JPH10130349A - 芳香族ビニル−イソプレンブロック共重合体、その製法、およびそれを含む粘接着剤組成物 - Google Patents

芳香族ビニル−イソプレンブロック共重合体、その製法、およびそれを含む粘接着剤組成物

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JPH10130349A
JPH10130349A JP8305821A JP30582196A JPH10130349A JP H10130349 A JPH10130349 A JP H10130349A JP 8305821 A JP8305821 A JP 8305821A JP 30582196 A JP30582196 A JP 30582196A JP H10130349 A JPH10130349 A JP H10130349A
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block copolymer
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茂 小松崎
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秀美 椿
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低粘度低適用温度を有し、剥離接着力と剪断
接着破壊温度とが高く且つ良好にバランスしたホットメ
ルト接着剤その他の粘接着剤として有用な芳香族ビニル
−イソプレンブロック共重合体を提供する。 【解決手段】 芳香族ビニル単量体の重合体ブロックA
とイソプレンの重合体ブロックBとのA−Bジブロック
共重合体50〜95重量%と、少なくとも4つのA−B
ジブロック共重合体がカップリングせる分枝ブロック共
重合体5〜50重量%とからなるブロック共重合体。こ
の共重合体は、有機リチウム開始剤を用い、芳香族ビニ
ル単量体を重合して重合体ブロックAを生成せしめ、次
いでイソプレンを重合して、A−Bジブロック共重合体
を生成せしめ、次いで所定量の少なくとも4官能性のカ
ップリング剤を加えて、A−Bジブロック共重合体の一
部を分枝ブロック共重合体とする方法によって製造され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホットメルト接着剤そ
の他の粘接着剤として有用な芳香族ビニル−イソプレン
ブロック共重合体、その製造方法、およびこのブロック
共重合体を含む粘接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から粘接着剤組成物のベースポリマ
ーとしてポリスチレン−ポリイソプレンブロック共重合
体をはじめとする各種のブロック共重合体が用いられて
おり、特に、ホットメルト接着剤組成物のベースポリマ
ーとしてスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重
合体を用いることが知られている。
【0003】使い捨ておむつ、生理用ナプキンなどの製
造においては、スパイラルスプレーなどの手段によって
熱可塑性樹脂シートや熱可塑性繊維不織布などにホット
メルト接着剤を適用することが行われているが、ポリエ
チレンシートなどの被着体の焼け防止およびホットメル
ト接着剤の劣化防止などの見地から低粘度低適用温度の
ホットメルト接着剤が望まれている。ホットメルト接着
剤に望まれる粘度は概して150℃において5,000
cps以下である。従来、このような低粘度特性を有
し、且つ適性な剥離接着力および剪断接着破壊温度(S
AFT)を示すホットメルト接着剤用スチレン−イソプ
レンブロック共重合体は知られていなかった。
【0004】米国特許第5,399,627号明細書に
は、ポリスチレン−ポリイソプレンジブロック共重合体
の末端に少量のポリブタジエンブロックを結合させてか
ら4官能カップリング剤にてカップリングさせた、主成
分の4分枝体と未反応のジブロック成分とからなるスチ
レン−イソプレンブロック共重合体が開示されている。
このブロック共重合体は未反応のジブロック成分の含有
量が29重量%以下と低く、ホットメルト接着剤として
使用した際の剥離接着力は決して高いものではなかっ
た。
【0005】また、特開平1−266156号公報に
は、ポリスチレン−ポリイソプレンジブロック共重合体
を開始剤と等当量以上の4官能カップリング剤と反応さ
せた3分枝の分枝状成分と未反応のジブロック成分とか
らなるブロック共重合体が開示されている。しかしなが
ら、このブロック共重合体から調製される接着剤は剥離
接着力および剪断接着破壊温度が満足できるものではな
かった。さらに、同公報には、多量のポリスチレン−ポ
リイソプレンジブロック体と少量の3分枝体からなるス
チレン−イソプレンブロック共重合体が例示されてい
る。しかしながら、この共重合体を用いた接着剤は、剪
断接着破壊温度が満足できるものではなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ホッ
トメルト接着剤に要求される種々の特性、特に、低粘度
低適用温度を有し、しかも、剥離接着力と剪断接着破壊
温度とが良好にバランスされ、且つ高い値を示すホット
メルト接着剤などの粘接着剤として有用なブロック共重
合体およびその製造方法を提供することにある。本発明
の他の目的は、低粘度低適用温度を有し、しかも、剥離
接着力と剪断接着破壊温度とが良好にバランスされ、且
