JPH06266831A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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Publication number
JPH06266831A
JPH06266831A JP5054046A JP5404693A JPH06266831A JP H06266831 A JPH06266831 A JP H06266831A JP 5054046 A JP5054046 A JP 5054046A JP 5404693 A JP5404693 A JP 5404693A JP H06266831 A JPH06266831 A JP H06266831A
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JP
Japan
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picture
pixels
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JP5054046A
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English (en)
Inventor
Shigeru Kobayashi
茂 小林
Kazuo Shimizu
一夫 清水
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06266831A publication Critical patent/JPH06266831A/ja
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4007Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on interpolation, e.g. bilinear interpolation

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Studio Circuits (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、倍率変換時にみられる画質劣
化等を防止し、より周辺画素との相関のとれたより自然
な変換画像の提供にある。 【構成】本画像処理装置は、i×jのフィルタ演算係数
が設定される空間領域を持ちその空間領域に変換手段1
からの映像信号が画素単位で入力し各フィルタ演算係数
が演算動作クロックに基づいて変化し、映像信号が入力
されたi×j画素のうち補間のために必要な複数の画素
に各フィルタ演算係数を掛け、その画素信号の加算値を
1画素とする演算を行なって新たな補間データを生成す
る空間フィルタ2を備える。空間フィルタ2で演算対象
となる画素の変倍率に応じて空間フィルタ2の演算動作
クロックをクロック発生手段4で変化させ、空間フィル
タ2から出力された補間データを含む画像データを記憶
手段5に記憶する。そして記憶手段5に対する画像デー
タの書込み及び読出しを制御部6で制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号に対してリア
ルタイムに拡大、縮小等の変換を行い、原画像を任意の
倍率に変換する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像を表示する場合、原画像の倍率,解
像度が変化しないときは特に倍率変換等の処理を施すこ
となく表示させることができるが、表示装置によっては
原画像と異なる解像度を持っている場合もあるので、こ
のようなときは原画像を変倍して倍率,解像度を対象表
示装置に合わせる必要がある。
【0003】一般的な画像の倍率変換方法として、拡大
率に応じて同一画素あるいは同一ラインの画像データを
繰り返して拡大する拡大方法や、縮小率に応じてある一
定の割合で隣接の画素の上下ラインの画像データを間引
いて縮小する縮小方法が知られている。
【0004】また、より自然な画像を得ることのできる
倍率変換方法として、新たな補間データを変換前の隣接
画素のデータに基づいて補間演算して拡大、縮小用の補
間画素とする方法がある。このような倍率変換方法が特
開平2−222992号に記載されている。
【0005】同公開公報に記載された倍率変換方法は、
補間する画素の水平方向の左右の2画素,さらには垂直
方向の上下も含めた4画素間で直線近似を行ない、拡
大、縮小のための補間データを得る。例えば、8/5倍
の拡大において、新たな補間データを演算し拡大する場
合、一定周期で5画素から8画素へ変換していく。
【0006】図11(a)〜(b)は水平方向補間の状
態を示しており、同図(c)は輝度計算のモデル図を示
している。a,bは変換前の画素と補間画素との距離
