JPH10128633A - 真空吸着装置 - Google Patents

真空吸着装置

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JPH10128633A
JPH10128633A JP28492996A JP28492996A JPH10128633A JP H10128633 A JPH10128633 A JP H10128633A JP 28492996 A JP28492996 A JP 28492996A JP 28492996 A JP28492996 A JP 28492996A JP H10128633 A JPH10128633 A JP H10128633A
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JP
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vacuum
vacuum suction
vacuum exhaust
sample
device main
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JP28492996A
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English (en)
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Atsunobu Une
篤暢 宇根
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴミが付着する確率を低くし、突起を損傷し
にくくする。 【解決手段】 緻密なセラミックスからなる装置本体2
1の上部に多孔質セラミックスからなる真空吸着部22
をガラス剤により溶着し、真空吸着部22の上面24に
複数の断面が円形であるピン状の微小突起23を設け、
装置本体21の真空吸着部22の外側に平面状のシール
部28を配設し、微小突起23の上面とシール部28と
を同一平面上に高精度に仕上げ加工し、装置本体21の
真空吸着部22の下部に真空排気溝25、26を設け、
真空排気溝25を中心から放射状に設け、真空排気溝2
6を装置本体21の外周部に環状に配置しかつ真空排気
溝25に連通し、真空排気溝25に連通した真空排気通
路27を設け、真空排気通路27を真空ポンプ(図示せ
ず)に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は研削、研磨、切断な
どを行なう加工装置等の試料を保持する真空吸着装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のポーラス型の真空吸着装置
を示す平面図、図8は図7に示した真空吸着装置を示す
正断面図である。図に示すように、緻密なセラミックス
からなる装置本体1の上部に数十〜50%の空孔を有す
る多孔質セラミックスからなる真空吸着部2が設けら
れ、装置本体1の真空吸着部2の外側に平面状のシール
部5が配設され、真空吸着部2の上面8とシール部5と
は同一平面上に高精度に仕上げ加工されている。また、
真空吸着部2の下部の装置本体1の真空吸着部2に接す
る部分に真空排気溝3、4が設けられ、真空排気溝3が
中心から放射状に設けられ、真空排気溝4が装置本体1
の外周部に環状に配置されかつ真空排気溝3に連通さ
れ、真空排気溝3に連通した真空排気通路7が設けら
れ、真空排気通路7は真空ポンプ(図示せず)に連結さ
れている。
【0003】この真空吸着装置においては、上面8の上
に半導体ウェハなどの試料6を載置した後、真空ポンプ
を作動させると、真空排気溝3、4を通って真空排気通
路7から矢印で示すように空気が排出され、真空吸着部
2と試料6との間は真空となり、大気圧によって試料6
は上面8上に押さえつけられる。したがって、試料6は
上面8の高桔度な平面に倣い、試料6の反りや曲がりが
矯正される。
【0004】図9は従来のピン型の真空吸着装置を示す
平面図、図10は図9に示した真空吸着装置を示す正断
面図である。図に示すように、金属材料やセラミックス
からなる装置本体11の上面16に複数の断面が正方形
であるピン状の微小突起12が設けられ、上面16の微
小突起12が設けられた部分の外周部に微小突起12と
同じ高さをもつ幅の狭い環状のシール部15が設けら
