JP2009004545A - 基板載置装置および基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板の処理時間を短縮しつつ、基板載置装置の維持コストなどを抑える。
【解決手段】リフトピン33、ベース部材60、排気機構65、気体供給機構66などを備える基板載置装置3において、ベース部材60の上面に凹部61を設け、その凹部61内に板状部材70を設置する。また、板状部材70の上面には、上側突起71を設け、下面には、下側突起72を設ける。これにより、基板載置装置3のメンテナンスが容易となり、また維持コストなどを削減できる。また、基板90の載置の際に起こる基板90の滑りを抑制できる。さらに、凹部61内の空気の循環が良くなり、基板90の処理時間を短縮できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、液晶用ガラス角型基板、半導体ウエハ、フィルム液晶用フレキシブル基板、フォトマスク用基板、カラーフィルター用基板、光ディスク用基板等(以下、単に「基板」と称する)に対して所定の処理液を施す基板処理装置に関するもので、特に、基板を基板載置装置に載置する、あるいは基板載置装置から剥離する技術に関する。
従来より、基板載置装置のベース部材(例えば石定盤)に設けられた吸着口によって基板の裏面を吸着保持し、保持した基板の表面に向けてスリットノズルからレジスト液を吐出して基板の表面にレジスト液を塗布する基板処理装置(例えばスリットコータ)が知られている。
このような基板処理装置では、基板をベース部材に載置するときに、基板とベース部材との間に形成される「空気溜まり」が問題となる。このような空気溜まりは、基板がベース部材に速やかに密着するのを妨げるため、ベース部材に対して基板が水平方向に滑りやすくなり、ベース部材上の基板の位置精度が低下する。特に、この問題は昨今の基板の大型化に伴って顕在化している。一方で、基板に対する処理が終了した後は、基板を装置外に搬出すべく、ベース部材から基板を良好に剥離する必要がある。このように基板が大型化した場合であっても、基板を良好に吸着保持するとともに、処理後は基板を良好に取り去る技術が、例えば、特許文献1に記載されている。
ところで、基板の製造工程では、生産効率を向上させるために、基板に対する処理時間を短縮することが常に求められている。したがって、基板載置装置においても、ベース部材に基板を吸着保持するのに要する時間や、ベース部材から基板を引き剥がすのに要する時間を短縮することが強く望まれている。
基板の吸着保持を完了するのに要する時間や、基板をベース部材から引き剥がすのに要する時間を短縮するためには、特許文献1に記載されているように、ベース部材の上面に所望の気体流路を形成することが有効である。
特開2005−85881号公報
ところが特許文献1に記載されている技術では、所望の気体流路を形成するために石定盤のベース部材を加工するものであり、基板の処理時間をさらに短縮しようとすると、加工コスト(製造コスト)が増大してしまうという問題が発生する。また、特許文献1に記載されている技術のように、石定盤のベース部材を加工してしまうと、その後に修正や改良が容易にできないという問題もあった。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、基板を吸着する吸着動作に要する時間の短縮や、基板の吸着状態を解除する(基板を取り去る)動作に要する時間の短縮を、低コストで実現することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、基板が載置される基板載置装置であって、上面に凹部が形成されるベース部材と前記凹部の内部に設置される板状部材とを備え、前記ベース部材の上面のうちの前記凹部周辺の面と前記板状部材の上面とで前記基板が載置される載置面が形成されることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る基板載置装置であって、前記板状部材の上面に複数の上側突起が設けられ、前記凹部周辺の面と前記上側突起の上端とで前記載置面が形成されることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の発明に係る基板載置装置であって、前記載置面を形成する前記板状部材の上面は、所定の粗さを有するように加工されていることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明に係る基板載置装置であって、前記板状部材の下面には、複数の下側突起が設けられていることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかの発明に係る基板載置装置であって、前記板状部材の下面は、所定の粗さを有するように加工されていることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかの発明に係る基板載置装置であって、前記板状部材の形状が格子状であることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれかの発明に係る基板載置装置であって、前記板状部材には、貫通孔が設けられていることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項1ないし7のいずれかの発明に係る基板載置装置であって、前記板状部材はガラス製であることを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項1ないし7のいずれかの発明に係る基板載置装置であって、前記板状部材は金属製であることを特徴とする。
