JP2003301646A - ロック装置 - Google Patents

ロック装置

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JP2003301646A
JP2003301646A JP2002104877A JP2002104877A JP2003301646A JP 2003301646 A JP2003301646 A JP 2003301646A JP 2002104877 A JP2002104877 A JP 2002104877A JP 2002104877 A JP2002104877 A JP 2002104877A JP 2003301646 A JP2003301646 A JP 2003301646A
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cushion
striker
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cushion portion
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孝治 石井
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B77/00Vehicle locks characterised by special functions or purposes
    • E05B77/36Noise prevention; Anti-rattling means
    • E05B77/38Cushion elements, elastic guiding elements or holding elements, e.g. for cushioning or damping the impact of the bolt against the striker during closing of the wing

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  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組付け工数を低減できるドアロック装置を提
供することを課題とする。 【解決手段】 ベース101のストライカ挿入溝103
のポール109側の壁面として、ストライカ挿入溝10
3の奥方向に延出し、先端側が自由端となった片持ち板
部201を設け、ストライカ挿入溝103の奥に配置さ
れ、挿入されたストライカが当接可能な第1クッション
部171と、片持ち板部201の背部に配置され、片持
ち板部201を挿入されたストライカ方向に押す第2ク
ッション部173と、ポール109が当接可能な第3ク
ッション部175と、第1クッション部171と第2ク
ッション部173とを連結する第1連結部177と、第
2クッション部173と第3クッション部175とを連
結する第2連結部179とが一体的に形成されたクッシ
ョンゴム(弾性体)104とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体、扉のうちの
一方に設けられたストライカと、前記車体、扉のうちの
他方に設けられ、前記ストライカが進入可能なストライ
カ挿入溝が形成されたベースと、該ベースのストライカ
挿入溝の一方の側に回転可能に設けられ、前記ストライ
カが係合可能なストライカ係合溝を有したフックと、前
記ベースのストライカ挿入溝の他方の側に回転可能に設
けられ、前記フックに係合可能なポールと、該フックを
アンロック位置方向へ付勢する第1の付勢手段と、前記
ポールを前記フック方向へ付勢する第2の付勢手段とを
有したロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9を用いて従来のドアロック装置の説
明を行なう。尚、図9は、ストライカがフックに係合し
ていないアンロック状態を示している。
【0003】図において、ストライカ1は車体、扉のう
ちの一方に設けられる。また、ベース3は車体、扉のう
ちの他方に設けられ、ストライカ1が進入可能なストラ
イカ挿入溝5が形成されている。
【0004】ベース3のストライカ挿入溝5の一方の側
には、ストライカ1が係合可能なストライカ係合溝7を
有し、ストライカ1がストライカ係合溝7に係合可能な
アンロック位置と、ストライカ係合溝7に係合したスト
ライカ1が離脱不可能なフルロック位置との間を回転可
能なフック9が回転可能に設けられている。
