JPH10128270A - 生ゴミ乾燥処理装置の運転制御装置 - Google Patents

生ゴミ乾燥処理装置の運転制御装置

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JPH10128270A
JPH10128270A JP8290740A JP29074096A JPH10128270A JP H10128270 A JPH10128270 A JP H10128270A JP 8290740 A JP8290740 A JP 8290740A JP 29074096 A JP29074096 A JP 29074096A JP H10128270 A JPH10128270 A JP H10128270A
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JP
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garbage
crushing
controller
heater
processing tank
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JP8290740A
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Teruhiro Shirata
彰宏 白田
Tadaaki Nekotsuka
忠明 猫塚
Shinichiro Fujita
伸一郎 藤田
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Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ある程度減容された処理物が破砕手段により
処理槽内で飛散して効率が低下するのを防止し、ランニ
ングコストの低減及び省エネルギーを図る。 【解決手段】 処理槽25内に投入された生ゴミを攪拌
部材26により適宜破砕・攪拌しつつ加熱して減容させ
る生ゴミ乾燥処理装置において、攪拌部材26による生
ゴミの破砕処理が完了されたことを検出するための検出
手段と、検出手段の検出により攪拌部材26を通常運転
から作用低減運転に切り換えるコントローラ4とを備え
る。検出手段として、処理運転の経過時間tを計測して
予め設定された所定時間taに達したときにコントロー
ラ4に検知信号を出力するタイマー72を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミを処理槽に
投入して適宜破砕・攪拌しつつ加熱することにより、所
望する状態にまで乾燥・減容させる生ゴミ乾燥処理装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近来にあっては、飲食店などにおいて厨
房から出る水分の多い生ゴミ(野菜クズ、残飯など)を
乾燥して処理するための装置が種々提案されている。例
えば特開平6−226237号公報に開示された廃棄物
用乾燥機は、オイルヒータを備えた容器内に回転カッタ
ーを設けて、上方から生ゴミを投入して蓋をし、破砕・
攪拌しつつ加熱することにより水分を蒸発させて減容
(減量)するようになっている。乾燥に伴って発生する
蒸気は、気水分離器によって熱水と気体とに分離させ、
気体は空中に放出し、熱水は生ゴミの予熱に利用した
後、容器外に排出するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来この種の
乾燥機では、処理運転開始から終了まで破砕手段(回転
カッター)を一定の回転数で連続運転させるようにして
いた。しかしながら投入された生ゴミは、当初は容積が
多く、処理槽内を埋めつくした状態であるので、処理槽
の内壁(熱源)に有効に接触して加熱されるが、処理時
間が経過するに伴って破砕が完了し、減容がある程度進
むと、処理物が破砕手段の回転により処理槽内の空気中
に飛散してしまい、処理槽内壁への接触が少なくなり、
効率が悪くなってしまう。このため所望する乾燥減容状
態になるまでに長い時間がかかると共に、コストの高い
運転となるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく本
発明は、処理槽内に投入された生ゴミを破砕手段により
適宜破砕・攪拌しつつ加熱して減容させる生ゴミ乾燥処
理装置において、破砕手段による生ゴミの破砕処理が完
了されたことを検出するための検出手段と、検出手段の
検出により破砕手段を通常運転から作用低減運転に切り
換えるコントローラとを備えたものである。検出手段
は、処理運転の経過時間を計測して予め設定された所定
時間に達したときにコントローラに検知信号を出力する
タイマーであることが好ましい。この構成により、ある