また、請求項10の発明は、請求項1ないし9のいずれかの発明に係る基板載置装置であって、前記ベース部材の前記凹部の底面に設けられた排気口を介して、前記凹部内の雰囲気を排気する排気手段をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項11の発明は、請求項1ないし10のいずれかの発明に係る基板載置装置であって、前記凹部内に気体を供給する気体供給手段をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項12の発明は、請求項1ないし11のいずれかの発明に係る基板載置装置であって、前記載置面と前記載置面よりも上方の位置との間で前記基板を昇降させる昇降手段をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項13の発明は、請求項1ないし12のいずれかの発明に係る基板載置装置であって、前記ベース部材の上面には、複数の前記凹部が設けられ、前記複数の凹部のうちの少なくとも1つの内部には前記板状部材が設置されており、前記板状部材が設置された凹部のうちの少なくとも1つの凹部周辺の面と前記少なくとも1つの凹部の内部に設置された板状部材の上面とで前記載置面が形成されることを特徴とする。
また、請求項14の発明は、基板を処理する基板処理装置であって、基板を載置する基板載置装置と、第1の方向に延びるスリット状の吐出口から前記基板載置装置に載置された前記基板に向けて所定の処理液を吐出するスリットノズルと前記第1の方向と直交する第2の方向に、前記基板と前記スリットノズルとを相対的に移動させる移動手段とを備え、前記基板載置装置が、上部に凹部が形成されるベース部材と前記凹部に設置される板状部材とを備え、前記ベース部材の上面のうちの前記凹部周辺の面と前記板状部材の上面とで前記基板が載置される載置面が形成されることを特徴とする。
請求項1ないし14の発明によれば、基板載置装置のベース部材の上面に、凹部を設け、該凹部に板状部材を設置するものである。この発明によれば、板状部材の上面とベース部材の凹部周辺の上面とで基板の載置面を形成することになる。これにより、ベース部材の上面のみで載置面を形成するよりも基板とベース部材との接触面積を小さくすることが可能となり、基板の吸着および吸着解除をより迅速にできるため、基板の処理時間を短縮できる。また、板状部材に気体の流路を確保するための加工(溝を設けるなど)を施すことが可能であり、ベース部材自体に加工を施すよりも低コストで実現できる。
特に、請求項2および3に記載の発明によれば、板状部材の上面に所定の加工を施すものである。これにより、基板下面と板状部材上面との間の空間における大気の循環が改善されるため、基板の下方に空気溜まりが形成されるのを抑制することができる。また、板状部材を加工するため、ベース部材を加工する場合に比べてコストを抑制できる。したがって、基板を吸着する吸着動作に要する時間の短縮や、基板の吸着状態を解除する動作に要する時間の短縮を、低コストで実現できる。
特に、請求項4および5に記載の発明によれば、板状部材の下面に所定の加工が施される。これにより、ベース部材の凹部内に設置された板状部材の下面側における大気の流通がより確実に確保される。すなわち、基板を吸着する吸着動作に要する時間の短縮や、基板の吸着状態を解除する動作に要する時間の短縮を、低コストで実現できる。
また、請求項13に記載の発明によれば、基板載置装置のベース部材には、複数の凹部が設けられており、必要な数の凹部にそれぞれ板状部材が設置される。これにより、基板のサイズ変更に柔軟に対応できる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付の図面を参照しつつ、詳細に説明する。
<1. 第1の実施の形態>
<1.1.基板処理装置の構成>
図1は、本発明に係る基板処理装置1の全体斜視図である。なお、図1において、図示および説明の都合上、Z軸方向が鉛直方向を表し、XY平面が水平面を表すものとして定義するが、それらは位置関係を把握するために便宜上定義するものであって、以下に説明する各方向を限定するものではない。以下の各図についても同様である。
基板処理装置1は、本体部2と制御部8とに大別される。液晶表示装置の画面パネルを製造するための角形ガラス基板を被処理基板(以下、単に「基板」と称する)90としている。また、基板処理装置1は基板90の表面に形成された電極層などを選択的にエッチングするプロセスにおいて、基板90の表面に処理液としてのレジスト液を塗布する塗布処理装置として構成されている。なお、基板処理装置1は、液晶表示装置用のガラス基板だけでなく、一般に、フラットパネルディスプレイ用など種々の基板に処理液を塗布する装置として変形利用することもできる。
本体部2は、基板90を載置して保持するとともに、付属する各機構の基台としても機能する基板載置装置3を備える。
基板載置装置3の基板90が載置される位置(載置面30)のうち、基板90の載置エリア(基板90が載置される領域)を挟んだ両端部には、略水平方向に延びる一対の走行レール31が固設される。走行レール31は、架橋構造4の両端部の最下方に固設される図示しない支持ブロックとともに、架橋構造4の移動を案内(移動方向を所定の方向に規定)し、架橋構造4を載置面30の上方に支持するリニアガイドを構成する。
基板載置装置3の載置面30において、載置エリアの(−X)方向側には、開口32が設けられている。開口32はスリットノズル41と同じくY軸方向に長手方向を有し、且つ該長手方向長さはスリットノズル41の長手方向の長さとほぼ同じである。
図1においては図示を省略しているが、開口32の下方の本体部2の内部にはスリットノズル41の状態を正常化するための予備塗布機構や、待機中のスリットノズル41の乾燥を抑制するための待機ポッドなどが設けられている。待機ポッドは、図示しないレジスト用ポンプからレジスト液が排出される際にも使用される。
基板載置装置3の上方には、この基板載置装置3の両側部分から略水平に掛け渡された架橋構造4が設けられている。架橋構造4は、例えばカーボンファイバ補強樹脂を骨材とするノズル支持部40と、その両端を支持する昇降機構43,44とから主に構成される。
ノズル支持部40には、スリットノズル41が取り付けられている。図1においてY軸方向(第1の方向)に長手方向を有するスリットノズル41には、スリットノズル41へレジスト液を供給するレジスト供給機構(図示しない)が接続されている。
スリットノズル41は、基板90の表面を走査しつつ、供給されたレジスト液を基板90の表面の所定の領域(以下、「レジスト塗布領域」と称する)に吐出することにより、基板90にレジスト液を塗布する。なお、レジスト塗布領域とは、基板90の表面の内でレジスト液を塗布しようとする領域であって、通常、基板90の全面積から、端縁に沿った所定幅の領域を除いた領域である。
昇降機構43,44はスリットノズル41を並進的に昇降させる。また、昇降機構43,44は、スリットノズル41のYZ平面内での姿勢を調整するためにも用いられる。
リニアモータ50,51は、ノズル支持部40をX軸方向に沿って移動させるための駆動力を発生させる機能を有する。なお、リニアモータ51は、リニアモータ50とほぼ同様の構成を備えるため、ここではリニアモータ50について説明する。
リニアモータ50は、固定子50aと移動子50bとを備え、固定子50aと移動子50bとの電磁的相互作用によって、架橋構造4をX軸方向に移動させるための駆動力を発生するモータである。リニアモータ50による移動量および移動方向は、制御部8からの制御信号により制御可能となっている。固定子50aは、架橋構造4の移動方向に沿って伸びるように基板載置装置3の側面に固設され、載置面30よりも低い位置に水平配置される。移動子50bは、架橋構造4側に固設され、固定子50aに非接触で対向する。
また、架橋構造4の両端部には、それぞれスケール部と検出子とを備えたリニアエンコーダ52,53が、それぞれ配置される。リニアエンコーダ52,53は、リニアモータ50,51の位置を検出して制御部8に伝達する。
制御部8は、プログラムに従って各種データを処理する演算部80と、プログラムや各種データを保存する記憶部81とを内部に備える。また、前面には、オペレータが基板処理装置1に対して必要な指示を入力するための操作部82と、各種データを表示する表示部83とを備える。また、制御部8は図示しないケーブルにより基板処理装置1に付属する各機構と接続されている。そのため、制御部8は、操作部82や図示しない各種センサなどからの信号に基づいて、スリットノズル41へのレジスト液の供給動作や、昇降機構43,44による昇降動作、リニアモータ50,51によるスリットノズル41の走査動作など、各構成を制御することができる。
なお、制御部8の構成のうち、記憶部81の具体例としては、データを一時的に記憶するRAM、読み取り専用のROM、および磁気ディスク装置などが該当し、可搬性の光磁気ディスクやメモリーカードなどの記憶媒体、およびそれらの読み取り装置などであってもよい。また、操作部82には、ボタンやスイッチ類(キーボードやマウスを含む。)などが該当するが、タッチパネルディスプレイのように表示部83の機能を兼ね備えたものであってもよい。表示部83には、液晶ディスプレイや各種ランプなどが該当する。
図2(a)および(b)は、本実施の形態における基板載置装置3の概略斜視図である。図2(a)に示すように、基板載置装置3は、直方体状形状を有する板状部材70(例えばガラス製、あるいは金属製のもの)と、上面に直方体形状のへこみ(凹部61)が形成されたベース部材60(例えば石製のもの)とを有する。この凹部61に板状部材70が嵌め込まれ、設置されることにより(図2(a)参照)、ベース部材60の上面のうち凹部61周辺の面と板状部材70の上面とで、基板90が載置される載置面30を形成する(図2(b))。
ここで、板状部材70の交換方法として、例えば吸盤などを利用した吸着方法を利用することができる。すなわち板状部材70の上面側から吸盤により吸着し、上方に持ち上げて凹部61から取り外し、エリア外へ搬送する(図2(b)参照)。一方、新たに設置する板状部材70について、同様の吸着方法により吸着し、凹部61上方に搬送して下降させることで、凹部61内に設置する(図2(a)参照)。この方法により、板状部材70を傷つけることなく、交換することが可能となる。
以上が板状部材70の交換方法の一例であるが、もちろんこれに限られるものではない。例えば、板状部材70に挟持具などを設け、これを挟持することにより板状部材70を凹部61から取り外す方法でもよい。
図3は、第1の実施の形態における、板状部材70の部分斜視図である。
板状部材70の上面には、複数の上側突起71が設けられている。また、板状部材70には、板状部材70を貫通する複数の貫通孔73が設けらている。貫通孔73は、基板載置装置3の排気動作や後述するリフトピン33を通すための孔として利用される。
このように貫通孔73を設けることで、板状部材70の下側と上側とが空間的に連通し、大気の循環が良くなる。これにより、後述する排気機構65によって凹部内の雰囲気を排気する際に、基板90と板状部材70との間の雰囲気を速やかに排気することができる。また、基板90を載置するときに、基板90と板状部材70との間に大気が溜まること(空気溜まりの形成)を抑制できるため、基板90の滑り(位置ずれ)を抑制できる。
図4は、板状部材70が凹部61に設置された状態の基板載置装置3のYZ平面における断面図である。
ベース部材60には、排気口62が設けられている。排気口62は、配管64を介して排気機構65(真空ポンプなど)に連通接続しており、排気口62を介して凹部61内の雰囲気が排出される。排気機構65を設けることにより、基板90を載置面30に吸着力を利用して載置することが可能となる。また、排気口62は、配管64とバルブ67とを介して気体供給機構66に連通接続している。基板90を剥がすときには、排気機構65を大気開放して凹部61内を略大気圧にし、さらに、気体(不活性ガスなど)を供給する気体供給機構66を駆動し、バルブ67を開放して、凹部61内に気体を送り込み、基板90の吸着を解除する。これにより、基板90を載置面30から容易に剥離することができ、基板の処理時間を短縮できる。ここで、基板を吸着するとは、基板に何らかの外力が加わったときにおいても、基板がずれないほどの保持力で吸着保持すること以外に、基板を平坦にすべく吸着力により基板を矯正することも含む概念である。
なお、ベース部材60の凹部61の周辺部(ベース部材60の端縁部付近)にも排気口62が設けられているが(図4では2箇所)、これらについては設けなくてもよく、凹部61内の排気口62のみでも基板の吸着は可能である。
ベース部材60には、ピン孔63が設けられており、リフトピン33を通すことができるようになっている。基板載置装置3には、複数のリフトピン33が設けられている。リフトピン33は載置面30と載置面30の上方に離間する位置との間で基板90を支持しつつ昇降する部材であり、基板90の端縁部付近を支持する端縁部リフトピン331と基板90のリフトピンの中央部を支持する中央部リフトピン332とから構成される。なお、各リフトピン33あるいは各ピン孔63内にはOリング(図示せず)が固着されている。各リフトピン33とピン孔63との隙間をOリングで埋めることで、ピン孔63を介して大気などが通ることを抑制している。これにより、凹部61内の排気効率などが良くなる。
端縁部リフトピン331の下端は、それぞれ基部333に接続されている。また、中央部リフトピン332の下端は、それぞれ基部334に接続されている。さらに、基部333は第1昇降機構335に接続され、基部334は第2昇降機構336に接続されている。これにより、基部333と基部334とを、それぞれ独立して昇降させることができる。したがって、リフトピン33は載置面30に対して昇降が可能であり、また、端縁部リフトピン331の上端および中央部リフトピン332の上端はそれぞれ独立して昇降することが可能である。これらリフトピン33と第1昇降機構335および第2昇降機構336とが、本発明にかかる昇降手段に相当する。
板状部材70の上面には、複数の上側突起71が設けられており、さらに、板状部材70の下面には、複数の下側突起72が設けられている(図3および図4参照)。そして、載置面30は、上側突起71の上端とベース部材60の凹部61の周囲の面とで形成される。そこで、基板90を載置面30に吸着したとき、上側突起71により基板90の撓みがなるべく生じないように、板状部材70を加工するのが好ましい。
上記の加工方法の一例として、例えば上側突起71の上端を平坦面とし、かつ凹部61に板状部材70を設置したときに上側突起の上端の高さ位置がベース部材60の凹部61周囲の高さ位置と略同一となるように板状部材70を加工する加工方法などがあげられる(図4参照)。
以上のような構成とすることで、様々な効果が得られる。ベース部材60には一般に石定盤が使用されるが、石定盤に溝を設けるなどの加工処理を施すのは容易でなく、また加工コストもかかる。一方、本実施の形態では、板状部材70に細密な加工処理を施すことが可能なので、加工処理が容易となり、また加工コストも抑えられる。
また、石定盤のベース部材を加工すると、その後に加工の修正や改良が容易にできず、コストもかかる。一方、本実施の形態では、板状部材70は加工が可能なうえに交換も容易なので、加工の修正や改良を低コストで行うことができる。
また、板状部材70に上側突起71を設けることで、基板90と板状部材70の間の空間における大気の循環が良くなる。これにより、基板90を載置面30に載置する際に、基板90下面に大気が溜まるのが抑えられ、基板90の滑りが抑制される。また、排気機構65による凹部61内の雰囲気の排気を効率良く行うことができ、排気時間が短縮される。さらに、基板90と板状部材70との接触面が鏡面でないため、上側突起71を設けない場合に比べ、基板90を載置面30から容易に剥離することができる。これにより、基板90の剥離時間が短縮される。
また、下側突起72を設けることにより、板状部材70とベース部材60との間の空間における大気の循環が良くなる。これにより、排気機構65による、凹部61内の排気を効率良く行うことができ、排気時間が短縮される。また、下側突起72を設けない場合に比べて、凹部61の底面における板状部材70とベース部材60の接触面積が減るため、板状部材70の交換が容易となる。
また、本実施の形態における基板載置装置3の吸着力は、基板90を平坦に矯正する程度の力であるため、従来よりもリフトピン33の数を減らすことができ、製造コストを抑えることができる。
また、載置面30に付着した汚れを除去する場合や、載置面30が破損した場合でも、板上部材70については交換が可能である。そのため、載置面30がすべてベース部材60で形成されている場合に比べて、基板載置装置3のメンテナンスが容易となる。
以上が第1の実施の形態における、基板処理装置1の構成の説明である。
<1.2.基板載置装置の動作説明>
次に、基板載置装置の動作について説明する。図5から図7は、本実施の形態における基板90の載置および引き上げ手順を説明するための図である。図示しない基板搬送機構(搬送ロボットなど)やオペレータなどが、基板90を載置面30上方に運んできた時点で、基板載置装置3の動作が始まる。ここで、最初に基板90を基板載置装置3の載置面30に載置(吸着)完了するまでの手順を説明する。次に、載置された基板90の吸着状態を解除して、基板90を載置面30から引き上げる手順について説明する。
まず、基板90の載置手順について説明する。基板搬送機構により、基板90が載置面30の上方に運ばれると、第1昇降機構335を駆動することにより、端縁部リフトピン331上端を基板受渡し位置まで移動させる。このとき、端縁部リフトピン331上端の高さ位置が、中央部リフトピン332上端の高さ位置より上になるように、第2昇降機構336において移動量を制御する。
ここで、上端の高低差を調整することにより、基板90に所望する撓みを自由に与えることができる。撓みを基板90に与えることで、後述するが、基板90の中央部付近と載置面30とを良好に接触させるように基板90を載置面30に下降させることができる。そのため、基板90下面の中央部から端縁部付近に向けて確実に吸着することができる。
次に、載置面30よりも上方の位置に突出した所定位置にて、端縁部リフトピン331上端および中央部リフトピン332上端で、基板90を支持する(図5参照)。この動作により、基板搬送機構から各リフトピン上端に基板90が引き渡される。このとき、基板90は、中央部付近の高さ位置が端縁部付近の高さ位置と比較して低くなり、撓んだ状態で各リフトピン33の上端で支持される。
続いて、第1昇降機構335および第2昇降機構336を制御して、端縁部リフトピン331上端と中央部リフトピン332上端とを略同一の下降速度となるように調整して下降させる。これにより、基板90は、撓んだ状態を保持しつつ、載置面30に向かって下降する。
続いて、中央部リフトピン332上端の高さ位置が載置面30の高さ位置と略同一高さ、または載置面30の高さ位置よりも低くなって、基板90の中央部付近の下面が載置面30に到達した時点において(図6参照)、中央部リフトピン332の下降動作を停止するとともに載置面30の中央部付近の排気口62から排気を行うよう、排気機構65を駆動させる。一方、端縁部リフトピン331上端は下降し続ける。
これにより、基板90の下面は、中央部付近から端縁部に向かって徐々に載置面30と接触する。そして、基板90の下面のうち載置面30と接触する部分と載置面30との間の雰囲気は、排気機構65により排気される。そのため、基板90の下面は、中央部付近から端縁部に向かって徐々に載置面30に吸着される。
そして、端縁部リフトピン331上端の高さ位置が載置面30の高さ位置と略同一の高さ、または載置面30の高さ位置より低くなって、基板90の端縁部が載置面30に到達した時点において(図7参照)、第1昇降機構335による端縁部リフトピン331の下降動作を停止する。これにより、基板90の下面の全面が載置面30に到達し、排気機構65による排気によって、基板90の全面が吸着されて載置が完了する。以上が基板90の載置手順の説明である。
次に、基板90の引き上げ手順について説明する。基板処理装置1によりレジストの塗布処理が終了した後に、まず、排気機構65を大気開放する。これにより、排気機構65と接続された凹部61内に気体が流入する。さらに、バルブ67を開放し、気体供給機構66を駆動する。これにより、凹部内61に不活性ガスが送り込まれることで、基板の吸着が完全に解除される。
続いて、第1昇降機構335を駆動させ、端縁部リフトピン331上端の上昇を開始する。このとき中央部リフトピン332は停止し続けている。これにより、基板90の端縁部は徐々に上昇するため、基板90の下面は端縁部から中央部に向かって載置面30から引き剥がされる(図6参照)。
