JPH10131307A - 渡り通路 - Google Patents

渡り通路

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JPH10131307A
JPH10131307A JP2011597A JP2011597A JPH10131307A JP H10131307 A JPH10131307 A JP H10131307A JP 2011597 A JP2011597 A JP 2011597A JP 2011597 A JP2011597 A JP 2011597A JP H10131307 A JPH10131307 A JP H10131307A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 左右の建物が大きく揺れ動いても、その揺れ
動きを吸収して、壁面等が損傷するのを確実に阻止する
ことができる渡り通路を得る。 【解決手段】 一方の建物2の外部通路3の外壁4に形
成された渡り通路用開口部1と、目地部を介して連通す
るように他方の建物9より突出するように設けられた渡
り通路本体7と、渡り通路用開口部1の下部外壁面に沿
うように取付けられたガイドレール11と、このガイド
レール11によって所定量スライド移動する渡り通路用
開口部の両端部および床面を覆う一方のスライド壁と、
渡り通路本体の床面に一端がスライド移動可能に支持さ
れた床目地部を覆う目地プレート、この目地プレートの
両側部に設けられた渡り通路本体の両側壁と一方のスラ
イド壁との壁目地部を覆う該渡り通路本体の両側壁に所
定量スライド移動する他方の一対のカバー壁19とから
なる他方のスライド壁25と、この他方のスライド壁の
渡り通路本体側の目地プレートの上面を覆うカバープレ
ート24と、開口防止手段とで渡り通路を構成してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一方の建物の外部通
路と、他方の建物の外部通路とを接続する渡り通路に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、渡り通路は一方の建物の通路と他
方の建物の通路との間に目地部を形成し、この目地部の
床部分には床用目地装置を設置し、壁面部分には壁面用
目地装置を設置して連通させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の渡り通路は目地
部の接続が難しく、取付けに手数がかかるとともに、地
震等によって左右の建物が大きく揺れ動いたり、あるい
は左右の建物が異なる前後方向に揺れ動いた場合には目
地装置や壁面が損傷するという欠点があった。
【0004】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、
取付けが容易で、左右の建物が大きく揺れ動いても、そ
の揺れ動きを吸収することができるとともに、左右の建
物が異なる前後方向に揺れ動いても、その揺れ動きを吸
収して、壁面等が損傷するのを確実に阻止することがで
きる渡り通路を提供することを目的としている。
【0005】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読む
と、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面は
もっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範
囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は一方の建物の外部通路の外壁に形成された
渡り通路用開口部と、この渡り通路用開口部と目地部を
介して連通するように他方の建物より突出するように設
けられた渡り通路本体と、前記渡り通路用開口部の下部
外壁面に沿うように取付けられたガイドレールと、この
ガイドレールによって所定量スライド移動する前記渡り
通路用開口部の両端部および床面を覆う一方のスライド
壁と、前記渡り通路本体の床面に一端がスライド移動可
能に支持され、他端ほぼ中央部が前記一方のスライド壁
の床材のほぼ中央部に枢支ピンで枢支された床目地部を
覆う目地プレート、この目地プレートの両側部に設けら
れた前記渡り通路本体の両側壁と前記一方のスライド壁
との壁目地部を覆う該渡り通路本体の両側壁に所定量ス
ライド移動する他方の一対のカバー壁とからなる他方の
スライド壁と、この他方のスライド壁の前記渡り通路本
体側の目地プレートの上面を覆うカバープレートと、地
