JP3138204B2 - シフトレバー装置用シフトロック解除ボタン - Google Patents
シフトレバー装置用シフトロック解除ボタンInfo
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- JP3138204B2 JP3138204B2 JP08086690A JP8669096A JP3138204B2 JP 3138204 B2 JP3138204 B2 JP 3138204B2 JP 08086690 A JP08086690 A JP 08086690A JP 8669096 A JP8669096 A JP 8669096A JP 3138204 B2 JP3138204 B2 JP 3138204B2
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- shift lock
- shift
- release button
- housing
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- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のシフトレ
バー装置のハウジングに取り付けられた、シフトレバー
装置用シフトロック解除ボタンに関する。
バー装置のハウジングに取り付けられた、シフトレバー
装置用シフトロック解除ボタンに関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機を備えた自動車では、シフト
レバーを所定の変速モードに移動させるときには、シフ
トレバーに設けられたノブボタンを押して移動させるよ
うになっている。また、特定のシフトレンジでは、シフ
トレバー装置に設けられたシフトロック機構によってシ
フトロックされ、ノブボタンを押せないようになってい
る。このシフトロック機構はソレノイドを有しており、
ソレノイドに通電されると、シフトロックが解除される
ようになっている。また、このソレノイドへは、自動車
のブレーキペダルを踏めば通電されるようになってい
る。従って、シフトロックは、ブレーキペダルを踏めば
解除される。
レバーを所定の変速モードに移動させるときには、シフ
トレバーに設けられたノブボタンを押して移動させるよ
うになっている。また、特定のシフトレンジでは、シフ
トレバー装置に設けられたシフトロック機構によってシ
フトロックされ、ノブボタンを押せないようになってい
る。このシフトロック機構はソレノイドを有しており、
ソレノイドに通電されると、シフトロックが解除される
ようになっている。また、このソレノイドへは、自動車
のブレーキペダルを踏めば通電されるようになってい
る。従って、シフトロックは、ブレーキペダルを踏めば
解除される。
【0003】ところが、工場等でバッテリーが未だ接続
されていない場合や、通常の使用でバッテリーが上がっ
てしまった場合には、ブレーキペダルを踏んでも、ソレ
ノイドに通電されないため、シフトロックが解除されな
い。さらに、工場等では、たとえバッテリーが接続され
ていても、いちいちブレーキペダルを踏んでシフトロッ
クを解除するのは面倒である。
されていない場合や、通常の使用でバッテリーが上がっ
てしまった場合には、ブレーキペダルを踏んでも、ソレ
ノイドに通電されないため、シフトロックが解除されな
い。さらに、工場等では、たとえバッテリーが接続され
ていても、いちいちブレーキペダルを踏んでシフトロッ
クを解除するのは面倒である。
【0004】そこで、通常、シフトロック機構には、シ
フトレバー装置のハウジング内に、ブレーキペダルを踏
まなくても強制的にシフトロックを解除できるシフトロ
ック解除ボタンを設けている。
フトレバー装置のハウジング内に、ブレーキペダルを踏
まなくても強制的にシフトロックを解除できるシフトロ
ック解除ボタンを設けている。
【0005】図7に示すように、このシフトロック解除
ボタン100は、ハウジング102に形成された開口1
04からハウジング102の外へ突出している。
ボタン100は、ハウジング102に形成された開口1
04からハウジング102の外へ突出している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにシ
フトロック解除ボタン100が常にハウジング102か
ら突出した状態にあると、操作するとき以外は邪魔で、
物が当たったり引っ掛かったりする。
フトロック解除ボタン100が常にハウジング102か
ら突出した状態にあると、操作するとき以外は邪魔で、
