JP2009055399A - ループアンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のものよりも小型化を図ることができるループアンテナを提供すること。
【解決手段】ループアンテナ100は、絶縁体101と、導体箔102とを備えた矩形の形状で構成され、第一辺10と、第二辺20と、第三辺30と、第四辺40とを備え、第一辺10には、受信回路が接続される給電部11及び12が形成され、導体箔102は、矩形の各辺で周方向に折り返されながら給電部11から給電部12に至る1本の線状の導体として接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば携帯電話や小型通信機器において電波を受信するループアンテナに関する。
近年、携帯電話や小型通信端末など(以下「携帯端末等」という。)の小型化が図られ、携帯端末等は、携帯性の高い無線通信機器として広く用いられるようになってきた。また、携帯端末等には、2006年4月より開始されたワンセグ放送を受信する機能も搭載されるようになった。ワンセグ放送はUHF帯の470〜770[MHz]の電波を用いたサービスのため、携帯端末等でワンセグ放送を受信するにはUHF帯の電波を受信可能なアンテナを携帯端末等に搭載する必要がある。
しかしながら、ワンセグ放送で使用される最も低い周波数は470[MHz]であり、その波長は64[cm]であるので、その周波数の電波に共振するループアンテナを構成するにはループアンテナの1巻き分の長さがその波長分になるため、単純に導線部をループ状に1回巻いたループアンテナでは携帯端末等に内蔵することはできない。
そこで、携帯端末等の大きさの制約から、ワンセグ放送を受信するアンテナの小型化が求められている。特に携帯電話においては、その外形形状が矩形であることから、矩形状のループアンテナが用いられることが多い。
従来、矩形状のループアンテナを携帯端末等に内蔵させるため、導線部の経路長を長くすることにより共振周波数を低下させ、ループアンテナを小型化する技術が提案されている(例えば、特許文献1〜4参照)。
まず、特許文献1に記載されたものは、図13に示すように、カード形無線受信機のケースの上、下板(図示省略)をアンテナ素子として兼用したものであって、ケースの上、下板を樹脂製とし、ケースの上、下板にワイヤが印刷又は埋設され、ワイヤの形状は、ケースの上、下板の縁部を折り返し、互いに直交する形状である。
次に、特許文献2に記載されたものは、図14に示すように、金属箔パターンからなるアンテナエレメント2をプリント基板1に形成したものであって、アンテナエレメント2に所要の電気長を持たせるため、アンテナエレメント2の形状をメアンダ形状(連続折り返しパターン)にし、アンテナエレメント2の一端3を内部受信回路と接続して給電点とし、アンテナエレメント2の他端4は開放にした形状である。
次に、特許文献3に記載されたものは、図15に示すように、ジグザグ状に形成されたループアンテナ素子5を備え、ループアンテナの小型化を図ることを目的としたものである。
次に、特許文献4に記載されたものは、図16に示すように、誘電体基板6上に折り返し多重ループ導体部として形成された第1と第2のループ導体部7、8と、給電ライン7a、7bとを備え、2つのループ導体部7、8の電流による電波の放射が互いにうち消し合うことによるアンテナの特性低下を抑制することができるようになっている。
特開平10−56313号公報 特開2000−216612号公報 特開2000−244219号公報 特開2004−215061号公報
しかしながら、特許文献1〜4に記載された従来のものは、例えばUHF帯の電波が受信できるよう共振周波数を低下させようとすると、以下に示すような課題があった。
まず、特許文献1に記載されたものは、アンテナのワイヤの形状が、ケースの上、下板の縁部を折り返して互いに直交する形状としているので、アンテナの上部と下部とを対向させた構成となり、携帯端末等に内蔵しようとするとアンテナの上部と下部とが対向する方向のスペースを確保する必要が生じ、携帯端末等の薄型化が困難となるという課題があった。
次に、特許文献2に記載されたものは、金属箔パターン長をより長くして共振周波数を低下させようとするとアンテナ全体が大きくなってしまい、携帯端末等の小型化が困難となるという課題があった。また、特許文献2に記載されたものは、アンテナを小型化しようとすると金属箔パターンの微細化が必要になるので、アンテナの小型化が困難となるという課題があった。
次に、特許文献3に記載されたものは、ループアンテナの周方向ではなく、周方向と直交する方向に導線部を折り返す構成なので、共振周波数を低下させようとすると導線部を微細化して経路長を長くすることが必要になり、共振周波数を低下させるのが困難となるという課題があった。
