JPH10132454A - 組立式冷蔵庫のパネルの直角接合構造 - Google Patents

組立式冷蔵庫のパネルの直角接合構造

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JPH10132454A
JPH10132454A JP30357196A JP30357196A JPH10132454A JP H10132454 A JPH10132454 A JP H10132454A JP 30357196 A JP30357196 A JP 30357196A JP 30357196 A JP30357196 A JP 30357196A JP H10132454 A JPH10132454 A JP H10132454A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立式冷蔵庫のパネルどうしを互いに直交状
に接合するについて、コーキング剤を用いなくても気密
性に優れ、しかも組み立て作業能率の向上が図れるよう
にする。 【解決手段】 一方のパネル3の縦枠9の凸条17と、
他方のパネル2の縦枠34の凹溝26とが凹凸嵌合す
る。両パネル3・2の入隅コーナにはコーナ止め具50
をボルト54で締結固定することにより、両パネル3・
2の直角接合状態を堅固に保持できる。このコーナ止め
具50のボルト締結作業は両パネル3・2の内側で行う
ので、家屋の土間隅や庭隅などの設置場所に置いたまま
でも組み立てられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、玄米や野菜などを
一時的に保存、貯蔵しておくのに有用な組立式冷蔵庫に
おいて、この冷蔵庫を構成するパネルを直角に接合する
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の組立式冷蔵庫のパネルの直角接
合構造として、断熱性を有するパネルどうしを互いに直
交状に接合し、この接合面間にシール用のコーキング剤
を充填したうえで、両パネルの出隅コーナをネジや連結
金具などで接続固定するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の組立
式冷蔵庫は家屋の土間の隅や庭の隅などに設置すること
が多いが、パネルの外側で出隅コーナをネジや連結金具
で接続する組み立て方式では、いったん別の広い場所で
組み立てたうえで、所望の場所に運搬して設置しなけれ
ばならず、この点に煩わしさがあった。
【0004】本発明の目的は、気密性を良好に確保で
き、組み立て作業能率の向上を図れる組立式冷蔵庫のパ
ネルの直角接合構造を提供するにある。本発明の目的
は、家の土間隅や庭隅などの狭い設置場所でも、その場
で組み立てられるようにするにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、対象とするパ
ネル3・2が、図2に示すごとく縦枠9・10(33・
34)および横枠・11・12(35・36)を組み合
わせた四角形枠13(37)と、この四角形枠13(3
7)の表裏面にそれぞれ張り合わせた金属製の表面板1
4および裏面板15と、これら四角形枠13および表裏
面板14・15で囲まれる内部空間に充填された断熱材
16とを有しており、これら2枚のパネル3・2どうし
を互いに直交状に接合する組立式冷蔵庫のパネルの直角
接合構造において、両パネル3・2の縦枠9・34どう
しを次のようにして接合する点に特徴を有する。
【0006】一方のパネル3の縦枠9は、図3に示すご
とく凸条17と基部19からなる断面凸形に形成し、凸
条17の先端面上に2条の突起部20・20を縦方向に
平行に形成する。凸条17の基部19の表裏側面には、
それぞれ係合溝23を縦方向に設け、各係合溝23に表
