JPH10129422A - 自動車の盗難通報方法及び装置 - Google Patents

自動車の盗難通報方法及び装置

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JPH10129422A
JPH10129422A JP33225797A JP33225797A JPH10129422A JP H10129422 A JPH10129422 A JP H10129422A JP 33225797 A JP33225797 A JP 33225797A JP 33225797 A JP33225797 A JP 33225797A JP H10129422 A JPH10129422 A JP H10129422A
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theft
signal
vehicle
indicating
sensor
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JP33225797A
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English (en)
Inventor
Bernhardt Dilz
ベルンハルト・デイルツ
Dietbert Kollbach
デイートベルト・コルバツハ
Peter Robitschko
ペーテル・ロビツチユコ
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Daimler Benz AG
Original Assignee
Daimler Benz AG
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    • B60—VEHICLES IN GENERAL
    • B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00—Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/01—Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens
    • B60R25/04—Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens operating on the propulsion system, e.g. engine or drive motor
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60—VEHICLES IN GENERAL
    • B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00—Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/10—Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles actuating a signalling device

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の盗難通報方法及び装置において、比
較的誤警報のない盗難通報を、特に必要な場合車両から
空間的に離れて設けられる監視個所への盗難通報のため
にも可能にする。 【構成】 複数の車両状態を示す信号のうち少なくとも
１つの信号の信号状態に関係して、盗難通報情報を発生
する自動車の盗難通報方法及び装置において、複数の車
両状態を示す信号信号状態が１つ又は複数の盗難通報組
合わせの１つに存在する時にのみ、盗難通報情報が発生
され、各盗難通報の組合わせが、特定の時間的順序で順
次に続く１つ又は複数の通報条件から成り、これらの通
報条件が、車両状態を示す信号の一緒に問合わされる信
号状態の１つ又は複数の盗難を示す組合わせから成つて
いる。それにより誤りを防止される盗難通報が行われ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、適当な車両状態監視手
段により発生される複数の車両状態を示す信号の少なく
