JPH10132844A - 移送体の走行特性測定装置 - Google Patents

移送体の走行特性測定装置

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JPH10132844A
JPH10132844A JP8284123A JP28412396A JPH10132844A JP H10132844 A JPH10132844 A JP H10132844A JP 8284123 A JP8284123 A JP 8284123A JP 28412396 A JP28412396 A JP 28412396A JP H10132844 A JPH10132844 A JP H10132844A
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聡 田中舘
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金雄 津久井
Kiyoshi Naganuma
清 長沼
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典之 佐保田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼できる測定データを確実に得ることがで
きる移送体の走行特性測定装置を提供すること。 【解決手段】 加速度センサ11の検出値により、エレ
ベータ等の移送体の加速度、速度等を測定する測定装置
10には、測定開始、終了を指令する測定スイッチ16
2、加速度センサ11の0点補正を行なう0補正スイッ
チ163、加速度センサ11のウォームアップ時間を設
定するウォームアップ時間設定スイッチ161bが設け
られる。電源が投入されるとウォームアップが開始さ
れ、設定されたウォームアップ時間までの残り時間が表
示部170に表示されてゆく。ウォームアップ時間中に
入力回路に入力された測定スイッチ162、0補正スイ
ッチ163による指令は無効とされ、ウオームアップ時
間が確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータその他
の移送体の乗り心地等を良好に維持するための基礎とな
る移送体の走行特性を測定する移送体の走行特性測定装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータ、エスカレータ、動く歩道等
の移送体は乗客を乗せて移動する装置であるので、装置
に故障が生じると乗客に多大の迷惑を及ぼし、場合によ
っては大きな危険を与えるおそれがある。又、上記移送
体の乗り心地が悪いと乗客に不快感を与えるばかりでな
く、不安感を与えることになる。通常、上記移送体に対
しては定期的に保守を行い安全を期する必要があり、こ
の保守は専門の保守員により行われ、多数の項目につい
てチェックが行われるが、その中でも、上記の危険、不
快感、不安感に関与する移送体の加速度、移動速度の測
定は必要不可欠である。
【0003】従来、例えばエレベータの加速度および速
度の測定は、特開平3−195678号公報に記載され
ているように、エレベータの乗りかご内に走行時の上
下、前後、左右の加速度を同時に検出する3個の加速度
センサと、この加速度センサの検出値を記録する記録部
とを設置し、エレベータの乗りかごを走行させて各加速
度を検出し、又、上下方向の加速度データを積分するこ
とにより速度を測定していた。又、得られた速度データ
をさらに積分して距離データを求め、加速度データ、速
度データ、および距離データを、横軸を時間軸として表
示部に表示し、この表示に基づいてエレベータの乗り心
地の良否を判断していた。さらに、特願平8−
号では、上記3個の加速度センサに代えて、箱体に収
納した1個の加速度センサを用い、移送体の移送方向に
応じて上記箱体の設置方向(横方向設置、縦方向設置
等)を変更して加速度を検出し、その後、上記と同様の
処理を行う測定装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、加速度セン
サは、周囲の環境(気圧、温度等)により検出値が変化
し、かつ、加速度0 の状態に置いていてもその出力が継
続的に増加してゆく。これを図5に示す。図5は加速度
センサの出力特性図である。この図で、横軸には時間
が、縦軸には加速度センサの出力がとってある。加速度
0 の状態が継続しても、加速度センサの出力は図示のよ
うに直線的に増加してゆき、時刻t0で零点補正を行っ
て出力をに補正しても、出力は再び直線的に増加してゆ
く。即ち、加速度センサの検出誤差は一次関数に従って
増加する。
【0005】このような加速度センサの特性のため、加
