JPH10129188A - 出没式筆記具 - Google Patents
出没式筆記具Info
- Publication number
- JPH10129188A JPH10129188A JP8305563A JP30556396A JPH10129188A JP H10129188 A JPH10129188 A JP H10129188A JP 8305563 A JP8305563 A JP 8305563A JP 30556396 A JP30556396 A JP 30556396A JP H10129188 A JPH10129188 A JP H10129188A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- protrusion
- hole
- ball
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Abstract
シルの先端を軸の先端から突出させる出没式筆記具であ
り、シャ−プペンシルを挿着する場合には、芯の繰り出
しを行う機構を備えた筆記具を提供する。 【解決手段】 軸筒1の後方内面に複数のカム溝を形成
し、そのカム溝に回転子10を摺動・回転自在に配置す
ると共に、その回転子を押圧・回転すべく摺動子13を
配置してなる出没式筆記具において、前記回転子の前方
に筆記体が当接する当接部10aを形成すると共に、回
転子の長手方向には貫通孔12を形成した。
Description
複数のカム溝を形成し、そのカム溝に回転子を摺動・回
転自在に配置すると共に、その回転子を押圧・回転すべ
く摺動子を配置してなる出没式筆記具に関する。
し、そのカム溝に回転子を摺動・回転自在に配置すると
共に、その回転子を押圧・回転すべく摺動子を配置して
なる出没式筆記具の1例として、特公昭34−7181
号公報が知られている。押ボタン30を押圧することに
よって、回転突出歯車40を押圧・回転せしめ、カ−ト
リッジユニット(ボ−ルペン)20を押圧前進させ、下
部ケ−シング11の先端から突出させるものである。
−ルペンとシャ−プペンシルとの軸を共通化した、所
謂、ペア製品の要望が高まり、脚光を浴びるようになっ
てきた。また、企業内においても、ボ−ルペン専用の軸
と、シャ−プペンシル専用の軸とを製作するよりは、共
通の軸を製作することにより製作費を低減し、安価な製
品を市場に投入すようになってきた。そして、使用の際
には、押圧操作により、ボ−ルペンやシャ−プペンシル
の先端を軸の先端から突出させる出没式筆記具もその1
例である。しかし、上記従来技術にあっては、ボ−ルペ
ン専用の出没機構としているため、シャ−プペンシルを
挿着する場合には、芯の繰り出しを行う機構を作動させ
る手段が必要となり、別の出没機構としなければなら
ず、製品の価格を高くしてしまうものであった。
鑑みてなされたものであり、軸筒の後方内面に複数のカ
ム溝を形成し、そのカム溝に回転子を摺動・回転自在に
配置すると共に、その回転子を押圧・回転すべく摺動子
を配置してなる出没式筆記具において、前記回転子の前
方に筆記体が当接する当接部を形成すると共に、回転子
の長手方向には貫通孔を形成したことをその要旨とする
ものである。
あるボ−ルペン2を出没可能に配置した例である。軸筒
1は、軸本体3と先部材4とより構成されており、その
軸本体3と先部材4とは螺着により着脱自在に固定され
ている。インキ消耗場合にボ−ルペン2の交換をできる
ようにしたのである。また、前記軸本体2の中間部の外
周には、ゴムグリップ5が固定筒6を介して取り付けら
れている。尚、その固定筒6は、前記軸本体2に螺着さ
れており、一定区間内移動可能になっている。つまり、
好みに応じてゴムグリップ5の位置を可変することがで
きる。また、前記ボ−ルペン2の中間部には、突部2a
が形成されており、その突部2aと軸筒1の前方内面と
の間には、ボ−ルペン2を後方に付勢し、常時はそのボ
−ルペン2を軸筒1内に没入させるノックスプリング7
が張設されている。
筒8が圧入固定されており、そのカム筒8の内面には、
図中縦方向に、放射状に複数の突部9が形成されてい
る。また、その突部9の前端面は、傾斜面となってい
る。従来技術の第4図に示されているような突部(突出
部33)である。前記カム筒8には、回転子10が嵌ま
り込んでいる。その回転子10の外周面にも、突部11
が形成されており、その突部11の後端面にも傾斜面が
形成されている。そして、その回転子10の突部11
が、前記カム筒8に形成されている突部9の傾斜面に係
合したり、突部9と隣合う突部9とで形成される溝部に
嵌まり込んだりする。突部11が突部9に係合している
ときは、回転子10が前進状態にあり、突部11が溝部
に嵌まり込んでいるときには、回転子10が後退状態に
ある。つまり、ボ−ルペン2の軸筒1先端からの突出状
態と没入状態である。また、前記回転子10の前端部に
は、前記ボ−ルペン2の後端が当接する当接部10aが
形成されており、長手方向には、貫通孔12が形成され
ている。その貫通孔12は、後述するシャ−プペンシル
を挿着したときに、芯の繰り出し操作を行う操作杆が挿
入される孔である。
軸筒1に対して前後動可能に配置されている。その摺動
