JP2003023314A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP2003023314A JP2001210179A JP2001210179A JP2003023314A JP 2003023314 A JP2003023314 A JP 2003023314A JP 2001210179 A JP2001210179 A JP 2001210179A JP 2001210179 A JP2001210179 A JP 2001210179A JP 2003023314 A JP2003023314 A JP 2003023314A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のヘリカル部を有するアンテナ装置にお
いて、アンテナ特性を改善する。 【解決手段】 第1のヘリカル部(11B)と、前記第
1のヘリカル部と径が異なる第2のヘリカル部(11
A)とで構成され、前記第1のヘリカル部と前記第2の
ヘリカル部とが同軸状に配置され、前記ヘリカル部に給
電する接続部(13)とを有するアンテナ装置におい
て、前記接続部は前記第1のヘリカル部のみに接続され
ることによって給電されると共に、前記第2のヘリカル
部は、前記接続部に直接接続されることなく、前記第1
のヘリカル部と前記第2のヘリカル部とが容量結合する
ことによって給電されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、携帯無線機用のア
ンテナ装置に関し、特に複数の周波数において共振する
アンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】携帯無線機は筐体の上部にアンテナを設
け、アンテナにより電波を放射、捕捉して送受信動作を
している。また、携帯電話機では、上部にヘリカルアン
テナと、下部にホイップアンテナ(棒状アンテナ)とを
備えたアンテナを、筐体から伸縮可能に設け、アンテナ
の伸長時の利得を増大させ、アンテナ収納時の筐体から
のアンテナの突出量を小さくするように構成されたもの
がある。また、近年の携帯無線機は複数の無線通信シス
テムに対応しているものもあり、このような携帯電話機
用のアンテナは複数の周波数帯域で共振する特性を有す
る。
【0003】このため、図9に示すように、巻ピッチの
異なる巻線を同軸状に配置したヘリカルアンテナが提案
されている(例えば、特開平10−22730号公
報)。この従来のヘリカルアンテナは、巻き回された第
1のヘリカルアンテナエレメントと第2のヘリカルアン
テナエレメントとがカバー内に収容されており、第1の
ヘリカルアンテナエレメントと第2のヘリカルアンテナ
エレメントとが取付金具に接続されている。
【0004】この従来のアンテナの等価回路は、図9
(b)に示すように、第1のヘリカルアンテナエレメン
トと第2のヘリカルアンテナエレメントとが直接的に接
続されて、両方のヘリカルアンテナエレメントに給電さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のヘリカ
ルアンテナでは、アンテナの特性を調整するために巻線
ピッチと巻数とを変化させる。例えば、巻線ピッチを広
くすると共振周波数での帯域幅が広くなる。このとき、
アンテナの全長を変えないで巻線ピッチを変えると、巻
数が変わってしまい、アンテナエレメントの電気長が変
化することから、共振周波数も変わってしまう。
【0006】そして、図9に示すヘリカルアンテナで
は、二つのヘリカルアンテナエレメントが直流的に接続
されているので、一方のヘリカルアンテナエレメントの
構成(巻ピッチ、巻数)を変えて、アンテナ特性を変化
させると、他方のヘリカルアンテナエレメントの特性が
変化して、両者を最適な特性に調整することが困難であ
った。
【0007】また、この従来のヘリカルアンテナは、給
電部に常時接続されていることから、4分の1波長で共
振するものであり、他の共振モードで共振させようとす
ると周波数毎に整合回路を設ける必要があった。すなわ
ち、このヘリカルアンテナをロッド状アンテナの先端に
配設した場合(例えば、特開平10−22730号公報
の図3)、特定の関係にある周波数(1.5GHzに対
してλ/4で、1.9GHzに対して3λ/8で共振す
る)しか、このアンテナを適用することはできなかっ
た。特に、周波数が略2倍の関係にあるときは、いずれ
周波数においても、アンテナエレメントは端部から給電
されるので、λ/2の共振条件を実現することが困難で
あった。
【0008】本発明は、複数のヘリカル部を有するアン
テナ装置において、アンテナ特性を改善することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、第1のヘ
リカル部と、前記第1のヘリカル部と径が異なる第2の
ヘリカル部とで構成され、前記第1のヘリカル部と前記
第2のヘリカル部とが同軸状に配置され、前記ヘリカル
部に給電する接続部とを有するアンテナ装置において、
前記接続部は前記第1のヘリカル部のみに接続されるこ
とによって給電されると共に、前記第2のヘリカル部
は、前記接続部に直接接続されることなく、前記第1の
ヘリカル部と前記第2のヘリカル部とが容量結合するこ
とによって給電されることを特徴とする。