【0005】ベース3のストライカ挿入溝5の他方の側
には、フック9に係合可能なポール11が回転可能に設
けられている。フック9は、第1の付勢手段としてのス
プリング13によりアンロック位置方向(矢印I方向)
へ付勢されている。
【0006】ポール11も図示しない第2の付勢手段に
よりフック方向(矢印II方向)へ付勢されている。そ
して、ベース3のストライカ挿入溝5の奥部には、挿入
されたストライカ1が当接可能な第1クッション15が
設けられている。この第1クッション15は、ストライ
カ1が当接することにより発生する弾性反発力により、
ストライカ1をフック9のストライカ係合溝7に押し付
け、ストライカ1のベース3に対する矢印III方向
(ストライカ1の挿入方向)のガタつきの抑止を行なう
ものである。
【0007】また、ストライカ挿入溝5のポール11側
の側面は、一部切りかかれており、その切りかかれた箇
所に、挿入されたストライカ1が当接可能な第2クッシ
ョン17が設けられている。この第2クッション17
は、ストライカ1が当接することにより発生する弾性反
発力により、ストライカ1をストライカ挿入溝5のフッ
ク9側の側面に押し付け、ストライカ1のベース3に対
する矢印IV方向(前述した矢印III方向と直交する
方向)のガタつきの抑止を行なうものである。
【0008】更に、ベース3には、第2の付勢手段によ
って矢印II方向に付勢されたポール11が当接可能な
第3クッション19が設けられている。この第3クッシ
ョン19は、ストライカ1がフック9と係合していない
アンロック状態(図9に示す状態)の際、ポール11が
この第3クッション19に当接してそれ以上のポール1
1の回転を禁止するストッパとなっている。そして、ポ
ール11が当接した際に弾性変形するので、衝撃音を小
さくしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成のド
アロック装置においては、3つのクッション、即ち、第
1クッション15,第2クッション17,第3クッショ
ン19をベース3に取り付けなければならないので、組
付け工数が多くなる問題点がある。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その課題は、組付け工数を低減できるドアロック
装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、車体、扉のうちの一方に設けられた
ストライカと、前記車体、扉のうちの他方に設けられ、
前記ストライカが進入可能なストライカ挿入溝が形成さ
れたベースと、該ベースのストライカ挿入溝の一方の側
に回転可能に設けられ、前記ストライカが係合可能なス
トライカ係合溝を有したフックと、前記ベースのストラ
イカ挿入溝の他方の側に回転可能に設けられ、前記フッ
クに係合可能なポールと、該フックをアンロック位置方
向へ付勢する第1の付勢手段と、前記ポールを前記フッ
ク方向へ付勢する第2の付勢手段とを有したロック装置
において、前記ベースのストライカ挿入溝の前記ポール
側の壁面として、前記ストライカ挿入溝の奥方向に延出
し、先端側が自由端となった片持ち板部を設け、前記ス
トライカ挿入溝の奥に配置され、挿入された前記ストラ
イカが当接可能な第1クッション部と、前記片持ち板部
の背部に配置され、前記片持ち板部を挿入された前記ス
トライカ方向に押す第2クッション部と、前記第2の付
勢手段で付勢された前記ポールが当接可能な第3クッシ
ョン部と、前記第1クッション部と前記第2クッション
部とを連結する第1連結部と、前記第2クッション部と
前記第3クッション部とを連結する第2連結部とが一体
的に形成された弾性体を有することを特徴とするドアロ
ック装置である。
【0012】前記ベースのストライカ挿入溝の前記ポー
ル側の壁面として、前記ストライカ挿入溝の奥方向に延
出し、先端側が自由端となった片持ち板部を設け、前記
ストライカ挿入溝の奥に配置され、挿入された前記スト
ライカが当接可能な第1クッション部と、前記片持ち板
部の背部に配置され、前記片持ち板部を挿入された前記
ストライカ方向に押す第2クッション部と、前記第2の
付勢手段で付勢された前記ポールが当接可能な第3クッ
ション部と、前記第1クッション部と前記第2クッショ
ン部とを連結する第1連結部と、前記第2クッション部
と前記第3クッション部とを連結する第2連結部とが一
体的に形成された弾性体を有することにより、従来、三
部材必要であったクッションを一部材とすることがで
き、組付け工数を低減できる。
【0013】尚、弾性体の材質としては、天然ゴム、合
成ゴム、弾性を有するプラスチック等あるが限定するも
