JP2013012540A - 導電性フィルムの貼付装置及び太陽電池モジュールの組立装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】幅広の導電性フィルムを用いて個片貼りを行うことができる導電性フィルムの貼付装置及びこれを備えた太陽電池モジュールの組立装置を提供する
【解決手段】太陽電池モジュールの組立装置100は、太陽電池セル1又は電線2の少なくとも一方に導電性フィルム3を貼り付ける導電性フィルムの貼付装置103と太陽電池セル1と電線2とを圧着する圧着ユニット108と、を備える。導電性フィルムの貼付装置103は、導電性フィルム3を導電性フィルム3の長手方向に切断する第1切断部137と、導電性フィルム3の長手方向と直交する方向に導電性フィルム3を切断する第2切断部138とを有し、第1切断部137及び第2切断部138により導電性フィルム3を格子状に切断する切断機構103Bと、切断機構103Bで切断された導電性フィルム3を太陽電池セル1又は電線2の少なくとも一方に貼り付ける貼付機構103Bと、を備えている。
【選択図】図7

Description

本発明は、単結晶太陽電池や多結晶太陽電池などの太陽電池の基板(セル)の表面に導電性フィルムを貼付する導電性フィルムの貼付装置及び太陽電池モジュールの組立装置に関するものである。
太陽電池モジュール組立工程は、単結晶太陽電池、多結晶太陽電池などの太陽電池のセル基板(以下、単に「セル」と略す。)を配線部材と接続し、一連の太陽電池回路とした後に、保護シートなどで封止して外部端子を取り付ける組立実装工程である。
この組立実装工程のうち、セルに配線部材を接続する方法としては、従来からはんだ付けが広く用いられている。鉛入りはんだは良導体であり一定の強度と耐環境信頼性を有する。しかし、近年の環境保護の観点から鉛フリーはんだを採用することが考えられているが、この鉛フリーはんだを採用した場合に信頼性の低下が問題となっていた。
そこで、導電性フィルムもしくは異方性導電フィルム(ACF:Anisotropic Conductive Film)を用いて電線とセルの接続を行うことで、熱膨張差による信頼性低下の回避を図った方法が知られている(特許文献1参照)。
一方、異方性導電フィルムは高価なため、電流密度の低い薄膜系太陽電池配線長の全域に接続することはせず、配線の所々に異方性導電フィルムを設ける方式(個片貼り)で使用量を減らす方法も提案されている(特許文献2参照)。
特開2008−300403号公報 WO2008/152865号パンフレット
しかしながら、セルと電線を接続するために、テープ状の導電性フィルムもしくは異方性導電フィルムを用いていた。このテープ状の導電性フィルムは幅が狭いため、導電性フィルムの幅方向に沿って一枚ずつにしか切り分けることができなかった。その結果、複数の箇所に導電性フィルムもしくは異方性導電フィルムを貼付する場合には、複数のテープ状の導電性フィルムもしくは異方性導電フィルムを用意する必要があり、コストアップを招いていた。
また、近年では、導電性フィルムのテープが長手方向と直交する方向の長さが長い、いわゆる幅広の導電性フィルムもしくは異方性導電フィルムを用いて太陽電池モジュールを組み立てることが望まれていた。
本発明の目的は、上記従来技術における実情を考慮し、導電性フィルムのテープが長手方向と直交する方向の長さが長い、幅広の導電性フィルムを用いて個片貼りを行うことができる導電性フィルムの貼付装置及びこれを備えた太陽電池モジュールの組立装置を提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の導電性フィルムの貼付装置は、導電層と、導電層の一方の面に重ねられたセパレータとを有する導電性フィルムを導電性フィルムの長手方向に切断する第1切断部と、導電性フィルムの長手方向と直交する方向に導電性フィルムを切断する第2切断部とを有し、第1切断部及び第2切断部により導電性フィルムを格子状に切断する切断機構と、切断機構で切断された導電性フィルムを太陽電池セル又は電線の少なくとも一方に貼り付ける貼付機構と、を備えている。
また、本発明の太陽電池モジュールの組立装置は、太陽電池セル又は電線の少なくとも一方に導電性フィルムを貼り付ける導電性フィルムの貼付装置と、太陽電池セルと電線との間に導電性フィルムが介在され、太陽電池セルと電線とを圧着する圧着ユニットと、を備える。
導電性フィルムの貼付装置には、上述した導電性フィルムの貼付装置を用いる。
本発明の導電性フィルムの貼付装置及び太陽電池モジュールの組立装置では、導電性フィルムの長手方向に沿って導電性フィルムを切断する第1切断部を設けたことで、幅広の導電性フィルムを用いることができる。