震等によって両建物が揺れ動いた場合、前記他方のスラ
イド壁と前記一方のスライド壁との間に損傷することな
く開口部が生じるのを阻止する開口防止手段とで渡り通
路を構成している。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り、本発明を詳細に説明する。
【0008】図1ないし図10に示す本発明の第1の実
施の形態において、1は一方の建物2の外部通路3の外
壁4に形成された渡り通路用開口部で、この渡り通路用
開口部1は渡り通路の幅寸法よりも大きく形成され、か
つ底面5は前記外部通路3の床面6よりも一段低くなる
ように形成されている。
【0009】7は前記渡り通路用開口部1と目地部8を
介して連通するように他方の建物9より突出するように
設けられた渡り通路本体で、この渡り通路本体7の両側
壁11、10の間隔は、前記渡り通路用開口部1よりも
小さく両側に該開口部1の端部との間に遊び間隔が有す
るように形成されている。
【0010】11は前記渡り通路用開口部1の下部外壁
面に沿うように複数本の固定ボルト12で取付けられた
断面クランク状のガイドレールで、このガイドレール1
1は渡り通路用開口部1の両端部より外方へ突出する長
さのものが使用されている。
【0011】13は前記ガイドレール11によって所定
量スライド移動する一方のスライド壁で、この一方のス
ライド壁13は前記ガイドレール11上をスライド移動
する複数個のローラー14が底面に取付けられたアング
ル材製のスライドレール15と、このスライドレール1
5の中央部に固定された前記渡り通路本体7の内側幅寸
法とほぼ同じ幅寸法の前記渡り通路用開口部1の底面5
を覆う底面に複数個のローラー16が取付けられたほぼ
クランク状の床材17と、この床材17の両端部および
前記スライドレール15の両端部寄りの部位に外側下端
部が複数本のビス18によって取付けられた前記渡り通
路用開口部1の両端部の外壁4、4部位を覆う一方の一
対のカバー壁19、19と、この一方の一対のカバー壁
19、19の上部内壁面にそれぞれ取付けられた前記外
壁4の上面に支持される複数個のローラー20、20
と、前記一方の一対のカバー壁19、19の外側壁19
a、19aの開口部側部位に形成された開口防止手段2
1の一部を構成するカバー壁挿入孔22、22と、前記
床材17の渡り通路用開口部1の底面5に位置する部位
に複数本の皿ビス23等によって固定されたカバープレ
ート24とで構成されている。
【0012】25は前記渡り通路本体7と前記渡り通路
用開口部1とを接続する他方のスライド壁で、この他方
のスライド壁25は一端が前記渡り通路本体7の床面7
aに複数個のローラー26を介して支持され、大きな弧
状あるいは低い山形形状に形成された他端部が前記一方
のスライド壁13のスライドレール15のほぼ中央部に
枢支ピン27で枢支された目地プレート28と、この目
地プレート28の両側面の取付け片29、29に複数本
のビス30によって取付けられた前記渡り通路本体7の
両側壁10、10と前記一方のスライド壁13の一対の
カバー壁19、19との壁目地部8A、8Aを覆う他方
の一対のカバー壁31、31と、この他方の一対のカバ
ー壁31、31の上部内壁面31aにそれぞれ取付けら
れた前記渡り通路本体7の両側壁10、10の上面に支
持される複数個のローラー32、32と、前記他方の一
対のカバー壁31、31の他端部に一体成形された前記
一方の一対のカバー壁19、19のカバー壁挿入孔2
2、22内に両側部に遊びとしての隙間33、33を有
するように挿入される開口防止手段21の一部を構成す
る突出片34、34とで構成されている。
【0013】前記目地プレート28は角パイプ材等で形
成された目地プレート用フレーム35と、この目地プレ
ート用フレーム35の一端部寄りの底面に取付けられた
複数個のローラー26と、前記目地プレート用フレーム
35の上面を覆う両側に取付け片29、29が形成され
た目地プレート本体36とで構成されている。
【0014】37は前記目地プレート28の他方の建物
9側の端部をスライド移動可能に覆う前記渡り通路本体
7の床面7aに複数本の皿ビス38等によって取付けら
れたカバープレートである。
【0015】上記構成の渡り通路39は一方の建物2と
他方の建物9とが、図8に示すように前後方向に地震等
によって揺れ動いた場合には、一方のスライド壁13が
ガイドレール11に沿って前後方向にスライド移動し
て、その揺れ動きを吸収する。
【0016】また、図9に示すように左右方向に地震等
によって揺れ動いた場合には、他方のスライド壁25が
