JP3946094B2 - 多芯筆記具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸筒内に、複数の筆記体を配設してなる多芯筆記具に関し、さらに詳しくは、前記軸筒の後端に配設したノック部材を押圧せしめることで、前記筆記体の筆記先端部を、前記軸筒の先端開口部から選択的に出没可能な多芯筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、軸筒内に複数の筆記体を配設し、軸筒の後端に配設したノック部材を押圧せしめることで、前記筆記体の筆記先端部を、軸筒の先端開口部から選択的に出没可能な多芯筆記具はよく知られている。
【0003】
こうした多芯筆記具の出没機構は、筆記体を複数配設するため、筆記体は軸筒の軸心に対し偏心した位置に配設されているので、ノック部材に連動した振り子部材が、軸筒の回転に関係なく常に重力が加わる方向に位置し、該振り子に対向した位置に配設された筆記体を選択的に出没可能な振り子式の多芯筆記具や、実開昭63−25585号「複合筆記具」に開示されているように、回転カム機能によって、ノック部材に連動した押し部が回転し、軸筒の先端開口部から選択的に出没可能とするものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の多芯筆記具は、例えば軸筒内に黒色、赤色等の2色の筆記体を配設した場合に、振り子式の多芯筆記具は、振り子に対向した位置の筆記体、例えば黒色の筆記体が出没した場合、同色を繰り返し使用する場合でも、黒色の筆記体が出没した位置(黒色の筆記体に振り子が位置する重力が加わる方向)に軸筒を設定する必要があった。また、回転カム機能によって、ノック部材に連動した押し部が回転し、軸筒の先端開口部から選択的に出没可能な多芯筆記具は、黒色の筆記体を出没させた後、再度黒の黒色の筆記体を突出状態にするには、一度赤色の筆記体を出没させる必要があった。
【0005】
本発明者は上記問題を鑑み、軸筒の後端に配設したノック部材を押圧せしめることで、前記筆記体の筆記先端部を、軸筒の先端開口部から選択的に出没可能な多芯筆記具において、同色を繰り返し使用する場合にもノック作動が容易な多芯筆記具を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決する手段】
本発明は、軸筒内に複数の筆記体を配設し、軸筒の後端に配設したノック部材を押圧せしめることで、前記軸筒内に形成したカム溝に沿って、回転カムを前後に摺動案内するとともに、前記回転カムの前後方向にのみ連動する押圧部材の押圧部が、軸筒の軸心に対し偏心した位置で、かつ複数の筆記体の一本だけ押圧し、前記筆記体の筆記先端部を、前記軸筒の先端開口部から出没可能な多芯筆記具であって、前記軸筒に、軸筒に対し回転可能、且つ前記ノック部材に連動しないホルダー部材を配設するとともに、前記ホルダー部材の回転に伴なって前記筆記体も回転可能に配設するものである。
【0007】
また、前記軸筒の先端開口部が、軸筒の軸心に対し偏心した位置に形成するとともに、前記軸筒の先端開口部、筆記体及びノック部材に連動する押圧部材の押圧部を同一軸心上に配置するものである。
【0008】
さらに、前記筆記体が、低粘度の油性インキ又は剪断減粘性を付与したインキを収容したボールペン体であることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
本発明の多芯筆記具1は、前軸2の後端部に後軸3を螺着して軸筒を構成し、この後軸3内に、ホルダー部材4を、ホルダー部材4に形成した係合突起4aと後軸3内に形成した係合突起3bの乗り越し嵌合により、後軸3に対してホルダー部材4を回転可能に配設するとともに、後軸3にホルダー部材4を回転(図5の矢印F又はM方向)するための窓部5を形成する。また、前軸2の把持部にはグリップ部材19を装着してある。
【0010】
軸筒内およびホルダー部材4内に、ホルダー部材4に付設した位置出し部材18の位置出し孔18aを通過するように、インキ色が黒色の筆記体10(ボールペン体)とインキ色が赤色の筆記体13(ボールペン体)を、弾発部材16、17により後軸3の後端部3a方向に付勢させ収納する。筆記体体10は、インキ収容筒内に剪断減粘性を付与した黒色のインキ(図示せず)とインキの後端に、インキの消費に伴なって追従するインキ追従体(図示せず)を収容し、インキ収容筒の先端に、ボールを回転自在に抱持した筆記先端部11(ボールペンチップ)を圧入装着した構造てある。筆記体13はインキ色が赤色以外は筆記体10と同様に、インキ収容筒内に剪断減粘性を付与した赤色のインキ(図示せず)とインキの後端に、インキの消費に伴なって追従するインキ追従体(図示せず)を収容し、インキ収容筒の先端に、ボールを回転自在に抱持した筆記先端部14(ボールペンチップ)を圧入装着した構造である。
【0011】
筆記体10を使用するには、先ず、ホルダー部材4を窓部5から回転(図5の矢印F又はM方向)させ、後軸3の外周面に表示した矢印20とホルダー部材5に表示した黒色(BLACK)の矢印22を一致させる。この時、押圧部材8の押圧部8aは筆記体10の後端部に位置する。次に、コイルスプリング9によって後軸3の後端3a方向に付勢したノック部材6を前軸の先端開口部2a方向に押圧せしめることで、ノック部材6に連動した回転カム7がカム溝(図示せず)に沿って回転しながら前方向に作動し、回転カム7の前後方向の作動のみに連動する押圧部材8の押圧部8aが、筆記体10の後端部に付設した被押圧部材12を押圧し、筆記体10の筆記先端部11を先端開口部2aから突出させる。図示はしていないが、押圧部材8は、押圧部材8の突部8bが、後軸3内に形成した突部3cによって形成される溝3dに、軸心方向に摺動可能に遊嵌されている。
