JPH10131538A - 水平循環方式駐車装置 - Google Patents

水平循環方式駐車装置

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JPH10131538A
JPH10131538A JP28778496A JP28778496A JPH10131538A JP H10131538 A JPH10131538 A JP H10131538A JP 28778496 A JP28778496 A JP 28778496A JP 28778496 A JP28778496 A JP 28778496A JP H10131538 A JPH10131538 A JP H10131538A
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JP
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vehicle
trolley
place
horizontal
vehicle storage
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JP28778496A
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Masakazu Yahara
政和 矢原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理時間および待ち時間を短縮する。 【解決手段】 水平循環装置5は、車両格納用台車1を
横送りと縦送りをすることにより、台車1を循環移動す
る。連絡路10は、水平循環装置5の隣に備えている。
昇降装置6は利用者乗降場所8と水平循環装置5との間
で車13を移送する。台車1,昇降装置6,連絡路10
にはコンベア9a,9b,9cを備える。昇降装置6は
利用者昇降場所8のレベルにて、コンベア9bの駆動に
より、利用者乗降場所8との間で車13の移動をする。
また昇降装置6は、水平循環装置5のレベルにて、コン
ベア9a,9b,9cの駆動により、台車1との間で車
13の移動をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水平循環方式駐車
装置に関し、処理時間及び利用者の待ち時間を短縮する
ことができるように工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】従来の水平循環方式駐車装置を図15〜
図19を参照して説明する。なお、図15は従来の水平
循環方式駐車装置を示す正面図、図16は図15のXVI
−XVI矢視図、図17は図15のXVII−XVII矢視図、図
18は従来の水平循環方式駐車装置に用いる車両格納用
台車を示す拡大平面図、図19は図18のXIX −XIX 矢
視図である。
【0003】図15〜図17に示すように、この水平循
環方式駐車装置に用いている水平循環装置5は、平行し
た2列において、車両格納用台車(以下「台車」と略称
する)1を平行に配置しており、台車一台分のスペース
ごとに、台車1を横送り3することができる。また、水
平循環装置5の2列の相反する端部(出入口側と奥側)
には、台車一台分の空スペースを形成しており、両端部
には台車1を縦送りする縦送り装置が配置されている。
【0004】縦送り装置は、上側レール14、下側レー
ル15、スプロケット16、エンドレスチェーン17、
移動するレール18、ローラ19により構成されてい
る。つまり、スプロケット16により無端状に配置され
たエンドレスチェーン17が、上側レール14の上方に
位置し且つ下側レール15の下方に位置している。この
エンドレスチェーン17が回転することにより、レール
18はローラ19により上側レール14の上面及び下側
レール15の下面に沿い走行していく。このためレール
18上に載置された台車1は、レール18が上側レール
14上を走行することにより、縦送り4される。
【0005】このように、横送り3と縦送り4により、
車13を載せる台車1が、水平循環装置5内で循環移動
することができる。
【0006】車13を入出庫する場所である利用者乗降
場所8は、水平循環装置5の上方に配置されており、利