比、D1,D2は変換前の画素の輝度値、Fは補間画素
の輝度値を示している。図11に示すように、水平方向
補間では左右の画素をもとに次式にて直線近似して補間
する画素の輝度計算を行っている。 F=(aD2+bD1)/(a+b) この輝度計算により、補間画素は拡大縮小率に応じて隣
接の変換前の画素間の比に基づいて補間されることにな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た各種の変倍方法には以下のような問題点があった。す
なわち、繰り返して同じデータを並べることで画像を拡
大したり、データを間引くことで画像を縮小させると、
拡大率が大きい場合や縮小率が小さい場合、補間後の画
像が原画像に比べて急激に変化する部分が現れたりす
る。そのため変換後の画像が不自然な画像となって見ず
らくなったり、認識出来なくなってしまう可能性があ
る。
【0008】また隣接画素間(2画素、あるいは4画
素)による直線近似を行う方法では、演算する画素が隣
接画素に限られるので、隣接画素のデータにノイズデー
タが混在していた場合、このノイズデータの影響を強く
受けた補間演算が行われてしまい画質が劣化する。
【0009】本発明は以上のような実情に鑑みてなされ
たもので、任意の変換変率に対し、空間フィルタを用い
て周辺画素を含めた補間演算を行うことができ、変換処
理にみられる不自然な画像変換や、それに伴う画質劣化
等の問題を解消でき、より周辺画素との相関のとれたよ
り自然な変換画像が得られる画像処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像処理装置は、所定の画像を形成する映像
信号をデジタル変換する変換手段と、i×jのフィルタ
演算係数が設定される空間領域を持ち、その空間領域に
前記変換手段からの映像信号が少なくとも1画素単位で
入力し、前記各フィルタ演算係数が演算動作クロックに
基づいて変化し、映像信号が入力されたi×j画素のう
ち補間のために必要な複数の画素に各フィルタ演算係数
を掛け、その画素信号の加算値を1画素とする演算を行
なって新たな補間データを生成する空間フィルタと、前
記空間フィルタで演算対象となる画素の変倍率に応じて
前記空間フィルタの演算動作クロックを変化させるクロ
ック発生手段と、前記空間フィルタから出力された補間
データを含む画像データを記憶する記憶手段と、前記記
憶手段に対する画像データの書込み及び読出しを制御す
る制御部とを具備して構成される。
【0011】
【作用】本発明の画像処理装置では、補間データを隣接
画素のみならず周囲画素も用いて拡大、縮小率に応じた
相関をとる補間演算が行なわれるので、任意の拡大、縮
小に伴い周辺画素とより相関のある自然な変化の画像が
得られる。従って、任意の拡大、縮小に対して劣化の少
ないより原画像に忠実で自然な変換画像が表示できる。
【0012】
【実施例】図1に本発明に係る画像処理装置の概念図を
示す。本画像処理装置は、映像信号をA/D変換するデ
ジタル変換手段1と、そのデジタル変換された画像信号
を各ライン単位で記憶する記憶部を備え1画素単位でi
×jの演算係数を変化できる空間フィルター2と、その
空間フィルター2の演算係数を選択する係数選択用フレ
ームメモリ3と、変倍率に応じて演算動作クロックを変
化させるクロック発生部4と、変倍後の画像データを記
憶する記憶部5と、記憶部5の画像データの書込み及び
読出しを制御する制御部6とを備えている。係数選択用
フレームメモリ3に記憶するデータ、クロック発生部4
及び制御部6の動作タイミングは、CPU7から制御さ
れている。
【0013】図2に示す画像処理装置は、図1に示す概
念図を具体化したものである。以下、図2に示す画像処
理装置を本発明の一実施例として説明する。図2に示す
11はテレビカメラであり、そのテレビカメラ11から
の入力画像をADコンバータ12に入力してデジタル信
号に変換している。ADコンバータ12でデジタル変換
された画像信号は空間フィルタ13に入力される。
【0014】なお本実施例で用いている空間フィルタ1
3は4×4画素サイズの空間領域を持っているので、演
算には連続した4ライン分のデータを送る必要がある。
そのためADコンバータ12からの画像信号を各ライン
ごとに記憶するラインメモリ14−1〜14−3を備え
ている。これら1ライン分のデータを記憶出来る容量を
持った3つのラインメモリ14−1〜14−3を用い
て、順次連続する4ラインのデータを演算部15へ供給
している。演算部15は,画像データを拡大、縮小する
ための演算を行うところである。演算部15の内部構成
を図3及び図4に示す。
【0015】図3に示すように、演算部15は、第一〜
第四のブロック15−1〜15−4に分割されている。
各ブロック15−1〜15−4は、ラインメモリ14か
ら各ラインの画像データが並列に入力される。
【0016】第一のブロック15−1は、1ライン目の
画像データが入力され、第二〜第四は2〜4ライン目の
