JPH10133643A - デジタル画像処理装置 - Google Patents

デジタル画像処理装置

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JPH10133643A
JPH10133643A JP8285741A JP28574196A JPH10133643A JP H10133643 A JPH10133643 A JP H10133643A JP 8285741 A JP8285741 A JP 8285741A JP 28574196 A JP28574196 A JP 28574196A JP H10133643 A JPH10133643 A JP H10133643A
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JP
Japan
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image
tile
pixel
circuit
spatial filter
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Application number
JP8285741A
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English (en)
Inventor
Shigeya Asai
重哉 浅井
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
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Publication of JPH10133643A publication Critical patent/JPH10133643A/ja
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4007Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on interpolation, e.g. bilinear interpolation

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Studio Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示画像の画質を低下させず、高速に拡大動
画表示する。 【解決手段】 デジタル化された原画像を拡大して動画
表示するデジタル画像処理装置において、動画表示する
原画像を順次記憶する表示メモリ3と、表示メモリ3に
記憶される原画像をタイル拡大するための読み出しアド
レスを発生するアドレス発生回路4と、タイル拡大され
た画像に補間処理を施す空間フィルタとを備え、空間フ
ィルタをゲートアレイ化した回路5で構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、医用画
像撮影装置などで撮影されデジタル化された医用画像な
どを拡大して動画表示するデジタル画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のデジタル画像処理装置と
しては、以下に説明するようなものがある。
【0003】第1従来例としては、ハードディスクなど
の記憶装置にデジタル化されて記憶されている原画像
を、CPU(中央処理装置)が順次読み出し、各画像に
補間拡大処理を施し表示メモリに順次記憶していき、D
/A(デジタルtoアナログ)変換器でアナログ変換して
モニタに動画表示するように構成されている。
【0004】第2従来例としては、記憶装置に記憶され
ている原画像を順次表示メモリに直接読み出し、表示メ
モリに記憶した画像を順次アドレス発生回路によりタイ
ル拡大してD/A変換器に与え、アナログ変換してモニ
タに動画表示するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。第1従来例で、例えば、512×512画素の原
画像を1024×1024画素に画像に拡大し、30画
像/秒で動画表示しようとすると、30メガ回/秒の積
和計算と30メガ回/秒のメモリアクセスが必要であ
り、現状では、上記拡大画像を7画素/秒程度の動画表
示しか行なえないのが実情である。
【0006】また、第2従来例では、例えば、512×
512画素の原画像を1024×1024画素の画像に
拡大し、30画像/秒で動画表示するなど拡大動画表示