用者乗降場所8と水平循環装置5との間には、昇降装置
6が配置されている。この昇降装置6により、台車1を
利用者乗降場所8と水平循環装置5との間で移送するこ
とができる。
【0007】一方、台車1には、図18及び図19に示
すように、左右に連結金具2が設けられており、横送り
3の際には複数の台車1が一体となって移動し、縦送り
4の際は連結金具2が外れて台車1 が1台だけ移動し、
もう一方の列の台車1と連結される。
【0008】次に、このような構成となっている従来の
水平循環方式駐車装置の待機状態について説明する。
【0009】水平循環装置5を駆動させ、横送り3と縦
送り4を交互に行うことで台車1を水平面内で循環させ
て昇降装置6への連絡用レール7を設けた位置に空の台
車1を移動し、その列にある複数の台車1を昇降装置6
の方向へ横送りし、右端にある該空台車1を昇降装置6
で利用者乗降場所8まで上昇させた状態が待機状態であ
る。該空台車1を昇降装置6で上昇させる際には連結金
具2が外れ、該空台車1と連結されていた残りの台車1
はその位置から動かない。そして、利用者乗降場所8に
ある台車1が下降した際には、上記の残りの台車1と再
度連結される。
【0010】次は、入庫要領について説明する。 1)入庫車を載せた台車1が下降して、待ち受ける複数
の台車1と連結される。 2)入庫車を載せた台車1が端部に連結された複数の台
車1を横送りし、入庫車を載せた台車1が水平循環装置
5の中の連絡用レール7に隣接する位置に来るまで移動
する。 3)水平循環装置5を駆動させ、前記の入庫車を載せた
台車1があったところの、昇降装置6への連絡用レール
7に隣接する位置に適当な空台車1を移動してくる。 4)該空台車1に連なる複数の台車1を昇降装置6の方
向へ横送りする。 5)該空台車1を、昇降装置6で利用者乗降場所8まで
上昇させ待機状態とな。
【0011】次は、出庫要領について説明する。 1)利用者乗降場所8の空台車1が下降し、待ち受ける
複数の台車1と連結される。 2)該空台車1が端部に連結された複数の台車1を横送
りし、該空台車1が水平循環装置5の中の連絡用レール
7に隣接する位置に来るまで移動する。 3)水平循環装置5を駆動させ、該空台車1があったと
ころの昇降装置6への連絡用レール7に隣接する位置
に、出庫車を載せた台車1を移動してくる。 4)出庫車を載せた台車1に連なる複数の台車1を、昇
降装置6の方向へ横送りする。 5)出庫車を載せた台車1を昇降装置6で利用者乗降場
所8まで上昇させ、車を出庫させた後待機状態となる。
【0012】以上のように、車13を入出庫させる場
合、台車の下降→台車の横送り→水平循環装置の駆動→
台車の横送り→台車の上昇の各過程を順を追って作動さ
せる(一つの過程を開始する前に前過程が完了してい
る)必要があり、また利用者が乗降している間は駐車装
置を作動させられないため処理時間および利用者の待ち
時間が長かった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術で
は、車13を入出庫させる場合、台車の下降→台車の横
送り→水平循環装置の駆動→台車の横送り→台車の上昇
の各過程を順を追って作動させる(一つの過程を開始す
る前に前過程が完了している)必要があり、また利用者
が乗降している間は駐車装置を作動させられないため処
理時間および利用者の待ち時間が長いという問題があっ
た。
【0014】本発明は、上記従来技術に鑑み、処理時間
及び利用者の待ち時間を短縮することのできる水平循環
方式駐車装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、車両格納用台車を複数列平行に配置すると
共に各列では車両格納用台車を横方向に送ることがで
き、各列の相反する端部には車両格納用台車1台分の空
スペースを形成し、この空スペースには車両格納用台車
を縦方向に送る装置が配置されており、車両格納用台車
の横方向の送りと縦方向の送りにより車両格納用台車を
循環移動させる水平循環装置と、車を入出庫させる場所
である利用者乗降場所と、水平循環装置と利用者乗降場
所との間に配置されており、水平循環装置と利用者乗降
場所との間で車を載せた状態で車を移送する連絡用装置
と、を備えた水平循環方式駐車装置において、前記車両