【0010】第2の発明は、第1の発明において、前記
第1のヘリカル部はその一端から給電され、前記第2の
ヘリカル部はその両端が開放されていることを特徴とす
る。
【0011】第3の発明は、第1又は第2の発明におい
て、前記第1のヘリカル部は、前記第2のヘリカル部の
内側に配置されることを特徴とする。
【0012】第4の発明は、第1〜第3の発明におい
て、前記第1のヘリカル部は第1の共振周波数で共振
し、前記第2のヘリカル部は、前記第1共振周波数と異
なる第2の共振周波数において、前記第1のヘリカル部
との相互作用によって共振することを特徴とする。
【0013】第5の発明は、第1〜第4の発明におい
て、前記第1のヘリカル部は、第1の共振周波数におい
て略4分の1波長で共振し、前記第2のヘリカル部は、
第2の共振周波数において略2分の1波長で共振するこ
とを特徴とする。
【0014】第6の発明は、少なくとも一部が筐体内に
収納可能な棒状アンテナと、前記棒状アンテナの上方で
前記棒状アンテナと絶縁されて配置されたヘリカルアン
テナとを有し、前記棒状アンテナが筐体から引き出され
た状態では前記棒状アンテナの下部に設けられた第1の
接続部に給電され、前記棒状アンテナが筐体内に収納さ
れた状態では前記ヘリカルアンテナの下部に設けられた
第2の接続部に給電されるアンテナ装置において、前記
ヘリカルアンテナは、第1のヘリカル部と、前記第1の
ヘリカル部と径が異なる第2のヘリカル部とで構成さ
れ、前記第1のヘリカル部と前記第2のヘリカル部とが
同軸状に配置されて成り、前記第2の接続部は前記第1
のヘリカル部のみに接続されることによって給電される
と共に、前記第2のヘリカル部は、前記接続部に直接接
続されることなく、前記第1のヘリカル部と前記第2の
ヘリカル部とが容量結合することによって給電されるこ
とを特徴とする。
【0015】第7の発明は、第6の発明において、前記
第1のヘリカル部はその一端から給電され、前記第2の
ヘリカル部はその両端が開放されていることを特徴とす
る。
【0016】第8の発明は、第6又は第7の発明におい
て、前記第1のヘリカル部は、前記第2のヘリカル部の
内側に配置されることを特徴とする。
【0017】第9の発明は、第6〜第8の発明におい
て、前記第1のヘリカル部は第1の共振周波数で共振
し、前記第2のヘリカル部は、前記第1共振周波数と異
なる第2の共振周波数において、前記第1のヘリカル部
との相互作用によって共振することを特徴とする。
【0018】第10の発明は、第6〜第9の発明におい
て、前記第1のヘリカル部は、第1の共振周波数におい
て略4分の1波長で共振し、前記第2のヘリカル部は、
第2の共振周波数において略2分の1波長で共振するこ
とを特徴とする。
【0019】第11の発明は、第10の発明において、
前記棒状アンテナは、前記第1の共振周波数において略
4分の1波長で共振することを特徴とする。
【0020】第12の発明は、第11の発明において、
前記棒状アンテナは、前記第2の共振周波数において略
2分の1波長で共振することを特徴とする。
【0021】第13の発明は、第12の発明において、
前記棒状アンテナは、前記第2の共振周波数において、
前記第1の共振周波数と異なる整合条件を提供する整合
回路を介して給電されることを特徴とする。
【0022】
【発明の作用および効果】第1の発明では、第1のヘリ
カル部と、前記第1のヘリカル部と径が異なる第2のヘ
リカル部とで構成され、前記第1のヘリカル部と前記第
2のヘリカル部とが同軸状に配置され、前記ヘリカル部
に給電する接続部とを有するアンテナ装置において、前
記接続部は前記第1のヘリカル部のみに接続されること
によって給電されると共に、前記第2のヘリカル部は、
前記接続部に直接接続されることなく、前記第1のヘリ
カル部と前記第2のヘリカル部とが容量結合することに
よって給電されるので、二つのヘリカルアンテナの特性
の調整が容易になり、二つの周波数で良好に動作するア
ンテナ装置が得られる。
【0023】第2の発明では、前記第1のヘリカル部は
その一端から給電され、前記第2のヘリカル部はその両
端が開放されているので、第1のヘリカル部は略4分の
1波長で、第2のヘリカル部は略2分の1波長で共振さ
せることができる。
【0024】第3の発明では、前記第1のヘリカル部
は、前記第2のヘリカル部の内側に配置されているの
で、第2のヘリカル部を、第1のヘリカル部との相互作
用によって共振させることができる。
【0025】第4の発明では、前記第1のヘリカル部は
第1の共振周波数で共振し、前記第2のヘリカル部は、
前記第1共振周波数と異なる第2の共振周波数におい
て、前記第1のヘリカル部との相互作用によって共振す
るので、第2の共振周波数における、第2のヘリカルア
ンテナの電気長を長くすることができる。
【0026】第5の発明では、前記第1のヘリカル部は
一端に給電されていることから、第1の共振周波数にお
いて略4分の1波長で共振し、前記第2のヘリカル部は
両端が開放されていることから、第2の共振周波数にお
いて略2分の1波長で共振するので、両方の周波数で適
切な整合をとることができ、第1の共振周波数と第2の
共振周波数とが略整数倍の関係にある場合にも、双方の
周波数で良好に動作するアンテナ装置が得られる。
【0027】第6の発明では、少なくとも一部が筐体内
に収納可能な棒状アンテナと、前記棒状アンテナの上方
