JPH1013135A - アンテナおよび無線機 - Google Patents

アンテナおよび無線機

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JPH1013135A
JPH1013135A JP8160016A JP16001696A JPH1013135A JP H1013135 A JPH1013135 A JP H1013135A JP 8160016 A JP8160016 A JP 8160016A JP 16001696 A JP16001696 A JP 16001696A JP H1013135 A JPH1013135 A JP H1013135A
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antenna element
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和介 柳沢
Takumi Yano
工 矢野
Ryo Horie
凉 堀江
Tadashi Oshiyama
正 押山
Michiro Arai
道郎 新井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯機器の呼出し信号受信用のアンテナのよ
うに、小形化が必要とされるアンテナで、特別の整合回
路を付加せずに性能を低下させないと共に、低い周波数
帯の奇数倍以外の偶数倍などの周波数帯の信号に対して
も、低い周波数帯の信号と共に1つのアンテナで同時に
受信することができる、2以上の周波数帯の信号を送受
信可能なアンテナを提供する。 【解決手段】 長尺状の導体からなるアンテナエレメン
トが長尺方向に沿って実質的に平行になるように少なく
とも1回折り返されて、該アンテナエレメントに折返し
部が形成されている。具体的には、前記アンテナエレメ
ントは長尺方向の物理的長さが第1の周波数帯に対して
実質的に共振し得る長さに形成され、前記折返し部1a
は隣接するアンテナエレメント1間の結合により前記第
1の周波数帯の2倍の周波数帯に対しても共振し得るよ
うに形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話機などの携
帯機器、AM、FMなどのラジオ、TVなどの無線機器
の送受信用アンテナに関する。さらに詳しくは、2以上
の周波数帯を送受信することができる小形のアンテナお
よびそれを用いた無線機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話機などのような無線機器
のためのアンテナには、図7に示されるように、交信し
ないときは無線機器31の筐体内に収納し、交信時に筐
体から外部に伸長させるロッド状アンテナ32が用いら
れている。このロッド状アンテナ32は、受信する信号
の約1/4波長、または約1/2波長の長さになるよう
に形成されている。そのため、受信する周波数帯が定ま
ると、そのロッド状アンテナ32の長さは一義的に定ま
る。そのため、低い周波数帯の信号を送受信するアンテ
ナは必然的にその長さが長くなる。この長くなるロッド
状アンテナの外形的寸法を短くするため、ピアノ線など
のアンテナ線をコイル状に巻き、その外周を樹脂などに
より被覆して短くする方法は採られている。
【0003】一方、このような携帯機器のアンテナは、
移動時には邪魔にならないように、携帯機器内に収納さ
れ、呼出しを受信するためのアンテナの一部分だけは携
帯機器から外に露出するように取り付けられたり、呼出
しを受信するアンテナが別に取り付けられ、交信時には
アンテナ全体を携帯機器から外に伸長させ、感度を上げ
て交信できるようになっている。このような呼出し信号
受信用のアンテナと、交信時の伸長されたアンテナとの
相互関係は、呼出し信号受信用のアンテナが交信用アン
テナの先端にローディングされたトップコイルタイプ
と、呼出し信号受信用のアンテナは常に無線機器の筐体
に取り付けられて、交信用アンテナが伸長したときも呼
出し信号受信用アンテナはそのまま無線機器の筐体に取
り付けられた状態にあるボトムコイルタイプとがある。
【0004】したがって、呼出し信号受信用のアンテナ
は、それだけで受信信号の約1/4波長または約1/2
波長の長さを有する必要があり、一方において持ち運び
時には邪魔にならないように小さいことが好ましく、通
常はコイル状に巻回されて、アンテナとしての外形的長
さを短くしている。また、交信時のアンテナでも、受信
する信号の周波数帯が低いと長くなり過ぎ、取扱が不便
で、交信用のアンテナもコイル状にして短くしたものも
用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、アンテ
