JP2020160959A - 建造物の診断装置及び建造物の診断方法 - Google Patents

建造物の診断装置及び建造物の診断方法 Download PDF

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太一 中村
淳也 田中
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大道 光明寺
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Abstract

【課題】建造物の状態を適切に診断できるシステムを提供する。【解決手段】道路橋、鉄道橋、トンネル、貯水ダムなどの建造物に設置された状態検知装置1は加速度センサ、変位センサ、傾斜センサ等の状態検知センサ3a〜3cと、管理事務所と無線通信ネットワークを介して通信するための無線通信部17と、これらに電力を供給する電源部18と、制御部10から構成され、制御部10は、建造物の振動によって発電する振動発電部18aの発電する発電量が、予め定められた閾値を超えたと判定した場合に、状態検知センサ3a〜3cに、建造物の状態を検知させる。【選択図】図2

Description

この発明は、橋梁やビル等の建造物の状態を診断する技術に関する。
従来、建造物に取り付けられ、建造物の状態をセンシングする状態検知センサを接続したモニタリング装置が知られている(特許文献1)。特許文献1には、所定のセンシングタイミングになると、前記状態検知センサに一時的に電源を供給し、前記状態検知センサは、供給された電源によって、建造物の状態をモニタリングする技術が開示されている。
特開2016−57102号公報
特許文献1のモニタリング装置は、消費電力を抑えるため、接続された前記状態検知センサには、常時電源は供給せず、建造物の温度や周囲の温度の変化量が閾値を越えたときに、前記状態検知センサに電力を一時的に供給している。前記状態検知センサは、モニタリング装置から電力が供給されたときに、建造物の状態をモニタリングしている。
しかし、建造物の温度や周囲の温度の変化量が閾値を越えたときに、前記状態検知センサが、建造物の状態をセンシングするのは、一時的に大きな外力が加わる建造物をモニタリングする場合には、好ましくない。具体的には、例えば車両が走行する橋梁(道路橋や鉄道橋)の状態をセンシングする場合は、温度の変化は橋梁に与える影響が小さいため、橋梁の損傷等の状態を適切にセンシングする条件としては、好ましくない。
よって、本開示の目的は、建造物の状態を適切に診断できる技術を提供することにある。
本開示の建造物の診断装置は、建造物に取り付けられ、前記建造物の状態を検知する検知部と、前記検知部の動作を制御し、前記検知部による検知結果を取得する制御部と、前記制御部からの情報に基づいて、建造物の状態を診断する診断部と、を有する。
また、本開示の診断装置は、さらに、前記建造物の振動によって発電する振動発電部を有し、前記制御部は、前記振動発電部の発電する発電量が、予め定められた閾値を超えたと判定した場合に、前記検知部に、前記建造物の状態を検知させる。
本開示によれば、建造物の状態を適切に診断できる。
本実施の形態の一例である道路橋Bの診断装置の全体構成を示す概略図 状態検知装置の主要部の構成を示すブロック図 診断部の主要部の構成を示すブロック図 本実施の形態の状態検知装置の状態検知のタイミングを示すグラフ 本実施の形態の状態検知装置の動作の一例を示すフローチャート 本実施の形態の状態検知装置の状態情報の取得の動作一例を示すフローチャート 本実施の形態の状態検知装置が状態情報を送信する動作の一例を示すフローチャート
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
<全体>
図1は、本実施の形態の一例である道路橋Bの診断装置の全体構成を示す。本実施の形態では、建造物として、車両が走行する道路橋Bを例に説明する。本実施の形態の道路橋Bの診断装置は、道路橋Bの状態を診断する。(道路橋Bの)状態とは、(道路橋Bの)侵食、腐食及び地震などの外力による損傷の程度をいう。なお、建造物は、道路橋Bに限られない。建造物は、例えば列車が走行する鉄道橋、車両が通過するトンネルまたは貯水ダムであってもよい。
図1に示す、道路橋Bの診断装置は、状態検知装置1と、診断部4と、を備える。状態検知装置1は、例えば道路橋Bの橋脚に取り付けられている。前記橋脚とは、橋の上部構造を支える部分をいう。また、状態検知装置1は、例えば道路橋Bの橋桁に取り付けてもよい。前記橋桁とは、道路橋Bの前記橋脚と前記橋脚とに掛け渡される板状の部分をいう。状態検知装置1は、道路橋Bの前記橋脚または前記橋桁以外の部分に取り付けてもよい。また、本実施の形態では、状態検知装置1は、例えば道路橋Bの橋脚に複数個取り付けられている。なお、状態検知装置1は、例えば前記橋脚に、1つ取り付けてもよい。
診断部4は、例えばパーソナルコンピュータで構成される情報処理装置であり、管理事務所や、管理センタに設置される。また、状態検知装置1と診断部4とは、無線ネットワークを介して、無線通信できる。診断部4は、後に詳細に説明するが、無線通信を介して、状態検知装置1からの状態情報に基づいて、予め定められたパラメータに従い、道路橋Bの状態を診断する。なお、状態検知装置1と診断部4とは、有線ケーブル等を介して、有線通信ができるものであってもよい。
<状態検知装置1>
図2は、状態検知装置1の主要部の構成を示すブロック図である。
状態検知装置1は、制御部10と、3つの状態検知センサ3a,3b,3cと、状態検知センサ制御回路12,13,14と、タイマ15と、記憶部16と、無線通信部17と、電源部18とを備えている。なお、本実施の形態では、状態検知センサ制御回路12,13,14と、タイマ15と、記憶部16と、無線通信部17と、電源部18とは、制御部10の外部に設けられているが、制御部10の内部に設けてもよい。また、本実施の形態では、これら回路および各部は、ソフトウエアで構成してもよい。
<状態検知センサ3a,3b,3c>
状態検知センサ3a,3b,3cは、後述する状態検知センサ制御回路12,13,14を介して、状態検知装置1にそれぞれ接続されている。状態検知センサ3a,3b,3cは、検知信号を、後述する状態検知センサ制御回路12,13,14に送信する。状態検知センサ3a,3b,3cは、例えば道路橋Bに取り付けた状態検知装置1の筐体に取り付けられる。また、状態検知センサ3a,3b,3cは、道路橋Bの前記橋脚や前記橋桁に直接取り付けてもよいし、前記橋脚および前記橋桁以外の部分に取り付けてもよい。なお、状態検知センサ3a,3b,3cは、状態検知センサ3a,3b,3cからの信号が弱い場合には、読み取ることができなくなるため、できるだけ減衰されないように、接続されている状態検知装置1の近辺に取り付けることが好ましい。また、状態検知センサ3a,3b,3cは、例えば加速度センサを用いられる。前記加速度センサは、道路橋Bに取り付けた位置の振動の加速度を検知する。また、状態検知センサ3a,3b,3cは、例えば変位センサまたは傾斜センサを用いてもよい。前記変位センサは、取付位置における道路橋Bの変位量、例えば前記橋脚の間隔や前記橋桁と前記橋脚との距離を検知する。なお、状態検知センサ3a,3b,3cは、上述した2種類のセンサに限らず、他の種類のセンサを用いてもよい。
<制御部10>
制御部10は、状態検知装置1の各部の動作を制御する。また、制御部10は、電圧センサ制御回路11が接続され、電圧センサ制御回路11には、電圧センサ2が接続されている。なお、電圧センサ制御回路11は、制御部10の外部に設けられており、制御部10に外部から接続されているが、制御部10の内部に設けてもよい。
<状態検知センサ制御回路12,13,14>
状態検知センサ制御回路12,13,14には、状態検知センサ3a,3b,3cがそれぞれ接続されている。状態検知センサ制御回路12,13,14は、接続されている状態検知センサ3a,3b,3cに対して電力を供給する電源回路(図示せず)及び状態検知センサ3a,3b,3cの検知信号を処理し状態情報を取得する処理回路(図示せず)を備える。状態検知センサ3a,3b,3cは、上述した2種類のセンサに限らず、様々な種類のセンサが用いられるため、状態検知センサ制御回路12,13,14は、接続される状態検知センサ3a,3b,3cの種類に応じた回路構成となる。状態検知センサ制御回路12,13,14は、接続されている状態検知センサ3a,3b,3cの種類に応じて、例えば加速度、変位量や傾斜角度の検知信号を受信する。