裏面板14・15の折曲端縁14a・15aを嵌め込
む。
【0007】他方のパネル3の縦枠34は、図6に示す
ごとく断面凹形に形成されていて、前記凸条17が嵌合
する凹溝26を縦方向に有する。この凹溝26の内底に
は、前記突起部20・20が差し込まれる2条の底溝2
7・27を縦方向に設ける。この縦枠34には、表裏面
板14・15の折曲端縁14a・15aが嵌め込まれる
係合溝23を縦方向に設ける。
【0008】図11に示すごとく互いに直角に連設され
た壁部50b、50cを有するコーナ止め具50を備え
ており、両パネル3・2が交わる入隅コーナにおいて、
一方の壁部50cを一方のパネル3の裏ナット53を有
する内面上に、他方の壁部50bは他方のパネル2の裏
ナット53を有する内面上にそれぞれ重合させた状態
で、各重合部を各裏ナット53に螺合するボルト54で
締結固定する。
【0009】ここで、互いに直交状に接合されるパネル
3・2とは、図示例の後壁用のパネル3と左右の側壁用
のパネル2に限定されるものではなく、それ以外に図示
する後壁用のパネル3と天井用のパネル4、側壁用のパ
ネル2と天井用のパネル4、後壁用のパネル3と床用の
パネル1、さらには側壁用のパネル2と床用のパネル1
などをも含む意味である。
【0010】
【作用】一方のパネル3の凸条17の突起部20・20
を、他方のパネル2の底溝27に嵌入することにより、
パネル3がパネル厚方向に、またパネル2がパネル厚方
向と直交する方向にそれぞれ位置ずれするのを規制でき
て、両パネル3・2を直角に接合できる。
【0011】両パネル3・2が交わる入隅コーナにコー
ナ止め具50をボルト54で締結固定することにより、
両パネル3・2の直角接合状態が堅固に保持される。こ
のコーナ止め具50のボルト締結作業は両パネル3・2
の内側で行うため、家屋の土間隅や庭隅などの設置場所
に置いたままでも組み立てられる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は組立式冷蔵庫の外観斜視
図、図2はその分解斜視図を示す。図1および図2にお
いて、1は床用のパネル、2は左右の側壁用のパネル、
3は後壁用のパネル、4は天井用のパネルである。これ
ら床用のパネル1、側壁用のパネル2、1枚または2枚
以上の後壁用のパネル3、および天井用のパネル4は前
面開口型の箱状に組み立てられる。その前面開口部に左
右の開き扉5が組み付けられ、天井用のパネル4の開口
部7に、庫内に冷気を供給するクーラー6が据え付けら
れる。
【0013】左右2枚の後壁用のパネル3は、図2およ
び図3に示すように、左右の縦枠9・10および上下の
横枠11・12を組み合わせて四角形枠13を構成し、
この四角形枠13の表裏面に着色亜鉛メッキ鋼板などの
金属製の表面板14と裏面板15をそれぞれ張り合わ
せ、これら四角形枠13および表裏面板14・15で囲
まれる内部空間に断熱材16を充填させることで工場生
産される。断熱材16としては発泡ウレタンなどの発泡
性樹脂を用い、この発泡性樹脂を四角形枠13および表
裏面板14・15で囲まれる内部空間に充填し発泡させ
て固化させることにより、その自己接着性で四角形枠1
3および表裏面板14・15が互いに一体的に接合され
た状態が得られる。
【0014】後壁用のパネル3は、図2に例示のバリエ
ーションでは二種類が用意される。一方(図2では右
側)の後壁用のパネル3は、左右の縦枠9・10および
上下の横枠11・12のいずれもが同じ断面形状を持つ
プラスチック成形品からなる。図3において、縦枠9・
10および横枠11・12の端面は、凸条17と基部1
9とを長手方向に有する断面凸形に形成されている。凸
条17の平らな先端面上には、前後の2条の突起部20
・20と、この突起部20・20間に形成された凹み部
