JPH10132011A - 倒立型ストラットダンパ - Google Patents

倒立型ストラットダンパ

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JPH10132011A
JPH10132011A JP29054196A JP29054196A JPH10132011A JP H10132011 A JPH10132011 A JP H10132011A JP 29054196 A JP29054196 A JP 29054196A JP 29054196 A JP29054196 A JP 29054196A JP H10132011 A JPH10132011 A JP H10132011A
Authority
JP
Japan
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oil seal
outer cylinder
cylinder
bearing
cylindrical portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP29054196A
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English (en)
Inventor
Takashi Takeuchi
隆志 竹内
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SHOWA AUTO ENG
Showa Corp
Original Assignee
SHOWA AUTO ENG
Showa Corp
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Publication date
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Publication of JPH10132011A publication Critical patent/JPH10132011A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
    • B60G2204/12Mounting of springs or dampers
    • B60G2204/124Mounting of coil springs
    • B60G2204/1242Mounting of coil springs on a damper, e.g. MacPerson strut

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 立てた外筒3の内面上端に上部オイルシ
ール39、その下に上部軸受38を取付け、外筒3の内
面途中に下部軸受37、その下に下部オイルシール36
を取付け、これら上部・下部オイルシール39,36及
び上部・下部軸受38,37にダンパチューブ4を上下
動可能に挿入し、上部・下部オイルシール39,36と
外筒3とダンパチューブ4とで囲った空間を潤滑油室4
0とした倒立型ストラットダンパ1であって、外筒3
を、上から順に小径にした第1筒部31、第2筒部3
2、第3筒部33、第4筒部34で構成する多段筒構造
とし、第3筒部33の内面下端に下部オイルシール36
及び下部軸受37をこの順に圧入し、一方、第1筒部3
1の内面下端に上部軸受38及び上部オイルシール39
をこの順に圧入した。 【効果】 倒立型ストラットダンパを簡単に組立てるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は倒立型ストラットダ
ンパ、特にその潤滑油室の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】倒立型ストラットダンパに係る技術とし
て、例えば実公昭48−6153号公報「オイルダンパ
の潤滑装置」があり、外筒7に2個の軸受9,10を介
してシリンダ2を収納し、このシリンダ2を進退可能と
し且つシリンダ2に軸直角方向の力が作用しても軸受
9,10を介して丈夫な外筒7で受けさせることにより
曲げモーメントに耐えるというものであり、軸受9,1
0で挟まれた空間に潤滑油を送って軸受9,10を潤滑
するという技術である。
【0003】同公報の第3図によれば、軸受9,10、
オイルシール17及び弾性体環14を外筒7に取付ける
方法として、外筒7の内面に局部的に環状凹部を形成
し、この凹部に軸受9,10などを嵌め込むというもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記環状凹部は、外筒
7を中ぐり加工にて切削形成するものであるが、この切
削加工は高度な技術を要する。そして、環状凹部を形成
した部分は肉が薄くなるために外筒7の強度を確保する