ナの外形としての長さを短くするためにアンテナ線をコ
イル状にすると、コイル間隔が大きいときは電気的には
余り問題にならないが充分に短くならず、コイル間隔が
狭くなる(コイルを密に巻く)と短くなるが、アンテナ
線の方向と直角方向の成分が多くなり、偏波面との関係
でアンテナの放射抵抗が下がり整合回路を付加して使用
してもアンテナ性能が低下するという問題がある。
【0006】さらに、前述のアンテナの長さが約1/4
波長の長さの場合、3倍の周波数帯に対しては約3/4
波長となり、約1/4波長アンテナと同様に機能する。
そのため、3倍、5倍などの奇数倍の周波数帯に対して
は同じアンテナで送受信をすることができる。しかし、
2倍の周波数帯に対しては、約1/2波長となり、1/
2波長用の特別の整合回路をアンテナの給電部側に取り
付けなければアンテナとして機能せず、2倍、4倍の関
係にある周波数帯やその近傍の周波数帯の信号に対して
は同じアンテナでそのまま送受信をすることができな
い。しかし、現実には、たとえば携帯用電話機において
は、ヨーロッパのシステムでGSM(グループ スペシ
ャル モバイル)(日本のシステムではPDC(パーソ
ナル デジタル セルラー)に対応)では900MHz
帯の周波数が用いられ、DCS(デジタル セルラー
システム)(日本のシステムではPHS(パーソナル
ハンディフォン オン システム)に対応)では180
0MHz帯の周波数が用いられており、その両方を送受
信できることが好ましい。従来はこの両方を送受信する
ためには、2つのアンテナを別々に設けるか、高い周波
数帯用のアンテナの先端にトラップを介してさらにアン
テナ線を接続して低い周波数帯の長さに合わせたアンテ
ナを用いなければならない。
【0007】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、携帯機器の送受信用のアンテナのよ
うに、小形化が必要とされるアンテナで、外形寸法を小
さくしながら特別の整合回路を付加せずに性能を低下さ
せないアンテナを提供することを目的とする。
【0008】本発明の他の目的は、低い周波数帯の奇数
倍以外の偶数倍などの周波数帯の信号に対しても、低い
周波数帯の信号と共に1つのアンテナで同時に送受信す
ることができる、2以上の周波数帯の信号を送受信する
ことが可能なアンテナを提供することにある。
【0009】本発明のさらに他の目的は、アンテナの一
部を交信時に筐体から伸長させ、待機時には筐体内に収
納するような携帯機器に適したアンテナにおいて、前記
目的を満たす具体的な構造のアンテナを提供することに
ある。
【0010】本発明のさらに他の目的は、前述の小型化
され、かつ、2以上の周波数帯を送受信することができ
るアンテナを用いた無線機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、携帯機器
などのアンテナで、移動のためアンテナの収納時に呼出
し信号を受信できるアンテナ部分を小形にしても、特別
の整合回路を付加しないで、かつ、性能を低下させない
アンテナを得るため、さらにその小形アンテナで奇数倍
以外の周波数帯を含む2以上の周波数帯の信号を送受信
することができるアンテナを得るために鋭意検討を重ね
た。その結果、アンテナエレメントをその長尺(軸)方
向に沿ってほぼ平行になるように折り曲げることによ
り、折曲げ回数が1〜6回程度であれば、たとえば90
0MHz程度の第1の周波数帯に対してはアンテナエレ
メントの電気長は余り変化せず、予め設定した約1/4
波長の長さのアンテナとして作用し、2倍程度の高い第
2の周波数帯に対しては電気長が大きく変化し約3/4
波長のアンテナとして作用し、折返しの回数やその間隔
を調整することにより奇数倍の周波数ではない所望の2
以上の周波数帯の信号を送受信することができることを
見出した。
【0012】本発明によるアンテナは、長尺状の導体か
らなるアンテナエレメントが長尺方向に沿って実質的に
平行になるように少なくとも1回折り返されて、該アン
テナエレメントに折返し部が形成されている。
【0013】ここに実質的に平行とは、完全な平行を意
味するものではなく、隣接するアンテナエレメント間で
容量的および/または誘導的に結合し得る位置関係にな
ることを意味する。また、長尺方向とは、電磁波が導体
に沿って伝搬する方向を意味する。
【0014】前記アンテナエレメントは長尺方向の物理
的長さが第1の周波数帯に対して実質的に共振し得る長
さに形成され、前記折返し部は隣接するアンテナエレメ
ント間の電気的結合により前記第1の周波数帯の2倍の
周波数帯に対しても共振し得るように形成されているこ
とが、たとえば携帯電話における900MHz帯と18