れ、微小突起12の上面とシール部15の上面とは高精
度の平面に加工されている。また、装置本体11に上面
16に開口した複数の真空排気孔13が設けられ、装置
本体11に真空排気孔13と連通した真空排気通路14
が設けられ、真空排気通路14は真空ポンプ(図示せ
ず)に連結されている。
【0005】この真空吸着装置においては、微小突起1
2の上面に試料6を載置した後、真空ポンプを作動させ
ると、真空排気孔13から矢印で示すように空気が排出
され、装置本体11と試料6との間は真空となり、大気
圧によって試料6は微小突起12上に押さえつけられ
る。したがって、試料6は真空吸着部12の高精度な平
面に倣い、試料6の反りや曲がりが矯正される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポーラス型の
真空吸着装置においては、真空吸着部2の空孔率が数十
〜50%であるから、真空吸着部2の上面8と試料6の
裏面との接触率が大きいので、上面8上にゴミが付着す
る確率が高く、ゴミが付着した場合には除去しにくい。
【0007】一方、ピン型の真空吸着装置においては、
たとえば微小突起12のピッチを1mm、微小突起12
の断面の一辺の長さを0.2mmとしたときには、微小
突起12の上面と試料6の裏面との接触率が4%と小さ
く、ゴミの影響は受けにくい。しかし、装置本体11の
微小突起12が設けられた部分の真空度分布を均一にす
るため、微小突起12の高さをできるだけ大きして、流
れる空気の粘性抵抗を減少させる必要があり、通常は微
小突起12の高さをは断面の一辺の長さの0.5〜1倍
である100〜200μmとしているから、微小突起1
2が折れ易い。また、厚さの薄い試料6を吸着するため
には、微小突起12のピッチを小さくしなければなら
ず、接触率を大きくしないで微小突起12のピッチを小
さくするためには、微小突起12の寸法を小さくせざる
を得ない。このため、さらに微小突起12の寸法は小さ
くなり、わずかな横方向の力を受けても折損してしま
う。一方、微小突起12のピッチが小さくなると、微小
突起12の間に設ける真空排気孔13の直径が小さくな
る。たとえば、微小突起12のピッチを0.5mm、微
小突起12の断面の一辺の長さを0.2mmとしたとき
には、真空排気孔13の直径を0.3mm以下にする必
要がある。したがって、空気の流量が減って真空度が低
下し、また真空排気孔13の穴明けが難しくなる。
【0008】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、ゴミが付着する確率が低く、突起が損傷し
にくい真空吸着装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明においては、多孔質材料からなる真空吸着部
と、上記真空吸着部の外側に配設された環状のシール手
段と、上記真空吸着部に接する部分に設けられた真空排
気溝とを有する真空吸着装置において、上記真空吸着部
の上面に多数の突起を形成する。
【0010】この場合、上記真空吸着部を泥しょう鋳込
法によって形成する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る真空吸着装置
を示す平面図、図2は図1に示した真空吸着装置を示す
正断面図である。図に示すように、緻密なセラミックス
からなる装置本体21の上部に数十〜50%の空孔を有
する多孔質セラミックスからなる真空吸着部22がガラ
ス剤により溶着され、真空吸着部22の上面24に複数
の断面が円形であるピン状の微小突起23が設けられ、
微小突起23は真空吸着時に試料6にたわみを生じない
ように試料6の厚さに応じたピッチにて離散配置され、
かつ接触面積を減らすためにできる限り小さく造られて
いる。また、装置本体21の真空吸着部22の外側に平
面状のシール部28が配設され、微小突起23の上面と
シール部28とは同一平面上に高精度に仕上げ加工され
ている。また、真空吸着部22の下部の装置本体21の
真空吸着部22と接する部分に真空排気溝25、26が
設けられ、真空排気溝25が中心から放射状に設けら
れ、真空排気溝26が装置本体21の外周部に環状に配
置されかつ真空排気溝25に連通され、真空排気溝25
に連通した真空排気通路27が設けられ、真空排気通路
27は真空ポンプ(図示せず)に連結されている。
【0012】この真空吸着装置においては、真空排気通