本発明の第1の実施例の太陽電池モジュールの組立装置のレイアウトを示す概略図である。 本発明の第1の実施例の太陽電池モジュールの組立装置における導電性フィルムをセルに貼付する工程を示す概略図である。 本発明の第1の実施例の太陽電池モジュールの組立装置における電線をセルに接続する工程を示す概略図である。 本発明の第1の実施例の太陽電池モジュールの組立装置にかかる導電性フィルムの貼付装置を示す斜視図である。 本発明の第1の実施例の導電性フィルムの貼付装置にかかる主要部を示す概略図である。図5(a)は導電性フィルム貼付ヘッドが導電層を吸着する工程を示す概略図、図5(b)は導電性フィルムからセパレータを剥離する工程を示す概略図である。 本発明の第1の実施例の導電性フィルムの貼付装置において切断された導電性フィルムの導電層を拾い上げる箇所を示す概略図である。図6(a)は間隔を詰めて導電層を拾い上げる場合を示す概略図、図6(b)は間隔を開けて導電層を拾い上げる場合を示す概略図である。 本発明の第1の実施例の導電性フィルムの貼付装置にかかる太陽電池セルに導電性フィルムを貼付する工程を示す概略図である。 本発明の第2の実施例の太陽電池モジュールの組立装置にかかる導電性フィルムの貼付装置を示す斜視図である。図8(a)は第1切断部により導電層が切断された状態を示す斜視図、図8(b)は第1切断部及び第2切断部により導電層が格子状に切断された状態を示す斜視図である。 本発明の第3の実施例の太陽電池モジュールの組立装置にかかる導電性フィルムの貼付装置を示す斜視図である。図9(a)は導電性フィルム貼付ヘッドにより導電層が貼付される前の状態を示す斜視図、図9(b)は導電層が貼付された状態を示す斜視図である。 本発明の太陽電池モジュールの組立装置により製造される太陽電池セルを接続してなるセルストリング説明図である。
以下、本発明の導電性フィルムの貼付装置及び太陽電池モジュールの組立装置の実施形態例について、図1〜図9を参照して説明する。そして、代表的な太陽電池セルのセルストリング4の構造を、図10を用いて説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。また、本発明は、以下の形態に限定されるものではない。
なお、説明は以下の順序で行う。
1.セルストリング
2.第1の実施の形態例
3.第2の実施の形態例
4.第3の実施の形態例
<1.セルストリング>
まず、代表的な太陽電池セルのセルストリング4の構造を、図10を用いて説明する。
図10は本発明の太陽電池モジュールの組立装置により製造される太陽電池セルを接続してなるセルストリングを説明する説明図である。
図10に示すセル1の表裏には、電極パターンが設けられている。そして、このセル1の表裏には、電線2が4本貼り付けられている。各セル1の表裏への4本の電線の貼り付けは、セル1又は電線2の数カ所に、図示しない導電性フィルムを貼り付けて行われる。この導電性フィルムは、粘着性及び導電性を有する導電層と、この導電層の一方の面に重ねられたセパレータ(剥離紙)と有している。
セルストリング4は、例えば10枚のセル1が電線2によって接続されて構成される。太陽電池モジュールは、複数のセルストリング4と、複数のセルストリング4を挟む透過ガラス及びバックシートを備える。
図10に示すセルストリング4は、4本の電線を用いてセル1間を接続して構成されている。セルストリングにおけるセルの枚数、電線の本数、導電性フィルムの枚数や長さは、太陽電池モジュールの設計によって決定すべき事項である。すなわち、本発明に係るセルストリングにおいて、電線の本数を変えることや、接続箇所を表裏で別に定めるなどの変更を自在に行えることは勿論である。
<2.第1の実施の形態例>
[太陽電池モジュールの組立装置]
次に、太陽電池モジュールの組立装置について、図1〜図7を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態例の太陽電池モジュールの組立装置(以下、「本例」という。)のレイアウトを示す概略図、図2は本例の太陽電池モジュールの組立装置における導電性フィルムをセルに貼付する工程を示す概略図である。
また、図3は本例の太陽電池モジュールの組立装置における電線をセルに接続する工程を示す概略図である。
本例の太陽電池モジュールの組立装置100は、図1の下段の左側から順に、電線供給ユニット101と、電線矯正ユニット102と、電線切断ユニット104が配置されている。また、図1の上段部には、セル1を供給するユニットとして、セル供給ユニット105と、本発明の導電性フィルムの貼付装置である導電性フィルム貼付ユニット103が配置されている。
さらに、図1の下段の右側(後方)には、導電性フィルム貼付ユニット103からセル1が移載され、セル1に電線2を接続する接続ユニット107と、セル1に電線2を圧着する圧着ユニット108と、電線2が圧着されたセル1を冷却する冷却ユニット109が配置される。また、冷却ユニット109の隣には、連鎖状に接続されたセルストリング4(図10参照)を冷却ユニット109から引き出して次工程120に引き渡すための移載装置110が配置されている。
[電線供給ユニット]
図1では電線供給ユニット101の詳細な構成は示されていないが、電線供給ユニット101は、例えば、4本のリールと、従動ローラを有している。各リールには、1本の扁平な電線2が巻回されている。電線2の表面には、従動ローラが接触する。従動ローラは、リールから送り出される電線2の送り出し量を計測することができる。これにより、電線2の送り出し量を正確に管理することができる。また、従動ローラにより計測された電線2の送り出し量に基づき図示しないサーボモータがリールを回転させる。このリールの回転により必要量の電線2が電線矯正ユニット102に送り出される。
[電線矯正ユニット]
電線矯正ユニット102では、例えば、送りローラと、ダンサーローラと、巻き癖矯正ヘッドと、を備えている。ここで、電線2がリールに巻回されていると、電線2は湾曲するように変形する復元力を有する。そのため、電線矯正ユニット102では、2個の送りローラの間に電線2の湾曲に抗してダンサーローラを配置している。これにより、電線の復元力に抗して電線2に適切なテンションを与えるようにすることができ、電線2の巻き癖を矯正することができる。