本実施の状態検知装置1は、3つの状態検知センサ制御回路12,13,14を備える例を説明している。しかし、状態検知装置1は、状態検知センサ制御回路12,13,14を、例えば1つ備えてもよいし、2つまたは4つ以上であってもよい。状態検知装置1は、接続する状態検知センサ3a,3b,3cごとに、状態検知センサ3a,3b,3cに対応した状態検知センサ制御回路を備えていればよい。なお、状態検知センサ制御回路12,13,14は、状態検知センサ3a,3b,3cごとに備えなくともよく、例えば2つ以上の状態検知センサを1つの状態検知センサ制御回路12,13,14に接続してもよい。
<タイマ15>
タイマ15は、現在の日時を計る。
<記憶部16>
記憶部16は、状態検知装置1の動作時に用いる各種設定パラメータを、記憶する。設定パラメータには、例えば後述する状態情報の記憶のタイミング、状態情報の送信のタイミング、閾値電圧、閾値回数についてのパラメータがある。また、記憶部16は、状態検知装置1の動作によって発生したデータを一時的に記憶する記憶領域も有している。記憶部16は、状態検知センサ3a,3b,3cの検知信号を処理して取得した状態情報を一時的に記憶する。
<無線通信部17>
無線通信部17は、状態検知装置1と診断部4との間における無線通信を制御する。
<電源部18>
電源部18は、振動発電部としての振動発電デバイス18aと二次電池デバイス18bとを備えている。振動発電デバイス18a及び二次電池デバイス18bは、状態検知装置1の駆動電源である。電源部18は、状態検知装置1の各部に対して動作に必要な電力を二次電池デバイス18bから供給する。状態検知センサ制御回路12,13,14は、上述のように、接続されている状態検知センサ3a,3b,3cに対して電力を供給する。また、二次電池デバイス18bは、状態検知センサ3a,3b,3cに対しても電力を供給する。
<振動発電デバイス18a>
振動発電デバイス18aは、例えば道路橋Bに取り付けると、走行する車両による道路橋Bの振動によって、発電することができる。振動によって発電された電力は、二次電池デバイス18bに供給される。振動発電デバイス18aは、磁歪式の振動発電を用いる。磁歪式の振動発電は、低電圧、低抵抗で充電に有利であるという特徴がある。
<電圧センサ制御回路11>
電圧センサ制御回路11は、制御部10と電圧センサ2とに接続されている。電圧センサ制御回路11は、制御部10から電力の供給を受けている。
<電圧センサ2>
電圧センサ2は、振動発電デバイス18aに接続されている。電圧センサ2は、振動発電デバイス18aが発電した電流の電圧を検知する。道路橋Bの損傷に最も影響するのは、例えば車両の進入時、通過時に加わる外力である。また、外力が多く加わると、道路橋Bは更に振動し、振動発電デバイス18aの発電量は増加する。電圧センサ2は、前記発電量の変動を含む経時変化を、前記電圧の変化で検知する。電圧センサ2が検知した前記電圧の変化は、振動発電デバイス18aの発電した電流の発電量の経時変化と相関が認められる。すなわち、電圧が高くなれば、経時的に発電量が増大する相関が認められる。したがって、制御部10は、振動発電デバイス18aの発電の電圧が高くなったことで、振動発電デバイス18aが発電する発電量が増大したことを検知する。電圧センサ2は、振動発電デバイス18aの発電した電圧を、予め定められた時間間隔(本実施の形態では、例えば30分に1回)で、検知する。
