JPH10131556A - ドア錠装置 - Google Patents

ドア錠装置

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Publication number
JPH10131556A
JPH10131556A JP28714096A JP28714096A JPH10131556A JP H10131556 A JPH10131556 A JP H10131556A JP 28714096 A JP28714096 A JP 28714096A JP 28714096 A JP28714096 A JP 28714096A JP H10131556 A JPH10131556 A JP H10131556A
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JP
Japan
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engaging
door
engagement
lock
hole
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Pending
Application number
JP28714096A
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English (en)
Inventor
Takeshi Asano
毅 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murakoshi Manufacturing Corp
Original Assignee
Murakoshi Manufacturing Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドア体1の両側面に当接する両受座体14,18
を強い保持力で確実に保持でき、強度的にもすぐれたド
ア錠装置を提供する。 【解決手段】 ドア体1の厚さ方向の一側面に当接する
一方側の受座体14と、ドア体1の厚さ方向の他側面に当
接する他方側の受座体18と、ドア体1の戸当り端面2に
出没するラッチ12及び係合孔9を有する錠本体7とを具
備する。一方側の受座体14はドア体1に貫通された挿通
孔5の一方側の開口端から錠本体7の係合孔9に挿入す
る一方側の係合突体16を有する。他方側の受座体18は、
ドア体1の挿通孔5の他方側の開口端から錠本体7の係
合孔9に挿入しこの係合孔9に挿入時に一方側の係合突
体16に係合する他方側の係合突体20を有する。両側の係
合突体16,20は錠本体7の係合孔9内において互いに噛
み合って係合する係合部16c,20c を有し、係合部16c
,20c は凹凸状の噛合部16d ,20d からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドア体の両側面部に
ハンドル軸の受座体を取付けるドア錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のドア錠装置としては、た
とえば、複数の取付孔を有するドア体の厚さ方向の一側
面に当接する一方側の受座体と、前記ドア体の厚さ方向
の他側面に当接する他方側の受座体とを具備し、前記一
方側の受座体には前記ドア体の複数の取付孔に嵌合する
複数の嵌合突体を突設し、この複数の嵌合突体に軸挿入
孔をそれぞれ形成し、前記他方側の受座体には前記一方
側の受座体の複数の嵌合突体の軸挿入孔内にそれぞれ嵌
着する複数の嵌着軸を突設する構成が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のドア錠装置
では、ドア体の複数の取付孔には一方側の受座体の複数
の嵌合突体を嵌合するだけで他方側の受座体の複数の嵌
着軸はドア体の複数の取付孔には嵌合されないため、他
方側の受座体の保持力が弱くなる傾向があり、他方側の
受座体の複数の嵌着軸は一方側の受座体の複数の嵌合突
