JPH10130137A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JPH10130137A
JPH10130137A JP8318476A JP31847696A JPH10130137A JP H10130137 A JPH10130137 A JP H10130137A JP 8318476 A JP8318476 A JP 8318476A JP 31847696 A JP31847696 A JP 31847696A JP H10130137 A JPH10130137 A JP H10130137A
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skin
extract
cosmetic
oxides
acid
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Naomi Masuda
尚己 増田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】皮膚の上で酸化物の発生を抑える化粧料を提供
すること。 【解決手段】羅漢果またはその抽出物を配合した化粧
料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化粧料に関し、詳し
くは羅漢果またはその抽出物とを配合した化粧料に関す
る。
【0002】
【従来技術】近年、現代の病気の原因の1つにフリーラ
ジカルの状態にある活性酸素の影響があるといわれてい
る。この活性酸素は、酸素原子内に通常2つある電子
が、1つ欠けた状態となって物理的に不安定な状態とな
り、あらゆる物質に結合しようとして働き、結合した相
手の電子を1つ引き抜く作用がある。その結果、物質が
酸化された状態となる。このような活性酸素が人体に入
ると、体内で酸化が起きて細胞に悪い障害を起こすこと
になる。通常、人間は、酸素呼吸を行っており、その酸
素による生命活動する上に於いては、時々活性酸素を自
己の細胞内で発生させている。そこで、人間は、この活
性酸素を無毒化するスパーオキシドジスムターゼ(以下
SODと称する。)と呼ばれる酵素を製造する能力をも
っている。ところが、現代環境は様々な化学物質の製造
により活性酸素を発生させる要因、例えば自動車に含ま
れる排気ガスや工場排水に含まれる化学物質等が増大し
ており、人間の体内で生産されるSODの生産が間に合
わず、所謂皮膚のトラブルが発生し、皮膚科等への通院
が増大している。また、最新の研究では、皮膚の老化
は、年を取るとともに皮膚に酸化物や老化色素の蓄積に
より細胞本来の機能が低下することにより起こるもので
ある。このような老化しやすい細胞としては、鉄とカテ
コールに富む黒質細胞、変性LDL(変性低密度リポタ
ンパク)に影響される内皮細胞、紫外線照射を受けやす
い皮膚細胞や角質細胞などである。これらの細胞はいず
れも活性酸素により障害を受けて老化を招くことが知ら
れている。この皮膚に悪影響を及ぼす紫外線は、物質を
その電磁波によって励起させて、フリーラジカルの状態
にする作用がある。
【0003】上記のような皮膚のトラブルが発生してい
る中で、現在の化粧料は、β−カロチン、ビタミンC、
α−トコフェロール等の抗酸化物質を化粧料に添加し
て、皮膚の脂質等の酸化を防いで、酸化物の発生を押さ
えようとしてる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記以外の抗酸化物質
は化粧料に配合されておらず羅漢果またはその抽出物を
用いることはなかった。そこで本発明は、このような現
況に鑑み、酸化物の発生を抑える化粧料を提供しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術に
おける問題点を解決する目的で鋭意研究した結果、羅漢
果またはその抽出物に抗酸化効果があることが判明し
た。
【0006】即ち、本発明に係る化粧料は、羅漢果また
はその抽出物を含有させたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る化粧料に含まれる羅
漢果は、中国華南地方に分布し、ウリ科(Cucubi
taceae)に属し、学名はCiraitia gr
osvenori(SwingIe)C.Jeffre
yまたはMomordica grosvenori
Swingleである。そして、この物は、雌雄異株で
あり、その果実は卵形または長卵形の形状をしたもので
ある。そして、中国では、この羅漢果の果実を自然乾燥
した後に、火炎によりあぶりながら乾燥させたものを、
煎じて飲用していた。即ち、本発明では特に羅漢果の果
実の抽出物を用いることが好ましく、その抽出物を得る
方法としては、水蒸気蒸留法、圧搾法、石油エーテルや
アルコール等の溶剤による溶剤抽出法、油脂等の吸着に
よる油脂吸着法、プロパンやブタン等の液化ガスによる
液化ガス抽出法、超臨界抽出法が挙げられる。この水蒸
気蒸留法は、水蒸気によって抽出する方法であり、精油
(エッセンシャルオイル)等を得ることができる。圧搾
法は、羅漢果に圧力をかけて絞りとることである。溶剤
抽出法は、物質が水や有機溶剤に溶け込む原理により抽
出する方法である。油脂吸着法は油脂に吸着する物質の
原理により抽出する方法である。液化ガス抽出方法は、
液化ガスに溶け込む物質を得る事が出来る。そして好ま
しくは、溶剤抽出法によるものが良く、その溶剤として
は石油エーテル、エチルアルコール、アセトン、酢酸エ
チル、水、熱水の中から選ばれた1種または2種以上の
ものを組合せて用いるのが良い。特に好ましくは果実か
ら得られる水抽出物または熱水抽出物を用いるのが良
い。この水抽出物とは0〜60℃の温度の水で抽出した
ものであり、熱水抽出物は60〜100℃の温度の加温
水で抽出したものである。この水としては、水道水、イ
オン交換水、蒸留水等が挙げられる。また、本発明に係
る化粧料は、その羅漢果の抽出物に含まれる成分も用い
ることが出来る。その成分としては、トリテルペン配糖
体を用いることができる。そのようなトリテルベン配糖
体としては、薬学雑誌(第103巻、15号、1151
〜1154、1983年発行、羅漢果の成分研究(第1
報)甘味成分の検索)に記載されている羅漢果の甘味成
分であるMogrosideIV、Mogroside
V、MogrosideVI等の成分が例示できる。
【0008】そして、本発明に係る化粧料は、羅漢果又
はその抽出物を0.05〜2.0%を、特に好ましくは
0.5〜1.5%を含有させることができる。即ち、
2.0%より含有量が多いと、添加量が多くて羅漢果臭
がきつくなり商品価値としては落ち、あるいはコスト的
にも高くなり、また0.05%末満の含有量であると身
体に発生する酸化物の生成を抑えることができない。従
って、化粧料に羅漢果又は羅漢果の抽出物を含有させる
量は前記範囲にするのが望ましい。本発明では、抽出物
はエキスと呼んでも良い。そして、羅漢果としては羅漢
果自体を粉砕した粉体のものを用いることができ、さら
に抽出物としては液体あるいはその液体を粉末化した粉
体のものを用いることができる。
【0009】このような化粧料としては、化粧水類、ク
リーム乳液類、ファンデーション類、白粉打粉類、口紅
類、眉目頬化粧品類、化粧用油類等が例示できる。その
化粧水類の具体的な例としては、アフターシェービング
ローション、一般化粧水、オーデコロン、シェービング
ローション、ハンドローション、日焼けローション、日
焼け止めローション等が例示できる。またクリーム乳液
類としては、アフターシェビングローション、クレンジ
ングクリーム、コールドクリーム、シェービングクリー
ム、乳液、バニシングクリーム、ハンドクリーム、日焼
けクリーム、日焼け止めクリーム等が例示できる。ファ
ンデーション類の具体的な例としては、クリーム状ファ
ンデーション、液状ファンデーション、固形ファンデー
ション等が例示できる。白粉打粉類の具体的な例として
は、クリームおしろい、固形おしろい、粉おしろい、タ
ルカムパウダー、練おしろい、ベビーパウダー、ボディ
パウダー、水おしろい等が例示できる。口紅類として