ためには削り代を見込んだ厚肉管を使用しなければなら
ないので、加工費及び材料費が嵩む。そして、環状凹部
に軸受9,10等を嵌合するには組込みにも高度な嵌合
技術が必要となり、組立費も嵩む。そこで、本発明の目
的は、組立てが簡単な倒立型ストラットダンパを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1は、立てた外筒の内面上端に上部オ
イルシール、その下に上部軸受を取付け、外筒の内面途
中に下部軸受、その下に下部オイルシールを取付け、こ
れら上部・下部オイルシール及び上部・下部軸受にダン
パチューブを上下動可能に挿入し、上部・下部オイルシ
ールと外筒とダンパチューブとで囲った空間を上部・下
部オイルシール及び上部・下部軸受を潤滑するための潤
滑油室とした倒立型ストラットダンパであって、外筒
を、最上部の第1筒部に対して、その下の第2筒部を小
径にし、この第2筒部に対して、その下の第3筒部を小
径にし、この第3筒部に対して、その下の第4筒部を小
径にした多段筒構造とし、第3筒部の内面下端に下部オ
イルシール及び下部軸受をこの順に圧入し、一方、第1
筒部の内面下端に上部軸受及び上部オイルシールをこの
順に圧入した。
【0006】外筒に上部・下部オイルシール及び上部・
下部軸受を取付けるために外筒を径内方へ絞って加締め
たり、外筒の内面に環状凹部を成形したり、特別な固定
用部材を用いたりする必要がなく、外筒に上部・下部オ
イルシール及び上部・下部軸受を簡単に組付けることが
でき、倒立型ストラットダンパを簡単に組立てることが
できる。また、第2筒部の内面は粗面(黒皮)のままで
済み、切削加工又は精度のよい伸管加工を省くことがで
き、外筒の歩留りを向上させることができる。
【0007】請求項2は、立てた外筒の内面上端に上部
オイルシール、その下に上部軸受を取付け、前記外筒の
内面途中に下部軸受、その下に下部オイルシールを取付
け、これら上部・下部オイルシール及び上部・下部軸受
にダンパチューブを上下動可能に挿入し、上部・下部オ
イルシールと外筒とダンパチューブとで囲った空間を上
部・下部オイルシール及び上部・下部軸受を潤滑するた
めの潤滑油室とした倒立型ストラットダンパであって、
外筒を、最上部の第1筒部に対して、その下の第2筒部
を小径にし、この第2筒部に対して、その下の第3筒部
を小径にした多段筒構造とし、第3筒部にこの第3筒部
長より短いストッパカラーを納め、このストッパカラー
で第3筒部に圧入した下部オイルシールの下降を抑制さ
せ、更に、第3筒部に下部軸受を圧入し、一方、第1筒
部に上部軸受及び上部オイルシールをこの順で圧入し
た。
【0008】外筒に下部オイルシール及び下部軸受を取
付けるために外筒を径内方へ絞って加締めたり、外筒の
内面に環状凹部を成形したり、特別な固定用部材を用い
たりする必要がなく、外筒に下部オイルシール及び下部
軸受を簡単に組付けることができ、倒立型ストラットダ
ンパを簡単に組立てることができる。また、外筒にスト
ッパカラーを納めることで、倒立型ストラットダンパの
下部の剛性を高めることができ、また、所定の剛性を確
保しつつ軽量化を図ることもできる。
【0009】請求項3は、第2筒部の外面に懸架スプリ
ングを支える下部スプリングシートを溶接した。第2筒
部の内面に溶接によって歪みが発生した場合でも、第2
筒部は第3筒部よりも内径が大きいため、第2筒部と第
3筒部との内径の差によって上記歪みを吸収し、この歪
みに影響を受けずに第3筒部に下部オイルシール及び下
部軸受を圧入することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係る倒立型ストラットダン
パの伸長時断面図であり、倒立型ストラットダンパ1
は、取付けブラケット2を備えた外筒3(一般にストラ
ットチューブと言う。)に、内筒としてのダンパチュー
ブ4を上下動可能に挿入し、このダンパチューブ4の内
部にダンパピストン5を臨ませ、このダンパピストン5
をロッド6を介して外筒3の底部7に固定し、ダンパチ
ューブ4の上部に下向きにバンピングラバー8、防塵ブ
ーツ9を取付け、ダンパチューブ4の上端に取付けた上
部スプリングシート11と外筒3の外面に取付けた下部
スプリングシート12との間に懸架スプリング13を取
付けた構造のダンパである。15はロッドガイド、16
はオイルシール、17はオイルシール止めである。
【0011】以上の倒立型ストラットダンパ1の基本的
作動を説明する。図1において、ダンパピストン5上方
の第1室21は、上部にガス23、下部に作動油24が
溜まり、ダンパピストン5下方の第2室22に作動油2
5(作動油25は前記作動油24と同一油であるが、位
置を区別するために符号を変えた。)がフルに充たされ
ている。相対的にダンパチューブ4に押下げ力が働く
と、第1室21の作動油24の一部がダンパピストン5
のオリフィスを介して第2室22へ移動し始め、減衰力