路27から空気を排出することにより、矢印のように空
気が流れ、真空吸着部22の周囲を囲むように配置され
たシール部28の上面と試料6の裏面が接触するので、
真空はシールされ、試料6と真空吸着部22との間の圧
力が下がり、試料6は大気圧により微小突起23の上面
に押さえつけられ、試料6が平面に矯正される。
【0013】このような真空吸着装置においては、多孔
質セラミックスからなる真空吸着部22の上面24に微
小突起23を設けているから、微小突起23の上面と試
料6の裏面との接触面積が極めて小さく、微小突起23
の上面と試料6の裏面との接触率を10分の1以下に減
少させることができるので、ゴミの影響を少なくするこ
とが可能となるため、試料6の全面を容易に高精度の平
面に矯正することができる。また、微小突起23間に存
在する空気は真空吸着部22の多孔質の穴を通って真空
排気溝25、26に流れ込むから、微小突起23の高さ
を大きくしなくとも、微小突起23が設けられた部分の
真空度分布を均一にすることができるので、ゴミを落と
すことができる高さで十分であり、l0μm以下と極め
て小さくすることも可能である。したがって、微小突起
23の高さを断面の直径に比べて極めて小さく形成する
ことができるから、微小突起23は破損しにくく、かつ
微小突起23の間の溝が浅いので、ゴミなどが付着した
としても容易に洗浄除去することができる。また、微小
突起23の高さを小さくすれば微小突起23の断面の直
径を小さくすることができるから、試料6の裏面と微小
突起23の上面と接触率を一層小さくすることができ、
ゴミの影響を極限まで抑制することができる。また、真
空吸着部22が多孔質であり、真空排気を行なう排気孔
が真空吸着部22の上面24、微小突起23の側面にも
存在するから、直径の小さい真空排気孔を開ける必要も
なくなるので、容易に製造することができる。また、微
小突起23のピッチを小さくしかつ断面寸法を小さくす
ることができるから、薄い試料6を真空吸着することが
できる。
【0014】一例として、厚さが200μm程度の薄い
試料6を吸着する場合、微小突起23のピッチを0.5
mm、微小突起23の断面の直径を0.lmmにする
と、試料6のたわみはほとんど観察されず、かつ試料6
の裏面と微小突起23の上面との接触率は4%であり、
ボーラス型の真空吸着装置の数十〜50%と比較て極め
て小さくすることができる。また、試料6の全面にわた
ってゴミの影響は小さくなり、高い平面度が得られる。
この際、微小突起23の高さは20μmと小さくして
も、微小突起23が設けられた部分の真空度分布を均一
にすることができ、この場合微小突起23の高さは断面
の直径に対して5分の1となり、ピン型の真空吸着装置
と比較すると、微小突起23の高さは5分のl以下であ
り、極めて小さい。したがって、微小突起23の形成加
工が容易となり、また多孔質であるから、図9、図10
に示したピン型の真空吸着装置において上面16に開口
した極めて直径の小さい真空排気孔13が不要となる。
【0015】図3は本発明に係る他の真空吸着装置を示
す平面図、図4は図3に示した真空吸着装置を示す正断
面図である。図に示すように、緻密なセラミックスから
なる装置本体31の上部に数十〜50%の空孔を有する
多孔質セラミックスからなる真空吸着部32が特開平6
−297421号公報で説明されている泥しょう鋳込法
と呼ばれる方法で装置本体31と一体に設けられてい
る。すなわち、まず多孔性フォームを所望の形状に加工
し、多孔性フォームをセラミック形成用のスラリー中に
浸漬して、多孔性フォームの連続気泡部にスラリーを含
浸させ、これを吸水性の型たとえば石膏からなる型内の
中央に配置して、セラミック形成用のスラリーを型内に
充填して、未焼成セラミックおよび未焼成セラミック含
浸の多孔性フォームからなる生成形体とし、生成形体を
型から外して乾燥したのち、生成形体を加工し、生成形
体を焼成することにより、装置本体31の上部に真空吸
着部32が設けられている。また、真空吸着部32の上
面34に複数の断面が円形であるピン状の微小突起33
が設けられ、装置本体31の真空吸着部32の外側に幅
が1mm以下の狭い環状のシール部38が配設され、微
小突起33の上面とシール部38の上面とは同一平面上
に高精度に仕上げ加工されている。また、真空吸着部3
2の下部の装置本体31の真空吸着部32と接する部分
に真空排気溝35、36が設けられ、真空排気溝35が