子13の外周にも突部14が形成されており、その突部
14の前端面も傾斜面となっている。符号15は、摺動
子13の後部に圧入された押圧部材である。そして、こ
の押圧部材15を押圧すると、摺動子13の突部14が
回転子10の突部11を押圧すると共に、回転子10を
回転させる。こうして、ボ−ルペン2が軸筒1の先端よ
り突出したり(図2参照)、没入したりする。尚、摺動
子13の突部14後端は、前記カム筒8の後方に形成さ
れた小径部16に係止しており、軸筒1後端からの飛び
出し(脱落)が防止されている。以上が、軸筒1にボ−
ルペン2を出没可能に配置した例である。
置した例を図3、図4に示し説明する。前記軸筒1の後
方に圧入されたカム筒8に摺動・回転自在に配置された
回転子10の当接部10aには、シャ−プペンシル17
の外軸18後端が当接している。そして、その外軸17
内に配置され後方が突出したノック棒19は、前記回転
子10の貫通孔12を貫通し摺動子13に係止してい
る。ここで、前記ボ−ルペン2を配置したときと同様
に、押圧部材15を押圧すると、摺動子13が前進し、
その前進に伴って、前記回転子10も前進・回転する。
そして、その回転子10の前進・回転によってシャ−プ
ペンシル17の外軸18が押圧され、軸筒1の先端から
突出する(図4参照)。この時、前記回転子10は、カ
ム筒8との係合によって前進せしめられ、その位置で係
止しているが、前記摺動子13は、自由に前後動可能と
なっている。その移動範囲が、芯を繰り出すノックスト
ロ−ク20となる。尚、前記ノック棒19は、後に詳述
するシャ−プペンシル17の1部の機構であるチャック
スプリングによって後方に付勢されているため、摺動子
13並びに、押圧部材15も後方に付勢されている。こ
うして、回転子10に貫通孔12を形成することによっ
て、軸筒1に配置する筆記体をボ−ルペンにすることも
シャ−プペンシルにすることもできる。
明する(図5参照)。樹脂製や、好ましくは金属製のパ
イプなどからなる外軸20の先端には、中継ぎ部材21
を介して先部材22が圧入などにより固定されている。
そして、これら、外軸20並びに中継ぎ部材21、先部
材22の内側には、鉛芯繰り出し機構23が摺動自在に
配置されている。その鉛芯繰り出し機構23は、ポリエ
チレンやポリプロピレンなどの樹脂パイプからなる芯タ
ンク24とその芯タンク24の前方に連結部材25を介
して固定されたチャック体26並びに、そのチャック体
26の開閉を行なうチャックリング27と、前記チャッ
ク体26を常に後方に付勢するチャックスプリング28
などから構成されている。符号29は、繰り出し時にお
ける芯の後退を防止する芯戻り止め部材である。
ノック棒19の前端大径部19aが着脱自在圧入されて
いる。このノック棒19によって、芯タンク24を押圧
・前進せしめ、芯を繰り出すのである。尚、本例におい
ては、中継ぎ部材21を外軸20の前端の内側に圧入し
ているが、この部分から脱着し、芯の補充の容易性など
を考慮すると、中継ぎ部材21のチャックスプリング2
8より後方を長く延設し、外軸20の前端の外側に圧入
するようにしても良い。
る。シャ−プペンシル17を軸筒1か突出させた状態
で、押圧部材15を押圧する。この押圧操作により、ノ
ック棒19の大径部19aが芯タンク24の後端を押圧
する。この押圧動作により、チャック体26がチャック
スプリング28の弾撥力に抗して前進する。そして、チ
ャック体26の前進に伴い芯が前進せしめられ先部材2
2から繰り出される。
は、軸筒1に没入時、相対的に芯タンク24が押圧さ
れ、チャック体26が拡開状態にある。没入時において
は、芯が常に収納されるようにしたのである(図6参
照)。
溝を形成し、そのカム溝に回転子を摺動・回転自在に配
置すると共に、その回転子を押圧・回転すべく摺動子を
配置してなる出没式筆記具において、前記回転子の前方
に筆記体が当接する当接部を形成すると共に、回転子の
長手方向には貫通孔を形成したので、ボ−ルペンやシャ
−プペンシルの軸筒、並びに、出没機構を共通化するこ
とができ、ペア製品を安価に提供することができる。
時)。
時)。
Claims (1)
- 【請求項1】 軸筒の後方内面に複数のカム溝を形成
し、そのカム溝に回転子を摺動・回転自在に配置すると
共に、その回転子を押圧・回転すべく摺動子を配置して
なる出没式筆記具において、前記回転子の前方に筆記体
が当接する当接部を形成すると共に、回転子の長手方向
には貫通孔を形成したことを特徴とする出没式筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30556396A JP3870460B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 出没式筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30556396A JP3870460B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 出没式筆記具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10129188A true JPH10129188A (ja) | 1998-05-19 |
