JPH10129141A - 感熱孔版印刷用フィルムおよび感熱孔版印刷マスター - Google Patents
感熱孔版印刷用フィルムおよび感熱孔版印刷マスターInfo
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- JPH10129141A JPH10129141A JP29037696A JP29037696A JPH10129141A JP H10129141 A JPH10129141 A JP H10129141A JP 29037696 A JP29037696 A JP 29037696A JP 29037696 A JP29037696 A JP 29037696A JP H10129141 A JPH10129141 A JP H10129141A
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Abstract
(印刷性、耐刷性)に優れ、かつ強度が高く、特にサー
マルヘッドによる低エネルギーでの穿孔性に優れた感熱
孔版印刷用フィルムおよび感熱孔版印刷マスターを提供
すること。 【解決手段】ジカルボン酸成分とグリコール成分を主た
る構成成分とするポリエステルからなる二軸延伸フィル
ムであって、該フィルムのDSC測定において結晶融解
ピーク〔Tm〕および降温結晶化ピーク〔Tmc〕が各
々少なくとも一つ以上測定され、かつ下記の関係を満足
することを特徴とする感熱孔版印刷用フィルム。 Tm(min)≦230(℃) ΔTmc≦80(℃) ただし、 ΔTmc=Tm(min)−Tmc(ma
x) Tm(min) :最も低温側の結晶融解ピーク温度 Tmc(max):最も高温側の降温結晶化ピーク温度
Description
あるいはハロゲンランプ、キセノンランプ、フラッシュ
ランプ、レーザー光線等によって穿孔製版される感熱孔
版印刷用フィルムおよび感熱孔版印刷マスターに関し、
穿孔感度、耐カール性、独立穿孔性、印刷特性(印刷
性、耐刷性)に優れ、特にサーマルヘッドによる低エネ
ルギーでの穿孔性に優れた感熱孔版印刷用フィルムおよ
び感熱孔版印刷マスターに関するものである。
は、塩化ビニリデンフィルム、ポリエステルフィルム、
ポリプロピレンフィルム等の熱可塑性樹脂フィルムに、
天然繊維、化学繊維または合成繊維あるいはこれらを混
抄した薄葉紙、不織布、紗等によって構成された多孔性
支持体を接着剤で貼り合わせた構造のものが知られてい
る(例えば、特開昭51−2513号公報、特開昭57
−182495号公報など)。
機内での良好な搬送性が要求されており、搬送性が不良
であるとマスター詰まり等のトラブルが生じ、製版不
良、印刷画像のずれ等の問題が発生する。また、温湿度
の変化によりマスターに寸法変化やカール等の変形を生
じないことが重要である。
化に伴い、マスターの耐刷性が要求されている。すなわ
ち、印刷工程でマスターが破断したり、変形したりしな
い、印刷作業に耐える充分な強度が必要である。
要求されており、例えばサーマルヘッドによる穿孔では
高い解像度を得るために個々のヘッドを小さくしヘッド
加熱周期を短かくして、単位面積当たりの穿孔数を増や
す試みがなされている。そのため個々のヘッドに供給す
るエネルギーを低減させる必要があり、上記した熱可塑
性樹脂フィルムが低エネルギーで十分に穿孔されること
が必要となる。
生産性ならびに取扱い性が良好であることが必要であ
る。具体的にはフィルムの延伸性が良好で、製膜工程で
破断したりせず、また巻き取り性、スリット性も優れて
いることが必要である。
伸ポリエステルフィルムの熱的特性を規制することによ
って印刷特性を改善したフィルム(特開昭62−282
984号公報、特開平3−39294、特開平4−22
4925)等が提案されている。
来技術では低エネルギーで穿孔した場合には穿孔が十分
ではなく、また高エネルギーで穿孔した場合には独立穿
孔性に劣るために文字印刷、ベタ印刷などの印刷性が低
下するなどの欠点がある。すなわち、温度の違いに敏感
に反応して穿孔することが要求されているにも拘らず、
従来のフィルムは温度に対する反応が鈍いという問題が
あった。さらには耐刷性やマスターのカール性において
も同時に満足するものではなかった。