00MHz帯のような偶数倍の関係にある周波数帯も含
めた多周波数帯の信号を1つのアンテナで送受信するこ
とができるため好ましい。
【0015】ここに第1の周波数帯に対して実質的に共
振し得る長さとは、第1の周波数帯の信号を大きなロス
がなく通常の結合度で送受信することができる長さを意
味し、具体的には第1の周波数帯の約1/4波長、また
は約1/2波長の長さで、取り付けられる筐体部や各種
金具のR成分やL成分の影響によりカットアンドトライ
により微調整された長さを意味する。
【0016】前記長尺状の導体が帯状体からなれば、薄
板の打抜きや、蒸着などにより形成される薄膜のエッチ
ングなどにより簡単に形成される。これらの帯状体は、
円筒状のボビンの外周に設けられたり、送受信回路など
が形成されるプリント基板などの端部に簡単に形成され
るため、小形のアンテナが簡単に得られる。
【0017】前記折返し部が形成されたアンテナエレメ
ントが、前記隣接するアンテナエレメント間の結合を維
持しながら前記長尺方向を中心軸としてコイル状に巻回
されることにより、折返し部で短くなったアンテナをさ
らに短くすることができる。
【0018】前記長尺状の導体がジグザグ状に形成さ
れ、該ジグザグ状の部分が隣接するように前記折返し部
が形成されても、同様にアンテナがさらに短くなるため
好ましい。
【0019】前記長尺状の導体の長尺方向の長さが前記
第1の周波数帯の実質的に1/4波長の長さに形成され
ていることが、アンテナを短くすることができると共
に、一番低い周波数帯の奇数倍の周波数帯のほか、2倍
などの偶数倍の周波数帯の信号をも送受信することがで
きるため、多周波数帯のアンテナとなり好ましい。
【0020】ここに実質的に1/4波長とは、折曲げ部
が形成された後に約1/4波長で共振し得る長さを意味
し、実際には1/4波長以下にすることにより、線間容
量などにより約1/4波長で共振し得る。
【0021】本発明のアンテナの具体的構造例として
は、無線機に装着され一端が給電部に接続される第1の
アンテナ部と、前記無線機の筐体内に収納されるときは
前記給電部から分離され、前記無線機から外部に伸長す
るときにその一端が前記第1のアンテナ部の他端と電気
的に結合される第2のアンテナ部とからなるアンテナ
で、前記第1のアンテナ部を請求項1、2、3、4、5
または6記載のアンテナで構成するものである。
【0022】前記第1のアンテナ部の他端と前記第2の
アンテナ部の一端との電気的結合は、電気的に直接接続
されなくても、非接触で容量的および/または誘導的に
結合されてもよい。この場合、何ら接触片などの構造物
を必要としないので、機械的に安定であるなどの利点が
ある。
【0023】前記第1のアンテナ部が、電気的絶縁体か
らなる円筒状のボビンの外周に電気的良導体の帯状体に
より請求項1記載の折返し部が形成された第1のアンテ
ナエレメントが設けられることにより構成されれば、携
帯機器の呼出し用に適した小形で多周波数帯のアンテナ
が得られる。
【0024】前記第1および第2のアンテナ部を電気的
に接続する具体的な構造は、前記第1のアンテナエレメ
ントの一端部は前記第1のアンテナ部の下端部に設けら
れた給電用取付け金具に電気的に接続され、前記第1の
アンテナエレメントの他端部には前記ボビンの側壁の一
部に設けられた貫通孔を介して該ボビンの内周側に突出
する突起部が設けられ、第2のアンテナ部の下端部に第
2のアンテナエレメントと電気的に接続して設けられた
金属製のストッパの凹部に前記突起部が嵌合することに
より得られる。
【0025】本発明のアンテナの他の具体的構造例とし
ては、下端部に給電部と接続し得る止め金具を有する第
1のアンテナ部と、無線機の筐体内に収納されるとき給
電部とは分離され、無線機の筐体から外部に伸長される
とき下端部に設けられたストッパ部により給電部と接続
し得る第2のアンテナ部とからなり、前記第1のアンテ
ナ部および第2のアンテナ部が請求項1、2、3、4、
5または6記載のアンテナで構成され、該第1のアンテ
ナ部の止め金具と前記第2のアンテナ部の上端部とが固
着される構造のものでもよい。
【0026】前記第1のアンテナ部と第2のアンテナ部
とは電気的に接続されてもよいし、非接触で容量的およ
び/または誘導的に結合されてもよいし、または電気的
に分離されてもよい。
【0027】さらに、前記第2のアンテナ部が請求項
1、2、3、4、5または6記載のアンテナで構成され
れば、交信時のアンテナの外形としての長さを調整する
ことができる。
【0028】本発明の無線機は、送受信回路と、該送受
信回路を覆う筐体と、該筐体の近傍に設けられ、前記送
受信回路と電気的に接続される給電部と、前記筐体に取