制御部10は、前記電圧の変化に基づいて、二次電池デバイス18bから、状態検知センサ制御回路12,13,14および状態検知センサ3a,3b,3cに電力を供給し、状態検知センサ制御回路12,13,14および状態検知センサ3a,3b,3cを駆動させる。状態検知センサ3a,3b,3cは、状態検知センサ制御回路12,13,14に、状態の検知信号を送信する。状態検知センサ制御回路12,13,14は、状態検知センサ3a,3b,3cからの状態の検知信号を処理し、状態検知情報を取得する。制御部10は、状態検知センサ制御回路12,13,14からの状態情報を受け取る。このように、例えば道路橋Bの状態を取得する動作を、前記取得する動作に必要な電力を抑制して行うことができる。また、例えば道路橋Bの状態を取得する動作を、適正なときに行うことができる。さらに、本実施の形態では、状態検知装置1の動作時においては、制御部10、タイマ15、および記憶部16には、二次電池デバイス18bから電力が常時供給される。しかし、状態検知センサ制御回路12,13,14および無線通信部17には、電力を常時供給せずに、二次電池デバイス18bから電力が必要に応じて供給される。具体的には、電源部18は、状態検知センサ制御回路12,13,14および無線通信部7に対する二次電池デバイス18bからの電力の供給を、制御部10からの指示に従ってオンまたはオフする。
<診断部4>
図3は、診断部4の主要部の構成を示すブロック図である。診断部4は、制御部41と、操作部42と、表示部43と、記憶部44と、無線通信部45と、を備えている。また、診断部4は、商用電源に接続されている。診断部4は、一般的なパーソナルコンピュータでよい。
<制御部41>
制御部41は、診断部4の各部の動作を制御するとともに、状態検知センサ制御回路12,13,14からの状態情報に基づいて、予め定められたパラメータに従って、道路橋Bの状態を診断する。状態情報が、前記加速度センサの検知信号(加速度の検知信号)に基づく場合には、制御部41は、加速度センサの状態情報に対応したパラメータに従って、道路橋Bの状態を診断する。また、制御部41は、状態情報が前記変位センサの検知信号(変位量の検知信号)に基づく場合には、前記変位センサの状態情報に対応したパラメータに従って、道路橋Bの状態を診断する。また、制御部41は、前記傾斜センサの状態情報に対応したパラメータに従って、道路橋Bの状態を診断する。さらに、状態情報が、振動発電デバイス18aが発電する発電量に基づく場合には、制御部41は、振動発電デバイス18aが発電する発電量に関する状態情報に対応したパラメータに従って、道路橋Bの状態を診断する。
<操作部42>
操作部42は、図示しないが、キーボードやマウス等の入力デバイスを有し、診断部4に対するオペレータの入力操作を受け付ける。
<表示部43>
表示部43は、例えば表示器(図示せず)を有し、診断部4に対する入力に応じた画面の表示や、診断部4で実行した処理、例えば各種パラメータとの比較処理の処理結果に応じた画面の表示を行う。
<記憶部44>
記憶部44は、診断部4の動作時に使用するパラメータや、状態検知装置1から送信されてきた状態検知センサ制御回路12,13,14の状態情報を記憶する。
<無線通信部45>
無線通信部45は、無線通信デバイスを有し、道路橋Bに取り付けられている状態検知装置1との無線通信を制御する。無線通信部45は、状態検知装置1から送信されてきた状態情報を受信する。
上述のように、例えば道路橋Bなどの建造物は、大きな外力(例えば地震による外力)が加わらない限り、状態が急激に変化することはない。このため、状態検知センサ3a,3b,3cは、道路橋Bの状態を常時検知しなくともよく、振動発電デバイス18aの発電した電圧が高くなったとき(すなわち道路橋Bの振動が増えたとき)に、道路橋Bの状態を検知することで、道路橋Bの状態を必要なときに検知することができる。また、状態検知センサ3a,3b,3cは、道路橋Bの状態を常時検知しないことで、状態の検知に要する電力の消費を抑えることができる。また、本実施の形態の路橋Bの状態診断装置は、例えば道路橋Bの車両の交通量が少ないときには、道路橋Bの状態の変化を判断できる程度の状態情報を得ることができないことがある。一方、本実施の形態の路橋Bの診断装置は、例えば道路橋Bの車両の交通量が多いときには、道路橋Bの状態が変化し、道路橋Bの状態の変化を判断できる状態情報を得ることができる可能性が高い。このように、本実施の形態の道路橋Bの診断装置は、道路橋Bの変化を判断できる可能性のあるときに、状態検知センサ3a,3b,3cを駆動させて、状態情報を送信させることで、適切なタイミングで状態情報を取得し、道路橋Bの状態を診断することができる。