格納用台車及び前記連絡用装置に、コンベアを備えたこ
とを特徴とする。
【0016】また本発明の構成は、車両格納用台車を複
数列平行に配置すると共に各列では車両格納用台車を横
方向に送ることができ、各列の相反する端部には車両格
納用台車1台分の空スペースを形成し、この空スペース
には車両格納用台車を縦方向に送る装置が配置されてお
り、車両格納用台車の横方向の送りと縦方向の送りによ
り車両格納用台車を循環移動させる水平循環装置と、車
を入出庫させる場所である利用者乗降場所と、水平循環
装置と利用者乗降場所との間に配置されており、水平循
環装置と利用者乗降場所との間で車を載せた状態で車を
移送する連絡用装置と、を備えた水平循環方式駐車装置
において、前記車両格納用台車及び前記連絡用装置なら
びに前記利用者乗降場所に、コンベアを備えたことを特
徴とする。
【0017】また本発明の構成は、連絡用装置は、連絡
路または連絡用台車と、昇降装置と、であることを特徴
とする。
【0018】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図1を
参照しつつ、動作(作用)状態を中心にして説明する。
【0019】水平循環装置5を駆動させて、昇降装置6
への連絡路10に隣接する位置に空台車1を移動した状
態で、昇降装置6が利用者乗降場所8のレベルに位置す
る状態が待機状態である。
【0020】ここで、入庫の場合の一連の動きを列記す
る。 1)入庫車を載せた昇降装置6が、水平循環装置5への
連絡路10まで下降する。 2)昇降装置6のコンベア9b、連絡路10のコンベア
9c、連絡路10に隣接する空台車1のコンベア9aが
駆動し、入庫車が昇降装置6から連絡路10を経由して
連絡路10に隣接する空台車1まで移動する。 3)昇降装置6が利用者乗降場所8のレベルまで上昇す
るとともに、水平循環装置5を駆動し、連絡路10に隣
接する位置に適当な空台車1が移動し待機状態となる。
なお昇降装置6が利用者乗降場所8のレベルまで達した
時点で次の入庫車を受け入れることは可能となる。
【0021】次に、出庫の場合の一連の動きを列記す
る。 1)水平循環装置5が駆動し、出庫車を載せた台車1が
昇降装置6への連絡路10に隣接する位置に移動すると
ともに、昇降装置6が水平循環装置5への連絡路10ま
で下降する。 2)昇降装置6のコンベア9a、連絡路10のコンベア
9c、連絡路10に隣接する空台車1のコンベア9aが
駆動し、出庫車が連絡路10に隣接する空台車1から連
絡路10を経由して昇降装置6まで移動する。 3)出庫車を載せた昇降装置6が利用者乗降場所8のレ
ベルまで上昇する。この時点で次の出庫車を載せた台車
1が昇降装置6への連絡路10に隣接する位置に移動す
るため水平循環装置5が駆動可能になる。 4)車を出庫させ待機状態となる。
【0022】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。まずはじめに本発明の第1実施例にかかる水平
循環方式駐車装置を、図1〜図3を参照して説明する。
なお、図1は本発明の第1実施例に係る水平循環方式駐
車装置を示す正面図、図2は図1のII−II矢視図、図3
は図1のIII −III 矢視図である。なお、従来技術と同
一機能を果たす部分には同一符号を付して説明する。
【0023】図1〜図3に示すように、この水平循環方
式駐車装置に用いている水平循環装置5は、平行した2
列において、車両格納用台車(以下「台車」と略称す
る)1を平行に配置しており、台車一台分のスペースご
とに、台車1を横送り3することができる。また、水平
循環装置5の2列の相反する端部(出入口側と奥側)に
は、台車一台分の空スペースを形成しており、両端部に
は台車1を縦送りする縦送り装置が配置されている。
【0024】縦送り装置は、上側レール14、下側レー
ル15、スプロケット16、エンドレスチェーン17、
移動するレール18、このレール18に備えたローラ1
9により構成されている。つまり、スプロケット16に
より無端状に配置されたエンドレスチェーン17が、上
側レール14の上方に位置し且つ下側レール15の上方
に位置している。このエンドレスチェーン17はレール
18に連結されており、エンドレスチェーン17が回転