21とを長手方向に設ける。図の突起部20は長手
(縦)方向にわたって連続状に形成されているが、断続
的に形成されていてもよい。
【0015】凸条17の表裏両側面は先端(外端)に向
かって狭まり状となるよう傾斜面に形成し、この表裏両
側面にそれぞれ弾性を有するひれ状片22が長手方向に
わたって形成されている。ひれ状片22はこれの先端2
2aが基部19の方向へ向くよう傾斜させて形成する。
凸条17の基部19の表裏両側面には、それぞれ表裏面
板14・15の折曲端縁14a・15aが外側から嵌ま
り込む係合溝23・23を長手方向に設ける。各係合溝
23の内部一側にはテーパ面24aをもつ突部24を長
手方向にわたって一体に形成しておき、これで表裏面板
14・15の折曲端縁14a・15aがテーパ面24a
の案内作用で係合溝23内に嵌まり込み易くしてある。
【0016】これら縦枠9・10および横枠11・12
のプラスチック成形に際しては、例えば凸条17、基部
19および突起部20は硬質の塩化ビニル樹脂で、ひれ
状片22は軟質の塩化ビニル樹脂でそれぞれ一体に異材
質押出成形(2色押出成形)によって形成する。図2に
示すごとく縦枠9・10と横枠11・12の端どうしは
45°の斜面に形成して直角に突き合わせてある。
【0017】他方(図2では左側)の後壁用のパネル3
は、左の縦枠9および上下の横枠11・12を上記パネ
ル3の縦横枠9・10・11・12と同様な断面凸形に
形成するが、右の縦枠10のみは、図3に示すごとく断
面凹形に形成されていて、表裏の側壁部25・25と、
この側壁部25・25間に形成されて前記凸条17が嵌
合する形の凹溝26を長手方向に有する。
【0018】図3および図4において凹溝26は、これ
の内底に2条の底溝27・27を長手方向にわたって前
後に設けてあり、この底溝27・27に前記突起部20
・20をひれ状片22の先端22aが凹溝26の内部両
脇にそれぞれ弾性接当するよう差し込む。凹溝26の内
部両脇は外拡がり状の傾斜面に形成しておく。凹溝26
の内底の底溝27・27間には底凸条29を長手方向に
設けてあり、この底凸条29に前記凹み部21が嵌入す
る。表裏の側壁部25・25の外面には、それぞれ表裏
面板14・15の折曲端縁14a・15aが外側から嵌
まり込む係合溝23を長手方向に設ける。この各係合溝
23の内部一側には、右側パネル3の前記係合溝23の
場合と同様に、表裏面板14・15の折曲端縁14a・
15aを嵌め込み易くするための突部24が設けられて
いる。
【0019】これら断面凹形の縦枠10と断面凸形の横
枠11・12とは、図5に示す第1のコーナピース30
でそれぞれ直角に接合する。第1コーナピース30は六
面体に形成されていて、互いに直交する二つの面30a
・30bのうち、第1面30aは断面凹形の縦枠10の
断面形状とほぼ同じ断面形状に、第2面30bは断面凸
形の横枠11(12)の断面形状とほぼ同じ断面形状に
それぞれ形成する。第1面30aと反対側の第3面30
cには横枠11(12)の開口端面に嵌合する嵌合突起
31を、第2面30bと反対側の第4面30dには縦枠
10の開口端面に嵌合する嵌合突起32をそれぞれ形成
する。このように縦横枠10・11(12)のコーナ
を、これら縦横枠10・11(12)とは別体の第1コ
ーナピース30で納める方式を採用することにより、縦
枠10および横枠11(12)はそれぞれ長尺に押出成
形でき、成形後に定寸切断して共用できる利点を有す
る。
【0020】左右の側壁用のパネル2・2は、図2に示
すごとく同一寸法で同一断面構造に構成される。前後の
縦枠33・34および上下の横枠35・36を組み合わ
せて四角形枠37を構成し、この四角形枠37の表裏面
に着色亜鉛メッキ鋼板などの金属製の表面板14と裏面
板15とをそれぞれ張り合わせ、これら四角形枠37お
