JP4072881B2 - 光学フィルムの切り出し装置、及びこの装置を備えた光学フィルム積層体の製造設備 - Google Patents

光学フィルムの切り出し装置、及びこの装置を備えた光学フィルム積層体の製造設備 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学フィルムの切り出し装置、及びこの装置を備えた光学フィルム積層体の製造設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばSTN型液晶表示装置(液晶分子のねじれ角を180°〜270°に設定したもの)では、STN型液晶の持つ複屈折性と可視光の波長との関係で画面が黄色や青色になって表示が見えにくくなる。
【0003】
そこで、光学フィルムとしての複屈折性を有する偏光フィルムと位相差フィルムとを互いの光学軸が所定の角度を成す状態に貼合した光学フィルム積層チップを、液晶を封入しているガラス等に貼着し、これにより液晶セルの位相差を相殺して黒白表示を実現している。
【0004】
従来、上記のような光学フィルム積層チップを得る手段として次の[A],[B]の構成を備えた設備があった。
【0005】
[A]光学軸がフィルム長手方向に対して平行又は直交した光学フィルムをフィルム長手方向に送るフィルム供給部と、フィルム供給部からの光学フィルムに対する切断部とを設け、この切断部は、フィルム供給部から光学フィルムを受け入れて載置させるフィルム支持台を設けるとともに、フィルム支持台上の光学フィルムをカッターでフィルム長手方向と設定角度を成す方向に順次切断して、平行四辺形の光学フィルム切り出し体を得るよう構成し、フィルム供給部からの光学フィルムが、その下面を切断部におけるフィルム支持台の支持台面に対して摺接させながらフィルム支持台側に供給されるよう構成してある光学フィルムの切り出し装置。
【0006】
[B]光学フィルムの切り出し装置により切り出した平行四辺形の光学フィルム切り出し体と、光学軸がフィルム長手方向に対して平行又は直交した第2の光学フィルムとを、前記光学フィルム切り出し体の切断された側の2辺と、第2の光学フィルムの両側縁とが各別に沿う状態に貼合するフィルム貼合装置。
【0007】
そして、前記[B]のフィルム貼合装置により得られた光学フィルム積層体から液晶表示装置の大きさに合わせて光学フィルム積層チップを切り出していた。
【0008】
上記の設備により光学フィルム積層チップを得る手段では、製造工程を削減できるとともに、作業効率を改善でき、生産能力を改善でき、収率を改善でき、在庫すべき光学フィルム積層体の種類を削減することができるという効果を得ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、前記[A]のように、フィルム供給部からの光学フィルムが、その下面を切断部におけるフィルム支持台の支持台面に対して摺接させながらフィルム支持台側に供給されるよう構成してあったために、光学フィルムが、支持台面から受ける摺接抵抗で左右方向に曲がって進んだり、光学フィルムがカッター側に進みにくくなってフィルム支持台から盛り上がった状態になりやすかった。
【0010】
光学フィルムが左右方向に曲がって進むと、フィルム支持台上の光学フィルムのフィルム長手方向と、カッターの切断方向との角度を前記設定角度に正しく設定することができなくなる。
【0011】
その結果、所望の形状(平行四辺形)の光学フィルム切り出し体を得ることができず、平行四辺形の光学フィルム切り出し体と第2の光学フィルムとを、前者の切断された側の2辺と後者の両側縁とが各別に沿う状態に貼合して光学フィルム積層体を得ても、両フィルムの光学軸同士が成す角度が所望の角度から外れ、この光学フィルム積層体から切り出した光学フィルム積層チップを貼着した液晶表示装置では、所望の表示性能を得ることができなくなるという問題があった。
【0012】
また、フィルム支持台から光学フィルムが盛り上がった状態になると、カッターで光学フィルムを切断できなくなるという問題もあった。
【0013】
本発明の目的は、液晶表示装置等に貼着する光学フィルム積層チップを形成するための平行四辺形の光学フィルム切り出し体を精度良く形成することができるとともに、光学フィルムの切断作業を円滑に行うことができる光学フィルムの切り出し装置、及びこの装置を備えた光学フィルム積層体の製造設備を提供する点にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
【0015】
[構成]