つ高い値を示すホットメルト接着剤などの粘接着剤とし
て有用な粘接着剤組成物を提供することにある。
【0007】本発明者らは、上記目的を達成するため鋭
意研究した結果、有機リチウム開始剤を用いスチレンを
重合してその重合体ブロックAを生成せしめ、次いでイ
ソプレンを重合してその重合体ブロックBとスチレン重
合体ブロックAとを結合せしめてA−Bブロック共重合
体を製造し、次いで、開始剤に対して特定量の4官能以
上のカップリング剤を反応させることにより4以上の分
枝体成分5〜50重量%と未反応のジブロック体成分5
0〜95重量%とからなるスチレン−イソプレンブロッ
ク共重合体が容易に得られること、そして、該スチレン
−イソプレンブロック共重合体と粘着付与樹脂とを含ん
でなる粘接着剤組成物が上記目的達成に有効なことを見
出し、これらの知見に基づいて本発明を完成するに至っ
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明によれ
ば、下記一般式(I): (A−B)nX (I) (式中、Aは芳香族ビニル単量体の重合体ブロックであ
り、Bはイソプレンの重合体ブロックであり、Xは4官
能性またはそれ以上の多官能性カップリング剤の残基で
あり、nは4以上の整数である)で表わされる4以上の
分枝をもつ分枝体成分を5〜50重量%含有し、下記一
般式(II): A′−B (II) (式中、A′はAと同一または異なる芳香族ビニル単量
体の重合体ブロックであり、Bはイソプレンの重合体ブ
ロックである)で表わされるジブロック体成分を50〜
95重量%含有してなる重量平均分子量(Mw)が1
0,000〜500,000の芳香族ビニル−イソプレ
ンブロック共重合体が提供される。
【0009】さらに、本発明によれば、有機リチウム開
始剤と芳香族ビニル単量体とを接触させて、重合活性末
端を有する芳香族ビニル単量体の重合体ブロックAを生
成し、次いで、イソプレンを添加して、重合活性末端を
有するイソプレンの重合体ブロックBが芳香族ビニル単
量体の重合体ブロックAに直接結合したA−Bブロック
共重合体を生成せしめ、次いで、少くとも4官能性のカ
ップリング剤を添加して、A−Bブロック共重合体の一
部を上記式(I)で表わされる4以上の分枝をもつ分枝
体成分に変えることを特徴とする前記芳香族ビニル−イ
ソプレンブロック共重合体を製造する方法が提供され
る。
【0010】さらに、本発明によれば、前記芳香族ビニ
ル−イソプレンブロック共重合体と粘着付与樹脂とを含
んでなることを特徴とする粘接着剤組成物が提供され
る。
【0011】
【発明の実施の形態】芳香族ビニル−イソプレンブロック共重合体 本発明の芳香族ビニル−イソプレンブロック共重合体
は、前記式(I)で表わされる分枝体成分と前記式(I
I)で表わされるジブロック体成分とからなることを特
徴とする。
【0012】(1)分枝体成分 本発明のブロック共重合体の第一成分である前記式
(I)で表わされる分枝体成分は、芳香族ビニル単量体
の重合体ブロックAと、重合活性末端を有する共役ジエ
ン系単量体の重合体ブロックBとよりなるA−Bブロッ
ク共重合体を、4官能性またはより多官能性のカップリ
ング剤によりカップリングさせた構造を有する4以上の
分枝を有するブロック共重合体である。上記分枝体成分
に用いられる芳香族ビニル単量体は、特に限定されるも
のではなく、その具体例としては、スチレン、α−メチ
ルスチレン、ビニルトルエン、ビニルナフタレンなどが
挙げられるが、中でもスチレンが好ましい。
【0013】分枝体成分における芳香族ビニル単量体の
重合体ブロックAの割合は、格別限定されるものではな
いが、本発明のブロック共重合体全体中の芳香族ビニル
単量体の重合体ブロックの含有量が10〜50重量%、
好ましくは25〜50重量%、より好ましくは35〜4
5重量%となることが望ましく、そのためには、分枝体
成分中における芳香族ビニル単量体の重合体ブロックA
の含有量も10〜50重量%、好ましくは25〜50重
量%、より好ましくは35〜45重量%程度であること
が望ましい。芳香族ビニル単量体の重合体ブロックAの
相対的割合が過小であると剪断接着破壊温度が低下し、
また、この割合が過大であると剥離接着力が低下する。
【0014】分枝体成分の分子量は格別限定されるもの
ではないが、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー
(GPC)により測定されるポリスチレン換算重量平均
分子量(Mw)として、本発明のブロック共重合体の重
量平均分子量(Mw)が10,000〜500,00
0、好ましくは50,000〜250,000、より好
ましくは80,000〜150,000となるように適
宜選択される。
【0015】本発明の芳香族ビニル−イソプレンブロッ
ク共重合体中の4以上の分枝体成分の含有量は、ブロッ
ク共重合体全重量に基づき、5〜50重量%である。ブ
ロック共重合体中の分枝体成分の含有量が過度に低いと
十分高い剪断接着破壊温度を得ることができず、逆に、
4以上の分枝体成分の含有量が過度に高いと組成物の粘
度が高くなり、加工性が低下する。4以上の分枝体成分
の含有量は、好ましくは15〜50重量%、より好まし
くは25〜45重量%である。
【0016】(2)ジブロック体成分 本発明のブロック共重合体の第二成分である前記式(I
I)で表わされるジブロック体成分は、芳香族ビニル単
量体の重合体ブロックA′とイソプレンの重合体ブロッ
クBとからなる線状ジブロック共重合体である。ジブロ
ック体成分の合成に用いられる芳香族ビニル単量体は、
特に限定されるものではなく、その具体例としては、ス
チレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、ビニル
ナフタレンなどが挙げられるが、中でもスチレンが好ま
しい。この芳香族ビニル単量体としては、通常、分枝体
成分の重合体ブロックAの合成に用いられるものと同一
のものが用いられるが、相違してもよい。
【0017】ジブロック体成分における芳香族ビニル単
量体の重合体ブロックA′の割合は、格別限定されるも
のではないが、本発明のブロック共重合体全体中の芳香
族ビニル単量体の重合体ブロックの含有量が10〜50
重量%、好ましくは25〜50重量%、より好ましくは
35〜45重量%となることが望ましく、そのためには
ジブロック体成分中における芳香族ビニル単量体のブロ
ックA′の含有量も10〜50重量%、好ましくは25
〜50重量%、より好ましくは35〜45重量%程度で
あることが望ましい。この割合が過小であると剪断接着
破壊温度が低下し、また、この割合が過大であると剥離
接着力が低下する。
【0018】ジブロック体成分の分子量は格別限定され
ないが、GPCにより測定されるポリスチレン換算重量
平均分子量(Mw)として、本発明のブロック共重合体
の重量平均分子量(Mw)が通常3,000〜250,
000、好ましくは15,000〜200,000、よ
り好ましくは20,000〜150,000となる範囲
で適宜選定される。
【0019】本発明のブロック共重合体において、ジブ
ロック体成分の含有量は、ブロック共重合体全重量の5
0〜95重量%である。ジブロック体成分の含有量が過
度に低いと剥離接着力が低下し、逆に、その含有量が過
度に高いと高い剪断接着破壊温度を得ることができな
い。ジブロック体成分の含有量は、好ましくは50〜8
5重量%、より好ましくは55〜75重量%である。
【0020】(3)その他の成分 本発明の芳香族ビニル−イソプレンブロック共重合体に
は、上記4以上の分枝をもつ分枝体成分とジブロック体
成分の他に、2つの分枝をもつ分枝体成分および3つの
分枝をもつ分枝体成分が含まれてもよい(これらの分枝
体成分は、それぞれ、式(I)においてn=2およびn
=3であるブロック共重合体に相当する)が、これらの
分枝体成分の量が多量であることは好ましくない。一般
に、2つの分枝をもつ分枝体成分と3つの分枝をもつ分
枝体成分の合計量が4以上の分枝をもつ分枝体成分より
少量であるときに、剪断接着破壊温度が改善され好適で
ある。2つの分枝をもつ分枝体成分と3つの分枝をもつ
分枝体成分の合計量は、通常、全芳香族ビニル−イソプ
レンブロック共重合体重量の20重量%以下、好ましく
は15重量%以下である。
【0021】(4)物性 本発明の芳香族ビニル−イソプレンブロック共重合体中
の芳香族ビニルの含有量は、格別な限定はないが、例え
ば10〜50重量%、好ましくは25〜50重量%、よ
り好ましくは35〜45重量%であるときに剪断接着破
壊温度および剥離接着力が高度にバランスされ好適であ
る。
【0022】本発明の芳香族ビニル−イソプレンブロッ
ク共重合体の分子量は、GPCにより測定されるポリス
チレン換算重量平均分子量(Mw)として、10,00
0〜500,000、好ましくは50,000〜25
0,000、さらに好ましくは80,000〜150,
000の範囲である。分子量が低過ぎると剪断接着破壊
温度が低下し、逆に、分子量が高過ぎると粘度が増大し
て加工性が低下する。
【0023】本発明の芳香族ビニル−イソプレンブロッ
ク共重合体の分子量分布は特に制限されることはない
が、GPCにより測定されるポリスチレン換算の重量平
均分子量(Mw)と数平均分子量(Mw)との比(Mw
/Mn)が、通常4以下、好ましくは1.1〜3、より
好ましくは1.2〜2.0の範囲であるときに剪断接着
破壊温度と剥離接着力が高度にバランスされ、好適であ
る。
【0024】(5)製法 本発明の芳香族ビニル−イソプレンブロック共重合体を
製造する方法は、格別限定されるものではないが、先
ず、重合活性末端を有するイソプレンの重合体ブロック
Bが芳香族ビニル単量体の重合体ブロックAに直接結合
したA−Bジブロック共重合体を調製し、次いで、A−
Bジブロック共重合体の一部をカップリングさせて4つ
以上の分枝をもつブロック共重合体とすることによっ
て、4つ以上の分枝をもつ分枝体成分とジブロック体成
分とを一時に得る方法が好ましい。すなわち、好ましい
製造方法は、有機リチウム開始剤と芳香族ビニル単量体
とを接触させて、重合活性末端を有する芳香族ビニル単
量体の重合体ブロックAを生成し、次いで、イソプレン
を添加して、重合活性末端を有するイソプレンの重合体
ブロックBが芳香族ビニル単量体の重合体ブロックAに
直接結合したA−Bブロック共重合体を生成せしめ、次
いで、少くとも4官能性のカップリング剤を添加して、
A−Bブロック共重合体の一部を上記式(I)で表わさ
れるブロック共重合体に変えることを特徴とする方法で
ある。
【0025】別法として、4つ以上の分枝を有するブロ
ック共重合体とジブロック共重合体とをそれぞれ別個に
合成した後、これらを任意の方法により所定割合で混合
することによって本発明のブロック共重合体を調製する
ことができる。
【0026】次に、本発明のブロック共重合体を製造す
る前記の好ましい方法について、工程を追って、さらに
詳しく説明する。 (イ)先ず、有機リチウム開始剤を用いて溶媒中で芳香
族ビニル単量体を重合せしめる。有機リチウム開始剤と
しては、芳香族ビニル単量体およびイソプレンの重合を
開始し得る公知のものが使用でき、その具体例としては
