JPH10129155A - 情報担持用シート - Google Patents
情報担持用シートInfo
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- JPH10129155A JPH10129155A JP30572496A JP30572496A JPH10129155A JP H10129155 A JPH10129155 A JP H10129155A JP 30572496 A JP30572496 A JP 30572496A JP 30572496 A JP30572496 A JP 30572496A JP H10129155 A JPH10129155 A JP H10129155A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base
- adhesive composition
- sheet
- water
- composition layer
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 情報担持用シートの重ね合わせ面にインクジ
ェット記録方式にて施された水性インク印字の耐水性を
高め、雨などの水濡れや手汗によって容易に滲み出さ
ず、記録情報が判読し難くならない情報担持用シートの
提供。 【課題の解決手段】 シート基体2面の所定部に、非剥
離性接着剤基剤とその接着剤基剤に対し非親和性を示す
微粒子充填剤およびカチオン性樹脂からなる接着剤組成
物層Aが設けられてなる情報担持用シート1。
ェット記録方式にて施された水性インク印字の耐水性を
高め、雨などの水濡れや手汗によって容易に滲み出さ
ず、記録情報が判読し難くならない情報担持用シートの
提供。 【課題の解決手段】 シート基体2面の所定部に、非剥
離性接着剤基剤とその接着剤基剤に対し非親和性を示す
微粒子充填剤およびカチオン性樹脂からなる接着剤組成
物層Aが設けられてなる情報担持用シート1。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一時的に接着する
が、必要時に容易に剥離できる見開き面を有するインク
ジェット記録に適した情報担持用シートに関し、さらに
詳しくは、情報隠蔽ハガキ、折り畳ハガキ、重ね合わせ
カードなどの親展性を有する記録シートや印刷シート、
複写シートなどとして好適に利用でき、特に、インクジ
ェット記録方式にて施された水性インク印字の定着性を
向上させることで、その耐水性を高めた情報担持用シー
トに関する。
が、必要時に容易に剥離できる見開き面を有するインク
ジェット記録に適した情報担持用シートに関し、さらに
詳しくは、情報隠蔽ハガキ、折り畳ハガキ、重ね合わせ
カードなどの親展性を有する記録シートや印刷シート、
複写シートなどとして好適に利用でき、特に、インクジ
ェット記録方式にて施された水性インク印字の定着性を
向上させることで、その耐水性を高めた情報担持用シー
トに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の郵便法の改正に伴い、親展性を有
するハガキシステムが実用化された。このハガキシステ
ムにおける情報担持用シートは、例えば、図2に示すよ
うに、シート基体2の片面に接着剤組成物層Aを設け、
この接着剤組成物層Aに所定情報3を印字し、これを重
ね合わせ面とするように二つ折りにして剥離可能に接着
したり、図3に示すように、シート基体2の両面の所定
部に接着剤組成物層Aを設け、この接着剤組成物層Aに
所定情報3を印字し、これを重ね合わせ面とするように
三つ折りにして剥離可能に接着したり、あるいは、図4
に示すように、シート基体2の片面所定部に接着剤組成
物層Aを設け、この接着剤組成物層Aに所定情報3を印
字し、これを重ね合わせ面とするように部分折りにして
剥離可能に接着したりするなど、個人的用件、プリント
情報、印刷情報などの各種情報が記載されたハガキを折
り畳み、あるいは重ね合わせ、重ね合わせ面を接着し
て、情報を隠蔽した後、郵送し、受取人が重ね合わせ面
を再び剥離して隠蔽情報を読み取るといったものであ
る。
するハガキシステムが実用化された。このハガキシステ
ムにおける情報担持用シートは、例えば、図2に示すよ
うに、シート基体2の片面に接着剤組成物層Aを設け、
この接着剤組成物層Aに所定情報3を印字し、これを重
ね合わせ面とするように二つ折りにして剥離可能に接着
したり、図3に示すように、シート基体2の両面の所定
部に接着剤組成物層Aを設け、この接着剤組成物層Aに
所定情報3を印字し、これを重ね合わせ面とするように
三つ折りにして剥離可能に接着したり、あるいは、図4
に示すように、シート基体2の片面所定部に接着剤組成
物層Aを設け、この接着剤組成物層Aに所定情報3を印
字し、これを重ね合わせ面とするように部分折りにして
剥離可能に接着したりするなど、個人的用件、プリント
情報、印刷情報などの各種情報が記載されたハガキを折
り畳み、あるいは重ね合わせ、重ね合わせ面を接着し
て、情報を隠蔽した後、郵送し、受取人が重ね合わせ面
を再び剥離して隠蔽情報を読み取るといったものであ
る。
【0003】このハガキシステムにて使用される情報担
持用シートの接着剤組成物層Aの構造は、一般的には、
例えば特開平4−59395号にも開示されているよう
に、基体シート面の所定部に非剥離性接着剤基剤とその
接着剤基剤に対し非親和性を示す微粒子充填剤とからな
るものである。
持用シートの接着剤組成物層Aの構造は、一般的には、
例えば特開平4−59395号にも開示されているよう
に、基体シート面の所定部に非剥離性接着剤基剤とその
接着剤基剤に対し非親和性を示す微粒子充填剤とからな
るものである。
【0004】一方、記録シートに住所、氏名や個別のお
知らせなどの可変情報を印字する手段としてインクジェ
ット記録方式が近年急速に普及しつつある。これは、イ
ンク微小液滴を所定の手段により飛翔させ、シート面に
付着させて文字や画像の記録を行うものであり、装置の
進歩により、低騒音、高速処理、高精細化、インク定着
工程が不要であるなど様々なメリットを有するものであ
る。また最近では、カラーインクの普及により、従来の
製版印刷技術にも匹敵するようなフルカラー印刷も可能
となっている。
知らせなどの可変情報を印字する手段としてインクジェ
ット記録方式が近年急速に普及しつつある。これは、イ
ンク微小液滴を所定の手段により飛翔させ、シート面に
付着させて文字や画像の記録を行うものであり、装置の
進歩により、低騒音、高速処理、高精細化、インク定着
工程が不要であるなど様々なメリットを有するものであ
る。また最近では、カラーインクの普及により、従来の
製版印刷技術にも匹敵するようなフルカラー印刷も可能
となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような背景から、
前述の図2、図3、図4などに示すような情報担持用シ
ートに対してもインクジェット記録方式により、宛名、
通知情報などの各種可変情報を印字したり、フルカラー
印刷を施すなどの需要が急増している。インクジェット
記録方式で用いられるインクには水性型と溶剤型があ
り、安全性や取扱容易性あるいはコスト面から水性型が
主流となっている。しかしながら、水性インクでは、印
字面に水分が付着した際、水性インク印字が滲み出すと
いう問題が生じる。とりわけ、情報担持用シートの情報
隠蔽面すなわち接着剤組成物層へのインクの定着性はシ
ート基体面への定着に比較して劣り、雨などの水濡れや
手汗によって記録情報が判読し難くなるという問題があ
った。
前述の図2、図3、図4などに示すような情報担持用シ
ートに対してもインクジェット記録方式により、宛名、
通知情報などの各種可変情報を印字したり、フルカラー
印刷を施すなどの需要が急増している。インクジェット
記録方式で用いられるインクには水性型と溶剤型があ
り、安全性や取扱容易性あるいはコスト面から水性型が
主流となっている。しかしながら、水性インクでは、印
字面に水分が付着した際、水性インク印字が滲み出すと
いう問題が生じる。とりわけ、情報担持用シートの情報
隠蔽面すなわち接着剤組成物層へのインクの定着性はシ
ート基体面への定着に比較して劣り、雨などの水濡れや
手汗によって記録情報が判読し難くなるという問題があ
った。
【0006】したがって、本発明は、情報担持用シート
の重ね合わせ面にインクジェット記録方式にて施された
水性インク印字の耐水性を高め、雨などの水濡れや手汗
によって容易に滲み出さず、記録情報が判読し難くなら
ない情報担持用シートの提供を課題とするものである。
の重ね合わせ面にインクジェット記録方式にて施された
水性インク印字の耐水性を高め、雨などの水濡れや手汗
によって容易に滲み出さず、記録情報が判読し難くなら
ない情報担持用シートの提供を課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題に鑑み、本発
明者は、カチオン性樹脂を含有した接着剤組成物層をシ