のではない。請求項2記載の発明は、前記第2連結部
は、前記第2クッション部、前記第3クッション部より
狭幅であり、前記ベースに形成された立壁部に形成され
た溝に係合することを特徴とする請求項1記載のドアロ
ック装置である。
【0014】第2クッション部と第3クッション部とを
連結する前記第2連結部は、前記第2クッション部、前
記第3クッション部より狭幅であり、前記ベースに形成
された立壁部に形成された溝に係合している。即ち、第
2クッション部と第3クッション部との間に立壁部が介
在する。このため、第2クッション部、第3クッション
部のうちの一方のクッション部に、押圧力が作用した場
合、押圧力の一部は立壁部に伝達され、他方のクッショ
ン部へは伝達されない。従って、第2連結部を介して他
方のクッション部へ伝達される押圧力が小さくなる。
【0015】即ち、第2クッション部、第3クッション
部のうちの一方のクッション部が押圧されて弾性変形し
た際、他方のクッション部の弾性変形量を少なくするこ
とができる。
【0016】請求項3記載の発明は、前記第2クッショ
ン部の前記第2連結部と対向する位置に穴を形成したこ
とを特徴とする請求項1又は2記載のドアロック装置で
ある。
【0017】前記第2クッション部に穴を形成したこと
により、穴の周辺の第2クッション部の弾性係数が小さ
くなり、穴の周辺の第2クッション部が変形しやすくな
る。また、前記第2クッション部の前記第2連結部と対
向する位置に穴を形成したことにより、穴によって第2
クッション部の弾性変形が吸収され、第2連結部を介し
て第3クッション部が弾性変形するのを防止できる。逆
に、第3クッション部が弾性変形した際も、穴によって
第3クッション部の弾性変形が吸収され、第2クッショ
ン部が弾性変形するのを防止できる。
【0018】請求項4記載の発明は、前記第3クッショ
ン部の前記ポールとの当接部は、突面であり、前記ポー
ルの前記第3クッション部との当接部は、平面であるこ
とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のドア
ロック装置であるポールが第3クッション部に当接する
際に、突面と平面との当接であるので、平面と平面との
当接に比べ、衝撃音が小さくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態例を説明する。最初に、図1及び図2を用いて、本
実施の形態例のロック装置の全体構成を説明する。図2
は本実施の形態例のロック装置の主要部の分解斜視図、
図1は図2のベースを下面から見たときの図である。
【0020】これらの図において、車体と扉のうちの一
方に設けられたベース101には、車体と扉のうちの他
方に設けられたストライカ102が進入可能なストライ
カ挿入溝103が形成されている。ストライカ挿入溝1
03を挟んで、ベース101には、2つの貫通穴10
5,107が形成されている。
【0021】ストライカ挿入溝103を挟んで一方の側
のベース101の下面には、ポール109が配置され
る。ポール109には貫通穴111が形成されている。
ピン113がポール109の貫通穴111を挿通し、ベ
ース101の貫通穴105に挿通することにより、ポー
ル109はベース101に対して回転可能となってい
る。
【0022】ストライカ挿入溝103を挟んで他方の側
のベース101の下面には、フック115が配置され
る。フック115には貫通穴117が形成されている。
ピン119がフック115の貫通穴117を挿通し、ベ
ース101の貫通穴107に挿通することにより、フッ
ク115はベース101に対して回転可能となってい
る。
【0023】ストライカ挿入溝103の奥には、後述す
るポール109とストライカ102とが当接可能な弾性
体としてのクッションゴム104が配置される。フック
115は、ストライカ102がストライカ係合溝103
に進入可能なアンロック位置(図6参照)と、ストライ
カ係合溝103に進入したストライカ102が離脱不可
能なフルロック位置(図8参照)との間を回転可能とな
っている。更に、フック115には、ベース101を覆
うカバー(図2及び図1では図示せず)に当接可能なク
ッション部112が形成されている。
【0024】フック115には、ストライカ102が進
入可能なストライカ係合溝121が形成されている。フ
ック115には、ピン119に略平行な方向でベース1
01の上面方向に延出する突部123が形成されてい
る。一方、ベース101には、貫通穴107を中心とす
る円弧状の長穴125が形成されている。そして、フッ
ク115の突部123はベース101の長穴125を介