り付けられ、前記給電部と電気的に接続し得るアンテナ
とを有する無線機であって、前記アンテナの少なくとも
一部に請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、1
0、11、12、13または14記載のアンテナが用い
られている。
【0029】
【発明の実施の形態】つぎに、図面を参照しながら本発
明のアンテナについて説明をする。
【0030】図1は本発明のアンテナの基本構造を説明
する図である。図1において、1はたとえば銅線、ピア
ノ線、帯状で導電性の板材もしくは薄膜などの長尺状の
導体からなるアンテナエレメントで、その一端は携帯機
器などの筐体2などを介してコネクタ3の給電部3aに
接続され、給電部3aからコード4により図示しない送
受信回路に接続される。本発明のアンテナは、図1に示
されるように、アンテナエレメント1の長尺方向に沿っ
て実質的に平行になるように折り返され、折返し部1a
が設けられていることに特徴がある。
【0031】前述のように、本発明者らはアンテナエレ
メント1が図1に示される如く、その長尺方向に沿って
実質的に平行になるように折り曲げられることにより、
ある周波数帯の奇数倍以外の偶数倍などの周波数帯にお
いても共振させ得ることを見出した。すなわち、たとえ
ばある周波数帯f1 の約1/4波長の長さに形成された
アンテナエレメント1に、前述の折り返し部1aが形成
されることにより、隣接するアンテナエレメント1間の
容量結合や、アンテナエレメント1を伝搬するモードの
偶モード(even)と奇モード(odd)との関係な
どにより、周波数帯f1 およびその奇数倍の周波数帯に
対しては電気長が余り変化しないのに対して、2倍など
の偶数倍やその近傍の周波数帯に対しては、その折返し
の回数や折返しによるアンテナエレメント1の間隔を調
整することにより、その電気長を大幅に変え得ることを
見出した。
【0032】図1を参照しながら本発明のアンテナの基
本構造についてさらに詳細に説明をする。アンテナエレ
メント1は、その長尺方向に延ばした全長A+B+C
(a、bは非常に小さく無視できる)が、送受信しよう
とする信号の一番低い周波数帯である第1の周波数帯f
1 の約(前述の実質的の意味)1/4波長の長さになる
ように形成されている。このアンテナエレメント1が図
1に示される例では、折返し部1aが2か所設けられ、
3つ折りにされている。3つ折りにされたそれぞれの長
尺方向の長さA、B、Cは、殆ど等しく、その間隔a、
bは前述のごとく、たとえば周波数帯f1 の2倍の周波
数帯f2 (=2f1 )に対して共振するように調整され
る。その間隔a、bも殆ど等しいが、長尺方向の長さ
A、B、Cに比較して小さく、その長さを無視できる程
度である。
【0033】間隔a、bおよび折返しの数を調整するこ
とにより、周波数帯f1 に対しては電気長が余り影響を
受けないのに対して、周波数帯f2 (=2f1 )に対し
ては約3/4波長の電気長にすることができる。これ
は、周波数帯f1 (たとえば900MHz)およびその
奇数倍の周波数帯に対しては1/4波長のマッチング状
態を維持するため、アンテナエレメント1の折曲げの影
響を受けないのに対して、f1 の偶数倍またはその近傍
の周波数帯に対しては、アンテナエレメント1間の容量
および偶モードと奇モードとの関係による電流方向の関
係で電気長が変わるためと考えられる。その結果、f1
の奇数倍および偶数倍の両方の周波数帯の信号を送受信
することができる。また、折返しによるアンテナエレメ
ントの間隔および折返しの回数などを調整することによ
り、偶数倍以外の中間の周波数帯に共振させることもで
きる。
【0034】前述のようにアンテナエレメントが3つ折
にされているため、アンテナエレメントの周囲に樹脂な
どによる保護ケースが形成された後のアンテナの外形と
しての全長Lは1/4波長の約1/3と短くなり、90
0MHz帯の周波数に対しても約3cm程度と短くする
ことができる。折返しの数をさらに増やすことにより、
アンテナの全長をさらに短くすることができる。
【0035】前述の折返し部1aの数は、余り多くなる
と線間容量が大となり好ましくなく、10回以下、さら
に好ましくは2〜6回程度であり、とくに折返しにより
できるエレメント片が奇数個、すなわち折返し部1aの
数が偶数個の方が偏波面が一様になるため好ましい。ま
た、間隔a、bは前述のf1 が900MHz帯の場合、
1〜5mm程度が好ましい。
【0036】また、前述のアンテナエレメント1は、銅
線やピアノ線などの線状のワイヤでも良いし、金属板を
打ち抜いたり、蒸着などにより形成された薄膜をエッチ
ングなどにより図1に示されるような形状に形成され
た、帯状体(厚さが薄く、幅があるもの)が曲げられた