渡り通路本体7と左右方向にスライド移動し、その揺れ
動きを吸収する。
【0017】さらに、図10に示すように一方の建物2
と他方の建物9のいずれか一方あるいは両方が平行にな
らないように揺れ動いた場合には、他方のスライド壁2
5が枢支ピン27を支点に回動して、その揺れ動きを吸
収することができる。
【0018】
【発明の異なる実施の形態】次に、図11ないし図48
に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。な
お、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当っ
て、前記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には
同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0019】図11ないし図14に示す本発明の第2の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、カバー壁挿入孔のない一対の一方のス
ライド壁19A、19Aを用いた一方のスライド壁13
Aと、一対の他方のカバー壁31、31の他端部より常
時付勢スプリング40、40で外方へ突出するように付
勢された開口防止手段としての出没カバー41、41を
設置した他方のスライド壁25Aを用いた点で、このよ
うに形成された一方のスライド壁13Aと他方のスライ
ド壁25Aを用いて構成した渡り通路39Aにしても、
前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得ら
れる。
【0020】図15ないし図18に示す本発明の第3の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、一方のカバー壁19、19のカバー壁
挿入孔22、22の周縁部に隙間33、33を覆うゴ
ム、合成樹脂材等の可撓性材で形成したシール材42、
42を取付けるとともに、目地プレート用フレームを用
いない目地プレート28Aを用いた点で、このように構
成した渡り通路37Bにしても、前記本発明の第1の実
施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0021】図19ないし図22に示す本発明の第4の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、一方の建物2の外側通路3の外側部位
に手摺43、43と渡り通路本体7の両側に手摺44、
44を配置するとともに、渡り通路用開口部1寄りの部
位の手摺43、43に設置された一対の外側通路用ホル
ダー45、45と、前記渡り通路本体7の目地部8寄り
の手摺44、44に設置された一対の渡り通路用ホルダ
ー46、46と、目地プレート28の両側部のスライド
レール15に立設された一対の支柱47、47と、一端
が前記一対の支柱47、47に回動可能に枢支され、他
端が前記一対の外側通路用ホルダー45、45および前
記一対の渡り通路用ホルダー46、46にスライド可能
に取付けられたスライド手摺48、48、49、49と
を用いた点で、このように構成した渡り通路39Cにし
ても、前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果
が得られる。
【0022】図23ないし図25に示す本発明の第5の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、渡り通路用開口部1寄りの外壁4、4
に設置された一対の外側通路用ホルダー45A、45A
と、渡り通路本体7の目地部8寄りの部位の側壁10、
10に設置された一対の渡り通路用ホルダー46A、4
6Aと、目地プレート28の両側部のスライドレール1
5に立設された一対の支柱47、47と、一端が前記一
対の支柱47、47に回動可能に枢支され、他端が前記
一対の外側通路用ホルダー45A、45Aおよび前記一
対の渡り通路用ホルダー46A、46Aにスライド可能
に取付けられた壁面状のスライド手摺48A、48A、
49A、49Aを用いた点で、このように構成した渡り
通路39Dにしても、前記本発明の第1の実施の形態と
同様な作用効果が得られる。
【0023】図26ないし図29に示す本発明の第6の
実施の形態において、前記本発明の第4の実施の形態と
主に異なる点は、渡り通路用開口部1寄りの手摺用パラ
ペット50、50を覆うパラペットカバー51、51が
一体に形成されたスライドレール15Aを用いるととも