してベース101の上面側に突出している。
【0025】ポール109にもピン113と略平行方向
でベース101の上面方向に延出する2つの突部、即
ち、貫通穴111側の突部131と、ポール109の回
転端部側の突部133とが形成されている。一方、ベー
ス101には、穴127が形成され、ポール109の突
部131がベース101の穴127を介してベース10
1の上面側に突出している。また、ベース101には切
り欠き部130が形成され、ポール109の回転端部側
はベース101外に突出している。そして、ポール10
9の突部133はベース101の切り欠き部130に位
置している。
【0026】フック115には、フック115がアンロ
ック位置とフルロック位置との中間位置であるハーフロ
ック位置にある時(図7参照)に、ポール109の係合
部110が係合するハーフロック係止部116と、フル
ロック位置にある時に、ポール109の係合部110が
係合するフルロック係止部118が形成されている。
【0027】図2に示すように、ベース101の貫通穴
107を挿通したピン119には、第1の付勢手段とし
てのトーションスプリング141の中間部が巻回されて
いる。このトーションスプリング141の一方の端部
は、ベース101のスプリング係止部101aに係止さ
れ、他方の端部はベース101の長穴125を挿通した
フック115の突部123に係止されている。そして、
このトーションスプリング141により、フック115
はアンロック位置方向に付勢されている。
【0028】同じく、図2に示すように、ベース101
の貫通穴105を挿通したピン113には、第2の付勢
手段としてのトーションスプリング143の中間部が巻
回されている。このトーションスプリング143の一方
の端部はベース101に形成されたスプリング係止部1
01bに係止され、他方の端部は、ベース101の穴1
27を挿通したポール109の突部131に係止されて
いる。そして、このトーションスプリング143によ
り、ポール109はフック115方向に付勢されてい
る。
【0029】更に、図2に示すように、ベース101に
は、フルロック状態を検出する検出スイッチとしてのカ
ーテシスイッチ151が設けられる。このカーテシスイ
ッチ151は、フック115がフルロック位置に移動し
たとき、フック115の突部123がカーテシスイッチ
151の切片153を押し、応動するものである。カー
テシスイッチ151には2つの穴151aが設けられ、
これらの穴151aをベース101に形成された2つの
突起101cに嵌合させることにより、カーテシスイッ
チ151はベース101に取り付けられる。
【0030】そして、図1及び図2に示す部品がベース
101に組み付けられた組み付け体は、金属製のカバー
内に収容される。次に、図3を用いてクッションゴム1
04の説明を行なう。尚、図3(a)は平面図、図3
(b)は正面図、図3(c)は下面図、図3(d)は左
側面図である。
【0031】クッションゴム104は3つのクッション
部と各クッション部を連結する2つの連結部とから構成
されている。クッション部としては、第1クッション部
171と、第2クッション部173と、第3クッション
部175とからなっている。
【0032】連結部としては、第1クッション部171
の側部から延出し、第2クッション部173に接続され
る略L字形の第1連結部177と、第2クッション部1
73の側部から延出し第3クッション部175に接続さ
れる第2連結部179とからなっている。尚、第2連結
部179は、第2クッション部173及び第3クッショ
ン部175より狭幅に設定されている。
【0033】第2クッション部173の第2連結部17
9と対向する位置には、穴181が形成されている。第
1クッション部171の下面には、突部183が形成さ
れている。
【0034】一方、図1及び図4に示すように、ベース
101のストライカ挿入溝103のポール109側の壁
面は、ストライカ挿入溝103の奥方向に延出し、先端
側が自由端となった片持ち板部201となっている。従
って、片持ち板部201の先端側はストライカ挿入溝1
03方向に弾性変形可能となっている。
【0035】ストライカ挿入溝103の奥部には、クッ
ションゴム104の第1クッション部171が配置され
る第1クッション支持凹部203が形成されている。ベ
ース101の片持ち板部201の裏面(ポール109側
の面)側には、空間を介して立壁部205が形成されて
いる。片持ち板部201と立壁部205との間の空間
に、クッションゴム104の第2クッション部173が
配置される第2クッション支持凹部207が形成されて
いる。
