JP5004934B2 - 車両重量測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、計量台上に載り込んだ車両の重量を測定する車両重量測定装置に関するものである。
一般に、計量台上に載荷された車両の重量を停車状態で測定する車両重量測定装置が知られている。この車両重量測定装置においては、車両の重量を正しく計量するための条件として、車両の全車輪が計量台上に正しく存在している、すなわち全車輪が計量台上のみに存在していることを判定することが必要となる。
この観点から、計測時における全車輪の位置を検知し、この検知した位置が計量に適する位置であるか否かを判定するようにしたものが、特許文献1において提案されている。この特許文献1においては、以下の手段が開示されている。
(1)計量台の周囲に踏み板センサを配置し、計測時において車両のいずれかの車輪がいずれかの踏み板センサを踏んでいれば、いずれかの車輪が計量台からはみ出していて正常な計測位置でないと判断してオペレータ等に警報するようにする。
(2)踏み板センサではなく、光センサや超音波センサなどを用い、いずれかの車輪の計量台外位置での存在有無を検知することによって、いずれかの車輪が計量台からはみ出していて正常な計測位置でないと判断してオペレータ等に警報するようにする。
(3)計量台上の縦横の側端の周辺に、計測対象車両の車輪数に相当する踏み板センサを配置し、計測時においてそれぞれの車輪に対応する踏み板センサが全てON(車輪が踏み板センサ上に存在することを意味する)であれば、全車輪位置は計測にとって正常であると判定し、ONでない踏み板センサがあれば異常であると判定してオペレータ等に警報するようにする。
また、特許文献2においては、車両の全車輪が計量台上の所定位置にあることを検出して、全車輪の重量を個別に求めるようにした車輪重量測定装置が提案されている。すなわち、この特許文献2のものでは、予め計測対象車両の車輪が全て同時に計量台上に載り込むことのできる寸法の計量台を持つ測定装置を用意し、車両全体の重量計測時において、全車輪が計量台上のどの位置にあるかを検出して車輪重量を個別に測定するように構成されている。
さらに、特許文献3においても、計量台上の全車輪位置を荷重信号と撮像装置や超音波センサによって検知し、全車輪の重量を求めるようにした測定装置が提案されている。
また、特許文献4には、車両の重量計測に関して、計量台上での正確な重量計測に適切である車両の位置を、計量台上に踏み板センサを設けて検知するようにした手法が開示されている。
特開2008−111691号公報 特開2006−112986号公報 特開2006−3291号公報 特開平10−311752号公報
ところで、車両積載物の重量を測定する場合に、積載物が生産物用の原料であるときには重量が大であるほど価値が高く、反対に、積載物が廃棄物であるときには重量が大であるほど引き取り料金が高くつく。このうち後者の場合を考えれば、車両の運転者は少しでも積載物が軽量であることを望むのは当然であり、運転者が軽量に測定される何らかの手段、例えば車輪の一部を計量台上からはみ出させて計量するといったことを意識的に実行する可能性があり得る。
一方、積載物の受け入れ側としては、そうした不正測定や誤測定は望むところではなく、その防止対策が必要であり、車両運転者の意思に頼るのではなく、できるだけ確実に、かつ自動的に正しい計測が行えるようにするために、(1)計測対象車両の全車輪が計量台上のみに存在することを検知する手段、または(2)全車輪のうちの一つ以上の車輪の一部、あるいは全部が計量台上以外の部分に存在することを検知する手段、のいずれかを設ける必要がある。
これら(1)または(2)の検知手段の中で、踏み板センサを用いる方法は、撮像手段や光センサ、超音波センサを用いる方法に比べて、車輪が計量台上から際どくはみ出した状態、または際どく計量台上のみに存在している状態を正確に検知することができるという特徴を有している。しかしながら、この方法では以下に示すような問題点がある。
すなわち、図7に示されるように、計量台51の外周に踏み板センサ52を配置する方式を採用した場合には、車両50の全輪のいずれもが踏み板センサ52を踏んでいないからといって必ずしも全輪が計量台上に存在しているとは限らない。このため、そのような状態となるのを回避し、計測時点で車両50が計量台51に対して斜めに位置した場合に、いずれかの車輪がいずれかの踏み板センサ52を踏むようにするには、できるだけ幅(W)の広い踏み板センサ52を設置することが必要となる。