物が当たったり引っ掛かったりする。
【0007】また、物が強く当たると、シフトロック解
除ボタン100が折れたり、変形したりすることもあ
る。
除ボタン100が折れたり、変形したりすることもあ
る。
【0008】さらに、シフトロック解除ボタン100が
ハウジング102から突出していると、外観もよくな
い。
ハウジング102から突出していると、外観もよくな
い。
【0009】本発明はかかる事実を考慮し、操作時以外
はハウジングから突出しないシフトレバー装置用シフト
ロック解除ボタンを得ることを目的とする。
はハウジングから突出しないシフトレバー装置用シフト
ロック解除ボタンを得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、シフトレバー装置のハウジングの開口から突出し、
押し操作によりシフトレバー装置のシフトロック機構を
強制的に解除するシフトロック解除ボタンであって、前
記ハウジングに設けられ前記シフトロック機構に係合可
能な係合部と、前記係合部の上端に支軸によって回動可
能に連結されて前記ハウジングから突出し、前記支軸周
りに回動することによりハウジング内に収容される操作
部と、を有することを特徴としている。
は、シフトレバー装置のハウジングの開口から突出し、
押し操作によりシフトレバー装置のシフトロック機構を
強制的に解除するシフトロック解除ボタンであって、前
記ハウジングに設けられ前記シフトロック機構に係合可
能な係合部と、前記係合部の上端に支軸によって回動可
能に連結されて前記ハウジングから突出し、前記支軸周
りに回動することによりハウジング内に収容される操作
部と、を有することを特徴としている。
【0011】操作部を係合部に対して回動させ、ハウジ
ング内に収容することができる。このため、シフトロッ
ク解除ボタンが邪魔になったり、シフトロック解除ボタ
ンに物が当たって折れたりすることがない。
ング内に収容することができる。このため、シフトロッ
ク解除ボタンが邪魔になったり、シフトロック解除ボタ
ンに物が当たって折れたりすることがない。
【0012】また、操作部を回動させて、ハウジングか
ら突出させることができる。このため、シフトロック解
除ボタンを押し操作可能となり、シフトロックを強制的
に解除できる。
ら突出させることができる。このため、シフトロック解
除ボタンを押し操作可能となり、シフトロックを強制的
に解除できる。
【0013】請求項2に記載の発明では、前記操作部を
前記ハウジングの外面と略垂直な状態及びハウジング内
に収容された状態で保持する保持手段を有することを特
徴としている。
前記ハウジングの外面と略垂直な状態及びハウジング内
に収容された状態で保持する保持手段を有することを特
徴としている。
【0014】保持手段によって、操作部がハウジングの
外面から略垂直に突出した状態で保持されるので、不用
意に操作部が回動しない。このため、確実にシフトロッ
ク解除ボタンを押して、シフトロックを強制的に解除で
きる。
外面から略垂直に突出した状態で保持されるので、不用
意に操作部が回動しない。このため、確実にシフトロッ
ク解除ボタンを押して、シフトロックを強制的に解除で
きる。
【0015】また、保持手段によって、操作部がハウジ
ング内に収容された状態で保持されるので、不用意に操
作部が回動して、ハウジングの外面から突出してしまう
ことがない。
ング内に収容された状態で保持されるので、不用意に操
作部が回動して、ハウジングの外面から突出してしまう
ことがない。
【0016】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の一実施の形態
に係るシフトロック解除ボタン10が示されている。ま
た、図2には、このシフトロック解除ボタン10が設け
られたシフトレバー装置が示されている。
に係るシフトロック解除ボタン10が示されている。ま
た、図2には、このシフトロック解除ボタン10が設け
られたシフトレバー装置が示されている。
【0017】シフトレバー装置のハウジング12には案
内孔14が形成されている。この案内孔14にシフトレ
バー16が移動可能に貫通しており、運転者がシフトレ
バー16を操作すると、案内孔14に沿ってシフトレバ
ー16が移動する。
内孔14が形成されている。この案内孔14にシフトレ
バー16が移動可能に貫通しており、運転者がシフトレ
バー16を操作すると、案内孔14に沿ってシフトレバ
ー16が移動する。
【0018】シフトレバー16を所定のシフトレンジに
移動させるときには、シフトレバー16の上部に設けら
れたノブボタン(図示省略)を押して、移動させるよう
