JP2003270029A - 車両重量測定方法、車両軸重計測システム、及び過積載車両警告システム - Google Patents

車両重量測定方法、車両軸重計測システム、及び過積載車両警告システム

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JP2003270029A
JP2003270029A JP2002074649A JP2002074649A JP2003270029A JP 2003270029 A JP2003270029 A JP 2003270029A JP 2002074649 A JP2002074649 A JP 2002074649A JP 2002074649 A JP2002074649 A JP 2002074649A JP 2003270029 A JP2003270029 A JP 2003270029A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多様な形態の橋梁に対して適応可能で、測定
精度や計測精度を向上させることのできる車両重量測定
方法、車両軸重計測システム、及び過積載車両警告シス
テムを提供する。 【解決手段】 橋梁の床版1上を走行する車両の重量を
測定する方法として、横桁3によって結合された主桁2
に支持された床版1の、主桁2と横桁3とに囲まれた領
域内の裏面に棒状の補助桁51を取り付けるとともに、
補助桁51の下面に歪みゲージ11,12,13を取り
付け、これら歪みゲージ11,12,13によって床版
1の変形を歪みとして検出することで、床版1上を走行
する車両の軸重を計測し、この計測値に基づいて車両の
重量を測定するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、橋梁上を走行する
車両の重量を測定する方法、車両の軸重を計測するシス
テム、及び過積載車両に向けて警告を発する警告システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両、とりわけトラックやトレーラー等
といった大型車両は、大量の物資を高速で輸送できるた
め、幅広く利用されている。各車両にはそれぞれ制限重
量が定められており、荷物等の積載量が所定重量を超え
ないようにする必要があるが、目視での判断が難しい等
の理由から、制限重量以上に荷物等を積載した過積載車
両が多数見受けられるのが現状である。こうした過積載
車両を走行させることは、法規に反するばかりか、橋梁
等の公共施設を著しく損傷させるおそれがあるため、運
転者には警告を発して、その走行を速やかに止めさなけ
ればならない。そのためには、走行中の車両の重量を測
定する必要がある。
【0003】こうした車両重量の測定方法としては、道
路の下側にロードセルを埋設して、このロードセルの検
出値をもとに車両重量を測定するものが知られている。
しかし、設置時やメンテナンス時等には、路面上におい
て作業を行わなくてはならず、走行規制を行う必要があ
るため、交通渋滞を招くことは避けられなかった。その
ため、交通規制を行わずとも設置やメンテナンスを行い
得る測定方法が求められており、既に幾つかが知られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の車両
重量の測定方法について、第1乃至第3の従来例とし
て、図9乃至図12を用いて説明する。
【0005】先ず、第1の従来例について、図9及び図
10に示す。図9は、橋梁の橋脚間の側面図、図10
は、橋桁の中央部近傍の横断面図である。これらの図に
示すように、この橋梁においては、橋脚502−502
間に架設され、横桁504で結合された主桁503によ
って、床版501が支持されている。この床版501上
には道路が形成されており、車両520が走行してい
る。主桁503の下側フランジ503a及び上側フラン
ジ503bには、歪みゲージ511,521が各々貼り
付けられている。すなわち、道路上を走行する車両52
0の車軸から伝達される荷重による主桁503の歪み発
生量を、歪みゲージ511,521によって計測し、走
行する車両520の重量を測定することができるように
なっている。
【0006】この測定方法では、橋梁上に車両520が
存在すれば、歪みゲージ511,521に歪みを生じる
ため、橋梁上の車両数が複数になると、走行レーンが異
なった場合に、車両個体の長手方向の場所による歪み量
