JPH1073139A - 倒立型ストラットダンパ - Google Patents

倒立型ストラットダンパ

Info

Publication number
JPH1073139A
JPH1073139A JP22721196A JP22721196A JPH1073139A JP H1073139 A JPH1073139 A JP H1073139A JP 22721196 A JP22721196 A JP 22721196A JP 22721196 A JP22721196 A JP 22721196A JP H1073139 A JPH1073139 A JP H1073139A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer cylinder
oil seal
bearing
ring
damper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22721196A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3945843B2 (ja
Inventor
Toshiyuki Takakusaki
利之 高草木
Takashi Takeuchi
隆志 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHOWA AUTO ENG
Showa Corp
Original Assignee
SHOWA AUTO ENG
Showa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHOWA AUTO ENG, Showa Corp filed Critical SHOWA AUTO ENG
Priority to JP22721196A priority Critical patent/JP3945843B2/ja
Publication of JPH1073139A publication Critical patent/JPH1073139A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3945843B2 publication Critical patent/JP3945843B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Damping Devices (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 外筒3の上端に上部オイルシール26、
その下に上部軸受27を取付け、外筒3の途中に下部軸
受28、その下に下部オイルシール29を取付け、これ
ら上部・下部オイルシール26,29及び上部・下部軸
受27,28にダンパチューブ4を上下動可能に挿入
し、上部・下部オイルシール26,29と外筒3とダン
パチューブ4とで囲った空間を潤滑油室30とし、上部
オイルシール26にクリアランスtを介して上部軸受2
7を添わせるとともに、下部オイルシール29にクリア
ラナスtを介して下部軸受28を添わせ、上部・下部軸
受27,28間に上部ディスタンスカラー32を介在さ
せたことを特徴とする。 【効果】 上部・下部軸受間に上部ディスタンスカラー
を介在させ、この上部ディスタンスカラーは組立て時に
外筒に差込むだけでよいから、組立てが極めて容易にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は倒立型ストラットダ
ンパー、特にその潤滑油室の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】倒立型ストラットダンパーに係る技術と
して、例えば実公昭48−6153号公報「オイルダン
パーの潤滑装置」があり、外筒7に2個の軸受9,10
を介してシリンダ2を収納し、このシリンダ2を進退可
能とし且つシリンダ2に軸直角方向の力が作用しても軸
受9,10を介して丈夫な外筒7で受けさせることによ
り曲げモーメントに耐えるというものであり、軸受9,
10で挟まれた空間に潤滑油を送って軸受9,10を潤
滑するという技術である。
【0003】同公報の第3図によれば、軸受9,10、
オイルシール17及び弾性体環14を外筒7に取付ける
方法として、外筒7の内面に局部的に環状凹部を形成
し、この凹部に軸受9,10などを嵌め込むというもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記環状凹部は、外筒
7を中ぐり加工にて切削形成するものであるが、この切
削加工は高度な技術を要する。そして、環状凹部を形成
した部分は肉が薄くなるために外筒7の強度を確保する