することにより、レール18はローラ19により上側レ
ール14の上面及び下側レール15の上面に沿い循環走
行していく。このためレール18上に載置された台車1
は、レール18が上側レール14上を走行する際に、縦
送り4される。
【0025】このように、横送り3と縦送り4により、
車13を載せる台車1が、水平循環装置5内で循環移動
することができる。
【0026】車13を入出庫する場所である利用者乗降
場所8は、水平循環装置5の上方に配置されており、利
用者乗降場所8と水平循環装置5との間には、昇降装置
6が配置されている。この昇降装置6は、車13を載せ
た状態で、利用者乗降場所8と水平循環装置5との間
で、車13を移送することができる。
【0027】また、昇降装置6が下降したときに、この
昇降装置6と水平循環装置5との間に連絡路10を配置
している。
【0028】更に本実施例では、各台車1にコンベア9
aを設け、連絡路10にコンベア9cを設け、昇降装置
6にコンベア9bを設けている。利用者は昇降装置6の
コンベア9b上に車を停止させた状態で乗降する。連絡
路10にはコンベア9cを駆動するための駆動装置を設
け、昇降装置6にはコンベア9bを駆動するための駆動
装置を設け、各台車1にはコンベア9aを駆動するため
の駆動装置は設けていない。各台車1と連絡路10の間
には着脱式の動力伝達装置を設け、各台車1が連絡路1
0の隣に位置する時のみ、連絡路10に設けられた駆動
装置の動力で各台車1のコンベア9aと連絡路10のコ
ンベア9cが作動するようになっている。
【0029】各台車1には、拡大平面図である図7と、
図7のVIII−VIII矢視図である図8に示すように、連結
金具2を設けており、横送り3の際は複数の台車1が一
体となって移動し、縦送り4の際は連結金具2が外れて
台車1が1台だけ移動し、もう1つの列の台車1と連結
される。
【0030】次に、第1実施例の待機状態について説明
する。 (1)水平循環装置5において、昇降装置6への連絡路
10に隣接する位置に空台車1が停止しており、動力伝
達装置は解除されている。 (2)昇降装置6は利用者乗降場所8のレベルに位置し
ている。
【0031】次は、入庫要領について説明する。 (1)入庫車を利用者乗降場所8に位置する昇降装置6
の上に停止させ、入庫作業完了の指令を出すと、入庫車
を載せた昇降装置6が水平循環装置5への連絡路10の
レベルまで下降する。これと並行して、連絡路10の隣
に位置する台車1と連絡路10の間の動力伝達装置が接
続される。 (2)昇降装置6及び連絡路10のコンベア駆動装置が
作動することで、昇降装置6のコンベア9b、連絡路1
0のコンベア9c及び連絡路10の隣に位置する台車1
のコンベア9aが駆動し、昇降装置6から連絡路10の
隣に位置する台車1まで連絡路10を経由して入庫車が
移動し、移動後に動力伝達装置が解除される。 (3)昇降装置6を利用者乗降場所8のレベルまで上昇
させるとともに、水平循環装置5を駆動させ昇降装置6
への連絡路10に隣接する位置に適当な空台車1を移動
し待機状態となる。なお昇降装置6が利用者乗降場所8
のレベルに到着した時点で次の入庫車を昇降装置6のコ
ンベア9の上に停止させることは可能となる。
【0032】次は、出庫要領について説明する。 (1)出庫指令を出すと、水平循環装置5が駆動するこ
とで、昇降装置6への連絡路10に隣接する位置に、出
庫車を載せた台車1が移動し、移動後に動力伝達装置が
接続される。これと並行して昇降装置6が水平循環装置
5への連絡路10のレベルまで下降する。 (2)昇降装置6及び連絡路10のコンベア駆動装置を
作動させることで、昇降装置6のコンベア9b、連絡路
10のコンベア9c及び連絡路10の隣に位置する出庫
車を載せた台車1のコンベア9aを駆動し、連絡路10
の隣に位置する台車1から昇降装置6まで連絡路10を
経由して出庫車を移動し、移動後に動力伝達装置が解除
される。次の出庫指令が出ていれば、この時点で水平循
環装置5が駆動し、昇降装置6への連絡路10に隣接す
る位置に次の出庫車を載せた台車1を移動することが可
能となる。 (3)出庫車を載せた昇降装置6が利用者乗降場所8の
レベルまで上昇し出庫車が外に出れば待機状態となる。
【0033】次に、本発明の第2実施例を、図4〜図6