速度センサの出力を積分して速度を求める上記従来の手
段では、積分を行うため、加速度センサの検出誤差は二
次関数に従って増加する。これを図6に示す。図6は速
度誤差の特性図である。この図で、横軸には測定時間、
縦軸には速度誤差の大きさがとってある。図から明らか
なように、速度誤差は時間が経過するに従って二次関数
で増加してゆく。
【0006】通常、図5に示す加速度センサの出力誤
差、ひいては図6に示す速度誤差は、加速度センサの電
源投入後のウォームアップの時間により左右される。こ
れを図7に示す。図7は速度誤差の特性図である。この
図で、横軸には測定時間、縦軸には速度誤差がとってあ
る。A1 、A2 、A3 は速度誤差曲線を示し、曲線A1
はウォームアップ時間が短い場合の特性、曲線A3 はウ
ォームアップ時間が長い場合の特性、曲線A2 はウォー
ムアップ時間が両者の中間の場合の特性を示す。この特
性図から明らかなように、電源投入後のウォームアップ
時間が長いほど速度誤差は小さくなる。
【0007】加速度センサによる測定誤差を避けるた
め、保守員は、加速度、速度、距離の測定時に、必ず加
速度センサのウォームアップを行うことになっている。
しかし、このウォームアップは各保守員の判断に任せら
れているので、保守員によっては極めて短時間のウォー
ムアップで測定を行なってしまい、測定値に大きな測定
誤差を含んでしまう場合がしばしばある。又、同一の測
定対象について、ウォームアップ時間が測定者により相
当異なり、これにより測定毎の測定値にばらつきが生じ
るおそれがある。例えば、エレベータを所定期間毎に検
査している場合、検査毎に測定者が異なり、それぞれウ
ォームアップ時間が異なると、各検査毎に測定値にばら
つきが生じ、測定値が悪い方へ変化している場合、エレ
ベータが正常状態でも、いずれかに異常が存在すると誤
判断されてしまうおそれがあるし、逆の場合、エレベー
タの異常の兆候を見逃してしまうおそれもある。
【0008】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、信頼できる測定データを確実に得ることが
できる移送体の走行特性測定装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、加速度センサを用いて移送体の
移動方向の走行特性を測定する移送体の走行特性測定装
置において、前記加速度センサのウォームアップ時間を
設定するウォームアップ時間設定手段と、前記加速度セ
ンサの電源投入後前記ウォームアップ時間が経過したと
きこれを報知する表示装置又は音響装置とを設けたこと
を特徴とする。
【0010】又、請求項2の発明は、加速度センサを用
いて移送体の移動方向の走行特性を測定する移送体の走
行特性測定装置において、前記加速度センサのウォーム
アップ時間を設定するウォームアップ時間設定手段と、
前記加速度センサの電源が投入されたとき前記ウォーム
アップ時間設定手段により設定されたウォームアップ時
間をカウントダウンしてゆく時間減算手段と、この時間
減算手段によりカウントダウンされたウォームアップ残
時間を表示する表示装置とを設けたことを特徴とする。
【0011】又、請求項3の発明は、加速度センサを用
いて移送体の移動方向の走行特性を測定する移送体の走
行特性測定装置において、前記加速度センサのウォーム
アップ時間を設定するウォームアップ時間設定手段と、
前記加速度センサの電源が投入されたとき前記ウォーム
アップ時間設定手段により設定されたウォームアップ時
間までカウントアップしてゆく時間加算手段と、この時
間加算手段によりカウントアップされたウォームアップ
時間を表示するとともに設定されたウォームアップ時間
に達したときこれを表示する表示装置とを設けたことを
特徴とする。
【0012】又、請求項4の発明は、請求項3記載の移
送体の走行特性測定装置において、前記ウォームアップ
時間設定手段により設定されたウォームアップ時間に達
したとき音響を出力する音響装置を設けたことを特徴と
する。
【0013】又、請求項5の発明は、請求項1乃至請求
項4記載の移送体の走行特性測定装置において、ウォー
ムアップ時間中に零点補正指令又は測定開始指令が入力
されたときこれら入力された指令を無効とする指令無効
手段を設けたことを特徴とする。
【0014】又、請求項6の発明は、請求項5記載の移
送体の走行特性測定装置において、前記指令無効手段が
作動したときこれを表示装置又は音響装置で知らせる指
令無効報知手段を設けたことを特徴とする。
【0015】さらに、請求項7の発明は、請求項1乃至
請求項6記載の移送体の走行特性測定装置において、ウ
ォームアップ時間中、記憶手段に記憶されているデータ
の処理が指示されたとき、前記表示装置を用いて当該デ