ためには削り代を見込んだ厚肉管を使用しなければなら
ないので、加工費及び材料費が嵩む。そして、環状凹部
に軸受9,10等を嵌合するには組込みにも高度な嵌合
技術が必要となり、組立費も嵩む。そこで、本発明の目
的は組立てが簡単な倒立型ストラットダンパを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1は、立てた外筒の内面上端に上部オイルシー
ル、その下に上部軸受を取付け、前記外筒の内面途中に
下部軸受、その下に下部オイルシールを取付け、これら
上部・下部オイルシール及び上部・下部軸受にダンパチ
ューブを上下動可能に挿入し、上部・下部オイルシール
と外筒とダンパチューブとで囲った空間を上部・下部オ
イルシール及び上部・下部軸受を潤滑するための潤滑油
室とした倒立型ストラットダンパであって、前記上部・
下部オイルシールに各々上部・下部軸受を添わせるとと
もに、上部・下部軸受間に上部ディスタンスカラーを介
在させたことを特徴とする。
【0006】上部・下部軸受間に上部ディスタンスカラ
ーを介在させ、この上部ディスタンスカラーは組立て時
に外筒に差込むだけでよいから、組立てが極めて容易に
なる。そして、潤滑油室に封入した潤滑油で上部・下部
オイルシール及び上部・下部軸受を潤滑できるので、摩
擦抵抗が小さくなり、ダンパチューブの円滑な昇降動作
が維持でき、倒立型ストラットダンパの寿命を延ばすこ
とができる。
【0007】請求項2は、下部オイルシールの下に、外
周溝付リングを置き、このリングの外周溝へ外筒を縮径
することにより外周溝付リングを固定し、このリングで
下部オイルシールの下りを防止したことを特徴とする。
外周溝付リングで確実に下部オイルシールの下降を制限
することができる。
【0008】請求項3は、下部オイルシールの下に、外
周溝付リングを置き、このリングの外周溝へ外筒を局部
的に凹ませることによりリングを固定し、このリングで
下部オイルシールの下りを防止したことを特徴とする。
外周溝付リングで確実に下部オイルシールの下降を制限
することができる。請求項2に比較して加工は容易とな
り、加工費を削減することができる。
【0009】請求項4は、下部オイルシールとその下方
の外筒の下蓋との間に下部ディスタンスカラーを介在さ
せ、この下部ディスタンスカラーで下部オイルシールの
下りを防止したことを特徴とする。下部ディスタンスカ
ラーは組立て時に外筒に差込むだけでよいから、組立て
が極めて容易になる。
【0010】請求項5は、上部・下部オイルシールに各
々上部・下部軸受を添わせるとともに、前記外筒の上部
オイルシールの上、上部軸受の下、下部軸受の上及び下
部オイルシールの下を、縮径若しくは局部的に凹ませる
ことで、軸受及びオイルシールを位置決めしたことを特
徴とする。加工はやや難しくなるが、上部・下部ディス
タンスカラー、外周溝付きリング、サークリップなどが
不要となるので、部品の削減が図れる。
【0011】請求項6は、潤滑油室に中空弾性体を介在
させた上で、潤滑油をフルに充填し、この潤滑油の温度
変化に伴う体積変化を中空弾性体で吸収させるようにし
たことを特徴とする。中空弾性体を入れたことにより潤
滑油室に潤滑油をフルに満たすことができ、上部オイル
シール及び上部軸受を確実に潤滑することができる。
【0012】請求項7は、中空弾性体の浮き上がりを制
限するストッパを潤滑油室に設けたことを特徴とする。
中空弾性体が浮き上がって上部軸受に当り、その結果、
上部軸受に潤滑油が十分廻らない虞れがある。そこで、
中空弾性体の浮き上がりを制限して、上部軸受の潤滑性
を高めた。
【0013】請求項8は、上部・下部ディスタンスカラ
ーの少なくとも一方を、波板形状にしたことを特徴と
す。ディスタンスカラーを波板形状にすることで、ディ
スタンスカラーの座屈強度を高めることができる。
【0014】請求項9は、上部・下部軸受の少なくとも
一方は、外筒の内面に臨む外面を中高形状にしたことを
特徴とする。外筒に対してダンパチューブをある程度傾
斜させることができ、このときにおいてもダンパチュー
ブは円滑に昇降する。従って、ストラットダンパの寿命
を延ばすことができる。
【0015】請求項10は、外筒の外周の上部・下部オ
イルシール間に、凹溝を設けるとともに廻り止め部材を
取付け、リングの一箇所を切断してなるリングストッパ
を凹溝に嵌合し、この凹溝から突出させたリングストッ
パ部分に懸架スプリングの下部スプリングシートの段部
を掛けるとともに下部スプリングシートの一部を廻り止
め部材に結合したことを特徴とする。リングストッパで
下部スプリングシートの移動を抑え、廻り止め部材で下
部スプリングシートの回転を止めるようにした。従っ
て、上部・下部オイルシール間において外筒に熱歪を発
生させる心配がなく、歪修正加工を必要としないので、