を高速に行なうことが可能であるが、画像の拡大がタイ
ル拡大であるため、モニタに動画表示される画像の画質
が悪く画像が見難くなるいう欠点がある。特に、医用画
像の拡大動画表示は、診断のためや、手術中の手術状況
を医師に提示する(例えば患者に挿入されているカテー
テルの位置を医師が確認する)ためなどに供されるの
で、画質が悪く見難い場合には、誤診や手術に支障を招
くなど人命にかかわることにもなる。
【0007】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、表示画像の画質を低下させず、高速
に拡大動画表示することができるデジタル画像処理装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、この発明は、デジタル化された原画像を拡大して動
画表示するデジタル画像処理装置において、(a)動画
表示する前記原画像を順次記憶する表示メモリと、
(b)前記表示メモリに記憶される原画像をタイル拡大
するための読み出しアドレスを発生するアドレス発生手
段と、(c)タイル拡大された画像に補間処理を施す空
間フィルタとを備え、前記空間フィルタをゲートアレイ
化した回路で構成したことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】この発明の作用は次のとおりである。動画表示
する原画像を、表示速度(例えば、30画像/秒)に従
って順次表示メモリに記憶する。アドレス発生手段は、
表示メモリに原画像が記憶されると(あるいは、原画像
が表示メモリに記憶される処理と並行して)、タイル拡
大するための読み出しアドレスを発生して、その画像を
タイル拡大(例えば、512×512画素の原画像を1
024×1024画素の画像に拡大)する。タイル拡大
された画像は、ゲートアレイ化した空間フィルタ回路で
補間処理が施される。上記表示メモリへの原画像の記憶
とタイル拡大と空間フィルタ回路による補間処理が表示
速度に従って順次繰り返される。
【0010】画像の拡大はタイル拡大であるので、タイ
ル拡大された後の画像の画質は悪いが、この発明では、
そのタイル拡大画像に補間処理を施しているので、画質
が向上され表示された動画像は見易くなった。
【0011】また、画像の拡大はタイル拡大によって行
なっているので高速に処理することができ、補間処理
は、ゲートアレイ化した空間フィルタ回路で行なってい
るので高速に処理することが可能となった。従って、拡
大動画処理を高速に行なうことができ、例えば、512
×512画素の原画像を1024×1024画素の画像
に拡大して30画像/秒で動画表示することも可能とな
った。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。図1は、この発明の一実施例に
係るデジタル画像処理装置の全体構成を示すブロック図
であり、図2、図3は、タイル拡大処理を説明するため
の図、図4は、空間フィルタ回路で行なう補間処理を説
明するための図、図5は、空間フィルタ回路の構成を模
式的に示した図、図6、図7は、空間フィルタ回路の構
成を示す回路図、図8、図9は、空間フィルタ回路の動
作を説明するための図である。
【0013】ハードディスクなどで構成される記憶装置
1には、例えば、X線透視装置などの医用画像撮影装置
によって撮影された動画像(例えば、30画像/秒で撮
影された動画像)を構成する複数枚の原画像がデジタル
化されて記憶されている。
【0014】読み出し制御部2は、動画表示する原画像
を表示速度(例えば、30画像/秒)に従って記憶装置
1から順次読み出し、表示メモリ3に直接(原画像のま
ま)記憶する。
【0015】アドレス発生回路4は、表示メモリ3に原
画像が記憶されると(あるいは、原画像が表示メモリ3
に記憶される処理と並行して)、タイル拡大するための
読み出しアドレスを発生して、その画像をタイル拡大
(例えば、512×512画素の原画像を1024×1
024画素の画像に拡大)する。ここで、タイル拡大に
ついて図2、図3を参照して説明する。
【0016】アドレス発生回路4は、原画像の同一画素
の濃度を水平、垂直それそれの方向の拡大倍数の数だけ
重複して読み出すようにアドレスを発生させる。例え
ば、512×512画素の原画像を1024×1024
画素の画像に拡大する場合には、図2(a)に示す原画
像の画素G1,1 のアドレスを発生し、続けて水平方向に
同じ画素G1,1 のアドレスを発生する。次に、原画像の
画素G1,2 のアドレスを発生し、続けて水平方向に同じ
画素G1,2 のアドレスを発生する。以後、同様に、G