ータの処理を実行するデータ処理手段を設けたことを特
徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態に係る
エレベータの走行特性測定装置のブロック図である。こ
の図で、10はエレベータの乗りかご内に設置される測
定装置である。測定装置10は、加速度センサ11、電
圧周波数変換器12、カウンタ13、A/D変換器1
4、マイクロコンピュータで構成される演算制御部15
で構成される。演算制御部15は、所要の演算、制御を
行う中央処理ユニット(CPU)151、CPU151
の処理手順が格納されたリードオンリメモリ(ROM)
152、演算、制御の結果等を格納するランダムアクセ
スメモリ(RAM)153、クロック154、過去の測
定データ等が格納されているデータメモリ155、各種
スイッチからの信号の入力を処理する入力回路156、
外部との通信を行う入出力インタフェース157、各種
の指令を入力する指令入力スイッチ161a、測定の開
始と終了の指令信号を出力する測定スイッチ162、ウ
ォームアップの時間を設定するウォームアップ時間設定
スイッチ161b、加速度センサの零点の補正を指令す
る指令信号を出力する0補正スイッチ163、データの
表示に使用されるデータ表示スイッチ164、および表
示部170で構成されている。
【0017】上記電圧周波数変換器12は、よく知られ
ているように積分器、比較器および出力トランジスタで
構成され、入力電圧は積分器により積分され、この積分
器からの出力は比較器により鋸歯状波等の参照電圧と比
較され、この比較の結果、積分器からの電圧に比例した
周波数のパルスが出力トランジスタから出力され、カウ
ンタ13でカウントされ、演算制御部15へ出力され
る。又、A/D変換器14は、加速度センサで検出され
た加速度を、これに比例したディジタル値に変換して演
算制御部15へ出力する。
【0018】図2は図1に示す測定装置10の上面図、
図3は図2に示す矢印III方向からみた側面図である。
これらの図で、図1に示す部分と同一部分には同一符号
が付してある。161は多数のキーより成るキースイッ
チである。図1では理解を容易にするため指令入力スイ
ッチ161a、およびウォームアップ時間設定スイッチ
161bを別個のものとして表示したが、これらは、実
際にはキースイッチ161により構成される。キースイ
ッチ161の選定されたキーを操作することにより各種
指令を入力し、かつ、ウォームアップ時間を設定する。
180は収納ケースであり、この収納ケース180内
に、図1に示す加速度センサ11、電圧周波数変換器1
2、カウンタ13、A/D変換機14、演算制御部1
5、および図示しないバッテリが収納されている。18
1は電源スイッチを示す。182は外部装置とのデータ
通信のためのコネクタであり、収納ケース160の内部
で入出力インターフェース157に接続されている。1
83は各スイッチのON、OFFを表示する表示ラン
プ、184は底面に設けられた複数の足を示す。164
U、164Dはデータ表示スイッチ164とともに使用
される表示送りスイッチであるが、これらの機能につい
ては後述する。
【0019】次に、本実施の形態の動作を図4に示すフ
ローチャートを参照して説明する。保守員又は管理者
は、ウォームアップ時間設定スイッチ161b(図2に
示すキースイッチ161)により予め所定のウォームア
ップ時間を設定する。設定されたウォームアップ時間
は、例えばRAM153に記憶される。保守員は、測定
に際して収納ケース180を測定対象の所定の個所に設
置し、電源スイッチ181をONとする。CPU151
は、電源がONとされたか否かを常時みており(図4に
示す手順S1 )、スイッチ181がONとされた時点で
クロック153のクロック信号に基づきウォームアップ
時間の計測を開始する(手順S2 )。次いで、設定され
ているウォームアップ時間から計測されたウォームアッ
プ時間を減算して残り時間を算出し、これを表示部17
0に表示する(手順S3 )。次いで、0補正指令又は測
定開始指令の入力があるか否か(手順S4 )、各種デー
タの処理の指令があるか否か(手順S5 )を判断し、こ
れらの指令がなければ、ウォームアップの残り時間が0
になったか否か、即ち規定のウォームアップが終了した
か否かを判断し(手順S6)、終了していなければ処理
を手順S3 に戻してウォームアップの残り時間を表示
し、終了していれば図示しない音響発生装置により音響
又は音声で、或いは表示部170に表示することにより
終了を知らせる(手順S7 )。
【0020】一方、ウォームアップ時間が終了しないう
ちに、保守員が測定を行うべく0補正や測定開始を指令
すると、CPU151はこれを手順S4 の処理で判断
し、これらの指令が入力回路156に入力されても当該