加工費を低減することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係る倒立型ストラットダン
パの伸長時断面図であり、倒立型ストラットダンパ1
は、取付けブラケット2を備えた外筒3(一般にストラ
ットチューブと言う。)に、内筒としてのダンパチュー
ブ4を上下動可能に挿入し、このダンパチューブ4の内
部にダンパピストン5を臨ませ、このダンパピストン5
をロッド6を介して外筒3の底蓋7に固定し、ダンパチ
ューブ4の上部に下向きにバンピングラバー8、防塵ブ
ーツ9を取付け、ダンパチューブ4の上端に取付けた上
部スプリングシート11と外筒3の外面に取付けた下部
スプリングシート12との間に懸架スプリング13を取
付けた構造のダンパである。15はロッドガイド、16
はオイルシール、17はオイルシール止めである。
【0017】以上の倒立型ストラットダンパ1の基本的
作動を説明する。図1において、ダンパピストン5上方
の第1室21は、上部にガス23、下部に作動油24が
溜まり、ダンパピストン5下方の第2室22に作動油2
5(作動油25は前記作動油24と同一油であるが、位
置を区別するために符号を変えた。)がフルに充たされ
ている。相対的にダンパチューブ4に押下げ力が働く
と、第1室21の作動油24の一部がダンパピストン5
のオリフィスを介して第2室22へ移動し始め、減衰力
が発生する。図2は本発明に係る倒立型ストラットダン
パの収縮時断面図であり、ダンパピストン5の高さ位置
は変らず、ダンパチューブ4が一杯に下がったことを示
す。このとき、第2室22に進入するロッド6の体積の
増加は、第1室21上部のガス23が圧縮されて収縮す
ることで吸収する。
【0018】図3は本発明に係る外筒の上部拡大図であ
り、立てた外筒3の内面上端に上部オイルシール26、
その下に上部軸受27を取付け、外筒3の内面途中に下
部軸受28、その下に下部オイルシール29を取付け、
これら上部・下部オイルシール26,29及び上部・下
部軸受27,28にダンパチューブ4を上下動可能に挿
入し、上部・下部オイルシール26,29と外筒3とダ
ンパチューブ4とで囲った空間を上部・下部オイルシー
ル及び上部・下部軸受を潤滑するための潤滑油室30と
し、上部オイルシール26にクリアランスtを介して上
部軸受27を添わせるとともに、下部オイルシール29
にクリアラナスtを介して下部軸受28を添わせ、上部
・下部軸受27,28間に上部ディスタンスカラー32
を介在させたことを特徴とする。
【0019】なお、上部軸受27はハウジング27aに
軸受本体27bを嵌合したものである。下部軸受28も
ハウジング28aに軸受本体28bを嵌合したものであ
る。ハウジング27a,28aは軸受本体27b,28
bより安価のもので済ませることができるので、軸受2
7,28のトータルコストを抑えることができる。
【0020】上部ディスタンスカラー32は、上部軸受
27の下り及び下部軸受28の上りを抑える部材であ
り、本例は薄板の円筒である。そして、上部オイルシー
ル26の上をサークリップ33で止め、下部オイルシー
ル29の下を外溝付きリング35で止めることで、上部
・下部オイルシール26,29及び上部・下部軸受2
7,28を外筒3に対して位置決めすることができる。
外溝付きリング35の取付け法は後述する。基本的には
上部ディスタンスカラー32を挿入するだけで上部・下
部軸受27,28の上下動を制限することができるの
で、加工工数及び組立工数が従来に比べて大幅に削減す
ることができた。
【0021】37は中空弾性体であり、外には通じてい
ない一個又は多数の空洞38・・・(・・・は複数個を示す。
以下同様。)を含む弾性体であり、例えば独立発泡弾性
体又はウレタンゴムや発泡性樹脂を薄いラバーや樹脂で
包んだものが好適である。潤滑油室30は密閉空間であ
り、原則として、組立て時に潤滑油をフルに充填する。
潤滑油は温度変化で体積変化する。潤滑油が膨張したと
きには、中空弾性体37が収縮してそれを吸収し、潤滑
油が収縮したときには、中空弾性体37が膨張する。従
って、潤滑油を見掛け上、フルに充填することができ、
この結果、上部オイルシール26及び上部軸受27に潤
滑油を浸すことができ、良好な潤滑が可能となる。
【0022】図4は本発明に係る外周溝付きリングの取
付図であり、外周溝付きリング35は、外径は外筒3の
内径とほぼ等しく、内径がダンパチューブ4の外径より
大きく、外周面に、コ字状の外周溝36を備えた円環で
ある。
【0023】この外周溝付きリング35の取付け方法を
説明すると、先ず外周溝付きリング35を、外筒3内の
所定箇所に置く。その外周溝付きリング35は軸方向
(図上下方向)に移動せぬように図示せぬ治具で抑えて
おく。次に、外筒3を例えば想像線で示した加締めロー
ル39で径内方へ押圧して、環状溝41並びに環状突起