体の軸挿入孔内に嵌着する細い形状のため、他方側の受
座体の複数の嵌着軸は一方側の受座体の複数の嵌合突体
に比べて強度が弱くなり易い、という問題がある。
【0004】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、ドア体の両側に当接する受座体を強い保持力で
確実に保持することができ、強度的にもすぐれたドア錠
装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のドア錠装
置は、ドア体の厚さ方向の一側面に当接する一方側の受
座体と、前記ドア体の厚さ方向の他側面に当接する他方
側の受座体と、前記ドア体内に設けられこのドア体の戸
当り端面に出没するラッチ及び係合孔を有する錠本体と
を具備し、前記一方側の受座体は、前記他方側の受座体
に向かって突設され前記ドア体に貫通された挿通孔の一
方側の開口端から前記錠本体の係合孔に挿入する一方側
の係合突体を有し、前記他方側の受座体は、前記一方側
の受座体に向かって突設され前記ドア体の挿通孔の他方
側の開口端から前記錠本体の係合孔に挿入しかつこの係
合孔に挿入時に前記一方側の係合突体に係合する他方側
の係合突体を有するものである。
【0006】そして、一方側の受座体に突設された一方
側の係合突体をドア体の挿通孔の一方側の開口端から錠
本体の係合孔に挿入してこの一方側の受座体をドア体の
厚さ方向の一側面に当接する。また、他方側の受座体に
突設された他方側の係合突体をドア体の挿通孔の他方側
の開口端から錠本体の係合孔に挿入してこの他方側の受
座体をドア体の厚さ方向の他側面に当接する。
【0007】この際、この他方側の係合突体は係合孔内
において一方側の係合突体を押動しながら挿入され、こ
の他方側の係合突体の挿入時には、この他方側の係合突
体は一方側の係合突体に係合されるとともに、この両係
合突体は係合孔内に係合される。したがって、ドア体を
両側部から挟持する状態で錠本体の係合孔に一方側の受
座体及び他方側の受座体が簡単に取付けられる。
【0008】請求項2記載のドア錠装置は、請求項1記
載のドア錠装置において、一方側の係合突体と他方側の
係合突体は、錠本体の係合孔内において互いに噛み合っ
て係合する係合部を有するものである。
【0009】そして、錠本体の係合孔への挿入時には、
錠本体の係合孔内において一方側の係合突体と他方側の
係合突体とはそれぞれの係合部にて互いに噛み合って確
実に係合される。したがって、互いに噛み合う一方側の
係合部と他方側の係合部とにより一方側の受座体及び他
方側の受座体は錠本体に確実に取付けられる。
【0010】請求項3記載のドア錠装置は、請求項1ま
たは2記載のドア錠装置において、一方側の係合突体と
他方側の係合突体は、一側面に錠本体の係合孔に係合す
る弧状係合面を有するとともに、他側面に前記錠本体の
係合孔内において互いに噛み合って係合する凹凸状の噛
合部を有するものである。
【0011】そして、錠本体の係合孔への挿入時には、
錠本体の係合孔内において一方側の係合突体と他方側の
係合突体とはそれぞれの凹凸状の噛合部にて互いに噛み
合って確実に噛合されるとともに、それぞれの弧状係合
面が錠本体の係合孔に係合される。したがって、互いに
噛み合う一方側の凹凸状の噛合部と他方側の凹凸状の噛
合部とにより一方側の受座体及び他方側の受座体は錠本
体に確実に取付けられる。
【0012】請求項4記載のドア錠装置は、請求項1乃
至3記載のドア錠装置において、一方側の係合突体と他
方側の係合突体は、受座体側の基端部にドア体の挿通孔
に嵌合する嵌合基部を有するものである。
【0013】そして、一方側の受座体は一方側の嵌合基
部ドア体の挿通孔の一方側に嵌合されることによりドア
体の厚さ方向の一側面に当接して確実に支持され、他方
側の受座体は他方側の嵌合基部がドア体の挿通孔の他方
側に嵌合されることによりドア体の厚さ方向の他側面に
当接して確実に支持される。
【0014】すなわち、ドア体の厚さ方向の両側面に当
接された一方側の受座体及び他方側の受座体は錠本体の