指令の入力回路156からの取り出しを行わずに指令を
無効にし(手順S8 )、指令無効を表示部170に表示
し(手順S9 )、上記音響発生装置により警報音を出力
し(手順S10)、指令無効を知らせた後、手順S6 の処
理を行う。なお、指令無効は手順S9 、S10のいずれか
一方のみで行ってもよい。
【0021】さらに、保守員が、ウォームアップ時間を
利用して何らかの処理を行ないたい場合、指令入力スイ
ッチ161a(図2に示すキースイッチ161)により
その旨を入力すると、CPU151は手順S5 の処理で
これを判断するとともに、データ表示スイッチ164の
状態により当該指令に伴い表示が必要であるか否かを判
断し(手順S11)、表示が必要である場合には残り時間
の表示を禁止して表示部170に表示されている残り時
間を消去し(手順S12)、当該指令に沿うデータを表示
部170に表示し(手順S13)、以後必要なデータ処理
を行なう(手順S14)。そして、処理終了の指令が入力
されたとき処理を手順S6 へ移行させる。なお、表示
の必要がない処理の場合は残り時間を表示したまま、所
要の処理を行なうことになる。
【0022】ここで、上記データ処理の例を上げると、
例えば、保守員が過去の速度のデータをみたい場合、当
該保守員はキースイッチ161で「速度データ」、およ
び過去の速度データのうちの「何番目のデータ」かを選
択し、データ表示スイッチ164を押し、最後に「実
行」を押す。これにより、CPU151は上記の処理を
行ない、表示部170に表示されている残り時間を消去
し、データメモリ155に格納されているデータのうち
から選択された速度データを取り出して表示部に表示す
る。この場合、速度データの表示は、各サンプリング時
刻毎の速度のデータとなる。この場合、保守員が前述の
表示送りスイッチ164Uを1回押すと、データメモリ
155に格納された速度データのうちの1つ先のサンプ
リング時刻のデータが表示され、表示送りスイッチ16
4Dを1回押すと、1つ後のサンプリング時刻のデータ
が表示され、又、表示送りスイッチ164U(又は16
4D)を所定時間(数秒)連続して押すと、表示部17
0に、データメモリ155の速度データが採取された時
間の経過に沿って、速度データが順次(又は逆方向に)
連続的に流れて表示されることになる。なお、複数のサ
ンプリング時間のデータを同時に表示するようにしても
よい。
【0023】このように、本実施の形態では、ウォーム
アップの時間を設定し、その時間内では0補正や測定開
始ができないようにしたので、規定されたウォームアッ
プ時間を確実に確保することができ、信頼できる測定を
行なうことができる。又、ウォームアップの残り時間を
表示するようにしたので、保守員は当該残り時間を勘案
しながら、これに合わせて他の作業を行なうことができ
る。さらに、ウォームアップ時間中でも各種データを表
示できるようにしたので、保守員はウオームアップ中に
もかかわらず必要なデータを参照することができる。
【0024】なお、上記実施の形態の説明では、ウォー
ムアップの残り時間を表示する例について説明したが、
ウォームアップの経過時間を表示するようにしてもよ
い。又、ウォームアップの残り時間や経過時間は必ずし
も表示する必要はなく、ウォームアップ時間が終了した
時点でこれを表示又は音響で知らせてもよい。又、ウォ
ームアップの設定時間は必要に応じて任意の時間に変更
できるのは当然である。又、ウォームアップ中の0補正
や測定開始の指令を無効にする例について説明したが、
保守員にウォームアップの終了が表示又は音響で報知さ
れるまで測定しないように周知徹底させれば、0補正や
測定開始の指令を無効にする手段を設けなくてもよい。
又、ウオームアップ中に各種データの処理を行なうこと
ができる手段を設ける例について説明したが、このよう
な手段は必ずしも必要ではない。又、上記実施の形態の
説明では、加速度センサ1個を使用する例について説明
したが、加速度センサを2個又は3個使用する場合にも
適用可能であるのは明らかである。さらに、図1および
図2に示す測定装置を測定対象の所定個所に設置し、0
補正、測定開始・終了、およびその他の指令指令手段お
よび表示部を設けた装置を上記測定装置とは別の個所に
設け、両者間で無線又は有線でデータの授受を行なうシ
ステムに対しても本発明を適用できるのは当然である。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、ウォー
ムアップの時間を設定し、この設定時間に達したときこ
れを報知するようにしたので、規定されたウォームアッ
プ時間を確実に確保することができ、信頼できる測定を
行なうことができる。又、ウオームアップ時間内では0
補正や測定開始ができないようにすることにより、規定