解決し、穿孔感度、耐カール性、独立穿孔性、印刷性、
耐刷性に優れ、特にサーマルヘッドによる低エネルギー
での穿孔性に優れた感熱孔版印刷用フィルムの提供を目
的とする。
め、本発明者らは感熱孔版印刷用フィルムおよびマスタ
ーの機能、穿孔製版・印刷のメカニズムに着目し鋭意研
究した結果、フイルムの結晶融解温度と降温結晶化温度
を特定の範囲としたフィルムを得ることによって、従来
のフィルムの欠点を改良できることを見出し、本発明を
完成したものである。
リコール成分を主たる構成成分とするポリエステルから
なる二軸延伸フィルムであって、該フィルムのDSC測
定において結晶融解ピークおよび降温結晶化ピークが各
々少なくとも一つ以上測定され、かつ下記の関係 Tm(min)≦230(℃) ΔTmc≦80(℃) ただし、 ΔTmc=Tm(min)−Tmc(ma
x) Tm(min) :最も低温側の結晶融解ピーク温度 Tmc(max):最も高温側の降温結晶化ピーク温度 を満足することを特徴とする感熱孔版印刷用フィルムで
ある。また、本発明は、ジカルボン酸成分とグリコール
成分を主たる構成成分とするポリエステルからなる二軸
延伸フィルムであって、該フィルムのDSC測定におい
て結晶融解ピークおよび降温結晶化ピークが各々少なく
とも一つ以上測定され、かつ上記の関係を満足するフィ
ルムと多孔性支持体とが接合されてなることを特徴とす
る感熱孔版印刷マスターである。
を構成するフィルムの降温結晶化温度および結晶融解温
度とは、フィルム(5mg)をDSCにおいて10℃/
分の昇降温速度で測定したときの発熱、吸熱ピーク温度
を表すものである。降温結晶化温度においては、フィル
ムを300℃に昇温し5分間保持後、降温測定したとき
の発熱ピークを表すものである。本発明のフィルムは、
結晶融解ピークおよび降温結晶化ピークが各々少なくと
も一つ以上測定され、かつ下記の関係 Tm(min)≦230(℃) ΔTmc≦80(℃) ただし、 ΔTmc=Tm(min)−Tmc(ma
x) Tm(min) :最も低温側の結晶融解ピーク温度 Tmc(max):最も高温側の降温結晶化ピーク温度 を満足する必要がある。上記の関係を満足することによ
り、穿孔感度、耐カール性、独立穿孔性、印刷性、耐刷
性に優れ、かつ強度が高く、特にサーマルヘッドによる
低エネルギーでの穿孔性に優れたフィルムを得ることが
できる。
ーク〔Tm〕および降温結晶化ピーク〔Tmc〕を有す
ることが必要である。ピークが存在しない場合、穿孔感
度が不良となり、フィルムの強度が低くなるため耐刷性
が不良となる。
30℃以下であることが必要である。より好ましくは2
15℃以下、さらに好ましくは200℃以下である。T
m(min)が230℃を越えると、穿孔開始点となる
溶融部が形成されず穿孔感度が不良となる。
晶融解ピーク温度と最も高温側の降温結晶化ピーク温度
の差〔ΔTmc〕は、が80℃以下とすることが必要で
ある。好ましくは75℃以下であり、より好ましくは7
0℃以下である。ΔTmcが80℃より大きいと穿孔感
度が不十分であり特に低エネルギーでの穿孔性が不良と
なる。
100〜180℃であることが好ましく、より好ましく
は120〜170℃である。Tmc(max)を80〜
180℃とすることにより、穿孔感度が良好となり、穿
孔部のばらつきが減少するため好ましい。
〔ΔHmc〕は、20〜60J/gであることが好まし
く、より好ましくは25〜55J/g、さらに好ましく
は30〜45J/gである。ΔHmcを20〜60J/
gとすることにより独立穿孔性、耐刷性が良好となるた
め好ましい。
体である等の理由から、Tm、Tmcがショルダーピー
クなど2つ以上存在する場合については、Tmは、最も
低温側のピークが上記範囲である必要があり、好ましく
は全てのピークが範囲内である。Tmcは、最も高温側
のピークが上記範囲である必要があり、好ましくは全て
のピークが範囲内である。またΔHmcは、各々のΔH
mcの総和が上記範囲であることが好ましい。
ルとは、ジカルボン酸成分とグリコール成分を主たる構
成成分とし、具体的に芳香族ジカルボン酸成分として
は、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、