になっている。また、シフトレバー装置にはシフトロッ
ク機構が設けられており、特定のシフトレンジから移動
させるときには、シフトロックされてノブボタンが押せ
ないようになっている。シフトロック機構には図示しな
いソレノイドが設けられており、自動車のブレーキペダ
ル(図示省略)を踏むと、このソレノイドに通電され
て、シフトロックが解除されるようになっている。
移動させるときには、シフトレバー16の上部に設けら
れたノブボタン(図示省略)を押して、移動させるよう
になっている。また、シフトレバー装置にはシフトロッ
ク機構が設けられており、特定のシフトレンジから移動
させるときには、シフトロックされてノブボタンが押せ
ないようになっている。シフトロック機構には図示しな
いソレノイドが設けられており、自動車のブレーキペダ
ル(図示省略)を踏むと、このソレノイドに通電され
て、シフトロックが解除されるようになっている。
【0019】また、例えばバッテリーが接続されていな
かったり、バッテリーが上がってしまったりして、ソレ
ノイドに通電されない場合を考慮し、シフトロック解除
ボタン10を押すことによって、ブレーキペダルを踏ま
なくても強制的にシフトロックが解除できるようになっ
ている。
かったり、バッテリーが上がってしまったりして、ソレ
ノイドに通電されない場合を考慮し、シフトロック解除
ボタン10を押すことによって、ブレーキペダルを踏ま
なくても強制的にシフトロックが解除できるようになっ
ている。
【0020】図6に示すように、シフトロック解除ボタ
ン10は、シフトロック機構に係合可能な係合部19
と、この係合部19の上端に回動可能に軸支された操作
部39とから構成されている。
ン10は、シフトロック機構に係合可能な係合部19
と、この係合部19の上端に回動可能に軸支された操作
部39とから構成されている。
【0021】係合部19の座板20からは、解除レバー
22が下方へ突設され、ハウジング12の内部に設けら
れた支持板24の支持孔26に挿通されている。座板2
0と支持板24との間には、解除レバー22に巻廻して
コイルばね28が取り付けられており、係合部19を上
方に付勢している。また、係合部19の上方への移動
は、座板20から下方に向けて突設された係止板30の
先端の鉤片32が、支持板24に立設された係止枠34
に係止されて、所定位置で止まるようになっている。
22が下方へ突設され、ハウジング12の内部に設けら
れた支持板24の支持孔26に挿通されている。座板2
0と支持板24との間には、解除レバー22に巻廻して
コイルばね28が取り付けられており、係合部19を上
方に付勢している。また、係合部19の上方への移動
は、座板20から下方に向けて突設された係止板30の
先端の鉤片32が、支持板24に立設された係止枠34
に係止されて、所定位置で止まるようになっている。
【0022】また、図6に想像線で示すように、シフト
ロック解除ボタン10を下方へ押すと、解除レバー22
も下方へ移動し、図示しないシフトロック機構に係合し
て、シフトロックを強制的に解除するようになってい
る。
ロック解除ボタン10を下方へ押すと、解除レバー22
も下方へ移動し、図示しないシフトロック機構に係合し
て、シフトロックを強制的に解除するようになってい
る。
【0023】図3及び図4に示すように、係合部19
は、座板20の中央から上方へ突出し、且つ板状に成形
された支持板36を有している。図5及び図6に示すよ
うに、支持板36の幅方向両端からは、互いに離間する
向きに、突軸38が突設されている。さらに、突軸38
より突出高の低い突起40が突設されている。
は、座板20の中央から上方へ突出し、且つ板状に成形
された支持板36を有している。図5及び図6に示すよ
うに、支持板36の幅方向両端からは、互いに離間する
向きに、突軸38が突設されている。さらに、突軸38
より突出高の低い突起40が突設されている。
【0024】一方、支持板36の上端に軸支された操作
部39は、略箱状に成形されると共に、両側板が図3の
右方に延出されて軸支板44とされている。軸支板44
には軸支孔46が形成されており、この軸支孔46に支
持板36の突軸38が係合して、操作部39が支持板3
6に対して回動可能に軸支されている。従って、シフト
ロック解除ボタン10全体としては、突軸38を中心と
して折りたたみ可能な構造になっている。
部39は、略箱状に成形されると共に、両側板が図3の
右方に延出されて軸支板44とされている。軸支板44
には軸支孔46が形成されており、この軸支孔46に支
持板36の突軸38が係合して、操作部39が支持板3
6に対して回動可能に軸支されている。従って、シフト