で前記棒状アンテナと絶縁されて配置されたヘリカルア
ンテナとを有し、前記棒状アンテナが筐体から引き出さ
れた状態では前記棒状アンテナの下部に設けられた第1
の接続部に給電され、前記棒状アンテナが筐体内に収納
された状態では前記ヘリカルアンテナの下部に設けられ
た第2の接続部に給電されるアンテナ装置において、前
記ヘリカルアンテナは、第1のヘリカル部と、前記第1
のヘリカル部と径が異なる第2のヘリカル部とで構成さ
れ、前記第1のヘリカル部と前記第2のヘリカル部とが
同軸状に配置されて成り、前記第2の接続部は前記第1
のヘリカル部のみに接続されることによって給電される
と共に、前記第2のヘリカル部は、前記接続部に直接接
続されることなく、前記第1のヘリカル部と前記第2の
ヘリカル部とが容量結合することによって給電されるの
で、一方のヘリカルアンテナの構成(巻ピッチ、巻数)
を変えても、他方のヘリカルアンテナの特性への影響が
少ないので、ヘリカルアンテナの構成を変更すること
で、二つのヘリカルアンテナの特性の調整が容易にな
り、二つの周波数で良好に動作するアンテナ装置が得ら
れる。
【0028】第7の発明では、前記第1のヘリカル部は
その一端から給電され、前記第2のヘリカル部はその両
端が開放されているので、第1のヘリカル部は略4分の
1波長で、第2のヘリカル部は略2分の1波長で共振さ
せることができる。
【0029】第8の発明では、前記第1のヘリカル部は
前記第2のヘリカル部の内側に配置されているので、第
2のヘリカル部を、第1のヘリカル部との相互作用によ
って共振させることができる。
【0030】第9の発明では、前記第1のヘリカル部は
第1の共振周波数で共振し、前記第2のヘリカル部は、
前記第1共振周波数と異なる第2の共振周波数におい
て、前記第1のヘリカル部との相互作用によって共振す
るので、第2の共振周波数における、第2のヘリカルア
ンテナの電気長を長くすることができる。
【0031】第10の発明では、前記第1のヘリカル部
は一端に給電されていることから、第1の共振周波数に
おいて略4分の1波長で共振し、前記第2のヘリカル部
は両端が開放されていることから、第2の共振周波数に
おいて略2分の1波長で共振するので、両方の周波数で
適切な整合をとることができ、第1の共振周波数と第2
の共振周波数とが略整数倍の関係にある場合にも、双方
の周波数で良好に動作するアンテナ装置が得られる。
【0032】第11の発明では、前記棒状アンテナは前
記第1の共振周波数において略4分の1波長で共振する
ように構成したので、棒状アンテナを小型にすることが
できる。
【0033】第12の発明では、前記棒状アンテナは、
前記第2の共振周波数において略2分の1波長で共振す
るので、第1の共振周波数と第2の共振周波数とが略整
数倍の関係にある場合にも、棒状アンテナが双方の周波
数で良好に動作させることができる。
【0034】第13の発明では、前記棒状アンテナは、
前記第2の共振周波数において、前記第1の共振周波数
と異なる整合条件を提供する整合回路を介して給電され
るので、第2の共振周波数における棒状アンテナのイン
ピーダンスが完全に整合していない場合でも、良好な整
合条件で動作するアンテナ装置が得られる。
【0035】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0036】図1は、本発明の第1の実施の形態のヘリ
カルアンテナの部分断面図である。本図の中心の一点鎖
線より右側に断面を示す。
【0037】本実施の形態のヘリカルアンテナには、第
1コイルエレメント11Aと第2コイルエレメント11
Bが設けられており、第2コイルエレメント11Bは第
2コイルエレメント11Aの外側に、第1コイルエレメ
ント11Aと同軸状に設けられている。また、内側の第
1コイルエレメント11Aの巻ピッチは、外側の第2コ
イルエレメント11Bより小さくなっているが、両者の
巻ピッチの関係はこれに限るものではなく、第1コイル
エレメント11Aの巻ピッチの方を大きくしても、両者
の巻ピッチを等しくしてもよい。
【0038】また、コイルエレメント11A、11Bの
外側に合成樹脂製のカバー12が設けられている。
【0039】金具13は、カバー12の下部に設けられ
ている。また、金具13は、第1コイルエレメント11
Aと直流的に接続されており、携帯無線機の無線部に接
続されて、コイルエレメント11A、Bに高周波信号を
供給する給電金具として機能している。
【0040】次に、第1の実施の形態のヘリカルアンテ
ナの動作について説明する。前述したように、第1コイ
ルエレメント11Aは金具13に接続されて給電され
る。また、第2コイルエレメント11Bは、金具13に
直接接続されていないが、第2コイルエレメント11B
は第1コイルエレメント11Aの外側に設けられている
ので、第1コイルエレメント11Aと第2コイルエレメ
ント11Bとは容量結合している。よって、第2コイル
エレメント11Bに対しては、金具13、第1コイルエ
レメント11Aを介して給電がされる。
【0041】内側に配置された第1コイルエレメント1
1Aは、第1共振周波数(fL)で共振する電気長で構
成されており、一端に接続された金具から給電されるこ
とから、第1共振周波数(fL)で約1/4波長で動作
する。
【0042】また、第2コイルエレメント11Bは第1