1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレン
ジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、4,
4′−ジフェニルジカルボン酸、4,4′−ジフェニル
エーテルジカルボン酸、4,4′−ジフェニルスルホン
ジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、フ
ェニルエンダンジカルボン酸等、脂肪族ジカルボン酸成
分としては、コハク酸、アジピン酸、スベリン酸、セバ
シン酸、ドデカンジオン酸、ダイマー酸、エイコサンジ
オン酸等を用いることができる。また脂環族ジカルボン
酸としては1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等を用
いることができる。中でも、テレフタル酸、イソフタル
酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸が好ましい。これ
らの酸成分は1種のみ用いてもよく、2種以上併用して
も良い。また、グリコール成分としては例えば、エチレ
ングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プ
ロパンジオール、ネオペンチルグリコール、1,3−ブ
タンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペン
タンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2−シ
クロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジ
メタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ス
ピログリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、ポリアルキレングリコール、2,2′ビス
(4′−β−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン等
を用いることができる。中でもエチレングリコール、
1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、
1,4−シクロヘキサンジメタノール、スピログリコー
ルが好ましい。これらのグリコール成分は1種のみ用い
てもよく、2種以上併用しても良い。また、本発明の効
果を阻害しない限りにおいて、フイルムの成形性、取り
扱い性の向上等を目的としてポリエステルにトリメリト
酸、トリメシン酸、ペンタエリストール、トリメチロー
ルプロパン、グリセリン等の多官能化合物やp−オキシ
安息香酸等のオキシカルボン酸等を共重合しても良い。
グリコール成分を用いて次のような方法で得ることがで
きる。例えば、酸成分をグリコール成分と直接エステル
化反応させた後、この反応の生成物を減圧下で加熱して
余剰のグリコール成分を除去しつつ重縮合させることに
よって製造する方法や、酸成分としてジアルキルエステ
ルを用い、これとグリコール成分とでエステル交換反応
させた後、上記と同様に重縮合させることによって製造
する方法等がある。この際、必要に応じて、反応触媒と
してアルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物、マ
ンガン化合物、コバルト化合物、亜鉛化合物、アンチモ
ン化合物、ゲルマニウム化合物、チタン化合物等を用い
ることもできる。
応じて、難燃剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤、顔料、可塑剤、末端封鎖剤、脂肪酸エ
ステル、ワックス等の有機滑剤あるいはポリシロキサン
等の消泡剤等を配合することができる。さらには目的に
応じて易滑性を付与することもできる。易滑性付与方法
としては特に制限はないが、例えば、クレー、マイカ、
酸化チタン、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、カオ
リン、タルク、アルミナ、ジルコニア、スピネル、湿式
あるいは乾式シリカなどの無機粒子、アクリル酸系ポリ