の影響を受けることとなる。そのため、車両間隔、車軸
間隔、車両速度等をパラメーターとして個体重量を分離
する必要を生じ、車両重量の測定精度を向上させること
が困難であるという問題があった。
【0007】次に、第2の従来例について、図11及び
図12に示す。図11は、橋梁の桁の中央部近傍の横断
面図、図12は、橋桁を裏面側から見た平面図である。
これらの図に示すように、この橋梁においては、橋梁の
延在する方向に沿って設けられた主桁602,602に
よりコンクリート床版601が支持されている。このコ
ンクリート床版601上には道路が形成されており、車
両220が走行している。コンクリート床版601の裏
面側には、長年の使用により亀裂660が発生するが、
こうした亀裂660の位置には、変位センサ611が貼
り付けられている。すなわち、道路上を走行する車両2
20が亀裂660上を通過する時点での亀裂660の開
口変位を計測して、走行する車両220の重量を測定す
ることができるようになっている。
【0008】この方法では、車両220の通過時におけ
る亀裂660の開口変位を直接計測できるが、コンクリ
ート床版601に亀裂660が発生している場合にのみ
適用が可能であるという問題があった。
【0009】更に、第3の従来例について、図13に示
す。この図に示すように、この橋梁においては、横桁6
31によって結合された主桁603と、主桁603同士
の間に主桁603とほぼ平行に設けられた縦桁621に
よって、床版610が支持されている。この床版610
上には道路が形成されており、車両620が走行してい
る。縦桁620の下側に形成されたフランジ面には、歪
みゲージ611が各々貼り付けられており、横桁631
−631間に走行してきた車両620の重量を測定する
ことができるようになっている。
【0010】しかし、このように主桁603と縦桁62
1との双方を構造材として有する形態の橋梁は、これま
でにごく限られた数しか建設されておらず、このように
限られた種類の橋梁にしか適用できないという問題があ
った。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、簡易な構成として多様な形態の橋梁に対して適応可
能で、測定精度や計測精度を向上させることのできる車
両重量測定方法、車両軸重計測システム、及び過積載車
両警告システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、橋梁の床版上を走行する車両の重量を測定する方法
であって、前記床版の裏面に棒状の補助桁を取り付ける
とともに、該補助桁の下面に歪みゲージを取り付け、該
歪みゲージによって前記床版の変形を歪みとして検出す
ることで、該床版上を走行する車両の軸重を計測し、該
計測値に基づいて前記車両の重量を測定することを特徴
とする。
【0013】このように、補助桁及び歪みゲージを床版
の裏面に取り付け、車両の走行による床版の変形を歪み
として検出することで、床版上を走行する車両の軸重を
計測するようにしているので、多様な形態の既設橋梁に
おいても、容易に取り付けて車両重量の測定を行うこと
ができる。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の車両重量測定方法であって、前記床版は、横桁によっ
て結合された主桁に支持されており、これら主桁と横桁
とに囲まれた領域内の前記床版の裏面に、前記補助桁を
取り付けることを特徴とする。
【0015】このように、主桁と横桁とに囲まれた領域
内の床版の裏面に補助桁を取り付けて、この領域内の床
版の歪みを検出できるようにしているので、車両の軸位
置がこの領域内に来たときに、大きな歪みとして歪みゲ
ージで軸重を検出することができる。
【0016】請求項3に記載の発明は、橋梁の床版上を
走行する車両の軸重を計測するシステムであって、前記
床版の裏面に取り付けられた棒状の補助桁と、該補助桁
の下面に取り付けられ、前記床版の変形を歪みとして検
出する歪みゲージと、該歪みゲージからの信号に基づい
て前記床版上を走行する車両の軸重を計測する計測手段
と、を備えたことを特徴とする。また、請求項4に記載
の発明は、請求項3に記載の車両の軸重計測システムで
あって、前記床版は、横桁によって結合された主桁に支
持されており、前記補助桁は、これら主桁と横桁とに囲
まれた領域内の前記床版の裏面に取り付けられているこ
とを特徴とする。
【0017】車両軸重計測システムをこのような構成と