JP3870460B2 JP3870460B2 (ja) | 2007-01-17 |
Family
ID=17946667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30556396A Expired - Fee Related JP3870460B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 出没式筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3870460B2 (ja) |
-
1996
- 1996-10-31 JP JP30556396A patent/JP3870460B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3870460B2 (ja) | 2007-01-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5373358B2 (ja) | シャープペンシル | |
JP4599404B2 (ja) | 回転繰出し式筆記具 | |
JP3963768B2 (ja) | 複合筆記具 | |
JP2007050610A (ja) | 筆記具 | |
JP2006297756A (ja) | スタイラスペン付きシャープペンシル | |
JP2007069391A (ja) | スライド式の多芯筆記具 | |
JP2989920B2 (ja) | 棒状物繰り出し容器及び筆記具 | |
JPH10129188A (ja) | 出没式筆記具 | |
JP4072907B2 (ja) | 多芯筆記具 | |
JP2010036483A (ja) | 筆記具 | |
JPH11334283A (ja) | 後端ノック式筆記具 | |
JP3946094B2 (ja) | 多芯筆記具 | |
JP3095986B2 (ja) | 2芯筆記具 | |
JP2005053038A (ja) | 回転繰出式筆記具 | |
JPS6127199B2 (ja) | ||
JP3553297B2 (ja) | 棒状物繰り出し容器付き筆記具 | |
JP2006088631A (ja) | スタイラス機構付き筆記具 | |
JP3676445B2 (ja) | 複式筆記具 | |
WO2019026934A1 (ja) | 筆記具 | |
JP4373900B2 (ja) | 筆記具 | |
WO2019026935A1 (ja) | 筆記具 | |
JPS6319183Y2 (ja) | ||
JP3864542B2 (ja) | 後端ノック式筆記具 | |
JP3160715B2 (ja) | ノック式シャープペンシル | |
JP2548126Y2 (ja) | 回転式筆記具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040826 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060117 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060302 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060418 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060524 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060711 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060904 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060926 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061009 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091027 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101027 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101027 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111027 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121027 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121027 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131027 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |