JPH1013050A - 携帯電話機の保護カバー着脱構造 - Google Patents

携帯電話機の保護カバー着脱構造

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JPH1013050A
JPH1013050A JP16426296A JP16426296A JPH1013050A JP H1013050 A JPH1013050 A JP H1013050A JP 16426296 A JP16426296 A JP 16426296A JP 16426296 A JP16426296 A JP 16426296A JP H1013050 A JPH1013050 A JP H1013050A
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JP16426296A
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Katsumasa Takai
克昌 高井
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NEC Saitama Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】開閉可能な保護カバーを有する携帯電話機にお
いて、保護カバーの着脱を容易に行い、保守性の向上を
はかる。 【解決手段】本体11に摺動自在に且つ外側に外れない
ように装着され、装置の使用時(保護カバー12の開
時)と非使用時(閉時)の状態にて保持されるロック部
材13の一端に面取り部15を設け、本体11に外側か
ら嵌着する保護カバー12側の一端には開閉範囲内でロ
ック部材13の面取り部15に相対する面取り部20を
角度βで設け、この角度βの範囲内で2つの面取り部1
5,20が一致した所で、コイルばね14に抗し保護カ
バー12が本体11の外側から容易に取り外せる。この
とき、各部材がばらばらになってしまうことはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話機等に用い
られる開閉可能な保護カバーを有する回転軸部の着脱構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の携帯電話機等に用いられ
る保護カバーのロック構造の一例としては、図6および
図7に示すように、装置使用時には保護カバー22があ
る一定角度にて保持され、非使用時では閉じた状態で保
持される構造において、保護カバー22を取り付ける時
に、ロック部材23をコイルばね24を介して本体21
の側面の外側より挿入して保持させていた。
【0003】また、別の従来例としては、図8に示すよ
うに、保護カバー32と本体31を接続する軸の部分に
固定用の軸部材33を本体31の内側方向からばね部材
34と共に挿入して固定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の携帯電
話機の保護カバーの保持構造では、操作上保護カバーが
不要の場合や、破損、損傷等により保護カバーの交換が
必要である場合に、保護カバー固定用の軸部材が本体の
内部から挿入されていたり、本体の外側よりロック部材
が組み込まれている構造のため、無理に保護カバーを外
そうとした場合、作業が困難となり、かつ保護カバーが
破損したり内部の組み込み部品が紛失する可能性があっ
た。
【0005】本発明の目的は、上記従来の欠点を除去
し、容易に保護カバーの着脱が行え、保守性の向上をは
かった携帯電話機の保護カバー着脱構造を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は開閉可能な保護
カバーを有する携帯電話機の保護カバーの着脱構造にお
いて、本体側に摺動自在に装着固定され且つ装置の使用
時と非使用時の状態にて保持されるロック部材の一端に
第1の面取り部を備え、前記保護カバー側の一端には前
記使用時および非使用時の間の開閉範囲内で前記第1の
面取り部に相対する第2の面取り部を備えてなり、前記
開閉範囲内にて前記第1および第2の面取り部が一致し
たところで前記保護カバーの取り外しが行われるべくし
たものである。
【0007】また、前記保護カバーは略コの字型を呈し
て前記本体の両側に開閉自在に嵌着し、前記本体側から
外側に向って付勢される前記ロック部材により係合保持
される。
【0008】この本発明の保護カバー着脱構造は、本体
(図1の11)側に摺動自在に装着固定され装置の使用
時と非使用時の状態にて保持されるロック部材(図2の
13)の一端にロック部材面取り部(図2の15)を設
け、保護カバー(図1の12)側の一端には開閉範囲内
でロック部材面取り部(15)に相対する保護カバー面
取り部(図4の20)を設けた構造であり、保護カバー
(12)を取り外そうとした場合、ロック部材面取り部
(15)と保護カバーの面取り部(20)が一致し、こ
れらの面取り部分が案内となり保護カバー(12)が外
れる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0010】図1は、本発明の実施の形態の外観を示す
(a)は正面図、(b)は側面図、図2はこの実施の形
態のロック部を図1(a)のA−A線で切断した断面
図、図3はこの実施の形態のロック部材を示す(a)は
正面図、(b)は側面図、図4はこの実施の形態の保護
カバーをロック部材挿入面から見た部分矢視図、図5は
この実施の形態における保護カバー取り外し動作状況を
示す断面図である。
【0011】この実施の形態は、図1、図2に示すよう
に、携帯電話機の本体11と、略コの字型を呈し本体1
1に嵌り込んで開閉する保護カバー12と、この保護カ
バー12を本体11に係合保持する時の軸の役割となる
ロック部材13と、このロック部材13を保護カバー1
2側に付勢して押し当てるコイルばね14と、本体11
内部の固定プレート11aとにより構成される。
【0012】本体11にはロック部材13を内部に収納
し且つロック部材13に設けた回転防止用の凸形状19
が嵌り込む本体溝部16を有すると共に、側面にはロッ
ク部材13が本体溝部16方向に摺動しうる貫通穴を有