しているので、簡易な構成で、請求項1或いは請求項2
に記載の車両重量の測定方法を、好適に実施することが
できる。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項3又は請
求項4に記載の車両軸重計測システムであって、前記補
助桁の桁高さが、10mm〜100mmに設定されてい
ることを特徴とする。
【0019】このように桁高さを設定することによっ
て、床版の裏面から歪みゲージまでの距離を適切にとる
ことができ、軸重をより高精度で計測することができ
る。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項4又は請
求項5に記載の車両軸重計測システムであって、前記補
助桁が、前記主桁の延在方向と略直交する方向に延在す
るように取り付けられたことを特徴とする。
【0021】このように、車両の走行方向と略直交する
方向、すなわち横方向に延在するようにして補助桁を取
り付けているので、車両の走行による床版の横方向への
変形を、高精度で検出することができる。
【0022】請求項7に記載の発明は、請求項4又は請
求項5に記載の車両軸重計測システムであって、前記補
助桁が、前記主桁の延在方向と略平行な方向に延在する
ように取り付けられたことを特徴とする。
【0023】このように、車両の走行方向と略平行な方
向、すなわち縦方向に延在するようにして補助桁を取り
付けているので、車両の走行による床版の縦方向への変
形を、高精度で検出することができる。
【0024】請求項8に記載の発明は、請求項4又は請
求項5に記載の車両軸重計測システムであって、前記主
桁の延在方向と略直交する方向に延在するように取り付
けられた少なくとも一の前記補助桁と、前記主桁の延在
方向と略平行な方向に延在するように取り付けられた少
なくとも一の前記補助桁と、の双方を備えたことを特徴
とする。
【0025】このようにしているので、車両の走行によ
る床版の変形を、縦方向へのものも横方向へのものも、
双方を高精度で検出することができる。
【0026】請求項9に記載の発明は、請求項3〜8の
何れかに記載の車両軸重計測システムであって、前記補
助桁の材質を、アルミニウム、プラスチックあるいはゴ
ム類とすることを特徴とする。
【0027】このような材質を選択することによって、
補助桁を、軽量で且つヤング率の小さいものとすること
ができる。
【0028】請求項10に記載の発明は、請求項3〜9
の何れかに記載の車両軸重計測システムであって、前記
補助桁を、アラルダイド、エポキシ等の有機系接着剤を
用いて、前記床版の裏面に取り付けることを特徴とす
る。
【0029】このような接着剤を用いて、補助桁を床版
の裏面に取り付けるようにしているので、高い接着強度
が得られるとともに、床版の歪みを的確に歪みゲージに
伝達することができる。
【0030】請求項11に記載の発明は、過積載車両警
告システムであって、請求項3〜10の何れかに記載の
車両軸重計測システムと、前記計測手段からの信号をも
とに演算し、前記車両の重量を測定するとともに、該車
両が過積載か否かを判断する演算測定手段と、該演算測
定手段が過積載と判断した場合に、前記演算測定手段か
らの信号に基づいて前記車両に警告を発する警告手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0031】このような構成としているので、車両重量
を高精度で測定して、その測定誤差を極めて小さくでき
るので、過積載車両に向けて的確に警告を発することが
できる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両重量測定
方法、車両軸重計測システム、及び過積載車両警告シス
テムの実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0033】[第1の実施形態]先ず、第1の実施形態
について、図1乃至図4を用いて説明する。図1に、本
発明に係る車両軸重計測システム及び過積載車両警告シ
ステムが適用された橋梁の例を示す。この橋梁の橋桁に
おいては、横桁3によって結合された主桁2が、床版1
を支持する構成となっている。床版1上には、片側2車
線(レーン)づつ計4車線の道路が形成されており、各
々の走行レーンを車両20が走行している。また、主桁
2は5本設けられており、各々が走行レーンの境界部分
直下に位置するようになっている。すなわち車両20