係合孔内において互いに係合された両係合突体及びドア
体に嵌合された両嵌合基部にて確実に支持される。
【0015】請求項5記載のドア錠装置は、請求項1記
載のドア錠装置において、一方側の受座体及び他方側の
受座体は、互いに相手側に向かって突設されドア体の挿
通孔に嵌合する嵌合突体をそれぞれ有するものである。
【0016】そして、一方側の受座体及び他方側の受座
体は、それぞれの嵌合突体がドア体の挿通孔に嵌合され
ることによりドア体の厚さ方向の両側面に当接された状
態で更に確実に支持される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0018】1はドア体で、このドア体1にはこのドア
体1の幅方向に戸当り端面2に開口した錠収容孔3が形
成されている。また、前記戸当り端面2の近傍に位置し
て前記錠収容孔3を貫通した前記ドア体1の厚さ方向の
ハンドル軸挿通孔4が形成され、このハンドル軸挿通孔
4の両側部すなわちハンドル軸挿通孔4を中心として前
記ドア体1の幅方向の左右部には前記錠収容孔3を貫通
したドア体1の厚さ方向の挿通孔5がそれぞれ形成され
ている。また、前記ハンドル軸挿通孔4の上方に位置し
て前記ドア体1にはこのドア体1の厚さ方向の挿通孔6
が貫通して形成されている。
【0019】また、前記錠収容孔3内にはラッチ出没機
構(図示せず)を内蔵した錠本体7が嵌合されている。
この錠本体7は、前記ドア体1の幅方向に沿って横長に
形成され、その長さ方向の中間部より一方側に偏位して
前記ドア体1のハンドル軸挿通孔4に連通する多角形孔
8が貫通して形成され、この多角形孔8を中心としてこ
の多角形孔8の両側部には前記ドア体1の両側部の挿通
孔5に連通して対向する係合孔9がそれぞれ貫通して形
成されている。
【0020】また、前記錠本体7の一端部には前記錠収
容孔3の戸当り端面2に開口した開口縁部の取付段部10
に取付ける縦長矩形状の取付板11が一体に固着され、こ
の取付板11の中間部には前記ラッチ出没機構にて戸当り
端面2に出没されるラッチ12を設けたラッチ案内孔13が
形成されている。そして、前記錠本体7は、前記錠収容
孔3内に嵌合された状態で前記取付板11が前記取付段部
10に固着されることにより、前記ドア体1に一体に固定
されている。
【0021】つぎに、14は前記ドア体1の厚さ方向の一
側面に当接する一方側の受座体で、この一方側の受座体
14は上下方向に長い略小判形状に形成されている。この
一方側の受座体14は、内側下部に位置して前記錠本体7
の多角形孔8に連通する円筒状の軸挿通孔15と、この軸
挿通孔15の両側部に位置して前記ドア体1に当接する内
側下部に突設され前記ドア体1の両側部の挿通孔5の一
方側から前記錠本体7の両側部の係合孔9にそれぞれ挿
入する一方側の係合突体16と、この両側部の係合突体16
間の上方に位置して前記ドア体1に当接する内側上部に
突設され前記ドア体1の挿通孔6に一方側から嵌合する
嵌合突体17とを有している。
【0022】また、18は前記ドア体1の厚さ方向の他側
面に当接する他方側の受座体で、この他方側の受座体18
は前記一方側の受座体14と同形状で上下方向に長い略小
判形状に形成されている。この他方側の受座体18は、内
側下部に位置して前記錠本体7の多角形孔8に連通する
円筒状の軸挿通孔19と、この軸挿通孔19の両側部に位置
して前記ドア体1に当接する内側下部に突設され前記ド
ア体1の両側部の挿通孔5の他方側から前記錠本体7の
両側部の係合孔9にそれぞれ挿入する他方側の係合突体
20と、この両側部の係合突体20間の上方に位置して前記
ドア体1に当接する内側上部に突設され前記ドア体1の
挿通孔6に他方側から嵌合する嵌合突体21とを有してい
る。
【0023】前記一方側の受座体14及び他方側の受座体
18は、上下方向に長い略小判形状に形成された合成樹脂
製の受座板14a ,18a と、この受座板14a ,18a に嵌合
した金属製の化粧カバー14b ,18b とをそれぞれ有して
いる。
【0024】そして、前記受座板14a ,18a には前記錠
本体7の多角形孔8に連通する前記円筒状の軸挿通孔1
5,19を構成する一方の軸孔15a ,19a がそれぞれ形成
され、前記化粧カバー14b ,18b には前記円筒状の軸挿
通孔15,19を構成する他方の軸孔15b ,19b がそれぞれ
形成されている。また、前記受座板14a ,18a には前記
複数の係合突体16,20及び嵌合突体17,21がそれぞれ互
いに相手側に向かって軸方向に一体に突設されている。
【0025】前記複数の係合突体16,20は、互いに相手
側に向かって軸方向に一体に突設された略半筒状の筒状
体16a ,20a からなり、この筒状体16a ,20a は、一側
面に前記錠本体7の両側部の係合孔9に係合する弧状係
合面16b ,20b を有し、その他側面に前記係合孔9内に
おいて互いに噛み合って係合する係合部16c ,20c を有
している。また、前記係合部16c ,20c は、軸方向に対
して交差する方向の係合面aと、この係合面aの突出端
から挿入方向に向かって低く傾斜した傾斜係合面bとを
軸方向に向かって交互に繰り返して形成した凹凸状の噛
合部16d ,20dからなっている。
【0026】また、前記筒状体16a ,20a は、前記受座
板14a ,18a 側の基端部に前記ドア体1の両側部の挿通
孔5に嵌合する円筒状の嵌合基部16e ,20e を有し、こ
の嵌合基部16e ,20e には外周面に間隔をおいて前記ド
ア体1の各挿通孔5に圧着する軸方向の複数条の係合突
条16f ,20f とを有している。
【0027】しかして、前記一方側の受座体14の両側部
に突設された両側の係合突体16において、一側の係合突
体16は係合部16c を上向きに形成した場合には他側の係
合部16c を反対に下向きに形成する。この場合、前記他
方側の受座体18では、一側の係合突体20は係合部20c を
下向きに形成し、他側の係合部20c を上向きに形成す
る。そして、一方側の受座体14の両側の係合突体16と他
方側の受座体18の両側の係合突体20とはそれぞれ互いに
上下で噛み合って係合するようになっている。
【0028】さらに、前記各嵌合突体17,21は、互いに
相手側に向かって軸方向に一体に突設され、この各嵌合
突体17,21の外周面には間隔をおいて前記ドア体1の上
部の挿通孔6に圧着する軸方向の複数条の係合突条17a
,21a とを有している。
【0029】なお、22は前記化粧カバー14b ,18b 側に
位置して前記受座板14a ,18a に一体に形成された補強
リブであり、22a は受座板14a ,18a の両側に形成され
た嵌合凹部であり、22b は前記化粧カバー14b ,18b の
両側に形成され、前記嵌合凹部22a に嵌合する挟持突部
である。
【0030】つぎに、前記実施の形態の作用を説明す
る。
【0031】一方側の受座体14に突設された両側の係合
突体16をドア体1の両側の挿通孔5の一方側の開口端か
ら錠本体7の両側の係合孔9にそれぞれ挿入すると同時
に、この一方側の受座体14に突設された上部の嵌合突体
17をドア体1の上部の挿通孔6に一方側の開口端から嵌
合される。そしてこの一方側の受座体14はドア体1の厚
さ方向の一側面に当接した状態で支持される。
【0032】また、他方側の受座体18に突設された両側
の係合突体20をドア体1の両側の挿通孔5の他方側の開
口端から錠本体7の両側の係合孔9にそれぞれ圧入する
と同時に、この他方側の受座体18に突設された上部の嵌
合突体21をドア体1の上部の挿通孔6に他方側の開口端
から嵌合される。
【0033】そして、この他方側の受座体18はドア体1
の厚さ方向の他側面に当接した状態で錠本体7に固定さ
れ、かつ、この他方側の受座体18の両側の係合突体20
と、一方側の受座体14の両側の係合突体16とは、錠本体
7の両側の係合孔9内において互いに係合して一方側の
受座体14はドア体1の厚さ方向の一側面に当接した状態
で錠本体7に固定される。
【0034】この際、この他方側の係合突体20は係合孔
9内において一方側の係合突体16を外方に向かって押動
しながら圧入され、この他方側の係合突体20の圧入時に
は、この他方側の係合突体20は一方側の係合突体16に係
合されるとともに、この両係合突体16,20は係合孔9内
に係合される。したがって、ドア体1を両側部から挟持
する状態で錠本体7に一方側の受座体14及び他方側の受
座体18が簡単に取付けられる。
【0035】また、一方側の受座体14の各係合突体16及
び他方側の受座体18の各係合突体20は、互いに噛み合っ
て係合する係合部16c ,20c 、すなわち、互いに相手側
に向かって突設された軸方向の筒状体16a ,20a と、こ
の筒状体16a ,20a に形成され互いに噛み合って係合す
る凹凸状の噛合部16d ,20d を有するので、錠本体7の
両側部の係合孔9への圧入時には、錠本体7の係合孔9
内において一方側の係合突体16と他方側の係合突体20と
はそれぞれの凹凸状の噛合部16d ,20d にて互いに噛み
合って確実に噛合されるとともに、それぞれの弧状係合
面16b ,20b が錠本体7の係合孔9にそれぞれ圧着され
る。したがって、互いに噛み合う一方側の凹凸状の噛合
部16d と他方側の凹凸状の噛合部20d とにより一方側の
受座体14及び他方側の受座体18は錠本体7に確実に取付
けられる。
【0036】また、一方側の係合突体16と他方側の係合
突体20は、それぞれの受座体14,18側の基端部にドア体
1の両側部の挿通孔5に嵌合する嵌合基部16e ,20e を
それぞれ有し、この嵌合基部16e ,20e は外周面に複数
の係合突条16f ,20f をそれぞれ有するので、一方側の
受座体14は一方側の嵌合基部16e がドア体1の挿通孔5
の一方側に嵌合して圧着されることにより、ドア体1の
厚さ方向の一側面に当接して確実に支持され、他方側の
受座体18は他方側の嵌合基部20e がドア体1の挿通孔5
の他方側に嵌合して圧着されることにより、ドア体1の
厚さ方向の他側面に当接して確実に支持される。
【0037】すなわち、ドア体1の厚さ方向の両側面に
当接された一方側の受座体14及び他方側の受座体18は錠
本体7の係合孔9内において互いに係合された両係合突
体16,20及びドア体1の挿通孔5に嵌合された両嵌合基
部16e ,20e にて確実に支持される。
【0038】また、一方側の受座体14及び他方側の受座
体18は、互いに相手側に向かって突設されドア体1の上
部の挿通孔6に嵌合する嵌合突体17,21をそれぞれ有
し、この嵌合突体17,21は外周面に複数条の係合突条17
a ,21a を有するので、一方側の受座体14及び他方側の
受座体18は、それぞれの嵌合突体17,21がドア体1の挿
通孔6に嵌合して圧着されることにより、ドア体1の厚
さ方向の両側面に当接された状態で更に確実に支持され
る。
【0039】また、一方側の受座体14及び他方側の受座
体18は、複数の係合突体16,20及び嵌合突体17,21を有
しドア体1の厚さ方向の側面に当接する合成樹脂製の受
座板14a ,18a と、この受座板14a ,18a に嵌合した化
粧カバー14b ,18b とを有するので、一方側の受座板14
a の複数の係合突体16及び他方側の受座板18a の複数の
係合突体20がそれぞれ合成樹脂の変形を利用して錠本体
7の各係合孔9に確実に係合される。
【0040】また、一方側の受座板14a の嵌合突体17及
び他方側の受座板18a の嵌合突体21がそれぞれ合成樹脂
の変形を利用してドア体1の上部の挿通孔6にそれぞれ
嵌合されて圧着される。さらに、両側部の受座板14a ,
18a は化粧カバー14b ,18bにて被覆され外観性が高め
られる。
【0041】したがって、ドア体1を両側部から挟持す
る状態で錠本体7の両側の係合孔9内において互いに噛
み合って係合する係合突体16,20にて一方側の受座体14
及び他方側の受座体18が簡単にかつ確実に取付けられ
る。
【0042】また、一方側の受座体14の軸挿通孔15、錠
本体7の多角形孔8及び他方側の受座体18の軸挿通孔19
にハンドルAを有するハンドル軸Bを嵌合する。そし
て、ハンドルAにてハンドル軸Bを回動することによ
り、このハンドル軸Bにてラッチ出没機構が作動され、