は、口紅、リップクリーム等が例示できる。眉目頬化粧
品類の具体的な例としては、アイクリーム、アイシャド
ウ、アイライナー、頬紅、マスカラ、眉墨等が例示でき
る。化粧用油類の具体的な例としては、化粧油、ベビー
オイル等が例示できる。
【0010】さらに、このような化粧料を作製する化粧
品原料としては、一般に厚生省の「化粧品原料基準」に
記載のものが用いられる。その具体的な例を以下に述べ
る。油脂には、オリーブ油、カカオ脂、ゴマ油、スクワ
ラン、サフラワー油、大豆油、ヤシ油が、ロウにはキャ
デリンロウ、カルバナロウ、ラノリン等が、脂肪酸に
は、オレイン酸、オレイン酸エステル、ステアリン酸、
ステアリン酸エステル、パルミチン酸、パルミチン酸エ
ステル、ミリスチン酸、ミリスチン酸エステル等が例示
できる。また、パラフィンには流動パラフィン等が例示
できる。
【0011】有機酸には、エステル化合物及び金属塩等
も用いることができる。そのアミノ酸の具体的な例とし
ては、アスパラギン酸、アラニン、シスチン、システイ
ン、セリン、スレオニン等が例示できる。また、その他
の有機酸には、酢酸、酢酸エステル、サリチル酸、サリ
チル酸エステル、乳酸、乳酸塩、クエン酸、無水クエン
酸、コハク酸、コハク酸エステル、酒石酸、ソルビン
酸、ソルビン酸エステル、シュウ酸等が例示できる。ビ
タミンには、塩酸ピリドキシン、パントテン酸カルシウ
ム、ビオチン、ビタミンA、β−カロチン、アスコルビ
ン酸ナトリウム、アスコルビン酸、ニコチン酸アミド、
dl−α−トコフェロール等が例示できる。また、たん
ぱく質には、カゼイン、ゼラチン等を用いることができ
る。糖類には、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロ
ビレングリコール、カラギーナン、デンプン、ソルビッ
ト、イノシット、キシリット、マニット、ニトロセルソ
ース、アビアゴム、コンドロイチン硫酸ナトリウム等が
例示できる。
【0012】界面活性剤には、ポリエチレングリコー
ル、ポリオキシエチレンアルギルエーテル、ポリオキシ
エチレン化合物、モノオレイン酸、モノオレイン酸エス
テル、モノラウリン酸、モノラウリン酸エステル、モノ
ステアリン酸、モノステアリン酸エステル、モノパルミ
チン酸、モノパルミチン酸エステル、ジパルミチン酸エ
ステル、ヒマシ油、アルキル硫酸、ショ糖脂肪酸エステ
ル、大豆リン脂質等が例示できる。
【0013】さらに塩化物には、塩化亜鉛、塩化アルミ
ニウム、塩化第二鉄、塩化カリウム等が例示できる。
【0014】ケイ酸化合物には、ケイ酸カルシウム、ケ
イ酸ナトリウム、ケイ酸アルデヒド等が例示できる。
【0015】水酸化合物には、水酸化ナトリウム、水酸
化カルシウム、水酸化クロム等が例示できる。
【0016】硫酸化合物には、硫酸アルミニウムカリウ
ム、硫酸ナトリウム、硫酸バリウム等が例示できる。
【0017】リン酸化合物には、リン酸二水素カリウ
ム、リン酸水素カルシウム、リン酸一水素ナトリウム等
が例示できる。
【0018】その他にグリセリン、アセトン、アラント
イン、亜硫酸水素ナトリウム、無水亜硫酸ナトリウム、
アルモンド油、安息香酸、安息香酸ナトリウム、イソク
タモール、流動パラフィン、パラフィン、イソプロパノ
ール、イノシット、エチルアルコール、無水エチルアル
コール、エデト酸、エデト酸塩、塩酸ジフェンヒドラミ
ン、オイゲノール、γ−オリザノール、カーボンブラッ
ク、カオリン、カラミン、カンゾウエキス、カンタリス
キチン、d−カンフル、キシレン、グアイアズレン、ク
マリン、クレゾール、クロラミンT、グリチルレチン
酸、グリチルレチン酸化合物、グリチルリチン酸、グリ
チルリチン酸化合物、シクロヘキサン、シトロネラー
ル、シュウ酸ナトリウム、臭素酸ナトリウム、臭素化合
物、パラオキシ安息香酸、パラオキシ安息香酸化合物、
ベンガラ、ベントナイト、ホウ砂、マイカ、リンロー
ル、スタリン、レゾルシン、ロジン、ワセリン等が例示
できる。
【0019】天然系色素には、フラボイノイド、カロチ
ノイド、キノン、ボルフィリン等が例示できる。
【0020】顔料には、前記色材料で例示されたものを