は、主桁2同士に挟まれた各々の走行レーンを走行す
る。
【0034】車両軸重計測システムは、図2に示す補助
桁51と、歪みゲージ11,12,13と、図1に示す
計測器(計測手段)mと、を備えた構成となっている。
また、過積載車両警告システムは、車両軸重計測システ
ムの構成要素に加えて、演算測定装置(演算測定手段)
Cと、警告表示装置(警告手段)Dとを備えた構成とな
っている。
【0035】図2に示すように、床版1の裏面におけ
る、主桁2と横桁3とで囲まれた各領域内には、棒状の
補助桁51と、歪みゲージ11,12,13が、各々取
り付けられている。ここでは、1つの領域内に各々3つ
の補助桁51が、横方向(主桁2の延在方向とほぼ直交
する方向)に延在するように、且つ縦方向(主桁2の延
在方向)に互いが等間隔となるようにして、取り付けら
れている。これら補助桁51の下側のフランジ面(下
面)には、歪みゲージ11,12,13が各々取り付け
られている。各々の補助桁51は、図3に示すように、
接着剤80によって床版1の裏面に貼り付けられてお
り、また歪みゲージ11,12,13は、接着剤90に
よって補助桁51の下面に各々貼り付けられている。す
なわち、床版1が車両20の走行によって変形すると、
その変形は、接着剤80、補助桁51及び接着剤90を
経て歪みゲージ11,12,13へと拡大して伝達さ
れ、歪みとして検出される。
【0036】主桁2と横桁3とで囲まれた領域は、縦断
面係数が比較的小さくなっているので、車両20の通行
によって変形を生じやすい構造となっている。しかし、
床版1の裏面に直接に歪みゲージ11,12,13を取
り付けたのでは、車両20が通過しても歪み変化が非常
に小さいため、車両重量を測定する場合に誤差要因が大
きく、測定が困難となる。そのため、所定距離、すなわ
ち補助桁51の桁高さの分だけ、歪みゲージ11,1
2,13を床版1の裏面から離間させて、車両の軸重に
よる床版1の変形を、拡大して歪みゲージ11,12,
13へと伝達して、この位置でより大きな歪みを生じる
ようにしている。
【0037】これら補助桁51の桁高さは、10mm〜
100mmに設定されていることが好ましい。これは、
補助桁51の桁高さが10mmよりも低いと、床版1の
変形から歪みとして計測することは、歪み量が小さいた
め困難となり、一方、桁高さが100mmよりも高くな
ると、補助桁51の剛性が大きくなり、接着剤80,9
0ではその変形を支持できなくなるためである。
【0038】補助桁51は、図3に示すように、断面視
H型の棒状をなした、アルミニウム、プラスチック、或
いは硬質ゴム等のゴム類から形成されている。このよう
な材質を選択することによって、補助桁51を軽量で且
つヤング率の小さいものとすることができ、床版1の剛
性を高くすることもなく、ほぼ直接的に変形による歪み
量を検出できるので、歪みゲージ11,12,13の検
出ノイズを小さくできるとともに、検出精度を大幅に向
上させることができる。
【0039】なお、このような断面視H型の補助桁51
の替わりに、図4に示すような、上下のフランジを短く
した断面視I型の補助桁61を用いるようにしてもよ
い。この補助桁61は、フランジが短くなっている分、
構造的に補助桁51よりも変形し易くなっており、床版
1の変形を、歪みゲージ11,12,13に更に伝達し
易くなっている。補助桁51及び61のうちのいずれを
用いるかは、交通量、床版1の剛性、或いは歪みゲージ
11,12,13の感度等によって、適宜選択される。
【0040】また、接着剤80及び90としては、アラ
ルダイド、エポキシ等の有機系接着剤を用いることが好
ましい。このような接着剤を用いれば、高い接着強度が
得られるとともに、床版1の変形を的確に歪みゲージ1
1,12,13に伝達することができる。
【0041】歪みゲージ11,12,13は、図示は省
略するが、各々が図1に示した計測器Cと接続されてお
り、床版1から伝達されてきた変形を、歪みによる電気
抵抗率変化として検出し、その信号を計測器Cへと出力
するものである。歪みゲージ11及び13は、左右の主
桁2−2間のほぼ1/4となる位置に各々取り付けら
れ、歪みゲージ12は、左右の主桁2−2間のほぼ中央
となる位置に取り付けられている。すなわち、主桁2と
横桁3とで囲まれた各領域内において、床版1上を走行
する車両20の軸重による床版1の変形を、裏面側の9
箇所で各々検出できるようになっている。
【0042】計測器mは、歪みゲージ11,12,13