とも１つの信号状態に関係して盗難通報情報を発生す
る、自動車の盗難通報方法及び装置に関する。ここで概
念を簡単化するため、盗難（窃盗）とは、車両の権限の
ない窃取のみならず、車両への権限のない立入りの試み
も意味する。車両状態監視手段という概念は、現在の車
両状態についてのそれぞれの部分情報に関する信号を供
給する車両側の素子を意味する。これらの素子には、例
えば中央鎖錠装置の形の他人接近防止装置及び例えば電
子走り去り防止装置の形の他人使用防止装置にあつて権
限のない操作を検出するセンサ、及び車両の作動にとつ
て重要な信号例えば点火導線信号、燃料ポンプ信号、車
輪回転数センサの信号等を発生する車両部品が含まれ
る。
【０００２】
【従来の技術】このような方法及び装置は、現代の自動
車に対して多様な形で知られている。窃盗の試み即ちこ
じあけ及び／又は窃取の試みの検出の際発生される盗難
通報情報は、通常は車両に設けられている警報装置を始
動させるのに使用される。なるべく車両側の警報信号の
発生に加えて、無線信号伝送区間を介して車両外にある
監視個所へ盗難通報情報を伝送して、そこから窃盗の試
みに対する適当な方策、例えば電子走り去り防止装置の
遠隔操作される動作開始、及び／又は適当な位置測定装
置による車両の追跡を開始する装置も既に公知である。
このような装置は例えばドイツ連邦共和国の特許出願公
開第３９２６９８３号及び第４２０３８６５号明細書、
欧州特許出願公開第０３８８７５６号明細書及び国際出
願公開第Ｗ０９３／２４９１１号明細書、及び欧州特許
第０３６６３７８号明細書及びドイツ連邦共和国特許第
４２４３４１５号明細書に開示されている。これらの刊
行物には更に種々の慣用の車両状態監視手段が記載され
ており、これらの車両状態監視手段のうちなるべく複数
が設けられて、こじあけの試み及び走り去り及び／又は
運び去りの試みに関して車両を監視する。
【０００３】そこに示されているすべての装置では、な
るべく複数の車両状態を示す信号の信号状態が窃盗の試
み例えばこじあけの試み、走り去りの試み又は運び去り
の試みを表示する時、盗難通報情報がそのつど発生され
る。この場合発生される盗難通報情報は車両側の警報を
発し、同時に無線伝送区間を介して空間的に離れた監視
個所へ更に送られる。従つて車両状態を示す信号のため
盗難を示す信号状態の誤りを伴う発生の原因となる車両
状態監視手段の誤動作は、監視個所が誤つて盗難の事態
を推論し、適当な対抗手段を開始するという、望ましく
ない結果となる。従つて盗難検出の改善された信頼性の
要求がある。
【０００４】欧州特許出願公開第０６４１６９３号明細
書に記載されている盗難警報装置では、種々のシステム
素子の選択的な動作開始及び動作停止が可能である。更
に盗難に関係するセンサ信号の伝送のために特別な時間
遅れが考慮されて、共通な伝送チヤネルを介してデータ
衝突なしにデータ伝送を容易にし、それにより形成され
る時間内に権限のある車両接近又は権限のある車両使用
を証明する取扱いを行うことができるようにする。使用
権限を証明するこのような時間は、動作開始せしめられ
る電子走り去り防止装置の解錠のためドイツ連邦共和国
特許第４４１６１１８号明細書に記載されている方法に
おいても考慮されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】比較的誤警報のない盗
難通報を、特に必要な場合車両から空間的に離れて設け
られる監視個所への盗難通報のためにも可能にする、最
初にあげた種類の方法及び装置を提供することが、技術
的問題として本発明の基礎になつている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項１の特
徴を持つ方法及び請求項５の特徴を持つ装置の提供によ
り、この問題を解決する。この方法及びその実施に適し
た装置により、複数の車両状態を示す信号の信号状態が
１つ又は複数の盗難通報組合わての１つに存在する時に
のみ、盗難通報情報を発生することによつて、盗難検出
に関して高い誤り安全性が得られる。このような盗難通
報組合わせは、車両状態を示す信号の一緒に問合わされ
る信号状態の１つ又は複数の盗難を示す組合わせから成
つている。
【０００７】このようにして、複数の車両状態を示す信
号の適当な盗難を示す信号状態が、同時の正しい組合わ
せ及び／又は正しい時間的順序で現れる時にのみ、盗難
通報が行われる。車両状態を示す信号のみが盗難を示す