ート基体の片面あるいは両面の所定部に設けたことによ
り、インクジェット記録方式にてシートの重ね合わせ面
に施された水性インク印字の耐水性を向上できることを
見い出し、本発明の情報担持用シートを想到した。
明者は、カチオン性樹脂を含有した接着剤組成物層をシ
ート基体の片面あるいは両面の所定部に設けたことによ
り、インクジェット記録方式にてシートの重ね合わせ面
に施された水性インク印字の耐水性を向上できることを
見い出し、本発明の情報担持用シートを想到した。
【0008】すなわち、本発明における情報担持用シー
トは、シート基体面の所定部に、非剥離性接着剤基剤と
その接着剤基剤に対し非親和性を示す微粒子充填剤およ
びカチオン性樹脂からなる接着剤組成物層Aが設けられ
てなることを特徴とする。
トは、シート基体面の所定部に、非剥離性接着剤基剤と
その接着剤基剤に対し非親和性を示す微粒子充填剤およ
びカチオン性樹脂からなる接着剤組成物層Aが設けられ
てなることを特徴とする。
【0009】本発明の情報担持用シートの基本構成は、
その概略的な断面説明図である図1に示すように、シー
ト基体2面に接着剤組成物層Aが設けられてなる。な
お、シート基体2面には、グラビア印刷などの所望の印
刷(図示せず)が予め施されてあってもよい。このよう
に構成された情報担持用シート1においては、インクジ
ェット記録方式による水性インク印字の耐水性の向上が
確認された。
その概略的な断面説明図である図1に示すように、シー
ト基体2面に接着剤組成物層Aが設けられてなる。な
お、シート基体2面には、グラビア印刷などの所望の印
刷(図示せず)が予め施されてあってもよい。このよう
に構成された情報担持用シート1においては、インクジ
ェット記録方式による水性インク印字の耐水性の向上が
確認された。
【0010】本発明における接着剤組成物層Aは、感圧
接着剤組成物、感熱接着剤組成物および再湿接着剤組成
物の3種の何れかからなり、接着剤基剤としては、それ
ぞれに応じて適当なものが用いられる。これらは、通常
の接着剤として用いられるもので、本来は、一旦接着し
たならば、再び剥離しないものである。
接着剤組成物、感熱接着剤組成物および再湿接着剤組成
物の3種の何れかからなり、接着剤基剤としては、それ
ぞれに応じて適当なものが用いられる。これらは、通常
の接着剤として用いられるもので、本来は、一旦接着し
たならば、再び剥離しないものである。
【0011】前記感圧接着剤組成物は、通常状態で接着
することなく、加圧により活性化するもので、その接着
剤基剤については特に限定なく、従来から感圧接着剤に
慣用されているものの中から任意に選択して用いること
ができる。特に、天然ゴムラテックスを主体とするもの
は、耐ブロッキング性、耐熱性、耐摩耗性などの点で好
適である。また、接着剤組成物層へのインクやトナーの
定着性向上のため、天然ゴム系接着剤基剤にスチレン−
ブタジエンゴムラッテクスのような合成ゴム系エマルジ
ョンやアクリル樹脂エマルジョンのような合成樹脂エマ
ルジョンを混合してなるものを接着剤基剤とするのも好
適である。
することなく、加圧により活性化するもので、その接着
剤基剤については特に限定なく、従来から感圧接着剤に
慣用されているものの中から任意に選択して用いること
ができる。特に、天然ゴムラテックスを主体とするもの
は、耐ブロッキング性、耐熱性、耐摩耗性などの点で好
適である。また、接着剤組成物層へのインクやトナーの
定着性向上のため、天然ゴム系接着剤基剤にスチレン−
ブタジエンゴムラッテクスのような合成ゴム系エマルジ
ョンやアクリル樹脂エマルジョンのような合成樹脂エマ
ルジョンを混合してなるものを接着剤基剤とするのも好
適である。
【0012】また、前記感熱接着剤組成物は、通常状態
で接着することなく、加熱により活性化するもので、こ
の接着剤基剤についても特に限定はなく、従来公知の感
熱接着剤基剤に慣用されているものの中から任意に選択
して用いることができるが、特に酢酸ビニル系重合体が
好適である。さらに、前記再湿接着剤組成物は、通常状
態で接着することなく、再湿により活性化するもので、
接着剤基剤としては、通常は水溶性高分子化合物で、例
えば、ポリビニルアルコールやポリエチレンオキシドな
どが好適に用いられる。
で接着することなく、加熱により活性化するもので、こ
の接着剤基剤についても特に限定はなく、従来公知の感
熱接着剤基剤に慣用されているものの中から任意に選択
して用いることができるが、特に酢酸ビニル系重合体が
好適である。さらに、前記再湿接着剤組成物は、通常状