から送られてきた信号に基づいて、車両20の軸重を計
測する。すなわち、n軸の車両が床版1上を走行した場
合、補助桁51に設けられた歪みゲージ11,12,1
3の単体の出力Gnから、次の式(1)に基づいて軸重
Wnが求められる。
【0043】
【数1】
【0044】このように軸重を求めるためには、軸重が
決まった車両を試験車両として用いて前もって走行試験
を行っておき、データを採取しておく。すなわち、車両
の走行位置やその種類、複数箇所に配置した歪みゲージ
の各々の歪み量と時間差、及び歪み量の差等を計測し
て、検量線を決めておき、こうしたデータを予め計測器
mにインプットしておく。こうすることで、式(1)に
おけるn,αn,β(x)は、既知のデータから定まる
ので、実際の車両20の走行時においても、車両20の
や軸重、及び走行位置を測定し得るものである。
【0045】計測器mによって計測された軸重Wnその
他のデータは、信号として演算測定装置Cへと送られ
る。演算測定装置Cでは、次の式(2)に基づいて演算
し、車両20の全重量Z、つまり車両重量を演算する。
【0046】
【数2】
【0047】なお、車両の種類によって、軸重や軸配置
は様々に異なるが、こうした車両に関するデータも、試
験車両を用いて前もって行っておいた走行試験によって
採取し、予め演算測定装置Cにインプットしておく。演
算測定装置Cは、こうした各種データを総合的に評価
し、この車両20が過積載か否かを判断する。
【0048】演算測定装置Cが、車両20が過積載車両
であると判断した場合には、警告表示装置Dへと信号を
送り、この車両20の運転者に警告が発せられるように
動作する。警告表示装置Dは、車両20の運転者が視認
可能な位置に設けられており、過積載車両に向けて警告
を発する。すなわち、演算測定装置Cからの信号に基づ
いて、例えば「重量○○t」、「制限重量超過」等とい
ったメッセージを表示し、運転者に注意を喚起する。
【0049】本実施形態に係る車両重量測定方法及び車
両軸重計測システムにおいては、床版1の裏面に棒状の
補助桁51を取り付けるとともに、補助桁51の下面に
歪みゲージ11,12,13を取り付け、これら歪みゲ
ージ11,12,13によって床版1の変形を歪みとし
て検出することで、床版1上を走行する車両20の軸重
を計測器mで計測するようにしている。そのため、多様
な形態の既設橋梁においても、容易に取り付けて車両重
量の測定を行うことができ、汎用性を高めるとともに、
簡易な構成としているので低コストで取り付けることが
できる。また、歪みとして検出できるようにしているの
で、単一のデータに基づいて車両重量を測定することが
でき、車両の分別を行う必要がないので、交通規制等を
行わなくとも的確に測定を行うことができる。
【0050】また、補助桁51を、横桁3によって結合
された主桁2に支持された床版1の、主桁2と横桁3と
に囲まれた領域内の裏面に取り付けて、この領域内の床
版1の歪みを計測するようにしている。そのため、車両
20の軸位置がこの領域内に来たときに、大きな歪みと
して歪みゲージ11,12,13で軸重を検出すること
ができる。これにより、検出精度を大幅に向上させるこ
とができ、極めて正確な軸重を計測することができる。
【0051】更に、補助桁51の桁高さを、10mm〜
100mmに設定しているので、床版1の裏面から歪み
ゲージ11,12,13までの距離を適切にとることが
でき、軸重をより高精度で計測することができる。
【0052】更に、補助桁51を、主桁2の延在方向と
ほぼ直交する方向、すなわち横方向に延在するように取
り付けているので、車両20の走行による床版1の横方
向への変形を、検出ノイズを小さくして高精度で検出す
ることができる。このため、走行レーンの境界部分が主
桁の直上部に位置する形態の橋梁、つまり車両が主桁を
跨いで走行する形態を採らない橋梁に対して、有効に適
用することができる。
【0053】更に、補助桁51の材質を、アルミニウ
ム、プラスチックあるいは硬質ゴム等のゴム類としてい
るので、補助桁51を、軽量で且つヤング率の小さいも
のとすることができ、床版1の変形に対する応答性を非
常に高いものとすることができる。
【0054】更に、アラルダイド、エポキシ等の有機系
接着剤を接着剤80,90として用いて、床版1、補助
桁51及び歪みゲージ11,12,13を相互に接着し
取り付けるようにしているので、高い接着強度が得られ
るとともに、床版1の歪みを的確に歪みゲージ11,1
2,13に伝達することができる。