【0036】また、立壁部205の中間部には、クッシ
ョンゴム104の第2連結部179が係合可能な溝20
6が形成されている。更に、第1クッション支持凹部2
03の底面には、ストライカ挿入方向に延びる長穴20
9が形成されている。
【0037】そして、クッションゴム104は、図5に
示すように取り付けられる。即ち、第1クッション部1
71がベース101の第1クッション支持凹部203に
配置される。このため、第1クッション部171は、挿
入されたストライカ102が当接可能となる。
【0038】第1連結部177が片持ち板部201の先
端部から第2クッション支持凹部207内に進入し、第
2クッション部173がベース101の第2クッション
支持凹部207に配置される。また、図5に示すよう
に、第2クッション部173を第2クッション支持凹部
207に配置した時、第1クッション部171近傍のス
トライカ挿入溝103の幅Wは、ストライカ102の幅
より狭くなるように設定されている。このため、ストラ
イカ102を第1クッション部171近傍まで挿入する
と、第2クッション部173は片持ち板部201を介し
て押され、その弾性反発力により、第2クッション部1
73は片持ち板部201を挿入されたストライカ102
方向に押すこととなる。
【0039】第2連結部179が立壁部205の溝20
6を通り、第3クッション部175はベース101の穴
127内に配置される。このため、第3クッション部1
75は、トーションスプリング143で付勢されたポー
ル109の突部131が当接可能となる。尚、本実施の
形態例では、第3クッション部175のポール109と
の当接部175aは山形の突面とし、ポール109の第
3クッション部175との当接部である突部131は、
平面とした。
【0040】また、クッションゴム104の第1連結部
177には、片持ち板部201の先端部が遊嵌する溝1
77aを形成した。次に、ベース101の下面に設けら
れたポール109とフック115との作動を説明する図
6から図8を用いて、上記構成のロック装置の作動を説
明する。
【0041】図6に示すアンロック状態では、フック1
15はベース101を覆うカバー161に当接し、トー
ションスプリング141の付勢力によるそれ以上のアン
ロック方向への移動が禁止されている。また、ポール1
09は、トーションスプリング143の付勢力により、
突部131がクッションゴム104の第3クッション部
175に当接している。
【0042】ここで、ストライカ102とベース101
とを相対的に近づけていくと、フック115のストライ
カ係合溝121にストライカ102が進入し、ストライ
カ102がストライカ係合溝121の壁面を押すことに
より、フック115はトーションスプリング141の付
勢力に抗してロック方向へ回転する。
【0043】フック115が回転すると、ポール109
の係合部110はフック115のハーフロック係止部1
16に係合し、図7に示すハーフロック状態となる。更
に、ストライカ102とベース101とを相対的に近づ
けていくと、フック115は更に回転し、ポール109
の係合部110はフック115のフルロック係止部11
8に係合し、図8に示すフルロック状態となる。
【0044】この時、ストライカ102はクッションゴ
ム104の第1クッション部171を押す。第1クッシ
ョン部171は、その弾性反発力により、ストライカ1
02をフック115のストライカ係合溝121に押し付
け、ストライカ102のベース101に対する矢印V方
向(ストライカ102の挿入方向)のガタつきの抑止が
行なわれる。
【0045】また、ストライカ102を第1クッション
部171近傍まで挿入すると、第2クッション部173
は片持ち板部201を介して押され、その弾性反発力に
より、第2クッション部173は片持ち板部201を介
してストライカ102をストライカ挿入溝103のフッ
ク115側の壁面に押し付け、ストライカ102のベー
ス101に対する矢印IV方向(前述した矢印V方向と
直交する方向)のガタつきの抑止が行なわれる。
【0046】更に、フック115の突部123がカーテ
シスイッチ151の切片153を押し、カーテシスイッ
チ151が応動する。このフルロック状態を解除するに
は、図6〜図8に示すレバー163が、図8において矢
印方向に移動し、ポール109の突部133を押して、
ポール109を回転させ、ポール109の係合部110
と、フック115のフルロック係止部118との係合を
解除する。フック115は、トーションスプリング14
1の付勢力により、アンロック位置方向に回転し、図6
の状態に復帰する。
【0047】上記構成によれば、以下のような効果を得