よび表裏面板14・15で囲まれる内部空間に断熱材1
6を充填させることで工場生産される。この点は後壁用
のパネル3と同じである。
【0021】このパネル2の前後の縦枠33・34は、
図6および図7に示すように、断面凹形に形成されてい
て、前後に位置する側壁部25・25と、この側壁部2
5・25間に形成されて後壁用パネル3の前記凸条17
が嵌合する凹溝26とを長手方向に有し、この凹溝26
の内底に前後2条の底溝27・27および底凸条29を
上下間にわたって有する形に形成されており、この点は
前述の図3に示す縦枠10の断面形状と一致する。但
し、図3に示す縦枠10の両側壁部25・25は同長に
形成され、かつ係合溝23が各側壁部25の平面と直交
する面上に形成されているとともに、凹溝26がパネル
2の平面と直交する端面上に位置するよう取り付けられ
るのに対し、図6に示す縦枠33・34の側壁部25・
25は長短に形成され、かつ係合溝23が側壁部25の
平面と平行な面上に形成されているとともに、凹溝26
がパネル2の裏面板15の平面上に位置するよう取り付
けられる点で、両者の縦枠33・34と縦枠10とには
違いがある。
【0022】断面凹形の縦枠33・34と、後壁パネル
3の縦枠9にみるのと同じ断面凸形の横枠35・36と
は、図8に示す第2のコーナピース39で直角に接合さ
れる。第2コーナピース39は六面体に形成されてお
り、互いに直交する二つの面39a・39bのうち、第
1面39aは断面凹形の縦枠34(33)の断面形状と
ほぼ同じ断面形状に、第2面39bは断面凸形の横枠3
5(36)の断面形状とほぼ同じ断面形状にそれぞれ形
成する。第2面39bと反対側の第4面39cには、縦
枠34(33)の開口端面に嵌合する嵌合突起40を形
成する。第2のコーナピース39を用いることにより、
縦枠34(33)および横枠35(36)はそれぞれ長
尺に押出成形でき、成形後に定寸切断して使用できて有
利であることは、前述した第1コーナピース30の場合
と同様である。
【0023】床用のパネル1と天井用のパネル4は、図
2に示すように、天井用のパネル4に開口部7を形成す
る以外は、両者の寸法および構造は略同一に構成され
る。これらパネル1・4は、図2に示すごとくそれぞれ
前後枠41・42および左右枠43・44を組み合わせ
て四角形枠45を構成し、この四角形枠45の表裏面に
着色亜鉛メッキ鋼板などの金属製の表面板14と裏面板
15とをそれぞれ張り合わせ、これら四角形枠45およ
び表裏面板14・15で囲まれる内部空間に断熱材16
を充填させることで工場生産される。このことは後壁用
のパネル3の場合と同様である。前後枠41・42およ
び左右枠43・44の断面構造は、図6に示す側壁用の
パネル2の縦枠33・34の断面構造と同様であり、床
用のパネル1の裏(上)面の四周縁に凹溝26が、天井
用のパネル4の裏(下)面の四周縁に凹溝26がそれぞ
れ形成されている。
【0024】次に、上記構成の床用のパネル1、左右側
壁用のパネル2、後壁用のパネル3、および天井用のパ
ネル4を用いて冷蔵庫を組み立てる要領の一例について
説明する。図9に示すように、先ず土台46の上に床用
のパネル1を置く。次いで、床用のパネル1の左枠43
の凹溝26に左側壁用のパネル2の下枠36の凸条17
を嵌め込み、床用のパネル1の上面左端に左側壁用のパ
ネル2を直角に立てる。その際、床用パネル1の前枠4
1と左側壁用のパネル2の前枠33とが交わる入隅コー
ナには、第1のコーナ止め具47を取り付けて両パネル
1・2どうしを堅固に結合する。
【0025】このコーナ止め具47は、図10に示すよ
うに、垂直片47aと水平片47bとを有するL形に形
成されており、垂直片47aと水平片47bとは床用の
パネル1の前枠41と左側壁用のパネル2の前枠33と