一方、全車輪が計量台51上に存在することを検知する方式を採用した場合には、全輪が計量台51上にあっても必ずしも踏み板センサ52を踏むとは限らない。すなわち、図8(a)に示されるように、計量台51の幅に対して踏み板センサ52の幅Wが細すぎると、片側車輪が踏み板センサ52を踏むことができず、全車輪が正常な位置にありながら、異常警報が出ることになってしまう。反対に、踏み板センサ52の幅Wを広くしすぎると、図8(b)に示されるように、運転者が悪意を持って一輪を計量台51上からはみ出させていても、全ての踏み板センサ52がONとなって、正常な計測条件が容易に満足されることとなって、実際の重量より軽量な測定が容易に行えるという問題が生じる。また、この方式においては、車両の車輪幅に合わせた適切な幅の踏み板センサを設置することが必要となり、汎用性に欠けるという問題点もある。さらに、図8(b)に示されるものでは、N軸車に対して左右N個ずつ踏み板を分離する必要があり、車両により軸間距離の違いを考えると汎用性に欠ける。
本発明は、前述のような問題点に鑑みてなされたもので、車両の仕様や運転者の意思による影響を受けることなく、正常な計測条件であるか否かを確実に、かつ低コストで判定することのできる車両重量測定装置を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本発明による車両重量測定装置は、
荷重センサによって支持された計量台上に車両の全車輪を載り込ませ、該全車輪が計量台上のみに存在するようにして前記車両の重量を測定する車両重量測定装置において、
前記計量台上に配置された帯状の物体検知軸を持つ物体検知手段と、
前記物体検知手段による検知データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された検知データに基づき、前記計量台上への前記車両の載り込み状態を判定する載り込み状態判定手段とを備え、
前記載り込み状態判定手段は、前記全車輪のうちのいずれかの車輪が前記計量台上に載り込みを開始してから前記車両の重量計測を行うまでの計測待機期間における前記いずれかの車輪の前記物体検知手段上での存在経験の有無に係る検知データに基づき、前記車両が前記計量台上へ載り込む際の姿勢状態が正常であるか否かを判定するものである
ことを特徴とするものである。
本発明において、前記物体検知手段は、前記計量台上への車両の載り込み部(載り込みエリア)の外周縁に沿う物体検知軸を持つ検知センサであるのが好ましい。また、この物体検知手段は、前記計量台上において車両の進行方向に一定間隔毎に配される複数の物体検知軸を持つ検知センサであっても良い。ここで、前記検知センサは、前記車輪の重量を検知する帯状の感圧センサであるのが好適である。
本発明によれば、車両の計量台への載り込み中および計量台上を移動中の一瞬の正常でない状態があっても、その状態を物体検知手段によって検知し、この検知データを記憶手段に記憶させることができるので、車両の正常でない姿勢状態を誤って正常であると判定したり、正常であるにもかかわらず正常でないと判定する可能性がなくなる。しかも、普通の運転の仕方による載り込みであれば一瞬の間といえども物体検知手段によって検知されることはないので、運転者の計量台上への進入途中の運転操作状態もチェックすることができるという効果がある。こうして、極めて低コストの構成にて、車両の仕様や運転者の意思による影響を受けることなく、正常な計測条件であるか否かを確実に判定することができる。
次に、本発明による車両重量測定装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
〔第1の実施形態〕
図1には、本発明の第1の実施形態に係る車両重量測定装置の全体構成図が示され、図2には、計量台の部分断面図(a)および部分平面図(b)が示されている。また、図3には、本実施形態の車両重量測定装置のシステム構成図が示されている。
本実施形態の車両重量測定装置1は、図1において左方から右方へ進行する車両(図では2軸の車両を示す)2の前輪3および後輪4が同時に載ることのできる大きさの計量台5を備えている。この計量台5は、四隅A,B,C,Dの近傍にそれぞれ設けられるロードセル6(=LC1),7(=LC2),8(=LC3),9(=LC4)(図3にのみ図示する)によって支持され、それらロードセル6〜9によって計量台5上の荷重が測定される。