画像データが入力される。なお第一〜第四のブロック1
5−1〜15−4の内部構造は同様に構成されている。
【0017】第一のブロック15−1の構成を図4に示
す。ブロック内部には直列に接続された4つのデータラ
ッチ回路16−1〜16−4があり、ラインメモリ14
からの画像信号が1画素ごと入力され、順次画像データ
をシフトしていき1ライン内で連続する4画素がデータ
ラッチ回路16−1〜16−4にセットされる。
【0018】これは他のブロックでも同様で、演算部全
体として同一ライン内の連続する4画素がセットされか
つ、連続するラインの計16画素のデータがセットされ
ることになる。
【0019】上記データラッチ回路16−1〜16−4
に対して乗算部17−1〜17−4が設けられている。
各データラッチ回路16−1〜16−4がラッチした連
続する4画素の信号に対してそれぞれ設定されたフィル
タ演算係数(以下、係数と呼ぶ)と乗算する。この乗算
結果は加算器18へ入力する。他のブロックでも同様で
計16画素のデータが加算器18へ入力し、そこで全て
の値が加算されることとなる。
【0020】乗算器17−1〜17−4に対応して係数
レジスタ19−1〜19−4が設けられている。係数レ
ジスタはそれぞれ複数のレジスタからなり各レジスタに
それぞれ異なる数値係数を設定できる。例えば4つのレ
ジスタを備えた場合には、4ブロックあるので16画素
分の演算用の係数データを独立に1画素につき4種設定
できることになる。係数レジスタ19−1〜19−4は
CPU24から任意の係数が予め設定される。一つの係
数レジスタに持たせるレジスタの数(係数値)は、後述
する係数パターンの種類に応じて決められる。
【0021】各係数レジスタ19−1〜19−4毎にセ
レクタ21−1〜21−4が設けられている。各セレク
タ21−1〜21−4は対応する各係数レジスタに接続
され、外部から与えられる係数選択信号により、係数レ
ジスタから所定の係数を選択する。
【0022】各セレクタ21−1〜21−4に与えられ
る係数選択信号は、係数選択信号メモリ23に記憶され
ている。この係数選択信号は、複数の係数レジスタの中
からいずれのレジスタを選択するかを指示する情報であ
る。係数選択信号メモリ23は、予め入力の1フレーム
画像の画素に対応させて、1画素単位で係数選択情報が
割り付けられている。係数選択信号メモリ23に対する
データの設定はCPU24によって任意に1画素ごとに
行うことができる。
【0023】ところで、本実施例では、1枚の画像全体
を一律に倍率変換することができるが、空間フィルター
13の係数が1画素毎に変化可能なので一画面中の任意
の領域を指定して任意倍率に変化させることもできる。
また通常は1画素ごとに各種画像処理を実現可能な所定
の係数パータンを設定するように係数選択信号が設定さ
れているが、本実施例では拡大の際に同一の原画素に対
して複数の補間画素を得るために複数の係数パターンに
切換えられる。そこで拡大領域に対しては同一画素に対
して複数の係数パータンが所定のタイミングで(実際に
は高速の動作クロックにより)設定されるように係数選
択信号が設定されている。
【0024】セレクタ21−1〜21−4が選択した係
数は、各セレクタに対応して設けられた係数ラッチ回路
22−1〜22−4を介して乗算部17−1〜17−4
へ与えられる。
【0025】このような空間フィルタ13は、動作クロ
ック発生部25において拡大、縮小率により決定された
クロック出力により動作する。演算後のデータはメモリ
コントロール回路26に制御されて画像メモリ27に記
憶される。また画像メモリ27の画像データはメモリコ
ントロール回路26により読出され、DAコンバータ2
8を通して表示モニタ29へ拡大縮小表示される。次
に、以上のように構成された本実施例における拡大、縮
小の原理について述べる。
【0026】先ず、空間フィルター13の4×4の乗算
部17に設定する係数パータンを、画像の変換倍率に応
じて決めておく。係数の設定は、変換倍率によって補間
画素の相対位置が決まるので、補間画素に対して補間演
算に必要な周囲の原画素との距離から相関率を算出し、
その相関率を係数として設定する。
【0027】例えば、図5に示すように4×4の原画素
X1〜X16に対する補間画素X0を得るための係数パ
ターンは以下のようにして求められる。m/n倍に拡
大、縮小するときは、隣り合う画素との距離比はmの周
期で繰り返すことになる。そこで周囲画素との比をa、
b、c、d、また補間画素X0の位置をi列、j行とす
ると、その比は拡大率縮小率により a:b=ni%m:m−a c:d=nj%m:n−c と求められる。なお%は余り、m、nに互いに素であ
る。これから、補間演算に必要な原画素Xn、補間画素
と各原画素Xnとの距離をLnとすると、L1=(a2
+c2 1/2 ,L2=(b2 +c2 1/2 ,L3=(a
2 +d2 1/2 ,L4=(b2 +d2 1/2 ,L5=
(c2 +(2a+b)2 1/2 ,…というように格子状