形状のもでもよい。帯状体により形成することにより、
プリント基板などの端部にも簡単に形成することもでき
る。また、これらのアンテナエレメントは調整後に全体
をモールドなどにより固定することができる。アンテナ
エレメント1の物理的全長、すなわちA+B+Cの長さ
は、周波数帯f1の実質的に1/4波長でなくても実質
的に1/2波長の長さに形成されていても共振させるこ
とができ、給電部側に整合回路を付加することにより送
受信することができる。この場合、f1 の2倍の周波数
帯f2 に対しては、1波長または3/2波長の電気長に
なるように折返し部1aで調整される。
【0037】さらに、前述のアンテナエレメント1の折
曲げの方向は、図1に示されるように、同一平面上で同
一方向に折り曲げられてもよいが、たとえば図1におい
て3本目のエレメント片(C長のもの)が紙面の手前側
にきて他の2つのエレメント片にそれぞれ近接して平行
になるように立体的に折り曲げられてもよい。要はアン
テナエレメント1の折り曲げられる方向がその長尺方向
に沿って実質的に平行になるように折り曲げられればよ
い。
【0038】前述のように、本発明のアンテナはその長
尺方向に沿って折り曲げられているため、電磁波の偏波
面に対するアンテナエレメントの長尺方向は常に一定
で、電気長が約1/4波長の奇数倍になるように調整さ
れていれば、整合回路を付加しなくてもアンテナの性能
を低下させないで、アンテナ全体の外形としての長さL
を短くすることができる。しかし、さらにアンテナ全体
の外形としての長さを短くするためには、アンテナ性能
を劣化させない程度の粗いジグザグ形状やコイルを形成
することができる。その例を概略図で図2に示す。
【0039】図2(a)、(b)は、アンテナエレメン
ト1に予めジグザグパターンが形成されたもの、または
粗いコイルが形成されたものを図1に示されるように長
尺方向に折返したもので、図2(c)は、図1に示され
るように折返し部が形成されたアンテナエレメント1を
粗くコイル状にしたものである。いずれの例もアンテナ
の放射特性に影響を及ぼさない程度の粗いジグザグ形状
やコイルが形成されることにより、アンテナ性能に影響
を受けることなくアンテナの外形としての全長を短くす
ることができる。
【0040】つぎに、本発明のアンテナを携帯電話機な
どの携帯機器に適したアンテナに適用する例について、
図3〜4を参照しながら詳細に説明をする。
【0041】図3はたとえば携帯電話機用のアンテナの
断面説明図で、(a)は交信時のアンテナを伸長してい
るときの断面説明図、(b)は待機時、すなわち交信時
の第2のアンテナ部は電話機の筐体内に収納され、呼出
し信号を受信できるように第1のアンテナ部のみが筐体
の外に露出して受信可能な状態の説明図である。
【0042】図3において、10は常に携帯機器の筐体
から外部に露出しており、呼出し信号を受信することが
できる第1のアンテナ部、20は交信時に筐体内から伸
長させ、感度を向上させる第2のアンテナ部である。
【0043】第1のアンテナ部10は、図4(a)に示
されるようなPE(ポリエチレン)またはPOM(ポリ
オキシメチレン)などからなる円筒状のボビン11の外
周に、第1のアンテナエレメント12が圧入されて、そ
の材料の有するバネ性で圧着されることにより形成され
ている。第1のアンテナエレメント12は、たとえばリ
ン青銅またはベリリウム銅などからなる板バネを、プレ
スにより打ち抜いた後に丸めることにより、図4(b)
に示されるような円筒状に形成され、その長尺方向の全
長は、たとえば900MHz帯の実質的に1/4波長の
長さに形成されている。第1のアンテナエレメント12
の一端部12aは、リング状にされ、ボビン11と共に
取付け金具13の内周に圧入されることにより取付け金
具13に電気的に接続されている(図3(a)参照)。
第1のアンテナエレメント12の他端部には突起部12
bが形成され、第2のアンテナ部20の一端側の凹部に
嵌合して電気的に接続すると共に固定し得るロックバネ
になっている。第1のアンテナエレメント12はその展
開図が線図的に図4(c)に示されるように、折返し部
12cが6か所設けられ、7個のエレメント片に形成さ
れているが、図1に示されるように、2か所の折返し部
で3個のエレメント片に形成されてもよい。この第1の
アンテナ部10の取付け金具13のネジ部13aを携帯
電話機などの携帯機器の筐体にねじ込むことにより取り
付けられる。なお、14はABS(アクリル ブタジェ
ン スチロール)、エラストマなどからなるからなるカ
バーで、取付金具13の上部にねじ込まれ、第1のアン
テナエレメント12を保護している。
【0044】第2のアンテナ部20は、交信時に筐体か