コイルエレメント11Aの外側に設けられているが、第
2コイルエレメント11Bは第2共振周波数(fH)で
共振するように構成されているので、第1共振周波数
(fL)ではインピーダンスが大きくなる。よって、第
1共振周波数(fL)では、第2コイルエレメント11
Bが放射導体として動作するほどの高周波電流は流れ
ず、第2コイルエレメント11Bは動作していない。
【0043】一方、外側に配置された第2コイルエレメ
ント11Bは、第2共振周波数(fH)で共振する電気
長で構成されいる。そして、第2コイルエレメント11
Bは両端が開放されることから、第2共振周波数(f
H)で約1/2波長で共振して動作する。
【0044】このとき、第2コイルエレメント11Bと
金具13とは直接接続されていないが、金具13と接続
している第1コイルエレメント11Aと第2コイルエレ
メント11Bとは容量結合しているので、金具13に供
給された高周波電流は、第1コイルエレメント11Aを
介して第2コイルエレメント11Bに供給される。
【0045】また、第1コイルエレメント11Aは第2
コイルエレメント11Bの内側に設けられているが、第
1コイルエレメント11Aは第1共振周波数(fL)で
共振するように構成されているので、第2共振周波数
(fH)ではインピーダンスが大きくなる。よって、第
2共振周波数(fH)では、第1コイルエレメント11
Aが放射導体として動作するほどの高周波電流は流れ
ず、第1コイルエレメント11Aは動作していない。
【0046】本実施の形態では、金具13に接続されて
いる第1コイルエレメント11Aを内側に配置するとと
もに、金具13に接続されていない第2コイルエレメン
ト11Bを外側に配置したが、金具13に接続されてい
る第1コイルエレメント11Aを外側に配置し、金具1
3に接続されていない第2コイルエレメント11Bを内
側に配置してもよい。
【0047】このように、第1の実施の形態のヘリカル
アンテナは、第1コイルエレメント11Aと、第1コイ
ルエレメント11Aと異径の第2コイルエレメント11
Bとで構成され、第2コイルエレメント11Bは第1コ
イルエレメント11Aの外側に同軸状に、第1コイルエ
レメント11Aと第2コイルエレメント11Bとが容量
結合する位置に配置され、給電端子として機能する金具
13を有し、金具13は第1コイルエレメント11Aの
みに直接(直流的に)接続されることによって給電され
ると共に、第2コイルエレメント11Bは金具13に直
接接続されることなく、前記容量結合にによって、第1
コイルエレメントを経由して給電されるので、第1コイ
ルエレメント11Aと第2コイルエレメント11Bとの
結合が弱いことから、一方のコイルエレメントの構成
(巻ピッチ、巻数)を変えても、他方のコイルエレメン
トの特性への影響が少ないので、コイルエレメントの構
成を変更することで、二つのコイルエレメントの特性の
調整が容易になり、二つの周波数で良好に動作するアン
テナ装置が得られる。
【0048】また、第2コイルエレメント11Bは第1
コイルエレメント11Aとの相互作用によって共振する
ので、第2共振周波数における第2のヘリカルアンテナ
の電気長を長くして、両者の共振条件を近づけることが
できる。
【0049】また、第1コイルエレメント11Aは一端
から給電されており、第2コイルエレメント11Bは両
端が開放されていることから、第1コイルエレメント1
1Aは第1共振周波数において略4分の1波長で共振
し、第2コイルエレメント11Bは第2共振周波数にお
いて略2分の1波長で共振するので、第1共振周波数と
第2の共振周波数とが略整数倍の関係にある場合にも、
双方の周波数で適切な整合をとることができ、二つの周
波数で良好に動作するアンテナ装置が得られる。
【0050】図2は、本発明の第2の実施の形態のホイ
ップアンテナの伸長時の側面図である。本実施の形態の
ホイップアンテナは、第1の実施の形態のヘリカルアン
テナの下部に棒状アンテナを設けた伸縮式のホイップア
ンテナである。
【0051】本発明の第2の実施の形態のホイップアン
テナは、上部にヘリカルアンテナ(コイルエレメント1
1)を有する上部エレメント10と、上部エレメントの
下部に配置される下部エレメント30とで構成されてい
る、いわゆる2段伸縮式ホイップアンテナである。上部
エレメント10と下部エレメント30とは、下部エレメ
ント30の先端に固定されたジョイント金具31で接続
され、上部エレメント10が下部エレメント30内に収
納可能に構成されている。
【0052】上部エレメント10は棒状導体15を中心
に構成されており、この棒状導体15は望ましくは超弾
性合金で形成すると曲げ応力に対して変形しにくいエレ
メントが得られる。棒状導体15は、絶縁性を有する合
成樹脂製のチューブ16により周囲を覆われて、導電性
の金属製エレメントを構成する棒状導体15が露出しな
いように構成されている。
【0053】上部エレメント10の上端には、合成樹脂
製のカバー12の内部に第1コイルエレメント11A及
び第2コイルエレメント11Bからなるコイルエレメン
ト11が設けられている。この第1コイルエレメント1
1Aと第2コイルエレメント11Bとは同軸状に設けら
れている。
【0054】カバー12の下部には、上部エレメント1
0より太径な金具13が設けられている。この金具13
はコイルエレメント11と接続されており、アンテナ収