次に、特許文献4に記載されたものは、ループ導体部7、8を1回しか折り返さない構成であり、ループ導体部7、8の経路長をさらに長くするのが困難なので、共振周波数を低下させるのが困難となるという課題があった。
本発明は、前述のような事情に鑑みてなされたものであり、従来のものよりも小型化を図ることができるループアンテナを提供することを目的とする。
本発明のループアンテナは、ループ形状に形成され、受信した電波信号を受信回路に出力するループアンテナであって、前記受信回路に接続される第1及び第2の給電部と、前記第1の給電部と前記第2の給電部とを前記ループ形状に沿って接続する線状の導体とを備え、前記線状の導体は、前記ループ形状の周方向に折り返す折り返し部を備えた構成を有している。
この構成により、本発明のループアンテナは、線状の導体を複数回折り返して所望の周波数の電波に共振する長さとすることができるので、従来のものよりも小型化を図ることができる。
また、本発明のループアンテナは、前記ループ形状は、矩形の形状であって、前記線状の導体は、前記矩形の少なくとも1辺において前記折り返し部を備えた構成を有している。
この構成により、本発明のループアンテナは、矩形の形状において、線状の導体を任意の回数折り返して所望の周波数の電波に共振する長さとすることができるので、従来のものよりも小型化を図ることができる。
さらに、本発明のループアンテナは、前記矩形の少なくとも1辺において前記折り返し部を含む前記線状の導体の長さは、所望の共振周波数に基づいて決定される構成を有している。
この構成により、本発明のループアンテナは、矩形の少なくとも1辺における線状の導体の長さが所望の共振周波数に基づいて決定されることにより、所望の周波数の電波を好適に受信することができる。
さらに、本発明のループアンテナは、前記線状の導体が、フィルム状の絶縁体で挟持されている構成を有している。
この構成により、本発明のループアンテナは、アンテナ自体の小型化及び薄型化を図ることができ、かつ、その立体形状を維持できるので、携帯端末等に内蔵されることにより、携帯端末等の薄型化を図ることができる。
本発明は、従来のものよりも小型化を図ることができるという効果を有するループアンテナを提供することができるものである。
以下、本発明の一実施の形態について図面を用いて説明する。なお、本発明のループアンテナを、矩形の形状を有し、ワンセグ放送を受信するものに適用した例を挙げて説明する。
まず、本実施の形態におけるループアンテナの構成について図1を用いて説明する。図1(a)は、本実施の形態におけるループアンテナの斜視図である。図1(b)は、図1(a)において線分AAで示した断面図である。
図1(a)に示すように、本実施の形態におけるループアンテナ100は、矩形の形状で構成されており、第一辺10と、第二辺20と、第三辺30と、第四辺40とを備えている。図1(a)において、第一辺10及び第三辺30の各長さをW、第二辺20及び第四辺40の各長さをD、各辺の高さをHでそれぞれ示している。第一辺10には、受信回路が接続される給電部11及び12が形成されている。なお、給電部11及び12は、それぞれ、本発明の第1及び第2の給電部に対応する。
また、図1(b)に示すように、本実施の形態におけるループアンテナ100は、絶縁体101と、導体箔102とを備え、絶縁体101が導体箔102を挟持する構成となっている。絶縁体101は、フィルム状の材質、例えばポリイミドで構成される。導体箔102は、例えば銅箔で構成される。
導体箔102は、図1(a)に示すように、矩形の各辺において周方向に折り返されながら給電部11から給電部12に至る1本の線状の導体として接続されている。以下、各辺における詳細な構成を図2〜図4を参照して説明する。
まず、ループアンテナ100の第一辺10の構成について説明する。図2は、第一辺10における構成を示しており、図2(a)はその斜視図、図2(b)は導体箔102のパターン形状を示す図、図2(c)は導体箔102に流れる電流の方向を示す図である。
図2(b)に示すように、ループアンテナ100の第一辺10において、導体箔102は、給電部11及び12と、矩形の周方向(W寸法の矢示方向)に延在し給電部11又は12に接続された左右5つずつの周方向延在部10aと、周方向と直交する方向(H寸法の矢示方向)に周方向延在部10aを折り返す左右4つずつの折り返し部10bと、第二辺20の導体箔102に接続される端部10cと、第四辺40の導体箔102に接続される端部10dとを備えている。この構成により、ループアンテナ100が電波を受信した際に、給電部11を正極、給電部12を負極とすると、第一辺10においては、図2(c)に示すように電流が流れる。