【0055】そして、本実施形態に係る過積載車両警告
システムにおいては、上記の車両軸重計測システムに演
算測定装置C及び警告表示装置Dを加えた構成として、
車両20の重量を測定するとともに過積載か否かを判断
し、過積載と判断した場合には車両20に警告を発する
ようにしている。そのため、車両重量を高精度で測定し
て、その測定誤差を極めて小さくできるので、過積載車
両に向けて的確に警告を発することができる。これによ
り、車両への誤報を防止するとともに、過積載車両の走
行を速やかに止めさせることができる。例えば、高速道
路入口のランプ橋に設けた場合には、過積載車両が料金
所を通過する前に警告することができ、高速道路への進
入を未然に防止することができ、非常に有効である。
【0056】[第2の実施形態]次に、第2の実施形態
について、図5乃至図9を用いて説明する。なお、本実
施形態においては、上記第1の実施形態と比較して、橋
梁の桁配置、補助桁及び歪みゲージの配置のみが異なっ
ている。すなわち、計測器m、演算測定装置C或いは警
告表示装置D等の構成要素は互いに同様となっているの
で、以下これらの説明は省略する。
【0057】図5に、本発明に係る車両軸重計測システ
ム及び過積載車両警告システムが適用された橋梁の例を
示す。この橋梁の橋桁においては、ほぼ直交する方向に
配された横桁103と結合された主桁102によって、
床版101を支持する構成となっている。床版101上
には、複数の走行レーンを有する道路が形成されており
(図示省略)、走行レーンの境界部分は、左右の主桁1
02−102間のほぼ中央となる位置に形成されてい
る。図5においては、こうした境界部分を符号100と
して示している。すなわち車両(図示省略)は、主桁1
02を跨ぐようにして、各々の走行レーンを走行する。
【0058】6つの補助桁151は、主桁102の延在
方向とほぼ平行な方向、すなわち縦方向に延在するよう
にして、縦方向3列、横方向2列として、主桁102と
横桁103とで囲まれた領域内の床版101の裏面に取
り付けられている。そして、各々の補助桁151には、
その延在方向中央部近傍に、歪みゲージ111が取り付
けられている。すなわち、主桁102と横桁103とで
囲まれた各領域内において、床版101上を走行する車
両の軸重による床版101の変形を、裏面側の6箇所で
各々検出できるようになっている。なお、補助桁151
及び歪みゲージ111の構成は、上記補助桁51及び歪
みゲージ11,12,13の各々と、ほぼ同一となって
いる。
【0059】車両は主桁102を跨いで走行することと
なるので、主桁102の近傍位置にて歪みを計測するこ
とが好ましい。そのため、補助桁151を主桁102に
沿って配置して、床版101の縦方向の変形を、歪みゲ
ージ111で歪みとして、検出ノイズを小さくして高精
度で検出できるようにしている。このため、走行レーン
の境界部分が、主桁と横桁とで囲まれた領域内のほぼ中
央部に位置する形態の橋梁、つまり車両が主桁を跨いで
走行する形態を採る橋梁に対して、有効に適用すること
ができる。
【0060】なお、補助桁及び歪みゲージの配置を、図
6のようにしてもよい。図6に示すものは、図5に示し
たものの変形例である。この橋梁の橋桁においては、ほ
ぼ直交する方向に配された横桁203と結合された主桁
202によって、床版201を支持する構成となってい
る。床版201上には、複数の走行レーンを有する道路
が形成されている(図示省略)。
【0061】3つの補助桁251は、縦方向に延在する
ようにして、縦方向3列、横方向1列として、主桁20
2と横桁203とで囲まれた領域内における、主桁20
2−202間のほぼ中央となる位置の床版201の裏面
に取り付けられている。そして、各々の補助桁251に
は、その延在方向中央部近傍に、歪みゲージ211が取
り付けられている。すなわち、各々の歪みゲージ211
は、左右両側の主桁202,202から、互いにほぼ等
距離となる位置に配置されている。このように、主桁2
02と横桁203とで囲まれた各領域内において、床版
201上を走行する車両の軸重による床版201の変形
を、裏面側の3箇所で各々検出できるようになってい
る。なお、補助桁251及び歪みゲージ211の構成
は、上記補助桁151及び歪みゲージ111の各々と、
ほぼ同一となっている。
【0062】このように、補助桁251を、左右両側の
主桁202,202からほぼ等距離となる位置に主桁2
02に沿って配置しているので、主桁202−202間