1,512 の画素まで、水平方向に同一の画素の濃度を水平
方向の拡大倍数の数(ここでは2回)続けて読み出すよ
うにアドレスを発生させる。これにより、図2(b)に
示すように、拡大された画像の水平1ライン目が作成さ
れる。なお、図中のNi,j (i、jは各々1〜512の
自然数)は、原画像の画素Gi,j の濃度を示す。
【0017】次に、上記水平1ライン目と同じアドレス
を発生させ、拡大された画像の水平1ライン目と2ライ
ン目が作成される(図2(c))。この処理を垂直方向
の拡大倍数の数(ここでは2回)続けて繰り返すと、次
に、原画像の水平2ライン目の各画素(G2,1 〜G
2,512 )について、上述した原画像の水平1ライン目の
各画素(G1,1 〜G1,512 )と同じ処理を行なう(図2
(d))。以後、原画像の最後の水平ラインの各画素
(G512,1 〜G512,512 )まで同じ処理を繰り返すこと
により、図3に示すように、原画像が拡大されることに
なる。アドレス発生回路4は、上述したように原画像の
各画素のアドレスを順次発生していく。
【0018】図1に戻って、空間フィルタ回路5は、タ
イル拡大された画像に補間処理を施す。この実施例で
は、空間フィルタ回路5を、タイル拡大した画像の低周
波成分のみを通過させるローパスフィルタ回路で構成し
ている。このように低周波成分のみを通過させるローパ
スフィルタ処理によって補間処理と等しい結果を得るこ
とができる。
【0019】具体的には、タイル拡大された画像の注目
画素の濃度と、その周囲の画素の濃度の平均をとって注
目画素の濃度にする。例えば、原画像が水平方向、垂直
方向にそれぞれ2倍拡大(2×2倍拡大)されたのであ
れば、図4において注目画素Gk,l (kは、1〜タイル
拡大された画像の水平方向の画素数までの自然数、l
は、1〜タイル拡大された画像の垂直方向の画素数まで
の自然数)の濃度Nk,lを、Nk,l 、Nk+1,l 、N
k,l+1 、Nk+1,l+1 の平均値にする。演算式で示すと以
下のようになる。 Nk,l =(Nk,l +Nk+1,l +Nk,l+1 +Nk+1,l+1 )/4 =(Nk,l /4)+(Nk+1,l /4) +(Nk,l+1 /4)+(Nk+1,l+1 )/4 … (1)
【0020】タイル拡大された画像の各画素を順次、上
記注目画素Gk,l として各画素の濃度を求める。
【0021】また、例えば、3×3倍拡大されたのであ
れば、図4において注目画素Gk,lの濃度Nk,l を、N
K-1,l-1 、NK,l-1 、NK+1,l-1 、NK-1,l 、NK,l
K+ 1,l 、NK-1,l+1 、NK,l+1 、NK+1,l+1 の平均値
にする。
【0022】空間フィルタ回路5は、上記演算を以下の
ような構成で実現している。空間フィルタ回路5は、模
式的に示すと図5に示すようなテンプレートを持ってい
る。このテンプレートの垂直方向のV1 〜V7 はタイル
拡大された画像の垂直方向に並ぶ水平7ラインを示し、
テンプレートの水平方向のH1 〜H7 は前記V1 〜V7
に対応するタイル拡大された画像の各水平ラインの連続
する7画素を示す。なお、図5ないし図7では、7×7
倍拡大された画像に対するフィルタ処理に対応するよう
に構成している。
【0023】テンプレートの各枡目には、上記平均値を
演算するための演算係数Pm,n (mはV1 〜V7 、nは
1 〜H7 )が設定されている。この演算係数P
m,n は、1/(Hx×Vx)(または「0」)が設定さ
れる。なお、Hxは水平方向の拡大倍数、Vxは垂直方
向の拡大倍数を示す。例えば、7×7倍拡大された画像
にフィルタ処理を施す場合には、テンプレートの全ての
枡目の演算係数Pm, nを「1/49」(「1/(7×
7)」)に設定する。また、2×2倍拡大された画像に
フィルタ処理を施す場合には、テンプレートの49個の
枡目にうち、水平方向、垂直方向に互いに隣接する4個
の枡目を適宜に選択(例えば、図5(b)に示すように
(V4 ,H4 )、(V4 ,H5 )、(V5 ,H4 )、
(V5 ,H5 )の枡目を選択)し、その枡目の演算係数
m,n を「1/4」(「1/(2×2)」)に設定し、
その他の枡目の演算係数Pm,n を「0」に設定する。3
×3倍拡大された画像にフィルタ処理を施す場合には、
テンプレートの49個の枡目にうち、水平方向、垂直方
向に互いに隣接する9個の枡目を選択してその枡目の演
算係数Pm,n を「1/9」(「1/(3×3)」)に設
定し、その他の枡目の演算係数Pm,n を「0」に設定す
る。
【0024】後述するように、テンプレートの各枡目に