が発生する。
【0012】図2は本発明に係る倒立型ストラットダン
パの収縮時断面図であり、ダンパピストン5の高さ位置
は変らず、ダンパチューブ4が一杯に下がったことを示
す。このとき、第2室22に進入するロッド6の体積の
増加は、第1室21上部のガス23が圧縮されて収縮す
ることで吸収する。
【0013】図3は本発明に係る外筒の上部拡大図であ
り、外筒3を、最上部から順に内径を小さくした第1筒
部31、第2筒部32、第3筒部33、第4筒部34を
形成した多段筒構造とし、上記第3筒部33の内面下端
に下部オイルシール36、その上に下部軸受37を圧入
し、上記第1筒部31の内面下端に上部軸受38、その
上に上部オイルシール39を圧入し、これら上部・下部
オイルシール39,36及び上部・下部軸受38,37
にダンパチューブ4を上下動可能に挿入し、上部・下部
オイルシール39,36と外筒3とダンパチューブ4と
で囲った空間を上部・下部オイルシール39,36及び
上部・下部軸受38,37を潤滑するための潤滑油室4
0とし、上部軸受38に上部オイルシール39を添わせ
るとともに、下部オイルシール36に下部軸受37を添
わせた状態を示す。
【0014】上記第1筒部31、第2筒部32、第3筒
部33、第4筒部34の内径をD1,D2,D3,D4
とすると、D1>D2>D3>D4となる。外筒3は、
上記第1筒部31と第2筒部32との間に第1段部31
a、第2筒部32と第3筒部33との間に第2段部32
a、第3筒部33と第4筒部34との間に第3段部33
aという3つの屈曲部を有する。外筒3の内面は、第1
・第3筒部31,33では、上部・下部オイルシール3
9,36及び上部・下部軸受38,37を圧入するため
に切削加工又は精度の良い伸管加工を施した面であり、
第2・第4筒部32,34では、粗面(黒皮)である。
【0015】このように、下部オイルシール36及び下
部軸受37を圧入する第3筒部33の内径D3よりも第
2筒部32の内径D2を大きくしたことで、第2筒部3
2の内面は粗面のままで済み、切削加工又は精度のよい
伸管加工を省くことができて、外筒3の歩留りを向上さ
せることができる。
【0016】なお、下部軸受37はハウジング37aに
軸受本体37bを嵌合したものである。上部軸受38も
ハウジング38aに軸受本体38bを嵌合したものであ
る。ハウジング37a,38aは軸受本体37b,38
bより安価のもので済ませることができるので、軸受3
7,38のトータルコストを抑えることができる。
【0017】以上より、第3筒部33に下部オイルシー
ル36及び下部軸受37を圧入し、第1筒部31に上部
軸受38及び上部オイルシール39を圧入する構造とし
たことで、外筒3に上部・下部オイルシール39,36
及び上部・下部軸受38,37を取付けるために外筒3
を径内方へ絞って加締めたり、外筒3の内面に環状凹部
を成形したり、特別な固定用部材を用いたりする必要が
なく、外筒3に上部・下部オイルシール39,36及び
上部・下部軸受38,37を簡単に組付けることがで
き、倒立型ストラットダンパ1を簡単に組立てることが
できる。
【0018】また、この倒立型ストラットダンパ1は、
第2筒部32の外周面に下部スプリングシート12を溶
接したことを特徴とする。これにより、第2筒部32の
内面に溶接によって歪みが発生した場合でも、第2筒部
32は第3筒部33よりも内面の径が大きいため、第2
筒部32と第3筒部33との径の差によって上記歪みを
吸収し、この歪みに影響を受けずに第3筒部33に下部
オイルシール36及び下部軸受37を圧入することがで
きる。
【0019】図4は本発明に係る倒立型ストラットダン
パの別の実施の形態を示す断面図であり、外筒3を、最
上部から順に内径を小さくした第1筒部31、第2筒部
32、第3筒部33を形成した多段筒構造とし、第3筒
部33にストッパカラー41を外筒3の底部7に当たる
まで挿入し、このストッパカラー41の上端に下部オイ
ルシール36が当たるまで外筒3の内面に圧入し、この
上に下部軸受37を圧入したことを特徴とする。なお、
上記構成の他の構成については、図3に示した実施の形
態と同一構成であり、同一符号を付けて詳細説明を省略
する。
【0020】上記第1筒部31、第2筒部32、第3筒
部33の内径をD1,D2,D3とすると、D1>D2
>D3となる。外筒3は、上記第1筒部31と第2筒部
32との間に第1段部31a、第2筒部32と第3筒部
33との第2段部32aという2つの屈曲部を有する。
外筒3の内面は、第1・第3筒部31,33では、上部
・下部オイルシール39,36及び上部・下部軸受3
8,37を圧入するために切削加工又は精度の良い伸管
加工を施した面であり、第2筒部32は、粗面(黒皮)
である。
【0021】このように、下部オイルシール36及び下
部軸受37を圧入する第3筒部33の内径D3よりも第
2筒部32の内径D2を大きくしたことで、第2筒部3