のほぼ中央となる位置における床版201の縦方向の変
形を、歪みゲージ211で歪みとして、検出ノイズを小
さくして高精度で検出できる。そのため、走行レーンの
境界部分が、主桁の直上部に位置する場合でも、主桁と
横桁とで囲まれた領域内のほぼ中央部に位置する場合で
も、双方に対応することができる。つまり、車両が主桁
を跨いで走行する形態を採らない橋梁に対しても、採る
橋梁に対しても、双方に有効に適用することができる。
【0063】また、図7に示すように、このような補助
桁251に替えて、長さを1/3程度に短くした補助桁
351を用いるようにしてもよい。こうすれば、補助桁
の材料の経済的節約を図ることができる。補助桁251
及び351のうちのいずれを用いるかは、交通量、床版
201の剛性、或いは歪みゲージ211の感度等によっ
て、適宜選択される。
【0064】更に、補助桁及び歪みゲージの配置を、図
8のようにしてもよい。図8に示すものは、図6に示し
たものの変形例である。2つの補助桁451は、横方向
に延在するようにして、主桁202と横桁203とで囲
まれた領域内における、横桁203−203間のほぼ1
/4となる位置に各々取り付けられている。また、1つ
の補助桁452は、縦方向に延在するようにして、主桁
202と横桁203とで囲まれた領域内における、主桁
202−202間のほぼ中央で且つ横桁203−203
間のほぼ中央となる位置に取り付けられている。すなわ
ち、縦方向に延在する補助桁452は、横方向に延在す
る補助桁451,451に、前後から挟まれるように位
置している。
【0065】そして、各々の補助桁451,452に
は、各々の延在方向中央部近傍に、歪みゲージ411,
412が取り付けられている。すなわち、各々の歪みゲ
ージ411、412は、左右両側の主桁202,202
から、互いにほぼ等距離となる位置に配置されている。
このように、主桁202と横桁203とで囲まれた各領
域内において、床版201上を走行する車両の軸重によ
る床版201の変形を、裏面側の3箇所で各々検出でき
るようになっている。なお、補助桁451,452及び
歪みゲージ411,412の構成は、上記補助桁151
及び歪みゲージ111の各々と、ほぼ同一となってい
る。
【0066】このように、左右両側の主桁202,20
2からほぼ等距離となる位置に、横桁203に沿って補
助桁451,451を配置するとともに、主桁202に
沿って補助桁452を配置するようにしている。そのた
め、主桁202−202間のほぼ中央となる位置におけ
る、床版201の横方向の変形を歪みゲージ411で、
縦方向の変形を歪みゲージ412で、各々歪みとして、
検出ノイズを小さくして高精度で検出できる。そのた
め、走行レーンの境界部分が、主桁の直上部に位置する
場合でも、主桁と横桁とで囲まれた領域内のほぼ中央部
に位置する場合でも、双方により的確に対応することが
できる。つまり、車両が主桁を跨いで走行する形態を採
らない橋梁に対しても、採る橋梁に対しても、双方に更
に有効に適用することができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明においては
上記の如き構成を採用しているので、簡易な構成として
多様な形態の橋梁に対して適応可能で、測定精度や計測
精度を向上させることのできる車両重量測定方法、車両
軸重計測システム、及び過積載車両警告システムを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車両軸重計測システム及び過積
載車両警告システムの第1の実施形態を示す概略構成図
である。
【図2】 図1に示した橋梁を裏面から見た平面図であ
る。
【図3】 図2に示した補助桁の断面図である。
【図4】 図3に示した補助桁の変形例を示す断面図で
ある。
【図5】 本発明に係る車両軸重計測システム及び過積
載車両警告システムの第2の実施形態を示す図であっ
て、橋梁を裏面から見た平面図である。
【図6】 図5に示した車両軸重計測システム及び過積
載車両警告システムの変形例を示す図であって、橋梁を
裏面から見た平面図である。
【図7】 図6に示した車両軸重計測システム及び過積
載車両警告システムの変形例を示す図であって、橋梁を
裏面から見た平面図である。
【図8】 図6に示した車両軸重計測システム及び過積
載車両警告システムの更に他の変形例を示す図であっ
て、橋梁を裏面から見た平面図である。
【図9】 従来の車両重量測定方法の第1の例を示す図