信号状態をとる時、これはまだ盗難通報に至らず、従つ
て装置は１つの誤りを防止する。更に多重の誤りも自動
的に誤りを伴う盗難通報に至るのではなく、それにより
偶然に所定の盗難通報組合わせの１つが車両状態を示す
信号の信号状態のために生ずるというおこりそうもない
場合にのみ、このような誤りを伴う盗難通報に至るにす
ぎない。更に複数の信号誤りの同時出現はそれ自体めつ
たにおこりそうもないので、本発明による方法及び装置
は誤りのない信頼性のある盗難通報を可能にする。
【０００８】請求項２により展開される方法は、次の盗
難の場合の通報を確実に可能にする。即ちこの盗難の場
合、権限のない牽引運び去り又は車両への接近が試みら
れた後、少なくとも１つの車両作動に関係する制御装置
例えば機関制御装置を外部の制御装置に代えることによ
り、電子走り去り防止装置を回避して、同じ試みが行わ
れる。
【０００９】請求項３により展開される方法は、積込み
及び運び去りにより車両を窃取する試みが不当になされ
る盗難の場合の検出に特に適している。
【００１０】請求項４により展開される方法は、牽引運
び去りにより車両を窃取する試みが不当になされる盗難
の場合の検出に特に適している。
【００１１】
【実施例】本発明の有利な実施態様が図面に示されてお
り、以下に説明される。
【００１２】図１ないし３に示す装置は、盗難の試みの
異なる事例の誤りのない通報を行い、車両において１つ
の装置のみ又は３つの装置の任意の組合わせを実現する
ことができる。図示した３つの装置すべてがなるべく共
通な装置の一部として実現され、従つてこの共通な装置
により、３つの個別装置により検出可能なすべての種類
の窃盗の試みが覆われる。この場合図１ないし３は、同
じ装置の種々の部分局面として理解すべきである。
【００１３】図１ないし３において、破線で囲んだ機能
ブロツクは種々のインタフエースを持つ計算装置１を示
している。最も簡単な場合入力インタフエースはデイジ
タルインタフエースから成り、おこり得る窃盗の試みの
存在又は不存在を示すデイジタル信号状態を持つ車両状
態を示す信号が、これらのデイジタルインタフエースに
印加される。これに対する例は、関係する車両扉が開か
れているか又は閉じられているかを示す扉接点センサ３
の信号である。他の特定の場合例えば外部制御装置を検
出するための複合インタフエースが設けられ、このた
め、存在する外部使用防止装置（以下走行権限付与装置
とも称される）が対応する制御装置と交換する符号化さ
れた電信が、復号化され、正しさについて評価される。
第１の出力端を経て計算装置１は盗難通報情報Ｓ４を発
生し、この盗難通報情報Ｓ４は無線遠隔伝送区間を経て
空間的に離れた監視個所へ伝送され、窃盗の試みを通報
されると、この監視個所が従来の種類の位置測定及び／
又は停止の処置を実施する。図１ないし３による装置
は、オリジナルキーを持つことなしに固有の軸線上で車
両を窃盗するのを実際上防止する電子走り去り防止装置
の使用以後最も重要な窃盗場面、しかも作動にとつて重
要な車両制御装置特に機関制御装置の回避又は分解、車
両の積込み及び運び去り又は車両の牽引運び去りを検出
することができる。
【００１４】信号評価のため計算装置１は種々の論理Ａ
ＮＤ素子及びＯＲ素子及びΔｔ時間遅延素子を含んでい
る。論理ＡＮＤ素子及びＯＲ素子により、複数のデイジ
タル信号の簡単な論理結合が意味されるだけでなく、も
つと高い抽象化度での論理結合も意味される。例えば図
１に示す論理素子即ち外部制御装置検出装置２は、機関
制御装置と外部使用防止との間の符号化された対話の問
合わせ及び復号化により、オリジナル制御装置がもはや
動作しないか否か、従つてオリジナル制御装置が外部制
御装置に代えられたか否かを検出するのに用いられる。
この複合問合わせは、デイジタル情報″外部制御装置が
存在する″が否かの結果に終る。Δｔ遅延素子として
は、一次的には普通の遅延素子ではなく、それぞれの信
号の時間的出現の記号的表示が問題となる。論理結合素
子及びΔｔ遅延素子は、ハードウエアのほかに、いずれ
にせよ計算装置１において一部ソフトウエアでも実現可
能である。必要な場合論理結合素子及びΔｔ遅延素子
は、フアジー論理素子に代えることもでき、その際決定
連鎖の終りに閾値論理素子があつて、例えば９８％より
大きい所定の確率閾値以上で盗難通報情報Ｓ４を発生す
る。
【００１５】計算装置１外の図示した長円形の機能ブロ