続いて、端縁部リフトピン331上端が所定高さまで上昇すると、中央部リフトピン332上端と端縁部リフトピン331上端の移動速度とが略同一となるように中央部リフトピン332上端を上昇させる。このとき、端縁部リフトピン331上端は上昇し続けている。これにより、基板90は、中央部付近の高さ位置が端縁部付近の高さ位置と比較して低くなり、撓んだ状態で上昇する。そして、基板90を基板受渡し位置まで上昇させたところで、引き上げ動作が終了する(図5参照)。以上が基板90の引き上げ手順の説明である。
<2. 第2の実施の形態>
次に第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、上側突起71および下側突起72が設けられた板状部材70を用いた実施例について説明した。ここで、板状部材70に突起を設けずに、板状部材70の表面に対して所定の加工を施すことにより、基板の載置あるいは剥離を効率的に行うことができる。ここでは、その実施例について説明する。
なお、基板処理装置1における、板状部材70a以外のその他の構成および動作については、第1の実施の形態のものとほぼ同様であるため、適宜同符号を付し、詳細は省略する。また、以下の各実施の形態においても、第1の実施の形態と相違する点に絞り説明する。
図8(a)ないし(c)は、このような原理に基づいて構成した、第2の実施の形態における板状部材70aのYZ平面の断面図および部分断面図である。板状部材70と同様に、板状部材70aは、ベース部材60の凹部61内に設置されて使用される。なお、本実施の形態では、ガラス製の板状部材70aを使用している。
図8(a)に示すように、板状部材70aには、板状部材70aを貫通する複数の貫通孔73aが設けらている。貫通孔73aは、貫通孔73と同様に、排気機構65または気体供給機構66と連通する排気用の孔として、あるいはリフトピン33を通す用の孔として利用される。
また、板状部材70aの上側および下側の面は、第1の実施の形態のような突起を設けないかわりに、表面を粗くする加工(粗面加工)が施されている。具体的には、板状部材70aの表面に砂などの研磨材を吹き付けるサンドブラスト処理などを行い、ガラス表面を粗面とする加工を行う。この加工方法は一例であり、もちろんこれに限られるものではない。
上記のように、板状部材70aの上面を粗面とすることにより(図8(b)参照)、前述したような上側突起71を設けた場合と同様の効果を得ることができる。さらに、上側突起71を設けるよりも、加工が容易であり、板状部材70の加工コストを抑えることができる。
一方、板状部材70aの下面を粗面とすることにより(図8(c)参照)、前述したような下側突起72を設けた場合と同様の効果を得ることができる。さらに、下側突起72を設けるよりも、加工が容易であり、板状部材70の加工コストを抑えることができる。
以上が板状部材70aの構造についての説明であるが、板状部材70aはガラス製に限られるものではなく、例えば金属製、木製、ゴム製、あるいは石製のものであってもよい。いずれの場合であっても、上記のような粗面加工を行うことで、同様の効果が得られる。
<3. 第3の実施の形態>
第1および第2の実施の形態では、直方体形状の板状部材70,70aを用いた実施例について説明した。しかし、直方体形状のものに限られず、同様の効果を得ることが可能である。
図9は、このような原理に基づいて構成した、第3の実施の形態における板状部材70bの斜視図である。図9に示すように、形状が格子状である板状部材70bを使用した実施例について説明する。このような形状であっても、基板の載置あるいは剥離を効率的に行うことなどが可能である。
すなわち、板状部材70bには、形状が格子状であるため、上側と下側が連通した孔が複数存在することとなる。このような板状部材70bをベース部材60の凹部61内に設置することで、凹部61内の空気の循環が非常に良好となる。
これにより、直方体形状をした板状部材70,70aを使用した場合と同様の効果が、板状部材70bを使用することで得ることができる。さらに、形状が格子状であるため、持ち運びしやすくなり、板状部材70bの交換が容易となる。
以上が板状部材70bの説明であるが、板状部材70bは例えばガラス製、あるいは金属製のものであってもよい。金属製のものにした場合、例えば適切な大きさの金属メッシュ(既製品など)を用意し、必要な加工処理(例えば貫通孔73のような貫通孔を設けるなど)を適宜行うこともできる。これにより、板状部材70bを容易に作製でき、コストを抑えることも可能である。
<4. 第4の実施の形態>
第1ないし第3の実施の形態では、ベース部材60に凹部61が一箇所にのみ設けられた実施例について説明した。ここで、基板90の載置場所について、基板90の撓みを最小限に抑えるために、基板90の四隅全てが、板状部材70上ではなくベース部材60上に載っていることがより好ましい。ところが、基板90のサイズが板状部材70の大きさよりも小さい場合などにおいては、基板90の四隅がベース部材60の上面に載らないことにより、基板に撓みが生じ、処理を均一に行えない虞れがある。
図10は、このような虞れを解消するために構成した、第4の実施の形態における基板載置装置3cの概略斜視図である。図10ではベース部材60cに、16箇所の凹部61cおよび排気口62cが設けられているが、もちろん数はこれに限られない。なお、図10では、リフトピン33用の孔は省略している。