2の内面は粗面のままで済み、切削加工又は精度の良い
伸管加工を省くことができて、外筒3の歩留りを向上さ
せることができる。
【0022】以上のように、第3筒部33に下部オイル
シール36及び下部軸受37を圧入し、第1筒部31に
上部軸受38及び上部オイルシール39を圧入する構造
としたことで、外筒3に上部・下部オイルシール39,
36及び上部・下部軸受38,37を取付けるために外
筒3を径内方へ絞って加締めたり、外筒3の内面に環状
凹部を成形したり、特別な固定用部材を用いたりする必
要がなく、外筒3に上部・下部オイルシール39,36
及び上部・下部軸受38,37を簡単に組付けることが
でき、倒立型ストラットダンパ1を簡単に組立てること
ができる。
【0023】また、外筒3の下部にディスタンスカラー
となるストッパカラー41を挿入し、このストッパカラ
ー41の上端に当てて下部オイルシール36を外筒3に
取付けたことで、下部オイルシール36の圧入時の位置
決めを容易に行なうことができ、下部オイルシール36
の下降を抑制することができ、倒立型ストラットダンパ
1の下部の剛性を高めることができる。
【0024】図5は本発明に係る倒立型ストラットダン
パの更なる別の実施の形態を示す断面図であり、図4に
示した実施の形態に対し、外筒3の内面に短いストッパ
カラー42を圧入嵌合した状態を示す。なお、上記構成
の他の構成については、図4に示した実施の形態と同一
構成であり、同一符号を付けて詳細説明を省略する。ス
トッパカラー42は、上端に下部オイルシール36が当
たるまで外筒3の内面に圧入し、下端位置を取付けブラ
ケット2の上端位置よりも下方になるように圧入したも
のである。
【0025】これにより、外筒3に上部・下部オイルシ
ール39,36及び上部・下部軸受38,37を簡単に
組付けることができ、倒立型ストラットダンパ1を簡単
に組立てることができる。また、下部オイルシール36
の圧入時の位置決めを容易に行なうことができ、下部オ
イルシール36の下降を抑制することができる。更に、
倒立型ストラットダンパ1の下部の剛性を高めることが
できる。更にまた、ストッパカラー42の材料費の低減
や軽量化を図ることができる。
【0026】尚、外筒3にストッパカラー41,42を
圧入嵌合することで、倒立型ストラットダンパ1の下部
の剛性を更に高めることができ、特に、図示せぬ車輪か
ら最も大きな荷重が作用する取付けブラケット2上端近
傍の外筒3を高剛性とすることができ、また、所定の剛
性を確保つつ軽量化を図ることもできる。
【0027】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1の倒立型ストラットダンパは、立てた外
筒の内面上端に上部オイルシール、その下に上部軸受を
取付け、外筒の内面途中に下部軸受、その下に下部オイ
ルシールを取付け、これら上部・下部オイルシール及び
上部・下部軸受にダンパチューブを上下動可能に挿入
し、上部・下部オイルシールと外筒とダンパチューブと
で囲った空間を上部・下部オイルシール及び上部・下部
軸受を潤滑するための潤滑油室とした倒立型ストラット
ダンパであって、外筒を、最上部の第1筒部に対して、
その下の第2筒部を小径にし、この第2筒部に対して、
その下の第3筒部を小径にし、この第3筒部に対して、
その下の第4筒部を小径にした多段筒構造とし、第3筒
部の内面下端に下部オイルシール及び下部軸受をこの順
に圧入し、一方、第1筒部の内面下端に上部軸受及び上
部オイルシールをこの順に圧入した。
【0028】外筒に上部・下部オイルシール及び上部・
下部軸受を取付けるために外筒を径内方へ絞って加締め
たり、外筒の内面に環状凹部を成形したり、特別な固定
用部材を用いたりする必要がなく、外筒に上部・下部オ
イルシール及び上部・下部軸受を簡単に組付けることが
でき、倒立型ストラットダンパを簡単に組立てることが
できる。また、第2筒部の内面は粗面(黒皮)のままで
済み、切削加工又は精度の良い伸管加工を省くことがで
き、外筒の歩留りを向上させることができる。
【0029】請求項2の倒立型ストラットダンパは、立
てた外筒の内面上端に上部オイルシール、その下に上部
軸受を取付け、前記外筒の内面途中に下部軸受、その下
に下部オイルシールを取付け、これら上部・下部オイル
シール及び上部・下部軸受にダンパチューブを上下動可
能に挿入し、上部・下部オイルシールと外筒とダンパチ
ューブとで囲った空間を上部・下部オイルシール及び上
部・下部軸受を潤滑するための潤滑油室とした倒立型ス
トラットダンパであって、外筒を、最上部の第1筒部に
対して、その下の第2筒部を小径にし、この第2筒部に
対して、その下の第3筒部を小径にした多段筒構造と
し、第3筒部にストッパカラーを納め、このストッパカ
ラーで第3筒部に圧入した下部オイルシールの下降を抑
制させ、更に、第3筒部に下部軸受を圧入し、一方、第
1筒部に上部軸受及び上部オイルシールをこの順で圧入
した。
【0030】外筒に下部オイルシール及び下部軸受を取
付けるために外筒を径内方へ絞って加締めたり、外筒の
内面に環状凹部を成形したり、特別な固定用部材を用い
る必要がなく、外筒に下部オイルシール及び下部軸受を
簡単に組付けることができ、倒立型ストラットダンパを
簡単に組立てることができる。また、外筒にストッパカ
ラーを納めることで、倒立型ストラットダンパの下部の
剛性を高めることができ、また、所定の剛性を確保しつ
つ軽量化を図ることもできる。
【0031】請求項3の倒立型ストラットダンパは、第
2筒部の外面に懸架スプリングを支える下部スプリング
シートを溶接した。第2筒部の内面に溶接によって歪み
が発生した場合でも、第2筒部は第3筒部よりも内径が
大きいため、第2筒部と第3筒部との内径の差によって
上記歪みを吸収し、この歪みに影響を受けずに第3筒部
に下部オイルシール及び下部軸受を圧入することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る倒立型ストラットダンパの伸長時
断面図
【図2】本発明に係る倒立型ストラットダンパの収縮時
断面図
【図3】本発明に係る外筒の上部拡大図
【図4】本発明に係る倒立型ストラットダンパの別の実
施の形態を示す断面図
【図5】本発明に係る倒立型ストラットダンパの更なる
別の実施の形態を示す断面図
【符号の説明】
1…倒立型ストラットダンパ、3…外筒、4…ダンパチ
ューブ、12…下部スプリングシート、13…懸架スプ
リング、31…第1筒部、32…第2筒部、33…第3
筒部、34…第4筒部、36…下部オイルシール、37
…下部軸受、38…上部軸受、39…上部オイルシー
ル、40…潤滑油室、41,42…ストッパカラー。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立てた外筒の内面上端に上部オイルシー
    ル、その下に上部軸受を取付け、前記外筒の内面途中に
    下部軸受、その下に下部オイルシールを取付け、これら
    上部・下部オイルシール及び上部・下部軸受にダンパチ
    ューブを上下動可能に挿入し、上部・下部オイルシール
    と外筒とダンパチューブとで囲った空間を上部・下部オ
    イルシール及び上部・下部軸受を潤滑するための潤滑油
    室とした倒立型ストラットダンパであって、 前記外筒を、最上部の第1筒部に対して、その下の第2
    筒部を小径にし、この第2筒部に対して、その下の第3
    筒部を小径にし、この第3筒部に対して、その下の第4
    筒部を小径にした多段筒構造とし、第3筒部の内面下端
    に前記下部オイルシール及び下部軸受をこの順に圧入
    し、一方、第1筒部の内面下端に前記上部軸受及び上部
    オイルシールをこの順に圧入したことを特徴とする倒立
    型ストラットダンパ。
  2. 【請求項2】 立てた外筒の内面上端に上部オイルシー
    ル、その下に上部軸受を取付け、前記外筒の内面途中に
    下部軸受、その下に下部オイルシールを取付け、これら
    上部・下部オイルシール及び上部・下部軸受にダンパチ
    ューブを上下動可能に挿入し、上部・下部オイルシール
    と外筒とダンパチューブとで囲った空間を上部・下部オ
    イルシール及び上部・下部軸受を潤滑するための潤滑油
    室とした倒立型ストラットダンパであって、 前記外筒を、最上部の第1筒部に対して、その下の第2
    筒部を小径にし、この第2筒部に対して、その下の第3
    筒部を小径にした多段筒構造とし、第3筒部にこの第3
    筒部長より短いストッパカラーを納め、このストッパス
    カラーで第3筒部に圧入した前記下部オイルシールの下
    降を抑制させ、更に、第3筒部に前記下部軸受を圧入
    し、一方、第1筒部に前記上部軸受及び上部オイルシー
    ルをこの順で圧入したことを特徴とする倒立型ストラッ
    トダンパ。
  3. 【請求項3】 前記第2筒部の外面に懸架スプリングを
    支える下部スプリングシートを溶接したことを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載の倒立型ストラットダン
    パ。
JP29054196A 1996-10-31 1996-10-31 倒立型ストラットダンパ Pending JPH10132011A (ja)

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JP2004301160A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Kayaba Ind Co Ltd ストラット型ショックアブソーバ
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