であって、橋梁の側面図である。
【図10】 図10に示した橋梁の断面図である。
【図11】 従来の車両重量測定方法の第2の例を示す
図であって、橋梁の断面図である。
【図12】 図11に示した橋梁を裏面から見た平面図
である。
【図13】 従来の車両重量測定方法の第3の例を示す
図であって、橋梁の断面図である。
【符号の説明】
1,101,201 床版 2,102,202 主桁 3,103,203 横桁 11,12,13,111,211,411,412
歪みゲージ 51,61,151,251,351,451,452
補助桁 20 車両 80,90 接着剤 m 計測器(計測手段) C 演算測定装置(演算測定手段) D 警告表示装置(警告手段)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 橋梁の床版上を走行する車両の重量を測
    定する方法であって、 前記床版の裏面に棒状の補助桁を取り付けるとともに、
    該補助桁の下面に歪みゲージを取り付け、該歪みゲージ
    によって前記床版の変形を歪みとして検出することで、
    該床版上を走行する車両の軸重を計測し、該計測値に基
    づいて前記車両の重量を測定することを特徴とする車両
    重量測定方法。
  2. 【請求項2】 前記床版は、横桁によって結合された主
    桁に支持されており、これら主桁と横桁とに囲まれた領
    域内の前記床版の裏面に、前記補助桁を取り付けること
    を特徴とする請求項1に記載の車両重量測定方法。
  3. 【請求項3】 橋梁の床版上を走行する車両の軸重を計
    測するシステムであって、 前記床版の裏面に取り付けられた棒状の補助桁と、 該補助桁の下面に取り付けられ、前記床版の変形を歪み
    として検出する歪みゲージと、 該歪みゲージからの信号に基づいて前記床版上を走行す
    る車両の軸重を計測する計測手段と、 を備えたことを特徴とする車両軸重計測システム。
  4. 【請求項4】 前記床版は、横桁によって結合された主
    桁に支持されており、前記補助桁は、これら主桁と横桁
    とに囲まれた領域内の前記床版の裏面に取り付けられて
    いることを特徴とする請求項3に記載の車両の軸重計測
    システム。
  5. 【請求項5】 前記補助桁の桁高さが、10mm〜10
    0mmに設定されていることを特徴とする請求項3又は
    請求項4に記載の車両軸重計測システム。
  6. 【請求項6】 前記補助桁が、前記主桁の延在方向と略
    直交する方向に延在するように取り付けられたことを特
    徴とする請求項4又は請求項5に記載の車両軸重計測シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記補助桁が、前記主桁の延在方向と略
    平行な方向に延在するように取り付けられたことを特徴
    とする請求項4又は請求項5に記載の車両軸重計測シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記主桁の延在方向と略直交する方向に
    延在するように取り付けられた少なくとも一の前記補助
    桁と、 前記主桁の延在方向と略平行な方向に延在するように取
    り付けられた少なくとも一の前記補助桁と、 の双方を備えたことを特徴とする請求項4又は請求項5
    に記載の車両軸重計測システム。
  9. 【請求項9】 前記補助桁の材質を、アルミニウム、プ
    ラスチックあるいはゴム類とすることを特徴とする請求
    項3〜8の何れかに記載の車両軸重計測システム。
  10. 【請求項10】 前記補助桁を、アラルダイド、エポキ
    シ等の有機系接着剤を用いて、前記床版の裏面に取り付
    けることを特徴とする請求項3〜9の何れかに記載の車
    両軸重計測システム。
  11. 【請求項11】 請求項3〜10の何れかに記載の車両
    軸重計測システムと、 前記計測手段からの信号をもとに演算し、前記車両の重
    量を測定するとともに、該車両が過積載か否かを判断す
    る演算測定手段と、 該演算測定手段が過積載と判断した場合に、前記演算測
    定手段からの信号に基づいて前記車両に警告を発する警
    告手段と、 を備えたことを特徴とする過積載車両警告システム。
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