ツクは、そのつど存在する種々の車両状態監視手段であ
り、それぞれ車両状態を示す信号を計算装置１へ与え
る。車両扉、ボンネツト及び後部はね蓋のような種々の
開放可能な車両外板素子の閉鎖状態を監視するため接点
で制御される外板保護センサ３，６，７、例えば超音波
監視装置の形の内部空間保護センサ４、及び従来の牽引
運び去り防止センサ５のほかに、設けられている保護セ
ンサ装置は、車両状態監視手段の一部として、回転速度
センサ２５、加速度センサ、例えばロツク防止装置の車
輪回転数センサ３０、及び／又は個別信号を評価する知
能結合装置を含む運動通報器も含んでおり、知能結合装
置は例えば電子計算回路及び／又はマイクロコントロー
ラによつて実現することができる。更に例えばＧＰＳ受
信機を用いて位置測定装置３１により、車両位置従つて
空間における絶対車両速度も監視することができる。
【００１６】次に図１ないし３による装置の作用を説明
するが、盗難通報情報Ｓ４を発生するための前提条件と
しての順次に続く通報条件の時間的順序を表わすため、
それぞれの機能にとつて重要な構成部分が、各図におい
て時間直線ｔに沿つて示されている。
【００１７】図１の装置は、車両をこじあけるか又は牽
引して運び去り、続いて電子走り去り防止装置を回避す
るため１つ又は複数の外部制御装置を使用して車両を作
動させる試みが行われるため１つ又は複数の外部制御装
置を使用して車両を作動させる試みが行われる盗難を通
報するために、特に用いられる。まず車両接近防止装置
が動作開始され、即ち錠装置が付勢されている場合、車
両が牽引して運び去られるか又はこじあけられるかを、
計算装置１が第１の通報条件として検出する。この為扉
接点センサ３、内部空間保護センサ４、牽引運び去り防
止センサ５、ボンネツト位置センサ６及び後部はね蓋位
置センサ７の出力信号が発生され、計算装置１において
ＯＲ結合９される。生ずる信号は、錠装置８の状態を表
わす信号とＡＮＤ結合１０され、それにより時点ｔ１に
第１の通報条件信号Ｓ１が存在し、錠装置８が動作開始
されており、ＯＲ結合されて車両への立入りを示すセン
サ３〜７の信号の少なくとも１つが盗難を示す信号状態
を持つていると、第１の通報条件信号Ｓ１が盗難の試み
を示す。
【００１８】この第１の通報条件信号は、車両側の警報
装置を始動させるため、警報開始信号Ｓ１として直接使
用される。なぜならば、この警報開始のためには高い誤
り安全性が必ずしも必要でないからである。このＡＮＤ
結合１０による錠装置８の状態の考慮は、車両扉の権限
のある開放の際にも警報信号Ｓ１が発生されるのを防止
する。更に計算装置１は錠装置８のおこり得る分解を検
出して、同様に警報信号を発生する。技術的欠陥のため
錠装置８が動作停止されないが、交換可能であると、こ
のために例えば適当な通報を監視個所へ行うことがで
き、監視個所は工場へ車両を牽引して行くのを可能にす
る。
【００１９】適当なΔｔ遅延素子１１によつて示される
続きの時間に、車両を作動させる試みが存在するか否か
が問合わされ、そのために点火導線１２、始動電動機導
線１３、燃料ポンプ１４及び車両機関１５が、その作動
状態に関して問合わされる。４つの対応する車両状態を
示す信号が計算装置１においてＯＲ結合１６される。そ
れから生ずる信号は、第１の通報条件信号Ｓ１とＡＮＤ
結合１７されるので、時点ｔ２に適当な第２の通報条件
信号Ｓ２が存在する。Δｔ遅延素子は一般に記憶性質を
持つているので、例えば車両こじあけの試みの後に第２
の通報条件信号Ｓ２は、前にこじあけられた車両が既に
再び閉じられている時にも、なおその盗難を示す信号状
態を維持している。
【００２０】再び適当なΔｔ遅延素子１８によつて示さ
れる続きの時間に、許されないのに外部制御装置例えば
外部の機関制御装置が許可なく組込まれたか否かが、計
算装置１によつて検査される。そのため計算装置１は、
電子走り去り防止装置へ含まれる適当な制御装置と走行
権限付与装置自体との間で、これらの間で交換されかつ
符号化された権限付与データの有無について、車両に存
在するデータバス例えばＣＡＮバスのデータ導線１９を
走査して、それから、最初のオリジナル制御装置又はい
ずれにせよ正当な代替制御装置が不法な外部制御装置に
代えられたか否かを確認する。例えば正当に組込まれた
代替機関制御装置は、従来のように搬送可能な携帯検査
器により適合され、以前のオリジナル機関制御装置と同
じように動作する。例外的に走行権限付与装置がその動
作開始即ち付勢された状態で故障する場合、車両を予め
牽引して工場で交換を行うことができる。このような牽
引運び去りは、特別な通報モードで監視個所へ表示さ
れ、それからこの監視個所がこの牽引運び去りを窃盗の
試みとして評価することなく、この牽引運び去りを許容
する。外部制御装置検出装置２から得られるデイジタル
信号は、少なくとも１つの外部制御装置が使用されたか
どうかの情報を含み、第２の通報条件信号Ｓ２とＡＮＤ
結合２０され、このＡＮＤ結合から時点ｔ３に第３の通
報条件信号Ｓ３が得られる。
【００２１】適当なΔｔ遅延素子２１により示される続
きの時間に、走行権限付与装置２２が動作開始されるか
又はいずれにせよ外部制御装置の組込み前に動作開始さ
れたかが、計算装置１により監視される。走行権限付与
装置２２の情報信号は第３の通報条件信号Ｓ３とＡＮＤ
結合２３される。それから得られる信号は、計算装置１
から時点ｔ４に発生される盗難通報情報Ｓ４であり、車
両外にある図示しない中央監視個所へ無線伝送区間を経
て伝送される。盗難通報情報Ｓ４が高度に誤りを防止さ
れていることは明らかである。なぜならば、計算装置１
へ供給される上述した種々の車両状態を示す信号の信号
状態が、ＯＲ結合及びＡＮＤ結合によつてかつ種々のΔ
ｔ遅延素子により示されているように正しい時間的順序
によつて特徴でけられているように、完全に特定の盗難
通報組合わせで存在する時にのみ、この盗難通報情報Ｓ
４が窃盗の試みを示すからである。
【００２２】個々の誤つた信号発生は、場合によつては
車両側警報装置の動作開始用信号Ｓ１を発生させるが、
盗難を通報される場合遠くまで達する位置測定処置及び
車両停止処置を開始する遠隔の監視個所へ窃盗の試みを
通報することはない。盗難通報情報Ｓ４の誤りを一層高
度に防止するため、この信号Ｓ４を準備する最後のＡＮ
Ｄ結合２３のために、選択的に付加的に、図１に破線で
示すように、車両速度センサ２４の信号も考慮できるの
で、車両が特定の最小速度で走行する時にのみ、盗難通
報情報Ｓ４がこの付加条件のもとで発生される。
【００２３】保守により誤つて盗難通報情報Ｓ４を発生
することなく、権限のある保守者による保守作業を問題
なく可能にするため、必要な場合サービスキーを設ける
ことができ、このサービスキーは権限のある人間へ手渡
され、点火錠への差込み後計算装置１により確認され、
その時計算装置１は盗難通報情報Ｓ４の送信を阻止する
か、又はこの信号Ｓ４と共に付加情報を発生し、この付
加情報により監視個所は、権限のある車両の操作である
ことを確認することができる。
【００２４】図２に示す装置は、特に車両の権限のない
積込み及び運び去りを窃盗の試みとして誤りなく通報す
るのに用いられる。装置が図１の装置と機能的に同じ構
成部分を含んでいる場合、同じ符号が使用され、この構
成部分に関して図１の説明を参照することができる。前
述したように、両方の装置を共通な装置にまとめること
もできる。
【００２５】図２の場合、時点ｔ５に第１の通報条件信
号Ｓ１を発生するため、錠装置８の状態信号がＯＲ結合
９の出力信号とＡＮＤ結合１０され、この場合ＯＲ結合
９のため、車両状態を示す信号として、回転速度センサ
２５、牽引運び去り防止センサ５、高度測定器２６、懸
架ばね伸張測定器２７、後部はね蓋位置センサ７及びボ
ンネツト位置センサ６の信号が供給される。錠装置８が
付勢されている場合これらのＯＲ条件の１つが満たされ
ると、第１の通報条件信号Ｓ１が盗難を示す信号状態を
とり、それにより車両側警報装置が始動される。この場
合第１の通報条件信号Ｓ１は特に車両積込み過程を示
す。
【００２６】Δｔ遅延素子１１により示される続いての
時間に、第１の通報条件信号Ｓ１が回転速度センサ２
５、車輪回転数センサ３０、高度測定器２６及び懸架ば
ね伸張測定器２７の信号とＯＲ結合２８され、最後にあ
げた４つの信号により車両の積込みを検出することがで
きる。このＯＲ結合２８から時点ｔ６に第２の通報条件
信号Ｓ２が生ずる。
【００２７】Δｔ遅延素子１８により示される続いての
時間に、第２の通報条件信号Ｓ２が、空間における絶対
車両運動速度についての情報を含むＧＰＳ受信機３１の
出力信号とＯＲ結合２９される。このＯＲ結合２９によ
り、この絶対車両運動速度が所定の最小速度を超過する
時にも、盗難通報が行われる。ＯＲ結合２９から生ずる