また、電線矯正ユニット102内の巻き癖矯正ヘッドは、上下から電線2に僅かな変形を与える。これにより、電線2に生じた巻き癖が矯正される。巻き癖が矯正された電線2は電線切断ユニット104に送り出される。
[電線切断ユニット]
電線切断ユニット104は、切断刃と、チャック142と、引き込み機構が設けられている。電線切断ユニット104では、まず、電線矯正ユニット102の送りローラによって差し込まれた電線2の先端をチャック142が受け取る(図3参照)。そして、不図示の引き込み機構は、チャック142が受け取った電線2を電線切断ユニット104内に引き込む。さらに、電線切断ユニット104の内部に引き込まれた電線2は切断刃によって切断される。この電線切断ユニット104は、電線2をセル1の長さの整数倍(例えば略2倍)の長さに切断する。その後、電線2は、接続ユニット107に送られる。
[セル供給ユニット]
図2に示すように、セル供給ユニット105は、セルトレイ151と、エレベータ152と、吸着ヘッド153と、移載機構154とを備えている。多数のセル1は、セルトレイ151に積層されて載置されている。このセルトレイ151の高さはエレベータ152により一定になるように制御される。これにより、セルトレイ151に積層されたセル1の最上面の高さが一定になるように保たれている。そして、最上のセル1は吸着ヘッド153に吸着され、吸着されたセル1は移載機構154により導電性フィルム貼付ユニット103に搬送される。このとき、セルトレイ151における最上面の高さを一定に保つためにエレベータ152が上昇する。
[導電性フィルム貼付ユニット]
図4は本例の導電性フィルムの貼付装置を示す斜視図、図5は本例の導電性フィルムの貼付装置にかかる主要部を示す概略図である。
図2に示すように、セル供給ユニット105から移載されたセル1は、導電性フィルム3を貼り付ける導電性フィルム貼付ユニット103に送られる。導電性フィルム貼付ユニット103は、貼付機構103Aと切断機構103Bで構成される。
図5(a)に示すように、貼付機構103Aは、送りローラ131(図4参照)と、回収ローラ132と、4つの導電性フィルム貼付ヘッド133と、導電性フィルム貼付ヘッド133を支持する駆動機構134と、導電性フィルム貼付ヘッド133と対向するステージ135とを備えている。送りローラ131は、不図示のリールから導電性フィルム3を引き出し、4つの導電性フィルム貼付ヘッド133側へ送り出す。回収ローラ132は、導電性フィルム3のセパレータ3bを回収する。
導電性フィルム貼付ヘッド133は、凸部を有し、その先端部には不図示の真空吸着穴が設けられている。この真空吸着穴から空気が吸引されることで、導電性フィルム貼付ヘッド133は切り離された導電性フィルム3の各片を吸着することができる。そして、この導電性フィルム貼付ヘッド133は、導電性フィルム3の導電層3をセル1に貼付する。
駆動機構134は、4つの導電性フィルム貼付ヘッド133に接続される摺動部材134aと、摺動部材134aを横軸方向に案内するガイドレール134bと、摺動部材134aをガイドレール134bに沿って移動させる駆動部材134cと、駆動部材134cをガイドするガイド部材134dとから構成されている。
図4に示すように、切断機構103Bは、第1切断部137と、第2切断部138を備えている。この切断機構103Bは、送りローラ131と回収ローラ132の間に配置され、送りローラ131側から第1切断部137、第2切断部138の順に配置されている。
第1切断部137は、回転刃137aと、台座137bを備えている。回転刃137aは、不図示の駆動機構に昇降可能に支持され、不図示の支持部材により回転可能に支持されている。
第2切断部138は、俎板138aと、カッター刃138bと、カッター刃138bが接続する台座138d(図5(a)参照)から構成される。俎板138aは、不図示の駆動機構により昇降可能に支持されている。俎板138aは駆動機構により上昇するため、俎板138aとカッター刃138bとで導電性フィルム3を挟むことができる。
導電性フィルム貼付ユニット103では、導電性フィルム3の導電層3aが第1切断部137及び第2切断部138によって格子状に切断される。そして、導電性フィルム貼付ヘッド133は、切断された導電層3aを真空吸着により保持する。次に、駆動機構134が駆動すると、導電性フィルム貼付ヘッド133は、その間隔を広げてから保持した導電性フィルム3の導電層3aをセル1の表面に押圧する。これにより、導電層3aを有する導電性フィルム3がセル1に貼り付けられる。導電層3aが貼り付けられたセル1は、接続ユニット107に送られる。一方、残ったセパレータ3bは、回収ローラ132(図5(b)参照)を介して回収リールに巻き取られる。なお、導電性フィルム貼付ユニット103の詳細な動作については後述する。
[接続ユニット]
図3に示すように、接続ユニット107は、ベルトコンベア171と、ベルトコンベア171に内蔵された予熱ヒータ172と、昇降動作する2つの貼付ヘッド173を有している。接続ユニット107では、電線切断ユニット104で切断された電線2の長手方向における前半部分がセル1の上に乗せられる。そして、セル1と電線2はベルトコンベア171により引き込まれる。また、電線2の長手する方向における電線2の後半部分には導電性フィルム貼付ユニット103から移載されたセル1が乗せられる。