ロック解除ボタン10全体としては、突軸38を中心と
して折りたたみ可能な構造になっている。
【0025】軸支板44の内側面には、図4に示すよう
に、操作部39が回動して起き上がった状態で突起40
が係合する凹部48が形成されている。このため、操作
部39は起き上がった状態で保持され、矢印イに示す方
向に操作部39を回動させる力を作用させても、この力
が所定値以下ならば、操作部39は回動しない。
に、操作部39が回動して起き上がった状態で突起40
が係合する凹部48が形成されている。このため、操作
部39は起き上がった状態で保持され、矢印イに示す方
向に操作部39を回動させる力を作用させても、この力
が所定値以下ならば、操作部39は回動しない。
【0026】操作部39に対して、矢印イ方向に所定値
以上の力を作用させると、突起40及び軸支板44が弾
性的に撓んで突起40が凹部48から外れ、操作部39
は回動可能となる。すなわち、シフトロック解除ボタン
10は突軸38を中心として略中間位置で折りたたむこ
とができる。
以上の力を作用させると、突起40及び軸支板44が弾
性的に撓んで突起40が凹部48から外れ、操作部39
は回動可能となる。すなわち、シフトロック解除ボタン
10は突軸38を中心として略中間位置で折りたたむこ
とができる。
【0027】図3に示すように、ハウジング12には、
操作部39と略同形の収容部52が凹設されており、操
作部39が略90°回動して収容部52に収容されるよ
うになっている。収容部52の深さは操作部39の厚さ
と等しくされており、ハウジング12の外面と操作部3
9とが面一となる。なお、収容部52の車両前方側の側
壁52Bは、上部が面取りされており、操作部39との
間に所定の隙間54が生じている。
操作部39と略同形の収容部52が凹設されており、操
作部39が略90°回動して収容部52に収容されるよ
うになっている。収容部52の深さは操作部39の厚さ
と等しくされており、ハウジング12の外面と操作部3
9とが面一となる。なお、収容部52の車両前方側の側
壁52Bは、上部が面取りされており、操作部39との
間に所定の隙間54が生じている。
【0028】また、軸支板44の内側面には、図5に示
すように、操作部39が略90°回動した状態で突起4
0が係合する凹部50が形成されている。このため、シ
フトロック解除ボタン10が折りたたまれた状態で操作
部39が保持され、矢印ロに示す方向に操作部39が不
用意に回動することがない。
すように、操作部39が略90°回動した状態で突起4
0が係合する凹部50が形成されている。このため、シ
フトロック解除ボタン10が折りたたまれた状態で操作
部39が保持され、矢印ロに示す方向に操作部39が不
用意に回動することがない。
【0029】また、この状態で収容部52の底板52A
に操作部39が当たっている。このため、さらに矢印イ
方向(図4参照)に操作部39が回動せず、シフトロッ
ク解除ボタン10が下方に押されても移動しない。
に操作部39が当たっている。このため、さらに矢印イ
方向(図4参照)に操作部39が回動せず、シフトロッ
ク解除ボタン10が下方に押されても移動しない。
【0030】次に、本実施の形態に係るシフトロック解
除ボタン10の作用を説明する。自動車の通常の使用に
おいては、ブレーキペダルを踏めばシフトロックを解除
できるので、シフトロック解除ボタン10を押してシフ
トロックを強制的に解除する必要はない。そこで、通常
は、図3に示すように、操作部39が収容部52に収容
された状態としておく。シフトロック解除ボタン10が
ハウジングから突出しないので邪魔にならず、物が当た
ったり引っ掛かったりすることがない。
除ボタン10の作用を説明する。自動車の通常の使用に
おいては、ブレーキペダルを踏めばシフトロックを解除
できるので、シフトロック解除ボタン10を押してシフ
トロックを強制的に解除する必要はない。そこで、通常
は、図3に示すように、操作部39が収容部52に収容
された状態としておく。シフトロック解除ボタン10が
ハウジングから突出しないので邪魔にならず、物が当た
ったり引っ掛かったりすることがない。
【0031】一方、自動車を工場内で組立途中に移動さ
せるときや、工場から販売店まで移動させるときにはバ
ッテリーが接続されていない場合があり、この場合には
ブレーキペダルを踏んでも、ソレノイドに通電されない
ため、シフトロックを解除することができない。また、
通常の使用においても、バッテリーが上がってしまった
場合には、ブレーキペダルを踏んでも、シフトロックを
解除できない。
せるときや、工場から販売店まで移動させるときにはバ