納時に携帯無線機の筐体1に取り付けられたサポート5
0と接触して、コイルエレメント11に高周波信号を供
給する給電金具として機能している。
【0055】金具13の内側には合成樹脂製のジョイン
ト14が設けられており、棒状導体15と金具13とを
絶縁して固定している。すなわち、ジョイント14によ
って、コイルエレメント11Bと棒状導体15(棒状ア
ンテナ)とが絶縁されて接続されている。
【0056】下部エレメント30は金属製の線材を螺旋
状に巻き回して中空の筒状のエレメントが構成されてい
る。そして、上部エレメント10の下端が下部エレメン
ト30の内壁と接触しながら、上部エレメント10が下
部エレメント30内を摺動して出し入れ可能なように構
成されている。このように上部エレメント10の棒状導
体15と下部エレメント30とが電気的に接触すること
で棒状アンテナを構成している。
【0057】下部エレメント30を構成する線材は、ホ
イップアンテナの伸縮方向が長径(エレメントの径方向
が短径)となる小判状の断面形状をしており、線材の断
面積を小さくしないでホイップアンテナの強度を確保し
つつ、下部エレメント30の外径を細く内径を大きくす
るように構成されている。下部エレメント30の周囲は
絶縁性を有する合成樹脂製のチューブ33により、導電
性を有する線材が露出しないように覆われている。
【0058】下部エレメント30の上端にはジョイント
金具31が固着されており、上部エレメント10の下部
に取り付けられているワッシャと当接することにより、
上部エレメント10の上方向への摺動を制限して、上部
エレメント10が下部エレメント30から抜けて脱落し
ないように構成されている。
【0059】下部エレメント30の下端には、下部エレ
メント30より太径の金具34が設けられており、アン
テナ伸長時に筐体1に取り付けられたサポート50と金
具34とが接触することによって、下部エレメント30
に高周波信号を供給する給電金具として機能している。
【0060】サポート50は携帯無線機の筐体1(筐体
表面を破線で示す)に取り付けられており、携帯無線機
の送受信部に電気的に接続されており、ホイップアンテ
ナに対して給電する給電用接点として機能する。このサ
ポート50はアンテナ伸長時には下部エレメント30の
下部に位置し、金具34と接触して下部エレメント30
に給電している。また、アンテナ収納時には、サポート
50はコイルエレメント11の下部に位置し、金具13
と接触してコイルエレメント11に給電している。
【0061】図3は、本発明の第2の実施の形態のホイ
ップアンテナ先端部のヘリカルアンテナの部分断面図で
ある。本図の中心の一点鎖線より右側に断面を示す。
【0062】コイルエレメント11は、第1コイルエレ
メント11A、第2コイルエレメント11B、合成樹脂
製カバー12、金具13によって構成されている。ま
た、コイルエレメント11は合成樹脂製ジョイント14
によって、棒状アンテナ(棒状導体15によって構成さ
れるからなる上部エレメント)と絶縁状態で接続されて
いる。
【0063】前述したように、第1コイルエレメント1
1Aは、第2コイルエレメント11Bの内側に、第2コ
イルエレメント11Bと同軸状に設けられている。そし
て、本実施の形態では、内側の第1コイルエレメント1
1Aの巻ピッチは、外側の第2コイルエレメント11B
より小さくなっているが、両者の巻ピッチの関係はこれ
に限るものではなく、第1コイルエレメント11Aの巻
ピッチの方を大きくしても、両者の巻ピッチを等しくし
てもよい。
【0064】第1コイルエレメント11Aは、その下端
が金具13に直流的に接続されている。そして、アンテ
ナ収納時に、第1コイルエレメント11Aは金具13を
介して給電されている。また、第2コイルエレメント1
1Bは、金具13に接続されていないが、第2コイルエ
レメント11Bは第1コイルエレメント11Aの外側に
設けられているので、第1コイルエレメント11Aと第
2コイルエレメント11Bとは容量結合している。よっ
て、第2コイルエレメント11Bに対しては、金具1
3、第1コイルエレメント11Aを介して給電がされ
る。
【0065】金具13の内側には合成樹脂製のジョイン
ト14が設けられており、ジョイント14によってコイ
ルエレメント11Bと棒状導体15とが絶縁されて接続
されている。
【0066】ジョイント14の下方には、棒状導体15
が設けられている。この棒状導体15の周囲は、絶縁性
を有する合成樹脂製のチューブ16により、導電性の金
属製エレメントを構成する棒状導体15が露出しないよ
うに覆われている。
【0067】本実施の形態では、金具13に接続されて
いる第1コイルエレメント11Aを内側に配置するとと
もに、金具13に接続されていない第2コイルエレメン
ト11Bを外側に配置したが、金具13に接続されてい
る第1コイルエレメント11Aを外側に配置し、金具1
3に接続されていない第2コイルエレメント11Bを内
側に配置してもよい。
【0068】図4は、本発明の第2の実施の形態のアン
テナの等価回路図であり、アンテナの伸長状態で第1共
振周波数(fL)において共振している様子を示す。
【0069】図4に示す状態では、アンテナは伸長状態
にあるため、アンテナ下部の金具34が携帯電話機の無
線部(TRX)と接続している。そして、棒状導体15
と下部エレメント30とで構成される棒状アンテナの下