のそれぞれの凹溝26・26に内嵌するよう断面略H形
に形成されている。かくして、このコーナ止め具47を
床用のパネル1の前枠41と左側壁用のパネル2の前枠
33とが交わる入隅コーナに嵌め込み、セルフドリリン
グビス49などで止め付ける。
【0026】次いで、左側に位置する後壁用のパネル3
の下枠12の凸条17を床用のパネル1の後枠42の凹
溝26に、該パネル3の左枠9の凸条17を左側壁用の
パネル2の後枠34の凹溝26にそれぞれ嵌め込むこと
で、床用のパネル1の上面の後端左側に左側の後壁用パ
ネル3を直角に立てる。その際、3枚のパネル1・2・
3が交わる入隅コーナの上下には、それぞれ第2の金属
製のコーナ止め具50を取り付けてパネル1・2・3ど
うしを堅固に結合する。
【0027】このコーナ止め具50は、図9および図1
1に示すように、四角形の水平な壁部50aと、この壁
部50aの互いに隣接して直交する両縁からそれぞれ直
角に折曲した垂直な壁部50b・50cを有し、各壁部
50a・50b・50cにそれぞれボルト通し用の取付
孔51を設けてある。一方、図11に示すごとく各パネ
ル1・2・3の裏面板15の所定箇所に孔52を設け、
この孔52の内方に裏ナット53を溶接しておく。かく
して、3枚のパネル1・2・3が交わる入隅コーナの下
側には、第2のコーナ止め具50を水平な壁部50aが
床用パネル1の上面に、垂直な壁部50b・50cがパ
ネル2・3の裏面板15・15にそれぞれ重なるように
当てがい、各取付孔51にボルト54を通して裏ナット
53にねじ込む。図9に示すごとく3枚のパネル1・2
・3が交わる入隅コーナの上側にも、同じ要領でコーナ
止め具50を上下反転させて取り付ける。
【0028】その後に、右側の後壁用パネル3の下枠1
2の凸条17を床用パネル1の後枠42の凹溝26に、
該パネル3の左枠9の凸条17を左側の後壁用パネル3
の右枠10の凹溝26にそれぞれ嵌め込み、図4に示す
ごとく床用パネル1の上面の後端右側に右側の後壁用の
パネル3を左側の後壁用のパネル3と一直線状になるよ
うに直角に立てる。
【0029】次いで、床用パネル1の右枠44の凹溝2
6に、右側壁用のパネル2の下枠36の凸条17を、右
側の後壁用のパネル3の右枠10の凸条17に、右側壁
用のパネル2の後枠34の凹溝26をそれぞれ嵌め込む
ことで、床用のパネル1の上面の右端に右側壁用のパネ
ル2を直角に立てる。その際、床用のパネル1の前枠4
1と右側壁用のパネル2の前枠33とが交わる入隅コー
ナには第1のコーナ止め具47を嵌め込み、セルフドリ
リングビス49などで止め付けること、また3枚のパネ
ル1・2・3が交わる入隅コーナの上下に、それぞれ第
2のコーナ止め具50をボルト54で取り付けること
は、右側壁用のパネル2の取り付けの場合と同様であ
る。
【0030】続いて側壁用のパネル2の上枠35の凸条
17と後壁用のパネル3の上枠11の凸条17とに、そ
れぞれ天井用パネル4の下面の四方の凹溝26を嵌め込
む。その際、天井用パネル4の下面の四隅を第1のコー
ナ止め具47および第2のコーナ止め具50でそれぞれ
止め付けることは、床用のパネル1の場合と同様であ
る。
【0031】最後に、天井用のパネル4の開口部7の上
にクーラー6を設置し、正面開口部に開き扉5を取り付
けて組み立てが終了する。
【0032】上記実施例の構成によれば、互いに一直線
状に接合される左右の後壁用のパネル3・3どうしは、
一方のパネル3の縦枠9の凸条17と、他方のパネル3
の縦枠10の凹溝26とを嵌合させる際に、凸条17の
ひれ状片22が凹溝26の内部両脇に弾性接当している
ので、庫内に向かってクーラー6から出る冷気が両パネ
ル3・3の縦枠9・10どうしの接合面間から外部へ漏
れることのないよう良好な気密性を確保できる。
【0033】凸条17に対してひれ状片22はこれの先