されたウォームアップ時間を完全に確保することがで
き、より一層信頼できる測定を行なうことができる。
又、ウォームアップの残り時間又はウオームアップまで
の時間を表示することにより、保守員は残り時間を勘案
しながら、これに合わせて他の作業を行なうことができ
る。さらに、ウォームアップ時間中でも各種データを表
示できるようにしたので、保守員はウオームアップ中に
もかかわらず必要なデータを参照することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るエレベータの走行特
性測定装置のブロック図である。
【図2】図1に示す測定装置の上面図である。
【図3】図2に示す矢印III方向からみた側面図であ
る。
【図4】図1に示す装置の動作を説明するフローチャー
トである。
【図5】加速度センサの出力特性図である。
【図6】測定時間に対する速度誤差の特性図である。
【図7】測定時間に対する速度誤差の特性図である。
【符号の説明】
10 測定装置 11 加速度センサ 12 電圧周波数変換器 13 カウンタ 14 A/D変換器 15 演算制御部
フロントページの続き (72)発明者 佐保田 典之 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加速度センサを用いて移送体の移動方向
    の走行特性を測定する移送体の走行特性測定装置におい
    て、前記加速度センサのウォームアップ時間を設定する
    ウォームアップ時間設定手段と、前記加速度センサの電
    源投入後前記ウォームアップ時間が経過したときこれを
    報知する表示装置又は音響装置とを設けたことを特徴と
    する移送体の走行特性測定装置。
  2. 【請求項2】 加速度センサを用いて移送体の移動方向
    の走行特性を測定する移送体の走行特性測定装置におい
    て、前記加速度センサのウォームアップ時間を設定する
    ウォームアップ時間設定手段と、前記加速度センサの電
    源が投入されたとき前記ウォームアップ時間設定手段に
    より設定されたウォームアップ時間をカウントダウンし
    てゆく時間減算手段と、この時間減算手段によりカウン
    トダウンされたウォームアップ残時間を表示する表示装
    置とを設けたことを特徴とする移送体の走行特性測定装
    置。
  3. 【請求項3】 加速度センサを用いて移送体の移動方向
    の走行特性を測定する移送体の走行特性測定装置におい
    て、前記加速度センサのウォームアップ時間を設定する
    ウォームアップ時間設定手段と、前記加速度センサの電
    源が投入されたとき前記ウォームアップ時間設定手段に
    より設定されたウォームアップ時間までカウントアップ
    してゆく時間加算手段と、この時間加算手段によりカウ
    ントアップされたウォームアップ時間を表示するととも
    に設定されたウォームアップ時間に達したときこれを表
    示する表示装置とを設けたことを特徴とする移送体の走
    行特性測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3記載の移送体の走
    行特性測定装置において、前記ウォームアップ時間設定
    手段により設定されたウォームアップ時間に達したとき
    音響を出力する音響装置を設けたことを特徴とする移送
    体の走行特性測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4記載の移送体の走
    行特性測定装置において、ウォームアップ時間中に零点
    補正指令又は測定開始指令が入力されたときこれら入力
    された指令を無効とする指令無効手段を設けたことを特
    徴とする移送体の走行特性測定装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の移送体の走行特性測定装
    置において、前記指令無効手段が作動したときこれを表
    示装置又は音響装置で知らせる指令無効報知手段を設け
    たことを特徴とする移送体の走行特性測定装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6記載の移送体の走
    行特性測定装置において、ウォームアップ時間中、記憶
    手段に記憶されているデータの処理が指示されたとき、
    前記表示装置を用いて当該データの処理を実行するデー
    タ処理手段を設けたことを特徴とする移送体の走行特性
    測定装置。
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