板状部材70cの上面および下面には、上側突起71cおよびこれと同様の下側突起(図示しない)が設けられている。また、板状部材70cには、貫通孔73cが設けられている。なお、板状部材70cの形状はこれに限られるものではなく、突起の代わりに、前述したような、上面および下面に粗面加工を施した、板状部材であってもよい。
基板90のサイズがベース部材60cの全面に渡る場合には、凹部61cの全箇所に板状部材70cを設置するのが好ましい。一方、図10に示すように、基板90cのサイズが小さく(例えば、通常の1/4程度)、載置面30cの一部のみを使用する場合には、必要な箇所に板状部材70cを設置すればよい(図10では4箇所に設置している)。なお、使用しない凹部61c(図10では12箇所)については、板状部材70cを設置してもよいし、何ら加工を施していない板状部材を設置してもよい。
このような構成にすることで、基板のサイズに応じて必要なエリアの凹部61cに板状部材70cを設置することができ、例えば、基板90cのように比較的基板サイズが小さい場合でも、四隅をベース部材60c上面に載せることが可能である。すなわち、基板のサイズ変更に柔軟に対応することができる。
また、前述したように、板状部材を設置する領域については、交換して洗浄することが可能であり、基板載置装置3cのメンテナンスが容易となる。また、破損などが生じても交換可能なため、基板載置装置3cの維持コストも抑えることができる。
ここで、板状部材70cの作製方法について一例を挙げる。例えば、一つずつ作製すると、均一な品質を有する板状部材70cを得るのは困難である。そこで、はじめに、板状部材70c一個のサイズよりも大きい板部材(例えばガラス製、金属製など)に対して、突起を設ける加工、あるいは粗面加工などを行う。このとき、加工処理後の板部材の厚み(突起などの高さを含む)が、凹部61cのZ軸方向の深さ寸法と略同一になるようにするのが好ましい。そして、凹部61cに嵌り込むように、サイズを合わせて板部材を切断し、複数の板状部材70cを得る。
このように板状部材70cを作製することで、凹部61cの深さにあった板状部材70cを一度に複数得ることができる。これにより、均一な品質を有する板状部材70cを得ることができる。
<5. 変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
例えば、第1の実施の形態で示したように、板状部材70に上側突起71および下側突起72を設けたが、それら突起の上端部または下端部をさらに粗面加工してもよい。上側突起71の上端部をさらに粗面加工すれば、粗面加工しない場合に比べ、基板90と板状部材70の接触面積が減るため、基板90の載置・吸着・吸着解除が容易となり、基板処理時間が短縮される。また、下側突起72の下端部をさらに粗面加工すれば、粗面加工しない場合に比べ、ベース部材60板状部材70の設置面積が減るため、凹部61内の大気の循環が良くなり、基板90の吸着および吸着解除にかかる時間がさらに短縮される。
また、板状部材70,70a,70b,70cにおいて、表面に突起を設ける加工あるいは粗面加工を行っているが、複数の溝を設ける加工であってもよい。または、突起を設ける加工あるいは粗面加工に加えて、さらに複数の溝を設ける加工を行ってもよい。このような場合であっても、基板の処理時間の短縮を低コストで実現できる。
また、上記の実施の形態において、板状部材70,70a,70b,70cおよび凹部61,61cの形状は直方体形状であるものを示したが、形状はこれに限られるものではなく、例えば円盤状の形状などであってもよい。
また、板状部材70,70a,70b,70cの内部構造は、空洞であってもよい。例えば板状部材70などを金属製としたときに、内部を空洞にすることで、材料コストを抑えることができる。
また、上記実施の形態では、基板90,90cを取り去るときに、気体供給機構66から積極的に凹部61,61c内に不活性ガスなどを供給すると説明した。しかし、気体供給機構66は、単に大気開放することによって、大気を凹部61,61c内に供給する機構であってもよい。
さらに、上記実施の形態では、基板90,90cを載置面30,30cに載置する動作や、基板90,90cを載置面30,30cから引き剥がす動作において、基板90,90cの中央部を撓ませた状態で行うと説明した。しかし、基板載置装置3,3cでは、基板90,90cと載置面30,30cとの間の空間における大気の循環が良好に保たれているため、基板90,90cの下方にエアが溜まりにくい構造となっている。したがって、基板90,90cを撓ませることなく、水平姿勢で載置面30,30cに載置してもよい。この場合において、基板90,90cを載置する際は、基板90,90cの中央部付近および端縁部付近の排気口62からほぼ同時に排気を開始するのが好ましい。
また、上記のとおり、基板90,90cと載置面30,30cとの間の空間における大気の循環が良好に保たれているため、基板90,90cの下方にエア(あるいは不活性ガス)が速やかに供給される構造となっている。したがって、基板90,90cを撓ませることなく、水平姿勢で載置面30,30cから引き剥がしてもよい。