42を形成する。この結果、環状突起42が外周溝36
に嵌合して、外周溝付きリング35は外筒3に固定され
たことになる。
【0024】図5は図4の5−5線断面図であり、環状
突起42が外周溝36に全周に亘って密着していること
を示す。このように、外筒3の一部に環状溝41を形成
して環状突起42を形成することを、縮径するという。
なお、この縮径加工は上記ロール加締め法が好適である
が、その他、パンチ・ダイス法、プレス法であってもよ
く、要は、外筒3を縮径できるものであれば加工法の種
類は任意である。
【0025】図6は本発明に係る外周溝付きリングの別
の取付図であり、外筒3を局部的に凹ませ、例えば90
゜毎に計4個の凹み43・・・及び突起44・・・を形成し、
これらの突起44・・・を外周溝36に進入させることに
より、外周溝付きリング35を外筒3に固定したもので
ある。例えば、上記凹み43・・・はパンチで形成する。
【0026】図7は図1の別実施例図であり、下部オイ
ルシール29とその下方の底蓋7との間に下部ディスタ
ンスカラー46を介在させことを特徴とする。その他
は、図1と同じであるから、符号を準用して構造の説明
は省略する。図8は図7の要部拡大図であり、下部オイ
ルシール29の下面を下部ディスタンスカラー46で抑
え、下部軸受28の上面を上部ディスタンスカラー32
で抑えることで、これら下部オイルシール29並びに下
部軸受28を位置決めしたことを示す。この例では、外
筒3に環状溝41(図5参照)や凹み43(図6参照)
を形成する必要がなく、ただ組立時に上部・下部ディス
タンスカラー32,46を外筒3に差込むだけで済むの
で、加工工数を大幅に削減できる。
【0027】図9は本発明に係るオイルシール及び軸受
の別の固定構造図であり、下部オイルシール29の下に
環状溝41(若しくは凹み43)を形成し、且つ下部軸
受28の上に環状溝41(若しくは凹み43)を形成す
ることで、下部オイルシール29並びに下部軸受28を
位置決めしたものである。図示しないが上部オイルシー
ル26並びに上部軸受27についても同様の固定法が採
用可能である。加工はやや難しくなるが、上部・下部デ
ィスタンスカラー32,46、外周溝付きリング35、
サークリップ33などが不要となるので、部品の削減が
図れる。
【0028】図10(a),(b)は本発明に係る中空
弾性体の止め構造の図である。(a)は上部ディスタン
スカラー32の高さ略中央部にストッパとしてのポケッ
ト47を形成し、このポケット47に中空弾性体37を
収納するようにしたものである。48・・・は小孔であ
り、潤滑油はポケット47内外への流れ得る。(b)は
上部ディスタンスカラー32の下部にストッパとしての
ポケット47を形成し、このポケット47に中空弾性体
37を収納するようにしたものである。
【0029】先の述べたとおり、中空弾性体37は封入
潤滑油の体積変化を吸収する部材である。しかし、仮に
中空弾性体37が図10(b)に想像線で示すように上
部軸受27に密着した場合には、見掛け上、潤滑油が押
し下げられた形になり、上部軸受27へ潤滑油が十分に
廻らなくなる虞れがある。そこで、上記(a),(b)
に示したとおりに中空弾性体37のレベルを上げ過ぎな
いようにして、上部軸受27に潤滑油が常時接するよう
にした。なお、ストッパとしてのポケット47は、上部
ディスタンスカラー32の中間部に設けた内方突起、上
部ディスタンスカラー32に取付けた水平ピンやリング
その他のピースでもよく、これら内方突起、水平ピン、
リング、ピースで中空弾性体37の浮き上がりを抑えれ
ばよいから、ストッパの形状は任意である。
【0030】図11は本発明に係るディスタンスカラー
の変形例の平面断面図であり、このディスタンスカラー
51は波板を丸めたものであり、座屈強度が格段に向上
する。また、谷の部分に円柱状の中空弾性体52・・・を
挿入してもよい。図12は図11の側面断面図であり、
図左には円柱状の中空弾性体52が入っているが、図右
は空の状態である。潤滑油室30に部分的には中空弾性
体52が存在するものの上部軸受27の下面の大部分は
図右の様に潤滑油に直接接するので、潤滑不良となる心
配はない。前記ディスタンスカラー51は前記上部・下
部ディスタンスカラー32,46の両方若しくは一方に
採用することができる。
【0031】図13(a),(b)は本発明に係る軸受
の変形例を示す図であり、従来の技術の項で説明したと
おりに、上部・下部軸受でダンパチューブを受けること
により、ダンパチューブに軸方向のみならず軸直角方向
の外力を作用させることができる。(a)に示す通り
に、軸受54は、外筒3の内面に臨む外面を湾曲化加工
することで中高形状にしたことを特徴とする。軸受54
のハウジング54aは軸受本体54bに比べて簡単に切
削加工できるから、湾曲化加工は容易である。