<状態検知装置1が道路橋Bの状態を検知させる指示の頻度>
つぎに、状態検知装置1が道路橋Bの状態を検知するタイミングについて、説明する。
制御部10は、状態検知センサ3a,3b,3cに道路橋Bの状態を検知するよう指示し、状態検知センサ3a,3b,3cは、前記指示に従い道路橋Bの状態を検知し、検知信号を状態検知センサ制御回路12,13,14に送信する。制御部10は、状態検知センサ制御回路12,13,14が処理した状態情報を取得することによって、接続されている状態検知センサ3a,3b,3cおよび状態検知センサ制御回路12,13,14に破損等の不具合が生じていないかを確認する。制御部10から状態検知センサ3a,3b,3cへの前記指示の頻度は、後述する閾値電圧と閾値回数の設定によって定められる。状態検知装置1の電力の消費を抑えるためには、できるだけ前記指示の頻度を少なくすることが好ましい。一方診断部4が道路の状態を診断するには、制御部10が状態情報を長い期間取得しないのも適切でない。したがって、制御部10から状態検知センサ3a,3b,3cへの前記指示の頻度を、例えば1日に3回以下に設定する。制御部10から状態検知センサ3a,3b,3cへの前記指示の頻度を、一日に4回以下に設定してもよい。道路橋Bの状態を適切に診断するには、制御部10から状態検知センサ3a,3b,3cへの前記指示の頻度を、例えば3日に1回以上の頻度に設定するのが好ましく、2日に1回であってもよい。
図4は、状態検知装置1が道路橋Bの状態を検知するタイミングを示したグラフである。縦軸は、電圧センサ2が検知した電圧を示す。横軸は、時間を示す。
つぎに、状態検知センサ3a,3b,3cの駆動を定める電圧センサ2の前記閾値電圧および前記閾値回数について説明する。電圧センサ2の前記閾値電圧は、制御部10が、状態検知センサを駆動させるタイミングであるかどうかの判断に用いるパラメータである。前記閾値電圧は、振動発電デバイス18aの発電量と相関する。前記閾値電圧を高く設定すれば、これに相関して振動発電デバイス18aが発電した発電量は多くなる。前記閾値電圧は、判断時に、制御部10の記憶部16に記憶している電圧の測定値と対照する電圧であり、例えば予め4Vに設定する。
前記閾値回数は、電圧センサ2が、予め定められた検知動作の時間間隔、本実施の形態では、例えば30分に1回検知する電圧が前記閾値電圧を超えたと、制御部10が判定した回数のパラメータである。上述したように、前記閾値回数が多くなれば、振動発電デバイス18aが発電する発電量は多くなる相関がある。前記閾値回数は、例えば3回以上に設定する。本実施の形態では、前記閾値電圧を4Vに設定し、前記閾値回数を3回以上に設定する。したがって、本実施の形態では、前記閾値電圧4Vを超えた回数が3回に達したら、制御部10は、状態検知センサ3a,3b,3cを駆動させ、状態検知センサ制御回路12,13,14を介して、道路橋Bの状態情報を取得する。状態検知装置1は、上述したように、電圧センサ2が検知した電圧の測定値が、設定された前記閾値電圧を超えたときに、その回数をカウントし、前記閾値電圧を超えた回数が、設定された前記閾値回数以上生じたときに、状態の検知を開始する。図4には、電圧センサ2によって、例えば30分に1回ごとに検知された電圧の測定値が、閾値電圧を超えたときが、閾値回数(3回)を超えて発生したことを示している。具体的には、図4では、電圧センサ2が最初に前記閾値電圧を超えた回数が、最初の山の部分に○で表示されている箇所である。また、電圧センサ2が次に前記閾値を超えた回数が、次の山の部分に○で表示されている。電圧センサ2は、30分に1回ごとに電圧を検知していることから、電圧センサ2は、振動発電デバイス18aの発電の電圧が閾値を超えていることを、最初の山では、7回、次の山では、4回検知していることを示している。状態検知センサ3a,3b,3cが駆動される、電圧センサ2の前記閾値電圧を4Vに設定した。したがって、本実施の形態では、図4に示す2回の山の部分に、制御部10は、状態検知センサ3a,3b,3cを駆動させ、状態検知センサ制御回路12,13,14を介して、道路橋Bの状態情報を取得する。