はタイル拡大された画像の各画素の濃度が順次与えられ
るので、テンプレートの各枡目ごとに、タイル拡大され
た画像の各画素の濃度(テンプレートの各枡目に与えら
れたタイル拡大された画像の各画素の濃度をNm,n とす
る)と演算係数Pm,n との積(Nm,n ×Pm,n )を求
め、全枡目の演算結果の和を求める。 ΣΣ(Nm,n ×Pm,n ) … (2) ただし、m=V1 〜V7 、n=H1 〜H7
【0025】例えば、図5(b)において、テンプレー
トの(V4 ,H4 )の枡目にタイル拡大された画像の画
素GK,l の濃度NK,l が与えられ、(V4 ,H5 )の枡
目に画素GK,l+1 の濃度NK,l+1 が与えられ、(V5
4 )の枡目に画素Gk+1,lの濃度Nk+1,l が与えら
れ、(V5 ,H5 )の枡目に画素Gk+1,l+1 の濃度Nk+
1,l+1 が与えられたとき、上記演算を行なうと、上記
(1)の結果となるので、その演算結果を画素GK,l
新たな濃度として空間フィルタ回路5から出力する。な
お、上記場合で、(V4 ,H4 )、(V4 ,H5 )、
(V5 ,H4 )、(V 5 ,H5 )以外の枡目にもタイル
拡大された画像の各画素の濃度が与えられているが、そ
れらの枡目の演算係数Pm,n は「0」であるので、平均
値の演算に影響しない。
【0026】この実施例では、上記構成を図6、図7に
示すような回路で実現している。なお、図6において二
点鎖線で示す回路部分20m (m=V1 〜V7 )の構成
は、全て同じであり、これを図7に示している。また、
図6、図7中の入力ラインIL、出力ラインOLを含む
全てのデータラインを1本で描いているが、これらデー
タラインは画像の1画素の濃度のビット数分のラインで
構成されていて、例えば、1画素の濃度が1バイトの場
合には、各データラインは8本のラインで構成される。
【0027】アドレス発生回路4から発生されたアドレ
スで読み出された画素の濃度は、順次入力ラインILか
ら入力される。空間フィルタ回路5は、6個の1ライン
遅延回路11a〜11fを備えていて、ゲートアレイ化
された演算回路10の入力部IN−V1 〜IN−V7
タイル拡大された画像の水平ラインが1ラインずつ垂直
方向にずれて入力されるようになっている。なお、演算
回路10の入力部IN−V1 〜IN−V7 は図5のテン
プレートのV1 〜V7 に相当する。
【0028】演算回路10は、各入力部IN−V1 〜I
N−V7 ごとに図7に示すような回路部分20m を備え
ているとともに、加算回路21を備えている。
【0029】図7に示すように上記回路部分20m は、
ラッチ回路22a〜22gによって、入力してくるタイ
ル拡大された画像の各水平ラインの画素を1画素ずつづ
らせながら、各乗算回路23m,n (mはV1 〜V7 、n
はH1 〜H7 )に各画素の濃度を与えるように構成され
ている。なお、ラッチ回路22a〜22gには、アドレ
ス発生回路4からのアドレスの発生タイミングのクロッ
ク信号CLが与えられていて、タイル拡大のために表示
メモリ3から1画素の濃度が読み出されるタイミングに
応じて各ラッチ回路22a〜22gにラッチする画素の
濃度を図の左から右に順次ずらすようにしている。ま
た、各乗算回路23m,n が、図4のテンプレートの各枡
目に相当している。これら乗算回路23m,n にはそれぞ
れレジスタ24m,n が接続されていて、各レジスタ24
m,n に、テンプレートの枡目に応じた演算係数Pm,n
設定されている。そして、各乗算回路23m,n で、上記
(N m,n ×Pm,n )の演算を行い、それら演算結果が加
算回路21に与えられ、加算回路21で上記(2)の演
算を行なう。この演算結果が出力ラインOLから出力さ
れ、D/A変換器6に順次与えられ、アナログデータに
変換される。
【0030】次に、図6、図7の構成の空間フィルタ回
路5の動作を説明する。タイル拡大のためにアドレス発
生回路4から発生されたアドレスによって表示メモリ3
から順次読み出される画素の濃度が入力ラインILから
順次入力される。この入力ラインILから、タイル拡大
後の画像の水平1ライン目を構成する各画素の濃度が入
力されているときには、その水平1ライン目の各画素の
濃度は、順次演算回路10の入力部IN−V7 から演算
回路10に入力されるとともに、1ライン遅延回路11
aに順次入力される。前記水平1ライン目の各画素の濃
度の入力が終わり、水平2ライン目の各画素の濃度の入
力が始まると、その水平2ライン目の各画素の濃度は、
順次演算回路10の入力部IN−V7 から演算回路10
に入力されるとともに、1ライン遅延回路11aに順次