を参照して説明する。図4は第2実施例に係る水平循環
方式駐車装置を示す正面図、図5は図4のV−V矢視
図、図6は図4のVI−VI矢視図である。なお、第1実施
例と同一機能を果たす部分については同一符号を付し、
重複する説明は省略する。
【0034】第2実施例では、水平循環装置5を同一平
面内に2基設置し、2基の水平循環装置5の出入口側と
昇降装置6との間に連絡台車11を設置する。各台車1
にはコンベア9aが、昇降装置6にはコンベア9bが設
けられ、更に、連絡台車11にはコンベア9dが設けら
れている。第2実施例では、第1実施例とは異なり、昇
降装置6の隣に利用者乗降場所8があり、この利用者乗
降場所にコンベア9eを設置している。また利用者乗降
場所8と昇降装置6の間には扉12を設けている。
【0035】連絡台車11と利用者乗降場所8にはコン
ベア9d,9eを駆動するための駆動装置を設け、各台
車1と昇降装置6にはコンベア9a,9bを駆動する駆
動装置を設けない。各台車1と連絡台車11との間、連
絡台車11と昇降装置6との間、及び昇降装置6と利用
者乗降場所8の間にはそれぞれ着脱式の動力伝達装置を
設けている。各台車1は連絡台車11の隣に位置する時
のみ連絡台車11に設けられた駆動装置の動力で各台車
1のコンベア9aが作動するようになっている。昇降装
置6は、利用者乗降場所8のレベルでは利用者乗降場所
8に設けられた駆動装置の動力でコンベア9bが作動
し、連絡台車11のレベルでは連絡台車11に設けられ
た駆動装置の動力でコンベア9bが作動するようになっ
ている。
【0036】なお各台車1には第1実施例と同様に連結
金具2を設けており、横送り3の際は複数の台車1が一
体となって移動し、縦送り4の際は連結金具2が外れて
台車1が1台だけ移動しもう1つの列の台車1と連結さ
れる。
【0037】次に、第2実施例の待機状態について説明
する。 (1)水平循環装置5において、連絡台車11の走路に
隣接する位置に空台車1が停止している。 (2)連絡台車11は昇降装置6の隣に停止している。 (3)昇降装置6は利用者乗降場所8の隣に停止してい
る。 (4)動力伝達装置は全部解除されている。 (5)利用者乗降場所8と昇降装置6の間の扉12は閉
じている。
【0038】次は、入庫要領について説明する。 (1)入庫車を利用車乗降場所8のコンベア9eの上に
停止させ、入庫作業完了の指令を出すと、利用者乗降場
所8と昇降装置6の間の扉12が開くとともに、利用者
乗降場所8と昇降装置6の間の動力伝達装置が接続され
る。 (2)利用者乗降場所8のコンベア駆動装置を作動させ
ることで、利用者乗降場所8と昇降装置6のコンベア9
e,9bを駆動し、利用者乗降場所8から昇降装置6ま
で入庫車を移動する。移動後に動力伝達装置が解除され
るとともに、利用者乗降場所8と昇降装置6の間の扉1
2が閉まる。この時点で次の入庫車を利用者乗降場所8
のコンベア9の上に停止させることは可能となる。 (3)入庫車を載せた昇降装置6が連絡台車11のレベ
ルまで下降する。到着後に昇降装置6と連絡台車11の
間の動力伝達装置が接続される。 (4)連絡台車11のコンベア駆動装置を作動させるこ
とで、昇降装置6と連絡台車11のコンベア9b,9d
が駆動し、昇降装置6から連絡台車11まで入庫車が移
動する。移動後に動力伝達装置が解除される。 (5)昇降装置6が利用者乗降場所8のレベルまで上昇
するとともに、連絡台車11が格納予定の空台車1の隣
まで移動し、移動後に連絡台車11と台車1の間の動力
伝達装置が接続される。なお昇降装置6が利用者乗降場
所8のレベルに到着した時点で次の入庫車を利用者乗降
場所8から昇降装置6に移動することが可能となる。 (6)連絡台車11のコンベア駆動装置を作動させるこ
とで、連絡台車11のコンベア9dと連絡台車11に隣
接する台車1のコンベア9aが駆動し、連絡台車11か
ら連絡台車11に隣接する台車1まで入庫車を移動す
る。移動後に動力伝達装置が解除される。 (7)連絡台車11が昇降装置6の位置に移動するとと
もに、水平循環装置5を駆動させ連絡台車11の走路に
隣接する位置に適当な空台車1が移動し待機状態とな
る。なお連絡台車11が昇降装置6に到着した時点で次
の入庫車を昇降装置6から連絡台車11に移動すること
が可能となる。