光学軸がフィルム長手方向に対して平行又は直交した光学フィルムを供給するフィルム供給部と、前記フィルム供給部からの光学フィルムに対する切断部とを設け、前記切断部は、前記フィルム供給部から光学フィルムを受け入れて載置させるフィルム支持台を設けるとともに、カッタ−で前記フィルム支持台上の光学フィルムをフィルム長手方向と設定角度を成す方向に順次切断して、平行四辺形の光学フィルム切り出し体を得るよう構成し、前記フィルム支持台は、支持部材に樹脂製の段ボールを載置固定し、前記段ボールの仕切られた多数の空間に空気供給部を連通接続するとともに、前記段ボールの仕切られた多数の空間の前記空気供給部とは反対側の端部を空気が洩れないようにシールし、前記段ボールの上面に多数の空気噴出口を形成し、支持台面側から空気を吹き上げるように構成してある
【0016】
[作用]
[イ]上記の構成によれば、フィルム供給部に光学フィルムをフィルム長手方向に送らせるとともに、フィルム支持台の複数の空気噴出口から空気を吹き上げさせて、光学フィルムをその下面に空気を吹き当てながらフィルム支持台に供給・載置させることができる。
【0017】
このように光学フィルムの下面に空気を吹き当てることで、フィルム支持台に加わる光学フィルムの重さを軽くすることができ、また前記空気で光学フィルムを浮き上がらせれば前記重さをほぼゼロにすることもできる。
【0018】
その結果、前者の場合はフィルム支持台の支持台面から光学フィルムが受ける摺接抵抗を小さくでき、後者の場合は前記摺接抵抗をほぼゼロにすることができて、従来の構成による不具合、すなわち、前記摺接抵抗でフィルム供給部からの光学フィルムが左右方向に曲がって進んだり、光学フィルムがカッター側に進みにくくなってフィルム支持台から光学フィルムが盛り上がった状態になりやすくなるという問題を解消することができる。
【0019】
光学フィルムをフィルム支持台に載置させると、切断部におけるカッターが光学フィルムを、フィルム長手方向と設定角度を成す方向に順次切断する。これにより平行四辺形の光学フィルム切り出し体を得ることができる。
【0020】
[ロ]前記作用[イ]により、フィルム供給部からの光学フィルムを直進させてカッター側まで送り込むことができ、フィルム支持台上の光学フィルムのフィルム長手方向と、カッターの切断方向との角度を前記設定角度に正確に設定できて、所望の平行四辺形に正確に形成した光学フィルム切り出し体を得ることができる。
【0021】
[ハ]前記作用[イ]により、光学フィルムがカッター側に進みやすくなり、従来のように、光学フィルムがカッター側に進みにくいことに起因して、光学フィルムがフィルム支持台から盛り上がった状態になるのを回避できて、カッターで光学フィルムを切断できなくなるという問題を解消することができる。
【0022】
[ニ]ところで、前記平行四辺形の光学フィルム切り出し体と、光学軸がフィルム長手方向に対して平行又は直交した第2の光学フィルムとを、前記光学フィルム切り出し体の切断された側の2辺と、第2の光学フィルムの両側縁とが各別に沿う状態に貼合する手段がある。
【0023】
つまり、光学フィルム切り出し体と第2の光学フィルムとを互いの光学軸が所定の角度を成す状態に貼合する。
【0024】
そして、このようにして得られた光学フィルム積層体から液晶表示装置の大きさに合わせて光学フィルム積層チップを切り出し、これを液晶表示装置における液晶を封入しているガラスに貼着し、液晶セルの位相差を相殺して黒白表示を実現している。
【0025】
請求項1の構成によれば、所望の平行四辺形に正確に形成した光学フィルム切り出し体を得ることができるから、上記の手段で光学フィルム積層体を形成する場合、前記平行四辺形の光学フィルム切り出し体と第2の光学フィルムとの光学軸同士が成す角度を正確に設定しやすくなる。
【0026】
[効果]
従って、液晶表示装置等に貼着する光学フィルム積層チップを形成するための平行四辺形の光学フィルム切り出し体を精度良く形成することができるとともに、光学フィルムの切断作業を円滑に行うことができる光学フィルムの切り出し装置を提供することができた。
【0027】
請求項2による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
【0028】
[構成]
請求項1記載の光学フィルムの切り出し装置を設け、前記光学フィルムの切り出し装置により切り出した平行四辺形の光学フィルム切り出し体と、光学軸がフィルム長手方向に対して平行又は直交した第2の光学フィルムとを、前記光学フィルム切り出し体の切断された側の2辺と、前記第2の光学フィルムの両側縁とが各別に沿う状態に貼合するフィルム貼合装置を設けてある。
【0029】