車両2の進入端に相当する計量台5のAB辺には、比較的幅の狭い2個の感圧センサ10(=S1),11(=S2)が直列になるように配され、車両の進行方向に沿う計量台5のAD辺およびBC辺にはやはり幅狭の各1個の感圧センサ12(=S3),13(=S4)が配されている。なお、これら感圧センサ12,13を設ける代わりに、AD辺およびBC辺をそれぞれ検知軸とする光センサまたは超音波センサを設置して計測待機期間中の車輪のはみ出しを監視することもできる。
図2に示されるように、計量台5は、鉄板よりなり、コンクリート床に形成されたピット45内に据え付けられている。この計量台5の縁部上面には、鉄板よりなり計量台5の内側に傾斜面を有するガイド部材46が固設され、このガイド部材46に形成された端縁に平行な溝47に樹脂材(例えばエポキシ樹脂)48が充填され、この樹脂材48中に溝47に沿ってトラフィックセンサ(ピエゾフィルム)49が埋め込まれる。こうして、車輪3,4が樹脂材48を踏むことで、トラフィックセンサ49の電圧出力によって車輪3,4が検知されるようになっている。ここで、溝47の幅および深さは20mm程度とするのが好ましい。
なお、ピエゾフィルムよりなるセンサの代わりに光ファイバーを埋め込み、車輪から与えられた荷重歪みによる光の透過率を測定する方式であっても良い。また、溝47内に感圧ゴムを埋め込み、感圧ゴムの抵抗変化を測定する方式であったり、テープスイッチを埋め込み、スイッチのON/OFFを検出する方式であっても良い。
前記計量台5の車両出口側には、隅D,C付近にその計量台5の幅と略同間隔でポール16,17がそれぞれ立てられている。これらポール16,17は、計測を終了した車両2が計量台5から出るときに、左右の感圧センサ12,13を踏まないように真っ直ぐに出るために設けられている。真っ直ぐに出ずに感圧センサ12,13を踏んだ場合には、次の計測対象車両が踏んだことになってしまうからである。
また、計量台5の入り口のAB辺の検知軸を監視する光センサ14(=S5)と、出口のCD辺の検知軸を監視する光センサ15(=S6)が設けられ、これら光センサ14,15によって計測対象車両の後続車両が計量台5へ進入している状態と、先行車両が計量台5を離脱している状態が監視される。ここで、光センサ15はポール16上に設置される。なお、光センサ14,15に代えて、超音波センサ等を用いることもできる。
前記ロードセル6,7,8,9、感圧センサ10,11,12,13および光センサ14,15の各出力信号は演算処理装置(コントローラ)18に入力される。図3に示されるように、演算処理装置18は、中央処理装置(CPU)19と、入出力回路(I/O)20と、操作プログラムや設定データや演算中のデータを記憶するROM,RAMなどのメモリ(M)21(本願発明における「記憶手段」に対応する)と、車両の番号や重量値を表示する表示器(DIS)22と、操作キーや数値設定キーを有するキーボード(KEY)23を備えている。
ロードセル6〜9は、計量台5上の荷重を測定してその荷重信号を重量信号に変換する。そして、その重量信号は、入出力回路20を介して中央処理装置19に読み込まれる。なお、演算処理装置18側に増幅器、A/D変換器を設けてデジタル信号化することも可能である。ここで、中央処置装置19を含む演算処理装置18が、本願発明における「載り込み状態判定手段」に対応する。
車輪3,4を検知する感圧センサ10〜13からの出力信号は入出力回路20に取り込まれ、この入出力回路20の中で、車輪3,4が感圧センサ10〜13を踏めば「1」、踏まない場合には「0」のデジタル信号に変換され、中央処理装置19に取り込まれる。また、光センサ14,15の出力信号は入出力回路20に取り込まれ、この入出力回路20の中で、物体が光センサ14,15の出す光の軸を遮ると「1」、遮らない場合には「0」のデジタル信号に変換される。
入出力回路(I/O)20は通常、中央処理装置19と外部ユニットとの間でデジタル信号の受け渡しを制御する回路であるが、本実施形態の場合は感圧センサ10〜13や光センサ14,15のアナログ出力信号のデジタル化も行う回路を含んでいる。
さらに、前記入出力回路20には、例えばスピーカのような警報音を発する警報装置(AL)24と、計測可能な条件が整った場合に計測OKの状態を運転者に知らせる表示器(WI)25と、運転者が計測時にカードを差し込むことによってそのカードの内容を読み取り、重量計測指令を入出力回路20を介して中央処理装置19に与えるカード読取器(CD)26とが接続されている。