ッテリーが接続されていない場合があり、この場合には
ブレーキペダルを踏んでも、ソレノイドに通電されない
ため、シフトロックを解除することができない。また、
通常の使用においても、バッテリーが上がってしまった
場合には、ブレーキペダルを踏んでも、シフトロックを
解除できない。
【0032】そこで、このような場合には、シフトロッ
ク解除ボタン10を押して、シフトロックを解除する。
ク解除ボタン10を押して、シフトロックを解除する。
【0033】シフトロック解除ボタン10を押してシフ
トロックを解除するには、まず、隙間54に指を入れ、
操作部39を矢印ロ方向に回動させる力を加える。突起
40が凹部50に係合しているため、若干の抵抗が生じ
るが、力が所定値を超えると係合が外れ、操作部39が
回動する。図4に示すように、操作部39が起き上がっ
て支持板36と一直線になったとき、すなわち、シフト
ロック解除ボタン10が真っ直ぐになったとき、突起4
0が凹部48に係合し、操作部39の回動が止められ
る。この状態では、シフトロック解除ボタン10を押す
ことができ、シフトロックを強制的に解除できる。突起
40が凹部48に係合し、操作部39が不用意に回動す
ることがないので、確実にシフトロック解除ボタン10
を押して、シフトロックを解除できる。
トロックを解除するには、まず、隙間54に指を入れ、
操作部39を矢印ロ方向に回動させる力を加える。突起
40が凹部50に係合しているため、若干の抵抗が生じ
るが、力が所定値を超えると係合が外れ、操作部39が
回動する。図4に示すように、操作部39が起き上がっ
て支持板36と一直線になったとき、すなわち、シフト
ロック解除ボタン10が真っ直ぐになったとき、突起4
0が凹部48に係合し、操作部39の回動が止められ
る。この状態では、シフトロック解除ボタン10を押す
ことができ、シフトロックを強制的に解除できる。突起
40が凹部48に係合し、操作部39が不用意に回動す
ることがないので、確実にシフトロック解除ボタン10
を押して、シフトロックを解除できる。
【0034】シフトロックを解除する操作が終了する
と、操作部39を矢印イ方向に回動させて収容部52に
収容する。操作部39に、矢印イ方向の力を加えると、
突起40が凹部48に係合しているため、若干の抵抗が
生じるが、力が所定値を超えると操作部39が回動す
る。
と、操作部39を矢印イ方向に回動させて収容部52に
収容する。操作部39に、矢印イ方向の力を加えると、
突起40が凹部48に係合しているため、若干の抵抗が
生じるが、力が所定値を超えると操作部39が回動す
る。
【0035】この回動は、収容部52の底板52Aに上
板が当り、突起40が凹部50に係合して止められる。
この状態では、操作部39が収容部52に収容され、ハ
ウジング12の外面と面一になっているので、操作部3
9に物が引っ掛かったり当たったりすることがなく、解
除ボタン10が折れてしまうこともない。
板が当り、突起40が凹部50に係合して止められる。
この状態では、操作部39が収容部52に収容され、ハ
ウジング12の外面と面一になっているので、操作部3
9に物が引っ掛かったり当たったりすることがなく、解
除ボタン10が折れてしまうこともない。
【0036】また、この状態で解除ボタン10を押そう
としても、操作部39が収容部52の底板52Aに当た
っているので押せない。すなわち、誤操作によってシフ
トロックが解除されてしまうという事態が防止される。
としても、操作部39が収容部52の底板52Aに当た
っているので押せない。すなわち、誤操作によってシフ
トロックが解除されてしまうという事態が防止される。
【0037】なお、本実施の形態においては、シフトロ
ック解除ボタン10が真っ直ぐになった状態及び折りた
たまれた状態で操作部39を保持するために、支持板3
6の突起40が、操作部39の軸支板44に形成された
凹部48、50に係合する構成としたが、これに限定さ
れない。例えば、支持板36に凹部を形成し、軸支板4
4に形成された突起がこの凹部に係合する構成でもよ
い。
ック解除ボタン10が真っ直ぐになった状態及び折りた
たまれた状態で操作部39を保持するために、支持板3
6の突起40が、操作部39の軸支板44に形成された
凹部48、50に係合する構成としたが、これに限定さ
れない。例えば、支持板36に凹部を形成し、軸支板4
4に形成された突起がこの凹部に係合する構成でもよ
い。
【0038】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、操作時以
外はシフトロック解除ボタンがハウジングから突出しな