そして、電線2に貼付された導電性フィルム3が予熱ヒータ172により加熱されると、導電性フィルム3の粘着性が増大する。粘着性が増大した導電性フィルム3は貼付ヘッド173により加圧され、セル1と電線2を接続する。その結果、セル1がストリング状に連結する。その後、セル1は、圧着ユニット108に引き渡される。
[圧着ユニット]
圧着ユニット108は、加熱ステージ181と、加圧加熱ヘッド185と、加圧加熱ヘッド185を昇降駆動する加圧機構187と、不図示の移動機構とを備えている。加圧加熱ヘッド185は、加圧機構187に昇降可能に支持された状態で、加熱ステージ181と対向して配置される。また、加圧加熱ヘッド185は、加熱ステージ181に載置されたセル1及び電線2と対向する。
加熱ステージ181及び加圧加熱ヘッド185には、不図示のヒータが内蔵されている。このヒータは、導電性フィルム3の導電層3aが熱硬化する温度まで上昇する。また、加圧加熱ヘッド185及び加熱ステージ181におけるセル1及び電線2を搬送する搬送方向の長さは、2枚のセル1を搬送方向に並べた長さよりも若干長く設定されている。そのため、加圧加熱ヘッド185及び加熱ステージ181は、一度に2枚のセル1を加圧及び加熱することができる。
さらに、加熱ステージ181及び加圧加熱ヘッド185は、不図示の移動機構によって移動可能に支持されており、セル1及び電線2の搬送方向に沿って往復運動する。この圧着ユニット108によって、導電性フィルム3が熱硬化し、セル1と電線2が本圧着される。
[冷却ユニット]
冷却ユニット109には、コンベア191と、コンベア191に内蔵された徐冷ヒータ192とが設けられている。冷却ユニット109に送り込まれたセル1及び電線2は、コンベア191により冷却ユニット109に引き込まれ、予め設定された枚数のセル1が連結されるまで自然放冷される。
[移載装置]
自然放冷されたセル1は移載装置110により搬出される。移載装置110は、吸着ヘッド111と、吸着ヘッド111を昇降可能に支持する移載機構112を備えている。また、移載装置110の吸着ヘッド111は、冷却ユニット109のコンベア191が対向している。設定された枚数のセル1が連結され、自然放冷されたセルストリング4を吸着ヘッド111により吸着される。そして、吸着されたセル1は、移載機構112により搬出され、図1に示す次工程120に送られる。
[導電性フィルム貼付ユニットの動作]
次に、上述した構成を有する導電性フィルム貼付ユニット103の具体的な動作について図4〜図7を参照して説明する。
図6(a)及び図6(b)は、導電性フィルム貼付ヘッド133により拾い上げる導電層3aを示す概略図である。図7は本例の導電性フィルムの貼付装置において導電性フィルムを貼付する工程を示す概略図である。なお、図6(a)及び図6(b)の矢印は、導電性フィルム3の搬送方向を示す。また、ハッチングされている片は拾い上げる導電層3aを示している。
図4に示すように、送りローラ131は、図示しないリールから導電性フィルム3を引き出し、切断機構103Bへと送る。そして、導電性フィルム3は送りローラ131により切断機構103Bにおける第1切断部137に送られる。第1切断部137では、回転刃137aが駆動部により降下して台座137bに押し当てて、送りローラ131から送り出された導電性フィルム3の導電層3aを導電性フィルム3が長手方向に沿って切断する。
第1切断部137により導電層3aが切断された後、導電性フィルム3は送りローラ131により第2切断部138に送られる。第2切断部138では、俎板138aが駆動機構により上昇し、俎板138aとカッター刃138bとで導電性フィルム3を挟む。すると、導電性フィルム3の導電層3aは導電性フィルム3が長手方向と直交する方向に沿ってカッター刃138bによりハーフカットされる。ここで、ハーフカットとは、カッター刃138bと俎板138aとで導電性フィルム3を挟むことにより、セパレータ3bの一部がつながった状態で、導電性フィルム3の導電層3aが切断された状態をいう。これにより、導電性フィルム3の導電層3aは、第1切断部137及び第2切断部138により格子状に切断される。
次に、図5(a)に示すように、導電層3aが格子状に切断された後、送りローラ131により導電性フィルム3が支持ローラ136を通過し、ステージ135に到達するまで送られる。そして、導電性フィルム貼付ヘッド133が不図示の駆動機構により降下し、図6(a)中の枠A内の16枚の導電層3aに押し付ける。導電性フィルム貼付ヘッド133の真空吸着穴から空気が吸引されると、切断された導電層3aは導電性フィルム貼付ヘッド133に吸着され、その先端部に保持される。
図5(b)に示すように、回収ローラ132は駆動機構により降下し、導電性フィルム3は押し下げられる。そして、回収ローラ132の近傍に設けられた剥離ピン132aが回収ローラ132側から送りローラ131側に移動する。これにより、セパレータ3bが導電層3aから剥離される。このセパレータ3bは、回収ローラ132を介して不図示の回収リールに巻き取られる。
次に、図7に示すように、導電層3aを保持した4つの導電性フィルム貼付ヘッド133は、駆動機構134が摺動部材134aと駆動部材134cが動作することにより、それぞれが略同じ間隔を開けて広げられる。