【0039】次は、出庫要領について説明する。 (1)出庫指令を出すと、出庫車を載せた台車1を含む
水平循環装置5が駆動し連絡台車11の走路に隣接する
位置に出庫車を載せた台車1を移動する。これと並行し
て連絡台車11が、出庫車を載せた台車1が移動してく
る予定の位置の隣まで移動し、昇降装置6が連絡台車1
1のレベルまで下降する。出庫車を載せた台車1と連絡
台車11が所定の位置まで移動し、隣り合わせになった
後に連絡台車11と出庫車を載せた台車1の間の動力伝
達装置が接続される。なお次の出庫車を載せた台車1が
別の水平循環装置5に含まれる場合は、その水平循環装
置5が駆動し連絡台車11の走路に隣接する位置に次の
出庫車を載せた台車1を移動することは可能である。 (2)連絡台車11のコンベア駆動装置を作動させるこ
とで、連絡台車11のコンベア9dと連絡台車11に隣
接する台車1のコンベア9aが駆動し、連絡台車11に
隣接する台車1から連絡台車11まで出庫車が移動す
る。移動後に動力伝達装置が解除される。この時点で同
一水平循環装置5においても連絡台車11の走路に隣接
する位置に次の出庫車を載せた台車1を移動することが
可能となる。 (3)連絡台車11が昇降装置6の隣まで移動し、移動
後に連絡台車11と昇降装置6の間の動力伝達装置が接
続される。 (4)連絡台車11のコンベア駆動装置を作動させるこ
とで昇降装置6と連絡台車11のコンベア9b,9dが
駆動し、連絡台車11から昇降装置6まで出庫車が移動
する。移動後に動力伝達装置が解除される。この時点で
連絡台車11が次の出庫車を載せた台車1の隣に移動
し、次の出庫車を台車1から連絡台車11に移動するこ
とが可能となる。 (5)出庫車を載せた昇降装置6が利用者乗降場所8の
レベルまで上昇する。到着後に昇降装置6と利用者乗降
場所8の間の動力伝達装置が接続されるとともに、利用
者乗降場所8と昇降装置6の間の扉12が開く。 (6)利用者乗降場所8のコンベア駆動装置を作動させ
ることで、利用者乗降場所8と昇降装置6のコンベア9
e,9bを駆動し、昇降装置6から利用者乗降場所8ま
で出庫車が移動する。移動後に動力伝達装置が解除され
るとともに、利用者乗降場所8と昇降装置6の間の扉1
2が閉まる。この時点で昇降装置6が連絡台車11のレ
ベルに移動し、次の出庫車を連絡台車11から昇降装置
6に移動することが可能となる。 (7)出庫車が外に出れば待機状態となる。
【0040】この、第2実施例では、従来装置では困難
であった駐車場の建設が可能になった。
【0041】なお、第1実施例及び第2実施例は、とも
に水平循環装置5が一層の例であるが、複数層とするこ
とも可能である。また第1実施例及び第2実施例は水平
循環装置5の台車1として図7,図8に示す台車1を用
いたが、他のタイプの台車を用いることもできる。つま
り、図9,図10に示すタイプの台車1(図7,図8の
台車に対して連結金具の方向が異なる)や、図11,図
12に示すタイプの台車1(図7,図8の台車に対して
コンベアの方向が異なる)や、図13,図14に示すタ
イプの台車1(図7,図8の台車に対してコンベアの方
向及び連結金具の方向が異なる)を用いることができ
る。また、本発明は自動倉庫(格納庫を、四角で支える
場合など)にも適用することができる。
【0042】
【発明の効果】従来の水平循環方式駐車装置は、台車の
下降→台車の横送り→水平循環装置の駆動→台車の横送
り→台車の上昇の各過程を順を追って作動させる(一つ
の過程を開始する前に前過程が完了している)必要があ
り、また利用者が乗降している間は駐車装置を作動させ
られなかったが、本発明では、水平循環装置と、利用者
乗降場所との間に、連絡用装置を備えると共に、車両格
納用台車,連絡用装置,利用者乗降場所にコンベアを備
えるようにしたため、車両格納用台車,連絡用装置,利
用者乗降場所での処理を平行処理することができるよう
になり、処理時間及び利用者の待ち時間を大幅に改善す
ることができる。例えば、利用者が乗降している間であ
っても、駐車装置の作動ができ、処理時間及び待ち時間
の短縮ができる。
【0043】また、 機械式駐車場技術基準による最大
駐車台数が大幅に向上する。更に、利用者乗降場所にて
入庫車の位置を調整することで、台車、連絡台車、昇降