入力され、それと同時に、1ライン遅延回路11aから
1ライン分遅延されて水平1ライン目の各画素の濃度が
順次演算回路10の入力部IN−V6 から演算回路10
に入力されるとともに、1ライン遅延回路11bに順次
入力される。以後、同様に、垂直方向に1ラインずつず
らされながら演算回路10の入力部IN−V7 〜IN−
1 から各水平ラインの同じ水平位置の画素の濃度が演
算回路10に入力される。例えば、演算回路10の入力
部IN−V7 から(k+6)番目の水平ラインのl番目
の画素が入力されるときには、入力部IN−V6 から
(k+5)番目の水平ラインのl番目の画素が、入力部
IN−V5 から(k+4)番目の水平ラインのl番目の
画素が、入力部IN−V4 から(k+3)番目の水平ラ
インのl番目の画素が、入力部IN−V3 から(k+
2)番目の水平ラインのl番目の画素が、入力部IN−
2 から(k+1)番目の水平ラインのl番目の画素
が、入力部IN−V1 からk番目の水平ラインのl番目
の画素がそれぞれ同期して入力される。
【0031】各入力部IN−V1 〜IN−V7 に接続さ
れている回路部分20m では、各水平ライン内の各画素
の濃度がラッチ回路22g、22f、…、22b、22
aと順次送られ、各乗算回路23m,n でそれぞれ上記
(Nm,n ×Pm,n )の演算が行なわれ、加算回路21で
上記(2)の演算が行なわれる。すなわち、1ライン内
の処理は、図8(a)から図8(b)へと演算対象の画
素の濃度が変化し、1ライン内の処理が終了すると、図
8(a)から図9へと入力部IN−V1 〜IN−V7
ら入力する水平ラインが垂直方向に1ラインずれる。こ
れにより、タイル拡大された全画素を注目画素とした平
均演算が行なわれる。
【0032】図1に戻って、D/A変換器6からの出力
データに基づき、表示制御部7に制御されて拡大され補
間処理された画像がモニタ8に順次表示され動画表示さ
れる。すなわち、先にも述べたように、表示メモリ3へ
は所定の表示速度(例えば、30画素/秒)ごとに、記
憶装置1から読み出された1画像が記憶され、上記タイ
ル拡大および補間処理、D/A変換が、例えば、1画像
当たり1/30秒以内で処理され、モニタ8に表示され
ることで、拡大され補間処理された画像がモニタ8に順
次表示され動画表示されることになる。
【0033】なお、例えば、空間フィルタ回路5に備え
るテンプレートを図5(b)のように設定した場合、テ
ンプレートの(V4 ,H4 )の枡目に対応する乗算回路
23 V4,H4 に、タイル拡大された画像の1ライン目の最
初の画素G1,1 の濃度N1,1が与えられたとき(このと
き、テンプレートの(V4 ,H5 )、(V5 ,H4 )、
(V5 ,H5 )の各枡目に対応する乗算回路2
V4,H5 、23V5,H4 、23V5 ,H5 にはタイル拡大され
た画像の1ライン目の2番目の画素G1,2 の濃度
1,2、2ライン目の1番目の画素G2,1 の濃度
2,1 、2ライン目の2番目の画素G 2,2 の濃度N2,2
がそれぞれ与えられる)初めて1ライン目の最初の画素
1,1を注目画素とした平均値の演算が行なえ、それま
でに空間フィルタ回路5の出力ラインOLから出力され
る演算結果を無視する必要があるが、この処理は表示制
御部7によって行なわれる。すなわち、表示制御部7
は、原画像1枚分が表示メモリ3に記憶されてから、そ
の原画像をタイル拡大した画像の1ライン目の最初の画
素G1,1 の濃度N1,1 が乗算回路23V4,H4 に与えられ
るまでの空間フィルタ回路5からの出力データを無視
し、タイル拡大した画像の1ライン目の最初の画素G
1,1 の濃度N1,1 が乗算回路23V4,H4 に与えられとき
の空間フィルタ回路5からの出力データ以降モニタ8へ
の表示を始めるように制御している。なお、その他の拡
大率の場合やテンプレートのどの枡目を演算に用いるか
の設定に応じて表示制御部7は、上気したような表示制
御を行なっている。
【0034】また、例えば、2×2倍拡大の場合、タイ
ル拡大された画像の最後の水平ラインの各画素について
はその下に水平ラインがないので、正確な平均演算が行
なえないが、そのことが画像表示上不都合であれば、表
示制御部7は、モニタ8に表示する最後の水平ラインの
各画素の濃度を強制的に黒にするようにしてもよい。同
様に、3×3倍拡大の場合は、タイル拡大された画像の
最初の水平ライン(1ライン目)と最後の水平ラインで
正確な平均演算が行なえないので、モニタ8に表示する
最初の水平ラインと最後の水平ラインの各画素の濃度を
強制的に黒にするようにしてもよい。
【0035】上記実施例では、タイル拡大によって画像