程度減容された処理物が破砕手段により処理槽内で飛散
することが防止され、効率が向上して、ランニングコス
トの削減及び省エネルギーが図れる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0006】図1は、本発明にかかわる生ゴミ乾燥処理
装置の全体の構成を示したものである。この生ゴミ乾燥
処理装置1は、生ゴミを加熱して乾燥させるための加熱
機構21と、加熱により発生した蒸気Bを消臭して排出
するための消臭排出機構22とで構成されている。加熱
機構21は、加熱ヒータ24が備えられた容器である処
理槽25と、処理槽25の内方に設けられた破砕手段で
ある攪拌部材26とで成る。処理槽25の上部開口には
蓋体27が設けられ、生ゴミを投入した後は蓋体27を
閉じることにより処理槽25内が密閉状態に保たれるよ
うになっている。攪拌部材26は、縦方向の回転軸26
aにブレード26bが取り付けられて成り、これを回転
させるための駆動モータ28が回転伝達手段29を介し
て連結されている。回転伝達手段29は、駆動モータ2
8に備えられた減速機16の出力軸16a及び回転軸2
6aの下端に取り付けられたスプロケット29aと、こ
れらスプロケット29a間に巻き掛けられたチェーン2
9bとで構成されている。そして処理槽25には新気導
入路30が設けられ、その先端に設けたブロワー31が
外気を新気Aとして圧送することで、処理槽25内の蒸
気Bを強制的に押し出すようになっている。処理槽25
の蓋体27には、上窄まりに緩く傾斜した内蓋 20が
設けられ、この内蓋20の外周の隙間が蒸気Bを蓋体2
7の内部に導くための取入口となっている。また内蓋2
0の軸心の位置には、新気導入路30の末端となるパイ
プが処理槽25内に臨んで設けられている。
【0007】消臭排出機構22は、処理槽25から出た
蒸気Bを気水分離するための気水分離器であるコンデン
サー32と、分離された気体Gを加熱する消臭ヒータ3
3と、消臭ヒータ33を通った気体Gによって新気導入
路30の新気Aを加熱するための熱交換器34とにより
主として構成されている。コンデンサー32には冷却フ
ァン35が設けられ、その吸引空気Cによって冷却され
るようになっている。
【0008】従って、処理槽25に投入された生ゴミ
は、攪拌部材26の回転により破砕されつつ攪拌され、
通電された加熱ヒータ24のジュール熱により徐々にそ
の水分を失うことで、重量及び容量が減ぜられる。乾燥
の結果残った固形物は、処理槽25に設けられた取出口
36から取り出されて、土中に埋められて肥料の原料と
してリサイクル利用されるか、或いは一般ゴミと一緒に
焼却処理される。そして乾燥に伴って発生する蒸気B
は、蓋体27からパイプ19によりコンデンサー32に
導かれ、このコンデンサー32を通過することで凝縮水
Wと気体Gとに分離されて、凝縮水Wはタンク37等に
一旦溜められるなどしてから、順次機外に排出される。
また気体Gは、消臭ヒータ33によって高温に加熱され
て酸化されることにより消臭され、熱交換器34におけ
る新気Aとの熱交換によって温度が下げられて大気開放
される。
【0009】そしてこの生ゴミ乾燥処理装置1の運転制
御装置として、生ゴミの破砕が完了したことを検出する
ための検出手段たるタイマー72と、このタイマー72
の作動により破砕手段の駆動モータ28を通常運転から
作用低減運転に切り換えるコントローラ4とが備えられ
ている。タイマー72は、処理運転開始からの経過時間
tを計測して、予め設定されてセットされた所定時間t
aになったときに、コントローラ4に検知信号を出力す
るようになっている。コントローラ4は、スイッチ操作
によって起動して、駆動モータ28のほか、加熱ヒータ
24、ブロワー31、消臭ヒータ33及び冷却ファン3
5などの各機構を適宜作動させるようになっている。
【0010】ここで、本発明者らが実測によって得た処
理物(生ゴミ)の容積Sと処理経過時間tとの関係につ
いて説明する。図2(a)に示すように、処理槽25に
投入された当初の処理物は、処理槽25の内部容積に略
相当する容積Sを占めている。そして攪拌部材26の破
砕・攪拌作用と、加熱ヒータ24による加熱乾燥作用と
が開始されると、比較的短い時間の内に、その容積Sは
急速に減ぜられる。すなわちこの大幅に減ぜられた時点
で破砕は略完了しており、かえって攪拌回転により処理
物が処理槽25内に飛散してしまう状態になったと考え
られる。従ってこのような減容度での処理経過時間tを
設定しておき、この所定時間ta(例えば開始から20mi
n )になったときに、攪拌部材26による破砕力(攪拌
力)を弱める運転をすれば、処理物が処理槽内壁に接触
しなくなるのを防ぐことができる。そしてこの所定時間
taにおいて、図2(b)に示すように、駆動モータ2
8を連続運転から間欠運転に切り換えるものとする。こ