の画素間の距離計算から得ることができる。そして、そ
れぞれの補間画素に対する相関率は 1/L1:1/L2…:1/Ln となる。よって、補間画素の輝度値(X0)は X0=Σ(Xn/Ln)/Σ(1/Ln) となる。従って、補間画素XOに対する各係数Knとし
ては相関率として補間画素と周辺画素との距離の逆数を
設定しておけばよい。
【0028】図6及び図7を参照して、画像の指定領域
を3倍に拡大する場合について説明する。図6に示すよ
うに、X1〜X16の原画素に対して補間画素1〜9を
得るためには、各補間画素1〜9に対応して定められた
図7に示す大きさの係数パターンが9つ必要になる。実
際の係数パータンのデータ例を図8(a)〜(i)に示
す。係数選択用フレームメモリ3には、係数レジスタ群
19から図8(a)〜(i)の係数パータンを(a)〜
(i)の順にセレクタ21に選択させる係数選択信号が
格納されている。
【0029】空間フィルター13の4×4の乗算部17
に補間演算の対象画素が設定されると、CPU24から
の指示により動作クロック発生部25が9倍の動作クロ
ックを発生させる。空間フィルター13では、入力画像
が1画素が送られる間に、動作クロック発生部25から
の動作クロックによって9回の補間演算が実行される。
一方、係数選択信号用メモリ23もクロック発生部25
からの動作クロックによって9回動作し、図8(a)〜
(i)の係数パータンを(a)〜(i)の順に選択する
係数選択信号をセレクタ21に与える。従って、空間フ
ィルター13では、同一の原画素に対し9回の補間演算
が実施され、各演算毎に係数パータンが(a)〜(i)
に切換えられる。
【0030】このように動作クロック発生部25からの
9倍の動作クロックを用いて補間演算を行い、テレビカ
メラ11から入力される画素に対して高速に補間演算を
実施して拡大画像データを得る。補間の必要がなければ
原画素を出力してもよい。
【0031】この係数パターンは一定の周期で繰り返さ
れ、そして最終的に指定した領域が縦横3倍に拡大され
画素数が9倍の情報に増えて画像メモリ27に記憶され
る。また整数以外の倍率の場合も、倍率に応じた周期で
係数パータンを切換えて空間フィルター13に設定す
る。例えば8/5倍のときは、動作クロックは64/2
5倍のクロックで行い、入力の5×5画素を原画素とし
て、8×8画素への拡大演算を行う。その結果、画素数
が5×5画素単位で25画素から64画素へと増加す
る。
【0032】縮小の場合は、後段のメモリコントロール
回路26が縮小率に応じて書き込み/読出し時に間引き
制御を行う。空間フィルタ13は、入力画像の読込み周
期と同じ速度の動作クロックで動作させる場合と、入力
画像の読込み周期よりも遅い動作クロックで動作させる
場合とがある。
【0033】入力画像の読込み周期と同じ速度の動作ク
ロックの場合は、演算後の画素数は変わらずに補間され
た画像データが出力される。そしてメモリコントロール
回路26が縮小率に応じて必要な補間画素のみを選択的
に画像メモリ27に記憶する。これにより画像メモリ2
7には、縮小された画像データが格納されたことにな
る。この画像メモリ27に格納された画像データを、メ
モリコントロール回路26が読出して表示モニタ29に
表示させれば、縮小された画像が表示される。或いは、
空間フィルター13から出力される補間データを間引か
ずにそのまま画像メモリ27に記憶し、メモリコントロ
ール回路26が読出す際に縮小率に必要な画素を選択的
に読出して表示させるようにする。このような手法によ
っても同様に縮小された画像を表示させることができ
る。
【0034】また空間フィルター13の動作クロックを
入力画像の読込み周期よりも遅くする場合は、補間の演
算回数は減少し1ラインにつき縮小表示に必要な画素に
ついての補間演算を行う。そしてメモリコントロール回
路26が、縮小率に応じて必要な補間ラインを選択的に
記憶する。この結果、画像メモリ27には縦,横方向に
画素データ数の間引かれた画像データが記憶される。或
いは、そのままの補間データを間引かずに記憶し、表示
する際に縮小率に応じた必要なラインを選択して縮小画
像を表示する。例えば、1/3倍の縮小の場合を図9を
参照して説明する。図中白丸は原画素を示し、黒丸は補
間画素を示している。
【0035】入力画像の動作クロック速度と同じ場合
は、補間演算後の画像データは3画素おきで、かつ3ラ
インおきに記憶すればよい。また、入力画像のクロック
に対して1/3倍のクロックで動作させた場合、入力の
3画素に対して補間演算を1回という割合で行う。従っ
て、縮小演算された補間画素は1ラインにつき1/3倍
の画像データとして出力され、さらにメモリコントロー
ル回路26において3ラインにつき1ラインだけ記憶す
るラインの間引きを行い、最終的にデータ数は1/9に
減少しメモリへ縮小画像が記憶される。なお補間画素に
対する係数は、前述した方法により決める。図10に
は、上述した方法で決定した係数のデータ例を示す。
【0036】また5/8倍の場合は入力8×8画素に対