いので、シフトロック解除ボタンが邪魔にならない。
外はシフトロック解除ボタンがハウジングから突出しな
いので、シフトロック解除ボタンが邪魔にならない。
【図1】本発明の一実施の形態に係るシフトロック解除
ボタンの斜視図である。
ボタンの斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るシフトロック解除
ボタンが取り付けられたシフトレバー装置の斜視図であ
る。
ボタンが取り付けられたシフトレバー装置の斜視図であ
る。
【図3】本発明の一実施の形態に係るシフトロック解除
ボタンの縦断面図である。
ボタンの縦断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係るシフトロック解除
ボタンの縦断面図である。
ボタンの縦断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係るシフトロック解除
ボタンの略中間部の拡大斜視図である。
ボタンの略中間部の拡大斜視図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係るシフトロック解除
ボタンの背面図である。
ボタンの背面図である。
【図7】従来のシフトロック解除ボタンが取り付けられ
たシフトレバー装置の斜視図である。
たシフトレバー装置の斜視図である。
10 シフトロック解除ボタン 19 係合部 36 支持板(係合部) 38 突軸(支軸) 39 操作部 40 突起(保持手段) 46 軸支孔 48 凹部(保持手段) 50 凹部(保持手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 20/02 G05G 1/00 - 25/04 B60R 3/00 - 7/14
Claims (2)
- 【請求項1】 シフトレバー装置のハウジングの開口か
ら突出し、押し操作によりシフトレバー装置のシフトロ
ック機構を強制的に解除するシフトロック解除ボタンで
あって、 前記ハウジングに設けられ前記シフトロック機構に係合
可能な係合部と、 前記係合部の上端に支軸によって回動可能に連結されて
前記ハウジングから突出し、前記支軸周りに回動するこ
とによりハウジング内に収容される操作部と、 を有することを特徴とするシフトレバー装置用シフトロ
ック解除ボタン。 - 【請求項2】 前記操作部を前記ハウジングの外面と略
垂直な状態及びハウジング内に収容された状態で保持す
る保持手段を有することを特徴とする請求項1に記載の
シフトレバー装置用シフトロック解除ボタン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08086690A JP3138204B2 (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | シフトレバー装置用シフトロック解除ボタン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08086690A JP3138204B2 (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | シフトレバー装置用シフトロック解除ボタン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09272362A JPH09272362A (ja) | 1997-10-21 |
JP3138204B2 true JP3138204B2 (ja) | 2001-02-26 |
Family
ID=13893979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08086690A Expired - Fee Related JP3138204B2 (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | シフトレバー装置用シフトロック解除ボタン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3138204B2 (ja) |
-
1996
- 1996-04-09 JP JP08086690A patent/JP3138204B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09272362A (ja) | 1997-10-21 |
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