所定の間隔に開けた4つの導電性フィルム貼付ヘッド133は、不図示の駆動機構により降下し、移載されたセル1を押圧する。これにより、導電性フィルム貼付ヘッド133の先端部に保持された導電層3aは、セル1の表面の規定された位置に貼り付けられる。導電層3aがセル1に貼り付けられる位置は、電線2がセル1に挿入される位置となる。なお、導電性フィルム貼付ヘッド133は、電線2の位置や本数に応じて、セル1上を移動し、導電層3aをセル1に貼付することができる。
導電性フィルム貼付ヘッド133が導電層3aをセル1の規定位置に貼り付けた後、4つの導電性フィルム貼付ヘッド133の真空吸着穴からの吸引を止める。そして、駆動機構134によって、4つの導電性フィルム貼付ヘッド133をセル1から離反させ、導電性フィルム3のセル1への貼付が完了する。
導電層3aが貼付されたセル1は移載され、次のセル1が移載される。次に、導電性フィルム貼付ヘッド133又は導電性フィルム3を移動させ、導電性フィルム貼付ヘッド133と図6(a)中の枠Bを対向させる。そして、4つの導電性フィルム貼付ヘッド133は、不図示の駆動機構により降下し、枠B内の16枚の導電層3aを吸着して拾い上げる。そして、上述の工程を繰り返し、4つの導電性フィルム貼付ヘッド133は、拾い上げた導電層3aをセル1に押し当てて貼付する。
その後、導電層3aが貼付されたセル1は移載され、次のセル1が移載されるとともに、導電性フィルム3が送りローラ131により送られる。これにより、次にセル1に貼付される導電層3aが枠A及び枠Bに位置し、上述した導電層3aをセル1に貼付する工程が繰り返される。これにより、導電性フィルム3の導電層3aを多数一括に個片貼りすることができる。その結果、導電層3aをセル1に貼付する作業の高速化を図ることができ、製造タクトを短縮することができる。
上述した構成では、4つの導電性フィルム貼付ヘッド133が略同じ間隔を開けた構成としているが、これに限定されない。導電性フィルム貼付ヘッド133の個数や間隔、拾い上げる導電層3aの位置や個数を任意に決定することができる。例えば、導電性フィルム貼付ヘッド133を8つ設けてそれぞれの導電性フィルム貼付ヘッド133の間隔を詰めて配置することができる。
また、上述した工程では、導電性フィルム3の長手方向と直交する方向に導電層3aが8分割された例を示したがこれに限定されない。拾い上げる導電層3aの数及び位置を予め設定することでき、例えば、図6(b)に示すように、導電性フィルム3の長手方向と直交する方向に導電層3aを16分割し、分割された導電層3aを1つおきに拾い上げることもできる。
この場合、図6(b)中の枠Aの導電層3aを拾い上げて貼付する工程を4回繰り返してから、枠Bの導電層3aを拾い上げる。そして、枠Bの導電層3aを拾い上げて貼付する工程を4回繰り返す。その結果、導電性フィルム貼付ヘッド133の間隔が狭くよりきれない場合でも、間隔を開けて導電層3aを拾い上げることができ、導電性フィルム3を無駄なく使用することができる。なお、拾い上げる導電層3aの個数や位置は任意に設定される。
その後、導電性フィルム3が送りローラ131により送られて、次に貼付される導電層3aが枠A及び枠Bに位置し、上述した導電層3aをセル1に貼付する工程が繰り返される。
本例では、セル1の搬送方向に沿って導電層3aを貼付しているが、これに限定されない。例えば、導電性フィルム3がセル1の搬送方向と直交する方向に送られるように、貼付機構103A及び切断機構103Bを設けることで、セル1の搬送方向と直交する方向に沿って導電層3aを貼付することができる。
なお、上述した構成では、セル1の表面に導電性フィルム3の導電層3aを貼付する構成を述べたが、セル1の裏面側にも上述の構成を設置することでセル1の裏面に導電性フィルム3の導電層3aを貼付することができる。
<3.第2の実施の形態例>
次に、図8を参照して本発明の太陽電池モジュールの組立装置の第2の実施の形態例について説明する。
図8は本発明の第2の実施例の太陽電池モジュールの組立装置にかかる導電性フィルムの貼付装置を示す斜視図である。
第2の実施の形態例にかかる太陽電池モジュールの組立装置が第1の実施の形態例に係る太陽電池モジュールの組立装置100と異なるところは、導電性フィルム貼付ヘッド、切断機構の構成及び導電層を貼付する箇所である。ここでは、導電性フィルム貼付ヘッド、切断機構の構成及び導電層の貼付する箇所に関連する事項について説明し、第1の実施の形態例にかかる太陽電池モジュールの組立装置100と共通する部分には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
第2の実施の形態例にかかる太陽電池モジュールの組立装置は、セル1に導電層3aを貼るのではなく、電線2に導電層3aを貼るものである。
図8(a)に示すように、第2の実施の形態例にかかる太陽電池モジュールの組立装置における導電性フィルム貼付ユニット203には、貼付機構203Aと切断機構203Bが設けられている。
貼付機構203Aには、導電性フィルム3を送り出す送りローラ231と、導電性フィルム3を電線2に押し付けて貼付する4つの導電性フィルム貼付ヘッド233と、図示しない駆動機構が設けられている。駆動機構は、4つの導電性フィルム貼付ヘッド233を昇降可能に支持している。この貼付機構203Aは、電線2の長手方向に直交して設けられている。また、4つの導電性フィルム貼付ヘッド233は、その長手方向が電線2の長手方向と直交するように配置されている。すなわち、導電性フィルム3の搬送方向は、電線2の長手方向と直交する。