【0032】(b)はその作用図であり、ダンパチュー
ブ4に軸直角方向の力が掛って、角度θだけ僅かに傾い
たとする。軸受54が中高形状であること、クリアラン
スtがあることから、軸受54は水平位置から角度θだ
け傾く。軸受54の内面がダンパチューブ4の外面と平
行になるため、この部分でかじりは発生せず、ダンパチ
ューブ4は円滑に上下動する。なお、上部ディスタンス
カラー32は薄板で構成し、適度な弾力性を有するの
で、僅かな傾きであれば軸受54の傾きを阻止すること
はなく、隙間があくこともない。
【0033】図14(a),(b)は本発明に係る軸受
の別の変形例を示す図である。(a)に示す通りに、軸
受56は、外筒3の内面に臨む外面を凸に中高形状にし
たことを特徴とする。(b)は作用図であり、図13
(b)と同様の作用なので説明を省略する。前記軸受5
4又は56を前記上部軸受27,下部軸受28の双方又
は一方に適用すればよい。
【0034】図15は本発明に係る下部スプリングシー
トの拡大断面図であり、外筒3の外周の上部・下部オイ
ルシール26,29間に、即ち潤滑油室30領域の外筒
3の外周に、凹溝61(図16参照)を設けるとともに
廻り止め部材62(図17参照)を取付け、リングの一
箇所を切断してなるリングストッパ63を凹溝61に嵌
合し、この凹溝61から突出させたリングストッパ部分
に下部スプリングシート12の段部12a(図16参
照)を掛けるとともに下部スプリングシート12の一部
を廻り止め部材62に結合したことを特徴とする。
【0035】図16は図15の組立て説明図であり、リ
ングストッパ63を凹溝61に嵌合し、この凹溝61か
ら突出させたリングストッパ部分に下部スプリングシー
ト12の段部12aを掛ける組立て手順を示す。仮に下
部スプリングシート12を外筒3に直接溶接すると、溶
接熱で外筒3が歪むことがある。そうすると、潤滑室3
0を構成する軸受27,28(図15参照)の組込みが
困難になるとともに、両軸受の同軸度が悪くなる。そこ
で、本例では、浅い凹溝61を設け、この凹溝61にリ
ングストッパ63を取付けることで下部スプリングシー
ト12を止めるようにした。熱をかけないので、外筒3
の真円度及び両軸受の同軸度は良好に保てる。
【0036】図17は図15の17矢視図であり、廻り
止め部材62は例えばコ字ピースであり、これを底を下
に向けた状態で外筒3に左右側面及び底面を溶接したも
のであり、一方、下部スプリングシート12から舌片1
2bを延ばし、この舌片12bを廻り止め部材62に差
し込んだものである。なお、外筒3に熱的影響を与えぬ
ため廻り止め部材62を小ピースとした。
【0037】前記リングスプリング63で下部スプリン
グシート12を止めただけでは、下部スプリングシート
12は空廻りする虞れがある。そこで、廻り止め部材6
2で空転を防止したわけである。なお、廻り止め部材6
2は形状は任意である。また、廻り止め部材62はビス
やリベットであってもよい。ビスやリベットは下部スプ
リングシート12を貫通して先端が外筒3に至るもので
あればよい。
【0038】尚、図1,5の実施例では省略したが、外
筒3にグリースニップルを取付け、このグリースニップ
ルを介して潤滑油室30に適時潤滑油を注入するように
してもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、立てた外筒の内面上端に上部オイル
シール、その下に上部軸受を取付け、前記外筒の内面途
中に下部軸受、その下に下部オイルシールを取付け、こ
れら上部・下部オイルシール及び上部・下部軸受にダン
パチューブを上下動可能に挿入し、上部・下部オイルシ
ールと外筒とダンパチューブとで囲った空間を上部・下
部オイルシール及び上部・下部軸受を潤滑するための潤
滑油室とした倒立型ストラットダンパであって、前記上
部・下部オイルシールに各々上部・下部軸受を添わせる
とともに、上部・下部軸受間に上部ディスタンスカラー
を介在させたことを特徴とする。
【0040】上部・下部軸受間に上部ディスタンスカラ
ーを介在させ、この上部ディスタンスカラーは組立て時
に外筒に差込むだけでよいから、組立てが極めて容易に
なる。そして、潤滑油室に封入した潤滑油で上部・下部
オイルシール及び上部・下部軸受を潤滑できるので、摩
擦抵抗が小さくなり、ダンパチューブの円滑な昇降動作
が維持でき、倒立型ストラットダンパの寿命を延ばすこ
とができる。
【0041】請求項2は、下部オイルシールの下に、外
周溝付リングを置き、このリングの外周溝へ外筒を縮径
することにより外周溝付リングを固定し、このリングで
下部オイルシールの下りを防止したことを特徴とする。
外周溝付リングで確実に下部オイルシールの下降を制限
することができる。
【0042】請求項3は、下部オイルシールの下に、外
周溝付リングを置き、このリングの外周溝へ外筒を局部