マ類、ポリスチレン等を構成成分とする有機粒子等を配
合する方法、ポリエステル重合反応時に添加する触媒等
が失活して形成されるいわゆる内部粒子による方法、界
面活性剤を塗布する方法等がある。
くは、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−
2、6−ナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、
ポリエチレンイソフタレート、ポリヘキサメチレンテレ
フタレート、ポリヘキサメチレン−2、6−ナフタレー
ト、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレートまた
はこれらのポリエステルを主体とする共重合体を用いる
ことができる。また共重合体の場合は、ランダム共重合
体でもブロック共重合体であっても良い。さらにまた、
異なった組成のポリエステルを2種以上ブレンドしたブ
レンド体であっても良い。
ピーク温度と最も高温側の降温結晶化ピーク温度の差を
80℃以下とする手法は特に限定されないが、上述した
ポリエステルの組成を最適化する手法、ポリエステルに
結晶核剤を配合する手法や可塑剤配合する手法が好まし
い。結晶核剤や可塑剤を配合することにより、フィルム
の結晶性(結晶化度、結晶化速度)を最適化することが
可能であり、例えば易滑性を付与する粒子と同様のポリ
エステルに不溶性の粒子や、ポリエステル中で粒子状ま
たは層状に分散した非相溶または半相溶のポリマを配合
することが好ましい。
用い、二軸延伸することによって得られる。未延伸のフ
ィルムでは穿孔時に溶融するものの孔は形成されないた
め穿孔感度が悪く、フィルムの強度が低いために耐刷性
も不良となるため好ましくない。延伸方法としては、イ
ンフレーション同時二軸延伸法、ステンター同時二軸延
伸法、ステンター逐次二軸延伸法のいずれの方法も採用
可能であり、制限は特にないが、製膜安定性、厚み均一
性の点でステンター逐次二軸延伸法が好ましく用いられ
る。
て、以下の方法によって製造することができる。ポリエ
ステルを十分に乾燥させた後、押出し機に供給して24
0〜350℃で溶融しTダイ押し出し法によってキャス
ティングドラム上に押し出すことによって未延伸フィル
ムを得る。キャスティングドラムへの密着方法としては
静電印加法、水の表面張力を利用した密着方法、エアー
ナイフ法、プレスロール法等のうちいずれの方法を用い
ても良いが、平面性が良好でかつ表面欠点の少ないフィ
ルムを得る手法として、水の表面張力を利用した密着キ
ャスト法、または静電印加法とするのが特に好ましい。
このときポリブチレンテレフタレートやポリヘキサメチ
レンテレフタレートおよびそれらの共重合体に代表され
る樹脂組成物では未延伸キャストフィルムの段階での結
晶化を抑制し、その後の延伸性を低下させないように水
の表面張力を利用した密着キャスト法と静電印加法とを
併用し溶融樹脂組成物を急冷することが好ましい。この
時、口金のスリット幅、樹脂組成物の吐出量、キャステ
ィングドラムの回転数を調整することによって、所望の
厚さの未延伸フィルムを作ることができる。次いでこの
未延伸フィルムを同時あるいは逐次に二軸延伸すること
によって、二軸延伸フィルムを製造することができる。
また逐次二軸延伸の場合、その延伸順序はフィルムを長
手方向、幅方向の順、あるいはこの逆としても良い。更
に逐次二軸延伸においては、長手方向あるいは幅方向の
延伸を2回以上行うことも可能である。フィルムの長手
方向および幅方向の延伸倍率は目的とするフィルムの配
向度、強度、弾性率等に応じて任意に設定することがで
きる。好ましくは2.5〜7.0倍である。長手方向、
幅方向の延伸倍率はどちらを大きくしてもよく、同一と
しても良い。また、延伸温度は用いるポリエステルのガ
ラス転移温度以上、結晶化温度以下の範囲の任意の温度
とすることができる。更にフィルムを二軸延伸した後
に、強度、経時安定性の向上を目的に熱処理を行っても
良い。この熱処理は、オーブン中、加熱されたロール上
等、任意の方法で行うことができる。熱処理温度は延伸
温度以上、軟化点以下の任意の温度とすることができる
が、好ましくは200℃以下である。また熱処理時間は
任意とすることができるが、通常1〜60秒間行うのが