装置等の所要寸法を最小限にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る水平循環方式駐車装
置を示す正面図。
【図2】図1のII−II矢視図。
【図3】図1のIII −III 矢視図。
【図4】本発明の第2実施例に係る水平循環方式駐車装
置を示す正面図。
【図5】図4のV−V矢視図。
【図6】図4のVI−VI矢視図。
【図7】第1実施例および第2実施例の水平循環方式駐
車装置に用いる車両格納用台車を示す拡大平面図。
【図8】図7のVIII−VIII矢視図。
【図9】連結金具の方向が異なる車両格納用台車を示す
拡大平面図。
【図10】図9のX−X矢視図。
【図11】コンベアの方向が異なる車両格納用台車を示
す拡大平面図。
【図12】図11のXII −XII 矢視図。
【図13】コンベアの方向および連結金具の方向が異な
る車両格納用台車を示す拡大平面図。
【図14】図13のXIV −XIV 矢視図。
【図15】従来の水平循環方式駐車装置を示す正面図。
【図16】図15のXVI −XVI 矢視図。
【図17】図15のXVII−XVII矢視図。
【図18】従来の水平循環方式駐車装置に用いる車両格
納用台車を示す拡大平面図。
【図19】図18のXIX −XIX 矢視図。
【符号の説明】
1 車両格納用台車 2 連結金具 3 横送り 4 縦送り 5 水平循環装置 6 昇降装置 7 連絡用レール 8 利用者乗降場所 9a,9b,9c,9d,9e コンベア 10 連絡路 11 連絡台車 12 扉 13 車 14 上側レール 15 下側レール 16 スプロケット 17 エンドレスチェーン 18 レール 19 ローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両格納用台車を複数列平行に配置する
    と共に各列では車両格納用台車を横方向に送ることがで
    き、各列の相反する端部には車両格納用台車1台分の空
    スペースを形成し、この空スペースには車両格納用台車
    を縦方向に送る装置が配置されており、車両格納用台車
    の横方向の送りと縦方向の送りにより車両格納用台車を
    循環移動させる水平循環装置と、 車を入出庫させる場所である利用者乗降場所と、 水平循環装置と利用者乗降場所との間に配置されてお
    り、水平循環装置と利用者乗降場所との間で車を載せた
    状態で車を移送する連絡用装置と、を備えた水平循環方
    式駐車装置において、 前記車両格納用台車及び前記連絡用装置に、コンベアを
    備えたことを特徴とする水平循環方式駐車装置。
  2. 【請求項2】 車両格納用台車を複数列平行に配置する
    と共に各列では車両格納用台車を横方向に送ることがで
    き、各列の相反する端部には車両格納用台車1台分の空
    スペースを形成し、この空スペースには車両格納用台車
    を縦方向に送る装置が配置されており、車両格納用台車
    の横方向の送りと縦方向の送りにより車両格納用台車を
    循環移動させる水平循環装置と、 車を入出庫させる場所である利用者乗降場所と、 水平循環装置と利用者乗降場所との間に配置されてお
    り、水平循環装置と利用者乗降場所との間で車を載せた
    状態で車を移送する連絡用装置と、を備えた水平循環方
    式駐車装置において、 前記車両格納用台車及び前記連絡用装置ならびに前記利
    用者乗降場所に、コンベアを備えたことを特徴とする水
    平循環方式駐車装置。
  3. 【請求項3】 前記連絡用装置は、連絡路または連絡用
    台車と、昇降装置と、であることを特徴とする請求項1
    または請求項2の水平循環方式駐車装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1332108C (zh) * 2004-02-09 2007-08-15 日精株式会社 机械式停车装置的升降机

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CN1332108C (zh) * 2004-02-09 2007-08-15 日精株式会社 机械式停车装置的升降机

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