[作用]
前記請求項1の構成による前記作用[イ],[ロ],[ハ]と同様の作用を奏することができるのに加え、次の作用を奏することができる。
【0030】
[ホ]フィルム貼合装置により、平行四辺形の光学フィルム切り出し体と、光学軸がフィルム長手方向に対して平行又は直交した第2の光学フィルムとを、光学フィルム切り出し体の切断された側の2辺と、第2の光学フィルムの両側縁とが各別に沿う状態に貼合して光学フィルム積層体を得る。
【0031】
この光学フィルム積層体から液晶表示装置の大きさに合った光学フィルム積層チップを切り出すことができる。
【0032】
[ヘ]請求項2の構成によれば、光学フィルムの切り出し装置で平行四辺形の光学フィルム切り出し体を正確に切り出すことができるから、光学フィルム切り出し体の光学軸と第2の光学フィルムの光学軸との成す角度が、所望の角度に正確に設定された光学フィルム積層体を得ることができる。
【0033】
[効果]
従って、光学フィルム積層体を精度良く形成することができる光学フィルム積層体の製造設備を提供することができた。
【0034】
請求項3による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
【0035】
[構成]
請求項2による発明の構成において、前記フィルム貼合装置は、前記第2の光学フィルムを供給する第2のフィルム供給部を設け、前記光学フィルム切り出し体と、前記第2のフィルム供給部からの第2の光学フィルムとを挟持搬送する一対の挟持ローラを設けて構成してある。
【0036】
[作用]
前記請求項2の構成による作用と同様の作用を奏することができるのに加え、次の作用を奏することができる。
【0037】
[ヘ]平行四辺形の光学フィルム切り出し体と、第2のフィルム供給部からの第2の光学フィルムとを一対の挟持ローラで挟持搬送する。
【0038】
これにより、光学フィルム切り出し体と、光学軸がフィルム長手方向に対して平行又は直交した第2の光学フィルムとを、光学フィルム切り出し体の切断された側の2辺と、第2の光学フィルムの両側縁とが各別に沿う状態に貼合することができる。
【0039】
[ト]前記フィルム貼合装置は、前記第2のフィルム供給部と一対の挟持ローラを設けて構成してあるから、構造の複雑化を回避することができる。
【0040】
[効果]
従って、請求項2の構成による効果と同様の効果を奏することができるのに加え、構造をコンパクトにできる光学フィルム積層体の製造設備を提供することができた。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0042】
図1,図2に光学フィルム積層体の製造設備を示してある。
【0043】
この光学フィルム積層体の製造設備は、光学軸がフィルム長手方向に対して平行な偏光フィルム1(光学フィルムに相当、剥離フィルムが貼付されている)から平行四辺形の偏光フィルム切り出し体3(光学フィルムの切り出し体に相当)を切り出す偏光フィルムの切り出し装置2(光学フィルムの切り出し装置に相当)を設け、前記偏光フィルム切り出し体3と、光学軸がフィルム長手方向に対して平行な位相差フィルム4(第2の光学フィルムに相当)とを、偏光フィルム切り出し体3の切断された側の2辺と、位相差フィルム4の両側縁とが各別に沿う状態に貼合して光学フィルム積層体31(図3参照)を得るフィルム貼合装置6を設けて構成してある。
【0044】
次に、前記偏光フィルムの切り出し装置2とフィルム貼合装置6とについて説明する。
【0045】
[偏光フィルムの切り出し装置2]
偏光フィルム1をフィルム長手方向に送る偏光フィルム供給部7と、この偏光フィルム供給部7からの偏光フィルム1に対する切断部8とから成る。
【0046】
図4,図5にも示すように前記偏光フィルム供給部7は、偏光フィルム1をロール状に巻いた筒状の第1回転軸9の両端部をその径方向外方側と長手方向外方側とから回転自在に各別に支持する複数個の支持ローラ10を切り出し装置フレーム11に支持させるとともに、偏光フィルム1を挟持して繰り出す上下一対の繰り出しローラ12を設けて構成してある。
【0047】
前記第1回転軸9の両端に、その第1回転軸9の回転に抵抗を与える皮バンド32を巻回して、繰り出しローラ12の上手側での偏光フィルム1のたわみを防止してある。前記皮バンド32の両端部にはスプリング33を連結してあり、スプリング33に連結したフックを切り出し装置フレーム11側の被係止部に係止させてある。
【0048】