の間欠運転としては、OFFの時間tF を長くとり(例
えばtF =30min )、ONの時間tN を短くとって(例
えばtN =1min)、これらを交互に繰り返して行く。な
おこの実施の形態ではta=20min としたが、例えば処
理物容積Sが当初の容積の約1/3 (S3 )になる時間t
3 を所定時間taとしてもよく、或いは略2/3 の容積S
1 になる時間t1 、又は略1/2 の容積S2 になる時間t
2 に設定してもよい。またこれらの時間t1 ,t2 ,t
3 になるごとにOFF時間tF とON時間tN の長さ
(比率)を切り換えて、処理時間tが経過するに従って
段階的にON時間を短くするようにしてもよい。さらに
作用低減運転としては間欠運転に限らず、図2(c)に
示すように、所定時間taになったなら駆動モータ28
の回転数を通常運転の回転数NO よりも遅い回転数N1
として(例えばN1 =1/2 NO )、破砕・攪拌作用を弱
めるようにしてもよい。
【0011】このほかこの実施の形態では、加熱ヒータ
24が上下方向に複数に分割されて、処理物が減容され
るに従ってその通電数が減じられるようになっている。
すなわち図6に示すように、加熱ヒータ24は、処理槽
25の周壁上部に設けられた上部加熱ヒータ24aと、
周壁の中段に設けられた中部加熱ヒータ24bと、周壁
下部の下部加熱ヒータ24cと、処理槽底壁に設けられ
た底部加熱ヒータ24dとに分割され、それぞれがコン
トローラ4にてON−OFF制御されるようになってい
る。周壁の加熱ヒータ24a…24cは、周方向に巻回
されたシースドヒータ15が多段に(図示例では三本)
設けられて成り、それらの近傍に温度制御用の温度セン
サー17が設けられている。これらの加熱ヒータ24a
…24cの分割位置は、前記した生ゴミの減容容積
1 ,S3 の高さに対応させており、その経過時間
1 ,t3 ごとに、上位のものからOFFさせること
で、処理物と接触しなくなる部分の無駄な運転を避ける
ことができるものである。また底部加熱ヒータ24d
は、攪拌部材26の位置を避けて螺旋状に並設されたシ
ースドヒータ14で成る。底部加熱ヒータ24dの半径
方向中央付近には、温度センサー17が設けられてい
る。これら温度センサー17は、それぞれの配線13に
よりコントローラ4に結線されている。なお底部加熱ヒ
ータ24dは、下部加熱ヒータ24cと同時にON−O
FF制御される。
【0012】次にコントローラ4による他の運転制御内
容を説明する。この実施の形態では、運転終了の制御と
して、処理槽25の内壁の温度Tを検出して、その検出
値が終了設定値T1 に達したなら加熱ヒータ24等を停
止させるようにしている。これは内壁温度Tが、処理時
間tの経過とともに上昇し安定した後、再び上昇したと
きに、処理物の状態が含水比10〜15%と、取り扱い易く
減量されたものになることに着目したもので、このとき
の温度を運転終了の温度(例えば135 ℃)と設定し、こ
の終了設定値T1 を検出したときに、運転終了とするも
のである。この内壁温度Tを検出するための温度センサ
ー2は、処理槽25の下部内壁に、処理槽25の中心側
に向いた状態で設けられ、コントローラ4に結線されて
いる。
【0013】そしてコントローラ4には、図4及び図5
に示すように、作動制御のための電気負荷回路41及び
制御回路42が備えられている。電気負荷回路41は、
コントローラ4と、負荷である駆動モータ28、加熱ヒ
ータ24、冷却ファン35のモータ38、消臭ヒータ3
3、及びブロワー31のモータ39とを並列に電源に接
続しており、電源から延線された基幹回路43からコン
トローラ4へ分岐した分岐回路44には、ブレーカ45
及びキースイッチ46が設けられている。また基幹回路
43から各負荷へ分岐した負荷回路47,48,49,
50,51には、コントローラ4の出力信号によって作
動する電磁リレー52,53,54,55,56がそれ
ぞれ設けられている。また分岐回路44には温度調節計
57,58,59が並列に設けられ、内壁に設けられた
温度センサー2と、加熱ヒータ24及び消臭ヒータ33
にそれぞれ備えられた温度センサー17,18とに接続
されている。ヒータ用の温度センサー17,18は、各
ヒータ24,33を設定温度に、例えば加熱ヒータ24
を100 〜125 ℃に、消臭ヒータ33を500 〜600 ℃に保
つためのもので、検出温度がこの設定範囲の上限及び下
限を越えると、その温度調節計58,59がコントロー
ラ4に信号電流を流し、電磁リレー53,55を ON
−OFFするようになっている。なお図中省略したが、
加熱ヒータ24の負荷回路48はそれぞれの分割部(2
4a…24f)ごとに独立しており、電磁リレー53及
び温度調節計58もそれぞれに対応して設けられてい
る。また分岐回路44には、コントローラ4を含む制御