本実施形態の車両重量測定装置1においては、演算処理装置18内に設けた中央処理装置19によって計量台5上の先行車両が計測を完了してから、次の計測車両が計量台5上に載り込み、計測動作するまでの間(計測待機期間)の感圧センサ10〜13の出力信号の遷移を監視するようにされている。ここで、初めて演算処理装置18に電源を投入して最初の車両が計量台5上に載るまでは、計量台5上の被計量物の荷重が零付近で、安定条件を満足していれば上記計測待機期間が完了しているものとする。
演算処理装置18のメモリ(M)21には、感圧センサ10〜13(S1〜S4)にそれぞれ対応するメモリm1,m2,m3,m4が設けられており、これらメモリm1〜m4は先行車両の計測完了時点で「0」にリセットされる。そして、上記計測待機期間において、感圧センサ10,11が1回でもONになる(車輪が感圧センサ10,11を踏んだ状態になる)と、メモリm1,m2に「1」が記憶される。同様に、感圧センサ12,13が1回でもONになると、メモリm3,m4に「1」が記憶される。
計測対象車両の運転者が計測動作を行ったとき、すなわち計量台5の側片の近傍に設けられたカード読取器(CD)26にカードを挿入する動作を行ったとき、計測を可能にする複数の条件(例えば、荷重信号安定など)のうちの一つとして、メモリm1,m2,m3,m4の内容が、m1=1,m2=1,m3=0,m4=0であるか否かをチェックする。そして、この条件が満足されているときに、荷重信号から重量測定値を得るという計測動作を開始するようにする。なお、上記計測動作としては、カード挿入動作のほか、押しボタンによる操作であっても良い。
計測動作の時点において、m1=m2=1となるのは、計測対象車両の左右の前輪3,3が計測待機期間においてそれぞれ感圧センサ10,11を踏んだことを経験している場合(計測動作時点では感圧センサ10,11を踏んでいなくても)である。つまり、m1=m2=1となっていれば、両車輪3,3は感圧センサ10,11を踏むように計量台5上に進入しているので、両車輪3,3が感圧センサ12,13を跨ぐ形で進入する状態はとらなかったと判定される。
一方、m3=m4=0となるのは、いかなる車輪も計測待機期間において感圧センサ12,13を踏んだことを経験していない場合である。つまり、m3=m4=0となっていれば、車輪3,4は感圧センサ10,11を跨がず、しかも感圧センサ12,13を踏むことなく計測動作の時点まで所定位置に到達したことを表しているので、正常な重量測定状態に位置していると判定される。
もし車輪3,4が感圧センサ10,11を踏んで計量台5上に載り込んだ後に感圧センサ12または感圧センサ13を踏むと、メモリm3,m4のいずれかに「1」が記憶され、たとえその後に運転者が車輪3,4を正常な位置に戻したとしても、あるいは車輪3,4を計量台5から感圧センサ12,13を超える状態にはみ出させても計測条件は成立しない。つまり、車輪3,4が計量台5の側縁部の細幅の感圧センサ12,13上を通過し、計量台5の外へ出てしまうと、計測時点ではどの車輪も感圧センサ12,13を踏んでいない状態となるが、正常でない運転であったことの履歴がメモリm3,m4に残ることになる。
要するに、本実施形態の車両重量測定装置1では、そもそも、計量台5上へは車両2が直進進入するのが通常であるところ、いずれかの車輪3,4がたとえ一度であっても計量台5の側縁ぎりぎりの位置に設けられた感圧センサ12,13のいずれかを踏むような運転を行った場合には、計測時点での車輪位置にかかわらず異常運転であるとして運転者に警告しても致し方ないという考えに基づくものである。
また、本実施形態では、計量台5の入り口のAB辺の検知軸を監視する光センサ14と、出口のCD辺の検知軸を監視する光センサ15とが設けられている。計測動作時点でこれら光センサ14,15のいずれかがONの状態にあれば、先行車両の車輪がまだ計量台5上に残っている可能性があるか、または後続車両の車輪が既に計量台5上に載り込んでいる可能性があると判断されるため、この場合には計測不可の警報が発せられる。
以上のように、本実施形態の車両重量測定装置1によれば、計量台5上での移動中を含めて、計量台5上への車両の載り込み中の一瞬の正常でない状態があってもそれを記憶させることができるので、車両の正常でない姿勢状態を誤って正常判定したり、正常であるにも関わらず正常でないと判定する可能性が少なくなり、しかも運転者の計量台5上への進入途中の運転操作状態をチェックすることができるという優れた効果がある。また、運転者には、重量計測を受けるに適する運転操作を促すことができる。