端22aが差込方向下手側の基部19に向くよう傾斜し
ているので、凹溝26に差し込み易く、抜き出し方向に
はひれ状片22が逆立つので抜け止め効果が得られる。
凹溝26の内部両脇は外拡がり状に傾斜しているので、
この点でも凹溝26内に凸条17を容易に嵌め込むこと
ができる。
【0034】一方のパネル3の凸条17の突起部20・
20が、他方のパネル3の凹溝26の底溝27・27に
嵌入し、突起部20・20間の凹み部21に底溝27・
27間の底凸条29が嵌入するので、両パネル3・3ど
うしが表裏方向(パネル厚方向)に位置ずれするのも確
実に接当規制でき、両パネル3・3の表裏面板14・1
5どうしが面一状になる一直線状の接合状態が容易に得
られる。
【0035】互いに直交状に接合される後壁用のパネル
3と左右の側壁用のパネル2においては、後壁用パネル
3の縦枠9の凸条17と側壁用パネル2の縦枠34の凹
溝26とが凹凸嵌合すると、前述の後壁用パネル3・3
の接合部と同様にひれ状片22が凹溝26の内部両脇に
弾性接当するようにしたから、両パネル3・2の縦枠9
・34どうしの接合面間に気密性を付与できる。この場
合においても、凸条17に対しひれ状片22をこれの先
端22aが差込方向下手側の基部19に向くよう傾斜状
に設けてあるので、凹溝26に差し込み易く、抜き出し
方向にはひれ状片22が逆立つので抜け止め効果を高め
得ることは、前述した互いに一直線状に接合される左右
の後壁用のパネル3・3どうしの場合と同様である。
【0036】後壁用パネル3の凸条17の2条の突起部
20・20間に、左右側壁用のパネル2の底凸条29を
嵌入させることにより、パネル3がパネル厚方向に、ま
たパネル2がパネル厚方向と直交する方向にそれぞれ位
置ずれするのを規制できて両パネル3・2を直角に接合
できる。
【0037】こうしたひれ状片22による気密性、突起
部20・20と底凸条29の嵌入作用による位置ずれ規
制、コーナ止め具50による作業性については、互いに
直交状に接合される後壁用のパネル3と天井用のパネル
4、左右側壁用のパネル2と天井用のパネル4、後壁用
のパネル3と床用のパネル1、および左右側壁用のパネ
ル2と床用のパネル1においてもそれぞれ同様なことが
言える。
【0038】第1・2のコーナ止め具47・50は各パ
ネル1・2・3・4の内側から止め付けるので、図9に
示すように家屋の直交する壁W1 ・W2 と土間Fの交わ
る隅や、庭の隅に置いて組み立てられ、従って別の場所
で組み立てて当該箇所に運ぶような面倒さが無くなる。
【0039】コーナ止め具50は互いに直角に連設され
る壁部50b・50cに加えて更に壁部50aを有する
形状に形成することにより、互いに直交する3枚のパネ
ルどうし、例えば後壁用のパネル3と左右側壁用のパネ
ル2と天井用のパネル4(又は床用のパネル1)の交わ
る入隅コーナを、これひとつのコーナ止め具50で止め
付けることができて有利である。なお、前記ひれ状片2
2を設けない場合は、コーキング剤を用いて気密性を付
与すればよい。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、2枚のパネル3・2ど
うしを互いに直交状に接合する組立式冷蔵庫のパネルの
直角接合構造において、一方のパネル3の縦枠9の凸条
17と他方のパネル2の縦枠34の凹溝26とを嵌合さ
せる方式としたので、気密性に優れ、しかも組み立て作
業能率の向上を図れる。また、一方のパネル3の凸条1
7の2条の突起部20・20を、他方のパネル2の底溝
27に嵌入することで、両パネル3・2どうしの直角接
合状態を確保できる。
【0041】両パネル3・2が交わる入隅コーナにコー
ナ止め具50をボルト54で締結固定することにより、
両パネル3・2の直角接合状態をより堅固に保持するこ
とができる。このコーナ止め具50のボルト締結作業は