部から給電され、棒状アンテナは第1共振周波数(f
L)の約1/4波長で共振する。
【0070】一方、ヘリカルアンテナ(コイルエレメン
ト11)は棒状アンテナ15、30の上部に設けられて
いるが、ヘリカルアンテナ11と棒状アンテナ15、3
0とはジョイント14によって絶縁され、電気的に隔離
されて設けられているので、無線部から供給された高周
波電流はコイルエレメント11に流れることがなく、ア
ンテナ伸長時にはコイルエレメント11は動作していな
い。
【0071】図5は、本発明の第2の実施の形態のアン
テナの等価回路図であり、アンテナの収納状態で第1共
振周波数(fL)において共振している様子を示す。
【0072】図5に示す状態では、アンテナは収納状態
にあるため、ヘリカルアンテナ(コイルエレメント1
1)下部の金具13が、携帯電話機の無線部(TRX)
と接続している。そして、コイルエレメント11に給電
され、コイルエレメント11のうち、内側に配置された
第1コイルエレメント11Aが下端から給電され、第1
共振周波数(fL)の約1/4波長で共振している。
【0073】一方、第2コイルエレメント11Bは第1
コイルエレメント11Aの外側に設けられているが、第
2コイルエレメント11Bは第2共振周波数(fH)で
共振するように構成されているので、第1共振周波数
(fL)ではインピーダンスが大きくなる。よって、第
1共振周波数(fL)では、第2コイルエレメント11
Bが放射導体として動作するほどの高周波電流は流れ
ず、第2コイルエレメント11Bは動作していない。
【0074】また、棒状アンテナ15、30はヘリカル
アンテナ(コイルエレメント11)の下部に設けられて
いるが、ヘリカルアンテナ11と棒状アンテナ15、3
0とはジョイント14によって絶縁され、電気的に隔離
されているので、無線部から供給された高周波電流は棒
状アンテナ15、30に流れることがなく、アンテナ収
納時には棒状アンテナ15、30は動作していない。
【0075】図6は、本発明の第2の実施の形態のアン
テナの等価回路図であり、アンテナの伸長状態で第2共
振周波数(fH)において共振している様子を示す。
【0076】図6に示す状態では、アンテナは伸長状態
にあるため、アンテナ下部の金具34が携帯電話機の無
線部(TRX)と接続している。そして、棒状導体15
と下部エレメント30とで構成される棒状アンテナの下
部から給電され、棒状アンテナは第2共振周波数(f
H)の約1/2波長で共振する。すなわち、本発明の第
2の実施の形態では、第1共振周波数(fL)と第2共
振周波数(fH)とは約2倍(fH=2×fL)の関係
にある。
【0077】一方、ヘリカルアンテナ(コイルエレメン
ト11)は棒状アンテナ15、30の上部に設けられて
いるが、ヘリカルアンテナ11と棒状アンテナ15、3
0とはジョイント14によって絶縁され、電気的に隔離
されて設けられているので、無線部から供給された高周
波電流はコイルエレメント11に流れることがなく、図
4にて説明した、第1共振周波数(fL)における共振
状態と同様に、アンテナ伸長時にはコイルエレメント1
1は動作していない。
【0078】図7は、本発明の第2の実施の形態のアン
テナの等価回路図であり、アンテナの収納状態で第1共
振周波数(fH)において共振している様子を示す。
【0079】図7に示す状態では、アンテナは収納状態
にあるため、ヘリカルアンテナ(コイルエレメント1
1)下部の金具13が、携帯電話機の無線部(TRX)
と接続している。そして、コイルエレメント11に給電
され、コイルエレメント11のうち、外側に配置された
第2コイルエレメント11Bが第2共振周波数(fH)
の約1/2波長で共振している。このとき、第2コイル
エレメント11Bは金具13と直接接続されていない
が、金具13と接続している第1コイルエレメント11
A(点線で示す)と、第2コイルエレメント11Bとは
容量結合しているので、金具13に供給された高周波電
流は、第1コイルエレメント11Aを介して第2コイル
エレメント11Bに供給され、第2共振周波数(fH)
では第2コイルエレメント11Bが動作している。
【0080】一方、第2コイルエレメント11Bは第1
コイルエレメント11Aの外側に設けられているが、第
2コイルエレメント11Bは第2共振周波数(fL)で
共振するように構成されているので、第2共振周波数
(fH)ではインピーダンスが大きくり。よって、第2
共振周波数(fH)では、第1コイルエレメント11A
が放射導体として動作するほどの高周波電流は流れず、
第1コイルエレメント11Aは動作していない。
【0081】また、棒状アンテナ15、30はヘリカル
アンテナ(コイルエレメント11)の下部に設けられて
いるが、ヘリカルアンテナ11と棒状アンテナ15、3
0とはジョイント14によって絶縁され、電気的に隔離
されているので、無線部から供給された高周波電流は棒
状アンテナ15、30に流れることがなく、アンテナ収
納時には棒状アンテナ15、30は動作していない。
【0082】図8は、第2の実施の形態のホイップアン
テナを携帯無線機に適用した場合の整合回路の応用例を
示すブロック図である。
【0083】以上説明した第2の実施の形態のホイップ
アンテナでは、第1共振周波数において1/4波長で共
振しており、第2共振周波数において1/2波長で共振