して5×5画素の補間演算を行う。このときの周期は8
×8画素単位である。また、本実施例のほかにより周囲
画素との相関をとった拡大縮小を行ないたい場合は、演
算を行う画素を増加させればよく、空間フィルタのサイ
ズも必要に応じて変えれば可能となる。本発明は上記実
施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲内で種々変形実施可能である。
【0037】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、任
意の変倍率に対し、空間フィルタを用いて周辺画素を含
めた補間演算を行うことで、変換処理にみられる不自然
な画像変換や、それに伴う画質劣化等の問題を解消で
き、より周辺画素との相関のとれたより自然な変換画像
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置の概念図である。
【図2】本発明の一実施例である画像処理装置の機能ブ
ロック図である。
【図3】図2に示す画像処理装置に備えられた空間フィ
ルターの構成図である。
【図4】空間フィルターを構成する1ブロック内の構成
図である。
【図5】4×4の原画素と補間画素との相対関係を示す
図である。
【図6】4×4の原画素から9画素分の補間画素を得た
状態を示す図である。
【図7】4×4画素の演算係数を示す図である。
【図8】原画像を3倍に拡大する際に用いる9つの係数
パターンを示す図である。
【図9】1/3倍に縮小する際の原画素と補間画素との
関係を示す図である。
【図10】データ数を1/9に縮小する係数パターンを
示す図である。
【図11】倍率変換前の画素データ、水平方向への倍率
変換後の画素データ、及び輝度値の演算モデルを示す図
である。
【符号の説明】
12…ADコンバータ、13…空間フィルタ、14−1
〜14−3…ラインメモリ、15…演算部、16−1〜
16−4…データラッチ回路、17−1〜17−4…乗
算部、18…加算器、19…係数レジスタ群、21…セ
レクタ、22…係数ラッチ、23…係数選択信号用メモ
リ、24…CPU,25…動作クロック発生部、26…
メモリコントロール回路、27…画像メモリ、28…D
Aコンバータ、29…表示モニタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を任意の倍率で変倍する画像処理装
    置において、 所定の画像を形成する映像信号をデジタル変換する変換
    手段と、 i×jのフィルタ演算係数が設定される空間領域を持
    ち、その空間領域に前記変換手段からの映像信号が少な
    くとも1画素単位で入力し、前記各フィルタ演算係数が
    演算動作クロックに基づいて変化し、映像信号が入力さ
    れたi×j画素のうち補間のために必要な複数の画素に
    各フィルタ演算係数を掛け、その画素信号の加算値を1
    画素とする演算を行なって新たな補間データを生成する
    空間フィルタと、 前記空間フィルタで演算対象となる画素の変倍率に応じ
    て前記空間フィルタの演算動作クロックを変化させるク
    ロック発生手段と、 前記空間フィルタから出力された前記補間データを含む
    画像データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に対する画像データの書込み及び読出しを
    制御する制御部と、を具備したことを特徴とする画像処
    理装置。
JP5054046A 1993-01-22 1993-03-15 画像処理装置 Pending JPH06266831A (ja)

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JP5054046A JPH06266831A (ja) 1993-03-15 1993-03-15 画像処理装置
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EP94904331A EP0633535B1 (en) 1993-01-22 1994-01-17 Image processor
PCT/JP1994/000055 WO1994017484A1 (en) 1993-01-22 1994-01-17 Image processor
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US08/307,648 US5608824A (en) 1993-01-22 1994-01-17 Image processing apparatus in which filters having different filtering characteristics can be switched among themselves
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