また、切断機構203Bは、第1切断部237と、第2切断部238を備えている。この切断機構は、送りローラ231と回収ローラ232の間に配置され、送りローラ231側から第1切断部237、第2切断部238の順に配置される。
第1切断部237は、回転刃237aと、台座237bを有している。回転刃237aは導電層3a側に配置され、台座237bはセパレータ3b側に配置される。回転刃237aは、不図示の駆動機構に昇降可能に支持されている。
また、第2切断部238は、俎板238aと、カッター刃238bと、カッター刃238bを支持する台座238dから構成される。俎板238aはセパレータ3b側に配置され、カッター刃238bは導電層3a側に配置される。また、俎板238aは、不図示の駆動機構により昇降可能に支持されている。俎板238aとカッター刃238bとで導電性フィルム3を挟むことで、カッター刃238bが導電性フィルム3の導電層3aをハーフカットする。
導電性フィルム3は、図示しない送り出しリールから送りローラ231を介して供給される。また、導電性フィルム3は、電線2の長手方向と直交する方向に搬送され供給される。
送り出された導電性フィルム3が第1切断部237を通過すると、第1切断部237の回転刃237aは導電性フィルム3の導電層3aを導電性フィルム3の長手方向に切断する。さらに送りローラ231により導電性フィルム3が送り出され、第2切断部238を到達すると、俎板238aとカッター刃238bが近接することで導電性フィルム3を挟んで、導電性フィルム3の導電層3aを導電性フィルム3の長手方向と直交する導電性フィルム3の幅方向に切断する。図8(b)に示すように、導電性フィルム3の導電層3aを格子状にハーフカットすることができる。
次に、導電性フィルム3が電線2まで送り出される。導電性フィルム3における導電層3aが電線2に到達すると、電線2に押し当てる位置まで送りローラ231と回収ローラ232を押し下げる。そして、4つの導電性フィルム貼付ヘッド233は駆動機構により降下し、導電性フィルム3を電線2に押し当てて押圧する。
その後、4つの導電性フィルム貼付ヘッド233を上昇させ、導電性フィルム3が冷却されると、送りローラ231と回収ローラ232を上昇させる。送りローラ231と回収ローラ232は剥離ピン232aの太さを超える高さまで上昇させる。
回収ローラ232側の剥離ピン232aが送りローラ231側に移動して、セパレータ3bを上に引き上げることで、押圧され電線2に付着した導電層3aからセパレータ3bを引き剥がす。これにより、押圧された導電層3aは電線2側に残り、押圧されていない導電層3aはセパレータ3bとともに元の状態に戻る。次に剥離ピン232aが元の位置に戻る。これにより、導電性フィルム3を貼付するサイクルにおける第1の回の導電層3aの貼り付けが完了する。
次に、サイクルの第2の回の貼付が行われる。電線2の別の部分に、前回押圧されずに元に戻った残った導電層3aを貼付する動作を行う。具体的には、電線2が長手方向に送られ、次に導電層3aを貼付すべき部分が残った導電層3aの下に到達する。これと同時に4つの導電性フィルム貼付ヘッド233は駆動機構により電線2の長手方向に移動し、先述した残った導電層3aの上に到達する。次に4つの導電性フィルム貼付ヘッド233は駆動機構により降下し、残った導電層3aを電線2に押し当てて押圧する。その後、剥離ピン232aによりセパレータ3bが剥離される。本実施例では、8箇所の導電層3aの貼り付けを4つの導電性フィルム貼付ヘッド233で貼り付けているため、2回目の貼り付けにより引き出された導電性フィルム3に導電層3aの残りはないことになる。
そこで、回収ローラ232により導電層3aを失ったセパレータ3bが巻き上げられ、次の導電性フィルム3が引き出される。これと同時に、剥離ピン232aが元の位置に戻り、4つの導電性フィルム貼付ヘッド233は駆動機構により電線2の先程の移動とは逆の長手方向に戻る。併せて電線2も規定量送られて、次の貼付位置に移動する。これによって、次のサイクルの貼付動作の準備ができたことになる。このように、電線2に規定間隔で導電層3aを無駄なく貼付可能で、剥離用の粘着テープなどの消耗品を用いずに導電層3aからセパレータ3bを剥離できるため、部材コストを低減することができる。
なお、第2の実施の形態例にかかる太陽電池モジュールの組立装置では、導電性フィルム貼付ユニット203を、電線矯正ユニット102と電線切断ユニット104の間に設ける必要がある。
また、導電性フィルム貼付ヘッド233を4つ設けたがこれに限定されず、導電層3aを電線2に貼付する位置や個数に応じて、3つ以下、あるいは5つ以上設けてもよい。そして、それぞれの導電性フィルム貼付ヘッド233の間隔も、導電層3aを電線2に貼付する位置や個数に応じて、変更することができる。
その他の構成は、上述した第1の実施の形態例にかかる太陽電池モジュールの組立装置100と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有する第2の実施の形態例にかかる太陽電池モジュールの組立装置によっても、上述した第1の実施の形態例にかかる太陽電池モジュールの組立装置100と同様の作用及び効果を得ることができる。
<4.第3の実施の形態例>
次に、図9を参照して本発明の太陽電池モジュールの組立装置の第3の実施の形態例について説明する。