好ましい。熱処理はフィルムをその長手方向および/ま
たは幅方向に弛緩させつつ行っても良い。
固有粘度や表面特性、すなわち中心線平均粗さ、最大粗
さを後述の範囲としたとき本発明の効果がより顕著に発
現するため好ましい。
ルの固有粘度は、製膜安定性、フィルムの強度の点か
ら、好ましくは0.5以上、より好ましくは0.6以上
である。
穿孔性の点から0.1〜5.0μmが好ましい。またフ
ィルム製造における製膜安定性、取扱性、低エネルギー
穿孔性の点からより好ましくは0.3〜3.0μmであ
り、さらに好ましくは0.4〜2.5μmである。
a)は、0.01〜0.5μmの範囲が好ましく、製膜
からマスター作成工程の安定生産性および穿孔特性、印
刷鮮明性の点で0.05〜0.4μmがより好ましい。
0.3〜5μmの範囲が好ましく、フィルムの取り扱い
性、生産性、穿孔感度のバラツキ等の点から0.5〜4
μmがより好ましい。
フィルムと多孔性支持体を接合して作ることができる。
このような方法として、接着剤を用いて接合しても良
く、接着剤を用いずに熱圧着により接合しても良い。よ
り好ましくは、未延伸のフィルムと配向の低い未延伸の
不織布とを熱圧着した後で共延伸することにより、得る
ことができる。熱圧着した状態で未延伸フィルムと未延
伸不織布とが一体となって延伸されることにより不織布
が補強体の役目をなし、耐カール性、耐刷性が良好とな
り、また製造時にフィルムが破れにくく、極めて安定性
に優れるため好ましい。共延伸の方法は特に限定される
ものではなく、ステンター逐次二軸延伸法等のフィルム
の延伸方法と同一とすることが好ましい。
多孔性支持体は、繊維目付量は、印刷性の点から1〜2
0g/m2が好ましい。より好ましくは2〜16g/
m2、さらに好ましくは2〜14g/m2である。目付量
が20g/m2以下であれば、インキの透過性が良好と
なり、印刷速度を早くしても印刷画像がかすれたりする
ことがない。また目付量が1g/m2以上であれば、イ
ンキの保持性が良好であり、鮮明な画像が得られる優れ
たマスターとすることができる。
直径は、0.5〜30μmが好ましく、より好ましくは
1〜20μm、さらに好ましくは1〜10μm、特に好
ましくは1〜5μmである。平均直径が30μm以下で
あれば繊維分布の均一な支持体が得られるので、インキ
透過性の均一なマスターとすることができる。また、平
均直径が0.5μm以上であれば支持体として十分な強
度が得られるので搬送性が良好となる。
は全て同一直径のものであってもよいし、異なる繊維径
の繊維が混繊されたものであってもよい。また、繊維径
の異なる繊維を段階的に積層した多層構造としてもよ
い。多層構造の場合、少なくともフィルムに面した層を
10μm以下の繊維で構成し、残りの層を10μm以上
の繊維で構成すると画像鮮明性と支持体強度とのバラン
スの点でより好適である。多層構造の場合、フィルムに
面した層の繊維目付量は1〜5g/m2とするのがより
好ましい。
の親和性を付与するために必要に応じて繊維の表面に
酸、アルカリ等の化学処理あるいはコロナ処理、低温プ
ラズマ処理等を施してもよい。
ッド等との融着防止のため、フィルム面に、離型剤を塗
布するのが好ましい。離型剤としては、シリコーンオイ
ル、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、界面活性剤、ワ
ックス系離型剤等を用いることができる。これら離型剤
中には、本発明の効果を阻害しない範囲内で各種添加剤
を併用することができる。例えば、帯電防止剤、耐熱
剤、耐酸化防止剤、有機粒子、無機粒子、顔料等が挙げ
られる。離型剤の塗布は、フィルムの延伸前あるいは延
伸後、いずれの段階で行ってもよい。塗布方法は特に限
定されないが、ロールコーター、グラビアコーター、リ
バースコーター、バーコーター等を用いて塗布するのが
好ましい。また、離型剤を塗布する前に必要に応じて、
塗布面に空気中その他種々の雰囲気中でコロナ放電処理
を施しても良い。
型を用い、フィルム試料5mgを採取し、室温より−5
0℃まで冷却し5分間保持した後、300℃まで昇温速
度10℃/分で昇温しDSC曲線を得た。このときのD
SC曲線から、吸熱ピークを読みとり最も低温側の吸熱
ピーク温度をTm(min)とした。
温結晶化エネルギー量〔ΔHmc〕 セイコー電子工業(株)製示差走査熱量計RDC220
型を用い、結晶融解ピーク温度を測定後300℃5分間
保持した後、室温まで降温速度10℃/分で降温し、降
温DSC曲線を得た。このときのDSC曲線から、発熱
ピークを読みとり最も高温側の発熱ピーク温度をTmc
(max)とした。また、ΔHmcは、発熱曲線のピー
ク面積から求めた。この面積は、降温することによりベ
ースラインから発熱側にずれ、さらに降温を続けベース
ラインの位置まで戻るまでの面積であり、発熱開始温度
位置から終了位置までを直線で結び、この面積(a)を
求める。同じDSCの条件でIn(インジウム)を測定
し、この面積(b)を28.5J/gとして次式により
求めた。
いて求め、その総和とした。
し、電子顕微鏡で倍率2000倍で写真撮影を行い、フ
ィルムの厚みを測定した。これを10枚の写真について
行い、その平均値で表した。
APH“GR275”に供給して、サーマルヘッド式製
版方式(400dpi)により、JIS第1水準の●
(丸で中が黒く塗りつぶされたもの)で10mmφのも
のを原稿として製版した。この際、サーマルヘッドに投
入するエネルギーを1ドット当たり50μJ、30μJ
の2通りとした。この状態で穿孔し、走査型顕微鏡で1
00倍の倍率でフィルムの穿孔部分150個を観察し、
穿孔特性を以下の項目で評価した。 A.穿孔感度 穿孔部を観察し、全く貫通していない部分を未穿孔箇所
として評価した。
のもの。
囲のもの。
連結箇所として評価した。
もの。
のもの。
リングし、50℃で湿度90%RHの恒温恒湿槽中で1
週間処理した後、平らな台上に置き、カールしたサンプ
ルの角の台からの高さを測定し、マスターのカール性を
評価した。
囲のもの。
の範囲のもの。
し、400dpiのサーマルヘッドを用いて作成したマ
スターを製版し、黒インキで印刷サンプルを作成し、文
字、画像(ベタ印刷)について下記の特性を評価した。
箇所未満のもの。
0箇所未満のもの。
のもの。
部をマクベス光学式濃度計により測定し評価した。
に刷れる枚数で表した。
の。
説明する。
フタル酸ジメチル72.0重量部、イソフタル酸ジメチ
ル24.0重量部、グリコール成分としてエチレングリ
コール61.3重量部、反応触媒として酢酸カルシウム
0.09重量部、三酸化二アンチモン0.04重量部を
加え、常法に従って150℃から次第に235℃まで昇
温しながら理論量のメタノールを系外に留出させエステ
ル交換反応せしめた後、トリメチルリン酸0.04重量
部を加え、エチレングリコール中に均一に分散せしめた
平均粒径1.2μmの凝集性シリカ粒子のスラリーをシ
リカ粒子として重縮合したポリエステルに対し0.4重
量部添加し、過剰のエチレングリコールを系外に留出さ
せた。その後235℃から徐々に昇温、減圧し最終的に
285℃、1torr以下で重縮合反応を行い、固有粘
度0.75のエチレンテレフタレートとエチレンイソフ
タレートとの共重合ポリエステル(共重合モル比75/
25)を得た。(ポリエステルA) 別に、テレフタル酸ジメチル96重量部、エチレングリ
コール60重量部、反応触媒として酢酸マグネシウム
0.07重量部、三酸化二アンチモン0.025重量
部、重量部を加え、エステル交換反応せしめた後、フェ
ニルホスホン酸ジメチル0.35重量部を加え、同様の
方法で重縮合し、ポリエチレンテレフタレートを得た。
該ポリエステルエチレンテレフタレートを得た。(ポリ
エステルB) 次いで、該ポリエステルAとポリエステルBを結晶化さ
せ、それぞれ140℃で3時間減圧下で乾燥させた後、
重量比80:20でドライブレンドし、スクリュー径4
5mmの押出機を用いて、Tダイ口金温度270℃で押
し出し、直径300mmの冷却ドラム上にキャストして
未延伸フィルムを作製した。次いで90℃の加熱ロール
間で長手方向に3.8倍延伸した後、テンター式延伸機
に送り込み、93℃で幅方向に4.0倍延伸し、さらに
テンター内で100℃で熱処理して、厚さ1.5μmの
フィルムを作製した。
着剤としてマニラ麻を原料とする天然繊維100%の繊
維目付量12g/m2の和紙と貼り合わせ、フィルム面
にシリコーン系離型剤を塗布して感熱孔版印刷マスター
を作製し、評価を実施した。フィルムの特性および評価