信号は、時点ｔ７に盗難通報情報Ｓ４を発生するため、
２つの別の信号とＡＮＤ結合３２される。これらの別の
信号のうち一方の信号は、走行権限付与装置２２の状態
を示し、他方の信号は、走行権限付与装置２２が積込み
作動モード３３にあるか否かを示す。この作動モードは
走行権限付与装置２２のために設けられて、盗難通報情
報Ｓ４を発生することなく、車両の正当と認められる鉄
道輸送又は船舶輸送を可能にする。積込み作動モード３
３に属する状態信号は、ＡＮＤ結合３２の前に否定回路
３４で否定される。
【００２８】図１及び／又は２の装置の別の構成部分と
して又は別個に実現可能な図３の装置は、特に牽引運び
去り過程による窃盗の試みの検出を可能にする。図１及
び２の装置におけるのと機能的に同じ構成部分は、再び
同じ符号をつけられており、その説明については図１及
び２が参照される。図３の装置では、計算装置１の入力
側ＯＲ結合９において扉接点センサ３、内部空間保護セ
ンサ４、牽引運び去り防止センサ５、高度測定器２６、
懸架ばね伸張測定器２７、後部はね蓋位置センサ７及び
ボンネツト位置センサ６の信号がＯＲ結合されて、車両
がこじあけられ、かつ／又は誰かが車両内部空間で動
き、かつ／又は車両が持上げられたか否かを確認する。
生ずるＯＲ信号を続いて錠装置８の状態信号とＡＮＤ結
合１０することにより、第１の時点ｔ８に第１の通報条
件信号Ｓ１が、盗難を示す信号として発生されて、車両
側の警報装置を始動させる。
【００２９】第１の通報条件信号Ｓ１の発生後Δｔ遅延
素子１１により示される時間に、第１の通報条件信号Ｓ
１が、手動操作ブレーキ３５の状態信号と自動変速機３
６の状態信号とのＯＲ結合１６から生ずる出力信号にＡ
ＮＤ結合１７される。この場合手動操作ブレーキの釈放
又はＰ位置からの自動変速機の切換えは、牽引運び去り
過程を示す。
【００３０】ＡＮＤ結合１７により時点ｔ９に第２の通
報条件信号Ｓ２が発生され、続いてΔｔ遅延素子１８に
より示される続いての時間に、ＧＰＳ受信機３１の絶対
運動信号とＯＲ結合３７されて、これら両方の信号の少
なくとも１つに対して盗難を示す信号状態の現れる際盗
難通報を行う。ＯＲ結合３７から生ずる信号は、続いて
走行権限付与装置２２の状態信号とＡＮＤ結合３２され
て、時点ｔ１０に盗難通報情報Ｓ４を発生する。
【００３１】共通な装置のなるべく異なる部分相を示す
３つの装置の上記の説明からわかるように、なるべく空
間的に遠隔の監視個所へ伝送される盗難通報情報は、本
発明により誤りを確実に防止されて発生される。
【００３２】異なる車両状態を示す信号の信号状態の盗
難通報情報を発生する上述の盗難通報組合わせのほか
に、使用事例に応じて、これらの信号の一部のみ及び／
又はここには示してないが車両の安全に関係する信号及
び／又は信号の図示した論理結合の異なる組合わせ及び
個々の通報条件信号の修正された時間的順序を使用し
て、誤りを防止されて盗難通報情報を発生できることは
明らかである。場合によつては、例えば第１の通報条件
信号Ｓ１の代りに、図示した通報条件信号Ｓ４を車両側
の警報装置の始動に利用することによつて、車両側警報
装置を始動させる信号の誤りを防止される発生を行うこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】外部制御装置を使用する自動車の窃盗の試みを
誤りなしに通報する装置のブロツクダイヤグラムであ
る。
【図２】積込み及び運び去りによる自動車の窃盗の試み
を誤りなしに通報する装置のブロツクダイヤグラムであ
る。
【図３】牽引運び去りによる自動車の装置の試みを誤り
なしに通報する装置のブロツクダイヤグラムである。
【符号の説明】
Ｓ１，Ｓ２，Ｓ３ 通報条件信号 Ｓ４ 盗難通報情報 ２ 外部制御装置検出装置 ３ 扉接点センサ ４ 内部空間保護センサ ５ 牽引運び去り防止センサ ６ ボンネツト位置センサ ７ 後部はね蓋位置センサ ８ 錠装置 ９，１６ ＯＲ結合 １０，１７，２０，２３ ＡＮＤ結合 １１，１８，２１ Δｔ遅延素子 １２ 点火導線 １３ 始動電動機導線 １４ 燃料ポンプ １５ 機関
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイートベルト・コルバツハ ドイツ連邦共和国エスリンゲン・ヴアイデ ンヴエーク35 (72)発明者 ペーテル・ロビツチユコ ドイツ連邦共和国ジンデルフインゲン・ク ライネス・エーガルト７