このラッチ出没機構にてラッチ12が戸当り端面2に出没
されるようになっている。
【0043】つぎに、前記実施の形態では、一方側の受
座体14の両側部の係合突体16及び他方側の受座体18の両
側部の係合突体20は、それぞれの受座体14,18において
凹凸状の噛合部16d ,20d を互いに反対に上向きと下向
きに形成する場合について説明したが、これに限らず、
両係合突体16の凹凸状の噛合部16d 及び両係合突体20の
凹凸状の噛合部20d は、図6に示すように、両受座体1
4,18毎に同じ向きで上向きと下向きに形成するように
してもよい。
【0044】すなわち、一方側の受座体14では両側部の
係合突体16の下面部に凹凸状の噛合部16d をそれぞれ形
成した場合には、他方側の受座体18では両側部の係合突
体20の上面部に凹凸状の噛合部20d をそれぞれ形成す
る。そして、一方側の両係合突体16と他方側の両係合突
体20とは上下の凹凸状の噛合部16d ,20d の噛み合いで
係合される。
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、一方側の受座
体は、他方側の受座体に向かって突設されドア体に貫通
された挿通孔の一方側の開口端から錠本体の係合孔に挿
入する一方側の係合突体を有し、前記他方側の受座体
は、前記一方側の受座体に向かって突設され前記ドア体
の挿通孔の他方側の開口端から前記錠本体の係合孔に挿
入しかつこの係合孔に挿入時に前記一方側の係合突体に
係合する他方側の係合突体を有するので、一方側の受座
体の係合突体と他方側の受座体の係合突体とを錠本体の
係合孔内に挿入することにより、この両係合突体の相互
を確実に係合できるとともに、この両係合突体を錠本体
の係合孔に確実に係合されることができ、したがって、
ドア体の両側面に当接した両受座体を錠本体に強い保持
力で確実に保持させることができる。
【0046】また、両受座体の複数の係合突体は同形状
に形成することができるので、一方側の係合突体と他方
側の係合突体とは一方に対して他方が強度的に弱くなる
ようなことがなく、両受座体を同じ形態に形成すること
もできるので取扱い上及び部品管理上等において極めて
好ましいものである。
【0047】また、両受座体は錠本体の係合孔に挿入す
る係合突体をそれぞれ有し、この各係合突体を錠本体の
係合孔に挿入するだけでドア体の両側に両受座体を簡単
に取り付けることができ、現場作業が容易である。した
がって、全体的に構成が簡単でローコストで強度的にも
すぐれたドア錠装置を提供することができる。
【0048】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、一方側の係合突体と他方側の係合突体
は、錠本体の係合孔内において互いに噛み合って係合す
る係合部を有するので、一方側の係合突体と他方側の係
合突体とは互いに噛み合って係合する係合部にて強い保
持力で確実に係合させることができる。したがって、ド
ア体の両側面に当接する両受座体を錠本体に強い保持力
で更に確実に保持させることができる。
【0049】請求項3の発明によれば、請求項1または
2の発明の効果に加え、一方側の係合突体と他方側の係
合突体は、一側面に錠本体の係合孔に係合する弧状係合
面を有するとともに、他側面に前記錠本体の係合孔内に
おいて互いに噛み合って係合する凹凸状の噛合部を有す
るので、一方側の係合突体と他方側の係合突体とは互い
に噛み合って係合する凹凸状の噛合部にて強い保持力で
確実に係合させることができ、一方側の係合突体と他方
側の係合突体とは互いに抜け出ることを確実に防止で
き、したがって、ドア体の両側面に当接した両受座体を
安定的に保持することができる。
【0050】請求項4の発明によれば、請求項1乃至3
の発明の効果に加え、一方側の係合突体と他方側の係合
突体は、受座体側の基端部にドア体の挿通孔に嵌合する
嵌合基部を有するので、この嵌合基部をドア体の挿通孔
に確実に保持させることができ、したがって、一方側の
受座体及び他方側の受座体は錠本体のみならずドア体に