メチルリチウム、n−プロピルリチウム、n−ブチルリ
チウム、sec−ブチルリチウムなどの有機モノリチウ
ム開始剤が挙げられる。これらの中でもn−ブチルリチ
ウムが好ましい。有機リチウム開始剤の使用量は、当業
者に周知の方法で、所望する重合体の分子量に応じて計
算により求められる。
【0027】重合溶媒は、有機リチウム開始剤に不活性
なものであれば特に限定されるものではなく、例えば、
開鎖炭化水素溶剤、環式炭化水素溶剤またはこれらの混
合溶剤が使用される。開鎖炭化水素溶剤としてはn−ブ
タン、イソブタン、n−ヘキサンまたはこれらの混合
物;1−ブテン、イソブチレン、トランス−2−ブテ
ン、シス−2−ブテンまたはこれらの混合物、1−ペン
テン、トランス−2−ペンテン、シス−2−ペンテンま
たはこれらの混合物;n−ペンタン、イソペンタン、n
eo−ペンタンまたはこれらの混合物;ならびに1−ペ
ンテン、トランス−2−ペンテン、シス−2−ペンテン
またはこれらの混合物などの炭素数4〜6の開鎖アルカ
ンおよびアルケンを例示することができる。また、環式
炭化水素溶剤の具体例としては、ベンゼン、トルエン、
キシレンなどの芳香族炭化水素;およびシクロヘキサン
などの脂環式炭化水素を挙げることができる。重合温度
の制御および芳香族ビニル単量体の重合体ブロックおよ
びブロック共重合体全体の分子量分布の制御の点から
は、炭素数4〜6の開鎖炭化水素溶剤と環式炭化水素溶
剤とを好ましくは重量比5:95〜50:50の範囲、
より好ましくは重量比10:90〜40:60の範囲の
混合溶剤として用いればよい。
【0028】本発明においては、上記芳香族ビニル化合
物の重合を極性化合物の存在下に行うこともできる。極
性化合物の使用により、重合開始速度を調整し、また、
芳香族ビニル単量体の重合体ブロックの分子量分布を調
整することができる。極性化合物としては、比誘電率
(25℃)が2.5〜5.0の芳香族もしくは脂肪族エ
ーテルまたは第3級アミンが好ましく使用できる。この
ような極性化合物の具体例としては、ジフェニルエーテ
ル、アニソールなどの芳香族エーテル;ジエチルエーテ
ル、ジブチルエーテルなどの脂肪族エーテル;およびト
リメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミ
ンなどの第3級モノアミン類;テトラメチルエチレンジ
アミン、テトラエチルエチレンジアミンなどの第3級ポ
リアミン類が挙げられる。これらの極性化合物は1種ま
たは2種以上が組合せ使用される。極性化合物の使用量
は、好ましくは有機リチウム開始剤1モル当り0.00
1〜50モル、さらに好ましくは0.005〜10モル
の範囲である。
【0029】芳香族ビニル単量体の重合方法は特に限定
されず、芳香族ビニル単量体の全量と開始剤の全量を一
括重合系に仕込んで反応させるバッチ重合、これらを連
続的に重合系に供給しつつ反応させる連続重合、単量体
と開始剤の一部を用いて所定の転化率まで重合を行わせ
た後残りの単量体と開始剤を添加して重合を継続する方
法などの、通常用いられる方法のいずれを用いてもよ
い。重合は、通常0℃〜90℃、好ましくは20℃〜8
0℃の範囲で実施される。反応温度の制御が困難な場合
には還流型凝縮器を設置した反応容器を用い還流冷却に
よる温度制御を行うことが好ましい。
【0030】(ロ)次に、上記のように生成せしめた重
合活性末端を有する芳香族ビニル単量体の重合体ブロッ
クAが存在する重合系にイソプレンを添加して重合を行
わせ、重合活性末端を有するイソプレンの重合体ブロッ
クBが芳香族ビニル単量体の重合体ブロックAに結合し
たA−Bブロック共重合体を生成せしめる。イソプレン
は反応熱を制御するために連続的に添加してもよい。
【0031】(ハ)イソプレンの重合反応終了後、4官
能性またはそれ以上の多官能性カップリング剤を重合系
に添加することにより、前記活性末端を有するA−Bブ
ロック共重合体を結合して、前記式(I)で表わされる
4つ以上の分枝をもつブロック共重合体を生成せしめ
る。このとき、カップリング反応を促進する作用をもつ
化合物を添加することもできる。
【0032】4つ以上の分枝をもつブロック共重合体を
得るには活性重合末端に対して4以上の反応部位を提供
できるカップリング剤を使用することが必要である。そ
れらの例としてはハロゲン化シラン・アルコキシシラン
などのシラン化合物、ハロゲン化すずなどのすず化合
物、ポリカルボン酸エステル、エポキシ化大豆油などの
エポキシ化合物、ペンタエリスリトールテトラアクリレ
ートなどのアクリルエステル、エポキシシラン、ジビニ
ルベンゼンなどのジビニル化合物などが挙げられる。中
でも、4官能性のカップリング剤の使用がもっとも好ま
しく、その具体例としてはテトラクロロシラン、テトラ
ブロモシラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシ
シラン、テトラクロロすず、ジエチルアジペートなどが
挙げられる。本発明においては、本発明の目的が損なわ
れない範囲で、これらのカップリング剤は、それぞれ単
独で、または2種以上を組合せて用いることができる。
また、これらのカップリング剤と2官能または3官能の
カップリング剤を組合せて用いることも可能である。
【0033】本発明においては、カップリング剤の使用
量が重要である。カップリング剤の使用量は、カップリ
ング剤の種類により変わるが、前記4以上の分枝体成分
とジブロック体成分とが所定割合となるように適宜選定
される。その使用量は有機リチウム開始剤1モル当り通
常0.001〜0.2モル、好ましくは0.01〜0.