【0012】
その後、筆記体13を使用するには、再度ノック部材6を先端開口部2a方向に押圧せしめ、回転カム7の作用により筆記体10の筆記先端部11を先端開口部2aから没入させ、次に、ホルダー部材4を回転(図5の矢印F又はM方向)させ、後軸3の外周面に表示した矢印20とホルダー部材に表示した赤色の矢印(図示せず)を一致させる。この時、ホルダー部材4の回転に伴なって筆記体10、13も回転し、筆記体13の後端部に押圧部材8の押圧部8aが位置している。次に、ノック部材6を先端開口部2a方向に押圧することにより、押圧部材8の押圧部8aが筆記体13の後端部に付設した被押圧部材15を押圧し、筆記先端部14を突出させて使用することができる。
【0013】
また、一度筆記体13の筆記先端部14を先端開口部2aから没入させても同色(赤色)を繰り返し使用する場合には、そのままノック部材6を軸筒先端開口部2a方向に押圧すればよく、図示はしていないが、後軸3にクリップ部材が一体に形成又は付設している場合でも、筆記時の軸筒の回転位置(重力が加わる位置)に関係なく同色(赤色)を繰り返し使用することができる。
【0014】
本実施の形態では、ホルダー部材4に形成した係合突起4aと後軸3内に形成した係合突起3bの乗り越し嵌合により、後軸3に対しホルダー部材4を回転可能に配設しているが、配設方法は特に限定されるものでない。また、筆記体10、13が、ホルダー部材4に付設した位置出し部材18の位置出し孔18aを通過することにより、ホルダー部材4の回転に伴なって筆記体10、13を回転可能に配設しているが、ホルダー部材4の回転に伴なって筆記体10、13も回転する構造であれば、筆記体10、13の配設方法は特に限定されない。
【0015】
また、図1に示すように、前軸2の先端開口部2aを軸筒の軸心Jに対し偏心した位置で、かつ前軸2の先端開口部2a、筆記体10及び押圧部材8の押圧部8aを、同一軸心K上に位置するように配置することによって、筆記体10の筆記先端部11が傾くことなく、軸心Kに沿って出没するので、筆記先端部11が前軸2の内壁に接触せず、、前軸2の内壁面を汚すことがなく好ましい。特に筆記体が低粘度の油性インキや剪断減粘性を付与したインキを収容したボールペン体の場合には、軸筒内壁面を汚し易いので特に効果が顕著である。さらに、筆記体10の筆記先端部11が傾くことなく、軸心Kに沿って出没することによって、複数の筆記体10、13が干渉することがないので好ましい。
【0016】
尚、本実施の形態では便宜上、回転カムによる出没機構を用いているが、軸筒後端部のノック部材を押圧せしめることで、前記筆記体の筆記先端部を、前軸の先端開口部から選択的に出没可能であれば特に限定されるものでない。
【0017】
また、本発明の多芯筆記具に用いる筆記体は、ボールペン体やシャープペンシル体等、特に限定されるものではなく、さらに、前述した実施の形態のボールペン体が2本の多芯筆記具に限定されるものではなく、ボールペン体を3本や4本、シャープペンシルとボールペン、あるいはシャープペンシル3本など、一般に知られている多芯筆記具に用いることができる。
【0018】
【発明の効果】
本発明は、前述したような構成なので、同色を繰り返し使用する場合にもノック作動が容易な多芯筆記具を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における多芯筆記具を示す縦断面図である。
【図2】図1における筆記体を突出した状態を示す縦断面図である。
【図3】本発明の実施の形態における多芯筆記具を示す外観図である。
【図4】図1における一部を省略した要部拡大断面図である。
【図5】図1におけるA−A拡大断面図である。
【図6】図1におけるB−B拡大断面図である。
【符号の説明】
1 多芯筆記具
2 前軸
2a 先端開口部
3 後軸
3a 後端部
3b 係合突起
4 ホルダー部材
4a 係合突起
5 窓部
6 ノック部材
7 回転カム
8 押圧部材
8a 押圧部
9 コイルスプリング
10、13 筆記体
11、14 筆記先端部
12、15 被押圧部材
16、17 コイルスプリング
18 位置出し部材
19 グリップ部材
20 軸筒の表示部
21 ホルダーの表示部
J 軸筒の軸心
K 軸心

Claims (3)

  1. 軸筒内に複数の筆記体を配設し、軸筒の後端に配設したノック部材を押圧せしめることで、前記軸筒内に形成したカム溝に沿って、回転カムを前後に摺動案内するとともに、前記回転カムの前後方向にのみ連動する押圧部材の押圧部が、軸筒の軸心に対し偏心した位置で、かつ複数の筆記体の一本だけ押圧し、前記筆記体の筆記先端部を、前記軸筒の先端開口部から出没可能な多芯筆記具であって、前記軸筒に、軸筒に対し回転可能、且つ前記ノック部材に連動しないホルダー部材を配設するとともに、前記ホルダー部材の回転に伴なって前記筆記体も回転可能に配設したことを特徴とする多芯筆記具。
  2. 前記軸筒の先端開口部が、軸筒の軸心に対し偏心した位置に形成するとともに、前記軸筒の先端開口部、筆記体及びノック部材に連動する押圧部材の押圧部を同一軸心上に配置したことを特徴とする請求項1に記載の多芯筆記具。
  3. 前記筆記体が、低粘度の油性インキ又は剪断減粘性を付与したインキを収容したボールペン体であることを特徴とする請求項2に記載の多芯筆記具。
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