JPH10133237A - 光導波路素子の電極およびその形成方法 - Google Patents
光導波路素子の電極およびその形成方法Info
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- JPH10133237A JPH10133237A JP8284800A JP28480096A JPH10133237A JP H10133237 A JPH10133237 A JP H10133237A JP 8284800 A JP8284800 A JP 8284800A JP 28480096 A JP28480096 A JP 28480096A JP H10133237 A JPH10133237 A JP H10133237A
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Abstract
導波路素子の光導波路に電圧を印加する電極を、その縁
部がチャンネル光導波路の縁部と整合する位置に精度良
く形成し、また素子の高速動作を可能にする。 【解決手段】 基板10の表面にTa膜21、Au膜22およ
びTa膜23をこの順に成膜し、それを光導波路形成のた
めのプロトン交換のマスクとして使用する。その後Ta
膜21およびAu膜22を所定形状に加工し、それらの上に
Au27をメッキして電極として用いる。
Description
りチャンネル光導波路が形成された光導波路素子におい
て、チャンネル光導波路に電圧を印加する電極に関する
ものである。
電極を形成する方法に関するものである。
が形成された光導波路素子が種々提供されている。そし
て、チャンネル光導波路を形成する方法の1つとして、
プロトン交換法が知られている。
波路の作成は、基板表面に金属膜を成膜し、この金属膜
を所定形状の開口が残るようにエッチングし、この金属
膜をマスクとして基板表面にプロトン交換処理を施す、
という手順でなされる。
いては、チャンネル光導波路に近接させて、あるいは直
上に電極を配設し、該電極からチャンネル光導波路に電
圧を印加させることが多い。従来この種の電極は、図9
に示すような方法によって形成されていた。すなわち (1)(この番号は図中の番号と対応している)まず基
板1上にCr膜等の金属膜2を成膜し、(2)この金属
膜2の上にフォトリソ法により所定形状としたレジスト
3を残し、(3)このレジスト3をマスクとして金属膜
2を、所定形状の開口4が残るようにエッチングした
後、レジスト3を除去し、(4)次に、この金属膜2を
マスクとしてプロトン交換を行なって、基板1の表面部
分にチャンネル光導波路5を形成し、(5)金属膜2を
すべてエッチングにより除去し、また必要に応じてその
後アニールし、(6)その上にAl等からなる導電性膜
7を成膜し、(7)この導電性膜7の上に、フォトリソ
法によりチャンネル光導波路5に対面する部分は除かれ
たレジスト8を残し、(8)次に上記レジスト8をマス
クとしてエッチングを行ない、導電性膜7のチャンネル
光導波路5に対面する部分を取り除く。
5の左右両側部分において導電性膜7が残るので、これ
らの導電性膜7を電極として用いれば、各チャンネル光
導波路5に電圧を印加することができる。
法により(7)のようにレジスト8を残す際に、露光装
置の精度や作業者の熟練度に起因するバラツキにより、
フォトマスクを正確に所定位置に配置することができな
い。そのため、電極(導電性膜)7は図10に拡大して
示すように、その縁部がチャンネル光導波路5の縁部と
整合する正規の位置から、アライメントエラーLだけず
れて形成され、これが性能のバラツキ、ひいては歩留ま
りの低下の原因となっていた。
の電極形成方法として、特開平7−146457号に示
されるものが知られている。この電極形成方法は、プロ
トン交換時に光導波路パターンを設定するためのマスク
として用いられた金属膜を残しておいて、それを電極と
して利用するようにしたものであり、具体的には、基板
表面に金属膜を成膜し、この金属膜を所定形状の開口が
残るように加工し、この金属膜をマスクとして基板表面
にプロトン交換処理を施し、チャンネル光導波路を形成
した後、上記金属膜を、上記開口の縁部の少なくとも一
部が残る状態に加工して、電圧印加用電極とするように
したものである。
電極形成方法において、金属膜を所定形状の開口が残る
ように加工するためにはエッチングが採用され、またこ
のエッチングの他に、リフトオフを採用することもでき
る。
グやリフトオフによって金属膜を加工する場合は、その
膜厚は厚くても数百nm程度が限度である。このように
比較的薄い金属膜を電極として用いると、電極の抵抗が
高くなって、光導波路素子の高速動作(例えば数百MH
z以上の高速変調)が困難になるという問題が生じる。
であり、縁部がチャンネル光導波路の縁部と整合する位
置に精度良く形成されて、その上、光導波路素子の高速
動作を可能にする、光導波路素子の電極を提供すること
を目的とするものである。
電極を形成可能な方法を提供することを目的とするもの
である。
子の電極形成方法は、前記特開平7−146457号の
方法と同様に、プロトン交換時に光導波路パターンを設
定するためのマスクとして用いられた金属膜を残してお
いて、それにメッキを施して厚さを増した上で電極とし
て利用するようにしたものである。
の電極形成方法は、さらに具体的には、基板表面に金属
膜を成膜し、この金属膜を所定形状の開口が残るように
加工し、この金属膜をマスクとして基板表面にプロトン
交換処理を施し、チャンネル光導波路を形成した後、上
記金属膜を、上記開口の縁部の少なくとも一部を残した
状態にしてその上にメッキ金属をメッキし、これらの金
属膜およびメッキ金属の積層体を所定形状に加工して、
チャンネル光導波路に電圧を印加するための電極とする
ことを特徴とするものである。
極形成方法は、チャンネル光導波路を形成する工程まで
は上記第1の方法と同様で、その後上記金属膜を、上記
開口の縁部の少なくとも一部を残して所定形状に加工
し、この金属膜の上にメッキ金属をメッキして、これら
の金属膜およびメッキ金属の積層体をチャンネル光導波
路に電圧を印加するための電極とすることを特徴とする
ものである。
極形成方法は、上記第1あるいは2の電極形成方法にお
いて、プロトン交換処理の後、前記メッキを行なう前
に、基板上にネガ型のフォトレジストを塗布し、次いで
上記金属膜をフォトマスクとして基板側から上記フォト
レジストに露光し、このフォトレジストのチャンネル光
導波路上にあって感光した部分を残し、感光しなかった
部分を除去した後、残ったフォトレジストをマスクとし
て上記メッキを行なうことを特徴とするものである。
は、プロトン交換チャンネル光導波路が形成された光導
波路素子の基板上において、このチャンネル光導波路の
縁部と整合する状態に形成され、該光導波路に電圧を印
加する電極において、基板上に形成されてプロトン交換
を行なう際にマスクとして用いられた金属膜、およびこ
の金属膜の上にメッキされたメッキ金属の積層体からな
ることを特徴とするものである。
て、好ましくは、基板と金属膜との間にバッファ層が形
成される。
定するためのマスクとして用いられた金属膜は、当然、
その縁部がチャンネル光導波路の縁部と整合している。
したがってこの金属膜をメッキ下地として電極を形成す
れば、電極の縁部をチャンネル光導波路の縁部と精度良
く整合させることができる。
属の積層体を電極とすれば、金属膜をそのまま電極とす
る場合よりも電極の厚さが増して抵抗が低下するから、
該電極からチャンネル光導波路に電圧を印加する光導波
路素子が高速動作可能なものとなる。
の縁部とせっかく整合していても、メッキをした際にメ
ッキ金属がチャンネル光導波路の上部まで回り込んでし
まうと、電極とチャンネル光導波路の各縁部が整合しな
い状態となり、結局、図10に示したアライメントエラ
ーLが存在する場合と同様の問題を招いてしまう。
成方法は、このような問題も確実に防止できるものとな
っている。すなわちこの第3の方法においては、プロト
ン交換処理後に塗布したネガ型のフォトレジストを、金
属膜をフォトマスクとして基板側から露光することによ
り、このフォトレジストをチャンネル光導波路上におい
てそれと正確に整合する状態に残すことができる。そこ
で、この残ったフォトレジストをマスクとしてメッキを
行なえば、メッキ金属がチャンネル光導波路の上部まで
回り込むことがなくなり、メッキ金属の縁部をチャンネ
ル光導波路の縁部と正確に整合させることができる。
おいて、基板と金属膜との間にバッファ層を形成してお
くと、電極による光の伝搬損を低減することができる。
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実
施形態による光導波路素子の電極形成方法の処理の流れ
を示すものである。また図2は、この処理の流れにおけ
る光導波路基板の平面形状を示している。
波路素子について説明する。図2の(6)は、完成した
光導波路素子の平面形状を示している。この光導波路素
子は、例えばLiNbO3 結晶のX板からなる基板10の
表面部分に方向性光結合器を構成する2本のチャンネル
光導波路11、11がY方向に設けられ、そしてこれらのチ
ャンネル光導波路11、11の相近接して平行に延びている
部分の各左右側部に電極12、13、14が形成されてなるも
のである。電極12、14は図示外の駆動回路に接続され、
また電極13もパッド電極16を介して上記駆動回路に接続