ることができる。 (1)ベース101のストライカ挿入溝103のポール
109側の壁面として、ストライカ挿入溝103の奥方
向に延出し、先端側が自由端となった片持ち板部201
を設け、ストライカ挿入溝103の奥に配置され、挿入
されたストライカ102が当接可能な第1クッション部
171と、片持ち板部201の背部に配置され、片持ち
板部201を挿入されたストライカ102方向に押す第
2クッション部173と、トーションスプリング143
で付勢されたポール109の突部131が当接可能な第
3クッション部175と、第1クッション部171と第
2クッション部173とを連結する第1連結部177
と、第2クッション部173と第3クッション部175
とを連結する第2連結部179とが一体的に形成された
クッションゴム104を有することにより、従来、三部
材必要であったクッションを一部材とすることができ、
組付け工数を低減できる。
【0048】(2)第2クッション部173と第3クッ
ション部175とを連結する第2連結部179は、第2
クッション部173、第3クッション部175より狭幅
であり、ベース101に形成された立壁部205に形成
された溝206に係合している。即ち、第2クッション
部173と第3クッション部175との間に立壁部20
5が介在する。このため、第2クッション部173、第
3クッション部175のうちの一方のクッション部に、
押圧力が作用した場合、押圧力の一部は立壁部205に
伝達され、他方のクッション部へは伝達されない。従っ
て、第2連結部179を介して他方のクッション部へ伝
達される押圧力が小さくなる。
【0049】即ち、第2クッション部173、第3クッ
ション部175のうちの一方のクッション部が押圧され
て弾性変形した際、他方のクッション部の弾性変形量を
少なくすることができる。
【0050】(3)第2クッション部173に穴181
を形成したことにより、穴181の周辺の第2クッショ
ン部173の弾性係数が小さくなり、穴181の周辺の
第2クッション部173が変形しやすくなる。
【0051】また、第2クッション部173の第2連結
部179と対向する位置に穴181を形成したことによ
り、穴181によって第2クッション部173の弾性変
形が吸収され、第2連結部179を介して第3クッショ
ン部175が弾性変形するのを防止できる。逆に、第3
クッション部175が弾性変形した際も、穴181によ
って第3クッション部175の弾性変形が吸収され、第
2クッション部173が弾性変形するのを防止できる。
【0052】(4)第3クッション部175のポール1
09との当接部175aは、山形の突面であり、ポール
109の第3クッション部175との当接部である突部
131は平面である。従って、ポール109が第3クッ
ション部175に当接する際に、突面と平面との当接で
あるので、平面と平面との当接に比べ、衝撃音が小さく
なる。
【0053】(5)第1連結部177に片持ち板部20
1の先端部が遊嵌する溝177aを形成したことによ
り、片持ち板部201の撓みを阻害しない。
【0054】
【発明の効果】以上述べたように請求項1記載の発明に
よれば、前記ベースのストライカ挿入溝の前記ポール側
の壁面として、前記ストライカ挿入溝の奥方向に延出
し、先端側が自由端となった片持ち板部を設け、前記ス
トライカ挿入溝の奥に配置され、挿入された前記ストラ
イカが当接可能な第1クッション部と、前記片持ち板部
の背部に配置され、前記片持ち板部を挿入された前記ス
トライカ方向に押す第2クッション部と、前記第2の付
勢手段で付勢された前記ポールが当接可能な第3クッシ
ョン部と、前記第1クッション部と前記第2クッション
部とを連結する第1連結部と、前記第2クッション部と
前記第3クッション部とを連結する第2連結部とが一体
的に形成された弾性体を有することにより、従来、三部
材必要であったクッションを一部材とすることができ、
組付け工数を低減できる。
【0055】請求項2記載の発明によれば、第2クッシ
ョン部と第3クッション部とを連結する前記第2連結部
は、前記第2クッション部、前記第3クッション部より
狭幅であり、前記ベースに形成された立壁部に形成され
た溝に係合している。即ち、第2クッション部と第3ク
ッション部との間に立壁部が介在する。このため、第2
クッション部、第3クッション部のうちの一方のクッシ
ョン部に、押圧力が作用した場合、押圧力の一部は立壁
部に伝達され、他方のクッション部へは伝達されない。
従って、第2連結部を介して他方のクッション部へ伝達
される押圧力が小さくなる。
【0056】即ち、第2クッション部、第3クッション