中心から放射状に設けられ、真空排気溝36が装置本体
31の外周部に環状に配置されかつ真空排気溝35に連
通され、真空排気溝35に連通した真空排気通路37が
設けられ、真空排気通路37は接続ホース41を介して
真空ポンプ39および清浄空気を供給することができる
清浄空気供給装置40に連結され、接続ホース41に切
替弁42が設けられている。
【0016】この真空吸着装置においては、試料6すな
わちオリフラ付の半導体ウェハを真空吸着部32に載置
し、切替弁42を切り替えて真空ポンプ39と真空排気
通路37とを導通すると、真空排気溝35、36を通っ
て真空排気通路37から矢印で示すように空気が排出さ
れ、真空吸着部32の周囲を囲むように配置された環状
シール部38の上面と試料6の裏面とが接触するから、
真空はシールされ、試料6と真空吸着部32との間の圧
力が下がり、試料6は大気圧により微小突起33の上面
に押さえつけられ、試料6は平面に矯正される。つぎ
に、切替弁9を切り替えて真空ポンプ39と真空排気通
路37との導通を切り、清浄空気供給装置40と真空排
気通路37とを導通し、真空排気通路37に清浄空気を
送ると、清浄空気が真空吸着部32の上面34から吹き
出すから、試料6は空気圧により容易に離脱する。そし
て、次の試料6が載置されるまで、清浄空気を流し続け
る。この状態で、試料6が真空吸着部32の上面34に
載置されたとき、切替弁42を切り替えて真空ポンプ3
9と真空排気通路37とを導通すると、試料6は真空吸
着される。
【0017】このような真空吸着装置においては、多孔
質セラミックスで形成される真空吸着部32と緻密なセ
ラミックスで形成される装置本体31とを泥しょう鋳込
法により一体で製造しているから、図1、図2に示した
真空吸着装置のように真空吸着部32と装置本体31と
をガラス剤により接着する必要がないので、真空吸着部
32が汚染した場合には、有機溶剤のような薬品のみな
らず、強アルカリや弗酸などの強酸などで洗浄すること
ができる。また、泥しょう鋳込法により製造した多孔質
部は緻密度が高いから、剛性も高くなるので、微小突起
33とシール部38との加工段差が生じ難く、高い吸着
面平面度を達成することができる。また、真空排気通路
37に清浄空気を送ると、清浄空気が真空吸着部32の
上面34から吹き出すから、真空吸着部32は常時清浄
状態で維持され、試料6の裏面を汚すこともなく、かつ
微小突起33の上面へのゴミ等の付着を抑制することが
できる。そして、真空吸着部32が多孔質で形成されて
いるから、ピン型の真空吸着装置と異なり、真空吸着部
32の全面から清浄空気を吹き出すことが可能であるの
で、常時真空吸着部32を清浄に保つことができる。
【0018】図5は本発明に係る他の真空吸着装置を示
す平面図、図6は図5に示した真空吸着装置を示す正断
面図である。図に示すように、緻密なセラミックスから
なる装置本体51の上部に数十〜50%の空孔を有する
多孔質セラミックスからなる真空吸着部52が泥しょう
鋳込法と呼ばれる方法で装置本体51と一体に設けら
れ、真空吸着部52の上面54に複数の断面が円形であ
るピン状の微小突起53が設けられ、装置本体51の真
空吸着部52の外側に幅が1mm以下の狭い環状の第1
のシール部58aが配設され、シール部58aの外側に
幅が1mm以下の狭い環状の第2のシール部58bが配
設され、微小突起53の上面とシール部58a、58b
の上面とは同一平面上に高精度に仕上げ加工されてい
る。また、真空吸着部52の下部の装置本体51の真空
吸着部52と接する部分に真空排気溝55、56が設け
られ、真空排気溝55が中心から放射状に設けられ、真
空排気溝56が装置本体51の外周部に環状に配置され
かつ真空排気溝55に連通され、真空排気溝55に連通
した真空排気通路57が設けられ、真空排気通路57は
真空ポンプ(図示せず)に連結されている。また、シー
ル部58aとシール部58bとの間の環状溝59の底部
に8個の陽圧空気供給孔60が開口し、装置本体51に
陽圧空気供給孔60と連通した陽圧空気供給通路61が
設けられ、陽圧空気供給通路61は陽圧空気供給装置
(図示せず)に連結されている。
【0019】この真空吸着装置においては、特願平8−
100791号に示される工ッチング装置のような強い
工ッチング液を使用する装置の真空吸着装置にも適用す
ることができる。すなわち、試料6を真空吸着した後、
陽圧空気供給通路61、陽圧空気供給孔60を介して