次に、ループアンテナ100の第二辺20の構成について説明する。図3は、第二辺20における構成を示しており、図3(a)はその斜視図、図3(b)は導体箔102のパターン形状を示す図、図3(c)は導体箔102に流れる電流の方向を示す図である。
図3(b)に示すように、ループアンテナ100の第二辺20において、導体箔102は、矩形の周方向(D寸法の矢示方向)に延在する5つの周方向延在部20aと、周方向と直交する方向に周方向延在部20aを折り返す4つの折り返し部20bと、第一辺10の導体箔102に接続される端部20cと、第三辺30の導体箔102に接続される端部20dとを備えている。この構成により、ループアンテナ100が電波を受信した際に、第二辺20においては、図3(c)に示すように電流が流れる。
次に、ループアンテナ100の第三辺30の構成について説明する。図4は、第三辺30における構成を示しており、図4(a)はその斜視図、図4(b)は導体箔102のパターン形状を示す図、図4(c)は導体箔102に流れる電流の方向を示す図である。
図4(b)に示すように、ループアンテナ100の第三辺30において、導体箔102は、矩形の周方向に延在する5つの周方向延在部30aと、周方向と直交する方向に周方向延在部30aを折り返す4つの折り返し部30bと、第二辺20の導体箔102に接続される端部30cと、第四辺40の導体箔102に接続される端部30dとを備えている。この構成により、ループアンテナ100が電波を受信した際に、第三辺30においては、図4(c)に示すように電流が流れる。
なお、ループアンテナ100の第四辺40の構成は、第二辺20の構成と同様であるので、構成の説明を省略する。
次に、本実施の形態におけるループアンテナ100の特性について試作確認した結果を第1〜3の実施例として説明する。
[第1の実施例]
図5は、第1の実施例におけるループアンテナ100の斜視図である。図5に示すように、本実施例においては、矩形の長辺と短辺との比を2:1にした構成であって、D=80[mm]、W=40[mm]としたものである。したがって、本実施例における周囲長は、24[cm]である。また、高さ方向の寸法H=8[mm]としており、この寸法Hは絶縁体101の幅に相当する。
さらに、本実施例における具体的な寸法は、絶縁体101の厚さ=125[μm]、導体箔102の幅=320[μm]、導体箔102の厚さ=35[μm]、導体箔102のパターン間隔=約2[mm]である。
次に、本実施例におけるVSWR(Voltage Standing Wave Ratio:電圧定在波比)特性、共振時の放射パターンについて説明する。図6は、本実施例におけるVSWR特性を示す図である。図7は、本実施例における共振時の放射パターンを示す図である。
図6に示すように、本実施例のものは、ワンセグ放送の最低周波数である470[MHz]近傍で共振する特性を有し、VSWR特性が3以下となる帯域は約10[MHz]である。
また、本実施例のものは、共振時の放射パターンとして、図7に示すような特性を有する。図7(a)は、図5に示すzy平面(φ=90°)における共振時の放射パターンを示す図である。また、図7(b)は、図5に示すxy平面(θ=90°)における共振時の放射パターンを示す図である。また、図7(c)は、図5に示すzx平面(φ=0°)における共振時の放射パターンを示す図である。
図7(a)に示すように、本実施例のものは、zy平面において、無指向性(全指向性)を示す特性を有する。また、図7(b)及び(c)に示すように、本実施例のものは、xy平面及びzx平面において、8の字型の指向性を示す特性を有する。すなわち、本実施例のものは、図5に示したy軸方向及びz軸方向に進む電波を、x軸方向に進む電波よりも強く受信することができるという指向性を有している。
前述の結果は、本実施例のものが、共振時の1波長ループアンテナ(ループ長が1波長)のものと同様な特性を有することを示すものである。1波長ループアンテナでは、470MHzの電波を受信しようとすると、470MHzの電波の1波長は64[cm]であるので、その周囲長を64[cm]とする必要がある。これに対し、本実施例のものは、図5に示したように、周囲長は24[cm]である。したがって、本実施例のものは、1波長ループアンテナの周囲長に対して1/3程度とすることができるので、大幅な小型化を図ることができる。
[第2の実施例]
図8は、第2の実施例におけるループアンテナ100の斜視図である。図8に示すように、本実施例においては、アンテナ形状を正方形の形状にした構成であって、D=W=60[mm]としたものである。したがって、本実施例における周囲長は、24[cm]である。なお、高さ方向の寸法Hや、絶縁体101の厚さ及び幅、導体箔102の厚さ及びパターン間隔は、第1の実施例と同様である。
次に、本実施例におけるVSWR特性、共振時の放射パターンについて説明する。図9は、本実施例におけるVSWR特性を示す図である。図10は、本実施例における共振時の放射パターンを示す図である。
図9に示すように、本実施例のものは、500[MHz]近傍の周波数で共振する特性を有し、VSWR特性が3以下となる帯域は約10[MHz]である。
また、本実施例のものは、共振時の放射パターンとして、図10に示すような特性を有する。図10(a)は、図8に示すzy平面(φ=90°)における共振時の放射パターンを示す図である。また、図10(b)は、図8に示すxy平面(θ=90°)における共振時の放射パターンを示す図である。また、図10(c)は、図8に示すzx平面(φ=0°)における共振時の放射パターンを示す図である。
図10(a)に示すように、本実施例のものは、zy平面において、無指向性(全指向性)を示す特性を有する。また、図10(b)及び(c)に示すように、本実施例のものは、xy平面及びzx平面において、8の字型の指向性を示す特性を有する。すなわち、本実施例のものは、図8に示したy軸方向及びz軸方向に進む電波を、x軸方向に進む電波よりも強く受信することができるという指向性を有している。
前述の結果は、本実施例のものが、共振時の1波長ループアンテナのものと同様な特性を有することを示すものである。1波長ループアンテナでは、500[MHz]の電波を受信しようとすると、500[MHz]の電波の1波長は60[cm]であるので、その周囲長は60[cm]とする必要がある。これに対し、本実施例のものは、図5に示したように、周囲長は24[cm]である。したがって、本実施例のものは、1波長ループアンテナの周囲長に対して1/3程度とすることができるので、大幅な小型化を図ることができる。
また、本実施例のものと、第1の実施例のものとの特性を比較すると、辺の長さの比を変えることによって、共振周波数は変わるが、それぞれの共振周波数において放射パターンは変化しないことが分かる。この結果は、本実施の形態のものが、ワンセグ放送の周波数に対応するよう共振周波数を下げつつも、1波長ループアンテナと同様な特性を有することを示している。
[第3の実施例]
図11(a)は、第3の実施例におけるループアンテナ100の斜視図である。図11(b)は、本実施例の第三辺50における導体箔102のパターン形状を示す図である。図11(c)は、本実施例の第三辺50における導体箔102に流れる電流の方向を示す図である。
図11(a)に示すように、本実施例においては、アンテナ形状を第1の実施例(図5参照)と同様な矩形の比とした構成であって、第三辺50における導体箔102の形状を第1の実施例とは異なる形状に変更したものである。
図11(b)に示すように、本実施例におけるループアンテナ100の第三辺50において、導体箔102は、矩形の周方向に延在する左右2組の周方向延在部50aと、周方向と直交する方向に周方向延在部50aを折り返す各組4つの折り返し部50bと、2組の周方向延在部50aを周方向と直交する方向に接続する接続部50cと、第二辺20の導体箔102に接続される端部50dと、第四辺40の導体箔102に接続される端部50eとを備えている。この構成により、ループアンテナ100が電波を受信した際に、第二辺50においては、図11(c)に示すように電流が流れる。
本実施例のものは、周方向延在部50aを左右2組に分離して接続部50cを設けたことにより、第1の実施例のもの(図5参照)よりも導体箔102の全長がやや短くなっている。したがって、本実施例のものは、第1の実施例のものよりも共振周波数がやや大きくなる。
次に、本実施例におけるVSWR特性について、第1の実施例のものと比較しながら説明する。図12において、破線のグラフ201は第1の実施例のもののVSWR特性(図6参照)を、実線のグラフ202は、本実施例のもののVSWR特性をそれぞれ示している。
前述のように、本実施例のものは、周方向延在部50aを左右2組に分離して接続部50cを設け、第1の実施例のものよりも導体箔102の全長をやや短くしたので、共振周波数が第1の実施例のもの(約458[MHz])よりも約16[MHz]高い約474[MHz]になっている。
この結果は、第三辺50における導体箔102の長さを定めることにより、所望の共振周波数が得られることを示している。なお、本実施例においては、第三辺50において導体箔102の長さを変更したが、これに限定されるものではなく、第三辺50以外の辺において導体箔102の長さを変更する構成としても同様な効果が得られる。
したがって、本実施の形態におけるループアンテナ100は、所望の共振周波数に基づいて、矩形の少なくとも1辺における導体箔102の長さを定めることにより、その共振周波数の電波を所定のVSWR値で受信することができる。