に、両側部に渡り通路本体7の両側部の手摺用パラペッ
ト52、52を覆うパラペットカバー53、53が形成
された目地プレート28Bを用いた点で、このように形
成されたスライドレール15Aと目地プレート28Bを
用いて構成した渡り通路39Eにしても、前記本発明の
第4の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0024】図30ないし図32に示す本発明の第7の
実施の形態において、前記本発明の第5の実施の形態と
主に異なる点は、渡り通路用開口部1寄りの手摺用パラ
ペット50、50を覆うパラペットカバー51、51が
一体に形成されたスライドレール15Aを用いるととも
に、両側部に渡り通路本体7の両側部の手摺用パラペッ
ト52、52を覆うパラペットカバー53、53が形成
された目地プレート28Bを用いた点で、このように形
成されたスライドレール15Aと目地プレート28Bを
用いて構成した渡り通路39Fにしても、前記本発明の
第5の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0025】図33ないし図36に示す本発明の第8の
実施の形態において、前記本発明の第7の実施の形態と
主に異なる点は、パラペットカバー51、51とスライ
ド手摺48、48とを一体成形したスライドレール15
Bを用いるとともに、パラペットカバー53、53とス
ライド手摺49、49とを一体成形した目地プレート2
8Cを用いた点で、このように形成したスライドレール
15Bと目地プレート28Cを用いて構成した渡り通路
39Gにしても、前記本発明の第7の実施の形態と同様
な作用効果が得られる。
【0026】図37ないし図41に示す本発明の第9の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、幅広のガイドレール11Aを用いると
ともに、該ガイドレール11Aにそってスライド移動す
る目地プレート28Dをガイドレール11Aの幅寸法に
よって、所定量回動できるように取付けた点と、外壁
4、4の上部に取付けられた複数個のローラ54および
渡り通路本体の側壁10、10の上部に取付けられた複
数個のローラ55にスライド移動可能に支持される、該
スライド移動方向に対して直角方向に遊びを有すL字状
に曲げ加工された外側壁が短い上部が断面チャンネル状
のカバー壁56、56を用いた点で、このように取付け
た目地プレート28Dとカバー壁56、56を用いて構
成した渡り通路39Hにしても、前記本発明の第1の実
施の形態と同様な作用効果が得られる。なお、本発明の
実施の形態ではローラ54、55として車輪状の物を使
用したが、本発明はこれに限らず、球状のローラ54、
55を使用してもよい。
【0027】図42ないし図44に示す本発明の第10
の実施の形態において、前記本発明の第9の実施の形態
と主に異なる点は、外側壁と内側壁とがほぼ同じ長さ寸
法のカバー壁56A、56Aを用いるとともに、目地プ
レート28Dの風圧等による浮き上がりを防止するため
に渡り通路本体の側壁10、10の下部内壁面に浮き上
がり防止片57、57を複数本のビス58によって取付
け、かつ目地プレート28Dのガイドレール11A側の
底面に該ガイドレール11Aの底面と当接するストッパ
ー59を取り付けた点で、このように構成した渡り通路
39Iにしても、前記本発明の第9の実施の形態と同様
な作用効果が得られる。
【0028】図45ないし図48に示す本発明の第11
の実施の形態において、前記本発明の第10の実施の形
態と主に異なる点は、目地プレート28Dとカバー壁5
6A、56Aとを一体に形成した点で、このように構成
した渡り通路39Jにしても、前記本発明の第10の実
施の形態と同様な作用効果が得られる。なお、この実施
の形態において、目地プレート28Dとカバー壁56
A、56Aとを一枚の板材より曲げ加工して形成しても
よく、あるいは目地プレート28Dとカバー壁56A、
56Aとをそれぞれ別々に形成した後、目地プレート2
8Dとカバー壁56A、56Aとを溶接あるいは複数本
のビスを用いて固定してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0030】(1)一方の建物の外部通路の外壁に形成
された渡り通路用開口部と、この渡り通路用開口部と目
地部を介して連通するように他方の建物より突出するよ
うに設けられた渡り通路本体と、前記渡り通路用開口部
の下部外壁面に沿うように取付けられたガイドレール
と、このガイドレールによって所定量スライド移動する
前記渡り通路用開口部の両端部および床面を覆う一方の
スライド壁と、前記渡り通路本体の床面に一端がスライ
ド移動可能に支持され、他端ほぼ中央部が前記一方のス
ライド壁の床材のほぼ中央部に枢支ピンで枢支された床
目地部を覆う目地プレート、この目地プレートの両側部
に設けられた前記渡り通路本体の両側壁と前記一方のス
ライド壁との壁目地部を覆う該渡り通路本体の両側壁に
所定量スライド移動する他方の一対のカバー壁とからな
る他方のスライド壁と、この他方のスライド壁の前記渡
り通路本体側の目地プレートの上面を覆うカバープレー
トと、地震等によって両建物が揺れ動いた場合、前記他
方のスライド壁と前記一方のスライド壁との間に損傷す
ることなく開口部が生じるのを阻止する開口防止手段と
で構成されているので、一方の建物と他方の建物が地震
等によって前後左右方向の揺れ動きには一方のスライド
壁の一方の建物に対する前後方向のスライド移動および
他方のスライド壁の渡り通路本体の左右方向のスライド
移動によって吸収することができる。したがって、各部
品や建物の壁面等が損傷するのを効率よく防止して、長
期間使用することができる。
【0031】(2)前記(1)によって、一方のスライ
ド壁のガイドレールに沿ってスライド移動するスライド
レールに他方のスライド壁の目地プレートの他端部を枢
支ピンで枢支されているので、枢支ピンを支点に目地プ
レートを回動させることができる。したがって、一方の
建物と他方の建物とが平行にならないような揺れ動きが
生じた場合に、他方のスライド壁が枢支ピンを支点に左
右方向に回動して、その揺れ動きを吸収することができ
る。
【0032】(3)前記(1)によって、一方の建物に
前後方向にスライド移動する一方のスライド壁を取付け
るとともに、他方の建物より突出する渡り通路本体に左
右方向にスライド移動する他方のスライド壁を取付け、
枢支ピンで一方のスライド壁と他方のスライド壁とを接
続するだけでよく、容易に取付けることができる。
【0033】(4)請求項2、3、4も前記(1)〜
(3)と同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の平面図。
【図2】図1の2−2線に沿う拡大断面図。
【図3】図1の3−3線に沿う拡大断面図。
【図4】本発明の第1の実施の形態のガイドレールの説
明図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の一方のスライド壁
の分解斜視図。
【図6】本発明の第1の実施の形態の他方のスライド壁
の斜視図。
【図7】本発明の第1の実施の形態のカバープレートの
説明図。
【図8】本発明の第1の実施の形態の前後方向に揺れた
場合の説明図。
【図9】本発明の第1の実施の形態の左右方向に揺れた
場合の説明図。
【図10】本発明の第1の実施の形態の平行でないよう
に揺れた場合の説明図。
【図11】本発明の第2の実施の形態の平面図。
【図12】図11の12−12線に沿う拡大断面図。
【図13】本発明の第2の実施の形態の一方のスライド
壁の分解斜視図。
【図14】本発明の第2の実施の形態の他方のスライド
壁の斜視図。
【図15】本発明の第3の実施の形態の平面図。
【図16】図15の16−16線に沿う拡大断面図。
【図17】本発明の第3の実施の形態の一方のカバー壁
の説明図。
【図18】本発明の第3の実施の形態の目地プレートの
説明図。
【図19】本発明の第4の実施の形態の平面図。
【図20】図19の20−20線に沿う拡大断面図。
【図21】図19の21−21線に沿う拡大断面図。
【図22】本発明の第4の実施の形態の左右方向に揺れ
た場合の説明図。
【図23】本発明の第5の実施の形態の平面図。
【図24】図23の24−24線に沿う拡大断面図。
【図25】図23の25−25線に沿う拡大断面図。
【図26】本発明の第6の実施の形態の平面図。
【図27】図26の27−27線に沿う拡大断面図。
【図28】図26の28−28線に沿う拡大断面図。
【図29】スライドレールと目地プレートの取付け関係
を示す説明図。
【図30】本発明の第7の実施の形態の平面図。
【図31】図30の31−31線に沿う拡大断面図。
【図32】図30の32−32線に沿う拡大断面図。
【図33】本発明の第8の実施の形態の平面図。
【図34】図33の34−34線に沿う拡大断面図。
【図35】図33の35−35線に沿う拡大断面図。
【図36】スライドレールと目地プレートの取付け関係
を示す説明図。
【図37】本発明の第9の実施の形態の平面図。
【図38】図37の38−38線に沿う断面図。
【図39】図37の39−39線に沿う断面図。
【図40】本発明の第9の実施の形態のカバー壁の説明
図。
【図41】本発明の第9の実施の形態の動作状態の平面
図。
【図42】本発明の第10の実施の形態の平面図。
【図43】図42の43−43線に沿う断面図。
【図44】図42の44−44線に沿う断面図。
【図45】本発明の第11の実施の形態の平面図。
【図46】図45の46−46線に沿う断面図。
【図47】図45の47−47線に沿う断面図。
【図48】本発明の第11の実施の形態の目地プレート
カバー壁の説明図。
【符号の説明】
1:渡り通路用開口部、 2:一方の建物、 3:外部通路、 4:外壁、 5:底面、 6:外部通路の床面、 7:渡り通路本体、 8:目地部、 8A:壁目地部、 9:他方の建物、 10:渡り通路本体の側壁、 11:ガイドレール、 12:固定ボルト、 13、13A:一方のスライド壁、 14:ローラー、 15、15A、15B:スライドレール、 16:ローラー、 17:床材、 18:ビス、 19、19A:一方のカバー壁、 20:ローラー、 21:開口防止手段、 22:カバー壁挿入孔、 23:皿ビス、 24:カバープレート、 25、25A:他方のスライド壁、 26:ローラー、 27:枢支ピン、 28、28A〜28D:目地プレート、 29:取付け片、 30:ビス、 31:他方のカバー壁、 32:ローラー、 33:隙間、 34:突出片、 35:目地プレート用フレーム、 36:目地プレート本体、 37:カバープレート、 38:皿ビス、 39、39A〜39J:渡り通路、 40:付勢スプリング、 41:出没カバー、 42:シール材、 43:手摺、 44:手摺、 45、45A:外側通路用ホルダー、 46、46A:渡り通路用ホルダー、 47:支柱、 48:スライド手摺、 49:スライド手摺、 50:手摺用パラペット、 51:パラペットカバー、 52:手摺用パラペット、 53:パラペットカバー、 54:ローラ、 55:ローラ、 56、56A:カバー壁、 57:浮き上がり防止片、 58:ビス、 59:ストッパー。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の建物の外部通路の外壁に形成され
    た渡り通路用開口部と、この渡り通路用開口部と目地部
    を介して連通するように他方の建物より突出するように
    設けられた渡り通路本体と、前記渡り通路用開口部の下
    部外壁面に沿うように取付けられたガイドレールと、こ
    のガイドレールによって所定量スライド移動する前記渡
    り通路用開口部の両端部および床面を覆う一方のスライ
    ド壁と、前記渡り通路本体の床面に一端がスライド移動
    可能に支持され、他端ほぼ中央部が前記一方のスライド
    壁の床材のほぼ中央部に枢支ピンで枢支された床目地部
    を覆う目地プレート、この目地プレートの両側部に設け
    られた前記渡り通路本体の両側壁と前記一方のスライド
    壁との壁目地部を覆う該渡り通路本体の両側壁に所定量
    スライド移動する他方の一対のカバー壁とからなる他方
    のスライド壁と、この他方のスライド壁の前記渡り通路
    本体側の目地プレートの上面を覆うカバープレートと、
    地震等によって両建物が揺れ動いた場合、前記他方のス
    ライド壁と前記一方のスライド壁との間に損傷すること
    なく開口部が生じるのを阻止する開口防止手段とからな
    ることを特徴とする渡り通路。
  2. 【請求項2】 一方の建物の外部通路の外壁に形成され
    た渡り通路用開口部と、この渡り通路用開口部と目地部
    を介して連通するように他方の建物より突出するように
    設けられた渡り通路本体と、前記渡り通路用開口部の下
    部外壁面に沿うように取付けられたガイドレールと、こ
    のガイドレールによって所定量スライド移動する前記渡
    り通路用開口部の床面を覆う床材、この床材の両端部に
    設けられた該渡り通路用開口部の両端部の外壁を覆う一
    方の一対のカバー壁とからなる一方のスライド壁と、前
    記渡り通路本体の床面に一端がスライド移動可能に支持
    され、他端ほぼ中央部が前記一方のスライド壁の床材の
    ほぼ中央部に枢支ピンで枢支された床目地部を覆う目地
    プレート、この目地プレートの両側部に設けられた前記
    渡り通路本体の両側壁と前記一方のスライド壁のカバー
    壁との壁目地部を覆う該渡り通路本体の両側壁に所定量
    スライド移動する他方の一対のカバー壁とからなる他方