本実施形態において、感圧センサ10〜13は、一瞬であっても踏まれた状態を検知できる構造であれば良く、車輪の仕様(車輪幅)に拘わらず極めて細くて良い。したがって、構造、取り付けが容易である。また、細くても良いので、導電ゴム、圧電素子、光ファイバーなど種々のものを選択することができて実用性の高いものとなる。また、感圧センサの代わりに光センサの如く光軸(検知軸)が細いセンサであっても良い。
〔第2の実施形態〕
図4には、本発明の第2の実施形態に係る車両重量測定装置の全体構成図が示されている。
本実施形態は、計量台5の入り口において正常に計量台5へ進入するために車輪3,4が通過してはならない領域を検知するように感圧センサ10A,11Aを配置した例に関するものである。
この例では、計測待機期間において感圧センサ10A,11A,12,13のいずれもが一度もONすることがあってはならず、計測時点においていずれかの感圧センサ10A,11A,12,13が一度でもON状態を経験していれば正常運転でなかったとして警報を発する。つまり、メモリm1,m2,m3,m4が計測時点で「0,0,0,0」の場合のみ正常で、これ以外の値を取れば警報を発するようにする。
〔第3の実施形態〕
図5には、本発明の第3の実施形態に係る車両重量測定装置の全体構成図が示されている。
本実施形態は、計測待機期間中に、全ての感圧センサを踏んだ経験のあることをもって正常な計測が可能な状態であると判定し、1個でも踏んだことのない感圧センサがあれば計測不可と判定する方法に関するものである。
本実施形態では、計量台5上に車両の進行方向に向かって左右2列の各6個の感圧センサ、すなわち左側列の感圧センサ31,32,33,34,35,36と、右側列の感圧センサ37,38,39,40,41,42が配置されている。そして、車輪が左側列感圧センサ31〜35および右側列感圧センサ37〜41を踏んだこと(ONさせたこと)を記憶させるメモリm31〜m35、m37〜m41が各感圧センサに対応させて設けられている。これらのメモリm31〜m35、m37〜m41は先行車両の計測完了時点で0にリセットされる。また、計測待機期間中に車輪によって踏まれると「1」を記憶するようにされる。
左側列感圧センサ31〜36の左辺と計量台5の側辺ADとの間隔Wは、計測対象車両の前輪が少なくとも感圧センサ31〜36のいずれかをONさせる状態であるが、側辺ADからはみ出さない値以上に大きい値が採られる。右側列感圧センサ37〜42の右辺と計量台5の側辺BCとの間隔Wについても同様である。また、各感圧センサの長さは、計測対象車両の前輪の片方がどのように通過しても、同じ列の左右の感圧センサを同時に踏まないように決められる。なお、車両が正しく計量台5上に入るような規制法として、計量台5の隅A,Bのすぐ外側にポールを立てる方法もある。
一方、各列の感圧センサの間隔Lは、図5(b)に示されるように、計測対象車両の先頭輪3の接地部3aがある感圧センサ(32,38)を踏んでONさせたとき、先行車両の最後尾車輪3´の接地部3a´が前記感圧センサ(32,38)より一つ先の感圧センサ(33,39)をちょうど離脱する間隔より少し短い値に設定される。
本実施形態においては、先行車両の計測完了後、計測対象車両の先頭輪3が、第1列感圧センサ31,37から順に、第2列感圧センサ32,38、第3列感圧センサ33,39、・・・と踏んでゆく経過状態がチェックされる。ただし、この過程で、計量台5を出る先行車両の車輪が他の感圧センサ(感圧センサ33,39以降の感圧センサ)を次々と踏んでゆく状態を下記のように考慮するものとする。
先行車両の計測完了後の計測待機期間において、まず第1列感圧センサ31,37の両方がほぼ同じタイミングでONになるか否かを判定する。そして、ほぼ同じタイミングでONになっていれば第1条件が成立したものとし、メモリm31,m37をそれぞれ「1」にする。もし、左右いずれかの感圧センサのONのみを検知すれば(わずかな時間遅れを見込んだ後に同列の左右いずれか一方の感圧センサのONが検知されなければ)、その時点で警報を発する。
次に、第1列感圧センサ31,37が第1条件を成立したことを条件に(第1列の感圧センサ用のメモリm31,m37が共に「1」であることを条件に)第2列感圧センサ32,38の両方がほぼ同じタイミングでONになるか否かを判定する。そして、両方の感圧センサ32,38がほぼ同じタイミングでONになっていれば第2条件が成立する。そして、メモリm32,m38を「1」にする。以下、同様にして、各感圧センサにおいて上記の条件が成立し、感圧センサ35,41がほぼ同時にONになって第5条件が成立すると、メモリm31〜m35、m37〜m41は全て「1」になる。