しているので、第1共振周波数と第2共振周波数とで
は、整合条件が異なる。よって、本実施の形態では、周
波数毎に整合条件を変えるために、アンテナと無線部と
の間に、第2の共振周波数において機能する整合回路を
設けている。
【0084】すなわち、無線部と整合回路の間に設けら
れている切替スイッチは、第1の共振周波数では整合回
路を介さないように接続され、第2の共振周波数では整
合回路を介するように接続されている。よって、第2共
振周波数において、第2の実施の形態に係るアンテナ
は、第1共振周波数と異なる整合条件を提供する整合回
路を介して給電されるので、共振周波数毎に適切な整合
条件でアンテナを動作させることができる。
【0085】また、第2の実施の形態のホイップアンテ
ナでは、アンテナ収納時に動作するコイルエレメント1
1Bは第1コイルエレメント11Aとの相互作用におい
て共振しているので、アンテナの構成によっては、1/
2波長アンテナのインピーダンスからズレて、1/4波
長アンテナのインピーダンスに近い特性を有する。この
場合は、無線部と整合回路の間に設けられている切替ス
イッチを、第2共振周波数の伸張時のみに整合回路を介
するように切り替えて、整合回路を介して給電する。そ
して、それ以外の(第1共振周波数、第2共振周波数の
収納時)場合は、無線部は、直接アンテナに接続され
る。よって、第2の共振周波数における棒状アンテナの
インピーダンスが完全に整合していない場合でも、共振
周波数毎に適切な整合条件でアンテナを動作させること
ができる。
【0086】このように、本発明の第2の実施の形態の
ホイップアンテナでは、少なくとも一部が筐体内に収納
可能な棒状アンテナ(棒状導体15及び下部エレメント
30)と、棒状アンテナの上方で棒状アンテナと絶縁さ
れて配置されたヘリカルアンテナ11とを有し、棒状ア
ンテナが筐体から引き出された状態では金具34に給電
され、棒状アンテナが筐体内に収納された状態では金具
13に給電されるように構成され、ヘリカルアンテナ1
1は、第1コイルエレメント11Aと、第1コイルエレ
メント11Aと異径の第2コイルエレメント11Bとで
構成され、第2コイルエレメント11Bは第1コイルエ
レメント11Aの外側に同軸状に、第1コイルエレメン
ト11Aと第2コイルエレメント11Bとが容量結合す
る位置に配置され、給電端子として機能する金具13を
有し、金具13は第1コイルエレメント11Aのみに直
接(直流的に)接続されることによって給電されると共
に、第2コイルエレメント11Bは金具13に直接接続
されることなく、前記容量結合にによって、第1コイル
エレメントを経由して給電されるので、第1コイルエレ
メント11Aと第2コイルエレメント11Bとの結合が
弱いことから、一方のコイルエレメントの構成(巻ピッ
チ、巻数)を変えても、他方のコイルエレメントの特性
への影響が少ないので、コイルエレメントの構成を変更
することで、二つのコイルエレメントの特性の調整が容
易になり、二つの周波数で良好に動作するアンテナ装置
が得られる。
【0087】また、第2コイルエレメント11Bは第1
コイルエレメント11Aとの相互作用によって共振する
ので、第2共振周波数における第2のヘリカルアンテナ
の電気長を長くして、両者の共振条件を近づけることが
できる。
【0088】また、第1コイルエレメント11Aは一端
から給電されており、第2コイルエレメント11Bは両
端が開放されていることから、第1コイルエレメント1
1Aは第1共振周波数において略4分の1波長で共振
し、第2コイルエレメント11Bは第2共振周波数にお
いて略2分の1波長で共振するので、第1共振周波数と
第2の共振周波数とが略整数倍の関係にある場合にも、
双方の周波数で適切な整合をとることができ、二つの周
波数で良好に動作するアンテナ装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態のヘリカルアンテ
ナの部分断面図である。
【図2】 本発明の第2の実施の形態のホイップアンテ
ナの側面図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態のホイップアンテ
ナの部分断面図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態のホイップアンテ
ナの等価回路図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態のホイップアンテ
ナの等価回路図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態のホイップアンテ
ナの等価回路図である。
【図7】 本発明の第2の実施の形態のホイップアンテ
ナの等価回路図である。
【図8】 本発明の第2の実施の形態のホイップアンテ
ナの応用例の周辺のブロック図である。
【図9】 従来のアンテナの断面図である。
【符号の説明】 1 携帯無線機(筐体) 10 上部エレメント 11 コイルエレメント 11A 第1コイルエレメント 11B 第2コイルエレメント 12 カバー 13 金具 14 ジョイント 15 棒状導体 16 チューブ 30 下部エレメント 31 ジョイント金具 32 線材 33 チューブ 34 金具 50 サポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齋藤 哲也 埼玉県児玉郡神川町大字元原字豊原300番 18 埼玉日本電気株式会社内 Fターム(参考) 5J047 AA02 AA03 AA07 AB06 FD01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のヘリカル部と、前記第1のヘリカ