0.1〜0.2kg/cm2だけ陽圧の清浄の陽圧空気
を環状溝59に供給すれば、試料6の裏面への工ッチン
グ液等の浸入を阻止することができるから、試料6の裏
面を損傷することなく、工ッチングを行なうことができ
る。
【0020】なお、上述実施の形態においては、突起と
してピン状の微小突起23、33、53を設けたが、突
起として特開平7−302832号公報の図3に示され
るような多数の同心円上に配置された環状突起を設けて
もよい。また、上述実施の形態においては、断面が円形
の微小突起23、33、53を設けたが、断面が矩形等
の微小突起を設けてもよい。また、上述実施の形態にお
いては、円形の真空吸着部22、32、52を設けた
が、矩形、楕円等の真空吸着部を設けてもよい。また、
上述実施の形態においては、多孔質材料からなる真空吸
着部として多孔質セラミックスからなる真空吸着部2
2、32、52を用いたが、多孔質材料からなる真空吸
着部として他の多孔質材料からなる真空吸着部を用いて
もよい。また、上述実施の形態においては、真空吸着部
22、32、52の外側にシール手段としてシール部2
8、38、58a、58bを設けたが、特開平7−30
2832号公報の図6に示されるような環状のシール具
本体の両側に膜シールが設けられたシール具をシール手
段として真空吸着部の外側に設けてもよく、また特開平
8−195428号公報の図1〜図12に示されるよう
な高さの小さい微小突起を有するシール部をシール手段
として真空吸着部の外側に設けてもよい。また、図5、
図6に示した実施の形態においては、シール部58aと
シール部58bとの間の環状溝59の底部に陽圧空気供
給孔60を開口したが、特願平7−82371号の図1
〜図4に示されるように真空吸着部の外側に設けられた
高さの小さい微小突起を有するシール部の中央部に陽圧
空気供給孔を開口してもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る真空吸着装置においては、
突起の上面と試料の裏面との接触面積が極めて小さいか
ら、ゴミの影響を少なくすることが可能となるので、試
料の全面を容易に高精度の平面に矯正することができ、
また突起が設けられた部分の真空度分布を均一にするた
めに、突起の高さを大きくする必要はないから、突起が
破損しにくい。
【0022】また、真空吸着部を泥しょう鋳込法によっ
て形成したときには、真空吸着部と装置本体とをガラス
剤により接着する必要がないので、真空吸着部が汚染し
た場合には、有機溶剤のような薬品のみならず、強アル
カリや弗酸などの強酸などで洗浄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る真空吸着装置を示す平面図であ
る。
【図2】図1に示した真空吸着装置を示す正断面図であ
る。
【図3】本発明に係る他の真空吸着装置を示す平面図で
ある。
【図4】図3に示した真空吸着装置を示す正断面図であ
る。
【図5】本発明に係る他の真空吸着装置を示す平面図で
ある。
【図6】図5に示した真空吸着装置を示す正断面図であ
る。
【図7】従来のポーラス型の真空吸着装置を示す平面図
である。
【図8】図7に示した真空吸着装置を示す正断面図であ
る。
【図9】従来のピン型の真空吸着装置を示す平面図であ
る。
【図10】図9に示した真空吸着装置を示す正断面図で
ある。
【符号の説明】
22…真空吸着部 23…微小突起 25…真空排気溝 26…真空排気溝 28…シール部 32…真空吸着部 33…微小突起 35…真空排気溝 36…真空排気溝 38…シール部 52…真空吸着部 53…微小突起 55…真空排気溝 56…真空排気溝 58a…第1のシール部 58a…第2のシール部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多孔質材料からなる真空吸着部と、上記真
    空吸着部の外側に配設された環状のシール手段と、上記
    真空吸着部に接する部分に設けられた真空排気溝とを有
    する真空吸着装置において、上記真空吸着部の上面に多
    数の突起を形成したことを特徴とする真空吸着装置。
  2. 【請求項2】上記真空吸着部を泥しょう鋳込法によって
    形成したことを特徴とする請求項1に記載の真空吸着装
    置。
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