用いることができる。
【0021】このような羅漢果またはその抽出物が化粧
料に含むことにより、皮膚に含まれる油脂の酸化を防
ぎ、酸化物の発生を抑えることができる。また、さらに
その抗酸化効果により皮膚に侵入する酸化物から皮膚を
守り、さらに羅漢果の抽出物に含まれる成分がSODの
生産に必要な物質を供給して、皮膚細胞にダメージを与
える活性酸素を分解することができる。
【0022】抗菌剤は、本発明に係る化粧料の微生物等
の繁殖を抑え、また皮膚に塗布して、皮膚に抗菌効果を
付与させるものである。そのような抗菌剤としては、合
成物質または天然物を問わず用いることができる。特に
好ましくは、化粧品原料基準に記載のもを用いるのが望
ましく、具体的にはパラオキシ安息香酸エステル、ヒノ
キチオール、キチン、キトサン等を用いるのが良い。こ
のパラオキシ安息香酸エステルとしては、パラオキシ安
息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ
安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸ベンジルの総称で
あり、通称パラベンと呼ばれるものである。またヒノキ
チオールは、ヒノキ科アスナロ属に植物に含まれるもの
であり、別名β−ツヤブリシンと呼ばれ青森ヒバから得
られる天然のものがある。また、キチンはエビ、カニの
甲殻類の殻及び軟体動物の細胞壁に存在する多糖類であ
り、グルコースの第2の炭素にアセトアミド基が結合し
た2−アセトアミド−2−デオキシグルコース(N−ア
セチルグルコサミン)が、β−1,4結合したものであ
る。さらにキトサンは上記キチンのアセトアミド基から
アセチル基を除いた2−アミノ−2−デオキシ−D−グ
ルコース(グルコサミン)がβ−1,4結合した多糖類
である。そこで本発明に係る化粧料に配合する上におい
ては、上記のものを適宜組合せて用いることができる。
そして、このような抗菌剤を本発明に係る化粧料に含有
させる量としては0.05〜1%、好ましくは0.3〜
0.7%とするのが望ましい。即ち、1%より含有量が
多いと、抗菌力が必要以上となり、あるいはコスト的に
も高くなり、また0.5%末満の含有量であると充分な
殺菌力を得ることができない。従って、化粧料に抗菌剤
を含有させる量は前記範囲にするのが望ましい。
【0023】さらに、保湿剤は、皮膚に潤いを与えるも
のであり、その具体的な例としては、アロエの抽出物、
1,3−ブチレングリコール等が例示できる。特に好ま
しくはアロエの抽出物を加えるのが良い。そして、この
ような保湿剤を本発明に係る化粧料に含有させる量とし
ては1〜50%、好ましくは10〜40%とするのが望
ましい。即ち、50%より含有量が多いと、保湿力が必
要以上となり、あるいはコスト的にも高くなり、また1
%末満の含有量であると充分な保湿力を得ることができ
ない。従って、化粧料に保湿剤を含有させる量は前記範
囲にするのが望ましい。ここでは、本発明における%
(パーセント)とは、重量%または容量%のことを示
し、用途に応じて用いることができる。
【0024】
【実施例】本発明の詳細を実施例に基づいて説明する。
本発明は何らこの実施例に制限されるものではない。
【0025】(実施例1)羅漢果100gに対して水5
00gを添加して、300gになるまで煮詰めた熱水抽
出物を得た。この羅漢果の熱水抽出物を用いて以下の実
施例の化粧料を作製した。
【0026】(実施例2)羅漢果100gに対して水5
00gを添加して、300gになるまで煮詰めた熱水抽
出物を得た。そして、この抽出物を噴霧乾燥(スプレー
ドライ)したものを実施例2とした。
【0027】(実施例3)実施例3としては、下記の配
合割合により化粧水を作製した。即ち、精製水に1,3
−ブチレングリコール、グリセリン、ソルビタンモノラ
ウリン酸エステル、実施例1を溶解して水相とした。さ
らに香料及びパラヒドロキシ安息香酸エチル、オレイル
アルコール、エチルアルコールを溶解した後、前記水相
を混合して、化粧水を得た。
【0028】(実施例4)実施例4としては、下記の配