図9は本発明の第3の実施例の太陽電池モジュールの組立装置にかかる導電性フィルムの貼付装置を示す斜視図である。
第3の実施の形態例にかかる太陽電池モジュールの組立装置が第2の実施の形態例に係る太陽電池モジュールの組立装置と異なるところは、貼付機構である。ここでは、貼付機構に関連する事項について説明し、第2の実施の形態例にかかる太陽電池モジュールの組立装置と共通する部分には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
第3の実施の形態例にかかる太陽電池モジュールの組立装置は、電線2に沿って導電性フィルム3が配置されるものである。
図9(a)に示すように、第3の実施の形態例にかかる太陽電池モジュールの組立装置における導電性フィルム貼付ユニット303には、貼付機構303Aと切断機構303Bが設けられている。
貼付機構303Aには、導電性フィルム3を送り出す送りローラ331と、送り出された導電性フィルム3を電線2に押し付けて貼付する4つの導電性フィルム貼付ヘッド333と、図示しない駆動機構が設けられている。この駆動機構は4つの導電性フィルム貼付ヘッド333を昇降可能に支持している。導電性フィルム貼付ヘッド333の先端部には、略同じ間隔を開けて6つの突起333aが設けられている。
貼付機構303Aは、電線2の長手方向に沿って設けられている。そのため、導電性フィルム3は、図示しない送り出しリールから送りローラ331を介して、電線2の長手方向に沿って供給される。
導電性フィルム貼付ヘッド333の長手方向は、電線2の長手方向に沿って設けられている。すなわち、導電性フィルム貼付ヘッド333は、その長手方向が導電性フィルム3の搬送方向に沿うように配置されている。
送り出された導電性フィルム3は第1切断部337に到達する。すると、導電性フィルム3の導電層3aは、回転刃337aにより導電性フィルム3の長手方向に沿って切断される。
導電性フィルム3が送りローラ331により送られ、図示しない第2切断部に到達する。第2切断部では、俎板とカッター刃で導電性フィルム3が挟まれ、導電層3aがカッター刃により導電性フィルム3の長手方向と直交する方向に切断される。これにより、導電性フィルム3の導電層3aは格子状にハーフカットされる。
図9(b)に示すように、導電性フィルム3が電線2まで送られる。導電層3aが電線2に貼付する位置まで到達すると、送りローラ331と回収ローラ332を押し下げる。また、導電性フィルム貼付ヘッド333は駆動機構により降下し、導電性フィルム貼付ヘッド333の突起333aが切断された導電性フィルム3の導電層3aを電線2に押し当てて押圧する。
その後、導電性フィルム貼付ヘッド333を上昇させ、導電性フィルム3が冷却されると、送りローラ331と回収ローラ332を上昇させる。送りローラ331と回収ローラ332は、剥離ピン332aの太さを超える高さまで上昇させる。
回収ローラ332側の剥離ピン332aが送りローラ331側に移動してセパレータ3bを上に引き上げることで、押圧され電線2に付着した導電層3aからセパレータ3bを引き剥がす。これにより、押圧された導電層3aは電線2側に残り、押圧されていない導電層3aはセパレータ3bとともに元の状態に戻る。次に剥離ピン332aが元の位置に戻る。これにより、導電性フィルム3を貼付するサイクルにおける第1の回の導電層3aの貼り付けが完了する。
次に、サイクルの第2の回の貼付が行われる。電線2の別の部分に、前回押圧されずに元に戻った隣の列の導電層3aを貼付する動作を行う。具体的には、電線2が長手方向に送られ、導電性フィルム3、送りローラ331、回収ローラ332及び切断機構303Bが電線2の長手方向と直交する方向に移動し、電線2の導電層3aを貼付すべき部分が、サイクルにおける第1の回に貼り付けが行われた隣の列にある第2の導電層3aの下に達する。次に、4つの導電性フィルム貼付ヘッド333は駆動機構により降下し、第2の導電層3aを電線2に押し当てて押圧する。その後、剥離ピン332aによりセパレータ3bが剥離される。これにより、8列の導電性フィルム3に各々横一列の導電層3aが使用されたことになる。
次に、サイクルの第3の回の貼付が行われる。第3の回の貼り付けでは、前回押圧された導電性フィルム3の残った導電層3aを貼付する動作を行う。具体的には、電線2が長手方向に送られ、電線2の次に導電層3aを貼付すべき部分が、サイクルの第2の回に貼り付けが行われた隣の列の次の導電層3aである第3の導電層3aの下に達する。同時に4つの導電性フィルムヘッド333は導電性フィルム3の長手方向に移動し、先述の第3の導電層3aの上に配置される。次に4つの導電性フィルム貼付ヘッド333は駆動機構により降下し、第3の導電層3aを電線2に押し当てて押圧する。その後、剥離ピン332aによりセパレータ3bが剥離される。
同様にして、サイクルの第4の回の貼付では、残った第4の導電層3aも、電線2の次の部分に貼り付けられる。これにより、引き出された導電性フィルム3の導電層3aは全て貼り付けられたことになる。そこで第4の導電層3aの貼付後、導電性フィルム3は巻き上げられ、貼付機構303Aの各部は元の位置に戻り、1サイクルの貼付動作を完了する。
なお、第3の実施の形態例にかかる太陽電池モジュールの組立装置では、第2の実施の形態例にかかる太陽電池モジュールの組立装置と同様に、導電性フィルム貼付ユニット303を、電線矯正ユニット102と電線切断ユニット104の間に設ける必要がある。