され、各チャンネル光導波路11に所定の電圧を印加する
ために使用される。
れぞれの縁部が各チャンネル光導波路11の縁部と正確に
整合するように配設する必要がある。そうでなければ、
各チャンネル光導波路11に所定の電圧を印加することが
困難となる。
能にした本発明による光導波路素子の電極形成方法を、
図1を参照して説明する。なお、以下の説明では各工程
に順次(1)(2)(3)…の番号を付して示すが、こ
れらの番号は図1中の番号と対応している。
ィ法により、チャンネル光導波路11の形状のレジストパ
ターン20を形成する。図2の(1)は、この状態を示し
ている。なお図1の(1)〜(8)はそれぞれ、図2の
A−A線に沿った部分の立断面形状を示している。
1、Au膜22、Ta膜23をこの順に成膜する。Ta膜2
1、Au膜22およびTa膜23の膜厚は、それぞれ一例と
して15nm、100 nm、15nmとする。
洗浄を行なって、レジストパターン20およびその上の
Ta膜21、Au膜22、Ta膜23をリフトオフ除去す
る。図2の(2)は、この状態を示している。
酸中に基板10を所定時間浸漬し、それにより基板10の露
出部分をプロトン交換して、基板10の表面部分にチャン
ネル光導波路11を形成する。このチャンネル光導波路11
は、プロトン交換時にTa膜21、Au膜22、Ta膜23が
マスクとして作用するので、上記レジストパターン20の
形状に対応した形状のものとなる。
熱処理した後、フッ硝酸(1:2)により表面のTa膜
23をエッチング除去する。
る配線を形成するため、この配線部分が開口したレジス
トパターンをリソグラフィ法により形成する。次いでA
u/Crを低抵抗加熱真空蒸着し、上記レジストパター
ンをリフトオフ除去すると、図2の(3)に示すように
Au/Crからなる接続配線25が形成される。
ト26を塗布し、電極12、13、14およびパッド電極16(図
2の(6)参照)の周縁形状に合わせた形状のフォトマ
スクを配して基板表側から露光し、該フォトマスクに隠
されていない部分のフォトレジスト26を感光させる。そ
の後Ta膜21およびAu膜22をマスクとして作用させて
基板裏側から露光し、チャンネル光導波路11の直上部分
のフォトレジスト26を感光させる(接続配線25の部分は
感光しない)。次いで現像を行なうと、フォトレジスト
26の感光した部分のみが残ってなるレジストパターンが
形成される。図2の(4)は、この状態を示している。
なお、上記基板表側からの露光と裏側からの露光の順序
は、逆にしても構わない。
マスクとして、電解メッキによりAu27を例えば1〜4
μmの厚さにメッキする。
剥離液によりフォトレジスト26のパターンを除去し(図
2の(5)参照)、また上記(7)でメッキされたAu
27をマスクとして、Au膜22およびTa膜21をエッチン
グ除去する。以上の処理により、それぞれTa膜21、A
u膜22、および厚いAu27の積層体からなる電極12、1
3、14並びにパッド電極16が形成される(図2の(6)
参照)。また接続配線25も、Au27でメッキされて厚い
ものとなる。
ャンネル光導波路11の形状を規定したTa膜21およびA
u膜22の縁部をそのまま残して形成され、しかも、それ
らの上にメッキされたAu27はチャンネル光導波路11上
に形成されたフォトレジスト26のパターンにより、該光
導波路11上への回り込みが防止されているから、各電極
12、13、14のチャンネル光導波路11側の縁部は、該チャ
ンネル光導波路11の側縁部と精度良く整合するものとな
る。
16は、Ta膜21およびAu膜22の上に厚いAu27をメッ
キしてなるものであるから抵抗が低く、したがって、例
えば数百MHz以上の高い周波数でチャンネル光導波路
11に電圧印加することも可能となり、光導波路素子の高
速駆動が実現される。
パターン20およびその上のTa膜21、Au膜22、Ta膜
23がリフトオフで除去されるが、このときAu膜22は露
出していないので、Au粒子の再付着によるショート等
の問題や、Auの表面の汚れによる密着悪化の問題が防
止される。
の上のTa膜21、Au膜22、Ta膜23をリフトオフして
プロトン交換用の開口を形成する場合は、エッチングを
適用する場合よりも開口の寸法精度が高くなり、ひいて
はチャンネル光導波路11の寸法精度が高くなる。
付着していることが多いTa膜23を除去すると、清浄な
Au膜22の表面が得られる。これにより、Au膜22とパ
ッド接続配線25との接触抵抗を低減できることは勿論、
Au27をメッキする際のメッキ液の濡れ性が良好となる
ため、均一なメッキ膜が得られるようになる。
続配線25の幅、つまり導波方向の寸法は、50μm以下と
するのが望ましい。そのようにすれば、この接続配線25