的に凹ませることによりリングを固定し、このリングで
下部オイルシールの下りを防止したことを特徴とする。
外周溝付リングで確実に下部オイルシールの下降を制限
することができる。請求項2に比較して加工は容易とな
り、加工費を削減することができる。
【0043】請求項4は、下部オイルシールとその下方
の外筒の下蓋との間に下部ディスタンスカラーを介在さ
せ、この下部ディスタンスカラーで下部オイルシールの
下りを防止したことを特徴とする。下部ディスタンスカ
ラーは組立て時に外筒に差込むだけでよいから、組立て
が極めて容易になる。
【0044】請求項5は、上部・下部オイルシールに各
々上部・下部軸受を添わせるとともに、前記外筒の上部
オイルシールの上、上部軸受の下、下部軸受の上及び下
部オイルシールの下を、縮径若しくは局部的に凹ませる
ことで、軸受及びオイルシールを位置決めしたことを特
徴とする。加工はやや難しくなるが、上部・下部ディス
タンスカラー、外周溝付きリング、サークリップなどが
不要となるので、部品の削減が図れる。
【0045】請求項6は、潤滑油室に中空弾性体を介在
させた上で、潤滑油をフルに充填し、この潤滑油の温度
変化に伴う体積変化を中空弾性体で吸収させるようにし
たことを特徴とする。中空弾性体を入れたことにより潤
滑油室に潤滑油をフルに満たすことができ、上部オイル
シール及び上部軸受を確実に潤滑することができる。
【0046】請求項7は、中空弾性体の浮き上がりを制
限するストッパを潤滑油室に設けたことを特徴とする。
中空弾性体が浮き上がって上部軸受に当り、その結果、
上部軸受に潤滑油が十分廻らない虞れがある。そこで、
中空弾性体の浮き上がりを制限して、上部軸受の潤滑性
を高めた。
【0047】請求項8は、上部・下部ディスタンスカラ
ーの少なくとも一方を、波板形状にしたことを特徴とす
る。ディスタンスカラーを波板形状にすることで、ディ
スタンスカラーの座屈強度を高めることができる。
【0048】請求項9は、上部・下部軸受の少なくとも
一方は、外筒の内面に臨む外面を中高形状にしたことを
特徴とする。外筒に対してダンパチューブをある程度傾
斜させることができ、このときにおいてもダンパチュー
ブは円滑に昇降する。従って、ストラットダンパの寿命
を延ばすことができる。
【0049】請求項10は、外筒の外周の上部・下部オ
イルシール間に、凹溝を設けるとともに廻り止め部材を
取付け、リングの一箇所を切断してなるリングストッパ
を凹溝に嵌合し、この凹溝から突出させたリングストッ
パ部分に懸架スプリングの下部スプリングシートの段部
を掛けるとともに下部スプリングシートの一部を廻り止
め部材に結合したことを特徴とする。リングストッパで
下部スプリングシートの移動を抑え、廻り止め部材で下
部スプリングシートの回転を止めるようにした。従っ
て、上部・下部オイルシール間において外筒に熱歪を発
生させる心配がなく、歪修正加工を必要としないので、
加工費を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る倒立型ストラットダンパの伸長時
断面図
【図2】本発明に係る倒立型ストラットダンパの収縮時
断面図
【図3】本発明に係る外筒の上部拡大図
【図4】本発明に係る外周溝付きリングの取付図
【図5】図4の5−5線断面図
【図6】本発明に係る外周溝付きリングの別の取付図
【図7】図1の別実施例図
【図8】図7の要部拡大図
【図9】本発明に係るオイルシール及び軸受の別の固定
構造図
【図10】本発明に係る中空弾性体の止め構造の図
【図11】本発明に係るディスタンスカラーの変形例の
平面断面図
【図12】図11の側面断面図
【図13】本発明に係る軸受の変形例を示す図
【図14】本発明に係る軸受の別の変形例を示す図
【図15】本発明に係る下部スプリングシートの拡大断
面図
【図16】図15の組立て説明図
【図17】図15の17矢視図
【符号の説明】 1…倒立型ストラットダンパ、3…外筒(ストラットチ
ューブ)、4…ダンパチューブ、11…上部スプリング
シート、12…下部スプリングシート、26…上部オイ
ルシール、27…上部軸受、28…下部軸受、29…下
部オイルシール、30…潤滑油室、32…上部ディスタ
ンスカラー、35…外溝付きリング、36…外周溝、3
7,52…中空弾性体、38…空洞、41…環状溝、4
3…凹み、46…下部ディスタンスカラー、47…スト
ッパ(ポケット)、51…ディスタンスカラー、54,
56…軸受、61…外筒に設けた凹溝、62…廻り止め
部材、63…リングストッパ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立てた外筒の内面上端に上部オイルシー
    ル、その下に上部軸受を取付け、前記外筒の内面途中に
    下部軸受、その下に下部オイルシールを取付け、これら