本発明に係る基板処理装置の全体斜視図である。 第1の実施の形態における基板載置装置の概略斜視図である。 第1の実施の形態における板状部材の部分斜視図である。 第1の実施の形態における基板載置装置のYZ平面における断面図である。 本発明の第1の実施の形態における基板の載置手順および引き上げ手順を説明するための図である。 第1の実施の形態における基板の載置手順および引き上げ手順を説明するための図である。 第1の実施の形態における基板の載置手順および引き上げ手順を説明するための図である。 第2の実施の形態における板状部材のYZ平面の断面図である。 第3の実施の形態における板状部材の斜視図である。 第4の実施の形態における基板載置装置の概略斜視図である。
符号の説明
1 基板処理装置
2 本体部
3,3c 基板載置装置
30,30c 載置面
31 走行レール
33 リフトピン
331 端縁部リフトピン
332 中央部リフトピン
335 第1昇降機構
336 第2昇降機構
4 架橋構造
41 スリットノズル
60,60c ベース部材
61,61c 凹部
62,62c 排気口
63 ピン孔
64 配管
65 排気機構
66 気体供給機構
70,70a,70b,70c 板状部材
71,71c 上側突起
72 下側突起
73,73a,73c 貫通孔
90,90c 基板

Claims (14)

  1. 基板が載置される基板載置装置であって、
    上面に凹部が形成されるベース部材と、
    前記凹部の内部に設置される板状部材と、
    を備え、
    前記ベース部材の上面のうちの前記凹部周辺の面と前記板状部材の上面とで前記基板が載置される載置面が形成されることを特徴とする基板載置装置。
  2. 請求項1に記載の基板載置装置であって、
    前記板状部材の上面に複数の上側突起が設けられ、前記凹部周辺の面と前記上側突起の上端とで前記載置面が形成されることを特徴とする基板載置装置。
  3. 請求項1または2に記載の基板載置装置であって、
    前記載置面を形成する前記板状部材の上面は、所定の粗さを有するように加工されていることを特徴とする基板載置装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の基板載置装置であって、
    前記板状部材の下面には、複数の下側突起が設けられていることを特徴とする基板載置装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の基板載置装置であって、
    前記板状部材の下面は、所定の粗さを有するように加工されていることを特徴とする基板載置装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の基板載置装置であって、
    前記板状部材の形状が格子状であることを特徴とする基板載置装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の基板載置装置であって、
    前記板状部材には、貫通孔が設けられていることを特徴とする基板載置装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の基板載置装置であって、
    前記板状部材はガラス製であることを特徴とする基板載置装置。
  9. 請求項1ないし7のいずれかに記載の基板載置装置であって、
    前記板状部材は金属製であることを特徴とする基板載置装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の基板載置装置であって、
    前記ベース部材の前記凹部の底面に設けられた排気口を介して、前記凹部内の雰囲気を排気する排気手段をさらに備えることを特徴とする基板載置装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載の基板載置装置であって、
    前記凹部内に気体を供給する気体供給手段をさらに備えることを特徴とする基板載置装置。
  12. 請求項1ないし11のいずれかに記載の基板載置装置であって、
    前記載置面と前記載置面よりも上方の位置との間で前記基板を昇降させる昇降手段をさらに備えることを特徴とする基板載置装置。
  13. 請求項1ないし12のいずれかに記載の基板載置装置であって、
    前記ベース部材の上面には、複数の前記凹部が設けられ、
    前記複数の凹部のうちの少なくとも1つの内部には前記板状部材が設置されており、
    前記板状部材が設置された凹部のうちの少なくとも1つの凹部周辺の面と前記少なくとも1つの凹部の内部に設置された板状部材の上面とで前記載置面が形成されることを特徴とする基板載置装置。
  14. 基板を処理する基板処理装置であって、
    基板を載置する基板載置装置と、
    第1の方向に延びるスリット状の吐出口から前記基板載置装置に載置された前記基板に向けて所定の処理液を吐出するスリットノズルと、
    前記第1の方向と直交する第2の方向に、前記基板と前記スリットノズルとを相対的に移動させる移動手段と、
    を備え、
    前記基板載置装置が、
    上部に凹部が形成されるベース部材と、
    前記凹部に設置される板状部材と、
    を備え、
    前記ベース部材の上面のうちの前記凹部周辺の面と前記板状部材の上面とで前記基板が載置される載置面が形成されることを特徴とする基板処理装置。
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