その他の構成は、上述した第1及び第2の実施の形態例にかかる太陽電池モジュールの組立装置と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有する太陽電池モジュールの組立装置によっても、上述した第1及び第2の実施の形態例にかかる太陽電池モジュールの組立装置と同様の作用及び効果を得ることができる。
なお、本発明は上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
上述した実施形態例における切断機構は、送りローラ側から第1切断部、第2切断部の順に配置されているが、第1切断部と第2切断部の順序を入れ替えてもよい。
なお、本例では、導電性フィルム貼付ユニット103において導電性フィルム3の導電層3aのみをセル1に貼付した例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、導電性フィルム3において、導電性フィルム3を導電層3a及びセパレータ3bを切断するいわゆるフルカットし、導電層3aとセパレータ3bが接着した状態で導電性フィルム3をセル1に貼付してもよい。また、セパレータ3bと共に導電層3aを貼付する場合には、導電性フィルム3からセパレータ3bを剥離するセパレータ剥離ユニットを設けることが好ましい。
さらに、導電性フィルムの導電層をセル又は電線の一方に貼付した例を説明したが、導電性フィルムの導電層をセルと電線の両方に交互に貼付してもよい。
1…セル(太陽電池セル)、 2…電線、 3…導電性フィルム、 4…セルストリング、100…太陽電池モジュールの組立装置、 101…電線供給ユニット、 102…電線矯正ユニット、 103,203,303…導電性フィルム貼付ユニット(導電性フィルムの貼付装置)、 103A…貼付機構、 103B…切断機構 104…電線切断ユニット、 105…セル供給ユニット、 107…接続ユニット、 108…圧着ユニット、 109…冷却ユニット、 110…移載装置、 131,231,331…送りローラ、 132,232,332…回収ローラ、 132a,232a,332a…剥離ピン、 133,233,333…導電性フィルム貼付ヘッド、 134…駆動機構、 134a…摺動部材、 134b…ガイドレール、 134c…駆動部材、 134d…ガイド部材、 135…ステージ、 136…支持ローラ、 137,237,337…第1切断部、 137a…回転刃、 137b…台座 、 138,238…第2切断部、 138a…俎板、 138b…カッター刃、 138d…台座、 333a…突起

Claims (6)

  1. 太陽電池セル又は電線の少なくとも一方に導電性フィルムを貼り付ける導電性フィルムの貼付装置において、
    導電層と、前記導電層の一方の面に重ねられたセパレータとを有する導電性フィルムを前記導電性フィルムの長手方向に切断する第1切断部と、前記導電性フィルムの長手方向と直交する方向に前記導電性フィルムを切断する第2切断部とを有し、前記第1切断部及び前記第2切断部により前記導電性フィルムを格子状に切断する切断機構と、
    前記切断機構で切断された前記導電性フィルムを前記太陽電池セル又は前記電線の少なくとも一方に貼り付ける貼付機構と、
    を備える導電性フィルムの貼付装置。
  2. 前記切断機構は、前記セパレータの一部がつながった状態で、前記導電性フィルムの前記導電層を切断する
    請求項1記載の導電性フィルムの貼付装置。
  3. 前記貼付機構は、前記切断機構で切断された前記導電性フィルムの前記導電層を吸着し、前記太陽電池セル又は前記電線の少なくとも一方に間隔を開けて配置して貼り付ける複数の凸部を有する導電性フィルム貼付ヘッドを有する
    請求項1記載の導電性フィルムの貼付装置。
  4. 前記貼付機構は、前記切断機構で切断された前記導電性フィルムを前記太陽電池セル又は前記電線の少なくとも一方に間隔を開けて貼り付ける導電性フィルム貼付ヘッドを有する
    請求項1記載の導電性フィルムの貼付装置。
  5. 前記貼付機構には、前記導電性フィルム貼付ヘッドと前記導電性フィルム貼付ヘッドに対向するステージの間を通過し、前記導電性フィルムを前記導電性フィルム貼付ヘッド又は前記電線から剥離する剥離ピンが設けられる
    請求項3又は4記載の導電性フィルムの貼付装置。
  6. 太陽電池セルに電線を接続して実装組立する太陽電池モジュールの組立装置において、
    前記太陽電池セル又は前記電線の少なくとも一方に導電性フィルムを貼り付ける導電性フィルムの貼付装置と、
    前記太陽電池セルと前記電線との間に前記導電性フィルムが介在され、前記太陽電池セルと前記電線とを圧着する圧着ユニットと、を備え、
    前記導電性フィルムの貼付装置は、
    前記導電性フィルムを前記導電性フィルムの長手方向に切断する第1切断部と、前記導電性フィルムの長手方向と直交する方向に前記導電性フィルムを切断する第2切断部とを有し、前記第1切断部及び前記第2切断部により前記導電性フィルムを格子状に切断する切断機構と、
    前記切断機構で切断された前記導電性フィルムを前記太陽電池セル又は前記電線の少なくとも一方に貼り付ける貼付機構と、
    を有する太陽電池モジュールの組立装置。
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