合割合により乳液を作製した。即ち、精製水にジプロピ
レングリコール、PEG 1500、トリエタノールア
ミン、実施例1を加えて70℃で溶解して水相とした。
さらにステアリン酸、セチルアルコール、ワセリン、ス
クワラン、グリセロールトリ−2−エチルヘキサン酸エ
ステルを加えて溶解させて、ソルビタンモノオレイン酸
エステル、パラヒドロキシ安息香酸エチル、香料を加え
て70℃に調整して、油相とする。この油相に前記水相
を加えて予備乳化を行い、さらにホモミキサーにより乳
化粒子を均一にした後、脱気、濾過、冷却して乳液を得
た。
【0029】(実施例5)実施例5としては、下記の配
合割合によりバニシングクリームを作製した。即ち、精
製水にプロピレングリコール、水酸化カリウム、実施例
1を加えて、70℃にて加熱溶解して水相とする。次に
ステアリン酸、ステアリルアルコール、ステアリン酸ブ
チルを70℃にて加熱溶解し、さらにモノステアリン酸
グリセリン、バラヒドロギシ安息香酸エチル、香料を加
えて70℃にて加熱溶解して油相とする。前記水相を攪
拌しながら徐々に油相を加えて予備乳化を行う。引続い
て、ホモミキサーにより乳化粒子を均一にした後、脱
気、冷却してバニシングクリームを得た。
【0030】(実施例5)実施例5としては、下記の配
合によりエモリエントクリームを作製した。即ち、精製
水に1,3−ブチレングリコール及びPEG 150
0、実施例1を加えて、70℃にて加熱溶解して水相と
する。次にステアリン酸アルコール、ステアリン酸、水
添ラノリン、スクワラン、オクチルドデカノールを加熱
溶解して、さらにPOE(25)セチルアルコールエー
テル、モノステアリン酸グリセリン、香料、パラヒドロ
キシ安息香酸エチルを加えて70℃で加熱溶解して油相
とする。引続いて前記水相を攪拌しながら徐々に油相を
加えて予備乳化を行う。引続いて、ホモミキサーにより
乳化粒子を均一にした後、脱気、冷却してエモリエント
クリームを得た。
【0031】(実施例6)実施例6としては、下記の配
合により固形ファンデーションを作製した。即ち、タル
クと、黄酸化鉄、黒酸化鉄、雲母チタン、実施例2をブ
レンダーで混合する。そして残りのマイカ、カオリン、
二酸化チタン、ステアリン酸亜鉛、ナイロンパウダーを
混合する。さらにスクワラン、酢酸ラノリン、ミリスチ
ン酸オクチルドデシル、ワセリン、パラヒドロキシ安息
香酸エチルを加えて、色を調整した後、香料を噴霧して
均一に混合する。これを粉砕機にいれて粉砕して篩を行
った後、固形ファンデーションを得た。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る化粧料によれば、羅漢果ま
たはその抽出物を含むことにより、皮膚に発生する皮脂
の酸化を防ぎ、酸化物の発生を抑えることができるの
で、皮膚を守り、さらに皮膚炎等の皮膚疾患を防ぐこと
ができる。さらにその抗酸化効果により皮膚に侵入する
酸化物から皮膚を守り、さらに抽出物に含まれる成分が
SODの生産に必要な物質を供給して、皮膚細胞にダメ
ージを与える活性酸素を分解することができる。その結
果、皮膚を強くしていつまでも若々しい皮膚を保ことが
できる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】羅漢果またはその抽出物を配合したことを
    特徴する化粧料。
  2. 【請求項2】前記羅漢果の抽出物が熱水抽出物である請
    求項1記載の化粧料。
  3. 【請求項3】抗菌剤を加えたものである請求項1記載の
    化粧料。
  4. 【請求項4】前記抗菌剤がパラオキシ安息香酸エステル
    またはヒノキチオールのいずれか一方である請求項1記
    載の化粧料。
  5. 【請求項5】保湿剤を加えたものである請求項1記載の
    化粧料。
JP8318476A 1996-10-24 1996-10-24 化粧料 Pending JPH10130137A (ja)

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