図示はしないが前記偏光フィルム1は、幅方向両端部に帯状のアルミニウム薄板材を重ねた状態でロール状に巻いて、偏光フィルム1の各巻き部分間にごみ等の異物が入り込むのを阻止するとともに、たとえごみ等を各巻き部分間に巻き込んでいても、ごみ等による押し形が偏光フィルム1につくのを回避するようにしてある。
【0049】
前記アルミニウム薄板材は、偏光フィルム1が繰り出されてロール状から直線状になるに伴って、自重により偏光フィルム1から分離して床面側に回収される。
【0050】
前記偏光フィルム1の繰り出しに伴って、偏光フィルム1に貼付された剥離フィルム34の一側部を切断する補助カッター14を第1フィルム支持台13に支持させてある。
【0051】
つまり剥離フィルム34を、その貼着状態のまま剥離フィルム34の一側縁側で前記一側縁に沿う方向に切断する(剥離フィルム34については図3参照)。
【0052】
前記切断部8は、前記第1フィルム支持台13側から偏光フィルム1を受け入れて載置させる第2フィルム支持台15を設け、第2フィルム支持台15上の偏光フィルム1をフィルム長手方向と設定角度を成す方向に順次切断するカッター機構16を設けて、平行四辺形の偏光フィルム切り出し体3を得るよう構成してある。
【0053】
図1,図2,図6,図7に示すように前記第2フィルム支持台15は、脚部材19に円形の基板20を支持させるとともに、カッター14の切断ラインよりも上手側の基板部分に、樹脂製の段ボール21を載置固定して構成してある。
【0054】
そして、前記基板20の上手側の周部に中空円弧状の空気流通路形成体22を、その中空部が前記段ボール21の各空間部に連通する状態に当てつけ固定するとともに、段ボール21の下手側の端部を、その段ボール21の各空間部から空気が洩れないようにシールし、空気流通路形成体22に空気供給部23を連通接続し、空気供給部23からの空気が空気流通路形成体22・段ボール21の各空間部を流通して上方に噴出するように、段ボール21の上面に多数の空気噴出口24を貫通形成してある。
【0055】
つまり、偏光フィルム供給部7に偏光フィルム1をフィルム長手方向に送らせるとともに、第2フィルム支持台15の空気噴出口24から空気を吹き上げさせて、偏光フィルム1をその下面に空気を吹き当てながら第2フィルム支持台15に供給・載置させるようにしてある。
【0056】
このように偏光フィルム1の下面に空気を吹き当てることで、第2フィルム支持台15に加わる偏光フィルム1の重さを軽くすることができ、前記空気で偏光フィルム1を浮き上がらせれば前記重量をほぼゼロにすることもできる。
【0057】
従って、第2フィルム支持台15の支持台面から偏光フィルム1が受ける摺接抵抗を前者の場合は小さくでき、後者の場合はほぼゼロにすることができる。
【0058】
前記カッター機構16について説明すると、前記基板20の上方側でその基板20を横断するカッターケース18を第2フィルム支持台15に支持させてある。
【0059】
図2に示すように前記カッターケース18は、平面視で偏光フィルム1の送り方向(つまりフィルム長手方向)に対して設定角度傾斜する状態にその姿勢を設定してあり、カッターケース18内を円形のカッター17がその長手方向に往復移動して偏光フィルム1を切断する。
【0060】
前記カッター17が偏光フィルム1を切断するときは、カッターケース18に昇降自在に支持させたフィルム押さえ部材(図示せず)を下降させて、偏光フィルム1を押さえつけた状態で切断し、切断が終わると押さえつけ部材を退避上昇させる。
【0061】
前記繰り出しローラ12は、偏光フィルム1を所定の長さだけ繰り出す状態と、繰り出しを停止した状態とを繰り返す。そして停止した状態でカッター17が偏光フィルム1を切断する。
【0062】
[フィルム貼合装置6]
前記偏光フィルムの切り出し装置2の下手側に、第3フィルム支持台25と第4フィルム支持台26とを配置し、位相差フィルム4を供給する位相差フィルム供給部27を設け、偏光フィルム切り出し体3と、位相差フィルム供給部27からの位相差フィルム4とを、それらが貼合されるように挟持搬送する一対の挟持ローラ28を設けて構成してある。
【0063】
前記第3フィルム支持台25は、偏光フィルムの切り出し装置2で切り出された偏光フィルム切り出し体3を受け入れるためのものである。前記偏光フィルムの切り出し装置2側から第3フィルム支持台25側への偏光フィルム切り出し体3の移載は作業者が行う。
【0064】
このときに、作業者が、前記補助カッター14で分割された剥離フィルム34の一側縁側の第1分割剥離フィルム34Aと第2分割剥離フィルム34Bとのうち、第1分割剥離フィルム34Aを貼着状態のまま残して、第2分割剥離フィルム34Bを偏光フィルム1から剥がす(図3参照)。
【0065】