を拡大しているが、タイル拡大された画像に補間処理を
施しているので、モニタ8に表示される画像の画質は良
くなり、動画表示が見易くなった。また、補間処理は、
ゲートアレイ化した空間フィルタ回路5で行なうので、
高速に処理することができ、所望の表示速度(通常、3
0画像/秒)で動画表示することも可能となった。
【0036】本発明者は、上記実施例装置を用いて実験
したところ、512×512画素の原画像を1024×
1024画素に画像に拡大し、30画像/秒で動画表示
できたことを確認した。また、モニタ8に表示される画
像の画質は良好で、動画表示は見易くなったことも確認
した。
【0037】なお、図5ないし図7の構成では、7×7
倍拡大された画像にフィルタ処理を施せるように構成し
ているが、例えば、2×2倍拡大するだけであれば、テ
ンプレートを2×2で構成するようにしてもよい。
【0038】また、上記実施例では、デジタル化して記
憶装置1に記憶しておいた原画像を用いて拡大動画表示
するように構成しているが、例えば、X線透視装置のイ
メージインテンシファイア、テレビカメラで動画撮影し
ている画像をA/D(アナログtoデジタル)変換器で順
次デジタルデータに変換して表示メモリ3に記憶し、上
記実施例と同様にタイル拡大して補間処理を施し、撮影
中の画像をリアルタイムでモニタ8に拡大動画表示する
ように構成してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、原画像の拡大をタイル拡大し、タイル拡大
した画像に補間処理を施しているので、画質が良くな
り、表示された動画像が見易くなった。また、補間処理
をゲートアレイ化した空間フィルタ回路で行なうように
構成したので、高速に処理することができ、拡大動画表
示を高速に行なうことができる。従って、画質の良い、
見易い画像を高速に拡大動画表示することが可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るデジタル画像処理装
置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】タイル拡大処理を説明するための図である。
【図3】同じく、タイル拡大処理を説明するための図で
ある。
【図4】空間フィルタ回路で行なう補間処理を説明する
ための図である。
【図5】空間フィルタ回路の構成を模式的に示した図で
ある。
【図6】空間フィルタ回路の構成を示す回路図である。
【図7】同じく、空間フィルタ回路の構成を示す回路図
である。
【図8】空間フィルタ回路の動作を説明するための図で
ある。
【図9】同じく、空間フィルタ回路の動作を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
3 表示メモリ 4 アドレス発生回路 5 空間フィルタ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/262 G06F 15/66 355C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル化された原画像を拡大して動画
    表示するデジタル画像処理装置において、(a)動画表
    示する前記原画像を順次記憶する表示メモリと、(b)
    前記表示メモリに記憶される原画像をタイル拡大するた
    めの読み出しアドレスを発生するアドレス発生手段と、
    (c)タイル拡大された画像に補間処理を施す空間フィ
    ルタとを備え、前記空間フィルタをゲートアレイ化した
    回路で構成したことを特徴とするデジタル画像処理装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000010327A1 (en) * 1998-08-11 2000-02-24 4Tv Limited Interactive television control/operating system
JP2015513837A (ja) * 2012-02-24 2015-05-14 アップル インコーポレイテッド パラレルスケーラ処理

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WO2000010327A1 (en) * 1998-08-11 2000-02-24 4Tv Limited Interactive television control/operating system
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