態で接着することなく、再湿により活性化するもので、
接着剤基剤としては、通常は水溶性高分子化合物で、例
えば、ポリビニルアルコールやポリエチレンオキシドな
どが好適に用いられる。
【0013】前記接着剤基剤に対し非親和性を示す微粒
子充填剤としては、前記接着剤基剤との親和力が小さい
ものであって、例えば、シリカ、酸化チタン、酸化亜
鉛、炭酸カルシウム、カオリン、活性白土、球状アルミ
ナ、デンプンなどであり、これらは単独で用いても組み
合わせてもよいが、特に、シリカ単独もしくはシリカと
他の充填剤との組み合わせが好適である。
子充填剤としては、前記接着剤基剤との親和力が小さい
ものであって、例えば、シリカ、酸化チタン、酸化亜
鉛、炭酸カルシウム、カオリン、活性白土、球状アルミ
ナ、デンプンなどであり、これらは単独で用いても組み
合わせてもよいが、特に、シリカ単独もしくはシリカと
他の充填剤との組み合わせが好適である。
【0014】本発明におけるカチオン性樹脂とは水系で
カチオンに解離するもので、代表的にはカチオン性基で
ある第1級、第2級、第3級アミノ基や第3級または第
4級アンモニウム基を有する重合体が相当する。例え
ば、ポリエチレンイミン、ポリアルキレンポリ尿素、ポ
リアミドポリ尿素、ジメチルジアリルアンモニウムクロ
ライド、ポリアミンポリアミドエピクロルヒドリンある
いはポリアミノエポキシ樹脂、カチオン性ビニルの単独
重合体もしくは共重合体などが使用できる。
カチオンに解離するもので、代表的にはカチオン性基で
ある第1級、第2級、第3級アミノ基や第3級または第
4級アンモニウム基を有する重合体が相当する。例え
ば、ポリエチレンイミン、ポリアルキレンポリ尿素、ポ
リアミドポリ尿素、ジメチルジアリルアンモニウムクロ
ライド、ポリアミンポリアミドエピクロルヒドリンある
いはポリアミノエポキシ樹脂、カチオン性ビニルの単独
重合体もしくは共重合体などが使用できる。
【0015】カチオン性樹脂の接着剤組成物中における
含有率は、接着剤組成物層Aの接着性や水性インク印字
の耐水性を考慮するとドライ換算で1〜10重量%がよ
く、好ましくは3〜7重量%、さらに好ましくは4〜6
重量%がよい。また、接着剤組成物層Aには、接着剤基
剤、微粒子充填剤、カチオン性樹脂の他、必要に応じ
て、顔料、界面活性剤、バインダ成分、増粘剤、酸化防
止剤、防かび剤、消泡剤などの添加剤を適宜混合しても
よいものである。
含有率は、接着剤組成物層Aの接着性や水性インク印字
の耐水性を考慮するとドライ換算で1〜10重量%がよ
く、好ましくは3〜7重量%、さらに好ましくは4〜6
重量%がよい。また、接着剤組成物層Aには、接着剤基
剤、微粒子充填剤、カチオン性樹脂の他、必要に応じ
て、顔料、界面活性剤、バインダ成分、増粘剤、酸化防
止剤、防かび剤、消泡剤などの添加剤を適宜混合しても
よいものである。
【0016】なお、接着剤組成物層Aを形成させる方法
は、従来の接着剤組成物層を形成するのと同様にロール
コータ、リバースロールコータ、エアーナイフコータ、
ブレードコータ、スプレーコータなどの一般的な塗布装
置が用いられる。
は、従来の接着剤組成物層を形成するのと同様にロール
コータ、リバースロールコータ、エアーナイフコータ、
ブレードコータ、スプレーコータなどの一般的な塗布装
置が用いられる。
【0017】
【発明の実施形態】以下、本発明の情報担持用シートテ
ストサンプルの実施例およびその比較例に基づき、本発
明をさらに詳述するが、本発明はこれらによって限定さ
れるものではない。なお、以下に記載する「部」はすべ
て重量部を示す。
ストサンプルの実施例およびその比較例に基づき、本発
明をさらに詳述するが、本発明はこれらによって限定さ
れるものではない。なお、以下に記載する「部」はすべ
て重量部を示す。
【0018】〈情報担持用シートテストサンプルの実施
例〉 実施例1 1.感圧接着剤組成物の調製 天然ゴム100部に対し、スチレン2部とメタクリル酸
メチル10部とをグラフト共重合させて得られた天然ゴ
ムラテックスに、粘着付与剤としてのテンペル樹脂5部
を添加してベース接着剤を調製した。次いで、このベー
ス接着剤100部に対し、平均粒径4μmの小麦デンプ
ン150部を添加し、さらに、10%カチオン系樹脂水
溶液(日華化学工業社製、商品名:ネオフィクスPNF70)15
0部を加えて感圧接着剤組成物を調製した。
例〉 実施例1 1.感圧接着剤組成物の調製 天然ゴム100部に対し、スチレン2部とメタクリル酸
メチル10部とをグラフト共重合させて得られた天然ゴ