結果を、表1に示す。
よび添加剤を酢酸カルシウム0.07重量部、三酸化二
アンチモン0.015重量部、トリメチルリン酸0.0
38重量部とする以外は実施例1と同様にして感熱孔版
印刷マスターを作製し、評価を実施した。フィルムの特
性および評価結果を表1に示す。
ンテレフタレートとする以外は実施例1と同様にして感
熱孔版印刷マスターを作製し、評価を実施した。フィル
ムの特性および評価結果を表1に示す。
酸ジメチル63.7重量部、ドデカンジオン酸ジメチル
22.3重量部、1,4−ブタンジオール78重量部と
する以外は実施例1と同様にして感熱孔版印刷マスター
を作製し、評価を実施した。フィルムの特性および評価
結果を表1に示す。
酢酸マグネシウム0.18重量部、三酸化二アンチモン
0.02重量部、フェニルホスホン酸ジメチル0.35
重量部に変更し、ポリエステルBをポリブチレンテレフ
タレートとする以外は実施例1と同様にして感熱孔版印
刷マスターを作製し、評価を実施した。フィルムの特性
および評価結果を表1に示す。
に結晶核剤としてパラオキシ安息香酸のNa塩をポリエ
チレンテレフタレートに対し1重量%ベント式二軸押出
機にて練り混み、これをポリエステルBとする以外は実
施例1と同様にして感熱孔版印刷マスターを作製し、評
価を実施した。フィルムの特性および評価結果を表1に
示す。
ン酸ジメチル67.8重量部、イソフタル酸ジメチル1
3.5重量部、1,6−ヘキサンジオール82重量部を
エステル交換反応、重縮合反応せしめ、ポリヘキサメチ
レンナフタレート/ヘキサメチレンイソフタレート共重
合体(モル比80/20)を得た。これを原料としてフ
ィルム厚み1.5μmのフィルムを作製し、酢酸ビニル
を接着剤としてマニラ麻を原料とする天然繊維100%
の繊維目付量14g/m2の和紙と貼り合わせ、フィル
ム面にシリコーン系離型剤を塗布して感熱孔版印刷マス
ターを作製し、評価を実施した。フィルムの特性および
評価結果を、表1に示す。
9重量部、1,6−ヘキサンジオール26.6重量部、
1,4−シクロヘキサンジメタノール75.6重量部を
エステル交換反応、重縮合反応せしめ、ポリヘキサメチ
レンテレフタレート/シクロヘキサンジメチレンテレフ
タレート共重合体(モル比30/70)を得た。これを
原料としてフィルム厚み1.5μmのフィルムを作製
し、酢酸ビニルを接着剤としてマニラ麻を原料とする天
然繊維100%の繊維目付量14g/m2の和紙と貼り
合わせ、フィルム面にシリコーン系離型剤を塗布して感
熱孔版印刷マスターを作製し、評価を実施した。フィル
ムの特性および評価結果を、表1に示す。
リエチレンテレフタレートとする以外は、実施例1と同
様にして感熱孔版印刷マスターを作製し、評価を実施し
た。フィルムの特性および評価結果を表1に示す。
量部、セバシン酸ジメチル23重量部、エチレングリコ
ール60重量部をエステル交換反応、重縮合反応せし
め、ポリエチレンテレフタレート/セバケート共重合体
(モル比80/20)を得た。これを原料としてフィル
ム厚み1.5μmのフィルムを作製し、酢酸ビニルを接
着剤としてマニラ麻を原料とする天然繊維100%の繊
維目付量14g/m2の和紙と貼り合わせ、フィルム面
にシリコーン系離型剤を塗布して感熱孔版印刷マスター
を作製し、評価を実施した。フィルムの特性および評価
結果を、表1に示す。
0個の矩形紡糸口金を用いて、口金温度290℃、吐出
量35g/分でポリエチレンテレフタレートをメルトブ
ロー法にて紡出し、コンベア上に繊維を捕集し、さらに
70℃に加熱された金属ロール間でカレンダ処理して繊
維目付量130g/m2の未延伸不織布を作製した。
リエステルBを結晶化させ、それぞれ140℃で3時間
減圧下で乾燥させた後重量比80:20でドライブレン
ドし、スクリュー径45mmの押出機を用いて、Tダイ
口金温度270℃で押し出し、直径300mmの冷却ド
ラム上にキャストして未延伸フィルムを作製した。得ら
れた未延伸フィルムに未延伸不織布を重ね、加熱ロール
に供給してロール温度90℃で熱圧着した。こうして得
られた積層体を、95℃の加熱ロール間で長さ方向に
3.5倍延伸した後、テンター式延伸機に送り込み10
0℃で幅方向に4.0倍延伸し、さらにテンター内で1
20℃で熱処理して、厚さ70μmの感熱孔版印刷マス