なお、前記閾値電圧および前記閾値回数の設定は、例えば無線通信部17を介して診断部4から指示ができるようにしてもよい。また、制御部10は、診断部4から指示を受け付けるときには、無線通信部17に、電力を供給するようにしてもよい。このようすれば、診断部4から前記閾値電圧および閾値回数を、容易に変更することができる。
<状態検知装置1が状態情報を、診断部4へ送信するタイミング>
状態検知装置1が状態情報を、無線ネットワークを通じて診断部4へ送信する送信タイミングについて説明する。本実施の形態における道路橋Bの建造物の診断装置は、上述したように、診断部4と無線で通信する状態検知装置1は、道路橋Bに複数個取り付けられている。したがって、仮に、複数の状態検知装置1が同じチャンネルを使用して同時に、診断部4と無線で通信しようとすると、状態情報のデータ信号の衝突による通信エラーが発生する可能性がある。状態検知装置1が無線通信ネットワークを介して診断部4と無線で通信する通信タイミングを、状態検知装置1ごとに、診断部4へ情報を送信する時間が重ならないように、設定することで、複数の状態検知装置1が、同時に診断部4と無線で通信するのを防止できる。
図5は、状態検知装置1の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、振動発電デバイス18aの発電電圧が、閾値電圧に超えたか否かが判定される(ステップ1:S1)。この判定は、制御部10が行い、振動発電デバイス18aの発電電圧が閾値電圧を超えたと制御部10が判定すると、次のステップ2(S2)へ進む。
つぎに、制御部10は、閾値電圧を超えたと判定した回数を「1」加算し(ステップ2:S2)、次のステップ3(S3)に進む。
つぎに、閾値電圧を超えたと判定した回数が前記閾値回数以上か否かが判定される(ステップ3:S3)。この判定は、制御部10が行い、前記閾値電圧を超えたと制御部10が判定した回数が、前記閾値回数以上であると判定されると、次のステップ4(S4)に進む。
つぎに、状態情報を検知する動作が行われる(ステップ4:S4)。制御部10は、電圧センサ制御回路11に電力を供給し、電圧センサ制御回路11を駆動するとともに、二次電池デバイス18bから、状態検知センサ3a,3b,3cに電力を供給させ、状態検知センサ3a,3b,3cを駆動させる。状態検知センサ3a,3b,3cは、状態を検知し、状態の検知信号を状態検知センサ制御回路12,13,14に送信する。状態検知センサ制御回路12,13,14は、状態の検知信号を処理し、状態情報を、制御部10に送信する。制御部10は、状態検知センサ制御回路12,13,14から状態情報を受け取り、制御部10の記憶部16に記憶させ、次のステップ(ステップ5:S5)に進む。
つぎに、状態情報の送信のタイミングか否かが判定される(ステップ5:S5)。この判定は、制御部10が行い、制御部10は、状態情報を診断部4へ送信する送信タイミングか否かを、状態検知装置1ごとに設定された送信タイミングに該当するかに基づいて判定する。当該状態検知装置1の状態情報の送信タイミングに該当すると、制御部10が判定すると、次のステップ(ステップ6:S6)に進む。
つぎに、状態検知装置1は、状態情報を、診断部4へ送信し(ステップ6:S6)、このフローを終了する。
なお、前記ステップ3(S3)で、制御部10は、閾値電圧を超えたと判定した回数が前記閾値回数未満であると判定したときには、先のステップ1(S1)に戻る。
図6は、状態検知装置1の状態情報の取得の動作一例を示すフローチャートである。
まず、状態検知装置1は、状態検知センサ3a,3b,3cの駆動を開始する(ステップ11:S11)。
つぎに、電源部18が、状態検知センサ制御回路12,13,14に対する電力の供給を開始する(ステップ12:S12)。電力が供給されると、状態検知センサ3a,3b,3cは、状態情報を検知し、状態検知センサ制御回路12,13,14に状態の検知信号を出力する。状態検知センサ制御回路12,13,14は、状態検知センサ3a,3b,3cからの状態の検知信号よりを処理し、状態情報を取得する。