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 車両状態を示す 複数の信号のうち少
    なくとも１つの信号の信号状態に関係して盗難通報情報
    （Ｓ４）を発生する、自動車の盗難通報方法において、
    複数の車両状態を示す信号の信号状態が１つ又は複数の
    盗難通報組合わせの１つに存在する時にのみ、盗難通報
    情報（Ｓ４）を発生し、各盗難通報組合わせが、特定の
    時間順序で順次に続く１つ又は複数の通報条件（Ｓ１，
    Ｓ２，Ｓ３）から成り、この通報条件が、車両状態を示
    す信号の一緒に問合わされる信号状態の１つ又は複数の
    盗難を示す組合わせから成つていることを特徴とする、
    自動車の盗難通報方法。
  2. 【請求項２】ａ）扉接点センサ（３）、内部空間保護セ
    ンサ（４）、牽引運び去り防止センサ（５）、ボンネツ
    ト位置センサ（６）、又は錠装置（８）が付勢されてい
    る場合の後部はね蓋位置センサ（７）の盗難を示す信号
    状態が存在し、続いて ｂ）点火導線（１２）、始動電動機導線（１３）、付勢
    されている燃料ポンプ（１４）、動作している機関（１
    ５）の盗難を示す信号状態が存在し、続いて ｃ）外部制御装置検出装置（２）の盗難を示す信号状態
    が存在し、続いて ｄ）存在しかつ付勢されている走行権限付与装置（２
    ２）が証明され、車両による所定の最小速度の超過が検
    出される時、盗難通報情報（Ｓ４）を発生することを特
    徴とする、請求項１に記載の方法。
  3. 【請求項３】ａ）回転速度センサ（２５）、牽引運び去
    り防止センサ（５）、高度測定器（２６）、懸架ばね伸
    張測定器（２７）、後部はね蓋位置センサ（７）、又は
    錠装置（８）が付勢されている場合のボンネツト位置セ
    ンサ（６）の盗難を示す信号状態が存在し、続いて ｂ）回転速度センサ（２５）、車輪回転数センサ（３
    ０）、高度測定器（２６）又は懸架ばね伸張測定器（２
    ７）の盗難を示す信号状態が存在するか又は ｃ）条件ａ）及びｂ）の代りに、空間における絶対車両
    運動速度が所定の最小速度以上にあり、 ｄ）条件ａ）及びｂ）又はｃ）に加えて、存在する走行
    権限付与装置（２２）が付勢され、かつ積込作動モード
    にない時、盗難通報情報（Ｓ４）を発生することを特徴
    とする、請求項１又は２に記載の方法。
  4. 【請求項４】ａ）扉接点センサ（３）、内部空間保護セ
    ンサ（４）、牽引運び去り防止センサ（５）、高度測定
    器（２６）、懸架ばね伸張測定器（２７）、後部はね蓋
    位置センサ（７）、又は錠装置（８）が付勢されている
    場合のボンネツト位置センサ（６）の盗難を示す信号状
    態が存在し、続いて釈放されている手動操作ブレーキ
    （３５）又は駐車位置から動かされている自動変速機
    （３６）に関して盗難を示す信号状態が存在するか又は ｂ）条件ａ）及びｂ）の代りに、空間における絶対車両
    運動速度が所定の最小速度以上にあり、 ｃ）条件ａ）及びｂ）又はｃ）に加えて、存在しかつ付
    勢されている走行権限付与装置（２２）が存在する時、
    盗難通報情報（Ｓ４）を発生することを特徴とする、請
    求項１ないし３の１つに記載の方法。
  5. 【請求項５】 自動車の盗難通報装置であつて、車両状
    態を示す信号を発生する複数の車両状態監視手段と、車
    両状態を示す信号の少なくとも１つの信号状態に関係し
    て盗難通報情報（Ｓ４）を発生する計算装置（１）とを
    有するものにおいて、複数の車両状態を示す信号の信号
    状態が１つ又は複数の所定の盗難通報組合わせの１つに
    存在する時にのみ、車両（１）が盗難通報情報（Ｓ４）
    を発生するように設計され、各盗難通報組合わせが、特
    定の時間的順序で順次に続く１つ又は複数の通報条件
    （Ｓ１０Ｓ２，Ｓ３）から成り、この条件が車両状態を
    示す信号の一緒に問合わされる信号状態の１つ又は複数
    の盗難を示す組合わせから成つていることを特徴とす
    る、自動車の盗難通報装置。
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