15モル、より好ましくは0.02〜0.12モルの範
囲で選ばれる。この使用量によって、4つ以上の分枝を
もつブロック共重合体が全ブロック共重合体中5〜50
重量%、好ましくは15〜50重量%、より好ましくは
25〜45重量%程度生成する。カップリング剤の使用
量を多くすると2つの分枝をもつブロック共重合体(A
−B)2X、3つの分枝をもつブロック共重合体(A−
B)3X、または末端にカップリング剤の残基を有する
A−B−Xの構造を有する線状ブロック共重合体(ただ
し、A、B、Xは前記に同じ)が多量に副生し易く、4
つ以上の分枝をもつ分枝体がほとんど得られない。
【0034】カップリング剤の適切な使用量は、目的と
するブロック共重合体の分枝体成分とジブロック体成分
の組成に応じて計算で求めることができるが、実際上は
有機リチウム開始剤またはカップリング剤の失活などの
問題があるため、予備実験を行うことにより最適値を求
めるのがよい。必要に応じて、カップリング率を調整す
るためにメタノールなどの反応停止剤を用いることがで
きる。
【0035】(ニ)カップリング反応終了後、必要に応
じて水、アルコール、酸などを添加して重合活性種を失
活させ、老化防止剤を添加して後、公知の重合体分離法
(例えば、スチームストリッピングなど)により重合体
を分離し、乾燥工程を経て目的とする4つ以上の分枝を
有する分枝体成分と未カップリング反応のジブロック体
成分とからなる本発明のブロック共重合体が得られる。
【0036】なお、前述のように、A′−Bジブロック
共重合体を別個に調製し、これを4以上の分枝ブロック
共重合体と混合することもできる。このジブロック共重
合体は、上記の合成プロセス(イ)、(ロ)と同様にし
て重合活性末端を有するイソプレンの重合体ブロックB
が芳香族ビニル単量体の重合体ブロックA′に直接結合
した線状A′−Bジブロック共重合体を得た後、上述の
プロセス(ニ)のように重合活性種を失活させ、老化防
止剤を添加した後、カップリング反応を行うことなく、
分離、乾燥工程を経て得ることができる。
【0037】粘接着剤組成物 本発明の粘接着剤組成物は上記のブロック共重合体と粘
着付与樹脂から主としてなるものである。本発明の粘接
着剤組成物に用いるブロック共重合体組成物において
は、粘着剤組成物の特性が損なわれない限り、スチレン
−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−
エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体、スチ
レン−エチレン−プロピレン−スチレンブロック共重合
体などのスチレン系ブロック共重合体、ブタジエンゴ
ム、イソプレンゴムなどのジエン系重合体ゴム、天然ゴ
ムなどの他のゴム成分を配合することができる。
【0038】本発明で使用する粘着付与樹脂としては、
特に制限はなく、例えば、一般の粘接着剤組成物に使用
されている従来公知の天然樹脂系および合成樹脂系粘着
付与樹脂が使用できる。天然樹脂系粘着付与樹脂には、
ロジン系樹脂とテルペン系樹脂が含まれる。ロジン系樹
脂の具体例としては、ガムロジン、トールロジン、ウッ
ドロジンなどのロジン、水素添加ロジン、不均化ロジ
ン、重合ロジンなどの変性ロジン、ならびに、これらの
ロジンおよび変性ロジンのグリセリンエステル、ペンタ
エリスリトールエステルなどのロジンエステルが挙げら
れる。テルペン系樹脂の具体例としては、α−ピネン
系、β−ピネン系、ジペンテン(リモネン)系などのテ
ルペン樹脂、芳香族変性テルペン樹脂、水添テルペン樹
脂およびテルペンフェノール樹脂などが挙げられる。合
成樹脂系粘着付与樹脂は重合系と縮合系とに大別され
る。重合系樹脂の具体例としては、脂肪族系(C5系)
石油樹脂、芳香族系(C9系)石油樹脂、共重合系(C5
/C9)石油樹脂、水素添加石油樹脂(脂環族系石油樹
脂)、DCPD系その他の脂環族系石油樹脂などの石油
樹脂、クマロン・インデン樹脂、ならびにピュア・モノ
マ系(スチレン系、置換スチレン系など)石油樹脂が挙
げられる。縮合系樹脂の具体例としてはアルキルフェノ
ール樹脂、ロジン変性フェノール樹脂などのフェノール
系樹脂およびキシレン樹脂が挙げられる。これらの中で
も、石油樹脂が好ましく、脂環族系石油樹脂が特に好ま
しい。
【0039】これらの粘着付与樹脂は単独でまたは2種
以上を組合せて用いられる。粘着付与樹脂の使用量は、
芳香族ビニル−イソプレンブロック共重合体100重量
部当り10〜500重量部、好ましくは50〜350重
量部、より好ましくは70〜250重量部である。本発
明の粘接着剤組成物には、必要に応じてスチレン−ブタ
ジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−エチレ
ン−ブチレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−
エチレン−プロピレン−スチレンブロック共重合体など