つぎに、状態検知装置1は、状態検知センサ制御回路12,13,14からの状態情報を取得する(ステップ12:12)。状態情報は、状態検知センサ3a,3b,3cを駆動してから(ステップ11)、予め定めた時間経過後(本実施の形態では、例えば、1秒後)の検知信号に基づく状態情報である。状態検知装置1は、状態検知センサ3a,3b,3cの動作が安定した状態の検知情報に基づいた状態情報を取得することで、正確な状態情報を取得できる。
つぎに、制御部10は、先のステップ12で取得した状態情報を、取得日時と対応付けて記憶部16に記憶する(ステップ13:S13)。
つぎに、制御部10は、開始した状態検知センサ3a,3b,3cの駆動を停止し、状態検知センサ制御回路12,13,14に対する電力供給を停止させ(ステップ14:S14)、そして、フローを終了する。
このように、状態検知装置1は、状態検知センサ3a,3b,3cに、常時道路橋Bの状態を常時検知させるのではなく、適宜検知させることによって、状態検知装置1の電力の消費を抑えることができる。また、状態検知センサ3a,3b,3cを駆動していないときには、二次電池デバイス18bから状態検知センサ制御回路12,13,14に対する電力供給を停止しているので、状態検知装置1は、無駄に電力を消費しない。したがって、二次電池デバイス18bを延命することができ、二次電池デバイス18bの交換頻度を低減することができる。
図7は、状態検知装置1が状態情報を送信する動作の一例を示すフローチャートである。
まず、制御部10の記憶部16に状態情報を記憶しているかどうかを判定する(ステップ41:S41)。この判定は、制御部10が行い、記憶部16に状態情報を記憶していると判定した場合、次のステップ42(S42)に進む。なお、制御部10が記憶部16に状態情報が記憶されていないと判定した場合には、このフローを終了する。
つぎに、制御部10は、無線通信部17に対して電力の供給を開始し、無線通信部17を駆動させる。制御部10は、無線通信部17によって、無線ネットワークNを介して、状態検知装置1から、記憶部16に記憶している状態情報を診断部4に無線で送信する(ステップ42:S42)。
つぎに、通信が終了したか否かが判定される(ステップ43:S43)。この判定は、制御部10が行い、制御部10は、前記通信が終了したと判定した場合には、次のステップに進む(ステップ43:S43)。
つぎに、先の通信は、エラーによって終了したか否かが判定される(ステップ44:S44)。この判定は、制御部10が行い、制御部10が通信エラーではないと判定した場合には、次のステップ(ステップ45:S45)に進む。
つぎに、制御部10は、無線通信部17へ電力の供給を停止する(ステップ45:S45)。
つぎに、制御部10は、記憶部16に記憶した、通信済みの状態検知情報を、記憶部
16から消去して(ステップ46:S46)、このフローを終了する。
なお、状態検知装置1は、先のステップ44(S44)で、制御部10が、無線での通信が適正に実行できず、通信エラーと判定した場合には、ステップ47(S47)に進む。
つぎに、ステップ47では、先に説明した送信タイミングか否かが判定される(図5:ステップ5(S5))。制御部10が送信タイミングであると判定した場合には、先のステップ42(S42)に戻る。
このように、状態検知装置1は、状態検知センサ3a,3b,3cで検知した検知信号に基づく状態情報を、診断部4に対して送信するときに、無線通信部17を駆動させているので、無線通信部17の電力の消費を抑えることができる。
また、本実施の形態では、道路橋Bの状態を診断する例を説明したが、状態を診断する建造物は、これに限られない。診断装置は、例えば列車が走行する鉄道橋、車両が通過するトンネルまたは貯水ダムを診断してもよい。
<変形例>