ら外部に伸長させて使用するもので、たとえば前述の9
00MHz帯の実質的に1/2波長の長さのピアノ線、
または銅線などをコイル状にした第2のアンテナエレメ
ント21がその周囲をPOM、エラストマなどからなる
チューブ22により保護され、第1のアンテナ部10の
ボビン11内を移動できるように形成されている。第2
のアンテナエレメント21はその中間部にトラップ25
が設けられ、900MHz帯に対しては連続した全長と
して作用し、1800MHz帯に対しては遮断されてト
ラップ25から下の半分のみがアンテナとして作用する
構成になっている。その下端部には第2のアンテナエレ
メント21の一端部と電気的に接続された黄銅またはP
BS(リン青銅)などからなるストッパ23がチューブ
22にねじ込まれて固定されている。また、上端部には
ABS、エラストマなどからなるトップ24がねじ込み
または一体成形により固着され、第2のアンテナ部20
を筐体から外部に引張り出すときのツマミになってい
る。
【0045】ストッパ23には、第2のアンテナ部20
が筐体から引き出されて伸長したときに、第1のアンテ
ナエレメント12の突起部12bが嵌合して電気的に接
続するように、凹部23aが外周に形成されている。そ
の結果、第2のアンテナ部20が伸長したときは、第1
のアンテナエレメント12と第2のアンテナエレメント
21とが接続され、たとえば900MHz帯の信号に対
しては実質的に3/4波長のアンテナとなり、共振して
送受信をすることができる。また2倍の1800MHz
帯の信号に対しては、第1のアンテナ部が実質的に3/
4波長の電気長になっており、第2のアンテナ部20は
トラップ25の下側の半分が用いられ、実質的に1/2
波長の電気長であるため、同様に共振して送受信をする
ことができる。
【0046】さらに、第2のアンテナ部20のトップ2
4の下端部の外周にも凹部24aが設けられ、第2のア
ンテナ部20が筐体内に収納されたときにトップ24が
ボビン11の上部まで挿入され、トップ24の凹部24
aに第1のアンテナエレメント12の突起部12bが嵌
合し、固定される。トップ24は樹脂製で電気的に絶縁
されているため、筐体内に収納された第2のアンテナ部
20は完全に電気的に分離されてアンテナとしては機能
しない。したがって、第1のアンテナ部10のみが呼出
し信号を受信するアンテナとして機能する。
【0047】この第2のアンテナ部20を筐体から引き
出して伸長し交信するときと、第2のアンテナ部20を
筐体内に収納して待機するときのそれぞれの900MH
z帯と1800MHz帯でのアンテナの電気長の関係を
図5の(a)〜(b)および(c)〜(d)にそれぞれ
線図で示し、そのときの電気長を波長をλとして示す。
1800MHz帯では第2のアンテナ部20に設けられ
たトラップ25により、第2のアンテナ部20の長さが
1/2となり、第2のアンテナ部20は1800MHz
帯でも約1/2波長となる。
【0048】図3に示される例は、第1のアンテナ部1
0と第2のアンテナ部20とを電気的に接続した例であ
ったが、第1および第2のアンテナエレメントをそれぞ
れ電気的に接触させなくても、相互のアンテナエレメン
トを近接させることによる容量的および/または誘導的
な結合による電気的結合とすることもできる。この場
合、前述のストッパ23を金属でなく樹脂などの電気的
絶縁材料により形成することができる。
【0049】図6は、第1のアンテナ部10が第2のア
ンテナ部20の上部にローディングされるトップコイル
タイプに本発明のアンテナを適用した例を示す図であ
る。すなわち、第1のアンテナ部10に本発明の折返し
部が形成された第1のアンテナエレメント15の一端部
が止め金具16に接続され、第2のアンテナ部20が筐
体内に収納されるとき、止め金具16が筐体の給電部と
接続される。第2のアンテナ部20は第2のアンテナエ
レメント25の一端部にストッパ26が接続されてい
る。そのため、第2のアンテナ部20が筐体から引き出
され伸長されたときストッパ26が筐体の給電部と接続
される。第1のアンテナエレメント15の長さは、通常
第1の周波数帯f1 、たとえば900MHz帯の実質的
に1/4波長の長さに、第2のアンテナエレメント25
の長さは、通常第1の周波数帯f1 、たとえば900M
Hz帯の実質的に1/2波長の長さに形成される。しか
し、第2のアンテナエレメント25も実質的に1/4波
長の長さにして、筐体側に整合回路を設けてもよい。図
6(a)に示される例は、第1のアンテナ部10の止め
金具16と第2のアンテナ部20の上端部とが直接電気
的に接触して接続されており、図6(b)に示される例
は、第1のアンテナ部10の止め金具16と第2のアン
テナ部20の上端部とが電気的絶縁材料18で固着され