部を冷却するための冷却ファン(図示せず)のモータ6
0及びヒューズ61と、キースイッチ46のON状態を
表示するランプ62とが設けられている。また基幹回路
43には、キースイッチ46に連動してON−OFFさ
れるメイン電磁リレー63が、分岐回路44と負荷回路
47…51との間の位置に設けられ、分岐回路44と
電源との間には漏電ブレーカ64が設けられている。
【0014】一方制御回路42は、コントローラ4の入
力側に、操作パネル(図示せず)に設けられた運転ボタ
ン65、排出ボタン66、及び停止ボタン67が接続さ
れている。また同様に、投入口となる蓋体27と、取出
口36に設けられた排出扉及び排出口とにそれぞれ設け
られたリミットスイッチ68,69,70が、コントロ
ーラ4の入力側に接続されている。さらにこの入力側に
は前記の温度調節計57…59が接続され、攪拌部材2
6の過負荷を感知するサーマル71、及びタイマー72
が結線されている。またコントローラ4の出力側には、
前記したキースイッチ46及び各電磁リレー52…5
6,63が接続されていると共に、過負荷を知らせるラ
ンプ73及びブザー74、タイマー72の表示ランプ7
5、ランニング及びディスチャージをそれぞれ表示する
ランプ76,77が接続されている。
【0015】次に図3を参照して、この生ゴミ乾燥処理
装置1により生ゴミ処理を行う際の運転制御を説明す
る。
【0016】まず作業者は蓋体27を開けて、水きりな
どを行った生ゴミを処理槽25内に投入する。そして蓋
体27を閉じた後、キースイッチ46をONにしてコン
トローラ4を起動させると共に、運転ボタン65を押
す。この操作で運転中の表示のランプ76がつき、さら
に制御部の冷却ファンが作動する。そして駆動モータ2
8がONとなって攪拌部材26が回転作動する。この際
に過負荷などの異常がなければ、加熱ヒータ24がON
となって処理槽25の昇温が開始される。すなわち加熱
ヒータ24への通電により、そのジュール熱で生ゴミが
加熱され、攪拌部材26の破砕及び攪拌作用と相俟っ
て、水分の蒸発が促進される。また加熱開始後に過昇温
などの異常がなければ、続いてブロワー31のモータ3
9及び消臭ヒータ33がONとなって、新気Aが処理槽
25内に圧送され、発生する蒸気Bが強制的に押し出さ
れて、蓋体27及びパイプ19を通ってコンデンサー3
2に導かれ、気体Gと凝縮水Wとに分離される。分離さ
れた凝縮水Wは、コンデンサー32の下方のパイプから
機外に排出される。一方気体Gは、消臭ヒータ33によ
り加熱されて酸化消臭され、熱交換器34において新気
Aを加熱した後、機外に大気開放される。また加熱ヒー
タ24及び消臭ヒータ33は、コントローラ4により設
定温度に保持される。処理槽内壁23が所定の温度に、
例えば80℃にまで昇温すると、温度センサー2はコント
ローラ4に信号を送り、コンデンサー32の冷却ファン
35を作動させ、コンデンサー32の気液分離作用を促
す。
【0017】そして処理時間tが経過して、所定時間t
aになったことをタイマー72が計測すると、その作動
によりコントローラ4は駆動モータ28を通常の連続運
転から間欠運転に切り換え、その破砕力及び攪拌力を低
減させ、処理物が処理槽25内に飛散するのを抑える。
すなわち間欠的にブレード26aを回転させることで、
その攪拌動作は、水分が相当程度失われて処理槽25の
周壁面或いは底壁面に付着した処理物を適度に裏返す程
度のものとなる。
【0018】またコントローラ4は、処理時間tの経過
に従って加熱ヒータ24への通電数を減じる。すなわち
上部加熱ヒータ24a、中部加熱ヒータ24b、下部加
熱ヒータ24c及び底部加熱ヒータ24dを順次OFF
としてゆき、減容に伴って処理物との接触がなくなる部
分の加熱を停止させることにより、無駄な運転となるの
を回避する。さらに処理時間tが経過して生ゴミの乾燥
が進み、内壁23が設定温度(T1 )に達したことを温
度センサー2が感知すると、その信号によりコントロー
ラ4は運転終了モードにする。すなわち駆動モータ28
及び加熱ヒータ24をOFFとし、生ゴミの攪拌及び加
熱を停止させる。また消臭排出機構22の各モータ3
8,39及び消臭ヒータ33がOFFとなって、送風及
びガス消臭も停止される。この運転停止時の生ゴミは、
例えば1/10程度に大きく減量され、取り扱い易い含水比
の状態にまで乾燥されており、作業者は処理槽25の取
出口36からその固形分を取り出し、リサイクル利用或
いは焼却処理する。なお運転途中に作業者によって停止
ボタン67が押されると、手動による運転停止となる。
【0019】このように、処理槽25内に投入された生
ゴミがある程度減容されて破砕完了となる所定時間ta
を予め設定しておき、タイマー72により測定した処理
経過時間tがその所定時間taになったら、コントロー
ラ4が駆動モータ28を連続運転から間欠運転に切り換