のスチレン系ブロック共重合体、ブタジエンゴム、イソ
プレンゴムなどのジエン系重合体ゴム、天然ゴムなどの
他のゴム成分、軟化剤(可塑剤)、酸化防止剤、熱安定
剤、紫外線吸収剤、充填剤などのその他の配合剤を添加
することができる。
【0040】軟化剤としては、粘接着剤組成物に使用さ
れている従来公知の芳香族系、パラフィン系またはナフ
テン系の伸展油(エクステンダーオイル);ポリブテ
ン、ポリイソブチレンなどの液状重合体などが使用で
き、これらの中でもパラフィン系およびナフテン系の伸
展油が好ましい。軟化剤の使用量が、芳香族ビニル−イ
ソプレンブロック共重合体100重量部当り通常10〜
500重量部、好ましくは20〜300重量部、より好
ましくは30〜150重量部の範囲であるときに粘度特
性が良好で且つブリードも少なく好適である。酸化防止
剤としては、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレ
ゾール、ペンタエリスリチル・テトラキス〔3−(3,
5−ジ−tert.ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート〕、2,4−ビス−(n−オクチルチ
オ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert.
−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジンなどのヒ
ンダードフェノール系化合物;ジラウリルチオジプロピ
オネートなどのチオジカルボキシレートエステル類;ト
リス(ノニルフェニル)ホスファイト、4,4′−ブチ
リデン−ビス(3−メチル−6−tert.ブチルフェ
ニル・ジトリデシルホスファイトなどの亜燐酸塩類など
が単独でまたは混合して使用される。
【0041】本発明の粘接着剤組成物は、n−ヘキサ
ン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエンなどに溶解し
て溶液型の粘接着剤として、乳化剤を用いて水に分散さ
せたエマルジョン型の粘接着剤として、または無溶剤の
ホットメルト型粘接着剤などとして使用することができ
る。特に適しているのはホットメルト型粘接着剤であ
る。
【0042】ホットメルト型粘接着剤としては、使い捨
ておむつ、生理用ナプキン、病院用ガウン、ベッドパッ
ド、手術用ドレープなどの使い捨て用品に、構造および
弾性付着接着剤を含む多くの用途において特に好適に使
用される。また、種々の粘着テープ、ラベル、製本、ア
ッセンブリー用途などにも非常に有用である。粘着テー
プ用途は包装用、事務用、両面テープ用、マスキング
用、電気絶縁用など多種にわたって適用可能であり、高
接着力の特徴を示すとともに、低粘度の特性から溶剤
法、ホットメルト法にかかわらず塗布時の操作性に優れ
ている。ラベル用途ではやはり低粘度・高接着力の特性
から塗布特性、粘着物性に優れるとともに、ダイカット
性も良好である。
【0043】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに具体
的に説明する。なお、実施例、比較例および参考例中の
部および%は、特に断りのないかぎり、重量基準であ
る。本実施例において、重合体の分子量は、テトラヒド
ロフランをキャリアーとする高速液体クロマトグラフィ
ーにより求めたポリスチレン換算の重量平均分子量(M
w)である。さらに、共重合体の組成は、高速液体クロ
マトグラフィーにより得られた各共重合体のピーク面積
から求めた。
【0044】実施例1ブロック共重合体の調製 50リットルの耐圧反応器を用い、n−ブタン/シクロ
ヘキサン=30/70の割合の混合溶剤18.75k
g、ジブチルエーテル(比誘電率3.06/25℃)2
40ミリモル、開始剤n−ブチルリチウム230ミリモ
ルを存在させ、30℃で1時間、まずスチレン3.04
kgを添加して重合し、続いてイソプレン4.96kg
を添加し、反応温度が50℃から60℃の間になるよう
に還流冷却により温度制御しながら約1時間半重合し
た。次いで、カップリング剤としてテトラメトキシシラ
ン25ミリモルを添加して2時間カップリング反応を行
った。こののち、反応混合物に重合停止剤としてメタノ
ールを50ml、酸化防止剤として2,6−ジ−ter
t−ブチル−p−クレゾールを40g加えてよく混合
し、得られた混合溶液を少量ずつ85〜95℃に加熱さ
れた温水中に滴下して溶剤を揮発させた。得られたポリ
マーを粉砕し、85℃で熱風乾燥してブロック共重合体
を得た。このブロック共重合体のスチレン含有量は38
重量%、ポリスチレン換算重量平均分子量(Mw)は9
6,000、分子量分布(Mw/Mn)は1.43であ
り、4分枝体35.3%、3分枝体4.7%、2分枝体
1.2%およびジブロック体58.8%が含まれてい
た。
【0045】粘接着剤組成物 上記ブロック共重合体30部を攪拌翼型混練機に投入