    ル部と径が異なる第2のヘリカル部とで構成され、前記
    第1のヘリカル部と前記第2のヘリカル部とが同軸状に
    配置され、前記ヘリカル部に給電する接続部とを有する
    アンテナ装置において、 前記接続部は前記第1のヘリカル部のみに接続されるこ
    とによって給電されると共に、 前記第2のヘリカル部は、前記接続部に直接接続される
    ことなく、前記第1のヘリカル部と前記第2のヘリカル
    部とが容量結合することによって給電されることを特徴
    とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のヘリカル部はその一端から給
    電され、前記第2のヘリカル部はその両端が開放されて
    いることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のヘリカル部は、前記第2のヘ
    リカル部の内側に配置されることを特徴とする請求項1
    又は2に記載のアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のヘリカル部は第1の共振周波
    数で共振し、 前記第2のヘリカル部は、前記第1共振周波数と異なる
    第2の共振周波数において、前記第1のヘリカル部との
    相互作用によって共振することを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のヘリカル部は、第1の共振周
    波数において略4分の1波長で共振し、 前記第2のヘリカル部は、第2の共振周波数において略
    2分の1波長で共振することを特徴とする請求項1から
    4のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも一部が筐体内に収納可能な棒
    状アンテナと、前記棒状アンテナの上方で前記棒状アン
    テナと絶縁されて配置されたヘリカルアンテナとを有
    し、前記棒状アンテナが筐体から引き出された状態では
    前記棒状アンテナの下部に設けられた第1の接続部に給
    電され、前記棒状アンテナが筐体内に収納された状態で
    は前記ヘリカルアンテナの下部に設けられた第2の接続
    部に給電されるアンテナ装置において、 前記ヘリカルアンテナは、第1のヘリカル部と、前記第
    1のヘリカル部と径が異なる第2のヘリカル部とで構成
    され、前記第1のヘリカル部と前記第2のヘリカル部と
    が同軸状に配置されて成り、 前記第2の接続部は前記第1のヘリカル部のみに接続さ
    れることによって給電されると共に、 前記第2のヘリカル部は、前記接続部に直接接続される
    ことなく、前記第1のヘリカル部と前記第2のヘリカル
    部とが容量結合することによって給電されることを特徴
    とするアンテナ装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のヘリカル部はその一端から給
    電され、前記第2のヘリカル部はその両端が開放されて
    いることを特徴とする請求項6に記載のアンテナ装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のヘリカル部は、前記第2のヘ
    リカル部の内側に配置されることを特徴とする請求項6
    又は7に記載のアンテナ装置。
  9. 【請求項9】 前記第1のヘリカル部は第1の共振周波
    数で共振し、 前記第2のヘリカル部は、前記第1共振周波数と異なる
    第2の共振周波数において、前記第1のヘリカル部との
    相互作用によって共振することを特徴とする請求項6か
    ら8のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
  10. 【請求項10】 前記第1のヘリカル部は、第1の共振
    周波数において略4分の1波長で共振し、 前記第2のヘリカル部は、第2の共振周波数において略
    2分の1波長で共振することを特徴とする請求項6から
    9のいずれか一つに記載のアンテナ装置。
  11. 【請求項11】 前記棒状アンテナは、前記第1の共振
    周波数において略4分の1波長で共振することを特徴と
    する請求項10に記載のアンテナ装置。
  12. 【請求項12】 前記棒状アンテナは、前記第2の共振
    周波数において略2分の1波長で共振することを特徴と
    する請求項11に記載のアンテナ装置。
  13. 【請求項13】 前記棒状アンテナは、前記第2の共振
    周波数において、前記第1の共振周波数と異なる整合条
    件を提供する整合回路を介して給電されることを特徴と
    する請求項12に記載のアンテナ装置。
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