以上のように、本実施の形態におけるループアンテナ100によれば、導体箔102を矩形の少なくとも1辺において周方向に折り返し、線状の導体の長さを所望の共振周波数に基づいて決定できる構成としたので、従来のものよりも小型化を図ることができる。
また、本実施の形態におけるループアンテナ100によれば、絶縁体101が導体箔102を挟持する構成としたので、アンテナ自体の小型化及び薄型化を図ることができ、かつ、その立体形状を維持できるので、携帯端末等に内蔵されることにより、携帯端末等の薄型化を図ることができる。
なお、前述の実施の形態において、ループアンテナ100の形状を矩形として例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば三角形、五角形等の多角形や、円形、楕円形、又はこれらを合成した形状等であってもよい。例えば、円形の形状とした場合、円周の1/2ごと、又は1/4ごとに折り返し部を設けることにより、前述と同様な効果が得られる。
また、前述の実施の形態において、絶縁体101が導体箔102を挟持する構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばポリイミドの片面に導体箔102を形成する構成としてもよい。
以上のように、本発明に係るループアンテナは、従来のものよりも小型化を図ることができるという効果を有し、携帯電話や小型通信機器において電波を受信するループアンテナ等として有用である。
本発明に係るループアンテナの一実施の形態における構成を示す図 本発明に係るループアンテナの一実施の形態における第一辺の構成を示す図 本発明に係るループアンテナの一実施の形態における第二辺の構成を示す図 本発明に係るループアンテナの一実施の形態における第三辺の構成を示す図 本発明に係るループアンテナの一実施の形態において、第1の実施例におけるループアンテナの斜視図 本発明に係るループアンテナの一実施の形態において、第1の実施例におけるループアンテナのVSWR特性を示す図 本発明に係るループアンテナの一実施の形態において、第1の実施例におけるループアンテナの共振時の放射パターンを示す図 本発明に係るループアンテナの一実施の形態において、第2の実施例におけるループアンテナの斜視図 本発明に係るループアンテナの一実施の形態において、第2の実施例におけるループアンテナのVSWR特性を示す図 本発明に係るループアンテナの一実施の形態において、第2の実施例におけるループアンテナの共振時の放射パターンを示す図 本発明に係るループアンテナの一実施の形態において、第3の実施例におけるループアンテナの説明図 本発明に係るループアンテナの一実施の形態において、第1及び第3の実施例におけるループアンテナのVSWR特性を示す図 従来のループアンテナを示す図 従来のループアンテナを示す図 従来のループアンテナを示す図 従来のループアンテナを示す図
符号の説明
10 第一辺
10a 第一辺の周方向延在部
10b 第一辺の折り返し部
10c、10d 第一辺の端部
11 給電部(第1の給電部)
12 給電部(第2の給電部)
20 第二辺
20a 第二辺の周方向延在部
20b 第二辺の折り返し部
20c、20d 第二辺の端部
30、50 第三辺
30a、50a 第三辺の周方向延在部
30b、50b 第三辺の折り返し部
30c、30d、50d、50e 第三辺の端部
40 第四辺
50c 接続部
100 ループアンテナ
101 絶縁体
102 導体箔(線状の導体)

Claims (4)

  1. ループ形状に形成され、受信した電波信号を受信回路に出力するループアンテナであって、
    前記受信回路に接続される第1及び第2の給電部と、前記第1の給電部と前記第2の給電部とを前記ループ形状に沿って接続する線状の導体とを備え、
    前記線状の導体は、前記ループ形状の周方向に折り返す折り返し部を備えたことを特徴とするループアンテナ。
  2. 前記ループ形状は、矩形の形状であって、前記線状の導体は、前記矩形の少なくとも1辺において前記折り返し部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のループアンテナ。
  3. 前記矩形の少なくとも1辺において前記折り返し部を含む前記線状の導体の長さは、所望の共振周波数に基づいて決定されることを特徴とする請求項2に記載のループアンテナ。
  4. 前記線状の導体は、フィルム状の絶縁体で挟持されていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のループアンテナ。
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