対してもがたつくことなく確実に保持させることができ
る。
【0051】請求項5の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、一方側の受座体及び他方側の受座体は、
互いに相手側に向かって突設されドア体の挿通孔に嵌合
する嵌合突体をそれぞれ有するので、この両嵌合突体に
て両受座体を更に確実に保持させることができ、この嵌
合突体及び係合突体にて両受座体を取り付け位置に長期
に亘って確実に保持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すドア錠装置の分解
斜視図である。
【図2】同上ドア体に対する取り付け状態を示す斜視図
である。
【図3】同上受座体の分解斜視図である。
【図4】同上係合突体の相互を係合する状態を示す拡大
斜視図である。
【図5】同上ドア体に取り付けた状態の一部の断面図で
ある。
【図6】他の実施の形態のドア錠装置の分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ドア体 2 戸当り端面 5,6 挿通孔 7 錠本体 9 係合孔 12 ラッチ 14 一方側の受座体 16,20 係合突体 16b ,20b 弧状係合面 16c ,20c 係合部 16d ,20d 噛合部 16e ,20e 嵌合基部 17,21 嵌合突体 18 他方側の受座体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア体の厚さ方向の一側面に当接する一
    方側の受座体と、前記ドア体の厚さ方向の他側面に当接
    する他方側の受座体と、前記ドア体内に設けられこのド
    ア体の戸当り端面に出没するラッチ及び係合孔を有する
    錠本体とを具備し、 前記一方側の受座体は、前記他方側の受座体に向かって
    突設され前記ドア体に貫通された挿通孔の一方側の開口
    端から前記錠本体の係合孔に挿入する一方側の係合突体
    を有し、 前記他方側の受座体は、前記一方側の受座体に向かって
    突設され前記ドア体の挿通孔の他方側の開口端から前記
    錠本体の係合孔に挿入しかつこの係合孔に挿入時に前記
    一方側の係合突体に係合する他方側の係合突体を有する
    ことを特徴とするドア錠装置。
  2. 【請求項2】 一方側の係合突体と他方側の係合突体
    は、錠本体の係合孔内において互いに噛み合って係合す
    る係合部を有することを特徴とする請求項1記載のドア
    錠装置。
  3. 【請求項3】 一方側の係合突体と他方側の係合突体
    は、一側面に錠本体の係合孔に係合する弧状係合面を有
    するとともに、他側面に前記錠本体の係合孔内において
    互いに噛み合って係合する凹凸状の噛合部を有すること
    を特徴とする請求項1または2記載のドア錠装置。
  4. 【請求項4】 一方側の係合突体と他方側の係合突体
    は、受座体側の基端部にドア体の挿通孔に嵌合する嵌合
    基部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載のドア錠装置。
  5. 【請求項5】 一方側の受座体及び他方側の受座体は、
    互いに相手側に向かって突設されドア体の挿通孔に嵌合
    する嵌合突体をそれぞれ有することを特徴とする請求項
    1記載のドア錠装置。
JP28714096A 1996-10-29 1996-10-29 ドア錠装置 Pending JPH10131556A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009270390A (ja) * 2008-05-12 2009-11-19 Miwa Lock Co Ltd 扉のハンドル座
JP2014201989A (ja) * 2013-04-08 2014-10-27 Ykk Ap株式会社 開閉体の操作部材取付用座

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