両パネル3・2の内側で行うものとしてあるため、これ
を家屋の土間隅や庭隅などの設置場所に置いたままでも
組み立てられ、別の場所で組み立てて当該設置場所に運
搬する煩わしい作業を省略できて簡易迅速に組み立て
て、設置することができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の外観斜視図である。
【図2】全体の分解斜視図である。
【図3】後壁用のパネルの端部どうしを分離状態で示す
一部切り欠き斜視図である。
【図4】後壁用のパネルの端部どうしを接合した状態で
示す横断平面図である。
【図5】後壁用のパネルのコーナ部の分解斜視図であ
る。
【図6】側壁用のパネルの縦枠の横断平面図である。
【図7】後壁用のパネルの端部と側壁用のパネルの端部
とを分離した状態で示す一部切り欠き斜視図である。
【図8】後壁用のパネルと側壁用のパネルとの接合部を
示す斜視図である。
【図9】組み立て途上の状態を示す斜視図である。
【図10】側壁用のパネルと床用のパネルとの接合部を
示す斜視図である。
【図11】側壁用のパネルと後壁用のパネルとを接合し
た状態での横断平面図である。
【符号の説明】
3 パネル 9・10・33・34 縦枠 11・12・35・36 横枠 13・37 四角形枠 14 表面板 15 裏面板 16 断熱材 17 凸条 20 突起部 21 凹み部 22 ひれ状片 23 係合溝 26 凹溝 27 底溝 29 底凸条 50 コーナ止め具 50a・50b・50c 壁部 53 裏ナット 54 ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル3・2どうしが互いに直交状に接
    合されており、 両パネル3・2は、縦枠9・10(33・34)および
    横枠11・12(35・36)を組み合わせた四角形枠
    13(37)と、この四角形枠13(37)の表裏面に
    それぞれ張り合わせた金属製の表面板14および裏面板
    15と、これら四角形枠13および表裏面板14・15
    で囲まれる内部空間に充填された断熱材16とを有して
    おり、 一方のパネル3の縦枠9は、凸条17と基部19からな
    る断面凸形に形成し、凸条17の先端面上に2条の突起
    部20・20を縦方向に形成してあり、 凸条17の基部19の表裏側面にそれぞれ係合溝23を
    縦方向に設け、各係合溝23に表裏面板14・15の折
    曲端縁14a・15aを嵌め込んであり、 他方のパネル2の縦枠34は、断面凹形に形成されてい
    て、前記凸条17が嵌合する凹溝26を縦方向に有して
    おり、 凹溝26の内底には、前記突起部20・20が差し込ま
    れる2条の底溝27・27を縦方向に設けてあり、 他方のパネル2の縦枠34には、表裏面板14・15の
    折曲端縁14a・15aが嵌め込まれる係合溝23を縦
    方向に設けてあり、 互いに直角に連設された壁部50b、50cを有するコ
    ーナ止め具50を備えており、両パネル3・2が交わる
    入隅コーナにおいて、一方の壁部50cを一方のパネル
    3の裏ナット53を有する内面上に、他方の壁部50b
    を他方のパネル2の裏ナット53を有する内面上にそれ
    ぞれ重合させた状態で、各重合部を各裏ナット53に螺
    合するボルト54で締結固定してある組立式冷蔵庫のパ
    ネルの直角接合構造。
  2. 【請求項2】 前記コーナ止め具50が、両壁部50
    b、50cの同一端縁に直角に連設された壁部50aを
    有する請求項1記載の組立式冷蔵庫のパネルの直角接合
    構造。
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