し、一方、保護カバー12側にはロック部材13に設け
られたロック部材溝部18と係合する保護カバー凸部1
7と、開閉範囲内の一端に面取り部20を有してなり、
またロック部材13には本体11の内部で軸方向に摺動
し、本体内で回転しないため及び本体内から外れないた
めの凸形状19を有するとともに、図3に示すような角
度αをなすロック部材溝部18及び端部のある範囲に設
けたロック部材面取り部15を有してなる。
【0013】次に、このような構成の本実施の形態にお
いて、本体11に対し保護カバー12及びロック部材1
3を組み込む状況について説明する。
【0014】先ずロック部材13をコイルばね14を介
して本体11の内部に摺動可能に実装した状態で、固定
プレート11aにて固定する。保護カバー12を取り付
ける場合は、ロック部材13をコイルばね14に抗して
指で本体11の軸方向に押し込んで、コの字型の保護カ
バー12の両端を本体11に嵌め込む。ロック部材13
はコイルばね14の付勢力により常に保護カバー12側
に押しあてられ、ロック部材13のロック部材溝部18
が保護カバー12の保護カバー凸部17に嵌り込んだ状
態で保護カバー12は保持される。保護カバー12に設
けた保護カバー凸部17とそれに係合されるロック部材
13のロック部材溝部18は、保護カバー12が閉じた
状態(非使用時)と、ある一定角度α(図1,図3)に
開いた状態(使用時)で保持される位置を有している。
【0015】このような本体11と保護カバー12の保
持状態から、保護カバー12を外そうとした場合、開閉
範囲内のある角度において、即ち保護カバー12に設け
た保護カバー面取り部20の角度β(図4、β<α)の
範囲において、ロック部材13に設けたロック部材面取
り部15と、保護カバー面取り部20が一致した状態
で、図5に示す矢印F方向に保護カバー12を引っ張る
ことにより、相互の面取り部15,20が案内となり、
ロック部材13をコイルばね14に抗し本体11側に押
し込みながら保護カバー12を外すことができる。
【0016】なお図1,図5では、保護カバー12を9
0°に開いたときに取り外す状態を示しているが、保護
カバー面取り部20の角度βの範囲内であれば、任意の
角度に開いた状態で保護カバー12を取り外すことがで
きる。また、この取り外し時、ロック部材13は本体1
1側に外れないように組み込まれているため、ロック部
材13とコイルばね14がばらばらに外れてしまうよう
なことはない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、従来の保護カバー
保持構造では保護カバーを取り外したい場合、構成して
いる部材がばらばらになり再度組み込む事が出来なかっ
た。しかし本発明では、ロック部材と保護カバーとに設
けた2つの面取り部が一致した角度範囲内で取り外し可
能な構造を用いる事により、保護カバーの着脱が部材が
ばらばらになることなく容易に行え、保守性の向上がは
かれる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の外観を示す(a)は正面
図、(b)は側面図である。
【図2】図1(a)のA−A線で切断したロック部の断
面図である。
【図3】この実施の形態のロック部材を示す(a)は正
面図、(b)は側面図である。
【図4】この実施の形態の保護カバーをロック部材挿入
面から見た部分矢視図である。
【図5】この実施の形態における保護カバー取り外し状
況を示す断面図である。
【図6】従来の保護カバーロック構造の一例の外観を示
す(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図7】図6(a)のB−B線で切断したロック部の断
面図である。
【図8】従来の保護カバーロック構造の他の例のロック
部を示す(a)は断面図、(b)は同図(a)のC矢視
による側面図である。
【符号の説明】
11,21,31 本体 11a 固定プレート 12,22,32 保護カバー 13,23 ロック部材 14,24 コイルばね 15 ロック部材面取り部 16 本体構部 17 保護カバー凸部 18 ロック部材溝部 19 凸形状 20 保護カバー面取り部 33 軸部材 34 ばね部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉可能な保護カバーを有する携帯電話
    機の保護カバーの着脱構造において、本体側に摺動自在
    に装着固定され且つ装置の使用時と非使用時の状態にて
    保持されるロック部材の一端に第1の面取り部を備え、
    前記保護カバー側の一端には前記使用時および非使用時
    の間の開閉範囲内で前記第1の面取り部に相対する第2
    の面取り部を備えてなり、前記開閉範囲内にて前記第1
    および第2の面取り部が一致したところで前記保護カバ
    ーの取り外しが行われるべくしたことを特徴とする携帯
    電話機の保護カバー着脱構造。
  2. 【請求項2】 前記保護カバーは略コの字型を呈して前
    記本体の両側に開閉自在に嵌着し、前記本体側から外側
    に向って付勢される前記ロック部材により係合保持され
    ることを特徴とする携帯電話機の保護カバー着脱構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007201097A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Toshiba Corp 電子機器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04128256U (ja) * 1991-05-17 1992-11-24 株式会社三和電気製作所 着脱可能なカバーを備えたケース
JPH0585078U (ja) * 1992-04-21 1993-11-16 カシオ計算機株式会社 電子機器のヒンジ機構
JPH0728034U (ja) * 1993-10-29 1995-05-23 岩崎通信機株式会社 機器類の把手ハンドル取付構造

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