ムラテックスに、粘着付与剤としてのテンペル樹脂5部
を添加してベース接着剤を調製した。次いで、このベー
ス接着剤100部に対し、平均粒径4μmの小麦デンプ
ン150部を添加し、さらに、10%カチオン系樹脂水
溶液(日華化学工業社製、商品名:ネオフィクスPNF70)15
0部を加えて感圧接着剤組成物を調製した。
【0019】2.接着剤組成物層Aの形成 1で調製された感圧接着剤組成物をワイヤバーを使用
し、シート基体面に塗布量50g/m2 (ドライ換算)
となるように塗布した後、100℃で1分間乾燥して感
圧接着剤組成物層Aを形成し、本発明の情報担持用シー
トのテストサンプルを得た。
し、シート基体面に塗布量50g/m2 (ドライ換算)
となるように塗布した後、100℃で1分間乾燥して感
圧接着剤組成物層Aを形成し、本発明の情報担持用シー
トのテストサンプルを得た。
【0020】実施例2 1.感熱接着剤組成物の調製 酢酸ビニル共重合体(日本フーラー社製、商品名:#33
16)100部に対し、平均粒径2μmのシリカ50部を
添加し、さらに、10%カチオン樹脂水溶液(昭和高分
子社製、商品名:ホ゜リフィクス900)150部を加えて感熱接
着剤組成物を調製した。
16)100部に対し、平均粒径2μmのシリカ50部を
添加し、さらに、10%カチオン樹脂水溶液(昭和高分
子社製、商品名:ホ゜リフィクス900)150部を加えて感熱接
着剤組成物を調製した。
【0021】2.接着剤組成物層Aの形成 1で調製された感熱接着剤組成物をワイヤバーを使用
し、シート基体面に塗布量40g/m2 (ドライ換算)
となるように塗布した後、100℃で1分間乾燥して感
熱接着剤組成物層Aを形成し、本発明の情報担持用シー
トのテストサンプルを得た。
し、シート基体面に塗布量40g/m2 (ドライ換算)
となるように塗布した後、100℃で1分間乾燥して感
熱接着剤組成物層Aを形成し、本発明の情報担持用シー
トのテストサンプルを得た。
【0022】実施例3 1.再湿接着剤組成物の調製 水溶性高分子化合物〔光洋化工(株)製、商品名:KRー9
54〕100部に対し、平均粒径4μmの炭酸カルシウム
150部を添加し、さらに、10%カチオン樹脂水溶液
(日華化学工業社製、商品名:サンフィクス70)100部を加
えて再湿接着剤組成物を調製した。
54〕100部に対し、平均粒径4μmの炭酸カルシウム
150部を添加し、さらに、10%カチオン樹脂水溶液
(日華化学工業社製、商品名:サンフィクス70)100部を加
えて再湿接着剤組成物を調製した。
【0023】2.接着剤組成物層Aの形成 1で調製された再湿接着剤組成物をワイヤバーを使用
し、シート基体面に塗布量50g/m2 (ドライ換算)
となるように塗布した後、100℃で1分間乾燥して再
湿接着剤組成物層Aを形成し、本発明の情報担持用シー
トのテストサンプルを得た。
し、シート基体面に塗布量50g/m2 (ドライ換算)
となるように塗布した後、100℃で1分間乾燥して再
湿接着剤組成物層Aを形成し、本発明の情報担持用シー
トのテストサンプルを得た。
【0024】〈情報担持用シートテストサンプルの比較
例〉比較例1〜比較例3の情報担持用シートテストサン
プルは、その数字に対応した各実施例1〜実施例3のそ
れぞれにおいて、カチオン性樹脂水溶液を混合しない接
着剤組成物をもって、各実施例と同様の塗布量にてシー
ト基体面に接着剤組成物層Aを設けて得たものである。
例〉比較例1〜比較例3の情報担持用シートテストサン
プルは、その数字に対応した各実施例1〜実施例3のそ
れぞれにおいて、カチオン性樹脂水溶液を混合しない接
着剤組成物をもって、各実施例と同様の塗布量にてシー
ト基体面に接着剤組成物層Aを設けて得たものである。
【0025】上記で得た実施例1〜実施例3および比較
例1〜比較例3のそれぞれのテストサンプルについて、
インクジェット記録方式にて表層面に施した水性インク
印字の耐水性を調査した。耐水性テストの方法は、各テ
ストサンプルの印字面へワイヤバーをもって所定量の水
を均等に付与し、これに上質紙片を重ね合わせ、線圧1
kg/cmの荷重をかけながらテストサンプルと上質紙
片とを擦り合わせ、インクジェットの水性インク印字の
上質紙片への転移状態を調査し、耐水性を評価した。な
お、評価は目視官能試験で行い、次の記号に従った。 ○:良(転移量微小)、△:可(転移量小)、×:不可
(転移量大) 得られた結果を表1に示す。
例1〜比較例3のそれぞれのテストサンプルについて、
インクジェット記録方式にて表層面に施した水性インク