による光の伝搬損を5%程度まで低減させることができ
る。
た細かいゴミを除去するために、ブラシスクラブ等の物
理的除去法を採用しても、比較的硬いTa膜23は傷付く
ことがなく、よってチャンネル光導波路11のパターン欠
陥が生じ難くなっている。
からTa膜21およびAu膜22を所定形状に加工している
が、Ta膜21およびAu膜22を所定形状に加工してから
Au27をメッキすることも可能である。以下、そのよう
にした本発明の第2の実施形態について、図3および4
を参照して説明する。なお、以下の説明でも各工程に順
次(1)(2)(3)…の番号を付して示すが、これら
の番号は図3中の番号と対応している。
ィ法により、チャンネル光導波路11の形状のレジストパ
ターン20を形成する。図4の(1)は、この状態を示し
ている。なお図3の(1)〜(8)はそれぞれ、図4の
B−B線に沿った部分の立断面形状を示している。
1、Au膜22、Ta膜23をこの順に成膜する。Ta膜2
1、Au膜22およびTa膜23の膜厚は、それぞれ一例と
して15nm、100 nm、15nmとする。
洗浄を行なって、レジストパターン20およびその上のT
a膜21、Au膜22、Ta膜23をリフトオフ除去する。図
4の(2)は、この状態を示している。
ン酸中に基板10を所定時間浸漬し、それにより基板10の
露出部分をプロトン交換して、基板10の表面部分にチャ
ンネル光導波路11を形成する。このチャンネル光導波路
11は、プロトン交換時にTa膜21、Au膜22、Ta膜23
がマスクとして作用するので、上記レジストパターン20
の形状に対応した形状のものとなる。
熱処理した後、フッ硝酸(1:2)により表面のTa膜
23をエッチング除去する。
状を規定するレジストパターン30を形成し、このレジス
トパターン30をマスクとしてTa膜21およびAu膜22を
エッチングし、それらを図4の(4)に示す形状にす
る。
配線を形成するため、この配線部分が開口したレジスト
パターンをリソグラフィ法により形成する。次いでAu
/Crを低抵抗加熱真空蒸着し、上記レジストパターン
をリフトオフ除去すると、図4の(5)に示すようにA
u/Crからなる接続配線25が形成される。
ト26を塗布した後、Ta膜21およびAu膜22をマスクと
して作用させて基板裏側から露光し、チャンネル光導波
路11の直上部分のフォトレジスト26を感光させる(接続
配線25の部分は感光しない)。次いで現像を行なうと、
フォトレジスト26の感光した部分のみが残ってなるレジ
ストパターンが形成される。図4の(6)は、この状態
を示している。
マスクとして、電解メッキによりAu27を例えば1〜4
μmの厚さにメッキする。
剥離液により、フォトレジスト26のパターンを除去す
る。図4の(7)は、この状態を示している。
点鎖線で示す位置で切断し、外側の部分を除去する。以
上の処理により、それぞれTa膜21、Au膜22、および
厚いAu27の積層体からなる電極12、13、14並びにパッ
ド電極16が形成される。図4の(8)は、この状態を示
している。
に第1の実施形態におけるのと同様の効果が得られる。
3の実施形態について説明する。なお、以下の説明でも
各工程に順次(1)(2)(3)…の番号を付して示す
が、これらの番号は図5中の番号と対応している。
るのと同様にして、図1の(5)に示されるもの、つま
り基板10上に2本のチャンネル光導波路11が形成された
ものを得る。図6の(1)は、この状態を示している。
なお図5の(1)〜(5)はそれぞれ、図6のC−C線
に沿った部分の立断面形状を示している。
ト40を塗布した後、基板裏側にフォトマスク41(平面形
状を図6の(2)に示してある)を配して、このフォト
マスク41越しにフォトレジスト40を露光する。その後現
像を行なうと、各チャンネル光導波路11の直上部分の一
箇所に開口を有するフォトレジスト40のパターンが形成
される。図6の(2)は、この状態を示している。
マスクとして、例えばスパッタによりSiO2 膜42を10
0 nm〜500 nmの厚さに成膜する。
すると、各チャンネル光導波路11の上の一箇所にSiO
2 膜42からなるバッファ層が形成される。図6の(3)
は、この状態を示している。
Auからなる接続電極25を形成する。図6の(4)は、
この状態を示している。それ以後は、例えば第1の実施
形態におけるのと同様にして、電圧印加用電極が形成さ
れる。
に差し渡される接続電極25と該光導波路11との間に、S
iO2 膜42からなるバッファ層を形成しておけば、接続
電極25による光の伝搬損を低減することができる。
4の実施形態について説明する。なお、以下の説明でも
各工程に順次(1)(2)(3)…の番号を付して示す
が、これらの番号は図7中の番号と対応している。
るのと同様にして、図1の(5)に示されるもの、つま
り基板10上に2本のチャンネル光導波路11が形成された
ものを得る。図8の(1)は、この状態を示している。
なお図7の(1)〜(5)はそれぞれ、図8のD−D線
に沿った部分の立断面形状を示している。
ト40を塗布した後、基板裏側にフォトマスク41(平面形
状を図8の(2)に示してある)を配して、このフォト
マスク41越しにフォトレジスト40を露光する。その後現
像を行なうと、各チャンネル光導波路11の直上部分の一
箇所に開口を有するフォトレジスト40のパターンが形成
される。図8の(2)は、この状態を示している。
マスクとして、例えばスパッタによりSiO2 膜42およ
びCr/Au膜45をこの順に成膜する。
すると、各チャンネル光導波路11の上の一箇所に、Si
O2 膜42からなるバッファ層およびCr/Au膜45から
なる接続電極が形成される。図8の(3)は、この状態
を示している。
の直上部分を除いてAu27をメッキする。このようにし
て、電圧印加用電極を構成するTa膜21およびAu膜22
の上に厚いAu27がメッキされ、また接続電極を構成す
るCr/Au膜45の上にも厚いAu27がメッキされる。
を、例えばエッチングにより所定の平面形状に加工すれ
ば、メッキにより厚さが増した電圧印加用電極および接
続電極が形成される。
電極形成方法を工程を追って示す説明図
を示す平面図
電極形成方法を工程を追って示す説明図
を示す平面図
電極形成方法を工程を追って示す説明図
を示す平面図
電極形成方法を工程を追って示す説明図
を示す平面図
って示す説明図
を説明する概略図
Claims (7)
- 【請求項1】 基板表面に金属膜を成膜し、 この金属膜を所定形状の開口が残るように加工し、 この金属膜をマスクとして前記基板表面にプロトン交換
処理を施し、チャンネル光導波路を形成した後、 前記金属膜を、前記開口の縁部の少なくとも一部を残し
た状態にしてその上にメッキ金属をメッキし、 これらの金属膜およびメッキ金属の積層体を所定形状に
加工して、前記チャンネル光導波路に電圧を印加するた
めの電極とすることを特徴とする光導波路素子の電極形
成方法。 - 【請求項2】 基板表面に金属膜を成膜し、 この金属膜を所定形状の開口が残るように加工し、 この金属膜をマスクとして前記基板表面にプロトン交換
処理を施し、チャンネル光導波路を形成した後、 前記金属膜を、前記開口の縁部の少なくとも一部を残し
て所定形状に加工し、 この金属膜の上にメッキ金属をメッキして、これらの金
属膜およびメッキ金属の積層体を前記チャンネル光導波
路に電圧を印加するための電極とすることを特徴とする
光導波路素子の電極形成方法。 - 【請求項3】 前記プロトン交換処理の後、前記メッキ
を行なう前に、前記基板上にネガ型のフォトレジストを
塗布し、 次いで前記金属膜をフォトマスクとして基板側から前記
フォトレジストに露光し、 このフォトレジストの前記チャンネル光導波路上にあっ
て感光した部分を残し、感光しなかった部分を除去した
後、 残ったフォトレジストをマスクとして前記メッキを行な
うことを特徴とする請求項1または2記載の光導波路素
子の電極形成方法。 - 【請求項4】 前記基板としてLiNbx Ta1-x O3
(0≦x≦1)結晶、あるいはこれにMgまたはZnが
ドープされた結晶の基板を用いることを特徴とする請求
項1から3いずれか1項記載の光導波路素子の電極形成
方法。 - 【請求項5】 プロトン交換チャンネル光導波路が形成
された光導波路素子の基板上において、このチャンネル
光導波路の縁部と整合する状態に形成され、該光導波路
に電圧を印加する電極において、 前記基板上に形成されて前記プロトン交換を行なう際に
マスクとして用いられた金属膜、およびこの金属膜の上
にメッキされたメッキ金属の積層体からなることを特徴
とする光導波路素子の電極。 - 【請求項6】 前記基板と金属膜との間にバッファ層が
形成されていることを特徴とする請求項5記載の光導波
路素子の電極。 - 【請求項7】 前記基板がLiNbx Ta1-x O3 (0
≦x≦1)結晶、あるいはこれにMgまたはZnがドー
プされた結晶の基板であることを特徴とする請求項5ま
たは6記載の光導波路素子の電極。
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JP28480096A JP3827780B2 (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | 光導波路素子の電極およびその形成方法 |
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