部のうちの一方のクッション部が押圧されて弾性変形し
た際、他方のクッション部の弾性変形量を少なくするこ
とができる。
【0057】請求項3記載の発明によれば、前記第2ク
ッション部に穴を形成したことにより、穴の周辺の第2
クッション部の弾性係数が小さくなり、穴の周辺の第2
クッション部が変形しやすくなる。
【0058】また、前記第2クッション部の前記第2連
結部と対向する位置に穴を形成したことにより、穴によ
って第2クッション部の弾性変形が吸収され、第2連結
部を介して第3クッション部が弾性変形するのを防止で
きる。逆に、第3クッション部が弾性変形した際も、穴
によって第3クッション部の弾性変形が吸収され、第2
クッション部が弾性変形するのを防止できる。
【0059】請求項4記載の発明によれば、ポールが第
3クッション部に当接する際に、突面と平面との当接で
あるので、平面と平面との当接に比べ、衝撃音が小さく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態例のロック装置の主要部の分解斜
視図である図2のベースを下面から見たときの図であ
る。
【図2】本実施の形態例のロック装置の主要部の分解斜
視図である。
【図3】図1のクッションゴムを説明する図で、(a)
図は平面図、(b)図は正面図、(c)図は下面図、
(d)図は左側面図である。
【図4】図2に示すベースの下面図である。
【図5】図4に示すベースにクッションゴムを設けた図
である。
【図6】図1に示すドアロック装置の作動を説明する図
で、アンロック状態を示す図である。
【図7】図1に示すドアロック装置の作動を説明する図
で、ハーフロック状態を示す図である。
【図8】図1に示すドアロック装置の作動を説明する図
で、フルロック状態を示す図である。
【図9】従来のドアロック装置の説明する図である。
【符号の説明】
101 ベース 102 ストライカ 103 ストライカ挿入溝 104 クッションゴム(弾性体) 109 ポール 115 フック 171 第1クッション部 173 第2クッション部 175 第3クッション部 177 第1連結部 179 第2連結部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体、扉のうちの一方に設けられたスト
    ライカと、前記車体、扉のうちの他方に設けられ、前記
    ストライカが進入可能なストライカ挿入溝が形成された
    ベースと、該ベースのストライカ挿入溝の一方の側に回
    転可能に設けられ、前記ストライカが係合可能なストラ
    イカ係合溝を有したフックと、前記ベースのストライカ
    挿入溝の他方の側に回転可能に設けられ、前記フックに
    係合可能なポールと、該フックをアンロック位置方向へ
    付勢する第1の付勢手段と、前記ポールを前記フック方
    向へ付勢する第2の付勢手段とを有したロック装置にお
    いて、 前記ベースのストライカ挿入溝の前記ポール側の壁面と
    して、前記ストライカ挿入溝の奥方向に延出し、先端側
    が自由端となった片持ち板部を設け、 前記ストライカ挿入溝の奥に配置され、挿入された前記
    ストライカが当接可能な第1クッション部と、 前記片持ち板部の背部に配置され、前記片持ち板部を挿
    入された前記ストライカ方向に押す第2クッション部
    と、 前記第2の付勢手段で付勢された前記ポールが当接可能
    な第3クッション部と、 前記第1クッション部と前記第2クッション部とを連結
    する第1連結部と、 前記第2クッション部と前記第3クッション部とを連結
    する第2連結部と、 が一体的に形成された弾性体を有することを特徴とする
    ドアロック装置。
  2. 【請求項2】 前記第2連結部は、 前記第2クッション部、前記第3クッション部より狭幅
    であり、 前記ベースに形成された立壁部に形成された溝に係合す
    ることを特徴とする請求項1記載のドアロック装置。
  3. 【請求項3】 前記第2クッション部の前記第2連結部
    と対向する位置に穴を形成したことを特徴とする請求項
    1又は2記載のドアロック装置。
  4. 【請求項4】 前記第3クッション部の前記ポールとの
    当接部は突面であり、前記ポールの前記第3クッション
    部との当接部は、平面であることを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれかに記載のドアロック装置。
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