    上部・下部オイルシール及び上部・下部軸受にダンパチ
    ューブを上下動可能に挿入し、上部・下部オイルシール
    と外筒とダンパチューブとで囲った空間を上部・下部オ
    イルシール及び上部・下部軸受を潤滑するための潤滑油
    室とした倒立型ストラットダンパであって、 前記上部・下部オイルシールに各々上部・下部軸受を添
    わせるとともに、上部・下部軸受間に上部ディスタンス
    カラーを介在させたことを特徴とする倒立型ストラット
    ダンパ。
  2. 【請求項2】 前記下部オイルシールの下に、外周溝付
    リングを置き、このリングの外周溝へ前記外筒を縮径す
    ることにより外周溝付リングを固定し、このリングで下
    部オイルシールの下りを防止したことを特徴とする請求
    項1記載の倒立型ストラットダンパ。
  3. 【請求項3】 前記下部オイルシールの下に、外周溝付
    リングを置き、このリングの外周溝へ前記外筒を局部的
    に凹ませることによりリングを固定し、このリングで下
    部オイルシールの下りを防止したことを特徴とする請求
    項1記載の倒立型ストラットダンパ。
  4. 【請求項4】 前記下部オイルシールとその下方の外筒
    の下蓋との間に下部ディスタンスカラーを介在させ、こ
    の下部ディスタンスカラーで下部オイルシールの下りを
    防止したことを特徴とする請求項1記載の倒立型ストラ
    ットダンパ。
  5. 【請求項5】 立てた外筒の内面上端に上部オイルシー
    ル、その下に上部軸受を取付け、前記外筒の内面途中に
    下部軸受、その下に下部オイルシールを取付け、これら
    上部・下部オイルシール及び上部・下部軸受にダンパチ
    ューブを上下動可能に挿入し、上部・下部オイルシール
    と外筒とダンパチューブとで囲った空間を上部・下部オ
    イルシール及び上部・下部軸受を潤滑するための潤滑油
    室とした倒立型ストラットダンパであって、 前記上部・下部オイルシールに各々上部・下部軸受を添
    わせるとともに、前記外筒の上部オイルシールの上、上
    部軸受の下、下部軸受の上及び下部オイルシールの下
    を、縮径若しくは局部的に凹ませることで、軸受及びオ
    イルシールを位置決めしたことを特徴とする倒立型スト
    ラットダンパ。
  6. 【請求項6】 前記潤滑油室に中空弾性体を介在させた
    上で、潤滑油をフルに充填し、この潤滑油の温度変化に
    伴う体積変化を前記中空弾性体で吸収させるようにした
    ことを特徴とする請求項1又は請求項5記載の倒立型ス
    トラットダンパ。
  7. 【請求項7】 前記中空弾性体の浮き上がりを制限する
    ストッパを潤滑油室に設けたことを特徴とする請求項6
    記載の倒立型ストラットダンパ。
  8. 【請求項8】 前記上部・下部ディスタンスカラーの少
    なくとも一方を、波板形状にしたことを特徴とする請求
    項5記載の倒立型ストラットダンパ。
  9. 【請求項9】 前記上部・下部軸受の少なくとも一方
    は、外筒の内面に臨む外面を中高形状にしたことを特徴
    とする請求項1又は請求項5記載の倒立型ストラットダ
    ンパ。
  10. 【請求項10】 前記外筒の外周の上部・下部オイルシ
    ール間に、凹溝を設けるとともに廻り止め部材を取付
    け、リングの一箇所を切断してなるリングストッパを前
    記凹溝に嵌合し、この凹溝から突出させたリングストッ
    パ部分に懸架スプリングの下部スプリングシートの段部
    を掛けるとともに下部スプリングシートの一部を前記廻
    り止め部材に結合したことを特徴とする請求項1又は請
    求項5記載の倒立型ストラットダンパ。
JP22721196A 1996-08-28 1996-08-28 倒立型ストラットダンパ Expired - Lifetime JP3945843B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22721196A JP3945843B2 (ja) 1996-08-28 1996-08-28 倒立型ストラットダンパ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22721196A JP3945843B2 (ja) 1996-08-28 1996-08-28 倒立型ストラットダンパ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1073139A true JPH1073139A (ja) 1998-03-17
JP3945843B2 JP3945843B2 (ja) 2007-07-18