こうして、メモリm31〜m35、m37〜m41が全て「1」になったとき、第6列の感圧センサ36,42がOFFの条件をもって、さらに荷重信号安定などの他の条件を合わせて満足すれば、車両が計測可能な状態で所定の計測位置に来たと判定され、運転者にその旨を報知する。この後、運転者は、カードをカード読取器(CD)26に挿入するか、あるいは計測ボタンを押すことにより(あるいは自動的に)、重量測定が行われ、全てのメモリをリセットして計測完了信号を出力して次の計測待機期間に入る。
一方、もし、ある列の左右感圧センサのいずれかがONになったとき、このONになった感圧センサの一つ手前に配置された左右感圧センサのいずれかのメモリが「0」であれば、車両は正しくない運転がされたと判定されて警報を発する。
本実施形態の車両重量測定装置において、計測対象車両の前輪が第5列感圧センサ35,41を踏んだとき、先行車両の少なくとも最後輪は計量台5から出ていなければ上述の感圧センサ36,42がOFFの条件は成立しない。このため、前記第1の実施形態においてポール16上に設置された光センサ15等の車体センサは不要となる。
本実施形態の方式は、車両の軸数にも影響を受けることがないので、極めた汎用性の高い方式であると言える。
図1に示される第1の実施形態においては、計量台5の側辺に沿って配置した感圧センサ10(S1),11(S2),12(S3),13(S4)をそれぞれ一体のものとして説明したが、これら感圧センサは、図6に示されるようにそれぞれ複数個のセンサに分割されたものであっても良い。この場合、分割された各感圧センサ(例えばS11〜S1n)のいずれかが感圧すればセンサS1が車輪重量を検知したものとし、いずれもが感圧しない場合にセンサS1が車輪重量を検知しなかったものとすることができる。このように感圧センサは、帯状の一体物に限ることはなく、円形のものを計量台側辺(計量台外周)部に帯状に配列するようにしても良い。
本発明の第1の実施形態に係る車両重量測定装置の全体構成図 計量台の部分断面図(a)および部分平面図(b) 第1の実施形態の車両重量測定装置のシステム構成図 本発明の第2の実施形態に係る車両重量測定装置の全体構成図 本発明の第3の実施形態に係る車両重量測定装置の全体構成図 本発明の第4の実施形態に係る車両重量測定装置の全体構成図 従来の踏み板センサを用いた場合の問題点を説明する図(1) 従来の踏み板センサを用いた場合の問題点を説明する図(2)
符号の説明
1 車両重量測定装置
2 車両
3 前輪
4 後輪
5 計量台
10〜13,10A,11A,31〜42 感圧センサ
14,15 光センサ
16,17 ポール
18 演算処理装置(コントローラ)
19 中央処理装置(CPU)
20 入出力回路(I/O)
21 メモリ(M)
46 ガイド部材
47 溝
48 樹脂材
49 トラフィックセンサ

Claims (4)

  1. 荷重センサによって支持された計量台上に車両の全車輪を載り込ませ、該全車輪が計量台上のみに存在するようにして前記車両の重量を測定する車両重量測定装置において、
    前記計量台上に配置された帯状の物体検知軸を持つ物体検知手段と、
    前記物体検知手段による検知データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された検知データに基づき、前記計量台上への前記車両の載り込み状態を判定する載り込み状態判定手段とを備え、
    前記載り込み状態判定手段は、前記全車輪のうちのいずれかの車輪が前記計量台上に載り込みを開始してから前記車両の重量計測を行うまでの計測待機期間における前記いずれかの車輪の前記物体検知手段上での存在経験の有無に係る検知データに基づき、前記車両が前記計量台上へ載り込む際の姿勢状態が正常であるか否かを判定するものである
    ことを特徴とする車両重量測定装置。
  2. 前記物体検知手段は、前記計量台上への車両の載り込み部の外周縁に沿う物体検知軸を持つ検知センサである請求項1に記載の車両重量測定装置。
  3. 前記物体検知手段は、前記計量台上において車両の進行方向に一定間隔毎に配される複数の物体検知軸を持つ検知センサである請求項1に記載の車両重量測定装置。
  4. 前記検知センサは、前記車輪の重量を検知する帯状の感圧センサである請求項2または3に記載の車両重量測定装置。
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