えるようにしたので、減容された処理物が攪拌部材26
の回転によって処理槽25内に飛散するのを防止でき
る。すなわち処理物が処理槽25の内壁に接触した状態
を維持することができ、加熱乾燥の効率を良好にして実
質的な運転時間を削減させることができる。また攪拌部
材26の無駄な運転がなくなるので、省エネルギーが達
成される。なお検出手段としてタイマー72を示した
が、他の手段によって破砕完了を検出するようにしても
よい。
【0020】またこの実施の形態では、処理槽25の内
壁に設けた温度センサー2が終了設定値T1 を感知した
ときに、コントローラ4が各処理機構をOFFにして、
攪拌部材26及び加熱ヒータ24等を停止させるように
したので、生ゴミ乾燥処理装置1の確実な自動終了運転
が実現できる。すなわち乾燥完了後の無駄な運転がなく
なり、ランニングコストの低減及び省エネルギーが達成
される。そして加熱ヒータ24を上下方向に分割して、
処理物に接触しなくなった部分の運転を停止させるよう
にしたので、加熱ヒータ24の無駄な運転がなくなり、
より一層のランニングコスト削減及び省エネルギーが達
成される。
【0021】さらにこの生ゴミ乾燥処理装置1は、新気
導入路30の上流端にブロワー31を設けて、その新気
Aの圧送によって蒸気Bを処理槽25から排出させるよ
うにしたので、このブロワー31は高温で腐蝕性物質を
含む蒸気に晒されることがなく、寿命が短くなるのを防
止することができる。また蒸気Bの排出系として消臭排
出機構22を備え、この消臭排出機構22に空冷式のコ
ンデンサー32を設けたので、水冷式の気水分離器と比
べて設置のための工事が簡単であると共に、水道代が不
要になるので運転費を安くすることができる。そしてコ
ンデンサー32により分離されたガスGを消臭ヒータ3
3によって加熱消臭するようにしたので、別個に消臭装
置を設けることなく省スペースで環境保全に寄与でき
る。さらに消臭ヒータ33の排出下流側の新気導入路3
0に交差した位置に、別体で熱交換器34を設けたの
で、新気Aを昇温させてから処理槽25に送り込むこと
ができると共に、気体Gの温度を下げて排出することが
でき、高温状態の気体Gよりもさらに臭気を少なくした
状態で大気開放させることができる。またブロワー31
は熱交換器34よりも上流側に設けられているので、熱
交換後の高温な新気Aによる悪影響も避けることができ
る。
【0022】なお本発明は、上記実施の形態で示したよ
うな生ゴミ乾燥処理装置に限らず、少なくとも破砕手段
を備えた処理装置に広く適用されるものである。
【0023】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、ある程度
乾燥・減容がなされた処理物が破砕手段の作用によって
処理槽内に飛散するのを防止して、処理槽内壁に接触さ
せた状態を維持させることができ、加熱乾燥の効率向上
により運転時間の削減及び省エネルギーが達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかわる生ゴミ乾燥処理装置の運転制
御装置の実施の形態を示した構成図である。
【図2】図1の作用を説明するための図であり、(a)
は処理物容積と処理経過時間との関係図、(b)は駆動
モータのON−OFF制御のタイムチャート、(c)は
駆動モータの回転数制御のタイムチャートである。
【図3】図1の作用を説明するためのフローチャートで
ある。
【図4】図1の運転制御装置を示した回路図である。
【図5】図4の他の回路図である。
【図6】図1の処理槽及び加熱ヒータを示した図であ
り、(a)は正面図、(b)は後面図、(c)は平面図
である。
【符号の説明】
1 生ゴミ乾燥処理装置 4 コントローラ 25 処理槽 26 攪拌部材(破砕手段) 28 駆動モータ 72 タイマー(検出手段) t 処理(経過)時間 ta 所定時間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽内に投入された生ゴミを破砕手段
    により適宜破砕・攪拌しつつ加熱して減容させる生ゴミ
    乾燥処理装置において、上記破砕手段による生ゴミの破
    砕処理が完了されたことを検出するための検出手段と、
    該検出手段の検出により上記破砕手段を通常運転から作
    用低減運転に切り換えるコントローラとを備えたことを
    特徴とする生ゴミ乾燥処理装置の運転制御装置。
  2. 【請求項2】 上記検出手段が、処理運転の経過時間を
    計測して予め設定された所定時間に達したときに上記コ
    ントローラに検知信号を出力するタイマーである請求項
    1記載の生ゴミ乾燥処理装置の運転制御装置。
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