ており、容量的および/または誘導的に結合させて電気
的に結合することもできる。なお、17は第1のアンテ
ナエレメント15部を樹脂などにより被覆して形成され
たトップである。
【0050】図6(c)は第2のアンテナ部も本発明の
折返し部が形成されたアンテナエレメント25が用いら
れた例を線図で示した図である。図6(c)では、第1
のアンテナ部10と第2のアンテナ部20とが絶縁体1
8で接続されて電気的に分離された例を示しているが、
直接接触させて接続したり、電気的に結合してもよい。
両者を完全に電気的に分離して、第1および第2のアン
テナ部10、20に共に本発明の折返し部が設けられた
アンテナを使用する場合、図では第1および第2のアン
テナエレメント15、25が同じ大きさで示されている
が、第2のアンテナエレメント25の折返し部を少なく
して外形寸法を大きくすることにより、第2のアンテナ
部20を筐体から引き出し、伸長したときに第2のアン
テナ部20のみが単独でアンテナとして機能し、第1の
アンテナ部10より交信時の感度が向上しながら、従来
より短いアンテナとすることができる。この場合でも多
周波数帯で交信することができる。
【0051】携帯電話機などの無線機器においては、ア
ンテナが小型で多周波数帯の送受信をできることが好ま
しく、そのアンテナに前述の本発明のアンテナを用いる
ことにより、小型で持ち運びが便利で、かつ、多周波数
帯の送受信をすることができる無線機が得られる。すな
わち、無線機は送受信回路が筐体により覆われ、送受信
回路と電気的に接続され、筐体の近傍に設けられた給電
部と接続されるようにアンテナが設けられる。このアン
テナに、たとえば図3〜図6に関連して説明をしたアン
テナを用いれば、そのまま筐体に取り付けることにより
本発明の無線機が得られる。また、図3〜図6の具体的
なアンテナに限らず、図1に示される基本構造のアンテ
ナが無線機のアンテナの全部または一部に用いられて
も、小型で、かつ、多周波数帯の信号を高感度で送受信
をすることができる無線機が得られる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、長尺状の導体からなる
アンテナエレメントをその長尺方向に沿って平行になる
ように折り曲げているため、アンテナの放射特性を低下
させることなく、アンテナ全体としての外形上の物理的
長さを短くすることができる。
【0053】さらに、折り曲げて隣接するアンテナエレ
メント間の容量結合や、相互作用により、偶数倍または
その近傍の周波数帯に対しても共振させることができ、
奇数倍の周波数帯以外の周波数帯とにより2以上の周波
数帯用のアンテナエレメントをトラップなどを介して接
続しておかなくても、1個のアンテナエレメントにより
多数の周波数帯の信号を送受信することができる。
【0054】さらに、本発明の携帯機器用に適した具体
的な構造のアンテナによれば、呼出し信号受信用のアン
テナを非常に小型にできると共に、アンテナ性能を高度
に維持することができる。さらに、アンテナエレメント
を帯状体により形成することにより、製造が簡単で小型
の高特性のアンテナが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナの基本的構造の説明図であ
る。
【図2】本発明のアンテナのバリエーションを示す図で
ある。
【図3】携帯機器に適したアンテナに本発明のアンテナ
を適用した具体例の説明図である。
【図4】図3の第1のアンテナ部のボビンおよび第1の
アンテナエレメントの斜視説明図である。
【図5】図3のアンテナの第2のアンテナを収容したと
き、および筐体から引き出したときのそれぞれのアンテ
ナの電気長により示した図である。
【図6】第2のアンテナ部の上端部に本発明のアンテナ
を利用した第1のアンテナを固着したトップコイルタイ
プの説明図である。
【図7】従来の無線機に取り付けられたアンテナの説明
図である。
【符号の説明】
1 アンテナエレメント 10 第1のアンテナ部 11 ボビン 12 第1のアンテナエレメント 20 第2のアンテナ部 21 第2のアンテナエレメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 押山 正 東京都北区滝野川7丁目5番11号 株式会 社ヨコオ内 (72)発明者 新井 道郎 東京都北区滝野川7丁目5番11号 株式会 社ヨコオ内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状の導体からなるアンテナエレメン
    トが長尺方向に沿って実質的に平行になるように少なく
    とも1回折り返されて、該アンテナエレメントに折返し
    部が形成されてなるアンテナ。