ターを作製した。マスターのフィルム面にはテンター入
口部において、ワックス系離型剤をグラビアコーターを
用いて乾燥後の重さで0.1g/m2塗布した。得られ
たマスターの繊維目付量は10g/m2、平均繊維径6
μmであった。またフィルム単独の厚みは1.4μmで
あった。フィルムの特性および評価結果を、表1に示
す。
たる構成成分とするポリエステルからなる二軸延伸フィ
ルムであって、該フィルムのDSC測定において結晶融
解ピーク〔Tm〕および降温結晶化ピーク〔Tmc〕が
各々少なくとも一つ以上測定され、かつ下記の関係を満
足することにより、従来技術の各種問題点を解決し、穿
孔感度、耐カール性、独立穿孔性、印刷特性(印刷性、
耐刷性)に優れ、かつ強度が高く、特にサーマルヘッド
による低エネルギーでの穿孔性に優れたフィルムおよび
マスターを得ることができる。
x) Tm(min) :最も低温側の結晶融解ピーク温度 Tmc(max):最も高温側の降温結晶化ピーク温度
Claims (4)
- 【請求項1】ジカルボン酸成分とグリコール成分を主た
る構成成分とするポリエステルからなる二軸延伸フィル
ムであって、該フィルムのDSC測定において結晶融解
ピーク〔Tm〕および降温結晶化ピーク〔Tmc〕が各
々少なくとも一つ以上測定され、かつ下記の関係を満足
することを特徴とする感熱孔版印刷用フィルム。 Tm(min)≦230(℃) ΔTmc≦80(℃) ただし、 ΔTmc=Tm(min)−Tmc(ma
x) Tm(min) :最も低温側の結晶融解ピーク温度 Tmc(max):最も高温側の降温結晶化ピーク温度 - 【請求項2】フィルムの最も高温側の降温結晶化ピーク
温度〔Tmc(max)〕が100〜180℃であり、
かつ降温結晶化エネルギー〔ΔHmc〕が20〜60J
/gであることを特徴とする請求項1に記載の感熱孔版
印刷用フィルム。 - 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のフィルム
と多孔性支持体とが接合されてなることを特徴とする感
熱孔版印刷マスター。 - 【請求項4】フィルムと多孔性支持体とが接着剤を介す
ることなく接合されてなることを特徴とする請求項3に
記載の感熱孔版印刷マスター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29037696A JP3603503B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 感熱孔版印刷用フィルムおよび感熱孔版印刷マスター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29037696A JP3603503B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 感熱孔版印刷用フィルムおよび感熱孔版印刷マスター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10129141A true JPH10129141A (ja) | 1998-05-19 |
JP3603503B2 JP3603503B2 (ja) | 2004-12-22 |
Family
ID=17755222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29037696A Expired - Lifetime JP3603503B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 感熱孔版印刷用フィルムおよび感熱孔版印刷マスター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3603503B2 (ja) |
-
1996
- 1996-10-31 JP JP29037696A patent/JP3603503B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3603503B2 (ja) | 2004-12-22 |
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