し、これに粘着付与樹脂(アルコンM−100;脂環族
系炭化水素樹脂、荒川化学工業(株)製)50部、ナフ
テン系プロセスオイル(シェルフレックス371、シェ
ル化学製)20部および酸化防止剤(イルガノックス1
010、チバガイギー(株)製)0.2部を添加して系
内を窒素ガスで置換したのち、160〜180℃で混練
して粘接着剤組成物を調製した。粘接着剤組成物の溶融
粘度は150℃においてブルックフィールドサーモゼル
粘度計により測定した。厚さ30μmのポリエステルフ
ィルムに粘接着剤組成物を30μmの厚さにコーティン
グし、接着物性評価に供した。
【0046】接着物性評価 剥離接着力(N/m)は被着体としてステンレス鋼また
はポリエチレンを使用してPSTC−1(粘着テープ委
員会(米)による180°剥離接着試験)に準じて測定
した。剪断接着破壊温度(℃)は被着体としてステンレ
ス鋼を使用し接着部10×25mm・1kg荷重・温度
上昇速度0.5℃/minにて測定した。評価結果は表
1に示す。
【0047】実施例2〜6、比較例1〜7 カップリング剤として、テトラメトキシシラン(TM
S)に代えてテトラクロロシラン(TCS;実施例2、
実施例3および比較例1)またはフェニリトリクロロシ
ラン(PTCS;比較例2)を表1に示す量用い、また
は、テトラメトキシシラン(TMS)の使用量(カップ
リング剤/開始剤モル比)を表1に示すように変え(実
施例4、実施例5、実施例6および比較例3)た他は、
実質的に実施例1と同様な手法によりブロック共重合体
組成物を調製し、その特性を評価した。さらに、実施例
1と同様にそれぞれのブロック共重合体組成物から接着
剤組成物を調製し、接着物性を評価した。結果を表1お
よび表2に示す。
【0048】比較例4においては、米国特許第5,39
4,627号明細書に記載されている方法に従って、イ
ソプレンの反応後に、イソプレンに対して1.2重量%
のブタジエンを添加してから表2記載の量のテトラクロ
ロシランを反応させた他は実施例1と同様にしてブロッ
ク共重合体を得、実施例1と同様に粘接着組成物を調製
し、接着物性を評価した。結果を表2に示す。さらに、
3種の市販スチレン−イソプレン−スチレンブロック共
重合体組成物A、BおよびCを用い(比較例5、比較例
6および比較例7)、同様にその特性および接着物性を
評価した。結果を表2に示す。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】 注:カップリング剤 TMS:テトラメトキシシラン TCS:テトラクロルシラン PTCS:フェニルトリクロルシラン 市販ブロック共重合体組成物 A:クレイトンD1124P(シェル社製) 市販ブロック共重合体組成物 B:ベクター4211(デキサコ社製) 市販ブロック共重合体組成物 C:ベタター4411(デキサコ社製)
【0052】
【発明の効果】本発明の芳香族ビニル−イソプレンブロ
ック共重合体はホットメルト接着剤組成物その他の粘接
着剤組成物として有用であって、本発明のブロック共重
合体から得られる粘接着剤組成物は低粘度低適用温度を
有し、しかも、剥離接着力と剪断接着破壊温度とが良好
にバランスされ、且つ高い値を示す。
【0053】本発明のブロック共重合体から調製される
ホットメルト接着剤組成物は下記の基準特性を満足す
る。
【0054】(発明の好ましい態様) (イ)本発明のブロック共重合体、すなわち、下記一般
式(I): (A−B)nX (I) (式中、Aは芳香族ビニル単量体の重合体ブロックであ
り、Bはイソプレンの重合体ブロックであり、Xは4官
能性またはそれ以上の多官能性カップリング剤の残基で
あり、nは4以上の整数である)で表わされる4以上の
分枝をもつ分枝体成分を5〜50重量%含有し、下記一
般式(II): A′−B (II) (式中、A′はAと同一または異なる芳香族ビニル単量
体の重合体ブロックであり、Bはイソプレンの重合体ブ
ロックである)で表わされるジブロック体成分を50〜
95重量%含有してなる重量平均分子量(Mw)が1
0,000〜500,000の芳香族ビニル−イソプレ
ンブロック共重合体;
【0055】(ロ)本発明のブロック共重合体の製造方
法、すなわち、有機リチウム開始剤と芳香族ビニル単量
体とを接触させて、重合活性末端を有する芳香族ビニル
単量体の重合体ブロックAを生成し、次いで、イソプレ
ンを添加して、重合活性末端を有するイソプレンの重合
体ブロックBが芳香族ビニル単量体の重合体ブロックA
に直接結合したA−Bブロック共重合体を生成せしめ、
次いで、少くとも4官能性のカップリング剤を添加し
て、A−Bブロック共重合体の一部を上記式(I)で表
わされる4以上の分枝をもつ分枝体成分に変えることを
特徴とする前記芳香族ビニル−イソプレンブロック共重
合体を製造する方法;ならびに
【0056】(ハ)本発明の粘接着剤組成物、すなわ
ち、前記芳香族ビニル−イソプレンブロック共重合体と
粘着付与樹脂とを含んでなることを特徴とする粘接着剤