  2. 【請求項2】 前記アンテナエレメントは長尺方向の物
    理的長さが第1の周波数帯に対して実質的に共振し得る
    長さに形成され、前記折返し部は隣接するアンテナエレ
    メント間の電気的結合により前記第1の周波数帯の2倍
    の周波数帯に対しても共振し得るように形成されてなる
    請求項1記載のアンテナ。
  3. 【請求項3】 前記長尺状の導体が帯状体からなる請求
    項1または2記載のアンテナ。
  4. 【請求項4】 前記折返し部が形成されたアンテナエレ
    メントが、前記隣接するアンテナエレメント間の結合を
    維持しながら前記長尺方向を中心軸としてコイル状に巻
    回されてなる請求項1、2または3記載のアンテナ。
  5. 【請求項5】 前記長尺状の導体がジグザグ状に形成さ
    れ、該ジグザグ状の部分が隣接するように前記折返し部
    が形成されてなる請求項1、2、3または4記載のアン
    テナ。
  6. 【請求項6】 前記長尺状の導体の長尺方向の長さが前
    記第1の周波数帯の実質的に1/4波長の長さに形成さ
    れてなる請求項1、2、3、4または5記載のアンテ
    ナ。
  7. 【請求項7】 無線機に装着され一端部が給電部に接続
    された第1のアンテナ部と、前記無線機の筐体内に収納
    されるときは前記給電部から分離され、前記無線機の筐
    体から外部に伸長されるときにその一端部が前記第1の
    アンテナ部の他端部と電気的に結合される第2のアンテ
    ナ部とからなり、前記第1のアンテナ部が請求項1、
    2、3、4、5または6記載のアンテナを構成するアン
    テナ。
  8. 【請求項8】 前記第1のアンテナ部の他端部と前記第
    2のアンテナ部の一端部との電気的結合が、電気的には
    非接触で、容量的および/または誘導的に結合されてな
    る請求項7記載のアンテナ。
  9. 【請求項9】 前記第1のアンテナ部が、電気的絶縁体
    からなる円筒状のボビンの外周に電気的良導体の帯状体
    により請求項1記載の折返し部が形成された第1のアン
    テナエレメントが設けられることにより構成される請求
    項7または8記載のアンテナ。
  10. 【請求項10】 前記第1のアンテナエレメントの一端
    部は前記第1のアンテナ部の下端部に設けられた給電用
    取付け金具に電気的に接続され、前記第1のアンテナエ
    レメントの他端部には前記ボビンの側壁の一部に設けら
    れた貫通孔を介して該ボビンの内周側に突出する突起部
    が設けられ、第2のアンテナ部の下端部に第2のアンテ
    ナエレメントと電気的に接続して設けられた金属製のス
    トッパの凹部に前記突起部が嵌合することにより前記第
    1のアンテナ部と第2のアンテナ部とが電気的に接続し
    得る請求項9記載のアンテナ。
  11. 【請求項11】 下端部に給電部と接続し得る止め金具
    を有する第1のアンテナ部と、無線機の筐体内に収納さ
    れるとき給電部とは分離され、無線機の筐体から外部に
    伸長されるとき下端部に設けられたストッパ部により給
    電部と接続し得る第2のアンテナ部とからなり、前記第
    1のアンテナ部が請求項1、2、3、4、5または6記
    載のアンテナで構成され、該第1のアンテナ部の止め金
    具と前記第2のアンテナ部の上端部とが固着されてなる
    アンテナ。
  12. 【請求項12】 前記第1のアンテナ部と第2のアンテ
    ナ部とが電気的に接続されてなる請求項11記載のアン
    テナ。
  13. 【請求項13】 前記第1のアンテナ部と第2のアンテ
    ナ部とが容量的および/または誘導的に結合されてなる
    請求項11記載のアンテナ。
  14. 【請求項14】 前記第2のアンテナ部が請求項1、
    2、3、4、5または6記載のアンテナで構成されてな
    る請求項11、12または13記載のアンテナ。
  15. 【請求項15】 送受信回路と、該送受信回路を覆う筐
    体と、該筐体の近傍に設けられ、前記送受信回路と電気
    的に接続される給電部と、前記筐体に取り付けられ、前
    記給電部と電気的に接続し得るアンテナとを有する無線
    機であって、前記アンテナの少なくとも一部に請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、1
    2、13または14記載のアンテナが用いられてなる無
    線機。
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