そして、偏光フィルム切り出し体3の切断された側の2辺が、偏光フィルムの切り出し装置2側の偏光フィルム1の長手方向に沿う状態に第3フィルム支持台25に載置する。
【0066】
前記第3フィルム支持台25に、偏光フィルム切り出し体3をフィルムの長手方向に送り出しガイドする複数のガイドローラ29を設けてある。
【0067】
前記位相差フィルム供給部27は、位相差フィルム4をロール状に巻いた筒状の第2回転軸30を、第4フィルム支持台26よりも上方側に位置する状態にその第4フィルム支持台26に回転自在に支持させて構成してある。
【0068】
作業者は、第3フィルム支持台25に載置した偏光フィルム切り出し体3を前記ガイドローラ29にガイドさせながら前記一対の挟持ローラ28側に送り出す。
【0069】
前記一対の挟持ローラ28は偏光フィルム切り出し体3と位相差フィルム4とを挟持搬送し、これにより、偏光フィルム切り出し体3の切断された側の2辺と、位相差フィルム4の両側縁とが各別に沿う状態に、偏光フィルム切り出し体3の粘着面(剥離フィルムにより保護されていた面)に位相差フィルム4が貼着される。
【0070】
前記位相差フィルム4の供給に伴って、作業者が偏光フィルム切り出し体3を一対の挟持ローラ28側に順次供給していくと、一連の位相差フィルム4に複数の偏光フィルム切り出し体3が順次貼合されていき、偏光フィルム切り出し体3と位相差フィルム4とを貼合した帯状の光学フィルム積層体31を得ることができる。
【0071】
その後、作業者が帯状の光学フィルム積層体31を偏光フィルム切り出し体3の形状に沿って切断して、カットシート状の光学フィルム積層体31を得るとともに、このカットシート状の光学フィルム積層体31から液晶表示装置の大きさに合わせて光学フィルム積層チップを切り出す。
【0072】
[別実施形態]
前記偏光フィルム1又は位相差フィルム4は、光学軸がフィルム長手方向に対して直交しているものであってもよい。
【0073】
前記偏光フィルム切り出し体3を前記一対の挟持ローラ28側に送り出す搬送装置を設けてあってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】光学フィルム積層体の製造設備の概略側面図
【図2】光学フィルム積層体の製造設備の概略平面図
【図3】光学フィルム積層体の製造工程を示す概略図
【図4】偏光フィルム供給部の構造を示す正面図
【図5】図4におけるA−A視図
【図6】偏光フィルムの切り出し装置における切断部を示す一部切欠き斜視図
【図7】偏光フィルムの切り出し装置における切断部を示す縦断面図
【符号の説明】
1 光学フィルム
3 光学フィルム切り出し体
4 第2の光学フィルム
6 フィルム貼合装置
7 フィルム供給部
8 切断部
15 フィルム支持台
17 カッター
24 空気噴出口
27 第2のフィルム供給部
28 挟持ローラ

Claims (3)

  1. 光学軸がフィルム長手方向に対して平行又は直交した光学フィルムを供給するフィルム供給部と、前記フィルム供給部からの光学フィルムに対する切断部とを設け、前記切断部は、前記フィルム供給部から光学フィルムを受け入れて載置させるフィルム支持台を設けるとともに、カッターで前記フィルム支持台上の光学フィルムをフィルム長手方向と設定角度を成す方向に順次切断して、平行四辺形の光学フィルム切り出し体を得るよう構成し、前記フィルム支持台は、支持部材に樹脂製の段ボールを載置固定し、前記段ボールの仕切られた多数の空間に空気供給部を連通接続するとともに、前記段ボールの仕切られた多数の空間の前記空気供給部とは反対側の端部を空気が洩れないようにシールし、前記段ボールの上面に多数の空気噴出口を形成し、支持台面側から空気を吹き上げるように構成してある光学フィルムの切り出し装置。
  2. 請求項1記載の光学フィルムの切り出し装置を設け、前記光学フィルムの切り出し装置により切り出した平行四辺形の光学フィルム切り出し体と、光学軸がフィルム長手方向に対して平行又は直交した第2の光学フィルムとを、前記光学フィルム切り出し体の切断された側の2辺と、前記第2の光学フィルムの両側縁とが各別に沿う状態に貼合するフィルム貼合装置を設けてある光学フィルム積層体の製造設備。
  3. 前記フィルム貼合装置は、前記第2の光学フィルムを供給する第2のフィルム供給部を設け、前記光学フィルム切り出し体と、前記第2のフィルム供給部からの第2の光学フィルムとを挟持搬送する一対の挟持ローラを設けて構成してある請求項2記載の光学フィルム積層体の製造設備。
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