組成物の好ましい態様をまとめると以下のとおりであ
る。
【0057】1.式(I)で表わされる分枝体成分中の
重合体ブロックAを構成する芳香族ビニルおよび式(I
I)で表わされるジブロック体成分中の重合体ブロック
A′を構成する芳香族ビニルがともにスチレンである。 2.式(I)で表わされる分枝体成分が4つの分枝を有
する、すなわち、式(I)中のnが4である。 3.本発明のブロック共重合体中の式(I)で表わされ
る分枝体成分の含有量が15〜50重量%、より好まし
くは25〜45重量%であり、また、本発明のブロック
共重合体中の式(II)で表わされるジブロック体成分の
含有量が50〜85重量%、より好ましくは55〜75
重量%である。
【0058】4.本発明のブロック共重合体中に2つの
分枝をもつ分枝体成分および3つの分枝をもつ分枝体成
分(前記式(I)中のn=2およびn=3であるブロッ
ク共重合体に相当する)が含まれてもよいが、2つの分
枝をもつ分枝体成分と3つの分枝をもつ分枝体成分との
合計量は式(I)で表わされる4つ以上の分枝をもつ分
枝体成分の量より少ない。 5.本発明のブロック共重合体のポリスチレン換算重量
平均分子量(Mw)は50,000〜250,000、
より好ましくは80,000〜150,000である。
【0059】6.本発明のブロック共重合体中の芳香族
ビニルの含有量が10〜50重量%、より好ましくは2
5〜50重量%、さらに好ましくは35〜45重量%で
ある。 7.本発明のブロック共重合体の製造方法において、重
合溶媒として、炭素数4〜6の開鎖アルカンおよびアル
ケン、および脂環式炭化水素および芳香族炭化水素の中
から選ばれた溶剤を用いて、より好ましくは、炭素数4
〜6の開鎖アルカンおよびアルケンの中から選ばれた溶
剤(a)と脂環式炭化水素および芳香族炭化水素の中か
ら選ばれた溶剤(b)との混合溶剤であって(a)/
(b)重量比=5/95〜50/50である混合溶剤を
用いて重合を行う。
【0060】8.本発明のブロック共重合体の製造方法
において、芳香族または脂肪族エーテルおよび第3級ア
ミンの中から選ばれた極性化合物の存在下に(その量は
有機リチウム開始剤1モル当り0.001〜50モルの
範囲から選ばれる)、芳香族ビニル単量体の重合を行
う。 9.本発明のブロック共重合体の製造方法において、カ
ップリング剤の使用量が、有機リチウム開始剤1モル当
り0.001〜0.2モル、好ましくは0.01〜0.
15モル、より好ましくは0.02〜0.12モルの範
囲である。
【0061】10.本発明の粘接着剤組成物は、ブロッ
ク共重合体100重量部当り10〜500重量部の粘接
着付与樹脂を含有する。 11.本発明の粘接着剤組成物は、150℃溶融粘度が
5,000cps以下のホットメルト粘接着剤組成物で
あって、それを用いた接着物の剪断接着破壊温度は66
℃以上、対スチール剥離接着力は1,000N/m、対
ポリエチレン剥離接着力は500N/m以上である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I): (A−B)nX (I) (式中、Aは芳香族ビニル単量体の重合体ブロックであ
    り、Bはイソプレンの重合体ブロックであり、Xは4官
    能性またはそれ以上の多官能性カップリング剤の残基で
    あり、nは4以上の整数である)で表わされる4以上の
    分枝をもつ分枝体成分を5〜50重量%含有し、 下記一般式(II): A′−B (II) (式中、A′はAと同一または異なる芳香族ビニル単量
    体の重合体ブロックであり、Bはイソプレンの重合体ブ
    ロックであるで表わされるジブロック体成分を50〜9
    5重量%含有してなる重量平均分子量(Mw)が10,
    000〜500,000の芳香族ビニル−イソプレンブ
    ロック共重合体。
  2. 【請求項2】 有機リチウム開始剤と芳香族ビニル単量
    体とを接触させて、重合活性末端を有する芳香族ビニル
    単量体の重合体ブロックAを生成し、次いで、イソプレ
    ンを添加して、重合活性末端を有するイソプレンの重合
    体ブロックBが芳香族ビニル単量体の重合体ブロックA
    に直接結合したA−Bブロック共重合体を生成せしめ、
    次いで、少くとも4官能性のカップリング剤を添加し
    て、A−Bブロック共重合体の一部を上記式(I)で表
    わされる4以上の分枝をもつ分枝体成分に変えることを
    特徴とする請求項1記載の芳香族ビニル−イソプレンブ
    ロック共重合体を製造する方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の芳香族ビニル−イソプレ
    ンブロック共重合体と粘着付与樹脂とを含んでなること
    を特徴とする粘接着剤組成物。
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