印字の耐水性を調査した。耐水性テストの方法は、各テ
ストサンプルの印字面へワイヤバーをもって所定量の水
を均等に付与し、これに上質紙片を重ね合わせ、線圧1
kg/cmの荷重をかけながらテストサンプルと上質紙
片とを擦り合わせ、インクジェットの水性インク印字の
上質紙片への転移状態を調査し、耐水性を評価した。な
お、評価は目視官能試験で行い、次の記号に従った。 ○:良(転移量微小)、△:可(転移量小)、×:不可
(転移量大) 得られた結果を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】表1に示すように、比較例1〜3が何れも
不可であるのに対し、実施例1〜実施例3は何れも耐水
性が向上された。なお、実施例1〜実施例3のものは、
比較例1〜比較例3のものに比べ、重ね合わせ面の接着
性が若干劣るものの実用上、何ら問題のないものであっ
た。
不可であるのに対し、実施例1〜実施例3は何れも耐水
性が向上された。なお、実施例1〜実施例3のものは、
比較例1〜比較例3のものに比べ、重ね合わせ面の接着
性が若干劣るものの実用上、何ら問題のないものであっ
た。
【0028】
【発明の効果】本発明の情報担持用シートによれば、カ
チオン性樹脂を含有した接着剤組成物層をシート基体面
に設けたことにより、インクジェット記録方式にてシー
トの重ね合わせ面に施された水性インク印字の耐水性が
向上され、雨などの水濡れや手汗によって容易に滲み出
さないといった効果を泰し、前述の図2、図3、図4に
示す各種形態のハガキ、重ね合わせカードなどに好適に
適用できるものである。
チオン性樹脂を含有した接着剤組成物層をシート基体面
に設けたことにより、インクジェット記録方式にてシー
トの重ね合わせ面に施された水性インク印字の耐水性が
向上され、雨などの水濡れや手汗によって容易に滲み出
さないといった効果を泰し、前述の図2、図3、図4に
示す各種形態のハガキ、重ね合わせカードなどに好適に
適用できるものである。
【図1】本発明の情報担持用シートの概略的な断面説明
図。
図。
【図2】二つ折りされてなる情報担持用シートの概略的
説明図。
説明図。
【図3】三つ折りされてなる情報担持用シートの概略的
説明図。
説明図。
【図4】部分折りされてなる情報担持用シートの概略的
説明図。
説明図。
1 情報担持用シート 2 シート基体 3 所定情報 A 接着剤組成物層
Claims (1)
- 【請求項1】 シート基体面の所定部に、非剥離性接着
剤基剤とその接着剤基剤に対し非親和性を示す微粒子充
填剤およびカチオン性樹脂からなる接着剤組成物層Aが
設けられてなる情報担持用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30572496A JPH10129155A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 情報担持用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30572496A JPH10129155A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 情報担持用シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10129155A true JPH10129155A (ja) | 1998-05-19 |
Family
ID=17948591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30572496A Pending JPH10129155A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 情報担持用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10129155A (ja) |
-
1996
- 1996-10-31 JP JP30572496A patent/JPH10129155A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050720 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050802 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060221 |