローラー33は、シートS2の搬送速度V2とニップロールbの周速Vbの入力情報を元に、ニップロールの周速Vtを決定し、速度調整機構35に指令する機能を有する。積層体S3のカール量を決定する検量線で求められるV2/Vb値を設定し、V2/Vbの設置値より実測値の方が低ければ、Vtを増速する指令を出し、設定値より実測値の方が高ければ、Vtを減速する指令を出す。つまりV2/Vbが設定値になるようにVtを連続制御することで、積層体のカール量とかなり強い一次関数の相関を示すシートS2供給量を一定に保つことができ、積層体のカール量は一定となる。V2/Vbの設定値は、1点固定にしてニップロールtの周速Vtを細かく制御しても良いし、管理幅をもたせて設定し、管理幅を超えた時のみVtに制御をかける方式で良い。
図2に示す好ましい第2の形態では、(3)工程(2b)で検出するV2/V3が設定値となるように、ニップロールbの周速Vbおよびニップロールtの周速Vtの少なくとも一方を連続制御する工程を含む。図2に示す積層体の製造装置は、図1に示す本発明の好ましい第1の形態に、積層体S3の搬送速度V3を測定する検出器23が追加された構造である。また、本発明の好ましい第1の形態は、V2/Vb比の実測値を元に、ニップロールtの周速Vtに制御をかける方式、またはV2/Vt比の実測値を元にニップロールbの周速Vbに制御をかける方式なのに対し、第2の形態ではV2/V3比の実測値を元にVtおよび/またはVbに制御をかける。
積層体S3の搬送速度V3を測定する検出器23は、ニップロール通過後(つまり下流側)に設置され、その測定方法は、積層体S3にロールエンコーダーを接触させて周速を測定する方法、積層体S3に接触させたフリーロールにロールエンコーダーを接触させて、フリーロールの周速を測定する方法、積層体S3に接触させたフリーロールにローラーエンコーダーを取り付けて、フリーロールの回転速度を測定する方法などが挙げられる。搬送速度V3は時間軸に対し細かく振動する、いわゆる「ビビリ」が起きる場合には、ある所定時間に対する平均値を演算してV3の測定値としても良い。
ニップロールの周速を決定するコントローラー36は、シートS2の搬送速度V2、積層体S3の搬送速度V3の入力情報を元に、ニップロールt、bの周速Vt、Vbを決定し、速度調整機構35、34に指令する機能を有する。積層体S3のカール量とV2/V3値について予め検量線を測定しておき、検量線を元にV2/V3値を設定し、V2/V3の設置値より実測値の方が低ければ、Vtを増速するおよび/またはVbを減速する指令を出し、設定値より実測値の方が高ければ、Vtを減速するおよび/またはVbを増速する指令を出す。つまりV2/V3が設定値になるようにVtおよび/またはVbを連続制御することで、積層体のカール量とかなり強い相関を示すシートS2供給量を一定に保つことができ、積層体のカール量は一定となる。V2/V3の設定値は1点固定にして、周速Vt、Vbを細かく制御しても良いし、管理幅をもたせて設定し、管理幅を超えた時のみVt、Vbに制御をかける方式でも良い。
また、コントローラー36は、Vbを固定とし、Vtのみに指令を出す方式でも良い。その場合はシートS2の搬送速度V2、積層体S3の搬送速度V3、およびニップロールbの周速Vbの入力情報を元に、ニップロールtの周速Vtを決定し、速度調整機構35に指令する機能を有する。V2/V3の設置値より実測値の方が低ければ、Vtを増速する指令を出し、設定値より実測値の方が高ければ、Vtを減速する指令を出す。
図2ではニップロールtとシートS2が接し、ニップロールbとシートS1が接する例を示しているが、シートの上下およびニップロールの上下を入れ替えた構成でも良く、その場合の製造装置は図2を上下反転した構成となる。
図3に示す好ましい第3の形態では、(3)工程(2c)で検出するV2/V1が設定範囲内となるように、ニップロールbの周速Vbおよびニップロールtの周速Vtの少なくとも一方を連続制御する工程を含む。図3に示す積層体の製造装置は、図1に示す本発明の好ましい第1の形態に、シートS1の搬送速度V1を測定する検出器21が追加された構造である。また、本発明の好ましい第1の形態は、V2/Vb比の実測値を元に、ニップロールtの周速Vtに制御をかける方式、またはV2/Vt比の実測値を元にニップロールbの周速Vbに制御をかける方式なのに対し、第3の形態ではV2/V1比の実測値を元にVtおよび/またはVbに制御をかける。
シートS1の搬送速度V1を測定する検出器21は、ニップロール手前側(つまり上流側)に設置され、その測定方法は、シートS1にロールエンコーダーを接触させて周速を測定する方法、シートS1に接触させたフリーロールにロールエンコーダーを接触させて、フリーロールの周速を測定する方法、シートS1に接触させたフリーロールにローラーエンコーダーを取り付けて、フリーロールの回転速度を測定する方法などが挙げられる。搬送速度V1が時間軸に対し細かく振動する、いわゆる「ビビリ」が起きる場合には、ある所定時間に対する平均値を演算してV1の測定値としても良い。
ニップロールの周速を決定するコントローラー37は、シートS1の搬送速度V1、シートS2の搬送速度V2の入力情報を元に、ニップロールt、bの周速Vt、Vbを決定し、速度調整機構35、34に指令する機能を有する。積層体S3のカール量とV2/V1値について予め検量線を測定しておき、検量線を元にV2/V1値を設定し、V2/V1の設置値より実測値の方が低ければ、Vtを増速するおよび/またはVbを減速する指令を出し、設定値より実測値の方が高ければ、Vtを減速するおよび/またはVbを増速する指令を出す。つまりV2/V1が設定値になるようにVtおよび/またはVbを連続制御することで、積層体のカール量とかなり強い相関を示すシートS2供給量を一定に保つことができ、積層体のカール量は一定となる。V2/V1の設定値は1点固定にして、周速Vt、Vbを細かく制御しても良いし、管理幅をもたせて設定し、管理幅を超えた時のみVt、Vbに制御をかける方式でも良い。
また、コントローラー37は、Vbを固定とし、Vtのみに指令を出す方式でも良い。その場合はシートS1の搬送速度V1、シートS2の搬送速度V2、およびニップロールbの周速Vbの入力情報を元に、ニップロールtの周速Vtを決定し、速度調整機構35に指令する機能を有する。V2/V1の設置値より実測値の方が低ければ、Vtを増速する指令を出し、設定値より実測値の方が高ければ、Vtを減速する指令を出す。
図3はニップロールtとシートS2が接し、ニップロールbとシートS1が接する例を示しているが、シートの上下およびニップロールの上下を入れ替えた構成でも良く、その場合の製造装置は図3を上下反転した構成となる。
カール量の評価は、積層体S3を定盤上に置いた状態での反りの量で測定できる。カールする方向の異方性を無視できるように、積層体S3を半径50mmの円形にカットしたサンプルを用意する。フラットあるいはインカールしているサンプルの場合、シートS1側が下になる状態で定盤の上に置き、サンプルの端が定盤から浮き上がる高さを測定する。アウトカールしているサンプルの場合は、シートS2側が下になる状態に置くことでアウトカール量を測定する。
図1に示す積層体の製造装置を用いて、積層体のカール量を制御した例を以下に示す。図1の積層シート製造装置の構成は次の通りである。
・ニップロールt:弾性ゴム被覆ロール
・ニップロールb(基準ロール):ロール内部を熱媒で加熱可能な金属製ロール
・モーター15、14:減速機付き誘導電送機
・速度調整機構35:変速機“ヘリカルギアヘッド”(ツバキエマソン社製)
・速度調整機構34:ギアモーター(住友重機械工業社製)
・搬送速度検出器22:ロールエンコーダーおよびFVコンバーター
・コントローラー33:検出器22で測定したV2、および図示しないニップロールbの周速測定装置で測定したVbを元に予め設定したV2/Vb値と比較し、Vtに対し加減速指令を出すコントロールパネル。
まず、各実施例および比較例における評価方法について説明する。
(シート膜厚測定)
マイクロメーターを用いてシートS1、シートS2をそれぞれ直接挟み込み、シートS1、シートS2の膜厚を測定した。
(シート幅測定)
巻き尺を用いてシートS1、シートS2それぞれの全幅を測定した。
(ヤング率測定)
シートS1、S2のそれぞれについて、テンシロン万能試験機(RTM−100、(株)オリエンテック製)を使用し、荷重200N、引っ張り速度100mm/分の条件で垂直方向の引っ張り弾性率を測定してヤング率を算出した。
(バネ定数算出)
シートS1、S2のそれぞれについて、下記式によりバネ定数(N/m)を算出した。
バネ定数(N/m)=ヤング率(Pa)×シート幅(m)×シート膜厚(m)。
(積層体S3のカール量測定)
(1)各実施例および比較例において作製された作製後3日以内の積層体S3を、シートS2側から円盤カッター(“C−1500P”NTカッター社製)を押し当てて、カバーフィルムごとφ50mmに断裁し測定サンプルとした。
(2)上記(1)で得られた測定サンプルを平坦な台の上に置き、150mmまで測定できるステンレス製定規(“TZ−RS15” KOKUYO社製)にて、平坦な台からシートS1とS2の接合面までの浮き量を測定し、初期カール量とした。このとき、測定サンプルがインカールしている場合は、シートS2を下側にして置き、アウトカールしている場合は、シートS1を下側にして置いた。また、カール量は、シートS1側にカールしていれば+(プラス)、シートS2側にカールしていれば−(マイナス)として表記した。
[実施例1]
シートS1として、PETフィルム(“ルミラー”188S10、東レ(株)製)の上に接着層を塗布したフィルムを用いた。シートS1の膜厚は240μm、シート幅は1000mm、ヤング率は約4000MPaであり、バネ定数は960kNであった。
シートS2として、ヤング率は0.88〜1.11MPa、膜厚780〜800μm、幅785mmのシートを用意した。シートS2のバネ定数を計算すると、539〜697Nとなる。シートS2の組成を表1に示す。
水/エタノール比率55/45(重量比)の混合溶剤に、表1に示す水溶性ポリマーまたは水膨潤性ポリマーと可塑剤を表1の添加量に従って添加し、70℃で2時間撹拌して溶解させた。次に、モノマーの一つである“ブレンマーG”(日油社製、グリシジルメタクリレート)を添加し、70℃で0.5時間撹拌した。さらに、表1に示す残りのモノマー、光重合開始剤、添加剤(染料、重合禁止剤、紫外線吸収剤)を添加し、70℃で0.5時間撹拌してシートS2の溶液を得た。このときシートS2溶液の固形分濃度は60重量%となるように調製した。
離型性を有するフィルム(シリコーン系材料SH−237(東レ・ダウコーニング社製)が塗布されたPETフィルム(“ルミラー”100S10、東レ社製))が全周に渡り貼り付けられたステンレス製の1400mm幅のコンベアベルト上に、上記シートS2溶液を1000mm幅のハンガーコートダイタイプの吐出口金を通して幅方向の吐出量が均一となるように流延し、コンベアベルト全体を73℃で加熱した。加熱時間が40分となるようにコンベアベルトを一定速度で回転させ、シートS2溶液の吐出速度は乾燥後のシート膜厚が790μmとなるように調整した。その後、シートS2溶液のキャスティング膜を15℃で10分間冷却させた後に、キャスティング膜を剥離後、剥離した膜を180分間両面乾燥し、ポリプロピレン(PP)フィルムとともに500m長を連続で巻き取った。
これらシートS1およびS2を長さ500m分準備して、500m分の連続貼り合わせを行った。
Figure 2015186883
シートS1とシートS2のバネ定数を比較すると、3桁のオーダー差があり、シートS2のみが大きく伸びると判断できる。
図1に示す積層体の製造装置を用いて、シートS2がニップロールtに接するように、シートS1がニップロールbに接するように供給する配置とした。シートS2がニップロールを通過する直前に、シートS2の貼り合わせ面側をエチレングリコールで浸したスポンジロールに接触させて、シートS2の接着表面を膨潤させ、シートS2の膨潤面とシートS1の接着層を加熱圧着することにより、シートS1とシートS2を貼り合わせた。なお、ニップロールbの金属製ロールは、ロール内部の熱媒を加熱し、表面の温度が110℃±5℃になるように調整した。また、ニップロールbは回転のみ可能の固定ロールであり、ニップロールtは回転可能でかつ圧空で上下に圧下解放できる機構を有し、ニップロールtを圧下した状態でのニップロールb、t間のクリアランス間隙を850±25μmに調整した。
ニップロールbの周速Vbを2.90m/分に固定し、ニップロールtの周速Vtを2.90m/分〜3.48m/分に条件をふり、各条件でのシートS2の搬送速度V2および積層体S3のカール量を測定した結果を表2に、V2と積層体S3のカール量の検量線を図5に示す。図5の検量線が示すとおり、V2と積層体S3のカール量の間にはかなり強い1次関数の相関があることが分かった。
Figure 2015186883
そこで、コントローラー31にV2設置値として2.90m/分(V2/Vb=1.00)を入力し、シートS1長100mを連続で貼り合わせを行った。得られた積層体S3を1m長に1サンプルの割合でカール量測定用のサンプルを採取し、最初の10サンプルを除く全90サンプルについて、カール量を測定したところ、平均値−0.02mm(ややアウトカール)、標準偏差0.09mmの結果が得られ、安定してほぼ同一カール量の積層体を製造できた。
[比較例1]
シートS2の搬送速度V2を測定せず、Vb=2.90m/分、Vt=3,02m/分に固定して、実施例1と同様にシートS1長100mを連続で貼り合わせを行った。得られた積層体S3を1m長に1サンプルの割合でカール量測定用のサンプルを採取し、最初の10サンプルを除く全90サンプルについて、カール量を測定したところ、平均値−0.03mm(ややアウトカール)、標準偏差0.55mmの結果となり、カール量にばらつきがあり、安定したカール量の積層体の製造ができなかった。これは、シートS2の膜厚が流れ方向に780〜800μmと20μmのバラツキがあり、ニップロール通過時の応力が流れ方向で変動したためと予想される。
L:ニップロールの押付力
S1:バネ定数の大きい方のシート
S2:バネ定数の小さい方のシート
S3:積層体
b:ニップロール
t:ニップロール
11:ニップロールbを駆動するモーター
12:ニップロールtを駆動するモーター
13:ニップロールbを駆動するモーター
14:ニップロールbを駆動するモーター
15:ニップロールtを駆動するモーター
21:シートS1の搬送速度を検出する検出器
22:シートS2の搬送速度を検出する検出器
23:積層体S3の搬送速度を検出する検出器
30:ニップロールbの速度調整機構
31:ニップロールbの速度調整機構
32:ニップロールtの速度調整機構
33:V2とVbの検出値を元にVtの設定値を指令するコントローラー
34:ニップロールbの速度調節機構
35:ニップロールtの速度調節機構
36:V2とV3の検出値を元にVbとVtの設定値を指令するコントローラー
37:V2とV1の検出値を元にVbとVtの設定値を指令するコントローラー
V1:シートS1の搬送速度
V2:シートS2の搬送速度
V3:積層体S3の搬送速度
Vb:ニップロールbの周速
Vt:ニップロールtの周速

Claims (2)

  1. バネ定数が異なる少なくとも2枚のシートを貼り合わせる積層体の製造方法であって、2枚のシートがバネ定数の大きい方のシートS1とバネ定数の小さい方のシートS2からなり、少なくとも、
    (1)2本のニップロール間に少なくとも2枚のシートを挟み、シートS1に接するニップロールbを周速Vbで駆動させ、シートS2に接するニップロールtを周速Vtで駆動させて、シートを貼り合わせる工程、
    (2)(2a)ニップロール上流側でシートS2の搬送速度V2を検出する工程、(2b)ニップロール上流側でシートS2の搬送速度V2を検出し、ニップロール下流側で積層体の搬送速度V3を検出する工程、(2c)ニップロール上流側でシートS2の搬送速度V2およびシートS1の搬送速度V1を検出する工程、から選ばれるいずれかの工程、
    (3)工程(2a)で検出するV2、工程(2b)で検出するV2およびV3、あるいは工程(2c)で検出するV2およびV1に基づき、V2/Vb、V2/Vt、V2/V3およびV2/V1のいずれかが設定値となるようにニップロールtの周速Vtおよびニップロールbの周速Vbの少なくとも一方を連続制御する工程、を含む積層体の製造方法。
  2. シートS2に接するニップロールtの周速Vtが、シートS1に接するニップロールbの周速Vbより大きいことを特徴とする、請求項1に記載の積層体の製造方法。
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