Family

ID=16857244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22721196A Expired - Lifetime JP3945843B2 (ja) 1996-08-28 1996-08-28 倒立型ストラットダンパ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3945843B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004301160A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Kayaba Ind Co Ltd ストラット型ショックアブソーバ
JP2007032775A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Kayaba Ind Co Ltd ストラット型ショックアブソーバ
JP2012172722A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Kyb Co Ltd 懸架装置
DE102016206003A1 (de) * 2016-04-11 2017-10-12 Volkswagen Aktiengesellschaft Schwingungsdämpfer

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004301160A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Kayaba Ind Co Ltd ストラット型ショックアブソーバ
JP2007032775A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Kayaba Ind Co Ltd ストラット型ショックアブソーバ
JP2012172722A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Kyb Co Ltd 懸架装置
DE102016206003A1 (de) * 2016-04-11 2017-10-12 Volkswagen Aktiengesellschaft Schwingungsdämpfer
DE102016206003B4 (de) 2016-04-11 2022-06-02 Volkswagen Aktiengesellschaft Schwingungsdämpfer

Also Published As

Publication number Publication date
JP3945843B2 (ja) 2007-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3753196B2 (ja) ロッドガイドの成形方法
US5868503A (en) Roller bearing
EP3404275B1 (en) Slide bearing
US5178243A (en) Hydraulic damper
JP4288930B2 (ja) 滑り軸受
KR100769623B1 (ko) 스러스트 슬라이딩 베어링
CN101978184B (zh) 轴承
JPH0320612B2 (ja)
JPH0371570B2 (ja)
JP3949195B2 (ja) 倒立型ストラットダンパ
KR20050115222A (ko) 특히 맥퍼슨 스트럿에 사용되는 플라스틱 링 베어링
US3782797A (en) Sliding bearing particularly for universal joints in shifting and steering mechanisms of motor vehicles
JPH1073139A (ja) 倒立型ストラットダンパ
US4423667A (en) Bearing
US4049328A (en) Subassembly cartridge for sealing and adjusting bearing assemblies
US6039322A (en) Sealing arrangement
JPH0250334B2 (ja)
US20030070898A1 (en) 3-D misalignment isolator bearing
EP3693625B1 (en) Slide bearing
JP3696670B2 (ja) ガイドブッシュ
JPS5884240A (ja) 車両用シヨツクアブソ−バのピストンロツドのガイド機構
CN220910324U (zh) 用于减振器的浮动活塞、减振器、悬架系统和车辆
KR20190065393A (ko) 미끄럼 베어링
JPS6137885Y2 (ja)
JP5081571B2 (ja) シェル形針状ころ軸受

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060704

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070410

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110420

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110420

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120420

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120420

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130420

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130420

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140420

Year of fee payment: 7

EXPY Cancellation because of completion of term