上記では、振動発電デバイス18aの電圧が高い時に、制御部10は、状態検知センサ3a、3b、3cで道路橋Bの状態を検知させている。したがって、制御部10は、常時、道路橋Bの状態を検知できない。しかし、振動発電デバイス18aは、振動により発電する。このため、(1)振動発電デバイス18aの発電の電圧が閾値電圧より高い場合は、制御部10は、状態検知センサ3a、3b、3cで道路橋Bを検知させる。(2)振動発電デバイス18aの発電の電圧が閾値電圧より低い場合は、制御部10は、振動発電デバイス18a発電の電圧変化を道路橋Bの状態(振動)として検知する。(3)振動発電デバイス18aの電圧と閾値電圧とが同じ場合は、制御部10、振動発電デバイス18aの発電の電圧変化を道路橋Bの状態(振動)として検知するか、または、状態検知センサ3a、3b、3cで道路橋Bを検知させる。このため、制御部10は、道路橋Bの状態を、常時、検知することができる。
また、制御部10が、状態検知センサ3a、3b、3cまたは振動発電デバイス18aを動作させる条件として、振動発電デバイス18aの発電する発電量と、予め定められた発電量の閾値とを参照するようにしてもよい。例えば(1)振動発電デバイス18aの発電の発電量が閾値の発電量より高い場合は、制御部10は、状態検知センサ3a、3b、3cで道路橋Bを検知させる。(2)振動発電デバイス18aの発電の電圧が閾値電圧より低い場合は、制御部10は、振動発電デバイス18a発電の発電量の変化を道路橋Bの状態(振動)として検知する。(3)振動発電デバイス18aの発電量と閾値の発電量とが同じ場合は、制御部10、振動発電デバイス18aの発電の電圧変化を道路橋Bの状態(振動)として検知するか、または、状態検知センサ3a、3b、3cで道路橋Bを検知させてもよい。
1 状態検知装置
2 電圧センサ
3a,3b,3c 状態検知センサ
4 診断部
10 制御部
11 電圧センサ制御回路
12,13,14 状態検知センサ制御回路
15 タイマ
16 記憶部
17 無線通信部
18 電源部
18a 振動発電デバイス
18b 二次電池デバイス
N ネットワーク

Claims (6)

  1. 建造物に取り付けられ、前記建造物の状態を検知する検知部と、
    前記検知部の動作を制御し、前記検知部による検知結果を取得する制御部と、
    前記制御部からの情報に基づいて、前記建造物の状態を診断する診断部と、
    を有する建造物の診断装置であって、
    前記診断装置は、さらに、前記建造物の振動によって発電する振動発電部を有し、
    前記制御部は、前記振動発電部が発電する発電量が、予め定められた閾値を超えたと判定した場合に、前記検知部に、前記建造物の状態を検知させる、
    建造物の診断装置。
  2. 前記制御部は、常時は、前記検知部の駆動を停止させ、
    前記振動発電部の前記発電量が前記閾値を超えたと判定した場合に、前記検知部を駆動させる、
    請求項1に記載の建造物の診断装置。
  3. 前記建造物の診断装置は、さらに、電源部を有し、
    前記制御部は、電源部を制御し、常時は、前記検知部への電力の供給を遮断し、前記振動発電部の前記発電量が前記閾値を超えたと判定した場合に、前記検知部への電力の供給を開始する、
    請求項1または請求項2に記載の建造物の診断装置。
  4. 前記建造物の診断装置は、さらに、前記振動発電部の発電する電流の電圧を測定するための電圧センサを有し、
    前記制御部は、
    前記電圧センサの測定結果に基づいて、前記振動発電部の前記発電量が前記閾値を超えたと判定する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の建造物の診断装置。
  5. 前記制御部は、前記振動発電部が発電する発電量が、前記閾値より低い場合は、前記振動発電部が発電する発電量を、前記建造物の状態として検知する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の建造物の診断装置。
  6. 建造物の振動によって発電する工程と、
    前記振動による発電量が、前記閾値を超えた場合に、前記建造物の状態を検知する工程と、
    前記状態の検知結果を取得する工程と、
    前記検知結果に基づいて、前記建造物の状態を診断する工程と、を含む、
    建造物の診断方法。
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