    のスライド壁と、この他方のスライド壁の前記渡り通路
    本体側の目地プレートの上面を覆うカバープレートと、
    前記他方のスライド壁の一対のカバー壁にそれぞれ形成
    された前記一方のスライド壁の一対のカバー壁のカバー
    壁挿入孔より左右方向に遊びを持って挿入された開口防
    止手段としての突出片とからなることを特徴とする渡り
    通路。
  3. 【請求項3】 一方の建物の外側通路の外側部位に設置
    された手摺あるいは外壁に形成された渡り通路用開口部
    と、この渡り通路用開口部と目地部を介して連通するよ
    うに他方の建物より突出するように設けられた渡り通路
    本体と、前記渡り通路用開口部の下部外壁面に沿うよう
    に取付けられたガイドレールと、このガイドレールにス
    ライド移動可能に取付けられたほぼ中央部に軸受孔ある
    いは軸が設けられたスライドレールと、前記渡り通路本
    体の床面に一端がスライド移動可能に支持され、他端が
    前記スライドレールに支持されかつほぼ中央部に前記軸
    受孔あるいは軸に枢支される軸あるいは軸受孔が形成さ
    れた床目地部を覆う目地プレートと、この目地プレート
    の両側寄りの部位の前記スライドレールに立設させた一
    対の支柱と、前記外側通路の手摺あるいは外壁の渡り通
    路用開口部寄りの部位に設置された一対の外側通路用ホ
    ルダーと、前記渡り通路本体の目地部寄りの部位の手摺
    あるいは外壁に設置された一対の渡り通路用ホルダー
    と、一端が前記一対の支柱に回動可能に枢支され、他端
    が前記一対の外側通路用ホルダーおよび前記一対の渡り
    通路用ホルダーにスライド移動可能に取付けられたスラ
    イド手摺とからなることを特徴とする渡り通路。
  4. 【請求項4】 一方の建物の外側通路の外側部位の手摺
    用パラペットに形成された渡り通路用開口部と、この渡
    り通路用開口部と目地部を介して連通するように他方の
    建物より突出するように設けられた少なくとも両側先端
    寄りの部位に手摺用パラペットが形成された渡り通路本
    体と、前記渡り通路用開口部の下部外壁面に沿うように
    取付けられたガイドレールと、このガイドレールにスラ
    イド移動可能に取付けられた前記渡り通路用開口部の両
    側部の手摺用パラペットをスライド可能に覆うことがで
    きるスライドレールと、このスライドレールのほぼ中央
    部に形成された軸受孔あるいは軸と、一端部が前記渡り
    通路本体の床面および両側部の手摺用パラペットを覆う
    ようにスライド可能に支持され、他端が前記スライドレ
    ールに支持された目地プレートと、この目地プレートの
    ほぼ中央部の他端寄りの部位に形成された前記軸受孔あ
    るいは軸と回動可能に枢支される軸あるいは軸受孔と、
    前記目地プレートの両側寄りの部位の前記スライドレー
    ルに立設させた一対の支柱と、前記外側通路の手摺ある
    いは外壁の渡り通路用開口部寄りの部位に設置された一
    対の外側通路用ホルダーと、前記渡り通路本体の目地部
    寄りの部位の手摺あるいは外壁に設置された一対の渡り
    通路用ホルダーと、一端が前記一対の支柱に回動可能に
    枢支され、他端が前記一対の外側通路用ホルダーおよび
    前記一対の渡り通路用ホルダーにスライド移動可能に取
    付けられたスライド手摺とからなることを特徴とする渡
    り通路。
  5. 【請求項5】 一方の建物の外側通路の外側部位に設置
    された手摺あるいは外壁に形成された渡り通路用開口部
    と、この渡り通路用開口部と目地部を介して連通するよ
    うに他方の建物より突出するように設けられた渡り通路
    本体と、前記渡り通路用開口部の下部外壁面に沿うよう
    に取付けられたガイドレールと、このガイドレールにス
    ライド移動可能でかつ所定量回動可能に取付けられた前
    記渡り通路本体の床面に一端がスライド移動可能に支持
    された床目地部を覆う目地プレートと、前記外側通路の
    手摺あるいは外壁の渡り通路用開口部寄りの部位にスラ
    イド移動可能に支持されるとともに前記渡り通路本体の
    目地部寄りの部位の手摺あるいは外壁にスライド移動可
    能に支持されるカバー壁とからなることを特徴とする渡
    り通路。
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